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Oracle Enterprise Asset Managementユーザーズ・ガイド
リリース12.1
B66926-01
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eAM品質

この章のトピックは、次のとおりです。

はじめに

eAMはQualityと統合されているため、資産の品質結果を収集できます。 資産が必要な基準に達していない場合は、作業要求を自動的に生成できます。この章のトピックは、次のとおりです。

品質の設定

保守作業指示は、そのライフサイクル内で様々なステップを遷移します(「eAM作業指示ステータス」を参照)。ライフサイクル内のステップの1つが「完了」です。 品質計画の設定と、取引およびトリガーへの関連付けに従って、特定の品質計画が取引に適用されます。 プロセスの完了時には、完了取引に適用される品質収集計画のリストが表示されます。 品質計画が必須に指定されている場合、取引は結果が入力された後に終了となります。 それ以外の場合、結果の入力はオプションで、保留できます。

収集計画の作成時には、その計画に収集トリガーを追加できます。トリガーは、収集計画に対して定義する制限です。 たとえば、「トラック」資産グループに属する資産の作業指示には、収集計画に関する品質結果の入力が必要です。データ収集は、収集トリガーのすべての条件が満たされると開始されます。

エンタープライズ資産管理の品質設定には、次のタスクが含まれます。

関連項目

eAM品質収集計画の作成

収集要素の作成

仕入先に対するeAM品質収集計画の作成

eAM品質の使用

収集計画および仕様には、テキスト、イメージ、ワープロ文書、スプレッドシート、ビデオ、グラフィック、OLEオブジェクトなどの形式で図解や解説用のファイルを添付できます。

収集要素ごとに、収集する品質データに基づいてQualityが処理を開始するように指定できます。 指定する条件と結果の処理によって、処理ルールが構成されます。 処理ルールは、品質データ収集プロセスで評価および実行されます。 たとえば、eAMでは、収集された品質データによって判断される資産の特定の状態に基づいて、作業要求または作業指示が自動的に作成されるように指定できます。 処理ルールは、収集計画定義内に定義されます。

この項のトピックは、次のとおりです。

収集計画添付の追加

収集計画および仕様には、テキスト、イメージ、ワープロ文書、スプレッドシート、ビデオ、グラフィック、OLEオブジェクトなどの形式で図解や解説用のファイルを添付できます。 品質結果の入力時にファイルを結果に添付することもできます。

収集計画の添付は、品質結果を入力、表示および更新する際に表示できます。 仕様の添付は、品質結果を入力する際に表示できます。 品質結果明細の添付は、品質結果を更新および表示する際に表示できます。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の品質結果に関連付けられた添付の表示に関する項を参照してください。

収集計画添付を追加する手順は、次のとおりです。

  1. 「収集計画」または「仕様」(『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の仕様の概要に関する項を参照)ウィンドウにナビゲートします。 「eAM品質収集計画の作成」および『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の仕様の定義に関する項を参照してください。

    注意: 添付を追加するには、その前に、収集計画または仕様を保存する必要があります。

  2. 「添付」アイコンを選択するか、「表示」メニューから「添付」を選択します。 「添付」ウィンドウが表示されます。

    添付

    the picture is described in the document text

添付を品質結果明細に添付する手順は、次のとおりです。

  1. 「品質結果の入力」ウィンドウにナビゲートします。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の品質結果の直接入力に関する項を参照してください。

  2. 品質結果明細を選択します。

  3. 「添付」アイコンを選択するか、「表示」メニューから「添付」を選択します。 「添付」ウィンドウが表示されます。

関連項目

『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』の添付の使用に関する項

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の収集計画、仕様および結果明細への添付に関する項

作業要求のトリガー

収集要素ごとに、収集する品質データに基づいてQualityが処理を開始するように指定できます。 指定する条件と結果の処理によって、処理ルールが構成されます。 処理ルールは、品質データ収集プロセスで評価および実行されます。 たとえば、eAMでは、収集された品質データによって判断される資産の特定の状態に基づいて、作業要求が自動的に作成されるように指定できます。 処理ルールは、収集計画定義内に定義されます。

作業要求は、資産に対して作業を要求するために使用されます。 作業要求は作業指示ではありませんが、作業要求のために最終的に作成される作業指示によって参照されます。

作業要求のトリガーを設定する手順は、次のとおりです。

  1. 「収集計画」ウィンドウにナビゲートします。

    収集計画

    the picture is described in the document text

  2. 有効な収集計画を選択します。 新しい収集計画を作成する手順は、『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の収集計画の作成に関する項を参照してください。

