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Oracle Enterprise Planning and Budgetingユーザーズ・ガイド
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B25756-01
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データの選択

データ選択の概要

データを表示するためのディメンション・メンバーを選択するには、「開始」ページと「選択の調整」ページを使用し、各ディメンションに対して選択プロセスを定義します。各ディメンションの選択プロセスは、1つ以上の選択ステップで構成されます。

「開始」ページでは基本的な選択を行い、「選択の調整」ページでは、「開始」ページでの指定に基づいて各ディメンションに対する選択を詳細に調整できます。

また、保存済の選択を作成すると、選択した一連のメンバーを保存および格納して後で使用できます。

「開始」ページの使用

「選択可能アイテム」ボックスには、選択可能なすべての項目がリストされます。選択プロセスに含める項目を指定するには、この「選択可能アイテム」ボックスから1つ以上の項目を選択して「選択済アイテム」ボックスに追加します。

詳細は、次の各項を参照してください。

「選択済アイテム」ボックスへの項目の追加

次の手順に従って、「選択可能アイテム」ボックスに表示されている1つ以上の項目を「選択済アイテム」ボックスに追加できます。

「選択済アイテム」ボックスからの項目の削除

次の手順に従って、「選択済アイテム」ボックスに表示されている1つ以上の項目を削除できます。

すべての項目の選択または選択の解除

次の手順に従って、「選択可能アイテム」ボックスまたは「選択済アイテム」ボックスに現在表示されているすべての項目を選択または選択解除できます。

ディメンションの自動追加または自動削除

「選択済アイテム」ボックスに対して項目を追加したり削除するときに、関連するディメンションを自動的に含める場合は、「ディメンションを自動的に追加/消去」オプションを選択します。項目を追加したり削除するときに関連するディメンションを含めない場合は、このオプションの選択を解除します。

項目の検索

次の手順に従って、「選択可能アイテム」ボックス内の項目を検索できます。

  1. 「検索の表示」をクリックして検索機能を表示します。

  2. ドロップダウン・リストから、検索するディメンションを選択します。

  3. 検索する文字を入力します。

  4. 次のいずれかを実行します。

  5. 「進む」をクリックして検索の結果を表示します。

検索が完了した後は、「階層の表示」をクリックして、使用可能な項目のすべての階層に戻ることができます。検索機能を閉じるには「検索の非表示」をクリックします。

ドリルによる項目の拡張および縮小

集約されている項目をドリルアップまたはドリルダウンして拡張または縮小すると、様々なレベルで項目を表示できます。たとえば、「選択可能アイテム」ボックスまたは「選択済アイテム」ボックスに、下位レベルの複数コンポーネントで構成された項目が表示されている場合は、その項目をドリルダウン(拡張)してコンポーネントを表示できます。その後は、リストを縮小して表示を再度集約できます。

Enterprise Planning and Budgetingでは、集約されている項目が拡張表示か、縮小表示かを示す次のドリル・アイコンが表示されます。

特定の項目のフォーカス

特定の項目で「フォーカス」アイコンをクリックすると、(フォーカスした項目に関連する下位レベルの項目とともに)その項目のみ表示され、他の項目は表示されません。

上位レベル(フォーカスされていない)の表示に戻るには、項目リストの上部にあるブレッドクラム・ナビゲーション履歴を使用します。

「選択の調整」ページの使用

「選択の調整」ページを使用すると、「開始」ページで指定した内容に基づいて各ディメンションに対する選択プロセスを詳細に調整できます。

「選択の調整」ページでは、選択ステップの作成、編集および削除、選択プロセスに含めるステップの指定、およびステップの順序の指定によって、選択プロセスを調整できます。

