Oracle Enterprise Planning and Budgetingユーザーズ・ガイド リリース11i B25756-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
計算とは、1つ以上のディメンション・メンバーに基づくフォーミュラです。Enterprise Planning and Budgetingには、計算テンプレートの標準セットが用意されています。これらのテンプレートを使用して、計算の値を定義および変更します。
計算には次の3タイプがあります。
アナリスト計算は、分析やレポート作成を容易にするためにユーザーが作成する非定型のフォーミュラです。アナリスト計算は表示上で動的に計算されます。コントローラ、ビジネス・プロセス管理者およびアナリストは、アナリスト計算を定義および変更できます。計算の所有者は、他のユーザーにアクセス権を付与できます。アナリスト計算へのアクセス権を付与されたユーザーには、基礎となるディメンション・メンバーへのアクセス権に基づいて結果が表示されます。
アナリスト計算は、計算が作成されたディメンションのメンバーです。計算を定義したユーザー、およびアクセス権を付与された他のユーザーは、レポート、グラフ、ワークシート、保存済の選択および例外条件でディメンション・メンバーを選択できます。計算は、他の計算のオペランドとしても選択できます。
また、ユーザーは、例外アラート・タスク内で現在実行中の処理で非定型のアナリスト計算を定義できます。このような計算を再使用または参照できるのは、同じ例外アラート・タスク内、または同じビジネス・プロセス内の別の例外アラート・タスク内のみです。このような計算は他のユーザーと共有できません。詳細は、「例外アラート・タスクの定義」を参照してください。
制御計算は、データの標準セットを承認済ユーザーが使用できるように、管理者がビュー・ディメンションに対して作成するフォーミュラです。制御計算には、格納済データが含まれます。
コントローラおよびビジネス・プロセス管理者は、制御計算を定義および変更できます。セキュリティ管理者は、他のユーザーにアクセス権を付与できます。
制御計算は、ビュー・ディメンションのメンバーとして保存されます。制御計算を作成したユーザー、およびアクセス権を付与された他のユーザーは、レポート、グラフ、ワークシート、保存済の選択および例外条件で制御計算を使用できます。また、制御計算は、別の計算のオペランドとして使用したり、解決内の入力ソースを初期化できます。
制御計算へのアクセス権を持つすべてのユーザーには、基礎となるディメンション・メンバーへのアクセス権の有無に関係なく、同じ結果が表示されます。
解決計算は、管理者がビジネス・プロセスの解決のデータ・ソースを定義するときに、作成するフォーミュラです。解決計算は、ビジネス・プロセス定義内で表示および管理されます。
コントローラおよびビジネス・プロセス管理者は、ビジネス・プロセスに対して解決計算を定義および変更できます。解決計算は、その解決計算が定義されているビジネス・プロセスに対して固有であり、他のユーザーと共有したり、他のビジネス・プロセスに対して選択することはできません。
詳細は、「概要: ビジネス・プロセスに対する解決の定義」を参照してください。
計算を定義するには、計算テンプレートを選択して必要なパラメータを指定します。また、数値の書式設定オプションも設定できます。
計算を定義するためのインタフェースにナビゲートします。
アナリスト計算の場合は、計算を挿入する文書の行または列にナビゲートします。計算ツール->「新規計算の挿入」->「場所の挿入」の順に選択して、「次」をクリックします。
制御計算の場合は、「制御計算」ページ(「管理」->「制御計算」->「制御計算の作成」)にナビゲートします。
解決計算の場合は「解決: ソース」ページ(「管理」->「ビジネス・プロセス」->Business Process Name->「解決」サブタブ->「解決: ソース」->「更新」->「計算」->「計算の定義」)にナビゲートします。
次のように計算を定義します。
計算の名前を入力します(アナリスト計算または制御計算の場合のみ)。
オプションで、摘要を入力します。
使用する計算テンプレートの「選択」列をクリックします。
「次」をクリックします。
テンプレートが開きます。
「フォーミュラ」領域で、計算に関するパラメータを指定します。
「フォーマット」領域に、マイナスの数に対する現在の書式が表示されます。この書式を変更するには、ボックスをクリックして別の書式を選択します。
他の数値の書式設定オプションにアクセスするには、「オプション」をクリックします。
