ここでは、x86 MDB (マルチデバイスブート) フロッピーを作成して、x86 AutoClient システムが常にネットワークから自動ブートされるようにする手順について説明します。ネットワークからブートしない場合は、マスター MDB フロッピーをドライブに挿入すると、x86 システムの電源を入れた後に C ドライブからブートします。詳細は、「x86: ネットワークからのブート」を参照してください。
MDB ブートフロッピーを作成し始める前に、x86 システム用の MDB マスターフロッピーと 1.44 M バイトのフロッピーを用意してください。フロッピーはフォーマットされるので、必要なデーターが入っているフロッピーは使用しないでください。
ディレクトリを変更します。
# cd /opt/SUNWadm/2.2/floppy |
MDB ブートフロッピーを作成します。
# ./mk_floppy |
MDB マスターフロッピーと空のフロッピーをフロッピードライブに挿入するタイミングが、スクリプトによって指示されます。その他の情報も表示されます。
Please insert the master MDB floppy and press Return: Please insert a blank floppy and press Return: Formatting 1.44 MB in /dev/rdiskette ............................................................. ................... fdformat: using "./mdboot" for MS-DOS boot loader Successfully created the AutoClient floppy. # |
作成した MDB ブートフロッピーを、x86 システムのフロッピードライブに挿入します。
電源を入れ直すとシステムが自動的にネットワークからブートされるように、作成した MDB ブートフロッピーをフロッピードライブに挿入しておいてください。