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Oracle Self-Service Human Resourcesセルフ・サービス機能実装ガイド
リリース11i
B25738-01
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SSHRおよびワークフロー

ワークフローの概要

Oracle Self-Service Web Applicationsでは、トランザクション・フローの管理にOracle Workflowの機能を利用します。Oracle WorkflowはSSHR内に組み込まれ、人事担当者、マネージャ、従業員や就業者および応募者の間の情報のフローを管理します。

関連項目: 『Oracle Workflowガイド』にあるユーザーのためのOracle Workflowの概要に関する説明

SSHRでは、ワークフロー・プロセスを使用して、関連機能を単一のトランザクションに結合し(たとえば、特別情報タイプをアサイメントの変更または個人情報に追加)、開始ユーザーと他のユーザー(マネージャ、人事担当者、応募者など)との間のトランザクション・フローを管理します。

一般的なビジネス・プロセスのサポート用に設計された提供プロセスを参照するには、Oracle Workflow Builderを使用します。必要な場合は、ユーザーのビジネス・プロセスにあわせて、異なるバージョンのワークフロー・プロセスを構成できます。「フォーム機能」ウィンドウを使用して、ワークフロー・プロセスを1つ以上の機能にリンクします。ワークフロー・プロセスを機能にリンクすると、ユーザー・メニューにその機能を追加したり、非表示にすることができます。

関連項目: SSHRの機能の定義

SSHRのワークフローの設定

Oracle WorkflowによってSSHRの柔軟性はどのように向上しますか?

セルフ・サービス機能とメニューの構成に加えて、SSHR機能の基となる基本のワークフロー・プロセスを構成することもできます。ワークフロー属性とプロセス・フローは、企業の特定の要件にあわせて構成できます。

SSHR用に提供されたワークフロー・プロセスは変更できますか?

SSHRのために一連のワークフロー・プロセスが用意されていますが、これらのプロセスはそのまま保持し、プロセスに変更を加える必要がある場合は、独自のプロセスを作成することをお薦めします。Oracle Workflow Builderを使用すると、提供されたプロセスをコピーし、要件にあわせてその内容を変更できます。提供ワークフロー・プロセスは、HRSSA項目タイプ内にあります。この項目タイプ内での変更(たとえば、この項目タイプ内に新規プロセスを作成する)は可能ですが、Oracle Workflow Builderが提供するアクセス・レベルのセキュリティによって、提供プロセスへの変更は阻止されます。

Oracle Workflow Builderは新規プロセスの作成にどのように役立ちますか?

Oracle Workflow Builderを使用すると、個別のモジュールをチェーン化することで、新規プロセスを作成できます。たとえば、雇用イベントの管理モジュールは、カスタム・ワークフロー・プロセスを作成するために必要に応じてチェーン化できます。

多くの場合、ワークフロー・プロセスでは重複するトランザクション情報が作成されます。クリーン・アップする手順はありますか?

あります。重複するトランザクション・データを一時表から消去するワークフロー・クリーン・アップ・プロセスが用意されています。このような重複するデータは、システムがクラッシュした場合やユーザーIDが削除または無効化された場合などに発生します。

ワークフローは自動通知を生成しますか?

生成します。Oracle Workflowでは、特定のイベントの実行時に、特定のユーザーまたはロールに対してワークフロー通知が生成されます。たとえば、イベントを承認する必要があるマネージャは、研修登録や昇給に関する通知を受信できます。一方、ユーザーは単なる情報目的で通知を受信できます。たとえば、個人詳細情報への変更がデータベースに発行されたことの確認として通知を受信できます。

SSHRおよびワークフロー

セルフ・サービス・ワークフロー

この章では、Oracle Workflow Builderを使用して提供プロセス・フローをレビューし、必要に応じて別のフローを構成する方法を説明します。

Oracle Workflow Builderの詳細は、『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』にある、ユーザーのためのOracle Workflowの概要に関する説明を参照してください。