「数値書式」ページが開きます。このページで次の手順を実行すると、追加の書式オプションを指定できます。
「カテゴリ」ボックスで、次の中から書式カテゴリを選択します。
未指定
なし: 地域のロケールに基づいて数値書式を設定します。
数値: マイナスの値、小数点およびスケールの表示オプションを選択します。また、千単位セパレータを挿入するかどうかを指定します。
通貨: マイナスの値、小数点、記号およびスケールの表示オプションを選択します。
割合: 小数点の表示オプションを選択します。
カスタム: カスタムの表示書式を定義します。
「適用」をクリックします。
計算のフォーミュラを定義するページに戻ります。
「終了」をクリックします。
アナリストは、自分で定義したアナリスト計算以外に、書込みアクセス権または全機能権が付与されているアナリスト計算を更新できます。
ビジネス・プロセス管理者は、自分で定義したアナリスト計算および制御計算以外に、書込みアクセス権が付与されているアナリスト計算および制御計算を更新できます。また、所有しているビジネス・プロセスの明細ディメンション・メンバーに対する解決計算も更新できます。
コントローラは、アナリスト計算、自分で定義した制御計算、および書込みアクセス権が付与されている制御計算を更新できます。また、所有しているビジネス・プロセスの明細ディメンション・メンバーに対する解決計算も更新できます。
更新するためにアナリスト計算にアクセスする手順は、次のとおりです。
Enterprise Planning and Budgetingにログインします。
クロス集計文書を作成し、計算をディメンション・メンバーとして選択します。または、計算が含まれている文書を開きます。
計算ツールをクリックして「計算の編集」を選択します。
「計算の選択」ページが開きます。
変更する計算を選択して「次」をクリックします。
計算の編集およびテンプレートの選択ページが開きます。このページには、計算の名前とテンプレートが表示されます。
更新するために制御計算にアクセスする手順は、次のとおりです。
Enterprise Planning and Budgetingにコントローラまたはビジネス・プロセス管理者でログインします。
「制御計算」ページ(「管理」->「制御計算」)にナビゲートします。
変更する計算を識別して「編集」アイコンをクリックします。
計算の編集およびテンプレートの選択ページが開きます。このページには、計算の名前、摘要およびテンプレートが表示されます。
更新するために解決内の計算ソースにアクセスする手順は、次のとおりです。
Enterprise Planning and Budgetingにコントローラまたはビジネス・プロセス管理者でログインします。
ビジネス・プロセスの「解決」ページ(「管理」->「ビジネス・プロセス名」->「草案」->「草案の更新」->「解決」サブタブ)にナビゲートします。
変更する計算明細を識別して「更新」アイコンをクリックします。
明細の「解決の更新: ソース」ページが開きます。現行のフォーミュラが表示されます。
「計算の定義」をクリックします。
計算の編集およびテンプレートの選択ページが開きます。このページには、計算の現行パラメータが表示されます。
必要に応じて計算を変更します。
計算の摘要を入力または変更できます。
計算に関するパラメータを変更できます。
別の計算テンプレートを選択できます。
「終了」をクリックします。
コントローラ、ビジネス・プロセス管理者またはアナリストは、「文書」タブの「アナリスト計算」サブタブを使用して、アナリスト計算へのユーザー・アクセスを管理できます。自分で定義した計算へのアクセス権を付与または削除できます。また、別のユーザーから全機能権を付与されている計算へのアクセス権の付与や削除もできます。
「アナリスト計算」サブタブを表示するには、「文書」タブで「アナリスト計算」をクリックします。
アナリスト計算を検索する手順は、次のとおりです。
「拡張検索」をクリックします。
「拡張検索」ページが開きます。
この「拡張検索」ページで、検索する値を適切なボックスに入力します。次の特性の1つ以上に基づいて検索できます。
オブジェクト名
オブジェクト作成者
作成日
最終変更日
最終変更者
「アナリスト計算」サブタブに表示されるアナリスト計算の順序を変更できます。
アナリスト計算がリストされる順序を変更する前に、列ヘッダーをクリックして列を選択します。これによって、ヘッダーの横に上矢印または下矢印が表示されます。次に、表示順序を変更できます。
「名称」(「名称」列のヘッダー)をクリックすると、名前に従って表示順序を昇順から降順に、または降順から昇順に変更できます。
