Backup では、独自のバックアップスケジュールを簡単に設定できます。ただし、自分の環境に最も適したバックアップスケジュールを決めるためには、慎重に画を立てる必要があります。
バックアップスケジュールを作成するときには、次の事柄を検討します。
バックアップしなければならないデータの量
使用するボリュームの数
バックアップを完了させなければならない時刻
ディスククラッシュなどの障害からの復旧に必要なボリューム数の制限
さらに、ファイルの復旧に関するポリシーを決定する必要があります。たとえば、ユーザーが、少なくとも 3 か月の間に失われたファイルを復旧する場合 (3 か月の保持ポリシー) には、メディアデータベースの中にすべてのセーブセットを 3 か月間保存する必要があります。一方、過去 1 か月のデータを復旧するだけでよいのであれば、レベル 1〜9 バックアップを使って、保存しなければならないボリュームの量を減らすことができます。
Backup が復旧に使用するデータが保存されている期間は、各クライアントに関連付けられているブラウズポリシーと保持ポリシーによって決まります。Backup がデータライフサイクルをどのように管理するかについては、「ブラウズポリシーと保持ポリシーによるデータライフサイクルの管理方法」を参照してください。