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Oracle Enterprise Planning and Budgetingユーザーズ・ガイド
リリース11i
B25756-01
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クロス集計の使用

クロス集計の概要

クロス集計では、多次元データが表形式で表示されます。

クロス集計に関する情報は、次の各項を参照してください。

新規クロス集計の作成

新規クロス集計を作成するには、「文書」タブの「レポート」サブタブを使用します。詳細は、「クロス集計の作成」を参照してください。

既存のクロス集計のオープン

既存のクロス集計を開くには、「文書」タブの「レポート」サブタブを使用します。詳細は、「レポートおよびフォルダのオープン」を参照してください。

行および列のスクロール

表示するように指定(クロス集計編集ページの「オプション」ページで指定)した行数および列数によっては、クロス集計内のすべての行または列を同時に表示できない場合があります。クロス集計内の行または列が一度に表示可能な行数または列数を超えている場合、Enterprise Planning and Budgetingではコントロールが提供され、指定した行数を上または下に移動するか、指定した列数を左または右に移動することによって、クロス集計内のすべての行または列をスクロールできます。

データのレベルのドリル

クロス集計に階層ディメンション・メンバーが含まれている場合は、階層内をドリルして、データを様々なレベルで表示できます。たとえば、下位レベルのメンバーが含まれている地域がクロス集計に表示されている場合、ドリルダウンして表示を拡張すると、コンポーネントである地域を表示できます。また、ドリルアップすると拡張した表示を閉じることができます。

ディメンション・メンバーに関連付けられているドリル・アイコンがある場合は、そのメンバーをドリルできます。ドリル・アイコンは、関連付けられているメンバーの左側に表示されます。クロス集計には、次に示す2種類のドリル・アイコンがあります。

クロス集計のページ変更

Enterprise Planning and Budgetingでは、クロス集計データは1度に1ページずつ表示されます。クロス集計の「ページ・アイテム」セクションを使用すると、現在表示されているページ以外のページを表示できます。

「ページ・アイテム」セクションには、現在ページ位置にあるディメンションごとに、ページ・コントロールと呼ばれる個別のドロップダウン・リストがあります。現在表示されているページ以外のページにあるディメンション・メンバーのデータを表示するには、そのメンバーのディメンションに対するドロップダウン・リストから表示するメンバーを選択し、「ページ・アイテム」セクションの右側にある「進む」をクリックします。

セルの選択

書式設定特性またはストップライト書式設定基準を指定するときなど、クロス集計内の1つ以上のセルを選択することが必要となる場合があります。

Enterprise Planning and Budgetingには、セルのグループを簡単に選択できる次のようなハイライトマーカーが用意されています。

セルの選択および選択解除には、次の方法を使用します。

クロス集計のクローズ

クロス集計文書での作業を終了した後は、適切なページに移動してEnterprise Planning and Budgetingで次のタスクを続行するか、作業をすべて完了した場合はEnterprise Planning and Budgetingを終了します。

保存する必要がある新規文書を作成した場合、または既存の文書に加えた変更を保持する必要がある場合は、別のページに移動する前、またはEnterprise Planning and Budgetingを終了する前に、文書を必ず保存してください。保存しないと、文書での作業がすべて失われます。クロス集計文書の保存の詳細は、「クロス集計の保存」を参照してください。

クロス集計ツールの使用

クロス集計ツールバーを使用すると、クロス集計に表示されているデータの配置および表示に関する様々なタスクを実行できます。

詳細は、次の各項を参照してください。

表示の変更

表示ツールを使用すると、データの表示を、クロス集計からグラフに、グラフからクロス集計に、またはあるタイプのグラフから別のタイプのグラフに変更できます。表示ツールを表示するには、クロス集計ツールバーの「表示」をクリックします。

クロス集計からグラフに、またはあるタイプのグラフから別のタイプのグラフに変更するには、「グラフ」オプションを選択し、ドロップダウン・リストから使用するグラフのタイプとサブタイプを選択し、その表示ツールの「進む」をクリックします。

表示をグラフからクロス集計に変更するには、「クロス集計」オプションを選択し、表示ツールの「進む」をクリックします。

クロス集計のタイトルおよび表示設定の指定

「クロス集計のオプション」ページを使用すると、クロス集計について、タイトル関連および表示関連の様々なオプションを指定できます。「オプション」ページを表示するには、クロス集計ツールバーの「表示」をクリックして表示ツールを表示し、表示ツールの「詳細」をクリックします。

