Oracle Self-Service Human Resourcesセルフ・サービス機能実装ガイド リリース11i B25738-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
この章では、共通の下位レベル機能を提供するモジュールの構成方法について説明します。これらのモジュールは、後の各章で説明する上位レベル機能の多くで使用されます。
共通のモジュールは次のとおりです。
入力プロセス
「処理」ページ
訂正用に差戻し
従業員情報のリリース
レビューおよび確認
日付
一時保存
文書管理
新規ユーザー登録
SSHRには、オラクル人事管理システムの特定の分野に関連付けられていない共通機能がいくつか用意されています。これらの機能は、SSHRの日常業務に有用であり、セルフ・サービス処理機能の向上を目的にしています。たとえば、共通機能の1つである個人情報入力プロセスは、マネージャ・セルフ・サービス機能で使用され、トランザクションに対して従業員または就業者を選択します。
いいえ。セルフ・サービス・メニューからマネージャ処理機能を選択した場合は、最初に従業員または就業者を選択した後で、その個人が使用できる全機能のリストから必要な機能を選択できます。このリストはコンテキスト依存リストです。従業員または就業者は、メニューから個人の処理機能を選択し、使用可能な機能のリストから必要な機能を選択できます。このリストもコンテキスト依存リストです。
用意されています。従業員またはマネージャは、トランザクションをデータベースに発行する前に、「レビュー」ページでデータを確認できます。このページには新規情報または変更情報の要約が表示され、トランザクションをデータベースに発行する前に最後の変更を行うことができます。また、このページで、承認者に対するコメントを入力することもできます。
承認者に追加情報を提供する必要がある場合は、「レビューおよび確認」ページでコメントを追加できます。また、このページの「添付」リージョンが使用可能な場合は、ファイル、URL、テキストなどの添付を追加できます。
保存できます。後で完了するトランザクションは、「レビュー」ページの「一時保存」ボタンを使用して保存できます。また、承認者は、この機能を使用して、追加情報の提供または訂正のために作成者にトランザクションを差し戻すことができます。休止または差し戻されたトランザクションには、「処理」ページの「対応待ちの全処理」表からアクセスします。
生成できます。文書管理機能を使用すると、セルフ・サービス・トランザクションのデータを使用してビジネス文書や通知を自動的に生成できます。たとえば、この機能を使用すると、変更通知や標準レターを作成できます。文書に挿入するフィールドは、PDFフォーム・テクノロジを使用して定義します。
作成できます。ユーザーは、新規従業員および従業員以外の登録機能を使用して独自のユーザーを作成できます。従業員および従業員以外の就業者は、セルフ・サービス・アプリケーションに登録して、独自のユーザー名とパスワードを作成できます。
「階層」、「リスト」および「検索」ページは、まとめて「入力プロセス」ページと呼びます。
通常は、「階層」ページがすべてのマネージャ・セルフ・サービス機能の開始点になります。このぺージによって、マネージャは、SSHRで処理するユーザー・レコードを選択できます。
「階層内の個人情報」ページからのナビゲーション・オプションは、マネージャがこのページへのナビゲートに使用したパスによって異なります。パスは2通りあります。
一般的なマネージャ処理メニューからナビゲートした場合
この場合、マネージャは最初に「階層内の個人情報」ページまたは「リスト内の個人情報」ページから個人を選択します。これによって「処理」ページが表示されます。コンテキスト依存リストには、選択した個人に対して使用可能なSSHRモジュール(処理)が表示されます。
注意: ユーザーが「処理」ページにナビゲートするには、マネージャ処理ツリー・ビュー機能(HR_PERSON_TREE_SS)のパラメータpDestinationに、値HR_ACTIONS_SS(特定の機能値ではなく)を指定します。
特定のマネージャ・セルフ・サービスのメニュー項目からナビゲートした場合
この場合、マネージャは、特定のSSHR機能を選択した後、「階層内の個人情報」または「リスト内の個人情報」ページで処理する個人を選択します。マネージャが個人を選択すると、選択した機能が表示されます。
関連項目: SSHRの機能の定義
「階層内の個人情報」リージョンには、現行マネージャの下位階層の階層ビューが表示されます。ユーザーは、必要に応じて、下位レベルの管理階層を拡張または縮小できます。
デフォルトでは、(管理者または管理者アサイメントのいずれかに基づいて)管理者階層が表示されます。
注意: 管理者のアサイメントに基づいて階層を構築する場合は、「HR: 管理者階層使用」プロファイル・オプションを使用して階層タイプを指定し、「HR: SSHRでの複数アサイメント使用可能」プロファイル・オプションを使用して複数アサイメントを使用可能にする必要があります。「複数アサイメント」を参照してください。
ただし、職階階層は必要に応じて表示できます。表示するには、プロファイル・オプション「HR: 職階階層の表示」を設定します。職階階層を表示する場合は、このプロファイル・オプションを「Yes」に設定します。
注意: SSHRを使用する場合は、職階または管理者セキュリティのいずれかを設定することをお薦めします。これは、マネージャ・セルフ・サービス機能を使用すると、個人階層を表示するときに、管理者別か職階別かを選択できるためです。ただし、他のタイプのセキュリティを設定することもできます。
マネージャは、リスト機能を使用して、頻繁にレコードにアクセスする個人をリストに保存し、後でそのレコードをすばやく取り出すことができます。これを行うには、個人を検索したときに、「リストに追加」ボタンをクリックして個人をリストに追加します。その後、マネージャが「階層内の個人情報」ページから「リスト」オプションを選択すると、保存した従業員の名前が表に表示されます。
単純な検索の他にも、「拡張検索」を選択して拡張検索基準を指定できます。このオプションを選択した場合は、次の標準検索フィールドが使用可能になります。
名
姓
アサイメント番号
役職
これらのフィールドで不十分な場合は、リストから別のフィールドを追加できます。また、すべての基準を使用して検索を行うかどうか、または一部の基準のみを満たすレコードを有効とするかどうかを指定できます。これらの検索基準は、必要に応じて保存し、再使用できます。
注意: 「基本検索」または「拡張検索」を使用した従業員の検索では、ログイン・ユーザーは検索結果から除外されます。
マネージャは、「階層」または「リスト」ページに表示された個人の個人情報詳細にアクセスできます。個人の「詳細」アイコンをクリックすると「個人詳細」ビューが表示され、マネージャはその個人の雇用、給与、業績、不就業および応募に関する情報を表示できます。研修情報も参照できますが、通常、このタブは非表示です。「個人詳細」が表示されると、要約ビューが表示されます。詳細情報を表示するには、このビューを拡張します。
詳細は、「「従業員情報」ビュー」を参照してください。
注意: Oracle HRMSバージョン11i.10における変更
Oracle HRMSバージョン11i.10では、「階層」、「検索」および「リスト」の各ページが新しくなりました。これに伴い、Meta Data Servicesリポジトリにあるこれらのページの基本定義が変更されています。その結果、以前にこれらのページに対して作成したパーソナライズは無効になります。
また、SSHRでは、OAフレームワークで提供される拡張ソート機能を使用する予定です。ただし、これは今後の開発予定であるため、現在は「階層」ページに対するソート機能はサポートされていません。
単純検索のパーソナライズ
いくつかのセルフ・サービス・ページでは、「名前」フィールドに名前を入力して個人を検索できます。別の検索基準を使用する場合は、パーソナライズ・フレームワークを使用して、「氏名」、「姓」および「名」を検索基準として表示するドロップダウン・リストを設定できます。いずれかの検索基準をデフォルト基準として選択するには、「初期値」属性を設定します(「姓」が標準的なデフォルト値です)。
「パーソナライズ」ページ・リンクを選択します。
「クイック検索」リージョンにナビゲートします。
レンダリング・フィールドの値を「TRUE」に変更して、検索フィルタ項目をパーソナライズします。
関連項目: Webページの構成
名前書式
「入力プロセス」ページでは、名前はデフォルトで要約の形式で表示されます。従業員または就業者の氏名を表示する場合は、プロファイル・オプション「HR: 個人名の表示」を「氏名」に設定します。
顧客上書き
顧客上書きによって、データベース表を変更せずにデータを構成できます。「入力プロセス」ページ(「リスト」、「階層」、「個人検索」)で顧客上書きを使用すると、職階と役職を表示するためのユーザー定義書式を構成できます。たとえば、名前の表示で使用するセグメント数を少なくできます。
上書きの詳細は、「国別仕様上書きと顧客上書き」を参照してください。
ナビゲーション・リンク(ブレッドクラム)
提供されている「階層」、「リスト」および「検索」の各ページには、ページ間のナビゲートに有用なナビゲーション・リンクが表示されます。次に例を示します。
マネージャ処理: 階層内の個人情報>マネージャ処理: リスト内の個人情報
この機能をカスタム・バージョンの「個人情報入力」ページに含める場合は、次の機能パラメータを設定します。
&addBreadcrumb=Y
ある個人に、特定のマネージャに対する複数のアサイメントがある場合、そのマネージャは、処理を実行する際に、関連するアサイメントの「処理」アイコンを選択する必要があります。
複数アサイメントを使用可能にするには、プロファイル・オプション「HR: SSHRでの複数アサイメント使用可能」を必要なレベルで「Yes」に設定します。これによって、マネージャは、管理下にあるアサイメントをすべて更新できます。このプロファイル・オプションを「No」に設定した場合、マネージャが表示および編集できるのは、プライマリ・アサイメントのみです。
注意: このプロファイル・オプションを「Yes」に設定した場合は、SSHRマネージャに対して管理者ベースのセキュリティを作成することをお薦めします。「ユーザー・アクセスの管理」を参照してください。
マネージャに対して、他のビジネス・グループ内の個人の氏名は参照できるようにする一方、他の国別仕様では個人に関するトランザクションを実行できないようにすることが可能です。これを行うには、既存の「HR: 複数ビジネス・グループ間」プロファイルとともに「HR: SSHRでの複数国別仕様間のトランザクション制限」プロファイル・オプションを使用します。
「HR: 複数ビジネス・グループ間」プロファイルを「Yes」に設定すると、マネージャは他のビジネス・グループ内の個人の氏名を参照し、その個人に対してトランザクションを実行できます。「HR: SSHRでの複数国別仕様間のトランザクション制限」プロファイル・オプションを「Yes」に設定すると、他の国別仕様での個人名は無効になります。
ユーザー・メニュー名 | 機能名 |
---|---|
マネージャ・セルフ・サービス | マネージャ処理ツリー・ビューおよびすべてのマネージャ機能 |
関連項目: ユーザー・アクセスおよびメニューの定義
適用不可
適用不可
適用不可
プロファイル | 構成可能なレベル | 値 | デフォルト |
---|---|---|---|
HR: 職階階層の表示 | サイト | Yes/No | No |
HR: 個人要約名の表示 | サイト、アプリケーション、職責、ユーザー | 要約名/氏名 | 要約名 |
HR: SSHRでの複数アサイメント使用可能 | サイト、アプリケーション、職責、ユーザー | Yes/No | No |
HR: 複数ビジネス・グループ間 | すべて | Yes/No | No |
HR: SSHRでの複数国別仕様間のトランザクション制限 | すべて | Yes/No | No |
HR: 管理者階層使用 | サイト |
HR: 職階階層の表示
このプロファイル・オプションを「Yes」に設定すると、「個人情報入力」ページには、管理者階層ではなく職階階層が表示されます。
HR: 個人要約名の表示
このプロファイル・オプションを「要約名」(デフォルト値)に設定すると、ロング名の形式のかわりに、要約の形式で個人名が表示されます。
HR: SSHRでの複数アサイメント使用可能
このプロファイル・オプションは、SSHRでマネージャが個人の複数のアサイメントを表示および更新できるかどうかを制御します。このプロファイル・オプションを「Yes」に設定すると、「個人情報入力」ページには個人のすべてのアサイメントが表示されます。そうでない場合は、プライマリ・アサイメントのみが表示されます。
HR: 複数ビジネス・グループ間
このユーザー・プロファイル・オプションを使用すると、SSHRユーザーは複数のビジネス・グループに関する特定の情報を参照できます。たとえば、マネージャは他のビジネス・グループの個人を参照できます。
HR: SSHRでの複数国別仕様間のトランザクション制限
このプロファイル・オプションを「Yes」に設定すると、SSHRマネージャは、国別仕様が異なる(同じ管理者階層内の)個人に対してトランザクションを実行できません。
HR: 管理者階層使用
このプロファイル・オプションは、オラクル人事管理システムとSSHRにおける管理者階層の構築方法を決定します。個人ベース階層またはアサイメント・ベース階層のいずれかを選択できます。
ユーザーが「基本検索」または「拡張検索」を使用できないようにするには、対応するリージョンをパーソナライズ・フレームワークで非表示にするか、機能除外を使用して職責レベルで個人検索機能を除外します。
「基本検索」または「拡張検索」に対する検索基準を構成できます。また、パーソナライズ・フレームワークを使用して表示フィールドを構成することによって、検索基準の順序を並べ替えることができます。
関連項目: Webページの構成
「処理」ページには、選択した個人と休止処理に対して実行可能な処理のコンテキスト依存リストが表示されます。休止処理には、ユーザーが将来発行または処理するために保存しておく処理を含めることができます。たとえば、承認者が訂正のために作成者に差し戻した処理も含まれます。
このリストは、「HR: マネージャ処理メニュー」プロファイル・オプションに対して定義された非表示サブメニューによって制御されます。このプロファイル・オプションのデフォルト・メニューは、事前定義の「個人の処理」メニュー(HR_LINE_MANAGER_PERS_FUNCTIONS)です。
「処理」ページに表示される機能リストは、個人の国別仕様コードによっても変わります。
関連項目: データ・セキュリティ・メニュー
「処理」ページには、次の方法でアクセスできます。
マネージャは特定アサイメントの「処理」アイコンをクリックして、従業員または就業者に関連する処理を表示できます。
セルフ・サービス・ユーザーは、自分のメニューから「個人の処理」メニュー・オプションを選択して、個人の処理を表示できます。
「使用可能な処理」リストにデフォルトで表示されるのは、ユーザーが現在適格な処理に制限されます。
適格の設定については、「適格処理の設定例」を参照してください。
適格の詳細は、「セルフ・サービス処理の開始」を参照してください。
不適格処理の表示と処理は、次の2つのプロファイル・オプションによって制御されます。
HR: セルフ・サービス処理の適格使用の許可
HR: 不適格セルフ・サービス処理の処理許可
「HR: セルフ・サービス処理の適格使用の許可」システム・プロファイルを「No」(デフォルト)に設定すると、このページに「適格」列は表示されず、選択した個人の適格処理のみがリストされます。このプロファイル・オプションを「Yes」に設定すると、「適格」列が表示され、すべての処理がリストされます。「適格」列によって適格処理と不適格処理が区別されます。
ただし、「HR: 不適格セルフ・サービス処理の処理許可」が「Yes」に設定されている場合を除き、ユーザーは不適格処理を処理できません。これによって、ユーザーは、選択した個人が現在は不適格であるが有効日には適格になる処理を処理できます。特定の日付時点で個人が処理に対して適格でない場合、処理は失敗します。
