Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulユーザー・ガイド リリース12.2 部品番号: B72356-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章の内容は次のとおりです。
保守、修理および精密検査業界では、ユニットの完全な履歴を作成するために保守作業を識別、実行および追跡すると同時に、サービス可用性を保証し、保守作業に関連する費用を把握するためにユニットの状態を管理する必要があります。ユニット保守では、欠陥、対処措置ステップ、資材およびリソース要件の識別に加え、リソースのチャージ、資材取引の実施およびジョブの品質管理を行う必要があります。
作業計画の目的は、作業パッケージを評価し、実行可能なプロジェクト計画を策定することであり、計画には、整備工のスキルに応じたリソースの割当て、資材、地域またはプロセスによる工数の分解および各主要プロセスのターン・アラウンド時間の見積が含まれます。訪問作業パッケージが定例ではないジョブまたは修理製造オーダーによって更新される場合は、その情報が作業計画に含まれます。
作業計画モジュールは、製造現場での作業の管理、ジョブに対する担当および機器の割当て、作業スケジュールの微調整、調達の管理、資材所要量の作成、未計画保守に対する資材所要量の作成および保守訪問で修理用に送り出された構成部品の追跡を行うために作業計画担当によって使用されます。
また、このモジュールは、組織の保守プログラムを実施するために、保守担当によって使用されます。技術者および管理者は、ジョブ割当ての表示、構成部品および資材の可用性の表示、保守活動、資材と構成部品の消費およびジョブ完了の記録、保守適合詳細、規制要件を満たすための品質検査結果の発行および計画保守訪問中に発見された未計画保守のための新しいサービス要求の開始を実行できます。参照:
Productionモジュールは、インストール・ベースの追跡品目に対するタスクの実行をサポートします。作業とは、保守訪問で要求された作業を実際に実施することです。訪問の実施によって、実行された作業、検査による発見および構成部品の交換の履歴全体が累計されます。作業活動によって、商用および規制目的で要求されるレコードで必要な情報が提供されます。Productionは、サービス用ユニットの受入れ、分解、クリーニング、検査、部品の処分などの主要処理を管理します。
作業計画モジュールは、ジョブの作成、保守、ジョブの完了などの作業タスクを自動化します。ジョブは、現場にリリースされた後で実施できます。ジョブの実施は、定例、分解、検査、組立、廃棄に至る可能性がある処分または逸脱を修正するための部品要求および修理製造オーダーの作成が可能です。修理サイクルの始めから終わりまで、ジョブに関連するすべての費用が収集されます。
定例タスクは、CMROルート管理モジュール内の事前定義済ルート設定から生成されているジョブです。定例タスクは保守要件から定義され、場合によってはユニット保守計画モジュールによって定義されたスケジュールと期日が設定されています。このタスクは、訪問作業パッケージ内の保守訪問に関連付けられ、Productionにリリースされています。Long Term Planningによって計画され、作業計画によって計画されたリソースが含まれている場合があります。
非定例タスク要件が発見された場合、これらの定例でない未計画ジョブは、元の訪問中に完了することも、以降の訪問に延期することもできます。非定例タスクは、問題を追跡するサービス要求と、その問題を解決するために必要なステップを含むジョブで構成されます。非定例タスクには、訪問作業パッケージ内に解決をサポートするために関連付けられた追加ルートが含まれる場合があります。サービス要求は、Oracle TeleServiceの「サービス要求」ウィンドウを使用して作成できます。計画モジュールのユニット保守計画リージョンで非定例サービス要求を作成することもできます。これらの要求は、MEL/CDL指示を使用して後続の訪問に延期できます。「ユニット保守中の非定例要求の作成」を参照してください。
Oracle CMROのProductionモジュールは、次のビジネス・プロセスをサポートします。
定例および定例でない作業指示の検索
定例の作業指示または定例でない作業指示を作成した後、特定のフィルタ要素を使用した検索結果からその作業指示を選択できます。
訪問タスクからの計画、未計画および便宜保守のための作業指示の作成
作業指示は、訪問作業パッケージからタスクが作業開始されている場合、またはOracle CMRO Productionモジュールからサービス要求が訪問内に作成され、その訪問のタスクが作業開始されている場合に、作業の中に作成されます。
報告された問題を追跡するためのサービス要求の作成
