ファイルマネージャは、要件や設定に合わせてカスタマイズできます。 この節では、ファイルマネージャのカスタマイズ方法について説明します。
ファイルマネージャの設定には、「Folder Options」ダイアログを表示します。「Folder Options」ダイアログを表示するには、「編集」、「設定」の順に選択します。
設定は、次のカテゴリで設定できます。
ビューのデフォルト設定
ファイル、フォルダ、実行テキストファイル、ごみ箱の動作
アイコン見出しに表示される情報
ファイルマネージャのパフォーマンスを向上させるプレビューオプション
デフォルト表示形式を指定して、ソートオプションと表示オプションを選択できます。アイコン表示とリスト表示のデフォルト設定も指定できます。デフォルトの表示形式を指定するには、「編集」、「設定」の順に選択します。 「Views」タブをクリックして、「Views」タブセクションを表示します。
表 7–7 に、変更可能な表示設定を示します。
表 7–7 表示の設定
ダイアログ要素 |
説明 |
---|---|
「新しいフォルダの表示方法」 |
フォルダのデフォルトの表示を選択。フォルダを開いたときに、指定した表示にそのフォルダが表示される |
「アイテムを整列」 |
この表示に表示されるフォルダ内の項目を並べ替える特性を選択 |
「フォルダをファイルより前に並べる」 |
フォルダをソートすると、フォルダがファイルの前にリスト表示される |
「逆に並べ替え」 |
この表示での項目の並べ替えを逆順にする。このオプションを選択すると、「アイテムを整列」ドロップダウンリストで指定した特性の順序が逆になる。たとえば、「By Name」を選択している場合、項目はアルファベットの Z からソートされる |
「Show hidden and backup files」 |
隠しファイルとバックアップファイルを表示区画に表示する。隠しファイル名はピリオド (.) で始まる。 バックアップファイル名はチルド (~) で終わる |
「拡大レベルをデフォルトに戻す」 |
アイコン表示とリスト表示。この表示に表示されるフォルダのデフォルトの拡大レベルを選択。拡大レベルは、ビュー内の項目のサイズを指定する |
「コンパクトレイアウトを使用」 |
フォルダ内の項目が互いに接近するようにアイコン表示の項目が整理される |
「アイコンに表示する優先テキスト」: |
アイコン見出しをアイコンの下ではなく、横に表示する |
「Use manual layout」 |
アイコン表示の項目を手動で整理する |
「Show only folders」 |
サイド区画の「ツリー」にフォルダのみを表示する |
ファイルとフォルダの環境を設定するには、「編集」-> 「設定」を選択します。「動作」タブをクリックして、「動作」タブセクションを表示します。
表 7–8 に、変更可能なファイルとフォルダの設定を示します。
表 7–8 ファイルとフォルダの動作設定
アイコン見出しは、アイコン表示でファイルやフォルダの名前を表示します。アイコン見出しには、ファイルやフォルダの情報が他に 3 つ含まれています。追加情報は、ファイル名の後に表示されます。通常は 1 項目しか表示されていませんが、アイコンを拡大表示すると他の情報も表示されます。どの追加情報をアイコン見出しに表示するかは、変更できます。
アイコン見出しの環境を設定するには、「編集」-> 「設定」を選択します。「Icon Caption」タブをクリックして、「Icon Caption」タブセクションを表示します。
3 つのドロップダウンリストからアイコン見出しに表示する項目を選択します。まず最初の項目を最初のドロップダウンリストから選択し、次の項目を次のドロップダウンリストから選択するというように実行します。以下の表には、選択可能な項目が示されています。
インフォメーション |
説明 |
---|---|
「Size」 |
項目のサイズを表示 |
「タイプ」 |
|
「Date modified」 |
項目の最終変更日を表示 |
「Date accessed」 |
項目の最終アクセス日を表示 |
「所有者」 |
項目の所有者を表示 |
「グループ」 |
項目が属しているグループを表示 |
「Permissions」 | |
「Octal permissions」 | |
「MIME タイプ」 |
項目の MIME タイプを表示 |
「None」 |
項目の情報を表示しない |
ファイルマネージャには、ファイルのプレビュー機能がいくつかあります。プレビュー機能は、ファイルマネージャの要求速度に影響する場合があります。ファイルマネージの速度を改善するために、この機能の動作を変更できます。各プレビューの設定に対して、以下の表に示すオプションのいずれか 1 つを選択できます。