「作成者」(「作成者」列のヘッダー)をクリックすると、ユーザー名に従って表示順序を昇順から降順に、または降順から昇順に変更できます。
「タイプ」(「タイプ」列のヘッダー)をクリックすると、タイプに従って表示順序を昇順から降順に、または降順から昇順に変更できます。
必要なアクセス権限レベル(完全制御)である場合は、他のユーザーとロールに対してアクセス権限を指定できます。
アクセス権限を指定する手順は、次のとおりです。
「アナリスト計算」サブタブで、アクセス権限を指定する計算について「権限」アイコンをクリックします。
「権限」ボックスで権限レベルを選択します。アクセス権限レベルは、低い順に次のとおりです。
読取り: 計算を使用する権限
書込み: 計算を変更または削除する権限
完全制御: ユーザーの追加および権限の設定も含めた全権限
各権限レベルには、下位の権限レベルから継承されるすべての権限が含まれることに注意してください。たとえば、「書込み」権限があるユーザーは、自動的に「読取り」権限もあります。
「適用」をクリックします。
必要なアクセス権限(完全制御)がある場合は、新規のユーザーとロールを追加できます。
新規のユーザーとロールを追加する手順は、次のとおりです。
「アナリスト計算」サブタブで、アクセス権限を指定する計算について「権限」アイコンをクリックします。
「ユーザー/ロールの追加」ページが開きます。
「権限」セクションで、新規のユーザーまたはロールに付与する権限レベルを選択します。
1名以上のユーザーに権限を割り当てるには、「ユーザー」セクションで、ユーザー名を「選択可能ユーザー」ボックスから「選択済ユーザー」ボックスに移動して該当するユーザーを選択します。すでに権限があるユーザーは「選択可能ユーザー」ボックスに表示されないことに注意してください。
1つ以上のロールに権限を割り当てるには、ロール名を「使用可能ロール」ボックスから「選択済ロール」ボックスに移動します。すでに権限があるロールは「使用可能ロール」ボックスに表示されないことに注意してください。
「適用」をクリックします。
必要なアクセス権限(完全制御)がある場合は、ユーザーとロールの権限を削除できます。
ユーザーとロールの権限を削除する手順は、次のとおりです。
「アナリスト計算」サブタブで、アクセス権限を削除する計算について「権限」アイコンをクリックします。
権限を削除するユーザーまたはロールごとに「削除」アイコンをクリックします。
「適用」をクリックします。
必要なアクセス権限(書込み)がある場合は、アナリスト計算を削除できます。
アナリスト計算を削除するには、「アナリスト計算」サブタブで、削除する計算について「削除」アイコンをクリックします。
デフォルトでは、制御計算を作成したコントローラまたはビジネス・プロセス管理者には、その制御計算への書込みアクセス権が自動的に付与されますが、他のユーザーはアクセスできません。セキュリティ管理者が他のユーザーまたはロールに対して明示的にアクセス権限を付与する必要があります。
詳細は、「制御計算に対するアクセスの保守」を参照してください。
簡単な数学テンプレートは、2つのディメンション・メンバーの間、または1つのディメンション・メンバーと1つの数値の間での加算、減算、乗算または除算の結果を戻します。
'ディメンション・メンバー'1 演算子 (+-*/) オペランド ('ディメンション・メンバー'2または数値)
'ディメンション・メンバー' 1: ディメンション・メンバーを選択します。
演算子: +、-、*または/を選択します。
オペランド
'ディメンション・メンバー' 2: ディメンション・メンバーを指定するには、このボックスをクリックしてメンバーを選択します。
数値: 数値を指定するには、このボックスをクリックして数値を入力します。
純利益 = 収益合計 - 費用合計
余りテンプレートは、ディメンション・メンバーを別のディメンション・メンバーまたは数値で除算した後の余りを戻します。
余り ('ディメンション・メンバー' 1 / 除数)
'ディメンション・メンバー' 1: ディメンション・メンバーを選択します。
除数
'ディメンション・メンバー' 2: ディメンション・メンバーを指定するには、このボックスをクリックしてメンバーを選択します。
数値: 数値を指定するには、このボックスをクリックして数値を入力します。
余り (純売上高 / 割引)
指数テンプレートは、ディメンション・メンバーを指数だけ累乗した結果を戻すか、ルートを計算します。
'ディメンション・メンバー' (^累乗)
'ディメンション・メンバー' (ルート)
'ディメンション・メンバー': ディメンション・メンバーを選択します。