  3. 「品質収集要素」リージョンで、処理ルールを作成するための収集要素を選択します。 「処理」を選択します。

    品質処理

    the picture is described in the document text

  4. 「処理ルール」リージョンで、処理ルールの連番を入力します。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の処理ルールの順序付けに関する項を参照してください。

    連番により、データの収集時に処理ルールが評価される順序が決まります。 連番は0から99999です。

  5. 処理を起動するために満たす必要がある条件を選択します。 たとえば、ブレーキ・パッドの厚さが.2未満まで磨耗したときに、作業要求が自動的に作成されるようにします。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の問合せ演算子に関する項を参照してください。

  6. 「値」または「仕様制限」を選択して、評価方法を指定します。

    : 「値」を選択すると、品質データの収集時に結果の値および入力した値を使用して処理ルールが評価されます。 収集要素の値リストを定義した場合は、このリストから値を選択する必要があります。 収集要素の値リストを定義していない場合は、任意の値を入力できます。

    仕様制限: 「仕様制限」を選択すると、品質データの収集時に品質結果の値とともに、仕様制限目標値(収集要素レベル)、上位または下位のユーザー定義範囲制限、または上位または下位の仕様範囲制限のいずれかを使用して、処理ルールが評価されます。 仕様制限は、収集要素レベルで定義されます。

    仕様制限を使用して、数値結果を評価する処理ルールを定義できます。

  7. 選択した条件に値の範囲が必要な場合は、「自」と「至」の両方に値を入力します。 選択した条件に単一の値が必要な場合は、「自」に値を入力します。

    注意: 条件の中には値が不要なものもあります(例: 「入力済」、「無」など)。

    「値」を選択し、収集要素の値リストが定義されている場合は、このリストから値を選択できます。 収集要素の値リストが定義されていない場合は、任意の値を入力できます。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の収集要素値の定義に関する項を参照してください。

  8. 「このルールが起動する処理」リージョンで、「作業要求の作成」を選択します。

  9. 「処理詳細」リージョンで、この処理に対して表示するメッセージまたはログを入力します。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』のメッセージ処理に関する項を参照してください。

    選択した処理にステータス・コードが必要な場合は、「処理詳細」リージョンでステータス・コードを入力します。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』のアプリケーション固有の処理に関する項を参照してください。

  10. 作業内容を保存します。

関連項目

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の出力変数と処理の関連付けに関する項

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』のワークフローの起動処理の定義に関する項

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の収集計画要素のアラート処理の定義に関する項

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の収集要素処理の定義に関する項

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の品質処理に関する項

作業指示のトリガー

収集要素ごとに、収集する品質データに基づいてQualityが処理を開始するように指定できます。 指定する条件と結果の処理によって、処理ルールが構成されます。 処理ルールは、品質データ収集プロセスで評価および実行されます。 たとえば、eAMでは、収集された品質データによって判断される資産の特定の状態に基づいて、作業指示が自動的に作成されるように指定できます。 処理ルールは、収集計画定義内に定義されます。

作業指示のトリガーを設定する手順は、次のとおりです。

  1. 「収集計画」ウィンドウにナビゲートします。

    収集計画

    the picture is described in the document text

  2. 有効な収集計画を選択します。 新しい収集計画を作成する手順は、『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の収集計画の作成に関する項を参照してください。

  3. 「品質収集要素」リージョンで、処理ルールを作成するための収集要素を選択します。 「処理」を選択します。

    品質処理

    the picture is described in the document text

  4. 「処理ルール」リージョンで、処理ルールの連番を入力します。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の処理ルールの順序付けに関する項を参照してください。

    連番により、データの収集時に処理ルールが評価される順序が決まります。 連番は0から99999です。

  5. 処理を起動するために満たす必要がある条件を選択します。 たとえば、ブレーキ・パッドの厚さが.2未満まで磨耗したときに、作業要求が自動的に作成されるようにします。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の問合せ演算子に関する項を参照してください。

  6. 「値」または「仕様制限」を選択して、評価方法を指定します。

    : 「値」を選択すると、品質データの収集時に結果の値および入力した値を使用して処理ルールが評価されます。 収集要素の値リストを定義した場合は、このリストから値を選択する必要があります。 収集要素の値リストを定義していない場合は、任意の値を入力できます。