「クロス集計のオプション」ページで必要な設定を指定した後は、「適用」をクリックして設定をクロス集計に適用します。

タイトル・オプション

「タイトル」、「サブタイトル」および「脚注」の各フィールドを使用して、クロス集計のタイトル、サブタイトルおよび脚注を指定できます。また、これらのフィールドを表示するかどうかを、それぞれに関連付けられているチェック・ボックスで指定できます(例: クロス集計のタイトルを表示するには、「タイトルの表示」チェック・ボックスを選択)。

また、タイトル、サブタイトルおよび脚注のフィールドに、ページ位置のディメンションおよびディメンション・メンバーの名前を自動的に挿入できます。手順は次のとおりです。

  1. 「対象」ボックスで、名前を挿入するフィールドを選択します。

  2. 「挿入」ボックスで、次のいずれかを実行します。

一般オプション

「表示行数」ボックスおよび「表示される列数」ボックスを使用して、表示する行数と列数を指定できます。

注意: クロス集計内の行数または列数が、指定した行数または列数を超えている場合、Enterprise Planning and Budgetingでは、すべての行または列をスクロールできるコントロールがクロス集計で提供されます。

「行バンディングの表示」ボックスおよび「グリッド線の表示」ボックスを使用すると、クロス集計に行範囲(1行おきに異なる背景色を使用)およびグリッド線(セル間の水平線および垂直線)を表示するかどうかを指定できます。

レイアウトの変更

レイアウト・ツールを使用すると、クロス集計のディメンションまたはエッジを別の相対位置に移動することによって、クロス集計のレイアウトを変更できます。レイアウト・ツールを表示するには、クロス集計ツールバーの「レイアウト」をクリックします。

レイアウト変更は、レイアウト・ツール自体、またはレイアウト・ツールからアクセスできる「クロス集計のレイアウト」ページから実行できます。このページでは、レイアウト関連の追加オプションが提供されます。

レイアウト・ツールを使用したレイアウトの変更

レイアウト・ツールでは、「操作」、「ソース」および「ターゲット」ボックスを次のように使用してレイアウトを指定できます。

  1. 「操作」ボックスで、ディメンションを別の位置に移動する場合は「移動」を選択し、2つのディメンションまたはエッジの位置を交換する場合は「入替え」を選択します。

  2. 「ソース」ボックスで、移動するディメンション(移動操作の場合)、あるいは別のディメンションまたはエッジと交換するディメンションまたはエッジ(交換操作の場合)を選択します。

  3. 「ターゲット」ボックスで、ディメンションの移動先の位置(移動操作の場合)、あるいは「ソース」ボックスで指定したディメンションまたはエッジと交換するディメンションまたはエッジ(交換操作の場合)を選択します。

  4. レイアウト・ツールの「進む」をクリックして、クロス集計のレイアウトを更新します。

「クロス集計のレイアウト」ページを使用したレイアウトの変更

「クロス集計のレイアウト」ページを使用してレイアウトを指定できます。「クロス集計のレイアウト」ページを表示するには、レイアウト・ツールの「詳細」をクリックします。

「クロス集計のレイアウト」ページには、レイアウトを指定するためのコントロールが2セットあります。

レイアウトの指定には、レイアウト・コントロールのいずれのセットも使用できます。

「クロス集計のレイアウト」ページには、次のコンポーネントも含まれています。

必要なレイアウト変更を指定した後は、「適用」をクリックして「クロス集計のレイアウト」ページを閉じ、変更をクロス集計に適用します。

書式設定ツールを使用した書式設定の指定

書式設定ツールを使用すると、クロス集計に対して次のタイプの書式設定を指定できます。

書式設定ツールを表示するには、クロス集計ツールバーの「フォーマット」をクリックします。

「セルのフォーマット」ページを使用して、フォント・スタイル、フォントの色、背景色および数値書式を指定することもできます。詳細は、「「セルのフォーマット」ページを使用した書式設定の指定」を参照してください。