品目にサービス上の問題があり、その問題に対処するための処理が必要な場合は、サービス要求が作成されます。サービス要求の作成中に、訪問タスクが作成され、訪問のタスクが作業開始されている場合はジョブが作成されます。サービス要求の作成は、インストール・ベースの追跡品目がサービス不可またはMRB状態で返品または削除される場合も生成されます。
作業定義および追跡用の定例でない作業指示に対する工程の作成
オンルート・ベースの作業指示では、ユーザーは、サービス上の問題を修正するために必要なステップを記述する工程を作成できます。ルート・ベースの作業指示では、工程ステップは、実施組織で有効な、関連付けられた資材およびリソース要件を含むルート管理内の定義から作成されます。
作業指示の管理
ユーザーは、スケジュール、ステータス、完了、延期および実際の開始および終了の選択を調整することによって、作業指示を管理できます。さらに、ユーザーは、作業指示がジョブの必要性を確認しているかどうかを、故障確認フラグを選択することで確認できます。作業指示が完了すると、その作業指示が保守要件の最後の部分であるかどうかを確認するためのチェックが起動されます。作業指示が保守要件で完了する必要がある最後の作業指示であった場合は、車両保守プログラムの定義に従ってカウンタがリセットされ、,ユニット保守計画が保守要件の完了を反映するように更新されます。
工程の管理
ユーザーは、工程の更新、資材およびリソース要件の更新、リソースのチャージによる費用の取得、資材の出庫および返品、リソースの割当ての表示、部品交換の記録および工程の完了を行うことで、工程を管理できます。
品質の管理
品質は、作業指示および工程の準拠用のルート管理からのルート設定、定例でない作業指示および工程の準拠、ジョブの延期、MRB部品の処分をサポートするためのプロファイル・オプションからのルート設定およびジョブ完了時のカウンタ読取り値の取得を使用して管理されます。品質結果は、Oracle Quality内のストレージ設定に基づいて取得されます。
サービス履歴の表示
サービスの計画フェーズまたは作業指示の実施中、計画担当は、ユニットまたは部品に対して実行されたサービスの履歴にアクセスします。計画担当は、現在の要件と今後の要件を比較し、実行する必要があるタスクを計画します。計画担当は、部品または品目に対する、過去、現在、および未来の保守要件のレビューも実行します。
Productionモジュールは、作業指示に関連する様々な活動を実行するために使用するインタフェースです。ユーザーは、作業指示を更新、リリース、取消し、延期および完了でき、製造現場で発見された保守の必要性から生じた定例でない作業指示を作成できます。さらに、ユーザーは、作業指示に関連付けられた文書、スケジュール階層、資材およびリソース要件を表示できます。参照:
作業指示をリリースする方法は、次のとおりです。
実行リージョンに移動し、「作業計画」タブを選択します。「作業指示概要」ページが表示されます。
該当するフィールドに情報を入力し、「進む」ボタンをクリックします。検索基準と一致するすべてのジョブが作業指示リスト結果表に表示されます。
リリースする作業指示を選択し、ドロップダウン・メニューから「作業指示のリリース」を選択します。オプションで、「作業指示工程」ページに移動し、作業指示のステータスを「リリース済」に変更できます。
特定の訪問に含まれるすべての作業指示をリリースするには、ドロップダウン・メニューから「訪問作業指示のリリース」を選択します。オプションで、「作業計画」タブの「訪問の検索」ページに移動することもできます。訪問を検索し、その訪問に関連付けられたすべての作業指示をリリースします。
特定の保守要件の作業指示をリリースするには、「作業指示リスト」表のドロップダウン・メニューから「保守作業指示のリリース」を選択します。このオプションは、「作業計画」タブの「保守要件の検索」ページでも使用できます。
作業指示を延期する方法は、次のとおりです。
実行リージョンに移動し、「作業計画」タブを選択します。「作業指示概要」ページが表示されます。
該当するフィールドに情報を入力し、「進む」ボタンをクリックします。検索基準に一致するすべての作業指示が作業指示リスト結果表に表示されます。
作業指示を選択し、ドロップダウン・メニューから「延期」を選択します。オプションで、「作業指示工程」ページから作業指示を延期できます。
特定のユーザーに対する作業指示を取り消すためのアクセスを制限する方法を示します。ユーザーは、ステータス(「リリース済」、「未リリース」または両方)に基づいて作業指示を取り消すことができます。
次の2つのセキュリティ機能をすべてのユーザーに設定する必要があります。
AHL_PRD_CANCEL_REL_JOBS
AHL_PRD_DISALLOW_CANCEL_JOBS