さらに、この「選択の調整」ページでは、保存済の選択を作成して適用できます。

選択の調整を指定した後は、「選択の調整」ページで「適用」をクリックし、調整内容を適用して文書に戻ります。

詳細は、次の各項を参照してください。

新規の選択ステップの作成

「選択の調整」ページでは、新規の選択ステップを作成して、各ディメンションに対する選択を調整できます。

選択ステップによるメンバーの追加、保存または削除

作成する各選択ステップには、次のような3つの処理を指定できます。

リストに未表示の追加項目の指定

追加ステップを作成するページの多くには、レベル、ビュー、メンバーなどの項目を選択できるドロップダウン・リストが用意されています。特定の機能に対して使用できるすべての項目がリストに表示されないときに、リストされていない項目を指定する必要がある場合は、このリストから「詳細」を選択します。

「詳細」を選択すると、Enterprise Planning and Budgetingでは次のいずれかが表示されます。

たとえば、ビュー・リストから「詳細」を選択した場合、Enterprise Planning and Budgetingでは、「表示の選択」ページが表示され、このページでビューを選択できます。

項目を選択した後は、「Itemの選択」ページまたは「Itemsの選択」ページで「適用」をクリックし、選択した項目を、追加の選択ステップを作成するページにある使用可能な項目のリストに追加します。

新規の選択ステップを作成する手順

異なるタイプの選択ステップを作成する方法については、次の各項を参照してください。

リストからのメンバーの選択

使用可能なメンバーのリストからメンバーを選択する選択ステップは、すべてのディメンションに対して作成できます。

リストからメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果: 次のいずれかになります。

  2. 次のいずれかを実行します。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「メンバー」セクションで、このステップに含めるメンバーを「選択済アイテム」リストに追加します。

    注意: 「表示ステップの編集: メンバーの選択ステップ」ページおよび「Dimensionステップの作成: メンバーの選択ステップ」ページでメンバーを「選択済アイテム」リストに追加するプロセスは、「開始」ページでメンバーを「選択済アイテム」リストに追加するプロセスに類似しています。詳細は、「「開始」ページの使用」を参照してください。

  5. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

値条件に一致するメンバーの選択

ビュー・ディメンション以外のディメンションに対しては、ビューを値と比較してメンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、現在の実績が指定の値を超えている区域を選択できます。

ビューを値と比較してメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「例外: X >= 値」オプションを選択し、「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 例外ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「レベル」セクションで、このステップを適用するレベルを選択します。

    リストに表示されていないレベルを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「条件」セクションで、希望する条件のビューおよび関連する設定を指定します。

    たとえば、現在の実績が10,000を超える項目を選択する場合は、「ビュー」で現在の実績を選択し、「演算子」で「より大きい」(>)を選択して、「値」に10000を指定します。

    リストに表示されていないビューを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  6. 「表示に制限を付与」セクションで、(ビューに指定されたディメンションから)条件の基準になるメンバーを選択します。

    リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  7. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

ビュー条件を満たすメンバーの選択

ビュー・ディメンション以外のディメンションに対しては、ビューを別のビューと直接比較してメンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、現在の実績が「現行予算」より10%を超えて下回る区域を選択できます。

ビューを別のビューと直接比較してメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「例外: X >= Y」オプションを選択し、「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 例外ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「レベル」セクションで、このステップを適用するレベルを選択します。

    リストに表示されていないレベルを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「条件」セクションで、希望する条件のビューおよび関連する設定を指定します。

    たとえば、現在の実績が「現行予算」より10%を超えて下回ることが希望する条件の場合は、「表示1」で「現在の実績」、「演算子」で「より小さい」(<)、「表示2」で「現行予算」をそれぞれ選択します。次に、「なし」を選択し、10を指定して、「相殺」で「割合」を選択します。

    かわりに、現在の実績が「現行予算」より10,000を超えて多いことが希望する条件の場合は、「表示1」で「現在の実績」、「演算子」で「より大きい」(>)、「表示2」で「現行予算」をそれぞれ選択します。次に、プラス記号(+)を選択し、「相殺」に10000を指定します。ただし、「割合」は選択しません。

    リストに表示されていないビューを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  6. 「表示1に制限を付与」セクションで、(ビュー1に指定されたディメンションから)条件の基準になるメンバーを選択します。

    リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。

  7. 「表示2に制限を付与」セクションで、(ビュー2に指定されたディメンションから)条件の基準になるメンバーを選択します。

    リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。

    「表示1に制限を付与」セクションに指定したメンバーと同じメンバーを使用するには、「表示1と同一」オプションを選択します。

  8. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

ビュー範囲条件を満たすメンバーの選択

ビュー・ディメンション以外のディメンションに対しては、ビューを別のビューの範囲と比較してメンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、「現在の実績」と「現行予算」の差異が10%以内の区域を選択できます。

ビューを別のビューの範囲と比較してメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「例外: YのN内のX」オプションを選択し、「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 例外ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「レベル」セクションで、このステップを適用するレベルを選択します。

    リストに表示されていないレベルを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「条件」セクションで、条件となるビューおよび関連する設定を指定します。

    たとえば、「現在の実績」と「現行予算」の差異が10%以内であることが希望する条件の場合は、「表示1」で「現在の実績」を選択し、「演算子」で「範囲内」を選択して、10を指定します。次に、「範囲」で「割合」を選択し、「表示2」で「現行予算」を選択します。

    リストに表示されていないビューを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  6. 「表示1に制限を付与」セクションで、(ビュー1に指定されたディメンションから)条件の基準になるメンバーを選択します。

    リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。

  7. 「表示2に制限を付与」セクションで、(ビュー2に指定されたディメンションから)条件の基準になるメンバーを選択します。

    リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。

    「表示1に制限を付与」セクションに指定したメンバーと同じメンバーを使用するには、「表示1と同一」オプションを選択します。

  8. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

値範囲条件を満たすメンバーの選択

ビュー・ディメンション以外のディメンションに対しては、ビューを値の範囲と比較してメンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、現在の実績が10,000〜20,000の区域を選択できます。

ビューを値の範囲と比較してメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「例外: 最小値と最大値の間のX」オプションを選択し、「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 例外ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「レベル」セクションで、このステップを適用するレベルを選択します。

    リストに表示されていないレベルを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「条件」セクションで、条件となるビューおよび関連する設定を指定します。

    たとえば、現在の実績が10,000〜20,000であることが希望する条件の場合は、「ビュー」で現在の実績を選択し、「演算子」で「範囲」を選択します。次に、「値1」に10000を指定し、「値2」に20000を指定します。

    リストに表示されていないビューを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  6. 「表示に制限を付与」セクションで、(ビューに指定されたディメンションから)条件の基準になるメンバーを選択します。

    リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。

  7. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

ビューに基づいた上位または下位のメンバーの選択

ビュー・ディメンション以外のディメンションに対しては、ディメンション・メンバーの上位または下位の値セットから選択対象となる数値またはパーセントを指定して、メンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、現在の実績に基づいて上位10位までの区域を選択できます。

ビューに基づいて上位または下位のメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「上位/下位: 表示に基づく上位または下位メンバー」オプションを選択して「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 上位/下位ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「レベル」セクションで、このステップを適用するレベルを選択します。

    リストに表示されていないレベルを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「条件」セクションで、希望する条件の設定を指定します。

    たとえば、現在の実績に基づく上位10位までのメンバーであることが希望する条件の場合は、「演算子」で「上位」を選択し、「ランク」に10を指定して、「基準」で現在の実績を選択します。かわりに、現在の実績に基づく全メンバーの上位10%に含まれるメンバーであることが希望する条件の場合は、前述と同様に選択し、「ランク」で「割合」を選択します。

    「基準」リストに表示されていないビューを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  6. 「表示に制限を付与」セクションで、(ビューに指定されたディメンションから)条件の基準になるメンバーを選択します。

    リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  7. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

上位または下位パーセント範囲のメンバーの選択

ビュー・ディメンション以外のディメンションに対しては、ディメンション・メンバーの値セットの上位または下位パーセントを指定して、メンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、現在の実績に基づいて上位10%に含まれる区域を選択できます。

