表 5-3 は、システム管理作業と、その作業を行うのに必要なブートをまとめたものです。
表 5-3 システムのブート
リブート前に実行した管理作業 |
使用するブート種類 |
SPARC のブート手順の参照先 |
x86 のブート手順の参照先 |
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停電のためシステムの電源を切断した。 |
システムの電源を再投入する。 | ||
/etc/system ファイル内のカーネルパラメタを変更した。 |
システムを実行レベル 3 にリブートする (NFS 資源を共有できる状態のマルチユーザーモード) | ||
ファイルシステムを保守した (システムデータのバックアップや復元など)。 |
実行レベル S で Ctrl-d を押して、システムを実行レベル 3 に戻す。 | ||
/etc/system などのシステム構成ファイルを修正した。 |
対話式ブート。 | ||
/etc/system ファイル内の擬似デバイスパラメタを変更した。 |
再構成用ブート。 | ||
システムにハードウェアを追加した (または、システムからハードウェアを削除した)。 |
再構成用ブート (ハードウェアを追加または削除したら電源を投入する)。 | ||
カーネルデバッガ (kadb) をブートして、システムの障害を調査した。 |
kabd をブートする。 | ||
ブート失敗の原因となっていた重要なシステムファイルを修正した。 |
回復ブート。 | ||
ハング状態から回復した。または、クラッシュダンプを強制した。 |
回復ブート。 |
システムブートの例については、第 8 章「SPARC システムのブートの手順」または第 9 章「Intel:x86 システムのブートの手順」を参照してください。