Solstice Backup 5.1 ご使用にあたって

ソフトウェアのインストールの手引き

Backup のデフォルトのインストールプログラムは、1 回のセッションですべての Backup ソフトウェアパッケージをインストールします。選択したソフトウェアだけをインストールする場合は、デフォルトの選択を無効にします。

以下の手順に従って Backup ソフトウェアをインストールする前に、各手順の参照箇所をお読みください。

  1. Backup の旧バージョンがインストールされている場合には、まず、既存の Backup ソフトウェアを削除してから、 Backup の新リリースを Backup サーバーとクライアントにインストールし、構成ファイルを変換する準備を行います。

    詳細は、「Backup ソフトウェアを削除するには」を参照してください。古いリリースのソフトウェアとインデックスを更新するには、「リリース 5.0.1 から更新するには 」「リリース 4.2.x から更新するには」「リリース 4.1.x から更新するには」を参照してください。

  2. 次のどちらかの方法で、配布ファイルを使用できる状態に設定します。

  3. Backup サーバーとして指定するシステムに、必要な Backup ソフトウェア (SUNWsbucSUNWsbus1SUNWsbunSUNWsbus2) をインストールします。

    サーバーに Backup ソフトウェアをインストールする前に、『Solstice Backup 5.1 ご使用にあたって』の以下の項目をお読みください。

    サーバーにインストールする場合には、 Backup ソフトウェアのすべてを一度にインストールしてください。選択したソフトウェアパッケージだけの場合は、以下の順序でインストールします。

    1. クライアントのソフトウェアパッケージ (SUNWsbuc)

    2. ストレージノードのソフトウェアパッケージ (SUNWsbun)

    3. サーバーのソフトウェアパッケージ (SUNWsbus1)

    4. オプションのデバイスドライバパッケージ (SUNWsbus2)

  4. Backup サーバーと同じオペレーティングシステムとハードウェアプラットフォームを持つマシンに、Backup クライアント (SUNWsbuc) ソフトウェアをインストールします。

    このソフトウェアをインストールするには、クライアントごとにローカルに行うか、あるいは、マウントされたネットワークファイルシステム (NFS) パーティションを介してリモートに行うかを選択できます。

    ネットワーク上のクライアントに Backup ソフトウェアをインストールする前に、『Solstice Backup 5.1 ご使用にあたって』の以下の項目をお読みください。

  5. ストレージノードのサポートのイネーブラを購入した場合は、Backup クライアント (SUNWsbuc)、ストレージノード (SUNWsbun)、デバイスドライバ (SUNWsbus2) の各ソフトウェアを、ストレージノードとして指定するマシンにインストールします。

    サポートされているデバイスについての最新情報を調べるには、Legato の Web サイト

    (http://www.legato.com/) で最新の『Compatibility Guide』を入手してください。

  6. Backup サーバーとストレージノード用のデバイスを構成します。

    詳細は、「オートチェンジャサポートの構成」を参照してください。さらに詳細な説明は、『Solstice Backup 5.1 管理者ガイド』のオートチェンジャとサイロの章を参照してください。

  7. Backup 製品をすべて有効にして、登録します。

    詳細は、「Backup の有効化と登録」を参照してください。

    Solstice Backup のサーバー、クライアント、およびストレージノード用のソフトウェアは、 配布ファイルの Solaris ディレクトリ内にあります。また、Solaris ディレクトリには、Backup のマニュアルページも入っています。Manuals ディレクトリには、Backup マニュアルセットの、HTML、PostScriptTM、PDF ファイル の各バージョンが入っています。

    HTML、PDF ファイル、Backup のマニュアルページは、必要に応じてインストールします。これらは、便宜上提供されているものです。HTML、PDF ファイル、および Backup のマニュアルページは、必要に応じてネットワーク上の Solaris システムにインストールすることも、また Backup CD から直接読み出すこともできます。

    サーバー、ストレージノード、クライアントへの Backup のインストールが完了したら、Backup をスケジュールされたバックアップ用に構成する方法について、『Solstice Backup 5.1 管理者ガイド』を参照してください。Backup の GUI の使用方法については、オンラインヘルプを参照してください。また、Backup を使用してシステム障害時のデータ破損を復旧する方法については、『Solstice Backup 5.1 障害復旧ガイド』を参照してください。


    注意 - 注意 -

    Backup サーバー上のスーパーユーザーと各 Backup クライアント上のユーザーの環境変数 PATH には、Backup の実行可能ファイルが常駐するディレクトリ (デフォルトでは、/usr/sbin/nsr および /usr/bin/nsr) を組み込む必要があります。