Solaris Bandwidth Manager 1.6 のシステム管理

動的再設定

Solaris Bandwidth Manager の設定内容は、ネットワークトラフィックを中断することなく、動的に変更できます。

batool を使って設定内容を変更し、Solaris Bandwidth Manager を再起動した場合、ポリシーエージェントは更新されたファイルを読み取り、その変更を有効にします。

現在の設定内容を変更した場合、または異なる設定ファイルを指すように ba_config.location を編集した場合、batool を使ってポリシーエージェントを再起動できます。あるいは、root またはスーパーユーザーになって次のコマンドを入力します。


$ /etc/init.d/bagent.control restart

複数の設定ファイルを用意しておき、異なる時間帯の異なるトラフィックパターンに対応させることも可能です。たとえば、対話型のトラフィックが多い通常の作業時間にはある設定を使用し、ネットワークを介したファイルの更新やバックアップを行う夜中や週末には別の設定を使用したいこともあるでしょう。

動的再設定のためのスケジュールの作成

batool の「スケジュール」ウィンドウを使って、事前に定義した時間に設定ファイルを自動的に切り替えるように Solaris Bandwidth Manager を設定できます。「スケジュール」ウィンドウを表示するには、タブウィンドウから「スケジュール」を選択します。スケジュールを作成するには、次の情報を設定する必要があります。

動的再設定における制限

動的に変更できる設定には、制限がいくつかあります。