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Oracle Shipping Executionユーザーズ・ガイド
リリース12.1
B62703-01
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レポートおよび処理

この章では、次のトピックを説明します。

Oracle Shipping Executionのレポート

レポートおよび処理の概要

Oracle Shipping Executionでは、生産性向上と管理強化に役立つ、柔軟かつ使用しやすい様々なレポートを提供します。レポートおよび処理でテキスト添付を使用すると、出荷アプリケーション・データを印刷できます。たとえば、搬送明細に入力された開梱指示を梱包伝票に印刷できます。

XMLパブリッシャに対応した出荷文書を使用して、独自のレポート・レイアウトの定義、フィールドの追加、PDF形式での文書の印刷を行えます。

注意: プリンタをレポートに割り当てる必要があります。これは、「搬送文書プリンタ選択」ウィンドウで設定します。関連項目 『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』

ユーザー・プロシージャ

Oracle Shipping Executionのレポートは、(ユーザー役割に応じて)「出荷レポートおよび文書」ウィンドウから表示できます。「名称」フィールドの値リストを使用して、実行しているレポートを選択します。選択すると、レポートの「パラメータ」ウィンドウが表示されます。該当する場合、パラメータを定義する必要があります。

注意: 実行しているレポートによって、必須パラメータとオプション・パラメータがあります。パラメータが不要なレポートもあります。

関連項目: Oracle E-Business Suiteユーザーズ・ガイド

ユーザー・タイプ

スーパーユーザーおよびビジネス・ユーザーは、一般的なOracle Applicationユーザー・タイプで、様々なレベルでアプリケーションにアクセスできるようにします。

スーパーユーザー

通常、スーパーユーザーはシステム管理者またはITエンジニアです。このユーザーは、アプリケーション設定の一部として、出荷文書のOracle XML Publisherレイアウト・テンプレートを定義および拡張できます。

ビジネス・ユーザー

通常、ビジネス・ユーザーには、ほとんどのマネージャ・ロールが含まれます。たとえば、営業マネージャ、営業担当、顧客サービス・マネージャ、顧客サービス担当、契約管理者/ナビゲータ、およびその他のビジネス・マネージャなどです。このユーザーは、ビジネス文書作成、交渉、承認など、幅広いビジネス分野の知識を持っています。通常、このユーザーは、ビジネス文書のレイアウトを定義し、スーパーユーザーと協力して、適切な形式でビジネス文書を生成するためのレイアウト・テンプレートを定義または更新します。

「受注をピッキング用にリリース」ウィンドウからの文書セットの印刷

「受注をピッキング用にリリース」ウィンドウを使用して、ピック・リリース処理の一部として文書セットを印刷できます。「文書セット」フィールドはヘッダー・リージョンにあります。ピック・リリース処理とともに印刷する文書セットを選択するには、値リストを使用します。

XMLパブリッシャに対応した出荷文書を文書セットに追加することもできます。文書が追加されると、文書セット内の他の文書とともに自動的に印刷されます。

文書セットの詳細は、『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』を参照してください。

リリース・ルールを使用した文書セットの印刷

リリース・ルールごとに文書セットを印刷できます。リリース・ルールを定義すると、(「リリース・ルール」ウィンドウの「出荷」タブ内で)文書セットを指定できます。出荷確認中など、リリース・ルールを使用するときに印刷する文書セットを選択するには、値リストを使用します。

XMLパブリッシャに対応した出荷文書を文書セットに追加することもできます。文書が追加されると、文書セット内の他の文書とともに自動的に印刷されます。

リリース・ルールの定義の詳細は、『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』を参照してください。

「出荷取引」フォームまたは「クイック出荷」ウィンドウからの文書セットの印刷

「出荷取引」フォームまたは「クイック出荷」ウィンドウを使用すると、トリップおよび搬送に対して文書セットを印刷できます。搬送またはトリップを問い合せた後、「文書セットの印刷」をクリックし、リストから文書セットを選択します(複数の文書セットが存在する場合)。

