Sun WorkShop インストールガイド

第 1 章

インストールの準備

この章では、次の項目について説明します。

• ソフトウェアのインストールの概要
• システム条件

ソフトウェアのインストールの概要

この節では、Sun WorkShop ソフトウェアとライセンスをインストールする手順について大まかに説明します。具体的な作業手順については、次章以降を参照してください。

1. アプリケーションサーバーとライセンスサーバーが、必要条件を満たしているかどうかを確認します。「システム条件」を参照してください。

2. ライセンスをインストールしてソフトウェア開発支援ツールを起動する前に、Sun ライセンス・パスワード・センターからライセンス情報を取得する必要があります。取得方法については、第 2 章で説明します。

3. アプリケーションサーバーに Sun WorkShop をインストールしたり、ライセンスサーバーにライセンス管理ソフトウェアをインストールすることができます。それぞれのインストール方法については、第 3 章および第 4 章で説明します。Fortran ライセンスの使用方法については、第 5 章で説明しています。

これで、Sun WorkShop 開発支援ツールを使用する準備が整います。

システム条件

Sun WorkShop 6 リリースでは、Developer または Full Cluster 構成において、SPARC 版 Solaris および Intel 版 Solaris のバージョン 2.6、 7 および 8 をサポートしています。

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注 - ディスク容量の条件、およびこのリリースに関する最新の重要情報については、以下の Sun WorkShop 6 Web サイトに掲載されているリリースノートを参照してください。
http://www.sun.co.jp/workshop/

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表 1-1 に、Developer または Full Cluster 構成の各プラットフォームに必要なシステム条件を示します。

表 1-1   必要なシステム条件  

	SPARC 版 Solaris		Intel 版 Solaris
	2.6	Solaris 7 および 8	2.6	Solaris 7 および 8
システム	SPARCstation/50 MHz 以上、 SPARCstation 5/170 MHz を推奨	SPARCstation/50 MHz 以上、 Ultra を推奨	Pentium/90 MHz 以上、 Pentium/133 MHz を推奨	Pentium/90 MHz 以上、 Pentium/233 MHz を推奨
モニター	解像度 1024 x 768	解像度 1024 x 768	解像度 1024 x 768; 15 インチ カラーモニター	解像度 1024 x 768; 15 インチ カラーモニター
メモリー	64 M バイト以上、128 M バイトを推奨。
スワップ空間	200 M バイト以上、300 M バイトを推奨。
ブラウザ	Netscape Communicator 4.0 以上、または同互換バージョン。JavaScript 機能をオン。
OS の構成	Developer または Full Cluster 分布	Developer または Full Cluster 分布	Developer または Full Cluster 分布	Developer または Full Cluster 分布

オンラインマニュアルの条件

HTML 形式で利用できる Sun WorkShop のマニュアルを表示するには、Netscape^TM Communicator 4.0 または同互換バージョンが必要です。Netscape Communicator は Solaris^TM 7 オペレーティング環境または Solaris^TM 8 オペレーティング環境に取り込まれています。

Solaris 2.6 オペレーティング環境を使用し、かつ Netscape Communicator 4.0 または同互換バージョンをお持ちでない場合、Solaris^TM 2.6 オペレーティング環境用の Netscape Communicator 4.7 をダウンロードしてご使用ください。

Netscape Communicator 4.7 をダウンロードするには、次の Netscape Communications Corporation の Web サイトを参照してください。

http://www.netscape.com/ja/download/index.html

Sun WorkShop オンラインヘルプ (HTML 形式) では、JavaScript^TM が使用可能になっていなければなりません。この設定が Netscape の基本設定におけるデフォルトの設定です。

スタンドアロンライセンスサーバーを構成する場合

ライセンスサーバーの構成には、いくつかの条件があります。ご使用のライセンスサーバーがネットワークに接続されている場合には、条件の確認が自動的に行われますが、ライセンスサーバーがスタンドアロンマシンである場合は確認が行われず、条件が揃っていないままになることがあります。

TCP/IP

FLEXlm 7.0b ライセンス管理ソフトウェアを使用して、ライセンスを取得したソフトウェアを管理するためには、TCP/IP が設定され、使用可能な状態であることが必要です。ライセンスサーバーのホスト名を指定して、正しく telnet 接続を確立することができれば、TCP/IP が機能していることになります。詳細については、tcp のマニュアルページを参照するか、システム管理者に問い合わせてください。

localhost

ライセンスサーバーがスタンドアロンマシンである場合は、ライセンスファイルの SERVER 行にあるホスト名への別名 localhost の内容を /etc/inet/hosts ファイルに書き込みます。

ネットワークインタフェースカードを使用していないシステムの構成

ライセンスサーバーにネットワークインタフェースカードがない場合は、ライセンスサーバーにオペレーティングシステムを設定する必要があります。ネットワークインタフェースカードがない場合のマシンの設定は、次の手順に従ってください。

1. 次のコマンドを入力して、スーパーユーザー (root) になります。

   % su

   Password: root-password

2. 次のコマンドを入力します。

   # /usr/sbin/sys-unconfig

     
  マシンが自動的にリブートされます。また、マシンのリブートを求めるプロンプトが表示されます。

3.プロンプトに従って質問に答えます。

    
  システムをネットワークに接続するかどうかを尋ねられたら「no」と答えてください。