フォント・スタイルの指定

書式設定ツールを使用してフォント・スタイルを指定するには、書式を設定するセル(複数選択可)を選択し、次に示す処理を1つ以上実行します。

数値書式の指定

書式設定ツールを使用して数値書式を指定する手順は、次のとおりです。

  1. 書式を設定するセル(複数選択可)を選択します。

  2. 「数値」ボックスで、次のいずれかを実行します。

  3. 「進む」をクリックして選択したセルの書式を設定します。

背景色の指定

書式設定ツールを使用して背景色を指定する手順は、次のとおりです。

  1. 書式を設定するセル(複数選択可)を選択します。

  2. 「背景色」の「カラー・ピッカー」アイコンをクリックして、カラー・ピッカーを表示します。

  3. カラー・ピッカーで、背景色として使用する色をクリックし、「適用」をクリックして、選択したセルに背景色を適用します。

フォントの色の指定

書式設定ツールを使用してフォントの色を指定する手順は、次のとおりです。

  1. 書式を設定するセル(複数選択可)を選択します。

  2. 「フォント色」の「カラー・ピッカー」アイコンをクリックして、カラー・ピッカーを表示します。

  3. カラー・ピッカーで、フォントの色として使用する色をクリックし、「適用」をクリックして、選択したセルの文字にフォントの色を適用します。

日付および枠線の書式の指定

「セルのフォーマット」ページを使用して、日付および枠線の書式を指定できます。詳細は、「「セルのフォーマット」ページを使用した書式設定の指定」を参照してください。

ヘッダー書式の指定

「フォーマットの管理」ページを使用して、ヘッダー書式を指定できます。詳細は、「書式設定の管理」を参照してください。

「セルのフォーマット」ページを使用した書式設定の指定

「セルのフォーマット」ページを使用すると、クロス集計に対して次のタイプの書式設定を指定できます。

「セルのフォーマット」ページは、書式設定ツールから使用できます。「セルのフォーマット」ページを表示する手順は、次のとおりです。

  1. クロス集計ツールバーの「フォーマット」をクリックして、書式設定ツールを表示します。

  2. 書式設定を指定するセル(複数選択可)を選択します。

  3. 書式設定ツールの「詳細」をクリックして、「セルのフォーマット」ページを表示します。

必要なタイプの書式設定(後述)を指定した後は、「適用」をクリックして「セルのフォーマット」ページを閉じ、指定した書式設定をクロス集計に適用します。

「セルのフォーマット」ページを使用したフォント・スタイルの指定

「フォント」セクションで、「太字体」、「イタリック体」および「下線」の各ボックスのドロップダウン・リストを使用し、必要に応じて、太字書式、斜体書式または下線書式を適用または削除します。

「セルのフォーマット」ページを使用したフォントの色の指定

「フォント」セクションで、「フォント色」のカラー・ピッカーで適用するフォントの色をクリックします。

「セルのフォーマット」ページを使用した背景色の指定

「フォント」セクションで、「背景色」のカラー・ピッカーで適用する背景色をクリックします。

「セルのフォーマット」ページを使用した枠線の書式の指定

「枠線」セクションで、次の処理を実行します。

「セルのフォーマット」ページを使用した数値書式の指定

「数値」セクションで、「カテゴリ」ボックスで必要な書式カテゴリを選択した後、選択したカテゴリに関連する設定を指定します。

「セルのフォーマット」ページを使用した日付書式の指定

「日付」セクションで、「カテゴリ」ボックスで必要な書式カテゴリを選択した後、選択したカテゴリに関連する設定を指定します。

条件付き書式設定の指定

条件付きセル書式設定を使用すると、指定した特定の条件と一致するセルを簡単に識別できます。たとえば、現行実績の値が5000を超えるすべてのセルについて、値が緑のフォントで表示されるように指定できます。

条件付きセル書式設定の指定方法

条件付きセル書式設定を指定するには、「条件付セル・フォーマットの作成」ページを使用します。このページを表示するには、次のいずれかを実行します。

「条件付セル・フォーマットの作成」ページを使用して条件付き書式を指定する手順は、次のとおりです。

  1. 「名称」セクションで、Enterprise Planning and Budgetingで提供されている条件付き書式用のデフォルト名を使用するか、または「名称」ボックスにわかりやすい名前を入力できます。