XMLパブリッシャに対応した出荷文書を文書セットに追加することもできます。文書が追加されると、文書セット内の他の文書とともに自動的に印刷されます。

XMLパブリッシャ対応の出荷文書

Oracle XML Publisherを使用すると、ビジネス要件にあわせて様々なOracle Shipping Executionレポートを拡張できます。次のリストは、Oracle XML Publisher内のシード済Oracle Shipping Executionレポート・テンプレートを示しています。

これらのテンプレートを定義または変更すると、「レポートおよび処理」ウィンドウ、「出荷取引」フォーム、「クイック出荷」ウィンドウおよび文書セットからのレポートの印刷時に使用できます。

出荷文書テンプレートの管理は、Oracle XML Publisherで行われます。

注意: 編集ソフトウェアを使用して、テンプレートを変更およびカスタマイズすることもできます。たとえば、Microsoft WordやAdobe Acrobatなどです。

関連項目: 『Oracle XML Publisherユーザーズ・ガイド』

文書セットの詳細は、『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』を参照してください。

Adobe PDF形式での出荷文書の印刷

Oracle Shipping ExecutionとOracle XML Publisherを使用すると、様々なレポートをAdobe PDF形式で印刷できます。PDF形式に対応したレポートは、他の出荷レポートと同じ方法で実行できます(レポート印刷手順の詳細は、Oracle E-Business Suiteユーザーズ・ガイドを参照してください)。ただし、「出荷文書セット」ウィンドウまたはコンカレント要求を使用して、Oracle Shipping Execution内でPDF印刷を有効にする必要があります。文書セットの定義の詳細は、『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』を参照してください。

PDF印刷を有効にするシード済コンカレント要求は、次のとおりです。

(Oracle XML Publisher内の)レポートごとに選択したテンプレートが、各レポートのコンカレント要求を実行するときに使用されます。

複数のテンプレート: 各レポートに対して複数のレポートを作成できます。レポートに複数のテンプレートがある場合は、印刷時に使用するレイアウトを選択します。「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「完了時」リージョンで「オプション」をクリックして、使用するレイアウト・テンプレートを選択します。

自動梱包レポート

自動梱包レポートは、「自動梱包」コンカレント・プログラムで梱包が正常に行われたバッチを参照できるように設計されています。

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「自動梱包レポート」を選択します。

注意: このレポートは、自動梱包コンカレント・プロセスの結果として自動的に印刷されます。

パラメータ

自動梱包レポートを要求すると、Oracle Shipping Executionでは次のパラメータが表示されます。

自動出荷確認レポート

自動出荷確認レポートは、「自動出荷確認」コンカレント・プログラムによる出荷確認が正常に行われたバッチを参照できるように設計されています。

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「自動出荷確認レポート」を選択します。

注意: このレポートは、出荷確認の結果として自動的に生成されます。

パラメータ

自動出荷確認レポートを要求すると、Oracle Shipping Executionでは、次のパラメータが表示されます。

バックオーダー詳細レポート

バックオーダー詳細レポートには、組織のバックオーダー品目の詳細が印刷され、レポート・パラメータに基づいて次の情報が表示されます。

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「バックオーダー詳細レポート」を選択します。

パラメータ

「バックオーダー詳細レポート」の要求時、Shipping Executionでは、次の入力パラメータが表示されます。必須パラメータ以外の全パラメータをブランクにしておくと、このレポートには、他のパラメータ基準に合致するすべての受注が含まれます。

バックオーダー要約レポート

バックオーダー要約レポートでは、すべての未出荷受注のリストが印刷されます。このレポートには、ピック・リリースを含むオープン受注のみが含まれます。複数の受注およびバックオーダー明細が同一ページに表示されます。このレポートには、受注タイプ、受注番号、倉庫、最終出荷日、受注品目の金額、未処理品目数および出荷済品目数などの受注情報が表示されます。バックオーダー要約レポートでは出荷不可品目は取り扱わないため、この金額に含まれるのは出荷可能品目のみの合計額です。