最新の適格処理とサブ処理のリストを使用するためには、個人に対して加入バッチ・プロセス(福利厚生のライフ・イベント・プロセスの管理を実行)を定期的に実行する必要があります。このプロセスは、マネージャが処理を実行するたびに自動的に実行されるように設定できます。設定するには、プロファイル・オプション「HR: セルフ・サービス処理の処理時にBENMNGLEの実行」を「Yes」に設定します。
同じ個人に対する複数の同時処理がサポートされています。この機能を有効にするには、システム・プロファイル・オプション「HR: コンカレントのセルフ・サービス処理の許可」を「Yes」に設定する必要があります。このプロファイル・オプションを「No」に設定すると「保留」列が表示され、保留中のトランザクションがあるかどうかが示されます。これによって、ユーザーは保留中のトランザクションを確認できます。このプロファイル・オプションを「Yes」に設定すると、「保留」列は表示されず、ユーザーはすべてのアサイメントに対して処理を実行できます。
コンカレント・トランザクションが有効な場合は、データ競合が発生する可能性があります。その対処方法については、「SSHRでの日付の管理」を参照してください。
このモジュールは、次のメニューと機能からアクセスできます。
ユーザー・メニュー名 | 機能名 |
---|---|
マネージャ・セルフ・サービス | マネージャ処理 |
従業員セルフ・サービス | 個人の処理 |
マネージャ・セルフ・サービス | 休止処理マネージャ |
従業員セルフ・サービス | 休止処理 |
関連項目: ユーザー・アクセスおよびメニューの定義
適用不可
リージョン | ヒント・タイプ | メッセージ名 |
---|---|---|
対応待ちの処理 | インストラクション | PQH_SS_PERSON_NTF_INT |
使用可能な処理 | インストラクション | HR_SS_INST_ACTIONS_DUAL |
選択済処理 | インストラクション | HR_SS_INST_ACTIONS_SINGLE |
選択済処理 | インストラクション | HR_INST_ACTIONS_SINGLE_SUS |
リージョン | ヒント・タイプ | メッセージ名 |
---|---|---|
有効日オプション | インストラクション | PQH_SS_EFFECTIVE_DT_HDR |
リージョン | ヒント・タイプ | メッセージ名 |
---|---|---|
該当する介在処理 | インストラクション | PQH_SS_CONC_REFRESH_INT |
リージョン | ヒント・タイプ | メッセージ名 |
---|---|---|
アサイメント・ヘッダー | インストラクション | PER_SS_ASOF_APPROVAL_DT_DESC |
サブ処理 | インストラクション | PQH_SS_SUB_ACTIONS_INT |
関連項目: Webページへのインストラクションの追加
適用不可
プロファイル | 構成可能なレベル | 値 | デフォルト |
---|---|---|---|
HR: セルフ・サービス処理の適格使用の許可 | サイト | Yes/No | No |
HR: 不適格セルフ・サービス処理の処理許可 | サイト | Yes/No | No |
HR: コンカレントのセルフ・サービス処理の許可 | サイト | Yes/No | No |
HR: マネージャ処理メニュー | すべて | すべてのマネージャ処理メニュー | マネージャ処理メニュー |
HR: 個人の処理メニュー | すべて | すべての個人の処理メニュー | 個人の処理メニュー |
HR: 処理 - 検証 | すべて | 全処理チェック、事前選択済処理チェック、選択後全検証 | 全処理チェック |
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』のユーザー・プロファイルに関する説明
「訂正用に差戻し」ページは、承認保留通知ページから使用できます。
マネージャが通知の「訂正用に差戻し」リンクをクリックすると、「訂正用に差戻し」ページに移動します。このページでは、処理の以前の承認者または作成者を選択し、コメントを付けて訂正用に処理を発行できます。選択したユーザーには通知が送信されます。
「訂正用に差戻し」通知の受信者は、次の場所から承認通知を再開できます。
「対応待ちの全処理」ページ
「処理実行」ページの「対応待ちの処理」
「訂正用に差戻し」通知
このページは、次のメニューと機能からアクセスできます。
ユーザー・メニュー名 | 機能名 |
---|---|
HRセルフ・サービス・ページ | HR訂正用に差戻しページ |
適用不可
リージョン | ヒント・タイプ | メッセージ名 |
---|---|---|
「コメント」リージョン | エラー | PQH_SS_RFC_RESPONSE_INT |
「個人選択」リージョン | エラー | PQH_SS_RFC_SELECT_PERSON_INT |
トップ内容リージョン | エラー | PQH_SS_RFC_CONTENT_INT |
適用不可
リリース情報機能を使用すると、従業員または就業者は、自分に関する情報を、通常はそのレコードにアクセスできない別の個人(通常はマネージャ)と共有できます。同様に、マネージャはこの機能によって、自分の部下の情報を別のマネージャと共有できます。
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』のセキュリティ・プロファイルに関する説明
その後、従業員または就業者が情報を共有しないことを決定した場合は、アクセス権限取消機能を使用して情報へのアクセスをブロックできます。
リリース情報機能は、事前定義のマネージャ職責および従業員職責で使用できます。構成オプションを使用すると、アクセス権限を付与するための承認プロセスを設定できます。
このモジュールは、次のメニューと機能からアクセスできます。
ユーザー・メニュー名 | 機能名 |
---|---|
マネージャ・セルフ・サービス | リリース情報マネージャ |
従業員セルフ・サービス | リリース情報 |
関連項目: ユーザー・アクセスおよびメニューの定義
このモジュールのワークフロー詳細は、次のとおりです。
従業員情報のリリース
適用不可
リージョン | ヒント・タイプ | メッセージ名 |
---|---|---|
CAEDアクセス権限付与先 | インストラクション | HR_INST_CAED_GRANT_ACCESS |
CAED権限付与従業員ヘッダー・リージョン | インストラクション | HR_INST_CAED_EXISTING_GRANTS |
CAED従業員保留中ヘッダー・リージョン | インストラクション | HR_INST_CAED_PENDING_GRANTS |
CAED従業員データへのアクセスの制御 | インストラクション | HR_INST_CAED_TOP_TEXT |
関連項目: Webページへのインストラクションの追加
適用不可
プロファイル | 構成可能なレベル | 値 | デフォルト |
---|---|---|---|
HR:CROSS_BUSINESS_GROUP | サイト | Yes/No | No |
「HR: 複数ビジネス・グループ間」プロファイル・オプションを使用して、他のビジネス・グループの従業員を従業員検索で取り出すかどうかを決定します。
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』のユーザー・プロファイルに関する説明
事前定義のユーザー・メニューを構成して、リリース情報機能を組み込みます。
関連項目: ユーザー・アクセスおよびメニューの定義
マネージャが従業員および就業者のデータにアクセスできるようにするには、マネージャに割り当てられたセキュリティ・プロファイルの権限付与アクセスを許可チェック・ボックスを選択します。これによって、マネージャはユーザーのデータをレビューできます。
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』のセキュリティ・プロファイルに関する説明
ほとんどの機能で「レビュー」ページが表示されます。「レビュー」ページには、先行するトランザクションの一部として更新したWebページの各セクションに対応するリージョンが表示されます。各リージョンには、現行データベースと提示トランザクション・データのリストがあります。変更済の情報は青色の点でハイライト表示されるため、トランザクションで変更された情報を簡単に識別できます。
「確認」ページには、確認メッセージと適切なナビゲーション・ボタンが表示されます。
パーソナライズ・フレームワークを使用すると、要件にあわせて「レビュー」ページと「確認」ページを構成できます。フィールドの再配置、インストラクションの挿入と編集、フィールドとリージョンの表示と非表示なども含めて、標準のパーソナライズ・フレームワークの全機能を使用できます。
詳細は、次のドキュメントを参照してください。
承認を構成している場合、ユーザーはこのページに承認コメントを入力できます。動的承認を使用している場合、ユーザーは承認者および承認前と承認後の通知者を参照して、承認者および通知受信者を追加できます。
関連項目: 承認の概要
ユーザーが「レビュー」ページから「発行」ボタンを選択すると、トランザクションは人事管理システムにコミットされるか、または承認のために送信されます。この後、「確認」ページが表示されます。この「確認」ページには、トランザクションのステータスを説明する確認メッセージが表示されます。
プロセスの承認プロパティは、レビュー・ワークフロー機能に対するアクティビティ・レベル属性を変更することによって設定できます。
パーソナライズ・フレームワークの「添付」リージョンを使用可能にすると、ユーザーはサポート文書を現行トランザクションに添付できます。添付できるのはファイル、URLまたはテキストです。
ユーザーが「添付リストの表示」をクリックすると、「添付」ページが表示されます。ユーザーはこのページで「添付」表を使用して、添付の編集、削除または参照ができます。「添付の追加」ボタンによって「添付の追加」ページが表示されます。
パーソナライズ・フレームワークの「What-If」リージョンを使用可能にした場合、ユーザーは、従業員の福利厚生の適格に関する変更の影響を、変更をコミットする前または承認のため変更を発行する前に評価できます。
注意: What-If機能が有効なのは、Oracle Advanced Benefits(OAB)をインストールしている場合のみです。
ユーザーは、自分のレコードに対して発行されたトランザクションのコピーを必要に応じて印刷できます。この機能を使用可能にするには、パーソナライズ・フレームワークで「印刷可能ページ」ボタンを使用可能にします。
ユーザーが「印刷可能ページ」ボタンをクリックすると、トランザクション・データが印刷用に書式化されます。データの書式は、処理に対応する文書が文書管理機能で構成されているかどうかによって異なります。文書管理機能を使用すると、Acrobatフォーム・テクノロジを利用して、マージされたデータを含む書式設定済の文書を作成できます。「文書管理」を参照してください。文書が構成されていない場合、ユーザーには、プリンタ対応バージョンの「レビュー」ページが表示されます。
適用不可
このモジュールのワークフロー詳細は、次のとおりです。
すべてのプロセスで使用される共通機能
プロセス表示名 | 機能アクティビティ表示名 | 機能アクティビティ属性表示名 |
---|---|---|
レビュー・ページ | HR_DYNAMIC_APPROVAL_LEVEL | |
レビュー・ページ | HR_APPROVAL_REQUIRED_FLAG | |
レビュー・ページ | インストラクション・アプリケーション短縮名の確認 | |
レビュー・ページ | 保存インストラクション名の確認 | |
レビュー・ページ | 承認用に送付インストラクション名の確認 |
HR_DYNAMIC_APPROVAL_LEVEL
この属性は、このトランザクションを承認のために転送する必要がある承認階層のレベル数を指定するために使用されます。たとえば、値が1の場合、トランザクションは、承認のために、開始した個人より1つ上のレベルに発行されます。トランザクションは、承認されると人事管理システム・アプリケーションにコミットされます。デフォルトでは、この属性はAPPROVAL_LEVEL(承認レベル)項目レベル属性から承認レベルを読み込みます。この項目レベル属性に値を指定すると、すべてのプロセスの承認レベルを制御できます。HR_DYNAMIC_APPROVAL_LEVEL属性の値を指定すると、値を指定したプロセスの項目レベル属性が上書きされます。
HR_APPROVAL_REQUIRED_FLAG
この属性は、現行トランザクションに承認が必要かどうかを指定するために使用されます。有効な値は、次のとおりです。
No: プロセスは承認を必要としません。
Yes: プロセスは承認を必要としますが、動的承認ユーザー・インタフェースは「レビュー」ページに表示されません。つまり、作成者は承認者または通知者を追加できません。
Yes - 動的承認: プロセスは承認を必要とし、動的承認ユーザー・インタフェースが「レビュー」ページに表示されます。作成者は承認者および通知者を追加できます。
インストラクション・アプリケーション短縮名の確認
「確認」ページに表示される標準の確認メッセージ以外に、プロセス固有のメッセージを構成することもできます。承認が必要な場合のメッセージ、および承認が不要な場合のメッセージを指定できます。プロセスは、HR_APPROVAL_REQUIRED_FLAGを使用して「承認要」または「承認不要」のいずれかに設定できますが、両方に設定することはできません。たとえば、「保存インストラクション名の確認」用および「承認用に送付インストラクション名の確認」用のメッセージを定義できます。このメッセージは、カスタム・アプリケーションの下に登録します。
承認用に送付インストラクション名の確認
このメッセージ名に関連付けられたテキストが、「確認」ページの標準の確認メッセージの直後に表示されます。このテキストは、プロセスが承認を必要としない場合にのみ表示されます。
このメッセージ名に関連付けられたテキストが、「確認」ページの標準の確認メッセージの直後に表示されます。このテキストは、プロセスが承認を必要とする場合にのみ表示されます。
注意: 提供プロセスをコピーし、変更を加える必要があります。提供プロセスに加えた変更は、新しいパッチがシステムに適用されると上書きされます。
関連項目: ワークフロー属性値の構成
リージョン | ヒント・タイプ | メッセージ名 |
---|---|---|
追加情報 | インストラクション | PQH_SS_REVIEW_ATTACH_INT |
追加情報 | インストラクション・テキスト | PQH_SS_REVIEW_ADDL_INFO_INT |
SSHRレビュー・ページのフレックスフィールドのリストは、対応する機能の説明を参照してください。
適用不可
一時保存機能を使用すると、ユーザーはトランザクションを完了する前に中断できます。中断したトランザクションは保存して後で完了できます。トランザクションを一時保存したユーザーには、通知が送信されます。
また、承認者は、トランザクションを訂正するように、作成者または前の承認者に差し戻すことができます。この場合、作成者はトランザクションを再度オープンして情報を訂正し、承認用に再発行できます。承認者は、トランザクションを差し戻した理由を明確にするために、情報ノートを含めることができます。
休止したトランザクションと差し戻されたトランザクションの両方が、「処理」ページの「対応待ちの全処理」リストに表示されます。
ユーザーは、従業員メニューとマネージャ・メニューにある「対応待ちの全処理」メニュー・オプションを使用して、保存されている機能にアクセスすることもできます。
この図は、トランザクションが一時保存される場合と、訂正用に差し戻される場合を示しています。
ルート1(一時保存): セルフ・サービス・トランザクションを開始したとき、または訂正のためにトランザクションが差し戻されたとき、ユーザーは、承認用にトランザクションを即時に発行するか、後で処理するために保存できます。トランザクションを即時発行した場合、トランザクションは通常の承認プロセスで処理されます。トランザクションの一時保存を選択した場合、トランザクションは休止され、ユーザーはそのトランザクションを、「処理」ページの「対応待ちの全処理」表から再開するか、または削除できます。
