AutoClient テクノロジには、従来のシステムタイプに比べて、システム管理上の利点があります。
AutoClient システムには、ディスクレスシステムと比較して次の利点があります。
ネットワーク環境の全体的なスケーラビリティが改善されるため、ネットワークへの負荷が小さくなります。
ディスクレスシステムに比べ、サーバー上に必要なディスク領域が少なくてすみます (AutoClient システムは、サーバー上にスワップ領域は必要ありません)。
ディスクレスシステムに比べ、必要なネットワークとサーバーの帯域幅が少なくてすみます。
AutoClient システムには、データレススタンドアロンシステムと比較して、次の利点があります。
システム管理全般が軽減されます。AutoClient システムのデーターはサーバー上にあるので、データーを集中管理することができます。たとえば、AutoClient システムを使用すると、各 AutoClient システムをサポートするサーバー上のデーターのバックアップをとるだけですみます。一方、データレスシステムのデーターのバックアップをとるには、各システム上のデーターのバックアップをとる必要があります。また、各 AutoClient システムにアクセスせずに、サーバーから AutoClient のルートファイルシステムを操作することができます。
ホストマネージャを使用して AutoClient システムを設定すると、同時にインストールも行われます。Solaris インストールプログラムを使用して、AutoClient システムに Solaris をインストールする必要はありません。