承認プロセス

Oracle Workflow Builderは、承認プロセスの構成にも使用します。詳細は、「承認」を参照してください。

アクセス・ロールおよびワークフロー

アクセス・ロールを使用して、セルフ・サービス・トランザクションの更新と承認に対する権限をユーザーに付与するかどうかを決定します。Oracle Workflow Builder内の機能に承認のマークが付けられている場合、トランザクションは、SSHRによって自動承認プロセス(AMEまたは動的承認)に発行されます。承認者は、処理を開くためのリンクがあるワークリストで通知を受信します。アクセス・ロールで定義された権限によって、これらのトランザクションに対する編集、有効日の変更またはサポート文書の添付が可能かどうかが決定します。

アクセス・ロールの詳細は、「セルフ・サービス処理のアクセス・ロール」を参照してください。

ワークフロー・オブジェクトと項目タイプ

Oracle Workflowでは、すべてのプロセスが項目タイプに関連付けられています。項目タイプには、1つ以上のプロセスと関連オブジェクト(項目属性、関数、メッセージなど)を含めることができます。Oracle SSHRには、処理可能なワークフロー・プロセスが含まれた事前定義のワークフロー項目タイプがいくつか用意されています。

この実装ガイドの以前のバージョンでは、提供項目タイプのコピーに対して独自の構成変更を行うことをお薦めしていました。この方法で導入されたワークフロー・プロセスは今後もサポートされますが、新規構成の場合は、次に説明する方法を使用して、提供項目タイプに対して変更を行ってください。新しい方法では、Oracle Workflowのアクセス・レベル機能を利用してカスタマイズを保持します。

ワークフロー項目タイプはOracle Workflow Builderで更新します。

注意: 項目タイプはデータベースで直接変更しないことをお薦めします。かわりに、項目タイプを.wftファイルにダウンロードし、そのファイルをソース管理してください。このファイルを変更して、サーバーにアップロードします。

関連項目: 『Oracle Workflowガイド』の項目タイプのオープンと保存に関する説明

ワークフロー・アクセス・レベル

アクセス保護レベルによって、アップグレード時にカスタマイズが保持されることが保証されます。変更作業時に自身のアクセス・レベルを100(以上)に設定しているかぎり、アクセス保護によって、読取り専用オブジェクトがアップグレード時に更新され、カスタマイズ可能オブジェクトに対して行ったカスタマイズが保持されます。

アクセス・レベルがオブジェクトの保護レベル以下で、かつオブジェクトのカスタマイズ・レベル以上である場合は、オブジェクトを変更できます。

注意: ワークフロー・オブジェクトをコピーし、アクセス・レベルを100に変更すると、コピーしたオブジェクトのアイコンに赤色のタグは付きません。元のオブジェクトには赤色のタグが付きます。赤色のタグが付いていない状態は、そのオブジェクトがカスタマイズ可能であることを示しています。

次の表に、HRSSA項目タイプ内のワークフロー・オブジェクトに対する一般的な設定を示します。カスタマイズ可能オブジェクトのカスタマイズ・レベルは、ユーザーがオブジェクトをカスタマイズした時点で、ユーザーのアクセス・レベルに設定されます。

  大部分のオブジェクト(デフォルト) カスタマイズ可能オブジェクト(提供時) カスタマイズ可能オブジェクト(変更後)
保護レベル 20 1000 1000
このレベルでのロック 不可 不可
カスタマイズ・レベル 20 20 100
カスタマイズの保持 保持されない 保持される 保持される

通知

ワークフロー・エンジンによって、ワークフロー・プロセス内の特定のアクティビティが実行されると、Oracle Workflowでは、ユーザーに対してワークフロー通知が生成されます。たとえば、直接レポートが休暇を要求した場合または研修コースに登録した場合は、マネージャに対して通知を生成できます。この通知は、情報目的のみの場合や、受信者によるアクティビティの実行(トランザクションの承認など)を要求する場合があります。

ワークフロー通知の詳細は、『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』の通知処理の概要に関する説明を参照してください。