  2. 「選択」セクションで、「項目」、「演算子」、「値」ボックスを使用して、書式の条件を指定します。たとえば、5000を超えるすべての現行実績値に書式を適用するには、「項目」ボックスで「現行実績」を選択し、「演算子」ボックスで「>」を選択し、「値」ボックスに「5000」と入力します。書式をすべてのビューに適用する場合は、「項目」ボックスで「すべて」を選択します。

  3. ディメンションのメンバーのサブセットのみに書式を適用する場合は、「選択」セクションでディメンションに対する「編集」アイコンをクリックして、必要なメンバー・セットを選択できるページを表示します。ディメンションに対するメンバー・セットを編集しない場合、書式はディメンションのすべてのメンバーに適用されます。

  4. 「フォーマット」セクションで、必要なフォント・スタイルと色、背景色、枠線の書式、数値書式および日付書式を指定します。

  5. 「適用」をクリックして、条件付き書式を作成および適用します。

条件付き書式の管理

「フォーマットの管理」ページを使用すると、条件付きセル書式を削除したり、条件付きセル書式に関するその他の管理タスクを実行できます。詳細は、「書式設定の管理」を参照してください。

ストップライト書式設定の指定

ストップライト書式設定を使用すると、選択したセルの値と、「望ましい値」、「許容」および「非許容」と指定した値セットとの比較結果がわかりやすいようにクロス集計のセルをハイライト表示できます。

ストップライト書式設定の機能

クロス集計内の選択したセルに対して、「望ましい値」および「許容不可」のしきい値を指定できます。これらのストップライト書式設定条件を適用すると、Enterprise Planning and Budgetingでは、選択したセルが次のように書式設定されます。

ストップライト・ツールを使用したストップライト書式設定の指定

ストップライト・ツールを使用すると、ストップライト書式設定を指定できます。ストップライト・ツールを表示するには、クロス集計ツールバーの「ストップライト」をクリックします。

ストップライト書式設定を指定する手順は、次のとおりです。

  1. 「フォーマット」ボックスで、ストップライト書式設定の適用対象を、選択したセル、クロス集計全体または特定のビューの値のいずれにするかによって、「選択済セル」「クロス集計全体」、または特定のビューを指定します。

  2. 「フォーマット」ボックスで、「選択済セル」を指定した場合は、ストップライト書式設定を適用するセル(複数選択可)を選択します。

  3. 「非許容」ボックスに、許容不可しきい値として使用する値を入力します。

  4. 「望ましい値」ボックスに、許容しきい値として使用する値を入力します。

  5. 許容不可、許容可能および許容の値に対する背景色のいずれかを変更する場合は、対応する「カラー・ピッカー」アイコンを使用します。

  6. ストップライト・ツールの「進む」をクリックして、指定したストップライト書式設定を適用します。

「フォーマットの管理」ページを使用したストップライト書式設定の指定

「フォーマットの管理」ページを使用すると、ストップライト書式の作成、ストップライト書式の削除、およびストップライト書式設定に関するその他の管理タスクを実行できます。詳細は、「書式設定の管理」を参照してください。

書式設定の管理

「フォーマットの管理」ページを使用すると、新規ストップライト、条件付き書式およびヘッダー書式を指定できます。また、既存の書式を管理することもできます。「フォーマットの管理」ページを表示するには、書式設定ツールまたはストップライト・ツールの「フォーマットの管理」をクリックします。

「フォーマットの管理」ページでの作業をすべて終了した後は、「適用」をクリックして「フォーマットの管理」ページを閉じ、指定した書式設定の変更を適用します。

「フォーマットの管理」ページのコンテンツ

「フォーマットの管理」ページには、「ストップライト・フォーマット」、「セル・フォーマット」および「ヘッダー・フォーマット」の3つのセクションがあります。各セクションには、対応するタイプの既存書式のリストが表示されます。

書式の優先度

各セクションで、書式は優先度順に上から下へリストされます(先頭の書式が最も優先度の高い書式です)。たとえば、「条件付フォーマット」セクションに2つの条件付き書式がリストされているとします。上の行の書式では、20,000を超えるすべての値が緑で表示されるように指定され、下の行の書式では、40,000未満のすべての値が青で表示されるように指定されています。この場合、値が30,000の場合は緑で表示されます。

ストップライト書式の指定

「フォーマットの管理」ページから、「ストップライト・フォーマットの作成」ページにアクセスできます。このページでストップライト書式を指定できます。「ストップライト・フォーマットの作成」ページを表示するには、「フォーマットの管理」ページの「ストップライト・フォーマット」セクションの「ストップライト・フォーマットの作成」をクリックします。