ルート2(訂正用に差戻し): ユーザーが承認用にトランザクションを発行した場合、承認者はそのトランザクションの承認、否認または訂正のための差戻しができます。承認者がトランザクションを訂正のために差し戻した後、作成者は、自分の「処理」ページの「対応待ちの全処理」表からトランザクションを再開するか、または削除できます。
注意: トランザクションがユーザー処理の休止またはシステム障害のために中断された場合、中断されたトランザクションも休止トランザクションとして保存され、ユーザーに対して通知が送信されます。
ユーザーがトランザクションを一時保存するたびに、そのユーザーに対して通知が送信されます。
注意: ユーザーは、「一時保存」ボタンをクリックしてトランザクションを一時保存します。このボタンを無効にするには、プロファイル・オプション「HR: セルフ・サービス一時保存」を「No」に設定する必要があります(デフォルトは「Yes」)。これによって、すべてのトランザクション・ページおよび「レビュー」ページで「一時保存」ボタンが非表示になります。
文書管理機能を使用すると、セルフ・サービス処理のデータが記載されたビジネス文書を自動的に生成できます。ビジネス文書の例には、処理要求、変更通知、標準レター、契約などがあります。文書は次の2段階で設定します。
PDFまたはRTFフォーム・フィールドをトランザクション属性値のプレースホルダとして使用し、書式設定済のPDF文書を作成します。
HRMS文書管理機能で文書グループと属性マッピングを構成します。
ワープロまたはページ・レイアウト・アプリケーションを使用して、書式設定済の文書を作成し、PDFファイルを生成します。次に、PDF編集アプリケーションを使用して、処理のデータを格納する名前付きフォーム・フィールドを追加します。このフォーム・フィールド名は、文書管理機能で処理の属性にマップするタグになります。
RTF形式の文書を用意してRTFフォーム・フィールドを追加する方法もあります。RTFテンプレートを使用した場合は、文書の生成時にPDF形式に変換されます。また、RTFテクノロジを使用して使用可能な条件付きプログラミング文を挿入すると、他のフィールドの値に基づいてフィールドを表示または非表示にできます。たとえば、部門またはEメール・アドレスに基づいてデータを表示または非表示にできます。
HRMSマネージャ職責を使用して、メイン・メニューから「文書管理」を実行します。
このページを使用して、既存の文書グループを検索します。「グループの作成」ボタンをクリックして「グループの定義」ページにナビゲートし、新規の文書グループを作成します。この文書グループを使用して文書の集まりを定義し、対応するワークフロー・プロセスに関連付けます。文書グループとワークフロー・プロセス間にリンクを作成するには、システム管理者職責を使用して機能パラメータpGroupName=<documentgroupshortname>を追加します。
「結果」リストから、グループ内の文書を追加、更新または削除できます。ここで、文書をデータベースから削除することもできます。
このページからは、グループ名と短縮名を入力して新規の文書グループを作成できます。既存のグループを検索することもできます。グループ名と短縮名を入力します。文書グループを定義した後は、そのグループに属している文書の文書タイプもこのページで変更できます。
このページを使用して、選択した文書グループに文書を追加します。グループにまだ属していない文書をデータベースの文書リストから選択したり、新規の文書を追加することができます。文書は、文書名か短縮名、および有効日によって検索できます。
これらのページを使用して、文書を定義または更新します。「文書の定義」ページでは、文書名、短縮名および文書カテゴリ(Self Service Human Resources、「報酬ワークベンチ」など)を指定します。
既存の文書の「更新」アイコンをクリックして「文書の更新」ページにアクセスします。「詳細」ページを表示し、「文書の表示」アイコンまたは「グループの表示」アイコンをクリックすると、文書とグループの情報が記載された詳細ページを表示できます。さらに、文書のプロパティや内容の変更時には文書のバージョンを保守し、有効日を示すバージョン履歴を保持できます。文書の有効日を指定し(これによって、以前の全バージョンは自動的に終了します)、新規のファイルをアップロードするか、データベース内にすでに存在しているファイルを選択します。
ここでは、データベースからの戻り値を使用した文書タグの移入に使用するFastFormulaを指定したり、リテラルを使用してタグ値を上書きすることもできます。
このページを使用して、トランザクション・データ属性のデータをフォーム・フィールドにマージします。このページには、選択したテンプレートで検出されたタグ(フォーム・フィールド名)のリストが、対応する「トランザクション・データ属性」フィールドとともに表示されます。属性値のデータを各フォーム・フィールドにマージするには、タグに対応する属性フィールドで使用可能な属性を検索してマップします。
文書には、現行値と提示値の両方を含めることができ、選択した個人のレコードの詳細が記載されたヘッダー情報属性も含めることができます。詳細は、「属性マッピングがサポートされているページとリージョン」の表を参照してください。「値」列は、選択した属性が、現行値か提示値かを示します。タグと属性の特定の組合せの有効日を変更することによって、選択した文書内のマッピングを削除し、デートトラック・バージョンを保守できます。
「文書をグループにマップ」ページで既存の文書を選択し、「続行」を押すと、「文書プロパティの定義」ページが表示されます。このページでは、文書タイプも変更できます。選択可能なタイプは、「承認前」、「承認後」および「両方」です。
承認前の文書は、処理の継続中に「レビュー」ページの「印刷可能ページ」ボタンを押して生成します。承認後の文書は最終承認時に生成します。作成者には、「文書情報」ページへのリンクと承認後に使用可能な文書が記載された通知が送信されます。
このページを使用して、データベースから文書を削除します。または、該当するバージョンについて「削除」をクリックし、先日付の全変更の削除を選択すると、文書の前バージョンをリストアできます。このページからは、「文書詳細」および「グループ詳細」にもアクセスできます。
HRMSでは、次のページとリージョンからの属性マッピングをサポートしています。
コンテキスト | 使用可能な属性 |
---|---|
「アサイメント・ヘッダー」リージョン | 現行ビジネス・グループ 派遣就業者名 現行部門名 現行導出ロケール 従業員名 従業員番号 現行雇用カテゴリ 現行等級 現行役職名 現行事業所 現行マネージャ名 現行組織Eメール・アドレス 現行給与 現在の職階 現行給与 現行給与ベース名 現行給与頻度 |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「アサイメント」ページ | 追加情報 アサイメント属性1-30 アサイメント属性カテゴリ アサイメント状況 請求タイトル 上限ステップ 変更理由 現行追加情報 現行アサイメント状況 現行上限ステップ 現行変更理由 現行部門名 現行従業員カテゴリ 現行雇用カテゴリ 現行報告組織名 現行頻度 現行等級ラダー 現行等級名 現行社内住所 現行役職タイトル 現行事業所 現行通常終了時刻 現行通常開始時刻 現行通知期間の長さ 現行通知期間単位 現行給与 現行Peopleグループ・キー・フレックス 現行業績考課レビュー頻度 現行業績考課レビュー期間 現行職階名 現行試用期間終了日 現行試用期間の長さ 現行試用期間単位 現行プロジェクト・タイトル 現行アサイメント終了予定日 現行発注明細 現行発注番号 現行給与ベース 現行給与レビュー頻度 現行給与レビュー期間 現行管理者 アサイメントの現行仕入先ID 就業者の現行仕入先ID |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「アサイメント」ページ | 現行仕入先名 現行仕入先サイト 現行タイトル 現行労働時間 現在、在宅勤務 部門名 従業員カテゴリ 従業員がマネージャの場合 現在、従業員がマネージャの場合 雇用カテゴリ 報告組織名 頻度 等級ラダー 等級名 在宅勤務 社内住所 役職タイトル 事業所 通常終了時刻 通常開始時刻 通知期間の長さ 通知期間単位 給与 Peopleグループ・キー・フレックス 業績レビュー頻度 業績レビュー期間 職階名 試用期間終了日 試用期間の長さ 試用期間単位 プロジェクト・タイトル アサイメント終了予定日 発注明細 発注番号 給与ベース 給与レビュー頻度 給与レビュー期間 管理者 アサイメントの仕入先ID 就業者の仕入先ID 仕入先名 仕入先サイト 労働時間 |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「マネージャの変更」ページ | 現行マネージャ名 従業員名 マネージャ名 |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「支払の変更」ページ | 年間差額 差額 変更率 コメント 通貨 現行コメント 現行給与 現行給与(年間同値) 現行給与有効日 ペイ・ベース 提示理由 提示給与 提示給与(年間同値) 給与ベース変更タイプ 給与有効日 |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「コンピテンス・プロファイル」ページ | 現行レベル 現行開始日 名前 提示終了日 提示レベル 短縮名 |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「教育と資格」ページ | 出席終了日 出席開始日 取得 授与/審査機関 コメント 完了総計 完了単位 現行出席終了日 現行出席開始日 現行取得 現行授与/審査機関 現行コメント 現行完了総計 現行完了単位 現行料金 現行料金通貨 現行フルタイム 現行等級 現行グループ・ランク 現行終了予定日/終了日 現行精算条件 現行学校 現行ステータス 現行学習開始日 現行タイトル 現行総計 現行授業方法 現行タイプ 料金 料金通貨 全日制 等級 グループ・ランク 終了予定日/終了日 精算条件 学校 ステータス 学習開始日 タイトル 総計 授業方法 タイプ |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「その他の雇用情報」ページ | 交渉団体コード 労働協約等級 労働協約キー・フレックス 労働協約 契約 現行交渉団体コード 現行労働協約等級 現行労働協約キー・フレックス 現行労働協約 現行契約 現行組合員 組合員 |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「その他の専門取得」ページ | 取得 授与/審査機関 コメント 完了総計 完了単位 現行取得 現行授与/審査機関 現行コメント 現行完了総計 現行完了単位 現行料金 現行料金通貨 現行等級 現行グループ・ランク 現行終了予定日/終了日 現行精算条件 現行ステータス 現行学習開始日 現行タイトル 現行総計 現行授業方法 現行タイプ 料金 料金通貨 等級 グループ・ランク 終了予定日/終了日 精算条件 ステータス 学習開始日 タイトル 総計 授業方法 タイプ |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「個人情報ヘッダー」リージョン | 現行ビジネス・グループ 派遣就業者名 従業員名 従業員番号 現行組織Eメール・アドレス |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「個人情報」ページ | 現在の生年月日 現在の障害コード 現在の有効日 従業員番号 現在の名 現在の氏名 現在の表彰 現在の姓 現在の婚姻区分 現在のミドル・ネーム 現行組織Eメール・アドレス 現在の呼称 現在のプリフィクス 現在の旧姓 現在の社会保障番号 現在のサフィックス 現行タイトル 生年月日 障害コード 有効日 従業員番号 名 氏名 表彰 姓 婚姻区分 ミドル・ネーム 組織Eメール・アドレス 呼称 プリフィクス 旧姓 社会保障番号 サフィックス タイトル |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「在職ステータス」ページ | 調整在職日 現行調整在職日 現行決定日 現行在職予定日 現行調整理由 現行在職割当の対象 現行在職ステータス 決定日 在職予定日 調整理由 在職割当の対象 在職ステータス |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「退職」ページ | コメント 通知日 理由 退職日 |
コンテキスト | 使用可能な属性 |
「勤務スケジュール」ページ | 現行雇用カテゴリ 現行頻度 現行通常終了時刻 現行通常開始時刻 現行労働時間 現行勤務スケジュール・キー・フレックス 雇用カテゴリ 頻度 通常終了時刻 通常開始時刻 労働時間 勤務スケジュール・キー・フレックス |
FastFormulaを使用すると、次の操作を実行できます。
値を文書に設定できます。
文書内の既存の値を上書きできます。
Formulaのタイプは「文書印刷」である必要があります。
事前定義されている次の3つの入力パラメータを使用できます。
P_SESSION_ID
P_TRANS_ID
P_EFFECTIVE_DATE(TEXT)
たとえば、マネージャ名を文書に設定する必要があるが、マネージャ名はワークフロー・プロセス内で検索できるデータ・フィールドではないとします。
HRMSローカライズ・シード・データ職責を使用して、3つの関数を作成します。作成する関数はコール順に次のとおりです。
マネージャ名を戻すデータベース関数にトランザクションIDを渡すFastFormula関数
指定したトランザクションのマネージャ名を戻すデータベース関数
マネージャ名をタグ(フォーム・フィールド)に設定する2番目のFastFormula関数
関数 | FastFormula関数1 | データベース関数 | FastFormula関数2 |
---|---|---|---|
名前 | My_FF_Get_Mgr_Name | MyPackage.My_DB_Mgr_Name_Function | My_FF_Put_Mgr_Name |
定義 | MyPackage.My_DB_Mgr_Name_Function | PQH_SS.PRINT.set_document_data | |
データ型 | VARCHAR2 | VARCHAR2 | NUMBER |
区分 | 外部 | 外部 | |
パラメータ | 次の事前定義パラメータを使用: | 次の事前定義パラメータを使用: | 次の事前定義パラメータを使用: |
名前: P_TRAN_ID データ型: VARCHAR2 区分: 入力パラメータ | 名前: P_TRAN_ID データ型: VARCHAR2 区分: 入力パラメータ | 名前: P_TAG_NAME データ型: TEXT 区分: 入力パラメータ | |
名前: P_TAG_VALUE データ型: TEXT 区分: 入力パラメータ | |||
戻り値 | mgr_name | db_mgr_name | 0 = 成功 |
データベース関数は、マネージャ名(db_mgr_name)をFastFormula関数1に戻します。
<local variable1> = My_FF_Get_Mgr_Name(P_TRAN_ID)
2番目のFastFormula関数は、マネージャ名(mgr_name)をフォーム・フィールドに設定します。
<local variable2> = My_FF_Put_Mgr_Name('MANAGER_PDF_TAGNAME',<local variable1>)
たとえば、マネージャ名を特定のマネージャ名で上書きするとします。既存の値はリテラルを使用して上書きできます。
<local variable2> = My_FF_Put_Mgr_Name('MANAGER_PDF_TAGNAME','Mark Johnson')
