Sun Java System Message Queue 4.2 リリースノート

JMX API の変更点

Message Queue では、Message Queue クライアントアプリケーション内部からプログラムによってブローカ関数を設定および監視するための Java Management Extensions (JMX) API がサポートされます。Message Queue 4.2 には、このリリースの新機能をサポートするための、JMX API の拡張機能が含まれています。次の Mbean に対して、JMX の新しい属性、操作、検索キーのすべてまたはいずれかが定義されています。

コンシューママネージャーの監視 MBean

次の各表に示す属性、操作、および検索キーは、「パブリッシャーまたはサブスクライバの複数の送信先」で説明した機能をサポートします。

次の属性の名前は、ユーティリティークラス com.sun.messaging.jms.management.server.ConsumerAttributes の静的定数として定義されています。

表 1–11 コンシューママネージャーの監視属性

名前 

型 

設定可/不可 

説明 

NumWildcardConsumers

整数

不可 

ブローカに関連付けられているワイルドカードメッセージコンシューマの数 

次の操作の名前は、ユーティリティークラス com.sun.messaging.jms.management.server.ConsumerOperations の静的定数として定義されています。

表 1–12 コンシューママネージャーの監視操作

名前 

パラメータ 

結果の型 

説明 

getConsumerWildcards

なし 

String[]

ブローカに関連付けられている現在のコンシューマが使用するワイルドカード文字列 

getNumWildcardConsumers

ワイルドカード文字列 

整数

指定されたワイルドカード文字列を使用している、ブローカに関連付けられている現在のコンシューマの数 

次の検索キーの名前は、ユーティリティークラス com.sun.messaging.jms.management.server.ConsumerInfo の静的定数として定義されています。

表 1–13 メッセージコンシューマ情報の検索キー

名前 

値の型 

説明 

DestinationNames

String[]

ワイルドカードコンシューマが使用するワイルドカードと一致する送信先名 

トピック送信先でのみ使用。 

Wildcard

ブール型

ワイルドカードコンシューマかどうか 

トピック送信先でのみ使用。 

送信先設定 MBean

次の表に示す属性は、「XML ペイロードメッセージのスキーマ検証」で説明した機能をサポートします。

次の属性の名前は、ユーティリティークラス com.sun.messaging.jms.management.server.DestinationAttributes の静的定数として定義されています。

表 1–14 送信先設定属性

名前 

型 

設定可/不可 

説明 

ValidateXMLSchemaEnabled

ブール型

可 

XML スキーマ検証が有効になっているかどうか 

false に設定されているか、または何も設定されていない場合、送信先の XML スキーマ検証は有効になっていません。

XMLSchemaURIList

文字列

可 

XML スキーマドキュメント (XSD) URI 文字列のスペース区切りリスト 

URI は、XML スキーマ検証が有効になっている場合に使用する 1 つ以上の XSD の場所を示します。 

複数の URI を指定する場合は、この値を二重引用符で囲みます。 

例: 

http://foo/flap.xsd http://test.com/test.xsd

このプロパティーが設定されていないか、または null の場合に XML 検証が有効になっていると、XML ドキュメント内で指定された DTD を使用して XML 検証が実行されます。 

ReloadXMLSchemaOnFailure

ブール型

可 

障害発生時に XML スキーマを再読み込みするかどうか 

false に設定されているか、または何も設定されていない場合は、検証で障害が発生したときにスキーマの再読み込みは行われません。 

送信先マネージャーの設定 MBean

「XML ペイロードメッセージのスキーマ検証」で説明した新機能をサポートする新しい送信先設定 MBean 属性は、送信先マネージャー設定 MBean の create 操作で送信先を作成するときに使用できます。

送信先監視 MBean

次の表に示す最初の属性セットは、「パブリッシャーまたはサブスクライバの複数の送信先」で説明した機能をサポートし、2 番目の属性セットは、「新しい送信先メトリック」で説明した拡張機能をサポートします。

次の属性の名前は、ユーティリティークラス com.sun.messaging.jms.management.server.DestinationAttributes の静的定数として定義されています。