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「バックオーダー要約レポート」を選択します。

パラメータ

「バックオーダー要約レポート」の要求時、Shipping Executionでは、次のパラメータが表示されます。すべてのパラメータをブランクにしておくと、このレポートには、他のパラメータ基準を満たす全未出荷受注が含まれます。

荷受証レポート

荷受証には、選択した搬送から確認された受注すべてが(事前に印刷されたフォームに)印刷されます。この文書リストには、出荷日、運送業者、荷受証番号、搬送名、出荷担当、出荷先所在地、運送業者名、運送状番号、未梱包品目の数量と摘要、コンテナに梱包する品目の数量と合計、品目の合計数量および出荷時に定義された重量/容積情報などが表示されます。また、作成したすべての出荷ノートも印刷されます。

XMLパブリッシャ対応

このレポートはXMLパブリッシャに対応しており、PDFで印刷できます。XMLパブリッシャに対応した出荷文書を使用すると、独自のレポート・レイアウトの定義、フィールドの追加、およびPDF形式での文書の印刷を柔軟に実行できます。関連項目: XMLパブリッシャ対応の出荷文書

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「荷受証」を選択します。このレポートは、「処理」リストのボタン(「出荷取引」フォームまたは「クイック出荷」ウィンドウなどにある)を使用して実行するか、文書セットに含めることもできます。

パラメータ

「荷受証」の要求時、Shipping Executionでは、次のパラメータが表示されます。必須以外のすべてのパラメータをブランクにしておくと、この文書には、他のパラメータ基準を満たす全ピッキング明細が含まれます。

インボイス・レポート

インボイス・レポートには、搬送内の全確認済出荷品目が表示されます。このレポートのパラメータを定義するときに搬送名のみを指定した場合、Shipping Executionは、トリップ内の各搬送ごとに1つのインボイスを印刷します。

このレポートには、出荷日、請求書ID(搬送名と同じ)、出荷担当/輸出担当、出荷先所在地、輸出担当ID番号、運送業者、各搬送内の全確認済品目(発注番号、受注番号、数量、単位、単価および品目金額)、パッケージ合計数、合計重量および合計金額が表示されます。「原産国」は将来の使用のためのものです。

インボイス上に受注と明細レベルのノートを印刷できます。ただし、Shipping Executionでは、レポートの最下部に固定フッター情報を印刷するスペースを確保するために、ヘッダーまたはフッターのノート用には最大2行が保持されています。

このレポートには、税金や運送費は表示されません。

XMLパブリッシャ対応

このレポートはXMLパブリッシャに対応しており、PDFで印刷できます。XMLパブリッシャに対応した出荷文書を使用すると、独自のレポート・レイアウトの定義、フィールドの追加、およびPDF形式での文書の印刷を柔軟に実行できます。関連項目: XMLパブリッシャ対応の出荷文書

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「インボイス」を選択します。

パラメータ

インボイスの要求時、Shipping Executionでは、次のパラメータが表示されます。必須以外のすべてのパラメータをブランクにしておくと、この文書には、他のパラメータ基準を満たす全ピッキング明細が含まれます。

事業所からリージョンへのマッピングのコンカレント・プロセス

「事業所からリージョンへのマッピング」コンカレント・プロセスでは、事業所(所在地)が処理され、既存のリージョンと照合できない事業所データのレポートが発行されます。オプションで、リージョン・インタフェース表に新規リージョン・データを挿入できます。

発行

「出荷インタフェース」フォームにナビゲートします。値の「名前」リストにプロセスが表示されていない場合は、システム管理者に依頼して、「全出荷インタフェース」要求グループに追加します。

