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iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド |
「Logs」タブ
「Logs」タブでは、アクセスログとエラーログの構成、表示、およびアーカイブを行うことができます。
「View Access Log」ページ
「View Access Log」ページ
Administration Server からこのページにアクセスする場合には、「Administration Server」の節の「「View Access Log」ページ」を参照してください。Virtual Server Manager からこのページにアクセスする場合には、「Virtual Server Manager」の節の「「View Access Log」ページ」を参照してください。
「View Access Log」ページでは、サーバインスタンスへの要求やサーバからの応答に関する情報をカスタマイズして表示するように構成できます。Virtual Server Manager からログを表示することもできます。
ログファイルについて
次の各要素が表示されます。Number of entries: 取得するエントリの数 (最新のエントリからの数) を指定します。
Only show entries with: ログエントリをフィルタリングするための文字列または文字を指定します。大文字と小文字は区別されます。このフィールドに指定する文字列や文字は、アクセスログ内のエントリの大文字/小文字と一致していなくてはなりません。たとえば、POST を含むアクセスログエントリだけを確認したいときには、「POST」と入力します。仮想サーバすべてが 1 つのメインログファイルに記録されるようになっていて、ログファイルが仮想サーバ ID を記録するよう設定されている場合は、このフィールドにその仮想サーバ ID を入力して、1 つの仮想サーバのエントリだけが取り出されるようにします。
Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。
Last number accesses to access_file: このページの上側で指定したパラメータとともにアクセスログエントリを表示します。
「View Error Log」ページ
Administration Server からこのページにアクセスする場合には、「Administration Server」の節の「「View Error Log」ページ」を参照してください。Virtual Server Manager からこのページにアクセスする場合には、「Virtual Server Manager」の節の「「View Error Log」ページ」を参照してください。
「View Error Log」ページでは、サーバが遭遇するエラーだけでなく、サーバが起動した時刻やサーバにログインしようとして失敗したユーザなど、サーバに関する情報型メッセ―ジの表示をカスタマイズ構成することができます。Virtual Server Manager からログを表示することもできます。
ログファイルについて
次の各要素が表示されます。Number of errors to view: 取得するエントリの数 (最新のエントリからの数)を指定します。
Only show entries with: ログエントリをフィルタリングするための文字列または文字を指定します。大文字と小文字は区別されます。このフィールドに指定する文字列や文字は、エラーログ内のエントリの大文字/小文字と一致していなくてはなりません。たとえば、警告 (warning) を含むエラーメッセージだけを確認したいときには、warningと入力します。
Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。
Last number errors: このページの上側で指定したパラメータとともにエラーログエントリを表示します。
「Archive Log Files」ページ
「Archive Log Files」ページでは、定期的な間隔でアクセスログファイルとエラーログファイルを自動的にローテーションさせることができます。ログファイルを保存すると、サーバは、現在のログファイル名を変更し、次に、元の名前の付いた新規ログファイルを作成します。古いログファイルは保存または削除することができ、保存する場合、ファイルには、元のファイル名とその後にファイルの保存日時が付きます。たとえば、access の場合、access.24Apr-04AM などとなります。「Archive Log Files」ページでは、ログファイルをすぐに保存することも、または保存を行う日時を指定することもできます。
ログを保存すると、すべての仮想サーバのログすべてが保存されることになります。
詳細は、「ログファイルの保管」を参照してください。
Internal daemon log rotation: ログのローテーションに、iPlanet Web Server の内部システムデーモンログ設定を使用するかどうかを指定します。
rotation start time: ログファイルをローテーションさせて新規のログファイルの使用を開始する基点となる時刻を指定します。たとえば、ローテーションの開始時刻が午前 12 時で、ローテーションの間隔が 1440 分 (1 日) の場合、現在時刻にかかわらず、保存直後に新しいログファイルが作成され、ローテーションの開始時間まで情報を収集します。ログファイルは、毎日正午 (12:00 a.m.) にローテーションされ、アクセスログは 12:00 a.m. という時刻を記録するため、access.200104241200 というファイル名で保存されます。同様に、間隔を 240 分 (4 時間) に設定した場合は、午前 0 時から 4 時間おきにログがローテーションされます。アクセスログファイルには、午前 0 時から午前 4 時まで、午前 4 時から午前 8 時まで、それ以降同様に 4 時間の間に収集された情報が保存されます。