ビューに基づいて上位または下位のメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「上位/下位: 上位/下位でNパーセントを構成するメンバー」オプションを選択して「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 上位/下位ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「レベル」セクションで、このステップを適用するレベルを選択します。

    リストに表示されていないレベルを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「条件」セクションで、希望する条件の設定を指定します。

    たとえば、現在の実績に基づいて全メンバーの上位10%に含まれることが希望する条件の場合は、「演算子」で「上位を構成するもの」を選択し、「数値」に10を指定して、「ビュー」で現在の実績を選択します。

    リストに表示されていないビューを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  6. 「表示に制限を付与」セクションで、(ビューに指定されたディメンションから)条件の基準になるメンバーを選択します。

    リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  7. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

関連に基づいたファミリ・メンバーの選択

階層ディメンションに対しては、階層内の他のメンバーとの関連に従ってメンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、メンバー「Massachusetts」の子である区域を選択できます。

関連に基づいてファミリ・メンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「階層: 家族関係に基づくメンバー」オプションを選択し、「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 階層ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「条件」セクションで、希望する条件の設定を指定します。

    たとえば、メンバー「Massachusetts」の子の区域であることが希望する条件の場合は、「演算子」で「子オブジェクトの対象」を選択し、「値」でMassachusettsを選択します。子とともに「Massachusetts」も含める場合は、「値を含める」ボックスを選択します。子のみを含める場合はこのボックスを選択しないでください。

    「値」リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

レベルに基づいたファミリ・メンバーの選択

階層ディメンションに対しては、ファミリ構造内の特定のレベルにあるメンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、地域レベルのメンバー「Eastern Region」と同じ階層ファミリのメンバーがある地区レベルで区域を選択できます。

レベルに基づいてファミリ・メンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「階層: レベル関係に基づくメンバー」オプションを選択し、「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 階層ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「条件」セクションで、希望する条件の設定を指定します。

    たとえば、「Eastern Region」のファミリ・メンバーがある地区レベルの区域が希望する条件の場合は、「レベル」で「地区」を選択し、「値」で「Eastern Region」を選択します。子とともに「Eastern Region」も含める場合は「値を含める」ボックスを選択します。子のみを含める場合はこのボックスを選択しないでください。

    リストに表示されていないレベルまたはメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

レベルに基づいたメンバーの選択

レベルが定義されているディメンションに対しては、特定のレベルのメンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、地域レベルの区域を選択できます。

レベルに基づいてメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「階層: 指定したレベルのすべてのメンバー」オプションを選択し、「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 階層ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「レベル」セクションで、メンバーを選択するレベルを指定します。

    たとえば、地域レベルの区域が希望する条件の場合は、「レベル」で地域を選択します。

    リストに表示されていないレベルを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

範囲に基づいた時間ディメンション・メンバーの選択

時間関連のディメンションのメンバーを選択する場合は、選択を絞り込むために時間範囲を選択する選択ステップを作成できます。たとえば、月の範囲として2005年1月〜2005年6月を選択できます。

時間ディメンション・メンバーの範囲を選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「時間/序数: 指定した日付より前のN期間」オプションを選択し、「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 時間/序数ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「条件」セクションで、希望する条件の設定を指定します。

    たとえば、月の範囲が2004年1月〜2004年6月であることが希望する条件の場合は、「数値」で6、「レベル」で「月数」、「演算子」で「次から始まる」、「値」で2004をそれぞれ選択します。

    「値」リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

最初または最後のメンバーの選択

ビュー・ディメンション以外のディメンションに対しては、データベースにリストされている順序(データベース内の物理的な位置の順序)に従って、指定した数の最初または最後のディメンション・メンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、データベースにリストされている、地区レベルの最後の3つの区域を選択できます。

最初または最後のメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「時間/序数: 最初と最後のNメンバー」オプションを選択し、「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 時間/序数ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「条件」セクションで、希望する条件の設定を指定します。

