本書について

このマニュアルでは、Solaris^TM システム上の Sun^TM Open Net Environment (Sun ONE) Calendar Server (旧称: iPlanet^TM Calendar Server) のインストールおよび設定方法について説明します。この章は、次の項目で構成されます。

今回のリリースの最新情報については、次のマニュアル Web サイトの『Calendar Server 6.0 リリースノート』を参照してください。

対象読者

このマニュアルは、Calendar Server 6.0 のインストールおよび設定を行う Calendar Server 管理者およびサポートスペシャリストを対象としています。

お読みになる前に

Calendar Server 6.0 をインストールする前に、次の概念について理解しておく必要があります。

Solaris^TM オペレーティングシステムの基本的な管理方法

Sun Java^TM Enterprise System インストーラ。『Sun Java Enterprise System インストールガイド』で説明

Sun ONE Directory Server 5.x。ユーザーの認証、およびユーザー基本設定の格納に使用

Sun ONE Identity Server 6.1。プロビジョニング用の CLI ユーティリティやシングルサインオン (SSO) など、Identity Server 機能を使用する場合

Sun ONE Portal Server などのその他の Java Enterprise System 製品。Calendar Server 6.0 と統合しようとする場合

内容の紹介

表 1 Sun ONE Calendar Server インストールガイドの編成
章または付録	説明
本書について (この章)	対象読者、前提条件、マニュアルの内容、表記上の規則、関連情報について説明する
ChapterNumber&Title	Calendar Server 6.0 をインストールおよび設定するための計画方法について説明する
ChapterNumber&Title	Solaris システムで Calendar Server 6.0 および Sun ONE Directory Server 5.x を設定する方法を説明する
ChapterNumber&Title	Calendar Server の移行ツールについて説明する
付録 A 「設定ワークシート」	Calendar Server6.0 の設定を計画するためのワークシートを示す
付録 B 「LDAP Directory Server の考慮事項」	LDAP ディレクトリサーバーのスキーマを手作業で更新する方法、および LDAP スキーマディレクトリで OID が衝突する場合の解決方法について説明する
付録 C 「Calendar Server 5.x から 6.0 へのアップグレード / 移行プロセス」	Sun ONE または iPlanet Calendar Server 5.x から Calendar Server 6.0 にアップグレードおよび移行する方法を説明する
用語集	Calendar Server の用語について説明する
索引

表記上の規則

このマニュアルは、Solaris オペレーティングシステムの表記規則に基づいて記述されています。

モノスペースフォント

モノスペースフォントは、画面上のコンピュータ出力、または入力するテキストの表記に使用します。また、ファイル名、パス名、識別名、関数、コード例にも使用します。

イタリックフォント

イタリックフォントで表記されているテキストは、ユーザーがインストール固有の情報を使用して入力するテキストを示しています。サーバーのディレクトリパス、ディレクトリ名の表記に使用します。たとえば、このマニュアルでは、ディレクトリパスを次のように表記します。

この場合、cal_svr_base は Calendar Server のインストール先のベースディレクトリ、つまりルートディレクトリを示しています。

角括弧 [ ]

角括弧 [ ] ではさまれているパラメータは、省略可能です。たとえば ics2migrate 移行ユーティリティの次の構文で、-q と -m は省略可能なオプションとなります。

縦棒 (|)

縦棒 (|) は、水平方向に延びるリストに含まれる選択肢を区切ります。たとえば、次の -s、-f、-l の各オプションでは、指定可能な選択肢があります。

ics2migrate [-q] [-m db] [-s def|none] [-f def|none]
[-l min|max]ソースターゲット

コマンド行プロンプト

コマンド行プロンプト (C シェルや %、Korn シェルや Bourne シェルでは $) は、このマニュアルの例では記述していません。使用しているシェルによってそれぞれ異なるコマンド行プロンプトが表示されます。ただし、コマンドは、原則としてこのマニュアルで紹介しているとおりに入力してください。

サードパーティによる関連 Web サイト

このマニュアルでは、関連する追加情報が記載されたサードパーティの URL を参照している箇所があります。



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