注意: この項で説明するタスクを実行するには、FastFormulaの知識が必要です。SQL問合せを使用して、MyPackage.My_DB_Mgr_Name_Functionなどの定義を作成する知識も必要です。
関連項目: Oracle FastFormulaの使用方法(Metalinkから入手可能)
次の表に、このモジュールのユーザー・メニュー名と機能名を示します。
ユーザー・メニュー名 | 機能名 |
---|---|
SSHR文書管理 |
適用不可
次の表に、各ページの構成可能なヒントとインストラクションを示します。
リージョン | ヒント・タイプ | メッセージ名 |
---|---|---|
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_SS_DEFINE_DOC_INT |
ページ | インストラクション・テキスト | ICX_POR_INDICATES_REQ_FIELD |
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_SS_DEFINE_DOC_U_INT |
エラー | エラー | PQH_SS_DUPLICATE_SHORT_NAME |
エラー | エラー | PQH_PA_NO_TAGS_IN_FILE |
エラー | エラー | PQH_SS_INVALID_FILE_ERR |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_PA_ATTR_MAP_INT |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_SS_DOC_DELETE_MSG_INT |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
文書プロパティの選択 | インストラクション・テキスト | PQH_PA_DOC_PROP_INT |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
警告 | エラー | PQH_PA_DOC_CREATED_INT |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_PA_DOCUMENT_DELETE_INT |
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_SS_DOC_DELETE_INT |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_PA_DOCUMENT_UPDATE_INT |
文書情報 | インストラクション・テキスト | PQH_SS_DOC_UPDATE_ALLOWED_TIP |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_PA_DOC_MGMT_GRP_INT |
結果 | インストラクション・テキスト | PQH_PA_DOC_MGMT_HGRID_INT |
検索グループ | インストラクション・テキスト | PQH_PA_GRP_SRCH_HRD_INT |
確認 | 情報 | PQH_PA_RECORDS_SAVED |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
摘要 | インストラクション・テキスト | PQH_SS_DOC_REMOVE_DESC |
インストラクション | インストラクション・テキスト | PQH_SS_DOC_REMOVE_INT |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
結果 | インストラクション・テキスト | PQH_PA_DOC_SRCH_RSLT_INT |
結果 | インストラクション・テキスト | PQH_PA_DOC_SRCH_RSLT_U_INT |
検索 | インストラクション・テキスト | PQH_PA_DOC_SRCH_INT |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_PA_GRP_HDR_INT |
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_MANDATORY_MESSAGE_INT |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
ページ | インストラクション・テキスト | PQH_PA_GROUP_DETAILS_INT |
リージョン | ヒント・タイプ | リージョン名 |
---|---|---|
摘要 | インストラクション・テキスト | PQH_SS_DOC_DELETE_GRP_DESC |
インストラクション | インストラクション・テキスト | PQH_SS_DOC_DELETE_INSTRUCTION |
関連項目: Webページへのインストラクションの追加
適用不可
適用不可
ここでは、セルフ・サービス処理で個人の適格を自動的に計算するための設定方法についてベスト・プラクティス例を示します。この計算には、人事管理システムの報酬および福利厚生が処理エンジンとして使用されます。ユーザーが処理を開始すると、報酬および福利厚生のBENMNGLEエンジンが実行され、選択した個人が適格かどうかが表示されます。
適格処理を使用可能にするには、システム・プロファイル「HR: セルフ・サービス処理の適格使用の許可」をオンにします。選択した個人が適格でない場合にユーザーによる処理を許可する場合は、「HR: 不適格セルフ・サービス処理の処理許可」をオンにします。
BENMNGLEエンジンの実行によって結果表が定期的に更新されている場合は、プロファイル「HR: セルフ・サービス処理の処理時にBENMNGLの実行」を無効にしてパフォーマンスを向上させることができます。
これらのシステム・プロファイルは、デフォルトではオフになっています。
次の図に、汎用適格処理エンジンを提供するためにSSHRで行われている、ワークフローとAOLスキーマから報酬と福利厚生スキーマへのマップ方法を示します。通常の導入では、コピーして構成したフォーム機能を昇格・昇進などの処理にリンクします。これらの処理では、異なるロケールまたは部門の要件に基づいて定義した昇格・昇進(US)や昇格・昇進(営業)などのサブ処理との親子関係が発生します。
ここでは、昇格・昇進(US)などの国別仕様のサブ処理に適格な個人に対して、USビジネス・グループ内にサブ処理(プラン)を設定します。次に、適格プロファイルを定義してそのサブ処理にリンクし、個人が適格になるように基準を修正します。各フォーム機能は複数の処理とサブ処理にリンクできますが、適格を判断できるのはサブ処理についてのみです。
注意: 適格とみなされるのは、すべての必須プロファイルと1つ以上のオプション・プロファイルを満たす個人です。1つのプロファイルのみをサブ処理にリンクする場合は、そのプロファイルを必須に定義します。
この例では、適格の処理に福利厚生エンジンを使用することを決定し、社内のユーザーが使用できるフォーム機能を構成しています。わかりやすい名前を使用すると、ユーザーがワークフロー・プロセスを認識しやすくなります。次に例を示します。
昇格・昇進(オーストラリア)
昇格・昇進(製造)
異動
賞与の支給
この例では、事前定義の役職の変更機能に基づいて、次の2つのフォーム機能をコピーして構成済であることが前提になっています。
アサイメントの変更
賞与のあるアサイメントの変更
また、組織内で有効な適用可能なポリシーと適格ルールを識別し、使用可能な適格プロファイル基準をレビューしています。また、ビジネスに関する次の質問に回答しています。
使用可能な各フォーム機能に対する適格を管理する基準は?(次の例を参照)
国別仕様
組織単位(部門)
役職
勤続期間
処理の適格に影響を与える可能性のあるライフ・イベントは?
ある組織では、賞与に対して適格なのは、勤続期間が1年以上の従業員であるとします。この場合、勤続期間が1年未満の個人は「アサイメントの変更」に対してのみ適格になるように適格処理を設定します。勤続期間が1年以上の個人は「賞与のあるアサイメントの変更」に対して適格になります。
サブ処理の適格を設定する一般的な手順は、次のとおりです。
必要な適格基準を定義します。
「加入者適格プロファイル」ウィンドウ:
適格プロファイルを作成します。
「プラン・タイプ」ウィンドウ:
プラン・タイプを定義します。
「プラン」ウィンドウ:
プランを作成します(サブ処理)。
各プランをフォーム機能にリンクします(「その他」タブ)。
適格プロファイルを各プランにリンクします(「プラン適格」タブ)。
レポート・グループを作成します(処理)。
各レポート・グループをフォーム機能にリンクします。
各レポート・グループをプランにリンクします(「コンポーネント」タブ)。
HRMSマネージャ職責を使用し、勤続期間に基づいて適格を設定する手順は、次のとおりです。
導出要因
次の2つの導出要因を定義して、アプリケーションで勤続期間基準を評価する方法を指定します。
最初に、勤続期間が1年未満の導出要因を定義します。「導出要因」ウィンドウ(「勤続期間」タブ)で次のように指定します。
名前: 勤続1年未満
単位: 「日」
コード使用の日付: 「入社日」
値: 「最小なし」チェック・ボックスを選択、「最大」= 364
決定コード: 「イベント日現在」
次に、勤続期間が1年以上の導出要因を定義します。「導出要因」ウィンドウ(「勤続期間」タブ)で次のように指定します。
名前: 勤続1年以上
単位: 「年」
値: 「最大なし」チェック・ボックスを選択、「最小」= 1
「コード使用の日付」と「決定コード」は最初の導出要因と同じ
適格プロファイル
2つの適格プロファイルを設定します。最初の適格プロファイルでは勤続期間が1年未満の個人が適格になり、2番目の適格プロファイルでは勤続期間が1年以上の個人が適格になります。適格プロファイルは、処理に対して個人を適格にするのに必要な数だけ設定できます。プロファイルをプランにリンクする場合は、次に説明するように、そのプロファイルが「必須」か「オプション」かを指定します。
最初の適格プロファイルを定義します。「加入者適格プロファイル」ウィンドウ(「導出要因」タブ)で次のように指定します。
名前: 勤続1年未満
アサイメント・タイプ: 「任意のアサイメント」(「プライマリ」および「サブ」)
ステータス: 「有効」
適用先: 「福利厚生プロファイル」
値リストから「勤続期間」を選択
勤続期間: 勤続1年未満
2番目の適格プロファイルを定義します。「加入者適格プロファイル」ウィンドウ(「導出要因」タブ)で次のように指定します。
名前: 勤続1年以上
「アサイメント・タイプ」、「ステータス」および「適用」には、最初のプロファイルと同じ値を選択
勤続期間: 勤続1年以上
注意: 「アサイメント・タイプ」が「任意のアサイメント」の場合は、サブ・アサイメントを適格処理の対象にできるため、特定の個人に対して適格なすべての処理が検索されます。導入作業では、特定の個人が各処理に関連する1つのサブ処理に対してのみ適格になるように設定することをお薦めします。BENMNGLEで複数の適格サブ処理が取得されると、「サブ処理」ページが表示され、選択可能なサブ処理が表示されます。
サブ処理(プラン)と処理(レポート・グループ)
プラン・タイプを作成して、サブ処理(プラン)を福利厚生ではなくセルフ・サービス処理の適格に関連付けます。
セルフ・サービス処理で使用する新規のプラン・タイプを定義します。「プラン・タイプ」ウィンドウで次のように指定します。
名前: 「ビジネス・プロセス」
オプション・タイプ: 「人事処理」
アサイメント変更のみを含むサブ処理を定義します。このサブ処理をフォーム機能および適格プロファイルにリンクします。「プラン」ウィンドウで次の手順を実行します。
名前: 「アサイメントの変更」
ステータス: 「有効」
プラン・タイプ: 「ビジネス・プロセス」
プラン使用: プログラム外
「適格レート」タブで、「不適格者の把握」チェック・ボックスを選択します。
「その他」タブで、「人事処理機能名」を「アサイメントの変更」(または、アサイメントの変更用に構成した任意のフォーム機能の名前)に指定します。
「プラン年適用不可」チェック・ボックスが選択済であることを確認します。
作業内容を保存します。
「プラン適格」ボタンを押して「プラン適格の保守」ウィンドウを開きます。
「適格」ボタンを押して「適格」ウィンドウを開きます。「適格プロファイル名」を勤続1年未満に指定します。
「必須」チェック・ボックスを選択します。
作業内容を保存します。
ボーナスを伴うサブ処理を定義します。設定手順は、次の手順を除いて最初のサブ処理と同じです。
名前: 賞与のあるアサイメントの変更
「その他」タブで、「人事処理機能名」を賞与のあるアサイメントの変更(または、アサイメントの変更と賞与の支給用に構成した任意のフォーム機能の名前)に指定します。
適格プロファイル名: 勤続1年以上
処理を定義して前述の2つのサブ処理にリンクすると、設定が完了します。「レポート・グループ」で次の手順を実行します。
名前: 「アサイメントの変更」
目的: 「人事処理」
機能名: 「アサイメントの変更」
作業内容を保存します。
プラン: 「アサイメントの変更」、プラン: 賞与のあるアサイメントの変更(「コンポーネント」タブ)
関連項目:
『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』のプラン設計に関する説明
『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の総合報酬の適格要件に関する説明
『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の適格プロファイル基準に関する説明
『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の導出要因に関する説明
『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』のレポート・グループの定義に関する説明
多くの企業では、ルール、規約およびレポート要件に準拠して勤務条件の変更を行っています。Oracle Self-Service Human Resources(SSHR)には、所定のルールに従ってセルフ・サービス処理を開始、更新および承認するための一連の構成ツールとWebフローが用意されています。
セルフ・サービス処理は、企業の雇用条件を変更するビジネス・プロセス、つまり処理を表します。通常、公共部門組織では人事処理と呼ばれ、採用、研修、昇格・昇進、異動、報酬および退職を管理するビジネス・プロセスが含まれます。セルフ・サービス処理は、企業が、適格要件と承認要件を決めるルールを使用したビジネス・プロセスの構成、処理履歴と詳細の追跡、または特定の処理に関する標準文書の生成を行う際に役立ちます。
セルフ・サービス処理は、次の3つのタイプに分類されます。各分類には、それぞれ固有の期待、ルールおよび要件があります。
採用
配属
退職
Oracle SSHRでは、データ保守よりもビジネス・プロセスが重視されます。インタフェースには、一連のWebページをナビゲートしながら入力するオンライン・フォームが用意されていますが、導入チームは、組織の標準および慣習を反映するようにデータの順序と内容を編成します。また、導入チームは、各セルフ・サービス処理を使用して、個人レコードへの変更を管理する方法との整合性の取れたプロセスを定義します。各プロセスについては、それぞれ独自のバージョンを設計および導入し、各処理をルーティングして自動的に承認できるようにするビジネス・ルールを指定します。
SSHRでは、技術面重視から機能性重視に移行しています。このアプローチによって、アプリケーション・ウィンドウで抽象的にデータを保守するのではなく、慣れ親しんでいるビジネス・プロセスとしてセルフ・サービス処理を開始し管理できます。したがって、実行する必要があるタスクに重点を置くことができます。次に、セルフ・サービス処理でサポートされる事前定義のSSHRワークフロー・モジュールの例を示します。
採用または退職
採用
新規採用
応募者採用
退職
報酬がある退職
配属またはステータス変更