必要なすべての情報は、情報の受信方法(EメールやSSHRの使用など)に関係なく、通知メッセージに表示されます。この情報には、トランザクションの詳細とともに個人情報と承認情報が含まれています。さらに、変更された情報は青色の点でハイライト表示されるため、セルフ・サービス・トランザクションで変更された情報を簡単に識別できます。ワークフロー通知の形式と内容は、「レビュー」ページと基本的に同じです。

注意: セルフ・サービス・ユーザーは、「ユーザー作業環境」Webページの「通知作業環境」を設定することで、通知をEメールで受信できます。Eメールでの通知の連絡を有効にするには、ワークフロー管理者による通知メーラーの設定が必要です。

詳細は、『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』のEメール経由の通知レビューに関する説明を参照してください。

通知から「印刷可能ページ」ボタンを選択すると、印刷に適した書式で情報を表示できます。有効な場合は、「関連アプリケーション」リージョンの「文書の生成」リンクを使用して、pdfバージョンの文書を生成できます。

関連項目: 文書管理

注意: 「文書の生成」リンクは、Eメール通知からは使用できません。

ワークフロー通知へのアクセス

SSHRユーザーは、次のいずれかの方法を使用してそれぞれの通知にアクセスします。

注意: ワークリストには、追加のシステム生成通知が含まれる場合もあります。

通知のパーソナライズ

パーソナライズ・フレームワークを使用すると、要件にあわせて通知を構成できます。フィールドの再配置、インストラクションの挿入と編集、およびフィールドとリージョンの表示と非表示なども含めて、標準のパーソナライズ・フレームワークの全機能を使用できます。

詳細は、次の項目を参照してください。

「パーソナライズ・ページ」リンクを選択し、パーソナライズの範囲を適切なページ値に設定して通知リージョンをパーソナライズした場合、その変更内容は、特定の「通知」ページおよび「Eメール」ページのみに適用されます。パーソナライズの範囲として共有リージョンを選択した場合、そのパーソナライズの内容は、この共有リージョンを使用している他のページにレプリケートされます。

