Solaris Bandwidth Manager の設定内容は、ネットワークトラフィックを中断することなく、動的に変更できます。
batool を使って設定内容を変更し、Solaris Bandwidth Manager を再起動した場合、ポリシーエージェントは更新されたファイルを読み取り、その変更を有効にします。
現在の設定内容を変更した場合、または異なる設定ファイルを指すように ba_config.location を編集した場合、batool を使ってポリシーエージェントを再起動できます。あるいは、root またはスーパーユーザーになって次のコマンドを入力します。
$ /etc/init.d/bagent.control restart |
複数の設定ファイルを用意しておき、異なる時間帯の異なるトラフィックパターンに対応させることも可能です。たとえば、対話型のトラフィックが多い通常の作業時間にはある設定を使用し、ネットワークを介したファイルの更新やバックアップを行う夜中や週末には別の設定を使用したいこともあるでしょう。
batool の「スケジュール」ウィンドウを使って、事前に定義した時間に設定ファイルを自動的に切り替えるように Solaris Bandwidth Manager を設定できます。「スケジュール」ウィンドウを表示するには、タブウィンドウから「スケジュール」を選択します。スケジュールを作成するには、次の情報を設定する必要があります。
ファイル名
使用したい設定ファイルのパスと名前
開始日
この設定ファイルの使用を開始したい日付
開始時刻
この設定ファイルの使用を開始したい時刻
頻度
このファイルを使用する頻度。「1 回のみ」、「1 日に 1 回」、「1 週間に 1 回」、「2 週間に 1 回」、「4 週間に 1 回」、「1 年に 1 回」のうちの 1 つです。
反復回数
「頻度」フィールドで指定した時間単位を使用して、設定ファイルを何回使用するかを決定します。たとえば、「頻度」に「1 日に 1 回」を指定して、「反復回数」に「7」を指定した場合、その設定ファイルは 7 日間にわたって、1 日に 1 回使用されます。「頻度」に「1 週間に 1 回」を指定して、「反復回数」に「2」を指定した場合、その設定ファイルは 2 週間にわたって、週に 1 回使用されます。設定ファイルをずっと使用したい場合は、このフィールドに「永遠に」を指定します。
IP 透過モードから IP 非透過モード、または IP 非透過モードから IP 透過モードには変更できません。
インタフェースを追加する場合は、システムをリブートする必要があります。「設定ファイルとディレクトリ」を参照してください。
ポリシーエージェントが軽量モードで動作している場合、ポリシーエージェントを再起動できません。