従業員ステータス変更(アサイメント、フルタイム/パートタイム、等級、支給スケール内部での異動)
異動
休暇(長期不就業、病欠、研究休暇)
特別情報タイプ/その他情報タイプ(研修または試用期間の終了、懲戒処分)
その他の雇用情報(研修または試用期間の終了、懲戒処分)
報酬ディストリビューション(賞与など特定の支給および手当のタイプ)
セルフ・サービス処理は、標準のビジネス処理を反映する3つの段階で実行します。
開始
承認
適用
各段階について、導入チームは、通常の業務処理方法を反映させた独自のプロセス・フローを構成するように一連のオプションと機能を設定します。次のプロセス・フロー図に、使用可能なすべての機能を示します。これらの機能は、組織の要件によって異なります。
開始
拡張検索機能によって、処理を開始する前に、正しい個人を選択していることを確認できます。指定の有効日に対して個人が適格かどうかは、「個人情報リスト」ページおよび「処理」ページに表示されます。「処理」ページには、選択した個人について保留されている処理、一時保存している処理、および選択した個人について他の承認者からの承認待ちの処理が表示されます。組織の要件を満たすかぎり、指定した日付または承認時に処理が実行されるように指定できます。企業、ルールおよび規約に必要なデータを入力します。What-If分析を使用すると、選択した個人の報酬と福利厚生に関する資格付与について、提示処理の影響をリアルタイムで確認できます。書式設定された文書(承認前の処理要求や標準レターなど)を作成できます。これらの文書には処理によってマージされた値が含まれています。また、履歴書、終了証書、Webアドレスなどのサポート文書も添付できます。承認のために処理を発行する前には、承認者リストに承認者を追加したり、通知先を追加できます。
承認
セルフ・サービス処理では、Oracleの標準ワークフロー管理ツールおよび承認管理ツールを使用します。Oracle AMEでは承認者リストが生成され、Oracle Workflowでは処理のルーティングが自動的に実行されます。承認者は、ワークリストから通知を取得します。適切な更新権限がある承認者は処理を変更できます。変更には有効日の変更なども含まれます。受信者は、追加情報を要求したり、以前の承認者に処理を差し戻して訂正を求めることができます。同じ個人について介在処理または先日付の処理がデータベースで検出された場合、その処理は適切な値にリフレッシュされるか、手動による変更入力の承認後に人事担当者にルーティングされます。
適用
最終承認後、処理はデータベースに適用されます。
SSHRワークフロー機能によって、オンライン・コラボレーション環境に参加できます。この環境では、処理のメリットに基づいて処理をルーティングして承認するタスクに重点を置くことができ、承認者の選択や通知にほとんど手間がかかりません。
関連項目: セルフ・サービス処理の構成
関連項目: 競合する処理の管理
関連項目: セルフ・サービス処理の開始
関連項目: セルフ・サービス処理の承認
次の各項では、SSHRのセルフ・サービス処理を構成するプロセスについて説明します。適格処理や文書管理の設定などの一部の手順は必須ではありません。企業に必要なワークフローのプロセスと機能の導入は、セルフ・サービス処理を構成するための前提条件です。ワークフローのプロセスと機能の構成を完了した後は、次の手順を実行する必要があります。
システム・プロファイル・オプションの設定
アクセス・ロールの定義
ページのパーソナライズ
ユーザー・メニューへのサブメニューの追加
適格処理の設定
文書管理の設定
以前の導入で、ルーティングおよび承認の処理を管理するために、組織に必要な属性、条件、承認タイプおよびルールを使用してOracle Approvals Management(AME)を構成していない場合、デフォルトの動作を向上させるには、これらの構成が必要です。デフォルトでは、処理は管理階層の最上位または作成者の10レベル上のどちらか近い方へルーティングされます。
注意: セルフ・サービス処理に関連付けられた新規のワークフロー機能を使用するには、SSHR V5承認プロセスにアップグレードする必要があります。
関連項目: 『Oracle Self-Service Human Resourcesセルフ・サービス機能実装ガイド』のSelf-Service HR(SSHR)の導入ステップに関する説明
システム・プロファイルをサイト・レベルで構成します。セルフ・サービス処理の構成に直接関連するプロファイルは次の8つです。
HR: 承認者のセルフ・サービス処理の更新許可
HR: コンカレントのセルフ・サービス処理の許可
HR: 先日付の変更がある場合のセルフ・サービス処理の管理
HR: 介在する処理からのデータがあるセルフ・サービス処理のリフレッシュ
HR: 職階階層の表示
HR: セルフ・サービス処理の適格使用の許可
HR: 不適格セルフ・サービス処理の処理許可
HR: セルフ・サービス処理の処理時にBENMNGLの実行
「HR: 承認者のセルフ・サービス処理の更新許可」を使用可能にしない場合、訂正用に差し戻された処理の有効日を更新または変更できるのは作成者のみです。承認者は添付を使用できません。
次の2つのオプションは関連させて構成することをお薦めします。
HR: 先日付の変更がある場合のセルフ・サービス処理の管理
HR: 介在する処理からのデータがあるセルフ・サービス処理のリフレッシュ
この2つのオプションはまとめて使用可能または使用不可にしてください。たとえば、前者を「承認の許可(人事担当者に通知)」に設定した場合は、後者も使用可能にしてください。
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』のユーザー・プロファイルに関する説明
セルフ・サービス処理の承認者に更新権限を付与したり、承認者以外への更新権限の付与を否認するには、アクセス・ロールを作成して割り当てます。処理の作成者には、メニュー・アクセスに基づいて権限が付与され、アクセス・ロールは必要ありません。
関連項目: 『Oracle Self-Service Human Resourcesセルフ・サービス機能実装ガイド』のセルフ・サービス処理のアクセス・ロールに関する説明
セルフ・サービス・ページをパーソナライズします。パーソナライズはセルフ・サービス処理の構成の中で重要な手順で、次のような操作が含まれます。
ワークフロー・プロセスをパーソナライズして、ページまたはデータ・フィールドを表示/非表示にします(ワークフロー・プロセスの構成時に行います)。
「レビュー」ページをパーソナライズして、What-If分析または添付を表示/非表示にします。
「有効日」ページをパーソナライズして、ユーザーによる有効日の手動入力、処理を承認後に有効にする指定、あるいはその両方を可能にします。
関連項目: Webページの構成
関連項目: セルフ・サービス・ワークフロー
サブメニュー「HRセルフ・サービス・ページ・サブ・メニュー」をユーザー・メニューに結び付け、ユーザーが次のページを表示できるようにします。
有効日
サブ処理
訂正用に差戻し
属性のリフレッシュ
文書マネージャの各ページ
関連項目: SSHR用メニューの定義
オプションで、SSHRの報酬および福利厚生機能を汎用処理エンジンとして使用し、処理に対する個人の適格の自動決定を設定します。これは、次の3段階で設定します。
適格プロファイルの定義
プランの定義(サブ処理)
レポート・グループの定義(処理)
関連項目: 適格処理の設定例
オプションで、書式設定済のビジネス文書をPDF形式で提供するように、文書管理で文書とグループを構成します。これらのビジネス文書にはワークフロー・プロセスからマージされたデータが含まれています。この例には、変更要求、変更通知、郵便物、契約などがあります。
関連項目: 文書マネージャ
セルフ・サービス処理の一般的な導入では、個人のレコードに対する複数の変更を同時に処理できます。また、一般的な構成では、受信者チェーン内の任意の承認者は、処理の有効日を変更できます。コンカレント処理に対応し、承認プロセス内の任意の時点で有効日を選択できることは、柔軟性と複雑さの両方を増加させることになります。たとえば、ある個人の役職変更を処理している間に、別のマネージャがその個人の等級に影響を与えるステータス変更を発行した場合、労働時間の変更を発行し、その処理が進行している間に、別のマネージャが異動を承認した場合、あるいは、賞与に対して遡及的な有効日を選択した結果、すでに承認済の別の賞与が自分自身には、将来の有効日に有効になった場合はどうなるでしょう。
複数の変更を同時に処理する柔軟性を実現するには、各処理に関連付けられた次の3つの日付間での複雑な相互作用を処理する必要があります。
開始日: 承認のために処理を発行する日付(通常はシステム日付)
有効日: 承認された処理が有効になる日付(承認日とはかぎらない)
承認日: 処理をデータベースに保存する日付
このアプリケーションでは、複数の処理間および日付間の相互作用から発生する複雑な状況の管理を3つの方法でサポートします。次の3つのシナリオを参照してください。
コンカレント処理: 選択した個人に対する複数の処理を同時に実行します。最終承認が行われると、各処理はその処理の有効日に有効になり、有効日がそれ以前のすべての処理が置換されます。
介在する処理: 処理の開始後に、その処理の開始日と有効日の間に有効日がある、承認済の別の処理が、同じ個人について検出される場合があります。このような場合は、どちらの情報が優先されるかを管理し、元の処理に含まれる値が必要に応じて置換されるように設定できます。
先日付処理および遡及処理: 処理の開始後に、有効日がその処理より遅い、承認済の別の処理が、同じ個人について検出される場合があります。このような場合は、最終承認時に人事担当者に処理をルーティングして、必要なすべての変更を手動で入力できるように設定できます。
処理を開始すると、その処理の対象となっている個人とアサイメントの組合せが、現在進行中の別の処理について確認されます。
一時保存
訂正用に差戻し
その他の承認待ち
ほとんどの導入では、コンカレント処理が可能です。可能でない場合は、保留中の変更がある個人に対して処理を開始しても、「処理」ページより先に進むことができません。ただし、通常の設定では、選択した個人に対する既存の処理は「対応待ちの処理」または「その他の承認待ち」として表示されます。
別の変更処理が介在する状態は様々な理由で発生する可能性があります。最も一般的な原因は、要求と承認の間の遅延です。選択した個人に対する処理が承認プロセスに入った後で、別のマネージャが同じ個人のレコードへの変更を承認することがあります。選択した個人のレコードに対して承認された変更が、元の処理の開始日と有効日の間で検出された場合、その変更は次のいずれかの方法で管理されます。次の2つのシナリオを検討してください。
役職変更を承認のために発行し、その承認処理が行われている間に、人事マネージャが同じ個人に対する異動を承認したとします。この場合、役職変更の処理では勤務地が指定されていないため、介在する処理(異動による勤務地変更)が優先されます。ただし、役職変更を承認するか、更新するか、訂正用に差し戻すか、または取り消すかを決定するために、異動に関する情報が必要になる場合もあります。
処理で提示した役職変更が、別の役職を指定した他のマネージャによる変更(介在する処理)と競合しているとします。自分の処理と介在する処理の両方で役職が指定されているが、自分の有効日の方が遅いため、自分が提示した役職が優先されます。いずれにしても、自分が提示した役職変更を十分な情報を得た上で決定するためには、介在する役職変更の処理に対する認識が必要となる場合があります。
次の図では、各処理の開始日と有効日が点線で結ばれています。自分の処理が承認プロセス過程にある間に、別のマネージャが介在処理を承認しています。
データ・リフレッシュのオプションを使用すると、自分の処理の値を介在処理で変更された情報で置換(シナリオ1)するか、または元の処理の値を保持(シナリオ2)することによって、競合の発生を管理できます。「リフレッシュ」ページには、元の値、介在する値、および優先される値を示す表が表示されます。
注意: 自分の処理の有効日を変更した場合にも、「リフレッシュ」ページが表示されることがあります。有効日が変更されると、別の時点で有効になる値と競合する場合があるためです。
選択した個人レコードに対して承認済の変更が検出され、その変更の日付が自分の処理の有効日より遅い場合は、構成オプションを使用して、人事担当者ロールを持つ個人に自分の処理をルーティングして承認を求めることによって、競合の発生を管理できます。人事担当者は、レビュー時に、必要なすべての変更をデータベースに手動で適用します。
過去の有効日を選択することで、個人に対して遡及処理を実行できます。個人レコードに対する有効日以降の変更は先日付処理として処理され、最終承認のために人事担当者にルーティングされます。
データの競合に関するあらゆるシナリオに対処できる自動システムはありません。場合によっては、人事担当者が必要なすべての変更を手動で適用します。一般的に、マネージャは自分で処理を実行し承認することを望みます。次のオプションを設定することにより、使用している構成でほとんどのシナリオに自動的に対処できます。
自分の処理をその有効日時点で有効な情報を使用してリフレッシュするか、最終承認時に処理が失敗するように要求する(介在処理)。
人事担当者に後でルーティングして自分の処理の承認を可能にするか、処理をエラーで終了させる(先日付処理)。
次の処理フロー図で、介在処理または先日付処理がある場合のデータ競合の管理方法を詳しく説明します。この図では、コンカレント・トランザクションが可能であると想定しています。
注意: ある処理の有効日が既存の変更の有効日と一致した場合、その処理は既存のレコードに対する訂正とみなされます。
オラクル人事管理システムのデートトラックの詳細は、Metalinkで公開されているオラクルのホワイト・ペーパー『デートトラックの動作方法』を参照してください。
セルフ・サービス処理には、強力かつ柔軟な一連のツールが用意されています。導入チームには、使用可能な機能とプロセス・フローのルック・アンド・フィールドの決定について、多数の選択肢があります。次の各項では、処理の開始方法および選択肢の導入に応じて発生する可能性がある例外について説明します。
セルフ・サービス処理は、メイン・メニューから個人リストを開いて開始します。
導入チームは、直属の部下と下位階層を含めた管理階層を表示するか、職階階層を表示するかを選択します。選択した個人を表示する「リスト」ビューも選択できます。また、導入チームは、デフォルトで階層を表示するか、「リスト」ビューを表示するかを決定します。表示オプションには、ツリー上のノードの拡張表示と縮小表示、および特定の個人とその下位階層のみの表示が含まれます。
注意: 一般的に、人事担当者は「リスト」ビューを使用して、担当する個人を表示します。
導入チームは、複数のアサイメントを個人とアサイメントの組合せで表示するか、および派遣就業者を表示するかどうかも決定します。
拡張検索基準を使用すると、ビジネス・グループ、Personタイプ、部門、職階などの基準を指定して個人検索を絞り込むことができます。
変更を要求するには、個人に関連付けられた「処理」アイコンを選択します。「処理」ページが表示されます。
注意: 任意の個人/アサイメント行から「詳細」アイコンを選択すると、オプションでその個人とアサイメントに関する情報を表示できます。
導入チームは、以前のバージョンのSSHRとの整合性を維持するために、メイン・メニューに事前選択済の処理を表示できます。個人リストは、メイン・メニューから「マネージャ処理」を選択して開くことをお薦めします。この単一の開始点から、使用可能なすべての処理を表示し、それらの処理に対する選択した個人の適格性を表示できます。処理を事前選択することで、選択可能な処理が1つに制限されます。選択した個人が不適格で、不適格処理の処理を許可しないように設定した場合は、新規の処理を再度開始する必要が生じることがあります。
注意: 「新規採用」や「組織マネージャ」などの一部の処理は、事前選択した処理の中から選択する必要があります。
「マネージャ処理」を使用して処理を入力する場合、「処理」ページには、選択可能な変更がリストされ、選択した個人の変更に対する適格性が表示されます。「開始」ボタンを押すと、選択した処理が開始され、「有効日」ページが表示されます。