通知メッセージ

次の表に、ワークフロー通知内で使用されるメッセージのリストを示します。

注意: この表に記載されているのは、SSHR 11i.10 で変更になったメッセージのみです。

メッセージ名 ワークフロー・メッセージ名 ワークフロー表示名
HR_TRANSFER_TO_APPRAISEE_MSG HR_EMBED_APPR_TRANSFER_MSG 評価転送時に評価対象者に通知
HR_APPRAISAL_COM_APPRAISEE_MSG HR_EMBED_APPRAISEE_MSG 評価対象者に評価の完了を通知(新規)
HR_APPRAISER_MSG HR_EMBED_APPRAISER_MSG 評価担当者に通知(新規)
HR_MAIN_APPRAISER_MSG HR_EMBED_MAIN_APPRAISER_MSG 主要評価担当者に通知(新規)
HR_NEW_MAIN_APPRAISER_MSG HR_EMBED_NEW_MA_MSG 新規主要評価担当者に通知(新規)
HR_APPRAISAL_OTHER_PARTIC_MSG HR_EMBED_OP_MSG その他の参加者に通知(新規)
HR_PART_TO_MAIN_APPRAISER_MSG HR_EMBED_PART_TO_MA_MSG 参加完了時に主要評価担当者に通知
HR_APPRAISAL_REVIEWER_MSG HR_EMBED_REVIEWER_MSG レビュー担当者に通知(新規)
HR_NOTIFY_PAYROLL_CONTACT_MSG HR_EMBED_NTF_PAY_CONTACT_MSG 給与担当者に給与ベース変更を通知(埋込み)
HR_NOTFY_APPROVER_MSG HR_EMBED_RN_NTF_APPR_MSG 承認者に通知(埋込み)
HR_ON_APPROVAL_NOTIFY_HR_REP HR_EMBED_ON_APPR_NTFY_HR_REP 承認時に人事担当者に通知(埋込み)
HR_V5_RFC_INITIATOR HR_EMBED_V5_RFC_INITIATOR 訂正用に差戻し(作成者 - 埋込み)
HR_V5_RFC_OTHER HR_EMBED_V5_RFC_OTHER 訂正用に差戻し(作成者以外 - 埋込み)
HR_TXN_ERROR_MSG HR_EMBED_TXN_ERROR_MSG トランザクション・エラー・メッセージ(埋込み)
HR_NOTIFY_ONSUBMIT_FWD_MSG1 HR_EMBED_NTF_ONSUBMIT_FWD_MSG1 レビュー担当者に発行時通知(埋込み)
HR_V5_SFL_INITIATOR HR_EMBED_SFL_INITIATOR V5.0一時保存(作成者 - 埋込み)
HR_V5_SFL_OTHER HR_EMBED_SFL_OTHER V5.0一時保存(作成者以外 - 埋込み)
HR_CREATOR_COMMAPPLERR_V4_MSG HR_EMBED_INIT_COMMAPPLERR_MSG アプリケーション・エラーを作成者にコミットV4.0(埋込み)
HR_CREATOR_COMMSYSERR_V4_MSG HR_EMBED_INIT_SYSAPPLERR_MSG システム・エラーを作成者にコミットV4.0(埋込み)
HR_DEPART_COMMAPPLERR_V4_MSG HR_EMBED_DEPT_COMMAPPLERR_MSG アプリケーション・エラーを部門にコミットV4.0(埋込み)
HR_DEPART_COMMSYSERR_V4_MSG HR_EMBED_DEPT_SYSAPPLERR_MSG システム・エラーを部門にコミットV4.0(埋込み)

必要に応じて、Oracle Workflow Builderを使用し、新規メッセージをカスタム・メッセージに置換できます。

関連項目: 『Oracle Workflow開発者ガイド』のメッセージに関する説明

ワークフロー・オブジェクトの構成

ワークフロー・オブジェクトを変更する前に実行する手順

  1. Oracle Workflow Builderを開きます。

  2. 「ファイル」メニューから「ヘルプ」→Oracle Workflow Builderのバージョン情報を選択します。

  3. サーバーにインストールされているOracle Workflowのバージョンと互換性のあるバージョンのOracle Workflow Builderを使用していることを確認します。

  4. アクセス・レベルを100に設定します。

    関連項目: ワークフロー・オブジェクトと項目タイプ

  5. カスタマイズ済オブジェクトの変更を可能にするチェック・ボックスの選択を解除します。

  6. Human Resources Self-Service Applications項目タイプを選択して表示し、バックアップ用にローカル・ファイルに保存します。

    注意: .wftファイルに対するソース管理の保守をお薦めします。この結果、必要に応じて、元のオブジェクトに対する変更の追跡、Workflow Loaderを使用した他のデータベース・インスタンスへの定義の移動、および前のバージョンへの復帰が可能になります。

提供ワークフロー・オブジェクトを変更する手順

  1. Oracle Workflow Builderを開きます。

  2. Human Resources Self-Service Applications項目タイプまたはHRセルフ・サービス福利厚生項目タイプを選択して表示します。

  3. 必要に応じて、構成可能な項目属性を変更します。

    注意: 一部の項目属性はカスタマイズ可能です。プロセス、通知、メッセージ、参照タイプなどのオブジェクトは読取り専用です。カスタマイズ可能な属性は、ワークフロー・プロセスで直接変更できます。SSHR項目タイプで直接構成可能なオブジェクトは、項目レベル属性(企業のEメール・アドレスなど)と動的承認レベルのみです。

