Backup のデフォルトのインストールプログラムは、1 回のセッションですべての Backup ソフトウェアパッケージをインストールします。選択したソフトウェアだけをインストールする場合は、デフォルトの選択を無効にします。
以下の手順に従って Backup ソフトウェアをインストールする前に、各手順の参照箇所をお読みください。
Backup の旧バージョンがインストールされている場合には、まず、既存の Backup ソフトウェアを削除してから、 Backup の新リリースを Backup サーバーとクライアントにインストールし、構成ファイルを変換する準備を行います。
詳細は、「Backup ソフトウェアを削除するには」を参照してください。古いリリースのソフトウェアとインデックスを更新するには、「リリース 5.0.1 から更新するには 」、「リリース 4.2.x から更新するには」、「リリース 4.1.x から更新するには」を参照してください。
次のどちらかの方法で、配布ファイルを使用できる状態に設定します。
ローカル CD-ROM (「ローカル CD-ROM でシステムに Backup ソフトウェアをインストールするには 」を参照)
リモート CD-ROM (「リモート CD-ROM から Backup ソフトウェアをインストールするには」を参照)
Backup サーバーとして指定するシステムに、必要な Backup ソフトウェア (SUNWsbuc、SUNWsbus1、SUNWsbun、SUNWsbus2) をインストールします。
サーバーに Backup ソフトウェアをインストールする前に、『Solstice Backup 5.1 ご使用にあたって』の以下の項目をお読みください。
サーバーにインストールする場合には、 Backup ソフトウェアのすべてを一度にインストールしてください。選択したソフトウェアパッケージだけの場合は、以下の順序でインストールします。
Backup サーバーと同じオペレーティングシステムとハードウェアプラットフォームを持つマシンに、Backup クライアント (SUNWsbuc) ソフトウェアをインストールします。
このソフトウェアをインストールするには、クライアントごとにローカルに行うか、あるいは、マウントされたネットワークファイルシステム (NFS) パーティションを介してリモートに行うかを選択できます。
ネットワーク上のクライアントに Backup ソフトウェアをインストールする前に、『Solstice Backup 5.1 ご使用にあたって』の以下の項目をお読みください。
ストレージノードのサポートのイネーブラを購入した場合は、Backup クライアント (SUNWsbuc)、ストレージノード (SUNWsbun)、デバイスドライバ (SUNWsbus2) の各ソフトウェアを、ストレージノードとして指定するマシンにインストールします。
サポートされているデバイスについての最新情報を調べるには、Legato の Web サイト
(http://www.legato.com/) で最新の『Compatibility Guide』を入手してください。
Backup サーバーとストレージノード用のデバイスを構成します。
詳細は、「オートチェンジャサポートの構成」を参照してください。さらに詳細な説明は、『Solstice Backup 5.1 管理者ガイド』のオートチェンジャとサイロの章を参照してください。
Backup 製品をすべて有効にして、登録します。
詳細は、「Backup の有効化と登録」を参照してください。
Solstice Backup のサーバー、クライアント、およびストレージノード用のソフトウェアは、 配布ファイルの Solaris ディレクトリ内にあります。また、Solaris ディレクトリには、Backup のマニュアルページも入っています。Manuals ディレクトリには、Backup マニュアルセットの、HTML、PostScriptTM、PDF ファイル の各バージョンが入っています。
HTML、PDF ファイル、Backup のマニュアルページは、必要に応じてインストールします。これらは、便宜上提供されているものです。HTML、PDF ファイル、および Backup のマニュアルページは、必要に応じてネットワーク上の Solaris システムにインストールすることも、また Backup CD から直接読み出すこともできます。
サーバー、ストレージノード、クライアントへの Backup のインストールが完了したら、Backup をスケジュールされたバックアップ用に構成する方法について、『Solstice Backup 5.1 管理者ガイド』を参照してください。Backup の GUI の使用方法については、オンラインヘルプを参照してください。また、Backup を使用してシステム障害時のデータ破損を復旧する方法については、『Solstice Backup 5.1 障害復旧ガイド』を参照してください。
Backup サーバー上のスーパーユーザーと各 Backup クライアント上のユーザーの環境変数 PATH には、Backup の実行可能ファイルが常駐するディレクトリ (デフォルトでは、/usr/sbin/nsr および /usr/bin/nsr) を組み込む必要があります。