注意: メイン・メニューから事前選択済の処理を使用するときに、選択した個人について保留処理が存在しない場合、「処理」ページは表示されず、「有効日」ページが直接表示されます。
導入チームは、選択した個人が提示処理に対して適格かどうかを自動的に判断するようにアプリケーションを構成できます。アプリケーションでは、指定の有効日時点で適格を判断し、その結果を「処理」ページの表に表示します。適格の判断は、役職、組織、勤務期間などの個人、雇用または導出要因を基準にして行われ、昇格・昇進(営業)や採用(フランス)など部門やローカリティ固有の基準も考慮されます。
頻度は高くありませんが、選択した個人が複数バージョンの処理(昇格・昇進(営業)と昇格・昇進(US)など)に適格な場合があります。適切に構成されている適格処理では、多くの場合、選択肢として表示される処理は1つのみです。個人が複数バージョンの処理に適格な場合は、「サブ処理」ページで選択リストから処理を選択します。
また、導入チームは、不適格処理を処理するようにアプリケーションを構成できます。この構成は、適格基準を上書きする権限が承認者にある場合、または有効日時点では適格でないが後で有効になる個人に対して処理を実行する場合などに、実行できます。
関連項目: 適格処理の設定例
処理を実行するときは、アプリケーションによるデータ競合の管理方法を把握しておく必要があります。導入チームがアプリケーションでコンカレント処理をサポートするように構成した場合は、選択した個人のレコードに存在する他の保留処理、またはその個人の一時保存した処理についてメッセージや警告が表示される場合があります。「処理」ページには、選択した個人の保留処理について次の2つのリストが表示されます。
自分自身の処理
他の承認者からの承認待ちの処理
自分自身の保留処理の完全なリストは、メイン・メニューから「対応待ちの処理」を選択して表示できます。また、提示した変更に影響を与える介在処理または先日付処理が発生する場合があり、その一部は処理の承認プロセス中に発生する可能性があります。
関連項目: 競合する処理の管理
通常、処理の開始または承認は「有効日」ページから開始します。このページでは、次のいずれかのオプションを選択します。
有効日を手動で入力します。
承認後に処理を有効にするように指定します。
このページには、最も早い有効日や選択した個人の他の承認済処理や保留処理など、処理に関する情報や警告も表示されます。
注意: 導入チームが、承認時にすべての処理を有効にするように決定している場合、「有効日」ページは表示されません。
ここでは、処理に関連するデータを入力します。使用可能な処理は、導入チームが準備したビジネス・プロセスによって異なる場合があります。次に例を示します。
個人の採用
事業所の変更
マネージャの変更
等級の変更
給与の変更
役職の変更
時間数の変更
賞与の支給
異動のリリース情報
休暇の開始
退職
プロセスの途中で処理を一時保存すると、リマインダとして通知を受信します。誤ってブラウザを閉じた場合やブラウザがクラッシュした場合は、アプリケーションによって処理が保存されます。
作成者の場合は、「取消」ボタンを押すと処理が削除されます。承認者の場合または一時保存の場合は、「取消」ボタンを押すと、以前に保存したデータに戻ります。
「レビュー」ページでは、個人のレコードに対して提示された変更、および受信者チェーンに含まれる承認者の情報が表示されるのに加えて、追加の承認者を選択したり、通知先の個人を追加できます。その他の使用可能な機能は、次のとおりです。
添付
What-If分析
文書管理
承認管理
チェーン上の次の承認者に処理を送信するには、「発行」ボタンを押します。最終承認者の場合は、変更をデータベースに発行します。
「レビュー」ページの「添付」リンクを使用すると、写真、学位や修了証書のコピー、履歴書などのサポート文書を添付できます。この操作を実行するには、権限を更新する必要があります。文書タイプは事前定義されていないため、使用可能な文書タイプのリストは導入チームによって提供されます。
「レビュー」ページの「What-If分析」リンクを選択すると、選択した個人の報酬と福利厚生に関する資格付与について情報が表示されます。このリンクを選択するとBENMNGLE処理が実行され、個人の資格付与に関連した報酬オブジェクトの情報が収集されレポートされます。このページを使用して、提示処理の影響を評価します。ここでは、通貨単位、現行金額、現行期間、What-If数およびWhat-If期間をレビューできます。
注意: What-If分析を実行するには、Oracle Advanced Benefitsを実行する必要があります。
導入チームは、書式設定済のビジネス文書をPDF形式で作成し、選択した処理に関連付けることができます。また、処理の情報を文書に自動的に含めるように設定できます。たとえば、使用可能な文書には、新規役職や有効日など個人のステータスへの変更を示す変更要求、変更通知、レターまたは契約などがあります。承認前および承認後の文書を提供できるように設定できます。「レビュー」ページの「印刷可能ページ」ボタンを押すと、処理に関連付けられた印刷可能な承認前文書のリストが表示されます。該当する文書がない場合は、「印刷可能ページ」ボタンを押すとプリンタ対応バージョンの「レビュー」ページが表示されます。
最終承認が行われると、作成者には、使用可能な承認後文書のリストへのリンクを含む通知が送信されます。
SSHRの処理では、ルール・ベースのエキスパート・システムであるOracle Approvals Management(AME)を使用し、管理階層(デフォルト)またはルーティング・リストを介して処理をルーティングします。導入チームは、ルーティング・リストを自動的に生成するビジネス・ルールを定義することによって、承認のために処理が適切なパーティにルーティングされるように構成できます。設定によって、組合や労働者協議会などの外部機関による決定事項を記録する承認者を指定できます。
「レビュー」ページの「発行」ボタンを押すと、適切な承認者を自動的に選択する承認プロセスに処理が送信されます。承認者は、処理を開くためのリンクがあるワークリストで通知を受信します。また、更新権限がある場合は、処理の編集、有効日の変更、またはサポート文書の添付を行うことができます。承認者は、チェーン上の前の承認者に処理を差し戻して訂正を求めることもできます。最後の承認者の場合は、「発行」ボタンを押すと、処理がデータベースに適用されます。
注意: データベースで、選択した個人に対する承認済処理の介入が検出されると、その処理はワークフローによって人事担当者に送信され、手動入力による適切なすべての変更の最終承認を受けます。この場合は、警告メッセージが表示されます。
関連項目: 競合する処理の管理
「レビュー」ページには、承認者を追加したり、別の通知受信者を選択するオプションも用意されています。
ワークフロー・ユーザーは、ワークリストで通知を受信します。標準書式は、次のとおりです。
承認要
一時保存
訂正用に差戻し
参考
他の承認者からの問合せ
承認を求める通知を承認者または人事担当者が受信すると、「通知詳細」ページが表示され、処理に関する注意と警告が示されます。「通知詳細」ページには次のオプションがあります。
承認
否認
再割当
情報要求
処理の表示
処理の更新
訂正用に差戻し
ほとんどのオプションでは、コメントや質問を入力できます。
導入チームによって承認時にすべての処理が有効になるよう設定されていないかぎり、承認者が処理を開くと、「有効日」ページが表示されます。受信者チェーン内の更新権限がある承認者は、ここで有効日を変更できます。承認者には、データベースで検出された介入処理または先日付処理に関するメッセージや警告が表示されることがあります。詳細は、「競合する処理の管理」を参照してください。
承認者は、チェーン上の前の承認者に処理を差し戻して訂正を求めることができます。受信者が変更を行うには、更新権限が付与されたワークフロー・ロールが必要です。
新規ユーザーのセルフ・サービス登録は、人事管理の作業負荷とコストの削減に役立ちます。人事担当者は、この機能を使用して、オラクル人事管理システムのデータベースに新規従業員を追加できます。人事部門が全組織の中核に位置付けられていない大企業の場合は、このようなセルフ・サービス方式によって初回登録の作業が軽減されます。ユーザー・インタフェースに対してわかりやすいヒントやテキスト・メッセージを追加または編集すると、エンド・ユーザーへの研修の必要性が軽減されます。
また、セルフ・サービス登録を使用すると、人事部門の作業負荷を採用担当のライン・マネージャに移したり、個々の従業員に自分自身の詳細の登録を許可することで、従業員に作業負荷を移すこともできます。
従業員は、新規従業員登録機能を使用し、企業の汎用ユーザー名と提供されたパスワードを使用してログインするか、またはユーザーには公表されていない「ゲスト・ログイン」で機能に直接アクセスします。氏名、住所、雇用詳細および家族などの詳細を入力して、オンライン登録を完了します。従業員は、自分自身のセルフ・サービスのユーザー名とパスワードを作成できます(または、管理側がこれらを自動的に生成するよう選択できます)。あるいは、人事管理者またはライン・マネージャが、新規採用者のために、従業員レコードとセルフ・サービス・ユーザー名を作成する方法もあります。
その他の個人は、従業員以外の登録機能を使用してログインし、オラクル人事管理システムに従業員以外のレコードを作成できます。この機能は、Oracle Advanced Benefitsを使用する米国の協力会社の福利厚生プロバイダでよく使用されます。この機能によって、ライフ・イベント(離婚や退職など)のためにCOBRA認定となった福利厚生加入者またはその扶養家族は、セルフ・サービスを使用してCOBRA補償範囲を選択できるように登録できます。
すでにデータベースに人事管理レコードが存在する個人は、ユーザー名の作成機能を使用して、自分のセルフ・サービスのユーザー名とパスワードを作成できます。この機能では、既存のユーザー作成方法(「ユーザー」ウィンドウの使用またはバッチによるセルフ・サービス・ユーザーの作成)とは異なる方法が提供されます。
Oracle Standard BenefitsまたはOracle Advanced Benefitsを導入している場合、福利厚生加入者は、World Wide Webを使用するか企業のイントラネットを介して、福利厚生管理側に直接登録できます。登録先が協力会社の福利厚生管理者または福利厚生プロバイダである場合、従業員の人事部門では、人事情報を管理側のデータベースに転送する作業がなくなります。
登録を完了した個人は、セルフ・サービス福利厚生機能に直接ナビゲートできます。この機能は、検出されたライフ・イベントを処理し、福利厚生選択または無制限のプログラム選択を可能します。
汎用ユーザー名とパスワードを個人に付与して、最初にセルフ・サービスにアクセスして登録できるようにします。作成する汎用ユーザー名の数は選択できます。たとえば、協力会社の福利厚生プロバイダでは、加入員の組織ごとに1つの汎用ユーザー名を作成する方法がよく使用されます。事業主は、ビジネス・グループ全体に対して1つのユーザー名を作成したり、組織階層体系に基づいて別々の名前を作成する場合があります。
各ユーザー名は、「OAB: ユーザーと組織のリンク」プロファイル・オプションを使用して組織に関連付けられます。デフォルトで新規従業員アサイメント用の組織が設定されますが、ユーザーは、登録時にビジネス・グループから別の組織を選択できます。このプロファイル・オプションは、職責レベル(各汎用ユーザー名を別々の組織にリンクする場合)、サイトまたはアプリケーション・レベルで設定できます。
同様に、「OAB: ユーザーと給与のリンク」プロファイル・オプションを職責レベルで設定すると、各汎用ユーザー名に対して、割り当てるデフォルト給与を選択できます。このプロファイル・オプションは、サイトまたはアプリケーション・レベルで設定することもできます。
デフォルトでは、新規登録されるすべてのユーザーに、シードされている「セルフ登録従業員デフォルト職責」が割り当てられます。この職責には、セルフ・サービス福利厚生の登録、個人名、住所および連絡先情報など、セルフ・サービス機能のサブセットへのアクセス権限が付与されます。独自の職責を作成して新規登録ユーザーを割り当てることも、「OAB: セルフ登録ユーザー職責」プロファイル・オプションを適切なレベルで設定して、サイト全体を割り当てることもできます。
この2つのモジュールは、事前定義の新規ユーザー登録職責で使用できます。また、従業員セルフ・サービスやマネージャ・セルフ・サービスの一部として使用できます。「新規従業員登録」を使用して、ユーザーは、汎用ユーザー名でログインして自分の従業員レコードをオラクル人事管理システムに作成し、自分のセルフ・サービス・ユーザー名とパスワードを作成します。「従業員以外の登録」を使用すると、その他の個人がログインして従業員以外のレコードをオラクル人事管理システムに作成できます。
ユーザー・メニュー名 | 機能名 |
---|---|
新規ユーザー登録 | 新規従業員登録 |
新規ユーザー登録 | 従業員以外の登録 |
このモジュールのワークフロー詳細は、次のとおりです。
「新規従業員登録プロセス」および「COBRA登録プロセス」
関連項目: 『Oracle Workflowガイド』にあるユーザーのためのOracle Workflowの概要に関する説明
注意: 承認機能はこれらのプロセスではサポートされていません。
適用不可
リージョン | ヒント・タイプ | メッセージ名 |
---|---|---|
福利厚生 ライフ・イベントCOBRA | メッセージ | BEN_COBRA_LIFE_EVENT_DATE |
福利厚生 ライフ・イベントCOBRA | メッセージ | BEN_LIFE_EVENT_COBRA |
福利厚生 ライフ・イベント現在 | メッセージ | BEN_LIFE_EVENT_DATE |
福利厚生 ライフ・イベント現在 | メッセージ | BEN_LIFE_EVENT_CURRENT |
登録ユーザー・メイン内容 | ショート・ヒント | HR_INCORRECT_PASSWORD_LENGTH |
検証内容 | DATE_FORMAT |
関連項目: Webページへのインストラクションの追加
リージョン | フレックス名 | フレックス・コード |
---|---|---|
検証内容 | 追加個人情報詳細フレックス | PER_PEOPLE |
その他情報タイプ更新 | その他の個人情報 | 開発用個人付加フレックスフィールド |
関連項目: フレックスフィールドの構成
プロファイル | 構成可能なレベル | 値 | デフォルト |
---|---|---|---|
OAB: ユーザーと組織のリンク | すべて | 組織 | NULL |
OAB: ユーザーと給与のリンク | すべて | 給与 | NULL |
OAB: セルフ登録ユーザー職責 | すべて | 職責 | セルフ登録従業員デフォルト職責 |
HR: ビジネス・グループ | 「職責」レベルで設定 | ビジネス・グループ | |
HR: Self Service HRライセンス | サイトで「Yes」に設定 | Yes/No | No |
このモジュールは、事前定義された新規ユーザー登録職責で使用できます。また、従業員セルフ・サービスの一部として使用できます。「ユーザー名の作成」を使用すると、オラクル人事管理システムに人事管理レコードがすでに存在する従業員は、自分のセルフ・サービスのユーザー名とパスワードを作成できます。
ユーザー・メニュー名 | 機能名 |
---|---|
新規ユーザー登録 | ユーザー名の作成 |
このモジュールのワークフロー詳細は、次のとおりです。
ユーザー名の作成プロセス
注意: 承認機能はこれらのプロセスではサポートされていません。
適用不可
リージョン | ヒント・タイプ | メッセージ名 |
---|---|---|
新規ユーザー作成検証内容 | DATE_FORMAT | |
登録ユーザー・メイン内容 | ショート・ヒント | HR_INCORRECT_PASSWORD_LENGTH |
関連項目: Webページへのインストラクションの追加
リージョン | フレックス名 | フレックス・コード |
---|---|---|
新規ユーザー作成検証内容 | 追加個人情報詳細 | PER_PEOPLE |