パラメータ

郵送ラベル・レポート

郵送ラベル・レポートは、文書生成時に印刷される、出荷の出荷先所在地を識別するためのラベルで構成されています。搬送に関連付けられていなくてもコンテナを作成できるため、郵送ラベルはLPNの出荷確認前に印刷できます。搬送情報およびトリップ情報が使用可能な場合は、たとえばその出荷の顧客名、出荷先所在地、運送業者名、運送状番号、出荷パッケージ数、搬送数、コンテナ数、受注番号およびトラッキング番号を郵送ラベル上に表示できます。

XMLパブリッシャ対応

このレポートはXMLパブリッシャに対応しており、PDFで印刷できます。XMLパブリッシャに対応した出荷文書を使用すると、独自のレポート・レイアウトの定義、フィールドの追加、およびPDF形式での文書の印刷を柔軟に実行できます。関連項目: XMLパブリッシャ対応の出荷文書

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「郵送ラベル」を選択します。

パラメータ

「郵送ラベル」の要求時、Shipping Executionでは、次のパラメータが表示されます。必須以外のすべてのパラメータをブランクにしておくと、このレポートには、他のパラメータ基準を満たす全顧客所在地が含まれます。

マスター荷受証レポート

マスター荷受証は、荷受証の物理的な記録で、トリップの出荷確認済搬送が印刷されています。マスター荷受証には、出荷元および最終出荷先、中継場所、コンテナ摘要およびトレーラ重量が含まれます。

トリップに出荷元から複数の搬送が含まれている場合、マスター荷受証レポートにその情報が表示されます。

XMLパブリッシャ対応

このレポートはXMLパブリッシャに対応しており、PDFで印刷できます。XMLパブリッシャに対応した出荷文書を使用すると、独自のレポート・レイアウトの定義、フィールドの追加、およびPDF形式での文書の印刷を柔軟に実行できます。関連項目: XMLパブリッシャ対応の出荷文書

発行

パラメータ

オープン搬送レポート

オープン搬送レポートを使用して、出荷確認済または出荷済として記録していない搬送を表示します。

オープン搬送レポートは次の目的で使用します。

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「オープン搬送レポート」を選択します。

パラメータ

梱包伝票レポート

グローバル梱包伝票レポートには移動中の商品がリスト表示されており、商品が運送業者に属さないことを示すために使用されます。輸送される商品には、受注、社内受注または転送、およびプロジェクト契約明細からのものがあります。国によっては、梱包伝票がオプションの場合もありますが、通常は必須です。

梱包伝票レポートには、出荷先所在地と請求先所在地を含む顧客名、出荷日、サブロット、運送条件と支払条件、受注日、累計数量、および営業担当などの情報が印刷されます。さらに、その情報には、運送状番号、運送タイプ、運送重量、FOBポイント、運送業者および単位なども含まれます。

注意: プロファイル・オプション「RLM: 出荷文書にCUMデータを印刷」を「Yes」に設定し、梱包伝票に累計数量(「CUM数量」フィールド)を印刷します。

梱包伝票には、明細レベルの出荷先担当または受注レベルの担当、発注番号、単位、受注数量、出荷数量およびバックオーダーなど、各受注項目が表示されます。

梱包伝票のレイアウトと書式には、次の情報が含まれます。

社内発注の場合、Shipping Executionは、社内発注番号と依頼者名を「梱包指示」列にデフォルトとして設定します。

注意: サード・パーティの倉庫インスタンスからは、梱包伝票レポートを印刷できません。梱包伝票レポートには、出荷搬送詳細ではなくOracle Order Managementの受注明細に格納されている、請求事業所情報が必要です。この情報は、仕入先インスタンスからはサード・パーティ・インスタンスに送信できません。

XMLパブリッシャ対応

このレポートはXMLパブリッシャに対応しており、PDFで印刷できます。XMLパブリッシャに対応した出荷文書を使用すると、独自のレポート・レイアウトの定義、フィールドの追加、およびPDF形式での文書の印刷を柔軟に実行できます。関連項目: XMLパブリッシャ対応の出荷文書

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「梱包伝票レポート」を選択します。

パラメータ

梱包伝票レポートの要求時、Oracle Shipping Executionでは、次のパラメータが表示されます。必須以外のすべてのパラメータをブランクにしておくと、このレポートには、他のパラメータ基準を満たす全ピッキング明細が含まれます。