    たとえば、地区レベルの最後の3つの区域が希望する条件の場合は、「演算子」で「最後」、「数値」で3、「レベル」で「地区」をそれぞれ選択します。

  5. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

文字列に一致するメンバーの選択

ビュー・ディメンション以外のディメンションに対しては、指定した文字列に一致するメンバーを選択する選択ステップを作成できます。たとえば、ラベルに文字列「Large」が含まれるすべてのメンバーを選択できます。

文字列に一致するメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「テキストの一致: テキスト文字列の比較に基づくメンバー」オプションを選択して「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: テキストの一致ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「レベル」セクションで、このステップを適用するレベルを選択します。

    リストに表示されていないレベルを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「条件」セクションで、希望する条件の設定を指定します。

    たとえば、文字列「Large」を含むラベルが希望する条件で、ラベルに「large」(最初の文字が小文字)を含むメンバーは除外する場合は、「名称」で「任意のラベル」を選択し、「演算子」で「含む」を選択します。次に、文字列Largeを指定し、「値」で「大/小文字の一致」を選択します。

  6. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

属性に基づいたメンバーの選択

属性が定義されているディメンションに対しては、メンバーに共通する属性に基づいてメンバーを選択する選択ステップを作成できます。

属性に基づいてメンバーを選択する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、選択ステップを作成するディメンションについて「ステップの作成」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: タイプ」ページが表示されます。

  2. Dimensionステップの作成: タイプ」ページで、「属性: 属性に基づくメンバー」オプションを選択し、「続行」をクリックします。

    結果:Dimensionステップの作成: 属性ステップ」ページが表示されます。

  3. 「処理」セクションで、実行する処理を選択します。

  4. 「レベル」セクションで、このステップを適用するレベルを選択します。

    リストに表示されていないレベルを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  5. 「条件」セクションで、希望する条件の設定を指定します。

    たとえば、時間関連のディメンションに対して「日付」属性が定義されているとします。「日付」属性が2004年1月のメンバーをすべて選択するには、「属性」で「日付」、「演算子」で「等しい」(=)、「値」でJanuary 2004をそれぞれ選択します。

    「値」リストに表示されていないメンバーを指定する場合は、「詳細」を選択します。詳細は、「リストに未表示の追加項目の指定」を参照してください。

  6. 「終了」をクリックしてこのステップの作成を完了し、「選択の調整」ページに戻ります。

    結果: 作成した選択ステップは、「選択の調整」ページの適切なディメンションの下にリストされます。

選択のプレビュー

選択の調整の結果を調べるために、特定のディメンションに対する選択をプレビューできます。このプレビューによって、クロス集計またはグラフに選択を適用する前に、選択したディメンション・メンバーのリストを確認できます。

ディメンションに対する選択をプレビューするには、「選択の調整」ページで、該当するディメンションについて「プレビュー」をクリックします。

既存の選択ステップの編集

既存の選択ステップは編集できます。編集する手順は、次のとおりです。

  1. 「選択の調整」ページで、編集するステップの「編集」アイコンをクリックします。

    選択ステップを編集するディメンションに従って、次のいずれかを実行します。

  2. 「表示ステップの編集: メンバーの選択ステップ」ページまたは「Dimensionステップの編集: 開始ステップ」ページで、この選択ステップに含めるメンバーを指定します。

    注意: Dimensionステップの編集: 開始ステップ」ページで「選択済アイテム」リストにメンバーを追加するプロセスは、「開始」ページで「選択済アイテム」リストにメンバーを追加するプロセスに類似しています。詳細は、「開始」ページの使用を参照してください。

  3. 「適用」をクリックして変更内容を適用し、「選択の調整」ページに戻ります。

含める選択ステップの指定

選択プロセス内の特定のディメンションには、個別の選択プロセスを含めるかどうかを指定できます。これによって、ステップを完全に削除せずに、ステップを選択プロセスから除外できます。