関連項目: フレックスフィールドの構成
プロファイル | 構成可能なレベル | 値 | デフォルト |
---|---|---|---|
OAB: セルフ登録ユーザー職責 | すべて | 職責 | セルフ登録従業員デフォルト職責 |
HR: ビジネス・グループ | 「職責」レベルで設定 | ビジネス・グループ | |
HR: Self Service HRライセンス | サイトで「Yes」に設定 | Yes/No | No |
新規ユーザー登録処理(新規ユーザーの作成、新規従業員の登録および従業員以外の登録)には、セルフ・サービスにログインするためのユーザー名とパスワードをユーザーが入力できる「ユーザーID」ページがデフォルトで組み込まれています。あるいは、このページのボタンをユーザーがクリックしたときに、アプリケーションでユーザー名とパスワードを生成するように追加コードを導入することもできます。この導入にはユーザー・フックを使用できます。
次の2つのユーザー・フックがあります。
BEN_PROCESS_USER_SS_BK1.CREATE_USER_DETAILS_B(ユーザー名の作成前に実行するため、「作成前ユーザー・フック」と呼ばれます)
BEN_PROCESS_USER_SS_BK1.CREATE_USER_DETAILS_A(ユーザー名の作成後に実行するため、「作成後ユーザー・フック」と呼ばれます)
これらのユーザー・フックは、ユーザーAPI(BEN_PROCESS_USER_SS_API)でコールされます。ユーザー・フックは、一連のグローバルを介してこのコール側APIと通信します。これらのグローバルは、パッケージBEN_PROCESS_USER_UTILITYで定義されます。このパッケージ内の使用上の注意には、グローバルの使用方法が説明されています。
ユーザーと職責の情報を使用してグローバルを設定するには、作成前ユーザー・フックを使用します。ユーザー情報を使用してグローバルを設定するには、G_FND_USER_RECORDを使用します。職責とセキュリティ・グループ/セキュリティ・プロファイルの情報をユーザーに関連付けるには、G_FND_RESP_RECORDを使用します。グローバルを使用して職責とセキュリティ情報を設定しない場合、アプリケーションはOAB: セルフ登録従業員職責プロファイル・オプションの職責を使用します。
現在の日付を開始日としてユーザーを作成するために最小限必要なことは、作成前ユーザー・フックに次の2行を指定することです。
ben_process_user_utility.g_fnd_user_record.user_name := 'testuser'; ben_process_user_utility.g_fnd_user_record.password := 'testpassword';
グローバルは、start_date、end_date、last_logon_date、password_date、password_accesses_left、password_lifespan_accesses、password_lifespan_days、email_address、fax、description、customer_idおよびsupplier_idにも設定できます。
注意: 新規ユーザー登録処理ではemployee_idグローバルを設定しないでください。設定すると、グローバルによって、登録処理で作成された従業員IDが上書きされ、ユーザーを正しい従業員IDに関連付けることができなくなります。ユーザー名とパスワードの作成にページ以外のユーザー・ラッパーAPIを使用する場合は、それらを従業員IDのグローバルに渡すことができます。
ユーザー作成後になんらかの処理が必要な場合は、作成後ユーザー・フックを使用します。たとえば、作成前ユーザー・フックでは単一の職責に関する情報を渡すことができますが、複数の職責は処理できません。作成前ユーザー・フックでは職責に関する情報を渡すことができないため、かわりに作成後ユーザー・フックで適切なFND APIをコールして、職責、メニューまたはユーザーに関連付けるプロファイル値を処理します。
作成後ユーザー・フックは、後で情報を抽出できる表(連絡表や抽出表など)を移入するためのコードを記述するためにも使用できます。
汎用のユーザー名とパスワードは、次のステップに従って作成します。これによって、新規従業員、マネージャおよびその他のユーザーは、セルフ・サービスにアクセスしてデータベースに自分自身を登録できます。このステップは、次のいずれかのプロセスを使用するときに必要です。
新規従業員登録
従業員以外の登録
ユーザー名の作成
複数のビジネス・グループに新規ユーザー登録を導入する場合は、「複数ビジネス・グループでの汎用ユーザーIDの設定」を参照してください。単一のビジネス・グループ内に新規ユーザー登録を導入する場合は、次の手順に従ってください。
ユーザー名の作成プロセスのみを導入する場合(つまり、新規ユーザーの作成にはセルフ・サービスを使用するが、人事管理システムのレコードの作成には使用しない場合)は、ステップ7および8を省略できます。
単一のビジネス・グループにセルフ・サービス登録を設定する手順
協力会社の福利厚生プロバイダの場合は、各加入員組織または福利厚生を提供する会社を表す組織を作成します。
協力会社の福利厚生プロバイダでない場合は、ビジネス・グループ内に人事システム組織階層を必要に応じて作成します。次のステップはスキップしてください。このステップは単一のビジネス・グループ内で複数の会社を管理する協力会社に適用されます。
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の組織の作成に関する説明
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』のビジネス・グループの修正および新規作成に関する説明
Oracle Advanced Benefitsを使用している協力会社の福利厚生プロバイダのみ: 組織と関連の福利厚生プログラムとの間にリンクを設定します。たとえば、各加入員組織を加入員の福利厚生プログラムにリンクします。「プログラム」ウィンドウの「組織」タブ・リージョンを使用します。
このリンクを使用すると、加入プロセスでは、組織内の個人を処理するときに、適切な福利厚生プログラムを特定組織に対して選択できます。これによって、レコードの検索が個人の組織に限定されるため、システムのパフォーマンスが向上します。プロセスでは、その組織に関連するプログラムを選択して、個人の適格に関する制限を評価します。
注意: 「個人の組織別限度」システム・プロファイルを「Yes」に設定すると、「福利厚生サービス・センター」ウィンドウでこの機能が使用可能になります。組織に限定パラメータを設定すると、加入バッチ・プロセスが制限されます。
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の福利厚生プログラムの定義に関する説明
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の組織と福利厚生プログラムの関連付けに関する説明
事前定義の新規ユーザー登録職責および「新規ユーザー登録」メニューをレビューします。このメニューから、セルフ・サービスの新規従業員登録、従業員以外の登録、およびユーザー名の作成の各機能にアクセスできます。
ビジネス・グループに対して1つの汎用ユーザー名のみ必要な場合は、事前定義の新規ユーザー登録職責を使用できます。
複数の汎用ユーザー名が必要な場合は、個別の汎用ユーザー名を作成する組織ごとに、新規ユーザー登録職責のコピーを作成します。1つの組織で複数の職責を使用できます。たとえば、新規従業員登録機能のみにアクセスできる職責を新規従業員に対して設定できます。データベースにすでに存在し、セルフ・サービスのユーザー名とパスワードを作成する必要がある個人には、別の職責を作成できます。これによって、各個人がアクセスできる機能を1つのみとし、エラーを軽減できます。
ビジネス・グループまたは各組織に対して汎用のユーザー名とパスワードを作成します。これによって、新規の個人が「登録」ページにログインできます。ユーザーがゲスト・ログインでログインする場合は、ゲスト・ユーザーを作成します。ゲスト・ユーザーの詳細は、「ユーザー名の作成プロセスの構成」を参照してください。
関連項目: 『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』の「ユーザー」ウィンドウに関する説明
新規ユーザー登録職責(またはステップ3で作成した職責)を、各組織の汎用ユーザー名に追加します。
「HR: ビジネス・グループ」システム・プロファイルを適切なレベルで更新します。これによって、汎用ユーザー名は、登録する個人が属するビジネス・グループに設定されます。
「OAB: ユーザーと組織のリンク」システム・プロファイルを職責レベルで更新して、新規ユーザー登録職責(またはそのコピー)を個人が属する組織にリンクします。
注意: 正しい組織が選択されていることを確認してください。値リストには、データベース内のすべての組織が表示されます。ユーザー名に関連したビジネス・グループに定義されている組織を選択する必要があります。
関連項目: 『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』の「システム・プロファイル値」ウィンドウに関する説明
新規ユーザー登録職責(またはそのコピー)の職責レベルで「OAB: ユーザーと給与のリンク」プロファイルを更新して、デフォルトの従業員給与を提供します。このプロファイルがブランクで従業員が給与に割り当てられていない場合、OABプロセスでは、個人の登録先のビジネス・グループに対して選択されている福利厚生デフォルトの給与が使用されます。
注意: 正しい給与が選択されていることを確認してください。値リストには、データベース内のすべての給与が表示されます。ユーザー名に関連したビジネス・グループに定義されている給与を選択する必要があります。
事前定義の「セルフ登録従業員デフォルト職責」が全組織に対して適切かどうかを確認します。適切でない場合は、必要な新規セルフ・サービス職責を作成します。
注意: この職責は、ユーザーによる登録の完了時にそのユーザーに割り当てられます。この職責には新規従業員デフォルト・メニューがあり、加入者は、最初の登録後にこのメニューを使用してセルフ・サービスのWebページにアクセスします。
前のステップで1つの職責を新規に作成した場合は、サイト・レベルで「OAB: セルフ登録ユーザー職責」プロファイルを変更して、新規の職責に設定します。組織ごとに異なる職責を作成した場合は、新規ユーザー登録職責(またはそのコピー)の職責レベルで、作成した職責を「OAB: セルフ登録ユーザー職責」プロファイルに追加します。
注意: 提供される「OAB: セルフ登録ユーザー職責」システム・プロファイルには、サイト・レベルで事前定義された値「セルフ登録従業員デフォルト職責」がシードされています。このシードされた職責のセルフ・サービス・メニューからアクセスできるのは、従業員のセルフ・サービス・トランザクションのサブセットのみです。
作成したユーザー名とパスワードを使用してセルフ・サービスにログインします。
システム管理者が最初にセルフ・サービスにログインするときは、ステップ4で作成したパスワードを使用してアクセスします。入力したこのパスワードは、新規の個人が最初にセルフ・サービスにアクセスして登録するときに使用する汎用パスワードに変更する必要があります。
新規従業員登録機能を使用して、新規の個人レコードとその個人のユーザー名を作成します。新規のユーザー名には、「OAB: セルフ登録ユーザー職責」プロファイルで設定した職責(ステップ10)が割り当てられます。
次の手順が該当するのは、会社または加入員組織ごとに異なるビジネス・グループを作成している協力会社の福利厚生プロバイダです。単一データベースに複数のビジネス・グループがある事業主または協力会社の管理者にも該当します。
複数のビジネス・グループにセルフ・サービス登録を設定する手順
協力会社の福利厚生プロバイダの場合: 福利厚生を提供する加入員組織または会社を表すビジネス・グループを作成します。ビジネス・グループごとに、加入員の人事システム組織を作成します。
事業主: 作成する汎用ユーザー名の数を決定します。各ビジネス・グループに対して最低1つの汎用ユーザー名が必要です。各ビジネス・グループ内の組織階層ごとに異なるユーザー名を作成できます。
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の組織の作成に関する説明
関連項目: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』のビジネス・グループの修正および新規作成に関する説明
事前定義の新規ユーザー登録職責および「新規ユーザー登録」メニューをレビューします。このメニューから、セルフ・サービスの新規従業員登録、従業員以外の登録、およびユーザー名の作成の各機能にアクセスできます。
ビジネス・グループごとに新規ユーザー登録職責のコピーを作成します。各ビジネス・グループに複数の職責を使用できます。たとえば、新規従業員登録機能のみにアクセスできる職責を新規従業員に対して設定できます。データベースにすでに存在し、セルフ・サービスのユーザー名とパスワードを作成する必要がある個人には、別の職責を作成できます。これによって、各個人がアクセスできるのは1つの機能のみとし、エラーを軽減できます。
各組織に対して汎用のユーザー名とパスワードを作成します。これによって、新規の個人が「登録」ページにログインできます。ユーザーがゲスト・ログインでログインする場合は、ゲスト・ユーザーを作成します。ゲスト・ユーザーの詳細は、「ユーザー名の作成プロセスの構成」を参照してください。
関連項目: 『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』の「ユーザー」ウィンドウに関する説明
新規ユーザー登録職責のコピーを、各組織の汎用ユーザー名に追加します。
「HR: ビジネス・グループ」システム・プロファイルを適切なレベルで更新します。これによって、登録する個人が属するビジネス・グループに汎用ユーザー名が設定されます。
「OAB: ユーザーと組織のリンク」システム・プロファイルをユーザー・レベルまたは職責レベルで更新して、新規ユーザー登録職責(またはそのコピー)を個人が属する組織にリンクします。
注意: 正しい組織が選択されていることを確認してください。値リストには、データベース内のすべての組織が表示されます。ユーザー名に関連したビジネス・グループに定義されている組織を選択する必要があります。
関連項目: 『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』の「システム・プロファイル値」ウィンドウに関する説明
新規ユーザー登録職責(またはそのコピー)の職責レベルで「OAB: ユーザーと給与のリンク」プロファイルを更新して、デフォルトの従業員給与を提供します。このプロファイルがブランクで従業員が給与に割り当てられていない場合、OABプロセスでは、個人の登録先のビジネス・グループに対して選択されている福利厚生デフォルトの給与が使用されます。
注意: 正しい給与が選択されていることを確認してください。値リストには、データベース内のすべての給与が表示されます。ユーザー名に関連したビジネス・グループに定義されている給与を選択する必要があります。
事前定義の「セルフ登録従業員デフォルト職責」が全組織に対して適切かどうかを確認します。
適切でない場合は、必要な新規セルフ・サービス職責を作成します。
適切な場合は、組織ごとにコピーを作成します。
「HR: ビジネス・グループ」システム・プロファイルを職責レベルで更新して、正しいビジネス・グループを設定します。
注意: この職責は、ユーザーによる登録の完了時にそのユーザーに割り当てられます。この職責には新規従業員デフォルト・メニューがあり、加入者は、最初の登録後にこのメニューを使用してセルフ・サービスのWebページにアクセスします。
「OAB: セルフ登録ユーザー職責」システム・プロファイルを、職責レベルで、組織で使用する職責の名前(前のステップで作成)で更新します。