累乗: メンバーを指数だけ累乗するにはプラスの数を入力します。ルートを計算するには小数を入力します。たとえば、平方根を計算するには「0.5」と入力します。
純売上高の2乗
純売上高の平方根
絶対値テンプレートは、ディメンション・メンバーのゼロとの差異をプラスの数で戻します。
ABS ('ディメンション・メンバー')
'ディメンション・メンバー': ディメンション・メンバーを選択します。
2つの明細ディメンション・メンバーを比較して、逸脱が最も大きいポイントを調べます。
グループ・テンプレートは、指定されたディメンション・メンバーを集計して、合計、平均、件数、最初、最後、最大、最小、または個別のメンバーの加算と減算の結果を戻します。
合計または加算/減算 ('ディメンション・メンバー' 1, 'ディメンション・メンバー' 2, 'ディメンション・メンバー' 3など)
メンバー: 「編集」をクリックして、グループにディメンション・メンバーを指定する問合せを定義します。
集計メソッド
同じ集計メソッドをすべてのメンバーに適用するには、「計算」をクリックして計算メソッド(Sum、Average、Count、First、Last、Max、Min)を選択します。
メンバーを加算および減算するには、「メンバーの加算および減算」を選択して「メンバーを表示」をクリックします。加算する各メンバーについては+を、減算するメンバーについては-を選択します。
合計 (New York + Boston + San Francisco + Los Angeles + Chicago + Seattle)
+ US - California
財務差異テンプレートは、2つのディメンション・メンバーの差異または差異率を戻します。
比較対象'ディメンション・メンバー' - 基数'ディメンション・メンバー'
(比較対象'ディメンション・メンバー' - 基数'ディメンション・メンバー') / 基数'ディメンション・メンバー'
比較数'ディメンション・メンバー': 比較対象ディメンション・メンバーを選択します。
基数'ディメンション・メンバー': 基数ディメンション・メンバーを選択します。
計算: 「財務差異」または「財務差異率」を選択します。
実績 - 予算
(実績 - 予算) / 予算
参照テンプレートは、指定された参照ディメンションとクオリファイアに基づいてディメンション・メンバーの値を戻します。
'ディメンション・メンバー' [ディメンション (クオリファイア)]
'ディメンション・メンバー': ディメンション・メンバーを選択します。
ディメンション: 参照ディメンションを選択します。
階層: (階層を持つディメンションの場合)参照ディメンションの階層を選択します。
戻り値: 参照ディメンションから該当値を選択します。オプションはディメンションに応じて異なります。階層ディメンションの場合は、「メンバー」を選択して1つの値を選択し、「合計」でディメンションの合計を表す値を選択します。次に、「レベル」でレベルを選択するか、「親」で親メンバーを選択します。
コスト・センター別の原価 (国)
多次元共有テンプレートは、1つ以上のディメンションの参照値に対するディメンション・メンバーの率を戻します。各ディメンションに対する関連は、階層とレベル、またはメンバー別に取得されます。
'ディメンション・メンバー / [ディメンション1 (クオリファイア), ディメンション2 (クオリファイア), ディメンション3 (クオリファイア)' ]
'ディメンション・メンバー': ディメンション・メンバーを選択します。
参照値: 共有を計算する各ディメンションの「含む」列をクリックします。「編集」をクリックして、各ディメンションに対する該当値を選択します。
(営業組織: Boston, 製品: バナナ) / (営業組織: US全体, 製品: フルーツ)
前の期間値テンプレートは、前の期間からディメンション・メンバーの値を戻します。
'ディメンション・メンバー' (前の期間)
'ディメンション・メンバー': ディメンション・メンバーを選択します。
戻り値: 「前年」を選択するか、「期間」を選択して期間の数を指定します。または、レベルを選択して、そのレベルの期間の数を指定します。
年度末に再設定する: 前年の期間を無視する場合はこのオプションを選択します(前年の期間の値は戻りません)。前年の値との比較を許可する場合はこのオプションの選択を解除します。
配布費用 (前年)
変更テンプレートは、ディメンション・メンバーの値と前の期間の値との差異または差異率を戻します。
注意: 変更テンプレートには、時間ディメンションに従った累計データの増分表示が用意されています。増分された期間の差異を計算する場合は、財務差異テンプレートを前の値テンプレートと一緒に使用してください。