ピック・スリップ・レポート

ピック・スリップ・レポートには、ピッキング・バッチのピッキング明細詳細がすべて印刷されます。倉庫の担当者はこのレポートを使用して、出荷に含まれる品目をすべて収集します。

ピック・スリップには、次のセクションが表示されます。

XMLパブリッシャ対応

このレポートはXMLパブリッシャに対応しており、PDFで印刷できます。XMLパブリッシャに対応した出荷文書を使用すると、独自のレポート・レイアウトの定義、フィールドの追加、およびPDF形式での文書の印刷を柔軟に実行できます。関連項目: XMLパブリッシャ対応の出荷文書

発行

ピック・スリップ・レポートは、ピック・リリース処理の結果として印刷されるピック・リリース文書です。

パラメータ

ピック・スリップ・レポートの要求時、Shipping Executionでは、次のパラメータが表示されます。

出荷搬送明細レポート

出荷搬送明細レポートを使用して、出荷済の全搬送明細を表示します。このレポートには、パラメータ基準を満たす各出荷済搬送明細が含まれます。このレポートを使用すると、リリース数量と出荷数量の合計、およびパラメータ基準を満たす搬送明細の数も印刷できます。

このレポートでは、リリース数量と出荷数量を比較するために、出荷数より多くのリリース数が生成されます。通常、このように生成されるのは、受注の一部がバックオーダーとなった場合です。たとえば、10個の品目AS33490に対して受注番号590221があるとします。6個がバックオーダーになると、出荷搬送明細レポートには次のように表示されます。

受注590221

明細 1.1 リリース数量 10 出荷数量 4

明細 1.2 リリース数量 10 出荷数量 6

合計: リリース済 20 出荷済 10

このレポートを使用すると、出荷確認処理を通過した全搬送明細(ステータス: 「インタフェース済」)に関する情報(受注番号、リリース数量と出荷数量など)を印刷できます。搬送明細は、レポートの生成に使用するパラメータに基づいて選択されます。

このレポートは、次のように複数の方法で使用できます。

発行

発行パラメータはカバー・ページに表示され、重要なパラメータは他のページにも繰り返し表示されます。このレポートはレベル別に2つに分けられます。たとえば、次に示すのは営業単位と出荷元組織別に分けた場合です。営業単位や出荷元組織が変わるたびに改ページがあります。それぞれのリストに搬送明細が表示され、1ページ当りの最大可能行数に達すると改ページされます。

パラメータ

出荷例外レポート

出荷例外レポートには、Oracle Shipping Executionからの例外詳細がすべて表示されます。

出荷例外の定義の詳細は、『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』の「Shipping Executionの設定」、「出荷例外の定義」を参照してください。

発行

このレポートを印刷するには、SRSを介して実行するか、ピック・リリース処理中に実行します。

パラメータ

出荷例外レポートの要求時、Shipping Executionでは、次のパラメータが表示されます。

車両積載シート詳細レポート

車両積載シート詳細レポートには、搬送する品目の積載順序が印刷されます。レポート・ヘッダーには、レポート名、レポート作成日、トリップ番号、車両タイプ、車両番号、運送業者、トリップ・ステータス、以前のトリップおよび指示が含まれます。

このレポートには、搬送のストップ情報、計画到着日と計画出発日、顧客名、搬送名、搬送の積載順序番号、搬送の総重量と正味重量、運送状番号、搬送の出荷先顧客生産ラインおよび最終出荷先などの搬送情報が印刷されます。また、マスター・コンテナ名や詳細コンテナ名、積載順序、生産順序、顧客連番、顧客製造オーダー番号、品目番号および品目摘要などの搬送明細情報も印刷されます。

