Solstice AutoClient 2.1 管理者ガイド

x86: システムを自動ブートする

ここでは、x86 MDB (マルチデバイスブート) フロッピーを作成して、x86 AutoClient システムが常にネットワークから自動ブートされるようにする手順について説明します。ネットワークからブートしない場合は、マスター MDB フロッピーをドライブに挿入すると、x86 システムの電源を入れた後に C ドライブからブートします。詳細は、「x86: ネットワークからのブート」を参照してください。


注 -

MDB ブートフロッピーを作成し始める前に、x86 システム用の MDB マスターフロッピーと 1.44 M バイトのフロッピーを用意してください。フロッピーはフォーマットされるので、必要なデーターが入っているフロッピーは使用しないでください。


  1. サーバー上でスーパーユーザーになります。

  2. ディレクトリを変更します。


    # cd /opt/SUNWadm/2.2/floppy
    
  3. MDB ブートフロッピーを作成します。


    # ./mk_floppy
    

    MDB マスターフロッピーと空のフロッピーをフロッピードライブに挿入するタイミングが、スクリプトによって指示されます。その他の情報も表示されます。


    Please insert the master MDB floppy and press Return:
    Please insert a blank floppy and press Return:
    Formatting 1.44 MB in /dev/rdiskette
    .............................................................
    ...................
    fdformat: using "./mdboot" for MS-DOS boot loader
    Successfully created the AutoClient floppy.
    #
  4. 作成した MDB ブートフロッピーを、x86 システムのフロッピードライブに挿入します。

    電源を入れ直すとシステムが自動的にネットワークからブートされるように、作成した MDB ブートフロッピーをフロッピードライブに挿入しておいてください。