'ディメンション・メンバー' - 'ディメンション・メンバー' (前の期間)
'ディメンション・メンバー' - 'ディメンション・メンバー' (前の期間) / 'ディメンション・メンバー'
'ディメンション・メンバー': ディメンション・メンバーを選択します。
計算: 「変更」または「変更割合」を選択します。
年度末に再設定する: 前年の期間を無視する場合はこのオプションを選択します(前年の期間の値は戻りません)。前年の値との比較を許可する場合はこのオプションの選択を解除します。
配布費用 - 配布費用 (前年)
配布費用 - 配布費用 (前年) / 配布費用 (前年)
移動の計算テンプレートは、指定された数の前の期間にわたるディメンション・メンバーの合計、平均、最小または最大値を戻します。
指定された数の前の期間にわたる'ディメンション・メンバー'の移動の値(平均、最小、最大または合計)
'ディメンション・メンバー': ディメンション・メンバーを選択します。
移動: 「平均」、「最小」、「最大」または「合計」を選択します。
全体: 数値を入力して「期間」を選択するか、時間レベルを選択します。
年度末に再設定する: 前年の期間を無視する場合はこのオプションを選択します(前年の期間の値は戻りません)。前年の値との比較を許可する場合はこのオプションの選択を解除します。
未回収の債務者に対する請求済売掛金。過去3か月間の平均残高。
クロスオーバー・テンプレートは、指定された期間またはレベルまで、1つのディメンション・メンバーからの値を戻し、次に、別のディメンション・メンバーからの値を戻します。
時間ディメンションのデータは、各レベルの最近の時間ディメンション・メンバーまでポイントされるため、期間は現在時刻のシステム設定に影響されることに注意してください。現在時刻の設定は、次のようにクロスオーバー計算に影響します。
過去(以前)の期間は、当期まで(当期を含む)使用されます。
将来ビューは、他のすべての期間について使用されます。
当期間がない場合は、将来ビューがすべての期間で使用されます。
詳細は、「現在時刻に関するシステム・パラメータの設定」を参照してください。
クロスオーバー時間以前の'ディメンション・メンバー' 1; 時間後の'ディメンション・メンバー' 2
移行時間使用: クロスオーバー時間以前に使用するディメンション・メンバーを選択します。
移行時間使用後: クロスオーバー時間後に使用するディメンション・メンバーを選択します。
移行時間: クロスオーバーのトリガーを選択します。固定時間を指定するには、「時間」をクリックして時間メンバーを選択します。動的時間を指定するには、「カレント」をクリックして時間レベルを選択します。
今月までの月別実績、翌月から年末までの予測
当期テンプレートは、指定されたレベルの期間ごとに、ディメンション・メンバーの累計合計を計算します。たとえば、年レベルが指定された場合は、その年の下位レベルで各年の年初からの合計が計算されます。四半期が指定された場合は、その四半期の下位レベルで四半期の初めから終わりまでの合計が計算されます。
合計 (最初の期間から当期間までの'ディメンション・メンバー')
'ディメンション・メンバー': ディメンション・メンバーを選択します。
毎回再設定する: 開始期間を再設定する時間レベル間隔を選択します。
ソフトウェア・サポート費用、年累計
間接費、四半期累計
来期テンプレートは、期間終了時のターゲット・ディメンション・メンバーの値と、同じ時間レベルにおける当期の基数ディメンション・メンバーの累計値との差異を戻します。差異の値は、期間終了までにターゲットに達する必要があります。
ターゲット'ディメンション・メンバー' (期間終了時) - 基数'ディメンション・メンバー' (当期の累計値)
基数'ディメンション・メンバー': 基数ディメンション・メンバーを選択します。複数の階層がある場合は階層を選択します。
基数'ディメンション・メンバー'には期末のターゲット値が含まれます: 基数ディメンション・メンバーに期間終了時のターゲット値を含める場合は、このボックスをクリックします。通常、このボックスは選択しません。
ターゲット'ディメンション・メンバー': ターゲット・ディメンション・メンバーを選択します。
毎回再設定する: 再設定する時間レベル間隔を選択します。
事務所のリース料 (年度末の値 - 支出の年累計)
組合せ計算テンプレートは、基本的な算術演算を使用してカスタム・フォーミュラを計算します。
オペランドおよび演算子を指定します。演算の優先順位を設定する場合はカッコを挿入します。参照値を挿入するには「編集」をクリックします。