「ストップライト・フォーマットの作成」ページを使用してストップライト書式を指定する手順は、次のとおりです。

  1. 「名称」セクションで、Enterprise Planning and Budgetingで提供されているストップライト書式用のデフォルト名を使用するか、または「名称」ボックスにわかりやすい名前を入力できます。

  2. 「しきい値」セクションで、次の処理を実行します。

  3. ディメンションのメンバーのサブセットのみに書式を適用する場合は、「選択」セクションでディメンションに対する「編集」アイコンをクリックして、必要なメンバー・セットを選択できるページを表示します。ディメンションに対するメンバー・セットを編集しない場合、書式はディメンションのすべてのメンバーに適用されます。

  4. 「適用」をクリックして、ストップライト書式を作成および適用します。

「フォーマットの管理」ページには、ストップライト書式設定が適用されているすべてのセルのデータ値を非表示にできるオプションがあります。このオプションは、これらの値と、指定されたしきい値との比較結果に関係なく適用されます。データ値を非表示にするには、クロス集計セルのデータ値を非表示にするオプションを選択します。

詳細は、「ストップライト書式設定の指定」を参照してください。

条件付きセル書式の指定

「フォーマットの管理」ページから、「条件付セル・フォーマットの作成」ページにアクセスできます。このページで条件付きセル書式を指定できます。「条件付セル・フォーマットの作成」ページを表示するには、「フォーマットの管理」ページの「セル・フォーマット」セクションの「条件付セル・フォーマットの作成」をクリックします。

詳細は、「条件付き書式設定の指定」を参照してください。

ヘッダー書式の指定

「フォーマットの管理」ページから、「条件付ヘッダー・フォーマットの作成」ページにアクセスできます。このページで、ディメンション・メンバーごとの基準で行および列のヘッダーに書式設定を指定できます。「条件付ヘッダー・フォーマットの作成」ページを表示するには、「フォーマットの管理」ページの「ヘッダー・フォーマット」セクションの「条件付ヘッダー・フォーマットの作成」をクリックします。

「条件付ヘッダー・フォーマットの作成」ページを使用してヘッダー書式を指定する手順は、次のとおりです。

  1. 「名称」セクションで、Enterprise Planning and Budgetingで提供されている条件付きヘッダー書式用のデフォルト名を使用するか、または「名称」ボックスにわかりやすい名前を入力できます。

  2. 「選択」セクションで、次の処理を実行します。

  3. 「フォーマット」セクションで、必要なフォント・スタイル、フォントの色、背景色、および枠線の書式を指定します。

  4. 「適用」をクリックして、ヘッダー書式を作成および適用します。

既存書式の管理

個々の書式を表示するかどうかは、特定の書式に対する「表示」列のチェック・ボックスを選択または選択を解除することで指定できます。この方法を使用すると、書式定義を削除せずに、書式がクロス集計に適用されないようにできます。

各セクションで書式がリストされる順序を変更(優先順位を変更)するには、「上へ移動」および「下へ移動」アイコンをクリックします。

既存書式を編集するには、書式に対する「編集」アイコンをクリックします。アイコンをクリックすると、編集する書式タイプに対する書式編集ページが表示されます。各書式タイプに応じて、書式編集ページには、その特定タイプの新規書式を作成するためのページと同じコントロールが表示されます。

既存書式を削除するには、書式に対する「削除」アイコンをクリックします。

すべての書式設定の消去

すべての書式設定を消去するには、「フォーマットの管理」ページの「すべてのフォーマット設定の削除」をクリックし、確認を求めるプロンプトの応答で「Yes」を選択します。「フォーマットの管理」ページの「適用」をクリックすると、Enterprise Planning and Budgetingでは、クロス集計からすべての書式設定が次のように削除されます。

ディメンション・メンバーのソート

ソート・ツールを使用すると、特定のディメンションのメンバーを、指定した順に表示されるようにソートできます。ソート・ツールを表示するには、クロス集計ツールバーの「ソート」をクリックします。