    仕様制限: 「仕様制限」を選択すると、品質データの収集時に品質結果の値とともに、仕様制限目標値(収集要素レベル)、上位または下位のユーザー定義範囲制限、または上位または下位の仕様範囲制限のいずれかを使用して、処理ルールが評価されます。 仕様制限は、収集要素レベルで定義されます。

    仕様制限を使用して、数値結果を評価する処理ルールを定義できます。

  7. 選択した条件に値の範囲が必要な場合は、「自」と「至」の両方に値を入力します。 選択した条件に単一の値が必要な場合は、「自」に値を入力します。

    注意: 条件の中には値が不要なものもあります(例: 「入力済」、「無」など)。

    「値」を選択し、収集要素の値リストが定義されている場合は、このリストから値を選択できます。 収集要素の値リストが定義されていない場合は、任意の値を入力できます。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の収集要素値の定義に関する項を参照してください。

  8. 「このルールが起動する処理」リージョンで、「保守作業指示の作成」を選択します。

  9. 「処理詳細」リージョンで、この処理に対して表示するメッセージまたはログを入力します。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』のメッセージ処理に関する項を参照してください。

    選択した処理にステータス・コードが必要な場合は、「処理詳細」リージョンでステータス・コードを入力します。 『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』のアプリケーション固有の処理に関する項を参照してください。

  10. 作業内容を保存します。

関連項目

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の出力変数と処理の関連付けに関する項

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』のワークフローの起動処理の定義に関する項

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の収集計画要素のアラート処理の定義に関する項

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の収集要素処理の定義に関する項

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の品質処理に関する項

品質結果の入力

作業指示、工程または仕入先工程の完了時に、場合によっては品質結果を入力する必要があります。 収集計画の作成時に「必須」チェック・ボックスを選択した場合は、品質結果を入力する必要があります(「eAM品質収集計画の作成」を参照)。

作業指示の完了時に品質結果を入力する手順は、次のとおりです。

  1. 「作業指示完了」ウィンドウにナビゲートします。

    作業指示完了

    the picture is described in the document text

  2. 「作業指示」を選択します。

  3. 作業内容を保存します。 トリガーされる収集計画に品質結果の入力が必要な場合は、品質結果の入力ウィンドウが表示されます。 表示されない場合は、「ツール」メニューから「品質結果の入力」を選択するか、「品質結果の入力」アイコンを選択します。 取引摘要に「EAM作業指示完了(Oracle Enterprise Asset Management)」と記載されている場合は、収集計画がトリガーされます。 「eAM品質収集計画の作成」を参照してください。

    品質結果の入力

    the picture is described in the document text

  4. 必要な情報を入力します。

  5. 作業内容を保存します。

工程の完了時に品質結果を入力する手順は、次のとおりです。

  1. 「作業指示」ウィンドウにナビゲートします。

  2. 作業指示を選択します。

  3. 「工程」を選択します。

  4. 工程を完了します。 「工程完了」を参照してください。

  5. 作業内容を保存します。 トリガーされる収集計画に品質結果の入力が必要な場合は、品質結果の入力ウィンドウが表示されます。 表示されない場合は、「ツール」メニューから「品質結果の入力」を選択するか、「品質結果の入力」アイコンを選択します。 取引摘要に「eAM工程完了(Oracle Enterprise Asset Management)」と記載されている場合は、収集計画がトリガーされます。 「eAM品質収集計画の作成」を参照してください。

    注意: 「クローズ」ステータスの作業指示の品質結果を更新する場合は、その作業指示のクローズを解除する必要があります。

  6. 必要な情報を入力します。

  7. 作業内容を保存します。

iSupplier Portalを介して品質結果を入力する手順は、次のとおりです。

eAMでは、仕入先が外部処理工程を完了する前に、重要な品質データをiSupplier Portalを介して入力することを、必要に応じて強制する品質収集計画を作成できます。 仕入先は、外注サービスが実行されるか、eAM組織に出荷されたときに、外部処理工程を完了することになります。

  1. iSupplier Portalにナビゲートします。

  2. 「オーダー」タブを選択します。

  3. 「作業指示」サブタブを選択します。

  4. 発注別作業指示、作業指示、希望入手日(自/至)または納期(自/至)を問い合せます。

  5. 作業指示を選択します。 「作業指示詳細」ページが表示されます。

  6. 「完了工程」を選択します。

  7. 必要な情報および品質結果を入力します。

関連項目

『Oracle Qualityユーザーズ・ガイド』の品質結果の入力に関する項