表 1–15 送信先監視属性

名前 

型 

設定可/不可 

説明 

NumWildcards

整数

不可 

送信先に関連付けられているワイルドカードメッセージプロデューサとワイルドカードメッセージコンシューマの現在の数 

トピック送信先でのみ使用。 

NumWildcardProducers

整数

不可 

送信先に関連付けられているワイルドカードメッセージプロデューサの現在の数 

トピック送信先でのみ使用。 

NumWildcardConsumers

整数

不可 

送信先に関連付けられているワイルドカードメッセージコンシューマの現在の数 

トピック送信先でのみ使用。 

NumMsgsRemote

ロング整数

不可 

メモリーおよび持続ストアに格納されている、クラスタ内のリモートブローカに対して生成されたメッセージの現在の数。この数には、トランザクションに含まれているメッセージは含まれません。 

TotalMsgBytesRemote

ロング整数

不可 

メモリーおよび持続ストアに格納されている、クラスタ内のリモートブローカに対して生成されたメッセージの合計サイズ (バイト単位)。この値には、トランザクションに含まれているメッセージは含まれません。 

次の表に示す操作は、「パブリッシャーまたはサブスクライバの複数の送信先」で説明した機能をサポートします。

次の操作の名前は、ユーティリティークラス com.sun.messaging.jms.management.server.DestinationOperations の静的定数として定義されています。

表 1–16 送信先監視操作

名前 

パラメータ 

結果の型 

説明 

getWildcards

なし 

String[]

送信先に関連付けられている現在のコンシューマおよびプロデューサが使用するワイルドカード文字列 

トピック送信先でのみ使用。 

getConsumerWildcards

なし 

String[]

送信先に関連付けられている現在のコンシューマが使用するワイルドカード文字列 

トピック送信先でのみ使用。 

getProducerWildcards

なし 

String[]

送信先に関連付けられている現在のプロデューサが使用するワイルドカード文字列 

トピック送信先でのみ使用。 

getNumWildcardConsumers

ワイルドカード文字列 

整数

指定されたワイルドカード文字列を使用している、送信先に関連付けられている現在のコンシューマの数 

トピック送信先でのみ使用。 

getNumWildcardProducers

ワイルドカード文字列 

整数

指定されたワイルドカード文字列を使用している、送信先に関連付けられている現在のプロデューサの数 

トピック送信先でのみ使用。 

プロデューサマネージャーの監視 MBean

次の各表に示す属性、操作、および検索キーは、「パブリッシャーまたはサブスクライバの複数の送信先」で説明した機能をサポートします。

次の属性の名前は、ユーティリティークラス com.sun.messaging.jms.management.server.ProducerAttributes の静的定数として定義されています。

表 1–17 プロデューサマネージャーの監視属性

名前 

型 

設定可/不可 

説明 

NumWildcardProducers

整数

不可 

ブローカに関連付けられているワイルドカードメッセージプロデューサの数 

次の操作の名前は、ユーティリティークラス com.sun.messaging.jms.management.server.ProducerOperations の静的定数として定義されています。

表 1–18 プロデューサマネージャーの監視操作

名前 

パラメータ 

結果の型 

説明 

getProducerWildcards

なし 

String[]

ブローカに関連付けられている現在のプロデューサが使用するワイルドカード文字列 

getNumWildcardProducers

ワイルドカード文字列 

整数

指定されたワイルドカード文字列を使用している、ブローカに関連付けられている現在のプロデューサの数 

次の検索キーの名前は、ユーティリティークラス com.sun.messaging.jms.management.server.ProducerInfo の静的定数として定義されています。

表 1–19 メッセージプロデューサ情報の検索キー

名前 

値の型 

説明 

DestinationNames

String[]

ワイルドカードプロデューサが使用するワイルドカードと一致する送信先名 

トピック送信先でのみ使用。 

Wildcard

ブール型

ワイルドカードプロデューサかどうか 

トピック送信先でのみ使用。