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「車両積載シート詳細」を選択します。

パラメータ

車両積載シート詳細レポートを要求すると、印刷するトリップを選択するように要求されます。

車両積載シート要約

車両積載シート要約レポートには、特定のトリップに割り当てられた全搬送のリストが印刷されます。このレポートには、レポート名、レポート日付およびトリップ番号などのヘッダー情報が印刷されます。

このレポートには、トリップ日、初期出荷元日付、そのトリップが別のトリップの続きかどうか、運送業者、車両タイプおよび車両番号などのトリップ情報が含まれます。

また、このレポートには、トリップに積載される搬送の順序(積載順序)、搬送名、各搬送の総重量と正味重量、運送状番号および顧客名などトリップ内の搬送情報も含まれています。

XMLパブリッシャ対応

このレポートはXMLパブリッシャに対応しており、PDFで印刷できます。XMLパブリッシャに対応した出荷文書を使用すると、独自のレポート・レイアウトの定義、フィールドの追加、およびPDF形式での文書の印刷を柔軟に実行できます。関連項目: XMLパブリッシャ対応の出荷文書

発行

「出荷レポートおよび文書」ウィンドウの「名称」フィールドで「車両積載シート要約」を選択します。

パラメータ

車両積載シート要約を要求すると、Oracle Shipping Executionでは次のパラメータが表示されます。

トリップ: この文書に印刷するトリップを選択します。

トリップ/ストップのインタフェース - SRS

「トリップ/ストップのインタフェース - SRS」プロセスでは、Oracle Order ManagementおよびOracle Inventoryのインタフェースを開始するためのインタフェースが実行され、出発出荷通知アウトバウンド(DSNO)の生成処理が開始されます。この機能の詳細は、「トリップ/ストップのインタフェース - SRS」を参照してください。

International Trade Managementレポートおよびプロセス

International Trade Management(ITM)レポートおよびプロセスを使用すると、ITMアダプタに対して取引を発行できます。ITMアダプタは、取引を相手先ITMアプリケーションに送ります。『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』の「Shipping Executionの設定」の章の「International Trade Management」を参照してください。

現行の職責で「International Trade Managementレポートおよびプロセス」にナビゲートできない場合は、職責を「ITMアダプタ・スーパーユーザー」に変更してください。

Oracle Shipping Executionの処理

Oracle Shipping Executionでは、次のような様々な処理が提供されます。

自動運送業者積荷目録コンカレント・プロセス

ビジネス・プロセスで大量の搬送の積荷目録処理を必要とする場合は、「自動運送業者積荷目録」コンカレント・プログラムを使用して、システムによりこのタスクを完了できます。このプログラムは、ステージングおよび梱包対象の割当済明細を含むオープン搬送を検索し、出荷要求を自動的に送信します。また、このコンカレント・プログラムの自動梱包パラメータが「Yes」に設定されている場合は、梱包対象であるかどうかにかかわらず、ステージング明細を含むオープン搬送が検索されます。積荷目録を作成できるのは梱包済搬送明細のみであるため、梱包は積荷目録作成の前にシステムにより実行されます。

