図 6-1 の複合モードのネームサービスを、admtblloc コマンドを使用して設定する例を示します。
$ admtblloc -c NIS+ -d solar.com bootparams NONE |
コマンドの意味は、以下のとおりです。
-c NIS+ -d solar.com |
ネームサービスの 「コンテキスト」(「読み込み」ウィンドウに指定されているネームサービスとドメイン名) が、NIS+ ドメインの solar.com であることを指定します。 |
bootparams |
ネームサービス方針を設定するファイルが bootparams であることを指定します。 |
NONE |
Solstice AdminSuite の GUI または CLI が動作しているホストが、/etc ディレクトリにある bootparams ファイルを使用しなければならないことを指定します。 |
図 6-1 のネームサービスを指定すると、「読み込み」ウィンドウに NIS+ が指定された場合には、現在 Solstice AdminSuite ツールを実行しているホストの /etc ディレクトリにある bootparams 情報が常に使用されます。admtblloc コマンドで再度指定しない限り、他の設定ファイル (hosts、ethers、timezone、credential) のネームサービスは NIS+ のまま変更されません。この複合モードのネームサービスは、admtblloc コマンドで再度指定しない限り、Solstice AdminSuite ソフトウェアをそのネームサービスで使用しているすべてのユーザーに対して有効です。
admtblloc コマンドで設定ファイルのネームサービスを「なし」に指定すると、現在 Solstice AdminSuite の GUI または CLI を実行しているホスト上の /etc ファイルは変更されてしまいます。このような場合は、使用する /etc ファイルをローカルに持つホストにログインし、そのシステム上で Solstice AdminSuite を操作することをお勧めします。