注意: 提供される「OAB: セルフ登録ユーザー職責」システム・プロファイルには、サイト・レベルで事前定義された値「セルフ登録従業員デフォルト職責」がシードされています。このシードされた職責のセルフ・サービス・メニューからアクセスできるのは、従業員のセルフ・サービス・トランザクションのサブセットのみです。
作成したユーザー名とパスワードを使用してセルフ・サービスにログインします。
システム管理者が最初にセルフ・サービスにログインするときは、ステップ3で作成したパスワードを使用してアクセスします。入力したこのパスワードは、新規の個人が最初にセルフ・サービスにアクセスして登録するときに使用する汎用パスワードに変更する必要があります。
新規従業員登録機能を使用して、新規の個人レコードとその個人のユーザー名を作成します。新規のユーザー名には、「OAB: セルフ登録ユーザー職責」プロファイルで設定した職責(ステップ9)が割り当てられます。
これらのプロセスは、Oracle Self-Service Human Resourcesの項目タイプの一部です。新規従業員登録プロセスでは、新規従業員が自分で人事管理レコードおよびセルフ・サービス・ユーザー名を作成するページが表示されます。従業員以外の登録プロセスでは、従業員以外の個人について人事管理システムに個人レコードが作成されます。このプロセスは、Oracle Advanced Benefitsのライセンスを持つ米国の福利厚生プロバイダによって使用され、加入者または扶養家族がシステムに登録してCOBRA補償範囲を選択するページが表示されます。
これらのプロセスには、デフォルトで次のページがあります。
ページ | 必須かどうか | 用途 |
---|---|---|
概要 | No | このページには、新規ユーザーの登録時に入力する必要がある情報のチェックリスト、およびユーザーが登録前に同意する必要がある法的契約が表示されます。 |
検証 | No | このページで、ユーザーは自分に関する最低限の情報を入力します。これによって、ユーザーによるデータ登録の前に、そのユーザーがデータベース内に存在することが確認されます。 |
基本詳細 | Yes | ユーザーは、婚姻区分、およびその他の個人データを入力します。 |
メイン住所 | Yes | ユーザーは、プライマリ住所およびそれ以外の2つの住所を入力できます。 |
電話番号 | No | ユーザーは、任意の電話番号を入力できます。 |
アサイメント | 新規従業員処理の場合は必須(従業員以外の処理の場合は任意) | 従業員は、組織、役職、職階、等級、給与、アサイメント状況およびPeopleグループに関する情報、さらに雇用に関する追加情報を入力できます。 |
家族補償範囲 | No | このページでは、ユーザーがその他の家族の詳細を入力するかどうかのみを確認します。入力する場合は家族の追加ページが表示されます。 |
家族の追加 | No | ユーザーは、任意の数の連絡先について、名前、住所、電話番号およびその他の個人情報を入力できます。 |
ライフ・イベント | No | 米国の協力会社の福利厚生プロバイダのみ。ユーザーは、福利厚生プログラムで適格となるライフ・イベントを選択できます。これによって、個人の潜在的ライフ・イベントが作成されます。注意: 事業主はプロセスからこのページを削除する必要があります。 |
ユーザー名 | No | このページで、ユーザーは自分のユーザーIDとパスワードを作成できます。また、ユーザー名とパスワードを生成することもできます。必要なユーザー名とパスワードを生成するPL/SQLを記述できるようにユーザー・フックが提供されます。 |
レビュー | Yes | このページでは、新規ユーザーについて、データベース内のすべての情報が要約されます。「発行」をクリックすると、データが保存され、「確認」ページが表示されます。 |
確認 | No | ユーザーを福利厚生に登録できるようにする場合は、このページに「今すぐ登録」ボタンを表示できます。 |
注意: 現在は、ユーザーが入力した情報をワークフローによる承認のためにルーティングすることはできません。ただし、警告を設定して、新規の個人レコードが作成されたことを人事管理者に通知することは可能です。
登録プロセスを構成するには、次のOracle Workflow Builderおよびパーソナライズ・フレームワークを使用して変更を行います。
新規従業員登録ワークフローおよび従業員以外の登録ワークフローを構成する手順
プロセスで使用するページを決定します。「個人情報詳細」、「メイン住所」、「レビュー」、「取消」の各ページは必ず指定し、新規従業員登録プロセスの場合は「雇用詳細」ページ(正しい組織を識別するために使用)も指定する必要があります。
ページを削除する場合は、ワークフロー・プロセスから対応するアクティビティを削除します。
事業主は「ライフ・イベント」ページを登録プロセスから削除する必要があります。Oracle Advanced Benefitsユーザーは、データベース内のライフ・イベント・トリガーを使用して福利厚生登録機会を決定できます。Oracle Standard Benefitsには、ライフ・イベントを制限する機能はありません。
ページの表示順序を決定します。通常は、最初に「概要」ページを、次に「個人情報詳細」ページを表示します。「個人情報詳細」ページの前に表示できるのは「概要」ページと「検証」ページのみです。従業員以外の登録ワークフローの場合、「ライフ・イベント」ページは「個人情報詳細」ページの前に表示する必要があります。
ページの表示順序を変更するには、ワークフロー・プロセス図を編集します。
関連項目: ワークフロー・オブジェクトの構成
各リージョンについて、表示するリージョン項目を決定します。Oracle Standard BenefitsまたはOracle Advanced Benefitsを導入している場合は、福利厚生適格の査定に必要な情報を取得するためのすべてのフィールドを指定してください。
「個人情報」ページで次の操作を実行します。
「姓」、「性別」、「入社日」の各フィールドを表示する必要があります。
レートを使用するために給与が必要な場合は、生年月日が必要です。
米国以外の国では、「医療で補償」フィールドを非表示にする必要があります。
ビジネス・グループで従業員番号を生成しない場合は、「従業員番号」フィールドを入力可能にします。
「雇用情報」ページで次の操作を実行します(新規従業員登録のみ)。
「組織」フィールドを表示する必要があります。
レートまたはエレメント・エントリを使用する場合は、「給与」フィールドを表示する必要があります。
GREを使用するローカライズでは、「GRE」フィールドを表示する必要があります。
「検証」ページでは、次の操作を実行します。
国別識別子(社会保障番号など)、個人付加フレックスフィールド、従業員番号、Eメール・アドレスなどの検索を支援するフィールドを追加できます。
「検証」ページで入力した情報が複数の個人に該当する場合は、重複した個人の表が表示され、ユーザーはその表から1名を選択できます。この表に表示する情報を決定します。生年月日、社会保障番号、従業員番号、個人付加フレックスフィールドおよびFNDユーザー名を追加できます。
構成可能なリージョンのリストは、「新規従業員登録および従業員以外の登録」を参照してください。
関連項目: Webページの構成
ここでの説明は、プロセス・フローに「ライフ・イベント」ページを含めている協力会社の福利厚生プロバイダにのみ該当します。Oracle Advanced Benefitsを使用する事業主は、このページではなく、ライフ・イベント・トリガーを使用して必要な処理を決定してください。
「ライフ・イベント」ページに表示するライフ・イベントは、「セルフ・サービスで選択可能」コードによって決定します。このコードは、専門ユーザー・インタフェースでライフ・イベントを定義するときに入力します。次のコードから選択します。
全て: 「ライフ・イベント」ページを使用するすべてのセルフ・サービス・プロセスで、ライフ・イベントを選択できます。
基本登録: 新規従業員登録プロセスでライフ・イベントを選択できます。
COBRA登録: 従業員以外の登録プロセスでライフ・イベントを選択できます。
基本登録およびCOBRA登録: 新規従業員登録プロセスと従業員以外の登録プロセスの両方でライフ・イベントを選択できます。
複数のライフ・イベントの衝突
個人がこのページからライフ・イベントを選択すると、そのイベントは個人の潜在的ライフ・イベントとして挿入されます。登録プロセスが完了するまでに、ライフ・イベント・トリガーによって別のライフ・イベントがビジネス・グループ内で検出される可能性があります。このため、ライフ・イベントの変移および衝突ロジックによって、加入プロセスで最終的に1つの獲得潜在的ライフ・イベントを優先させる必要があります。これを行うには、次のいずれかの方法を使用します。
「登録」で選択できるすべてのライフ・イベントについて、「上書き」チェック・ボックスが選択されていることを確認します(トリガーによって検出されたその他のライフ・イベントは確認不要です)。これによって、複数の上書きライフ・イベントがある場合は、ライフ・イベント変移の設定時に優先するイベントを選択できます。
ライフ・イベントの自動トリガーをオフにします。
ワークフローから「ライフ・イベント」ページを削除し、ビジネス・グループ内のライフ・イベント・トリガーが、登録プロセス中に個人が入力したデータに基づいて検出されるように構成します。この方法は、個人にとって福利厚生選択を変更する機会となるデータ変更を事業主が判断するために使用します。
Oracle Self-Service Human Resources項目タイプのユーザー名の作成プロセス・ワークフローは、人事データベースにすでにレコードがある個人のページを表示して、個人独自のセルフ・サービスのユーザー名とパスワードを作成します。
このプロセスには、デフォルトで次のページがあります。
ページ | 必須かどうか | 用途 |
---|---|---|
検証 | Yes | このページには、ユーザー自身に関する最小限のユーザー入力情報が表示されます。ユーザーが正しい人事管理レコードに接続されるように、入力情報と一致する1名の個人のみが検出される必要があります。 |
ユーザー名 | Yes | このページで、ユーザーは自分のユーザーIDとパスワードを作成できます。また、ユーザー名とパスワードを生成することもできます。必要なユーザー名とパスワードを生成するPL/SQLを記述できるようにユーザー・フックが提供されます。 |
レビュー | Yes | このページでは、新規ユーザーについて、データベース内のすべての情報が要約されます。「発行」をクリックすると、データが保存され、「確認」ページが表示されます。 |
確認 | No | ユーザーを福利厚生に登録できるようにする場合は、このページに「今すぐ登録」ボタンを表示できます。 |
ユーザー名の作成プロセスを構成する手順
このプロセスを使用するためのログイン(自動的に行われ、ユーザーには表示されません)で、汎用会社IDを使用するか、ゲストIDを使用するかを決定します。
特別なセキュリティのために会社IDを使用する場合は、次の決定を行います。
このプロセスに固有のIDを作成するか、新規従業員登録プロセスと共有するかを決定します。これによって、ログイン後にプロセスを選択するメニューが表示されるか、ユーザー名の作成プロセスが直接表示されるかが決まります。
会社IDをユーザーに連絡する方法を決定します。1つの方法として、Oracle Advanced Benefitsのライセンスを取得している場合は、新規連絡タイプを作成して連絡の決定バッチ・プロセスを使用する方法があります。この方法は、現在データベース内に存在する個人に対してのみ動作します。
ゲストIDの使用を決定した場合、このIDを使用するには3つの方法があります。次の1つを実行します。
「ユーザー」ウィンドウで、ユーザー名GUESTOAB、パスワードGUESTOABのゲスト・ユーザーを作成します。このユーザーには、事前定義されている職責である新規ユーザー登録職責、またはそのコピーを付与できます。このユーザーを使用してログインし、パスワードをWELCOMEに変更します。
ユーザー名とパスワードを指定せずに、提供されているPL/SQLプロシージャben_guest_user_apiをコールします。ユーザー名GUESTOABとパスワードWELCOMEが使用されます。このプロシージャによって、oraclehomepage.home()へのコールでユーザー名と暗号化されていないパスワードが渡されます。
注意: URLからben_guest_user_apiをコールするには、[APPS_WEB_AGENT]ben_guest_user_api.login?i_1=USERNAME&i_2=PASSWORD&rmode=2の書式を使用します。
「ユーザー」ウィンドウで、任意のユーザー名とパスワードでゲストを作成します。このユーザーを使用してログインし、パスワードを変更します。
ユーザー名と暗号化されていないパスワードを指定して、提供されているPL/SQLプロシージャben_guest_user_apiをコールします(コールする書式は前述の「注意」を参照してください)。ユーザー名を指定する場合はパスワードも必要です。ユーザー名を指定してパスワードを指定しない場合はエラーが戻ります。このプロシージャによって、oraclehomepage.home()へのコールでユーザー名と暗号化されていないパスワードが渡されます。
必要な場合は、ユーザー名とパスワードを指定し、oraclehomepage.homeを直接コールします(書式例: oraclehomepage.home?userid=<your user name>&password=<your password>)。
「検証」ページでは、次の操作を実行します。
既存の人事システムの個人レコードを識別するために、システムの「検証」ページに入力する必要がある情報を決定します。デフォルトの情報は、姓、名および生年月日です。国別識別子(社会保障番号など)、従業員番号、Eメール・アドレス、管理者、組織、事業所、住所および個人フレックスフィールドのフィールドを追加できます。
「検証」ページで入力した情報が複数の個人に該当する場合に、表示する内容を決定します。デフォルトではエラーが表示されます。
構成可能なリージョンのリストは、「ユーザー名の作成」を参照してください。
該当する既存の人事管理レコードがない場合に、ユーザーがユーザー名の作成を試みた際の動作を決定します。デフォルトでは、再試行または「取消」をクリックして管理者に連絡することをユーザーに指示するエラーが発行されます。メッセージ・テキストおよび「取消」ボタンに関連付けるURLを構成できます。たとえば、「取消」ボタンをクリックすると、メニューではなく、新規従業員登録プロセスが直接表示されるように指定できます。
新規ユーザーに割り当てる職責を決定します。デフォルトでは、「OAB: セルフ登録ユーザー職責」プロファイル・オプションに設定されている職責がすべての新規ユーザーに付与されます。Personタイプごとに異なる職責が割り当てられるように(特に従業員と従業員以外)構成する必要が生じる場合があります。
Personタイプごとに異なる職責を割り当てるには、ユーザーのグループごとに異なる汎用ID(および職責)を作成し、職責レベルで「OAB: セルフ登録ユーザー職責」プロファイル・オプションを変更します。
個人が自分自身を人事データベースに登録した後は、その個人ではなく管理者がセルフ・サービスのユーザー名とパスワードを生成することもできます。これを行うために、管理者はユーザー・フックを使用できます。
ユーザー名とパスワードを生成する手順
ユーザー・フックを使用して、任意のユーザー名とパスワードを生成するPL/SQLを記述します。
オプションで、「ユーザーID」ページのインストラクション・テキストを編集したり、「ユーザー名」フィールドと「パスワード」フィールドを非表示にしたり、ボタン・ラベルを「次」から「生成」に変更します。
ユーザー名をユーザーに通知する方法を検討します。Oracle Advanced Benefitsユーザーの場合は、ユーザー・フックを使用して、連絡表を移入する独自のコードをコールし、この情報を使用してユーザーに警告として通知する方法があります。あるいは、標準的で予測可能な方法で、ユーザーの名前または国別識別子からユーザー名を生成する方法もあります。