表 A–1 は、一般的な設定パラメータの一覧とその説明です。
表 A–1 一般的な設定パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
iim.comm.modules |
iim_server,iim_mux |
使用する通信モジュールです。有効値は iim_server と iim_mux です。デフォルト値は 「iim_server, iim_mux」で、サーバーとマルチプレクサの両方を使用することを意味します。iim_mux はマルチプレクサ用の値です。 |
iim.smtpserver |
localhost |
電子メールまたはポケットベルにメッセージを転送するオプションが設定されたエンドユーザーにメールを送信する際に用いる SMTP サーバーです。 |
iim.instancedir |
/opt |
インストールディレクトリのルートです。 |
iim.instancevardir |
Solaris の場合: /var/opt/SUNWiim/default Linux の場合: /var/opt/sun/im/default |
実行時のファイル (エンドユーザープロファイルデータベースやログなど、サーバーおよびマルチプレクサによって実行時に生成されるファイル) を格納するためのディレクトリを設定します。Instant Messaging の複数のインスタンスを作成した場合は、/default ディレクトリの名前が異なる可能性があります。 |
iim.user |
LDAP 配備の場合、inetuser ポータル配備の場合、root |
サーバープロセスを実行するためのエンドユーザー名です。 |
iim.group |
LDAP 配備の場合、inetgroup ポータル配備の場合、root |
サーバープロセスの実行時に用いるグループです。 |
iim.jvm.maxmemorysize |
256 |
サーバーの実行元 JVM が使用可能なヒープの最大サイズ (M バイト単位) です。Java コマンドの -mx 引数を構築する際に使用されます。 |
iim.mail.charset |
なし |
このパラメータは、メールのヘッダーを ASCII 形式にするかどうか、エンコードしないようにするかどうかを指定します。 オフラインのアラート用に送信するメールメッセージのヘッダーをエンコードする際に用いる文字セットの名前を指定します。 例: iim.mail.charset=iso-2022-jp |
iim.jvm.command |
/usr/j2se/bin/java |
JRE (Java Runtime Executable) の場所です。 |
iim.identity.basedir |
/opt |
Sun JavaTM System Access Manager のデフォルトインストールディレクトリです。ベースディレクトリとも呼ばれます。 |
iim.identity.jre |
/usr/java_1.3.1_04 |
Access Manager がすべてのプロセスを実行する際に使用する JRE の場所です。 |
iim.portal.deployuri |
/portal |
Portal Server の war ファイルを Access Manager 内に配備する際に用いられる URI です。 |
iim.portal.host |
imhostname |
Portal Server を実行しているサーバーのホスト名です。デフォルト以外のポート番号を使用する場合は、ポート番号を指定します。 |
iim.portal.protocol |
http |
Portal Server へのアクセス時に使用するプロトコルです。 |
iim.policy.cache.validity |
10 |
単一のユーザー情報のキャッシュの有効期限間隔を分単位で定義します。 Instant Messaging サーバーは、単一のエンドユーザー情報が最後にキャッシュされた日付を保存します。このパラメータで指定された間隔を超えてからエンドユーザー情報にアクセスすると、サーバーは、エンドユーザーの情報を再キャッシュし、LocalUser オブジェクトのキャッシュの日付をリセットします。 |
iim.policy.modules |
iim_ldap |
デフォルトでは、ポリシーは LDAP に格納されます。ポリシーが Sun Java System Access Manager に格納されるようにするには、値を identity に変更します。 |
iim.policy.resynctime |
720 |
すべてのエンドユーザー情報のキャッシュの有効期限間隔を分単位で定義します。 Instant Messaging サーバーは、古いエンドユーザー情報を消去する目的で、キャッシュされたすべてのエンドユーザー情報を定期的にクリアします。このパラメータには、キャッシュされたエンドユーザー情報のクリア頻度を指定します。 |
iim.userprops.store |
file |
configure ユーティリティーを実行したときに、ポリシー用に Access Manager を使用しないように選択した場合、デフォルトでは、ユーザープロパティーはユーザープロパティーファイルに格納されます。ポリシー用に Access Manager を使用するように選択した場合、デフォルトは ldap になります。ユーザープロパティーが格納される場所を変更するには、値を変更します。この値を file から ldap に変更する場合は、imadmin assign_services を実行して、必要なオブジェクトクラスをディレクトリのユーザーエントリに追加する必要があります。 このパラメータが重要になるのは、Presence サービスと Instant Messaging サービスのサービス定義がインストールされている場合のみです。 |