発行

「出荷インタフェース」ウィンドウにナビゲートし、パラメータ・データの正確性を確認してから「発行」をクリックします。

パラメータ

履行のための出荷バッチの作成

「履行のための出荷バッチの作成」コンカレント・プログラムは、選択したパラメータに該当する搬送明細をグループ化基準に基づいて出荷バッチにグループ化します。

次のグループ化基準は必須です。

次のグループ化基準はオプションです。

発行

「履行のための出荷バッチの作成」ウィンドウにナビゲートし、必要なパラメータを入力します。「発行」をクリックします。

パラメータ

次のパラメータに適用する値を入力します。

  1. 組織: 組織を選択します。

  2. 受取人/顧客: オプションで顧客を選択します。

  3. 出荷先事業所: オプションで顧客出荷先所在地を入力します。

  4. 受注タイプ: オプションで受注タイプを選択します。

  5. 受注番号 (自)/受注番号 (至): オプションで受注番号の範囲を選択します。

  6. 要求日(自)/要求日(至): オプションで要求日の範囲を選択します。

  7. 予定日(自)/予定日(至): オプションで予定日の範囲を選択します。

  8. 出荷優先度: オプションで出荷優先度を選択します。

  9. 内部受注を含む: 出荷バッチの作成時に、社内受注を含める場合に使用します。

  10. ログ・レベル: デバッグをオンにするには1、オフにするには0(ゼロ)を入力します。

注意: 「組織パラメータ」ウィンドウのATP, ピック, 調達先タブ・リージョンで搬送詳細の組織が搬送組織として設定されていなくても、このコンカレント・プログラムでは出荷バッチが作成されます。

出荷事業所のインポートのコンカレント・プロセス

このプログラムは、事業所データを出荷にインポートします。このプログラムは、次のいずれかの場合に実行する必要があります。

発行

「出荷事業所のインポート」プログラムにナビゲートし、必要なパラメータを入力します。「発行」をクリックします。

パラメータ

マップ・リージョン: すべての納期回答の移動時間を計算できるようにする場合は「Yes」を設定します。

事業所からリージョンへのマッピングのコンカレント・プロセス

このプログラムは、オプションのプログラムです。リージョン・データの代替ソースがあり、インタフェース表や「リージョンおよびゾーン」ウィンドウを使用して、この代替ソースへの入力が可能な場合は、このプログラムを実行する必要はありません。

通常、このプログラムは1回だけ実行します。実行すると、既存のすべての事業所データを調べて、必要なリージョンを「リージョン・インタフェース」表にリストします。「リージョン・インタフェース」ウィンドウを使用して、提示されたリージョンを確認し、元の事業所情報に存在するエラーを修正します。エントリの修正を確認したら、「リージョン・インタフェース」プログラム(WSHRGINT)を実行できます。

発行

「事業所からリージョンへのマッピング」プログラムにナビゲートし、必要なパラメータを入力します。「発行」をクリックします。

ピック・リリース SRS

毎日同じ時刻に特定のリリースを実行するには、この処理を使用します。SRSはピック・リリースをバックグラウンドで実行し、プログラムは毎日複数回実行できます。

発行

「ピック・リリース」ウィンドウにナビゲートし、必要なパラメータを入力します。「発行」をクリックします。

パラメータ

関連項目

ピック・リリースの概要

計画出荷インタフェース

計画出荷インタフェースの要求をOracle Transportation Managementから計画出荷を受け取るたびに自動で実行するように設定できます。ただし、計画出荷インタフェースのコンカレント要求が同時に多数実行される可能性がある場合は、この要求を手動または予定した間隔で実行した方が望ましい場合も考えられます(複数のコンカレント要求を同時に実行すると、システム・パフォーマンスが低下する可能性があります)。

「グローバル・パラメータ」ウィンドウ(「一般」タブ)の「計画出荷インタフェースの遅延」チェック・ボックスで、計画出荷インタフェースのコンカレント要求の実行のデフォルト設定を制御します。要求を手動で実行する(または実行予定を設定する)場合は「Yes」を、Oracle Transportation Managementから計画出荷を受け取るたびに自動で要求を実行する場合は「No」を選択します。詳細は、『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』の「Shipping Executionの設定」を参照してください。

発行

「計画出荷インタフェース」ウィンドウにナビゲートし、必要なパラメータを入力します。「発行」をクリックします。

パラメータ

最新バージョンの処理のみ: 最新バージョンの搬送を処理対象に選択するかどうかを決定します。デフォルト値は「Yes」です。

注意: 受け取ったトリップ(出荷)には、1つ以上の組織に属する搬送(リリース)が含まれていることがあります。

処理搬送SRS

このプロセスを使用して搬送を追加または未割当の搬送明細について搬送を自動作成したり(あるいはその両方)、グループ化パラメータおよび互換性制限に応じた搬送グループでトリップを自動作成します。