たとえば、選択プロセスに含める必要のない選択ステップがあるとします。ただし、将来は使用する可能性があるため、このステップを削除したくありません。この場合、ステップの「含む」ボックスの選択を解除すると、選択プロセスから除外できます。後で、このステップを選択プロセスに含める必要が生じた場合は、単にそのステップの「含む」ボックスを選択します。

選択ステップの順序の変更

特定のディメンションの選択ステップをEnterprise Planning and Budgetingが処理する際の順序を変更できます。ステップの順序を上位に移動する(ステップの処理順が先になります)には、「選択の調整」ページでそのステップの「上へ移動」アイコンをクリックします。ステップの順序を下位に移動する(ステップの処理順が後になります)には、「選択の調整」ページでそのステップの「下へ移動」アイコンをクリックします。

選択ステップの削除

既存の選択ステップを使用しないことが確実な場合は、「選択の調整」ページでそのステップの「削除」アイコンをクリックすると、ステップを完全に削除できます。

保存済の選択の使用

保存済の選択を使用すると、メンバーのグループをすばやく取得できるため、メンバーの選択の定義に必要なすべての作業を繰り返す必要がありません。

保存済の選択は、次のように、一連の選択ステップ、または一連の選択ステップで選択されたメンバーのグループで構成できます。

独自の保存済の選択を作成できます。また、パブリックな保存済の選択(アクセスできるパブリック・フォルダに保存された保存済の選択)を使用することもできます。詳細は、「保存済の選択の作成」および「保存済の選択の適用」を参照してください。

保存済の選択の作成

ディメンションに対する保存済の選択を作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「開始」ページと「選択の調整」ページを使用して、ディメンションに対して必要なすべての選択を行います。

  2. 「選択の調整」ページで、そのディメンションの「別名保存」をクリックします。

  3. 「選択の保存: Dimension」ページ(Dimensionは、保存済の選択を作成するディメンション)で、次の手順を実行します。

  4. 「選択の保存: Dimension」ページで「保存」をクリックして保存済の選択を作成し、「選択の調整」ページに戻ります。

保存済の選択の適用

保存済の選択は、次のように適用できます。

さらに、コントローラおよびビジネス・プロセス管理者は、様々な管理機能の実行時に保存済の選択を適用できます。

「開始」ページでの保存済の選択の適用

「開始」ページの「選択可能アイテム」ボックスには、保存済の選択を使用できる各ディメンションの「保存済の選択」フォルダがリストされます。

「開始」ページで保存済の選択を適用するには、任意の保存済の選択を検索して「選択済アイテム」リストに追加します。詳細は、「「開始」ページの使用」を参照してください。

「選択の調整」ページでの保存済の選択の適用

「選択の調整」ページでは、ディメンションに対する一連の選択ステップに保存済の選択を適用できます。

  1. 「選択の調整」ページで、任意のディメンションの「保存済選択の追加」をクリックして、「保存済選択の追加: Dimension」ページを表示します。

  2. 使用する保存済の選択を検索します。保存済の選択の場所が判明している場合は、フォルダのリストから選択できます。場所が判明していない場合は、検索ツールを使用して保存済の選択を検索できます。

    保存済の選択を検索するには、実行する検索のタイプ(「名称」、「摘要」、「キーワード」、「作成者」または「変更者」)を「検索」ボックスから選択し、その右側にあるテキスト・ボックスに検索文字を入力して、「進む」をクリックします。

  3. 使用する保存済の選択を選択して「適用」をクリックすると、ディメンションに対する選択ステップのリストにその保存済の選択が追加されます。

クロス集計またはグラフへの保存済の選択の適用

クロス集計またはグラフを使用する際は、保存済の選択をクロス集計またはグラフに直接適用することによって、特定のディメンションに対して現在表示されているメンバーを変更できます。

詳細は、「クロス集計への保存済の選択の適用」および「グラフへの保存済の選択の適用」を参照してください。

管理機能実行時における保存済の選択の適用

コントローラおよびビジネス・プロセス管理者は、ディメンションの指定、ビジネス・プロセスの例外アラート・タスクの定義などの管理機能の実行時に、保存済の選択を適用できます。