ディメンションのメンバーをソートする手順は、次のとおりです。

  1. 「ソート」ボックスで、メンバーをソートするディメンションを選択します。

  2. 「基準」ボックスで、次のいずれかを実行します。

  3. ソート操作がビュー・ディメンション・メンバー(「基準」ボックスで指定)を基準に実行される場合は、「対象」ボックスを使用して該当ディメンション・メンバーを選択します。該当ビュー・ディメンション・メンバーは、そのメンバーがクロス集計で現在表示されている場合にのみ「対象」ボックスで使用できます。

    たとえば、時間ディメンションが列位置にあり、「ソート」ボックスで時間ディメンションを指定し、「基準」ボックスで現行実績のビューを指定し、ビュー・メンバーの資産と収益がクロス集計に現在表示されているとします。該当メンバーとして資産または収益を選択できます。資産を選択すると、資産の値に基づいて時間ディメンション・メンバーがソートされます。

  4. 「順序」ボックスで、次のいずれかを実行します。

  5. ソート・ツールの「進む」をクリックして、指定したディメンションのメンバーをソートします。

クロス集計への保存済の選択の適用

保存済選択ツールを使用すると、以前に保存したデータ選択をクロス集計に適用できます。保存済選択ツールを表示するには、クロス集計ツールバーの「保存済の選択」をクリックします。

特定のディメンションに対して、保存済選択ツールを使用して次の処理を実行できます。

保存済の選択をクロス集計に適用する手順は、次のとおりです。

  1. 「ディメンション」ボックスで、保存済の選択を適用するディメンションを選択します。

  2. 「処理」ボックスで、実行する処理によって、「置換」「追加」「保持」または「削除」を選択します。

  3. 「保存済の選択」ボックスで、ディメンション・メンバーを置換、追加、保持または削除するために使用する保存済の選択の名前を選択します。

  4. 保存済選択ツールの「進む」をクリックして、保存済の選択をクロス集計に適用します。

詳細は、「保存済の選択の使用」を参照してください。

アノテーションの使用

アノテーション・ツールを使用すると、クロス集計セルにアノテーションを指定できます。アノテーション・ツールを表示するには、クロス集計ツールバーの「アノテーション」をクリックします。

Enterprise Planning and Budgetingでは、アノテーション付きセルには、各セルの左側にアノテーション・アイコンが表示されます。

クロス集計を保存すると、各アノテーションは、特定の文書からは独立して、特定のデータ・ポイント(つまり、ディメンション・メンバーの特定の組合せ)に対して保存されます。したがって、アノテーションを作成し、アノテーションを作成した文書を保存すると、そのアノテーションは、アノテーションが作成されたデータ・ポイントが組み込まれたクロス集計が含まれている他のすべての文書で表示されます。

アノテーションは、アノテーションが作成されたデータにアクセスできるすべてのユーザーが使用可能です。

アノテーションの表示

アノテーション・アイコンの上にマウスのポインタを移動すると、関連クロス集計セルの最新のアノテーションをツール・ヒントに表示できます。

あるクロス集計セルに対するすべてのアノテーションを表示するには、セル内のアノテーション・アイコンをクリックするか、またはセルを選択してアノテーション・ツールの「アノテーション」をクリックします。「記録された注釈」ページが表示され、セルに関連付けられている既存のアノテーションがすべてリストされます。アノテーションの件名をクリックすると、リストからアノテーションを表示できます。

短いアノテーションの作成

件名のみで構成され、添付の注釈のないアノテーションを作成する手順は、次のとおりです。

  1. クロス集計セルを選択します。

  2. 「アノテーション」ボックスに、アノテーションのテキストを入力します。

  3. アノテーション・ツールの「進む」をクリックして、アノテーションを作成します。

長いアノテーションの作成

件名および添付の注釈で構成されるアノテーションを作成する手順は、次のとおりです。

  1. クロス集計セルを選択し、アノテーション・ツールの「詳細」をクリックして「アノテーション」ページを表示します。

    注意: 「記録された注釈」ページで「アノテーションの作成」をクリックして、「記録された注釈」ページから「アノテーション」ページを表示することもできます。この場合は、「記録された注釈」ページで参照されたセルのアノテーションを作成できます。