オプション |
説明 |
---|---|
「常に表示する」 |
ローカルファイルと、別のファイルシステム上のファイルの両方に対して、動作を実行する |
「ローカルファイルのみ」 |
ローカルファイルに対してのみ動作を実行する |
「表示しない」 |
動作を実行しない |
プレビュー環境を設定するには、「編集」-> 「設定」を選択します。「プレビュー」タブダイアログをクリックして、「プレビュー」タブセクションを表示します。
表 7–9に、変更可能なプレビュー設定を示します。
表 7–9 プレビューの設定
ダイアログ要素 |
説明 |
---|---|
「アイコンにテキストを表示」 |
ファイルを表すアイコンのテキストファイルの内容をいつプレビューするかを指定する |
「サムネイルの表示」 |
画像ファイルのサムネイルをいつ表示するかを指定する。ファイルマネージャは、各フォルダのサムネイルファイルを、そのフォルダの 1 レベル下にある.thumbnails ディレクトリに格納する |
「ファイルの最大サイズ」 |
ファイルマネージャがサムネイルを作成するファイルの最大サイズを指定する |
「サウンドファイルをプレビュー」 |
サウンドファイルをいつプレビューするかを指定する |
「Count number of items」 |
フォルダ内の項目の数をいつ示すかを指定する |
ファイルマネージャには、以下の画面コンポーネントの概観と雰囲気を変更するために使用できる背景が含まれています。
デスクトップ
サイド区画
表示区画
パネル
画面コンポーネントの背景を変更するには、次の手順を実行します。
「編集」-> 「背景とエンブレム」を選択します。「背景とエンブレム」ダイアログが表示されます。
背景に使用できるパターンのリストを表示するには、「パターン」ボタンをクリックします。背景に使用できる色のリストを表示するには、「色」ボタンをクリックします。
背景をパターンに変更するには、そのパターンを画面コンポーネントにドラッグします。背景を色に変更するには、その色を画面コンポーネントにドラッグします。
「閉じる」をクリックして、ダイアログを閉じます。
表示区画やサイド区画の背景をデフォルトの背景に戻すには、区画の背景を右クリックし、「Use Default Background」を選択します。
特定のフォルダのサイド区画または表示区画の背景を変更した場合、ファイルマネージャは指定した背景を記憶します。次回、そのフォルダを表示したとき、指定した背景が表示されます。つまり、フォルダの背景を変更した場合、そのフォルダが指定の背景を表示するようにカスタマイズされます。
画面コンポーネントで使用できるパターンに、パターンを追加するには、「編集」-> 「背景とエンブレム」を選択します。「パターン」ボタンをクリックし、「新しいパターンを追加」ボタンをクリックします。ダイアログが表示されます。ダイアログを使用して、新しいパターンを見つけます。「OK」をクリックして、新しいパターンを「背景とエンブレム」ダイアログに追加します。
画面コンポーネントで使用できる色に、色を追加するには、「編集」-> 「背景とエンブレム」を選択します。「色」ボタンをクリックし、「新しい色を追加」ボタンをクリックします。「色の選択」ダイアログが表示されます。色ガイドまたはスライダを使用して色を選びます。「OK」をクリックして、新しい色を「背景とエンブレム」ダイアログに追加します。
ファイルマネージャウィンドウのコンポーネントを以下のように表示したり、非表示にしたりできます。
サイド区画を非表示にするには、「表示」-> 「サイド区画」を選択する。サイド区画を再び表示するには、「表示」-> 「サイド区画」をもう一度選択する
ツールバーを非表示にするには、「表示」-> 「ツールバー」を選択する。ツールバーを再び表示するには、「表示」-> 「ツールバー」をもう一度選択する
ロケーションバーを非表示にするには、「表示」-> 「ロケーションバー」を選択する。ロケーションバーを再び表示するには、「表示」-> 「ロケーションバー」をもう一度選択する
ステータスバーを非表示にするには、「表示」-> 「ステータスバー」を選択する。ステータスバーを再び表示するには、「表示」-> 「ステータスバー」をもう一度選択する
サイド区画からタブを取り除くには、サイド区画を右クリックする。取り除くタブをポップアップメニューから選択する。タブをサイド区画に再び追加するには、そのタブをポップアップメニューから選択する