オペランドの追加: 「'ディメンション・メンバー'」、「数値」または「パーセント」を選択します。「数値」の場合は値を入力します。「'ディメンション・メンバー'」の場合はリストからメンバーを選択します。演算内では、1つ以上の他のディメンションのメンバーまたは関連を参照できます。
演算子: +、-、*、/または^を選択します。(^を選択した場合、オペランドを指数だけ累乗するにはプラスの数を入力します。ルートを計算するには小数を入力します)。
オープン: (、((、(((または((((を選択します。
クローズ: )、))、)))または))))を選択します。
編集: ディメンション・メンバーの参照の編集ページが開きます。このページで、現在の演算内で参照する他のディメンションの他のメンバーを指定できます。特定のメンバーを選択したり、関連に基づいてメンバーを選択できます。
フォーミュラのリフレッシュ: 現在の選択に基づいてフォーミュラを表示します。
削除アイコン: ステップを削除します。
(給与 + 研修費用) / 人数
在庫再注文数量 = 平方根 [2 (ユニットの年間使用量) (注文原価)] / ユニット当たり年間保管費用
量 * (1 – 材料率 (時間 ‘2005年’))
組合せビュー・テンプレートは、時系列関数を含むカスタム・フォーミュラを計算します。
注意: このテンプレートは、ビュー・ディメンションに対してのみ使用できます。
組み合せる計算を指定してフォーミュラを作成します。
組合せビュー・コンポーネント: 「時系列」(「変更」、「来期」または「当期」を選択)、「前の値」および「移動」を含める各計算コンポーネントの「含む」列を選択します。ビジネス・エリアで「通貨」オプションが有効な場合は「通貨換算」も使用できます。「フォーミュラ」領域には、選択に基づいてパラメータが表示されます。
選択したコンポーネントについてパラメータを指定します。詳細は、次の各項を参照してください。
実績、前年度、年累計
通貨換算テンプレートは、ビュー生成時の通貨から現地通貨または指定された通貨にビューを換算します。このテンプレートは、アナリスト計算および制御計算で使用できます。
注意: このテンプレートは、ビジネス・エリアで「通貨」オプションが有効な場合のみ使用できます。
履歴データおよび将来データについて、ビュー、ターゲット通貨およびオプション指定を選択します。
ビュー: 通貨を換算するビューを選択します。
ターゲット通貨: 次のいずれかのオプションを選択します。
現地通貨: 各組織の通貨。
指定した通貨: 通貨を選択します。Enterprise Planning and Budgeting実装でサポートされている通貨から選択できます。
履歴データ
注意: 履歴とは、ビジネス・エリアの現在時刻および「現在時刻」設定より前の期間に適用されます。
換算レート戦略: 換算レート戦略を選択します。一般的なオプションは、「実績」、「予算」および「予測」です。
換算レート・タイプ: 次のいずれかを選択します。
平均時の損益計算書、 期間終了時の貸借対照表
期間終了
平均
換算レート時間: その時点で有効な換算レートを選択するか、または換算レートを適用する期間を選択します。換算レートは時間でディメンション化され、その期間の有効レートまたは平均レートを示すことに注意してください。たとえば、JAN04に格納されている換算レートは、その月の有効レートです。
将来データ
注意: 将来とは、ビジネス・エリアの「現在時刻」設定より後の期間を指します。
換算レート戦略: 換算レート戦略を選択します。一般的なオプションは、「実績」、「予算」および「予測」です。
換算レート・タイプ: 次のいずれかを選択します。
平均時の損益計算書、 期間終了時の貸借対照表
期間終了
平均
換算レート時間: その時点で有効な換算レートを選択するか、または換算レートを適用する期間を選択します。換算レートは時間でディメンション化され、その期間の有効レートまたは平均レートを示すことに注意してください。たとえば、JAN04に格納されている換算レートは、その月の有効レートです。
USドルのビューを別の通貨(ユーロなど)に換算します。また、平均予算レートまたは月末実績レートを使用してUSドルからユーロに換算します。
条件付計算テンプレートは、条件付き論理を使用する計算を定義し、複数のIF、THEN、ELSE文をサポートします。
テストする1つ以上の条件、演算子、および条件のテストを指定します。複数のIF句を結合するには、ブール演算子のANDまたはORを使用します。
IF: テストする条件を指定します。IF句の基礎として使用できるのは次のとおりです。
ディメンション
計算を挿入するディメンションのメンバー