    関連項目: 企業のEメール・アドレスの定義

    関連項目: Oracle Workflow Builderによる承認の構成

  4. 必要に応じて、読取り専用オブジェクトのコピーを作成します。

    関連項目: ワークフロー・プロセスのコピー

  5. 作業内容を保存します。

ワークフロー・プロセスのコピー

ワークフロー・プロセスをコピーする手順

  1. オブジェクトをコピーし、名前を変更します。

    たとえば、セルフ・サービス福利厚生登録に使用するFYI通知プロセス(FYI_NOTIFICATION_PRC)をコピーできます。新規プロセスに、元のプロセスと同じ項目タイプがあることを確認してください。

    注意: 一貫したコードでコピーにプリフィクスを付けてください。たとえば、一貫した数値や企業の4文字の頭文字などを付けます。

  2. 複数レベルのプロセスのコピーが必要な場合があります。たとえば、個人情報プロセス内の基本詳細サブプロセスを変更するには、プロセス(個人情報)全体とサブプロセス(基本詳細プロセスと個人情報プロセス)をコピーする必要があります。

  3. サブプロセスをコピー(および変更)した場合は、そのコピーを、元のサブプロセスのかわりに上位レベルのプロセスのコピーに挿入する必要があります。

  4. 作業内容を保存します。

  5. 新規プロセスを指し示す機能を少なくとも1つ作成します。

    関連項目: SSHRの機能の定義

パッチ適用後の操作

SSHRパッチの適用時には、ワークフロー・ローダー・ユーティリティによって、提供ワークフロー・オブジェクトの最新バージョンがサーバーにあることが確認されます。このアップロードによって読取り専用オブジェクトは上書きされますが、カスタマイズ可能なオブジェクトに対して行われたカスタマイズは保持されます。

コピーした提供オブジェクトに対する新機能や不具合修正がパッチに含まれている場合は、同じ変更をコピー・オブジェクトに適用する必要があります。パッチのreadmeファイルの指示を参照してください。コピー・オブジェクトと元の読取り専用オブジェクトとの比較が必要な場合があります。

ワークフロー属性値の構成

ワークフロー属性値は項目タイプの値です。この値は、項目を保守するアプリケーションで設定できる変数です。

ワークフロー属性はOracle Workflow Builderで構成します。

事前定義のプロセスを変更する場合は、最初にそのプロセスのコピーを作成します。

関連項目: セルフ・サービス・ワークフロー

ワークフロー属性を構成する手順

  1. Oracle Workflow Builderを開きます。

  2. 必要な場合は、変更するワークフロー・プロセスのコピーを作成します。

  3. 変更する項目タイプに応じて、Human Resources Self-Service Applications項目タイプまたはHRセルフ・サービス福利厚生項目タイプを開きます。

    関連項目: ワークフロー・オブジェクトと項目タイプ

  4. 変更するプロセスをダブルクリックします。「プロセス」ウィンドウが表示されます。

  5. 「プロセス」ウィンドウでアクティビティをダブルクリックします。「管理プロパティ」ウィンドウが表示されます。

  6. ノード属性タブを選択し、値名を選択します。各プロセスに関連する属性の詳細は、機能に関するドキュメントを参照してください。

  7. 「値」ドロップダウン・リストで、プロシージャで定義された値を編集します。

  8. 「OK」をクリックして、作業内容を保存します。

ワークフロー・エラー・プロセスの構成

すべてのワークフロー対応機能には、エラー・プロセスがあります。システム・エラーが発生すると、このプロセスが実行され、システム管理者のIDに通知と説明が送信されます。

ワークフロー・エラー・プロセスを構成する手順

  1. ワークフロー・エラー・プロセスを編集します。

  2. Self-Service Human Resourcesシステム・エラー・メッセージを編集して、エラー・メッセージのテキストを変更します。

  3. 作業内容を保存します。

企業のEメール・アドレスの定義

企業内の主要な個人のEメール・アドレスは、SSHR全体の様々なページまたはエラー・メッセージに表示できます。

企業のEメール・アドレスはOracle Workflow Builderで設定します。

Eメール・アドレスを変更する手順

  1. Oracle Workflow Builderを開きます。

  2. 構成したHR項目タイプ(HRSSA)を開きます。

  3. 「属性」を選択します。

  4. 次の属性を選択して、「デフォルト値」フィールドに適切なEメール・アドレスを入力します。

    注意: 専門ユーザー・インタフェースでは、研修管理者ID(「クラスに登録」または「登録の取消」を使用している場合)および採用管理者ID(「候補者内定」を使用している場合)を構成します。