Cron based log rotation: ログ保存をスケジュールするのに、オペレーティングシステムの cron (ジョブのスケジューリング) 機能を使用するかどうかを指定します。rotation interval (minutes): 新規ログファイルへの記録が開始され、次のログローテーションが実行されるまでの間隔を分単位で指定します。ローテーション間隔は 30 分以上に指定してください。
注 ログファイルをアーカイブする前に、Administration Server から「NS Cron Control」ページ (UNIX/Linux)をシャットダウンする必要があります。
Archive the log files now: 「Archive」をクリックすると、現在情報を書き込み中のログファイルをアーカイブし、サーバを再起動します。「Archive the log files now」をクリックすると、アクセスログとエラーログの両方が保存されることになります。
OK: エントリを保存します。rotate log at: ログのアーカイブを実行する時刻と曜日を指定します。複数の時刻を選択するには、Control キーを押した状態で時刻をクリックします。
Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。
「Log Preferences」ページ
Administration Server からこのページにアクセスする場合には、「Administration Server」の節の「「Logging Options」ページ」を参照してください。「Log Preferences」ページでは、サーバのログに記録する内容を指定することができます。サーバログファイルは、サーバの稼動状況の監視や障害追跡に役立ちます。
詳細は、「ログの詳細設定」を参照してください。
Editing: カスタムロギングを適用するリソースを指定します。ディレクトリを指定すると、サーバがそのディレクトリの URL またはそのディレクトリ内のいずれかのファイルを受信したときにのみ、カスタムロギングが適用されます。仮想サーバごとにロギングを設定する場合は、Class Manager の「Logging Settings」ページを使用します。
Wildcard: ワイルドカードパターンを指定します。ワイルドカードパターンの使用法については、「リソースピッカーで使用するワイルドカード」を参照してください。
Log client accesses: クライアントのアクセスをログファイルに記録するかどうかについて指定します。
Log File: アクセスログファイルの絶対パスを指定します。デフォルトでは、ログファイルは、サーバルートの logs ディレクトリに保管されています。部分的なパスを指定した場合、サーバは、そのパスをサーバルートの logs ディレクトリからの相対パスであると認識します。
サーバ全体を編集している場合、このフィールドのデフォルト値は $accesslog となります。この変数は、構成ファイル内のサーバと仮想サーバのアクセスログファイルを指します。
Record: サーバにアクセスするシステムのドメイン名や IP アドレスを、サーバがアクセスログに記録するかどうかについて指定します。
Format: アクセスログで使用するログファイル書式を指定します。次の中から選択できます。
Use Common Logfile Format: クライアントのホスト名、認証されたユーザ名、要求日時、HTTP ヘッダー、クライアントに戻すステータスコード、クライアントに送信したドキュメントのコンテンツ長などを記録します。
Custom Format: アクセスログの書式をカスタマイズすることができます。カスタム書式に使用するパラメータについての詳細は、「ログの詳細設定」を参照してください。Only Log: ログに記録する項目を指定できます。次の中から選択できます。
Client hostname: アクセスを要求しているクライアントのホスト名 (DNS が使用できない場合は IP アドレス)。
Authenticate user name: 認証が必要であった場合、認証されたユーザ名をアクセスログで確認することができます。
Full request: クライアントの要求を正確に記述したもの。
Status: サーバがクライアントに戻したステータスコード。
Content length: クライアントに送信したドキュメントの、バイト単位による、コンテンツ長。
HTTP header, "referer": referer では、現在のページの直前に、クライアントが参照していたページを記録します。たとえば、ユーザがテキスト検索照会の結果を見ている場合は、ユーザがテキスト検索エンジンにアクセスしたアクセス元のページがrefererになります。refererを使うと、サーバは前のリンクのリストを作成することができます。
HTTP header, "user-agent": クライアントの使用しているブラウザの種類やバージョン、ブラウザが動作しているオペレーティングシステムなどのユーザ - エージェント情報が、クライアントがサーバに送信する HTTP ヘッダー情報の「user-agent」フィールドより取得されます。
Method: 使用される HTTP 要求メソッド (GET、 PUT、 POSTなど)。
URI (Universal Resource Identifier): サーバ上のリソースの場所を表します。たとえば、http://www.a.com:8080/special/docs の場合、URI は、special/docs です。
Query string of the URI: URI の中の、疑問符の後に続くテキスト。たとえば、
http://www.a.com:8080/special/docs?find_this の場合、URI の照会文字列は、find_this です。Protocol: 使用されている転送プロトコルとバージョン。
Vsid: 仮想サーバの ID。仮想サーバごとに別々のログファイルを設定している場合は、これを選択する必要ありません。
Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。
