スケジュールされたグループバックアップ、グループクローン生成、およびアーカイブの各操作がどの程度完了したかについては、savegrp プログラムによってセーブグループ完了レポートとして管理者に報告されます。このレポートは、「Savegroup Completion」という名前の事前構成済み通知によって作成されます。レポートはスーパーユーザーに電子メールで送信され、ログファイル /nsr/logs/messages に記録されます。このレポートには次の情報が含まれています。
各セーブセットに関する操作が成功したか、失敗したか
保存操作の日付と時刻
ブートストラップ ssid
ブートストラップボリュームの位置 (ボリューム名、開始レコード番号、および終了レコード番号)
このレポートは Backup サーバーの指定のデフォルトプリンタに送られて、ブートストラップ情報がハードコピーとして出力されます。この出力は、安全な場所に保管しておく必要があります (この印刷レポートは、Bootstrap という名前の事前構成済み通知によって作成される)。最新の印刷レポートに記載されたブートストラップ情報が参照できれば、障害復旧作業は大幅に軽減されます。
Backup には、Backup クライアントファイルインデックスの内容を照会するための nsrinfo プログラムが用意されています。よく使われる nsrinfo コマンドとそのオプションについての説明は、付録 B 「コマンド行リファレンス」にあります。
また、発生している Backup 動作を監視するためのキャラクタベースインタフェースの nsrwatch プログラムも用意されています。