  5. 作業内容を保存します。

ワークフロー・クリーン・アップ・プロセスの実行

システムがクラッシュしたり、ユーザーIDが無効化または削除された場合は、ワークフロー・クリーン・アップ・プロセスを使用して、実行中のままになっているワークフロー・プロセスを削除できます。このプロセスは、重複するトランザクション情報を削除することで、一時表をクリーン・アップします。「トランザクション・ステータス」パラメータを設定することで、このプロセスから問い合せるトランザクションを指定できます。

クリーン・アップ・プロセスを実行するには、「要求セットの発行」ウィンドウから「旧HRワークフロー・プロセスの完了」コンカレント・プログラムを実行します。

クリーン・アップ・プロセスの実行前には、「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント・プログラム(FNDWFPR)を実行してから旧HRワークフロー・リソースの完了コンカレント・プログラム(HRWFDFCT)を実行する要求セットを定義する必要があります。

注意: SSHR 4.1から、「旧HRワークフロー・プロセスの完了」コンカレント・プロセスは、Oracle Self-Service Web Applicationsではなく、Oracle Human Resourcesに登録されています。Oracle Self-Service Web Applicationsに登録されていたときに、このコンカレント・プロセスの実行をスケジュールした場合は、そのプロセスを取り消し、Oracle Human Resourcesに登録されている新規の「旧HRワークフロー・プロセスの完了」を使用して、プロセスを再発行する必要があります。

関連項目: 『Oracle Applications開発者ガイド』の「コンカレント・プログラム」ウィンドウに関する説明

関連項目: 『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』のコンカレント・プログラムおよびコンカレント要求の概要に関する説明

要求セットを実行する手順

  1. 「要求セット」フィールドで、要求セットの名前を入力します。

  2. カーソルを「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」プロセスの行にある「パラメータ」フィールドに置いて、「パラメータ」ウィンドウを開きます。

  3. 削除する廃止ワークフロー・ランタイム・データの項目タイプを選択します。このフィールドをブランクのままにすると、プロセスでは全項目タイプの廃止データがパージされます。

  4. 必要な場合は、項目キーを入力します。

  5. このプロセスを実行する日数を入力します。たとえば、過去7日間の廃止データをパージする場合は、7と入力します。

  6. パージするデータの持続タイプ(「臨時」または「永続的」)を選択します。

  7. 「OK」を選択して「パラメータ」ウィンドウを閉じます。

  8. カーソルを「旧HRワークフロー・プロセスの完了」プロセスの行にある「パラメータ」フィールドに置いて、「パラメータ」ウィンドウを開きます。

  9. このプロセスに含める項目タイプを選択します。

  10. このプロセスを実行する日数を入力します。たとえば、過去7日間に対してクリーン・アップ・プロセスを実行する場合は、7と入力します。

  11. プログラムで問い合せるトランザクション・ステータスを選択します。トランザクション・ステータス・パラメータで許可される値は、次のとおりです。

    トランザクション・ステータス値
    パラメータ値 説明
    ALL プログラムで全トランザクション・ステータスが問合せされます
    C 訂正用に差戻し済トランザクション(SSHR V4.x以前のモジュール)
    RO トランザクションは承認者に訂正用に差戻されました
    ROS トランザクションは承認者に訂正用に差戻され一時保存されました
    RI トランザクションは作成者に訂正用に差戻されました
    RIS トランザクションは作成者に訂正用に差戻され一時保存されました
    D 削除済トランザクション
    E エラーのあるトランザクション
    N トランザクションは開始しましたが承認に発行されませんでした
    S 一時保存済トランザクション
    W 進行中のトランザクション
  12. 「発行」ボタンを選択します。