「Generate Report」ページ
「Generate Report」ページでは、ログアナライザを使用して、サーバの稼動状況に関するレポートを生成できます。ログアナライザは、稼動状況の要約、最も頻繁にアクセスされる URL、1 日のうちでサーバに最も頻繁にアクセスされる時間帯など、サーバに関する統計情報を生成します。ログアナライザは、Server Manager またはコマンド行から実行できます。
注 ログアナライザを実行する前に、サーバログをアーカイブする必要があります。サーバログのアーカイブの詳細は、「ログファイルの保管」を参照してください。
詳細は、「ログアナライザの実行」を参照してください。
Server name: レポート生成の対象とするサーバの名前を指定します。
Output type: レポートを HTML (Hyper Text Markup Language) ファイルとプレーンテキスト (ASCII) ファイルのどちらの形式で出力するかを指定します。
Log File: レポートの生成元となるログファイルを指定します。複数のファイルを選択するには、Control キーを押しながら該当するファイルをクリックします。
Output file: レポート保存先の絶対パスを指定します。このフィールドを空白のままにしておくと、アナライザは画面に結果を表示します。大きなログファイルほど、画面表示により長い時間がかかるので、結果はファイルに保存することをお勧めします。
Totals: 統計情報の合計を生成するかどうかを指定します。統計情報の合計を生成しない場合には、「Do not generate totals」を選択します。合計を生成する場合には、合計を生成する対象となる項目を次の中から指定します。
Total hits: アクセスログ機能を使用可能にしたあとにサーバが受信した要求数。
General Statistics: 一般統計情報 (general statistics)を生成するかどうかを指定します。一般統計情報を生成しない場合には、「Do not generate general statistics」を選択します。統計情報を生成する場合には、処理の対象とする項目を、次の中から選択します。304 (Not Modified) status codes: 要求を行っているクライアントが、要求するドキュメントをサーバから取得せずに、そのローカルコピーを使用した回数。
302 (Redirects) status codes: 元の URL が移動されたので、サーバが新しい URL にリダイレクトした回数。
404 (Not Found) status codes: 要求されたドキュメントをサーバが見つけ出せなかった回数、およびクライアントが承認されたユーザではないのでサーバがドキュメントを提供しなかった回数。
500 (Server Error) status codes: サーバに関連するエラーが発生した回数。
Total unique URLs: アクセスログを使用可能にしたあとにアクセスされた一意の URL の数。
Total unique hosts: アクセスログを使用可能にしたあとにサーバにアクセスした一意のクライアントホストの数。
Total kilobytes transferred: アクセスログを使用可能にしたあとにサーバが転送したデータ量 (K バイト単位)。
Find top number seconds of log: 一番新しい統計対象期間 (秒数) からの情報に基づいて、統計情報を生成します。
Generate Lists: リストを生成するかどうかを指定します。リストを生成しない場合には、「Do not generate any list」を選択します。リストを生成する場合には、リストを生成する項目を、次の中から指定します。Find top number minutes of log: 一番新しい統計対象期間 (分数) からの情報に基づいて、統計情報を生成します。
Find top number hours of log: 一番新しい統計対象期間 (時間数) からの情報に基づいて、統計情報を生成します。
Find number users (if logged): ユーザ数からの情報に基づいて、統計情報を生成します。
Find top number referers (if logged): referer数からの情報に基づいて、統計情報を生成します。
Find top number user agents (if logged): たとえばブラウザの種類、バージョン、オペレーティングシステムなどのユーザエージェントに関する情報に基づいて、統計情報を生成します。
Find top number miscellaneous logged items (if logged): ユーザ数からの情報に基づいて、統計情報を生成します。
number most commonly accessed URL: 最も頻繁にアクセスされた URL、およびアクセス数が指定された数を超えた URL を表示します。
Output Order: 出力順を指定します。レポートにセクションを表示する順番として、次の項目に 1 〜 3 の優先順位を割り当てます。これらの項目を生成しない場合には、そのセクションは自動的に省略されます。URLs that were accessed more than number times: アクセス数が指定された数を超えた URL を表示します。
number hosts most often accessing your server: サーバに最も頻繁にアクセスしているホスト、およびアクセス数が指定された数を超えたホストを表示します。
Hosts that accessed your server more than number times: サーバへのアクセス数が指定された数を超えたホストを表示します。
Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。
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Last Updated October 17, 2001