任意のディメンションの属性
計算または選択
計算または選択の合計、平均または件数
上位参照またはレベル参照の階層の親
IF句内で比較演算子として使用できるのは次のとおりです。
等しい
等しくない
より大きい
より小さい
以上
以下
始めが
終りが
含む
注意: すべての条件ですべての演算子を使用できるわけではありません。
IF条件のテストとして指定できるのは次のとおりです。
ディメンション・メンバー(属性ディメンション・メンバーを含む)
リテラル番号
リテラル・テキスト(1つ以上のワイルドカード(%)を含む)
計算
NULL
THENおよびELSE: 式。計算、値またはNULLを指定できます。式には条件付計算を含めることができます。その場合、計算全体はネスト構造になります。
次に、IF句の例を示します。
if Product starts with ’Soft%’
if Revenue is not equal to Null
if Customer Billing Method equals End-of-Period Net Assets
if Actuals for Time - January 2005, Organization - US Sales, Line - Sales, Product - Keyboard 0823 is greater than 500,000
if financial percent variance between Actual and Budget 004 is greater than financial percent variance between Actual and Budget 005
if sum of Actuals for Time - January 2005, Organization - US Sales, Line - Sales, Product - values at Product Brand level is less than or equal to sum of Budget for Time - January 2005 Organization - US Sales, Line - Sales, Product - values at Product Brand level
if ancestor for organization in Standard Org contains ’EMEA Geography’
次に、THEN句およびELSE句の例を示します。
then Sales *5% else Null
then Actual - Budget 001 else Actual - Budget 005
then Sum of Actuals for Time - January 2005, Organization - US Sales, Line - Sales, Product - values where Product Category attribute is Base
then Budget 001 times Revenue Rates
then if Customer is ’xyz Company’ then 105% of Sales else 90% of Sales else Null
次に、総料金の条件付計算の例を示します。この計算には、複数のネストされた条件が含まれています。時間の問合せ可能属性によって、その月が予測の対象か実績の対象かが判断されます。また、顧客の属性によって、顧客が月末の純資産に基づく請求対象かどうかが判断されます。
If the month is forecasted
then if the organization code ends with ’5999’
then use another line item ‘ARMPGP’
else if customer is billed based on end-of-month assets
then end of month then end-of-month net assets * fund fees %/12
else the amount held in "ARMPGP’
else gross fees calculation is sum of actual fees incurred
未処理日数テンプレートは、売上が現金化されるまでの期間を定量化する計算を定義します。
(期間の分子 / 期間の分母) * 期間内の日数
分子: 任意の明細メンバー。
分母: 任意の明細メンバー。
計算対象の期間: 時間レベルを選択します。デフォルトは、最も高い時間レベル(年など)です。
売上未処理日数 = (売掛金 / 売掛合計) * 日数