  2. 「件名」ボックスに、アノテーションの件名を入力します。

  3. 「注釈」ボックスに、注釈テキストを入力します。

  4. 「適用」をクリックします。

アノテーションの削除

作成したアノテーションを削除するには、セル内の「アノテーション」アイコンをクリックするか、またはセルを選択してアノテーション・ツールの「アノテーション」をクリックすることによって、「記録された注釈」を表示します。次に、アノテーションに対する「削除」アイコンをクリックしてアノテーションを削除できます。

計算の使用

計算は、1つ以上の格納済または計算済ディメンション・メンバーに基づいたフォーミュラです。計算ツールを使用すると、計算を挿入および変更できます。

計算ツールを表示するには、クロス集計ツールバーの「計算」をクリックします。

新規計算の挿入

新規計算をクロス集計に挿入する手順は、次のとおりです。

  1. 計算を挿入する基準点として列または行を選択します。

  2. 計算ツールの「新規計算の挿入」をクリックします。

  3. 「挿入場所の選択」ページで、計算を定義するディメンション、および計算を挿入する場所を指定し、「次」をクリックします。

  4. この後の手順は、計算を定義するための「計算の定義」の説明手順に従ってください。

既存計算の変更

既存の計算を変更する手順は、次のとおりです。

  1. 計算を変更する基準点として列または行を選択します。

  2. 計算ツールの「計算の編集」をクリックします。

  3. 「計算の選択」ページで、計算が挿入されているディメンション、および計算の名前を指定し、「次」をクリックします。

  4. 既存計算変更のこの後の手順は、新規計算を定義する手順と同じです。「計算の定義」の説明手順に従って、必要に応じて計算に対する定義を変更してください。

クロス集計の編集

既存のクロス集計を編集するには、最初に、編集するクロス集計で「編集」をクリックします。「コンポーネントの編集」ページの「選択の調整」タブが表示されます。必要な場合は、「選択の調整」タブで様々な選択を行うか、または他の編集タスクを実行するその他のタブにアクセスできます。

詳細は、次の各項を参照してください。

基本選択の変更

基本メンバー選択リストを変更する場合は、「開始」をクリックして、「コンポーネントの編集」ページの「開始」タブを表示します。

「コンポーネントの編集」ページの「開始」タブのコントロールは、「開始」ページと同じです。詳細は、「「開始」ページの使用」を参照してください。

レイアウトの変更

クロス集計のレイアウトを変更する場合は、「レイアウト」をクリックして、「コンポーネントの編集」ページの「レイアウト」タブを表示します。

「コンポーネントの編集」ページの「レイアウト」タブのコントロールは、「クロス集計のレイアウト」ページと同じです。詳細は、「レイアウトの変更」を参照してください。

選択調整の変更

選択に詳細な調整を指定する場合は、「選択の調整」をクリックして、「コンポーネントの編集」ページの「選択の調整」タブを表示します。

「コンポーネントの編集」ページの「選択の調整」タブのコントロールは、「選択の調整」ページと同じです。詳細は、「「選択の調整」ページの使用」を参照してください。

タイトルおよび表示設定の変更

クロス集計にタイトル関連または表示関連の変更を加える場合は、「オプション」をクリックして、「コンポーネントの編集」ページの「オプション」タブを表示します。

「コンポーネントの編集」ページの「オプション」タブのコントロールは、「クロス集計のオプション」ページと同じです。詳細は、「クロス集計のタイトルおよび表示設定の指定」を参照してください。

編集したクロス集計の表示

クロス集計に対して編集上の必要な変更をすべて加えた後は、「コンポーネントの編集」ページの「適用」をクリックして、改訂したクロス集計を表示します。

クロス集計の文書プロパティの指定

様々な文書プロパティを設定または変更するには、「プロパティ」をクリックして「プロパティ」ページを表示します。「プロパティ」ページでは、次の機能が提供されます。

「プロパティ」ページで設定を変更した後は、「適用」をクリックして設定を適用し、文書に戻ります。

クロス集計の印刷

クロス集計文書を印刷する手順は、次のとおりです。

  1. 「印刷」をクリックして「印刷オプション」ページを表示します。

  2. 「ページ・アイテム」セクションで、ページ位置にある印刷対象のディメンションのメンバーを次のように指定します。

  3. 「紙」セクションでは、「用紙サイズ」ボックスで必要な紙のサイズを選択し、「印刷の向き」に「縦長」または「横長」のいずれかを選択します。

  4. 「一般」セクションでは、1ページに印刷する行数と列数を指定します。

  5. 「適用」をクリックします。

    Enterprise Planning and Budgetingでは、印刷用に書式設定された形式のクロス集計文書が表示されます。この文書をWebブラウザの印刷機能を使用して印刷できます。

