以下の手順では、インストールサーバー、ブートサーバー、プロファイルサーバーがすでに設定されていることを前提とします。設定方法についての詳細は、日本語 Solaris 2.5 システム管理 AnswerBook の『日本語 Solaris のインストール (SPARC 版)』を参照してください。
Solstice 起動ツールからホストマネージャを起動して、ネームサービスを選択します (まだこの手順を実行していない場合)。
詳細は、「ホストマネージャの起動」を参照してください。
ホストマネージャのメインウィンドウから、AutoClient システムを選択します。
「編集」メニューから、「変換」->「Standalone に」を選択します。
「変換」ウィンドウが表示されます。
システム情報を入力します。
フィールドへの入力に必要な情報については、表 6-7を参照してください。このウィンドウの各フィールドの定義については、「ヘルプ」ボタンをクリックして、オンラインヘルプを参照してください。
「了解」をクリックします。
ワークセッション中で初めて「変換」オプションを使用すると、次のメッセージが表示されます。以降に「変換」オプションを使用しても、同じワークセッション中ではこのメッセージは表示されません。
処理を継続する場合は「変換」をクリックします。
変換を実行する場合は、「ファイル」メニューから「変更を保存」を選択します。
スタンドアロンシステムをブートします。
AutoClient システムをスタンドアロンシステムへ変換する場合の、「変換」ウィンドウの入力例を示します。
すべてのシステムが正しく変換された場合には、メインウィンドウの一番下の状態表示行に「すべての処理に成功」と表示されます。
ホストマネージャに対応するコマンドを使用して、AutoClient システムからスタンドアロンシステムに変換する例を示します。なお、この例では、ブートサーバー、インストールサーバー、プロファイルサーバーがすでに設定されていることを前提とします。リモートシステムは、管理対象システムとして設定されている必要があります。
% admhostmod -x type=STANDALONE -x install=Y ¥ -x installpath=cable:/cdrom/cdrom0/s0 ¥ -x os=sparc.sun4c.Solaris2.5 ¥ -x bootpath=cable:/boot_dirs/boot_sun4c ¥ -x postmod=postmodscript -x profile=cable:/jumpstart/install_sample rogue |
-x type=STANDALONE |
変換後のシステムタイプを指定します。この例では、スタンドアロンシステムです。 |
-x install=Y |
Solaris ソフトウェアをリモートのメディアからインストールすることを指定しています。 |
-x installpath= cable:/cdrom/cdrom0/s0 |
Solaris ソフトウェアの場所を指定します。この例では、リモートサーバー cable にマウントされた CD 上にあります。 |
-x os= sparc.sun4c.Solaris2.5 |
インストールするソフトウェアを指定します。この例では、SPARC、sun4c カーネルアーキテクチャ用の Solaris 2.5 をインストールします。 |
-x bootpath= cable:/boot_dirs/boot_sun4c |
ブートサーバー名とブートファイルの絶対パスを指定します。 |
-x postmod=postmodscript |
AutoClient の変換後に実行するスクリプトを指定します。 |
-x profile= cable:/jumpstart/install_sample |
プロファイルサーバー名と自動インストールプロファイルの絶対パスを指定します。 |
rogue |
変換するシステム名を指定します。 |