このプロセスは、特定の搬送明細ステータス、搬送ステータス、日付の範囲、出荷方法または顧客に対する要求の実行時に限定できます。

このプログラムは、アウトバウンドの搬送明細および搬送にのみ適用可能です。

注意: 搬送の処理コンカレント・プログラムでは、出荷セットの強制はサポートされません。

発行

「処理搬送SRS」ウィンドウにナビゲートし、必要なパラメータを入力します。「発行」をクリックします。

注意: 「パラメータ」ウィンドウで「取消」をクリックした場合は、「搬送の処理コンカレント・プログラム」ウィンドウでも「取消」をクリックする必要があります。両方のウィンドウでクリックしないと、プロセスがデフォルト・パラメータを使用して実行されます。

パラメータ

出荷通知の処理

「出荷通知の処理」コンカレント・プログラムは、出荷通知インタフェース・データを検証し、搬送を作成して出荷確認を行います。

発行

「出荷通知の処理」ウィンドウにナビゲートし、必要なパラメータを入力します。「発行」をクリックします。

パラメータ

出荷要求の処理

このプログラムは、「出荷インタフェース」表からの出荷要求データを処理します。この出荷要求処理を使用して、「出荷インタフェース」表に移入されたデータに基づいて、搬送済モードまたはLSPモード(「WMS: 実行モード」プロファイル・オプションの値として設定)で配置されたOracle Warehouse Management Systemインスタンス内の出荷要求明細の作成、更新または取消を行います。

発行

「出荷要求の処理」ウィンドウにナビゲートし、必要なパラメータを入力します。「発行」をクリックします。

パラメータ

次のパラメータに適用する値を入力します。

  1. 出荷要求ステータス: 値リストを使用して、処理する要求に応じて「AP」(処理待ち)または「ER」(エラー)を選択します。

  2. クライアント: 「WMS: 実行モード」プロファイル・オプションの値にLSPモードを設定した場合は、リストからクライアント名を選択します。クライアントの設定については、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  3. 出荷要求番号: 自/出荷要求番号: 至: オプションで、処理を実行する出荷要求番号の範囲を選択します。

  4. 出荷要求作成日: 自/出荷要求作成日: 至: オプションで、処理を実行する出荷要求の作成日の範囲を選択します。

  5. デバッグ・レベル: デバッグをオンにするには1、オフにするには0(ゼロ)を入力します。

「リージョン・インタフェース」のコンカレント・プロセス

このプロセスは、リージョン・インタフェース表からOracle Shipping Executionに一括地域情報をロードする場合に使用します。このプロセスを使用すると、ロードするデータにフィルタをかけることができます。そのため、毎回すべての地域情報をロードせずにプロセスを繰り返すことができます。フィルタとなるのは、国、国別コード、都道府県、郡市区、郡市区コードおよび郵便番号です。

発行

「リージョン・インタフェース」フォームにナビゲートし、データが正しいことを確認した後、「全リージョンのロード」をクリックします。プロセスが開始されない場合は、システム管理者に依頼して、「全出荷インタフェース」要求グループにプロセスを追加します。

パラメータ

なし

出荷確認搬送SRS

出荷確認搬送SRSを使用すると、Oracle Shipping Executionで自動出荷確認機能を利用できます。この機能の詳細は、「自動出荷確認処理の同時実行」を参照してください。

「出荷パージ」コンカレント・プロセス

「出荷パージ」コンカレント・プロセスは、(オープン搬送などの前提条件に基づいて)パージされるレコードのレビュー、パージの候補になるレコードの(印刷による)レポート、またはパージされたレコードのパージとレポートを実行するために使用されます。パージ可能なエンティティには、トリップ、トリップ/ストップ、搬送、搬送詳細(明細)およびLPN/コンテナがあります。

次の表は、Shipping Executionエンティティのパージの例外を示しています。

発行

「ナビゲータ」ウィンドウから「出荷」>「SRSのパージ」を選択します。「出荷パージ・パラメータ」ウィンドウが自動的にオープンします。パラメータにデータを入力し、「OK」をクリックします。

パラメータ