Sun Blade Storage Module M2 サービスマニュアル

 

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Sun Blade Storage Module M2 の概要

このドキュメントで使用される用語

ストレージモジュールの機能

ストレージモジュールのコンポーネント

アクセサリキットの内容

Sun Blade Storage Module M2 の保守

オプションのコンポーネントと交換可能コンポーネント

静電気防止の手順および注意事項

ディスクドライブの交換 (CRU)

ストレージモジュールの交換 (FRU)

エネルギーストレージモジュールの交換 (CRU)

FMod の交換 (CRU)

ストレージモジュールファームウェアのアップグレード

ストレージモジュールの障害の診断

CMM ILOM による障害の診断

MegaRAID Storage Manager ソフトウェアによる障害の診断

Sun VTS ソフトウェアによる障害の診断

LED およびインジケータによる障害の診断

仕様

物理仕様

環境および電気仕様

索引

このドキュメントで使用される用語

このドキュメントでは、次の用語を使用します。

シャーシ
Sun Blade 6000 モジュラーシステムの格納装置。
CMM
シャーシ監視モジュール。シャーシに取り付けられたサーバーおよびストレージモジュールへのアクセスと管理に使用される Sun Blade 6000 モジュラーシステムの Integrated Lights Out Manager コンポーネント。
ESM
エネルギーストレージモジュール。ESM には、システムの電源が取り外されたり、切断されたときに、キャッシュされた FMod データを保存するための十分な予備電源を提供するスーパーキャパシタが含まれています。

注 - ESM はこのリリースではサポートされません。


FMod
フラッシュモジュール。SAS ディスクと同様に機能し、フラッシュメモリー技術を使用してデータアクセスの速度を高速化する、ユーザー取り付け可能な高性能半導体ストレージデバイス (DIMM に類似)。

注 - FMod はこのリリースではサポートされません。


マルチパス
ホストからストレージモジュールまでのデュアルパス接続。フェイルオーバー用にストレージモジュール内のストレージコンポーネントへの 2 つのパスを提供します。パスフェイルオーバーは、REM ファームウェアユーティリティーを使用して論理デバイスを作成するときに、REM ファームウェアを通じて管理されます。
NEM
Network Express Module。Sun Blade モジュラーシステムシャーシに接続されるネットワーク I/O コンポーネント。シャーシには、2 つの NEM スロット (NEM 0 と NEM 1) があります。
REM
RAID 拡張モジュール。ホストバスアダプタ (Host Bus Adopter、HBA) またはイニシエータとも呼ばれます。ホストと接続先のストレージ間のインタフェースとして機能します。接続先のストレージでの RAID ボリュームの作成をサポートします。接続先のストレージのディスク管理と監視を提供します。
SAS–2
Serial Attached SCSI バージョン 2。最大 6Gbps のデータ転送速度をサポートします。シャーシ内で SAS-2 デバイス (REM、NEM、ストレージモジュール) を組み合わせると、共有ストレージをサーバーに接続する SAS–2 ドメインが作成されます。シャーシの SAS-2 ドメインへのアクセスは、CMM によって管理されます。
SAS-2 NEM
SAS–2 接続をサポートする Network Express Module。Sun Blade Storage Module M2 では、SAS-2 をサポートする NEM のみ使用できます。たとえば、Sun Blade 6000 Virtualized Multi-Fabric 10GE NEM M2 がこれに該当します。
SAS ターゲット
イニシエータからの要求を受信し、イニシエータに応答する論理ユニットとターゲットポートが含まれるデバイス。ターゲットデバイスの例としてハードディスクがあります。ほかにも SAS ターゲットを表す用語として「デバイス」や「エンドデバイス」が使用されます。
SATA
シリアル ATA (Serial Advanced Technology Attachment)。SATA の場合は最大 1.5Gbps、SATA-II の場合は最大 3Gbps のデータ転送速度をサポートします。SATA デバイスはシングルポートおよびシングルパスです。ストレージモジュールでサポートされる SATA デバイスは FMod だけです。
サーバーモジュール
Sun Blade 6000 モジュールシステムに適合する Sun Blade サーバーモジュール。サーバーモジュールは、ストレージモジュールのストレージを使用します。「ホスト」、「ブレード」、または「サーバーブレード」と呼ばれる場合もあります。
シングルパス
ホストからストレージモジュールへのシングルパス接続 (シャーシ内に NEM が 1 つだけ存在する場合や、ターゲットデバイスが SATA である場合など)。パスフェイルオーバーは使用できません。
SSD
半導体ドライブ。フラッシュ技術に基づくオプションのディスクドライブ。標準のブレードディスクドライブトレイに取り付けられ、フロントパネルの 8 つのストレージモジュールディスクドライブスロットのいずれかに取り付けることができます。
ストレージモジュール
Sun Blade Storage Module M2。「ディスクモジュール」または「ディスクブレード」と呼ばれる場合もあります。
ゾーン機能
SAS-2 のゾーン機能は、多くの SAS トポロジを管理するためのメカニズムです。ゾーン機能は、シャーシの SAS–2 ドメインをより小さいグループに分割するために使用され、これらのグループの管理に必要なメカニズムを提供します。ストレージモジュールは PHY 解決型ゾーン機能を使用します。SAS-2 エクスパンダ PHY はそれぞれ、その PHY に接続されたデバイスを含むゾーングループに割り当てられます。エクスパンダには、各ゾーングループ内のデバイス間のアクセス制御を定義するアクセス権テーブルが含まれます (デフォルトでは、ゾーングループ内のすべてのデバイスが相互に通信可能)。詳細は、SAS-2 の仕様を参照してください。