Sun Java System Identity Manager 2005Q4M3 管理ガイド |
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Identity Manager 入門
この章では、Identity Manager グラフィカルインタフェースと、Identity Manager をすぐに使用するための方法について説明します。この章は、次のトピックで構成されます。
Identity Manager インタフェースIdentity Manager システムには 3 つの主要なグラフィカルインタフェースがあり、ユーザーはそのインタフェースを通じてタスクを実行します。
Identity Manager 管理者インタフェース
Identity Manager 管理者インタフェースは、製品の主要な管理ビューとして機能します。Identity Manager 管理者は、このインタフェースを通じてユーザーを管理し、リソースのセットアップおよび割り当てを行い、Identity Manager システム内の権限とアクセスレベルを定義します。
インタフェースは、次のもので構成されます。
「アカウント」など、一部のエリアでは、フォーム内をより簡単に移動できるように、長いフォームがタブ付きのフォームによって 1 ページ以上に分割されています。
図 1 Identity Manager 管理者インタフェース
Identity Manager ユーザーインタフェース
Identity Manager ユーザーインタフェースには、Identity Manager システムの制限されたビューが表示されます。このビューは、管理機能を持たないユーザー用に調整されています。
ユーザーインタフェースでは、ユーザーが以下の操作を実行できます。
このインタフェースは通常、企業固有のビューを表示し、カスタム選択を提供するようにカスタマイズされます。
ヒント ユーザーインタフェースのカスタマイズおよびブランド設定の詳細については、『Identity Manager Technical Deployment Overview』を参照してください。
図 2 Identity Manager ユーザーインタフェース
Identity Manager Business Process Editor
Business Process Editor (BPE) は、Identity Manager フォーム、規則、およびワークフローをグラフィカルに表示する設定エディタとしても参照されます。BPE を使用して、Identity Manager の各ページで使用可能な機能を設定するフォームを作成および編集することができます。また、Identity Manager ワークフローを修正することもできます。ワークフローには、Identity Manager ユーザーアカウントを使用するときに適用する一連の処理手順や実行するタスクを定義します。
図 3 Business Process Editor (Configuration Editor)
BPE の詳細と、Identity Manager ワークフローでの BPE の使用方法については、『Identity Manager Workflows, Forms, and Views』を参照してください。
ヘルプとガイダンスタスクを正常に実行するために、ヘルプおよび Identity Manager ガイダンス (フィールドレベルの情報および指示) を参照しなければならないことがあります。ヘルプとガイダンスは、Identity Manager 管理者インタフェースとユーザーインタフェースから使用可能です。
Identity Manager ヘルプ
タスクに関するヘルプと情報を表示するには、管理者インタフェースおよびユーザーインタフェースの各ページの上部にある「ヘルプ」ボタンをクリックします。
図 4 ヘルプ
各ヘルプウィンドウの下部には「目次」リンクがあり、ほかのヘルプトピックや Identity Manager 用語の用語集に移動できます。
情報の検索
ヘルプウィンドウで検索機能を使用して、Identity Manager のヘルプおよびマニュアルに含まれるトピックと情報を検索できます。検索を行うには、次を実行します。
リンク付きの検索結果が表示されます。リストされた結果の間を移動するには、「前へ」/「次へ」または「先頭」/「最後」ボタンを使用します。
図 5 検索結果のナビゲーション
「リセット」をクリックすると、ヘルプウィンドウの内容がクリアされます。
検索の動作
複数の単語を検索すると、各単語、すべての単語、および変化形を含む検索結果が返されます。
たとえば、次の語句を入力したとします。
resource adapter
この場合、検索結果では、次の語に一致するものが返されます。
ただし、検索語句を引用符で囲んだ場合 ("resource adapter" など) は、その語句に完全に一致するもののみが返されます。
また、高度なクエリー構文を使用して、クエリー要素を明示的に含める、除外する、または並べ替えることもできます。
高度なクエリー構文
検索機能では、次を含む高度なクエリー構文がサポートされています。
Identity Manager の高度なマニュアル検索機能の詳細については、このガイドの「オンラインマニュアルの高度な検索」を参照してください。
図 6 Identity Manager ヘルプ
Identity Manager ガイダンス
Identity Manager ガイダンスは、簡潔で、対象を絞ったヘルプであり、多くのページでフィールドの横に表示されます。その目的は、タスクを実行するためにページで情報を入力および選択する際に、作業を容易にすることです。
記号は、フィールドの横にガイダンスとともに表示されます。この記号をクリックすると、ウィンドウが開き、そのフィールドに関する情報が表示されます。
図 7 Identity Manager ガイダンス
Identity Manager タスク
次のタスクマトリックスは、通常実行される Identity Manager タスクのクイックリファレンスです。このマトリックスでは、各タスクを開始するための主要な Identity Manager インタフェースの場所を示します。同じタスクを実行できる場所または方法がほかにもある場合には、それらも示します。
表 1 Identity Manager インタフェースタスクリファレンス
以降の操作についてIdentity Manager のインタフェースおよび情報の検索方法について学んだあとは、以下の任意のトピックに進むことができます。これらのトピックは、このガイドの章ごとに記載されています。