印刷を終了した後は、Webブラウザで「戻る」ボタンをクリックして「印刷オプション」ページに戻ります。次に、「取消」をクリックして「印刷オプション」ページを閉じ、文書に戻ります。

クロス集計の保存

新規クロス集計文書の作成時、または既存クロス集計文書の編集時に実行した作業を保存するために、文書を保存して、現在のディメンション・メンバーの選択、書式設定およびレイアウトを保存できます。

「保存」をクリックすると、既存の文書に加えた変更を保存できます。

新規文書を保存する手順、または既存文書を別名で保存する手順は、次のとおりです。

  1. 「別名保存」をクリックして「別名保存」ページを表示します。以前に保存していない文書に対して「保存」をクリックした場合は、「別名保存」ページが表示されます。

  2. 「名称」ボックスに、文書のタイトルを入力します。

  3. オプションで、次のいずれかまたは両方を実行できます。

  4. 「保存先」ボックスに、文書を格納するフォルダ名を入力して、「保存」をクリックします。必要に応じて、「フォルダ」をクリックして、既存のフォルダを選択するか、文書を保存する新規フォルダを作成できます。

クロス集計のデータのエクスポート

クロス集計文書のデータを次の形式にエクスポートできます。

カンマ区切り、タブ区切りまたはHTML形式へのデータのエクスポート

クロス集計文書のデータを.csv、.txtまたは.htm形式にエクスポートする手順は、次のとおりです。

  1. 「エクスポート」ボックスのドロップダウン・リストから、実行するエクスポートのタイプを選択し、「進む」をクリックします。

    「エクスポート・オプション」ページが開きます。

  2. 内容オプション領域で、エクスポート・ファイルの範囲を指定します。次のいずれかを選択します。

  3. 「ファイル形式」ボックスで適切なファイル形式が指定されていることを確認します。必要な場合は、この時点で別のエクスポート形式を選択できます。

  4. HTMLへのエクスポートの場合のみ、次の処理を実行します。

  5. 「エクスポート」をクリックします。

    選択したエクスポートのタイプ、ブラウザの設定、およびシステムの構成によっては、この時点のエクスポート手順で一連のイベントが異なる場合があります。一般的には、ここで少なくとも次のいずれかを実行できます。

    注意: HTML形式へのデータのエクスポート処理時に、「ファイルのダウンロード」ダイアログ・ボックスが表示された場合は、「保存」を選択しないでください。Oracle Enterprise Planning and Budgetingでは、HTMLファイルのブラウザからの直接保存はサポートされていません。ファイルはExcelで開いた後、保存する必要があります。

XML形式へのデータのエクスポート

文書のデータを、Oracle XML PublisherまたはOracle Reportsで使用するための.xmlファイルにエクスポートできます。

Oracle XML Publisherテンプレートの開発に使用するためにデータをエクスポートする手順

  1. 「エクスポート」ボックスのドロップダウン・リストから、XML(*xml)を選択し、「進む」をクリックします。

    「エクスポート・オプション」ページが開きます。

  2. 「XMLのエクスポート・オプション」領域で、Oracle XML Publisherを選択します。

  3. 「エクスポート・ファイル名」ボックスには、エクスポート・ファイル用のデフォルト名が表示されます。この名前を使用することも、新しい名前を入力することもできます。

  4. 「エクスポート」をクリックし、ファイルの保存場所を指定します。

  5. 「終了」をクリックします。

Oracle Reportsで使用するためにデータをエクスポートする手順

  1. 「エクスポート」ボックスのドロップダウン・リストから、Oracle Reports XML(*xml)を選択し、「進む」をクリックします。

    「XMLのエクスポート」ページが開きます。

  2. 「XMLのエクスポート・オプション」領域で、Oracle Reportsを選択します。

  3. 「エクスポート・ファイル名」ボックスには、エクスポート・ファイル用のデフォルト名が表示されます。この名前を使用することも、新しい名前を入力することもできます。

  4. 「エクスポート」をクリックし、ファイルの保存場所を指定します。

  5. 「終了」をクリックします。