Sun Blade Storage Module M2 の概要
Sun Blade Storage Module M2 の保守
この節では、ストレージモジュールの LED およびインジケータを使用してコンポーネントの障害を切り離す方法について説明します。
フロントパネルでは、ディスクドライブとストレージモジュールの状態を視覚的に確認できます。
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FMods は、システムではディスクドライブとみなされます。次に、FMod に障害が発生した場合の動作を示します。
CMM ILOM イベントログにイベントが記録されます。ただし、このイベントでは、障害が発生した FMod を特定できません。
ストレージモジュールのフロントパネルのモジュール障害 LED が点灯し、常時点灯になります。これは、モジュールの SERVICE インジケータの状態を調べることで、CMM ILOM でも確認できます。
障害が発生した FMod を特定するには、モジュールを取り外し、ストレージモジュールの主回路基盤上にある FMod 障害検知ボタンを押します。障害検知ボタンの横にある小さな充電コンデンサに、障害検知回路内の FMod の場所に関する情報が保存されます。
注 - ストレージモジュールを取り外したら、障害のある FMod をすばやく特定します。障害検知 LED が点灯していない場合、障害検知ボタンを押したときに、障害のある FMod の場所に関する情報が利用できません。ストレージモジュールをシャーシから取り外した場合、コンデンサは障害検知回路に 15 分間電力を供給できます。
その後、障害のある FMod の障害 LED が点灯します。
FMod を安全に取り外す (または交換する) には、ESM 電源 LED を消灯にする必要があります。
![]() | 注意 - ESM 電源 LED が点灯しているときに ESM または FMod を取り外すと、コンポーネントが損傷する可能性があります。 |
FMod の取り外しおよび交換の具体的な手順については、「FMod の交換 (CRU)」を参照してください。
ESM は、FMod キャッシュデータのためのバッテリバックアップのように機能します。ストレージモジュールに障害が発生するか、ストレージモジュールの電力が失われた場合、ESM のコンデンサには、非揮発性のフラッシュストレージに FMod データキャッシュを保存するのに十分な電力が貯蔵されています。次に、ESM に障害が発生した場合の動作を示します。
モジュール障害 LED が点灯していることを示すイベントが CMM ILOM イベントログに記録されます。
ストレージモジュールのフロントパネルのモジュール障害 LED が点灯し、常時点灯になります。ESM には障害 LED がありません。
ESM に障害が発生していることを確認するには、CMM ILOM にログインし、ストレージモジュールの ESM の状態を調べます (これを行うには Web インタフェースまたは CLI を使用します)。
ESM を交換するときには、ESM を安全に取り外して交換できるように、ESM 電源 LED を消灯にする必要があります。ESM が完全に放電し、電源 LED が消灯するまで、最大で 10 分かかる場合があります。
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![]() | 注意 - ESM 電源 LED が点灯しているときに ESM または FMod を取り外すと、コンポーネントが損傷する可能性があります。 |
ESM の取り外しおよび交換の具体的な手順については、「エネルギーストレージモジュールの交換 (CRU)」を参照してください。