AHL_PRD_CANCEL_REL_JOBS機能は、作業ステータス変更ルールで作業指示の取消しが許可されている場合に、ユーザーが任意の作業指示に対して「取消済」オプションを使用することを可能にします。
AHL_PRD _DISALLOW_CANCEL_JOBS機能には、作業指示を取り消すためのオプションは含まれません。
両方の機能が有効でない場合、ユーザーは、「未リリース」ステータスの作業指示のみ取り消すことができます。
資材およびリソースの不足、またはユニットが緊急の業務のためにサービス状態に戻されたことを理由として、訪問中に完了しなかった定例または定例でない保守要件を延期できます。グループ保守要件(MR)に属する保守要件も延期できます。グループMRは訪問の最後にサイン・オフされ、延期されたMRは後日実行され、次回のグループMRイベントでグループMRによって実現されます。保守要件は、将来の日付(このMRが実行される日付)に延期するか、カウンタのしきい値に基づいて延期できます。新しい期日を持つ延期された保守要件がユニット保守計画モジュール内に作成されます。
次回の繰り返し型MRに対する計画保守要件をスキップでき、次回の期日を延期された日付に基づいて設定できます。
保守要件を延期する方法は、次のとおりです。
「保守要件の検索」ページに移動します。
延期する保守要件を選択し、「延期」ボタンをクリックします。「保守要件延期詳細」ページが表示されます。
次の表の情報を使用して、延期詳細を入力します。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
タイトル | 延期する保守要件のタイトル。 |
説明 | 保守要件の説明。 |
訪問番号 | 取得する訪問定義を一意に識別する英数値。 |
期日 | 保守要件の期日。 |
ステータス | 保守要件の元の作業指示のステータス。 |
理由 | 延期を適用するためのユーザー定義の理由。 |
注釈 | ユーザーが延期要求に関連する追加情報を入力できる複数行フィールド。 |
承認者ノート | 承認者が承認または否認情報を入力できる複数行フィールド。 |
延期日: 至 | 保守要件がその日まで延期される日付。 |
延期有効日 | 延期が作成される日付。デフォルト値はシステム日付です。 |
カウンタ名 | Fleet Maintenance Requirementのしきいカウンタ名。 |
延期タイプ | 遅延カウンタのUOMまたは「延期: 至」カウンタのUOM値。 |
「理由」リージョンの該当するチェック・ボックスを選択することで、延期理由を選択します。複数の延期理由を選択できます。「注釈」フィールドに情報を入力します。
「延期日: 至」に入力するか、Oracleカレンダから日付を選択して、保守要件を延期します。
「延期有効日」フィールドに日付を入力します。または、Oracleカレンダを使用して日付を選択します。
カウンタ読取り値に基づいて保守要件を延期するには、「行の追加」を選択し、カウンタしきい値を入力します。
カウンタ名を入力します。表示されるUOMは、選択したカウンタ名に基づきます。
「延期タイプ」ドロップダウン・リストから「延期」または「延期: 至]を選択します。カウンタ値を入力します。
注意: 延期された日付または延期されたカウンタが、繰り返し型保守要件の次の期日または期限カウンタと同じまたはそれを超える場合は、エラー・メッセージが返ります。
「期日計算への影響」チェック・ボックスを選択した場合、ユニット保守計画では、新しい延期日またはカウンタ値を使用して、繰り返し型要件の次回の期限が計算されます。
この後予測される要件に影響を与えることなく、この要件のインスタンスをユニット保守計画から削除するには、保守のスキップチェック・ボックスを選択します。
「適用」ボタンをクリックしてレコードを保存します。オプションで、「取消」ボタンをクリックして、このトランザクションを取り消すことができます。
「作業指示詳細の表示」をクリックします。延期するMRに関連するすべての作業指示を確認できる「作業指示概要」ページが表示されます。
承認を得るために延期を発行するには、「承認のために発行」を選択します。ステータスが「承認保留」に変わります。
承認を得るために延期が発行されると、MRに関連付けられたすべての作業指示は保留状態になります。
承認されると、MRに関連付けられた「リリース済」ステータスのすべての作業指示が完了され、すべての「未リリース」ステータスの作業指示が取り消されます。延期によってMRがスキップされない場合は、延期された要件を追跡するための新しいUMPがユニット保守計画モジュール内に作成されます。
延期が否認された場合は、関連付けられたすべてのジョブのステータスが直前のステータスに戻ります。エラーを解消し、承認のために再発行できます。
注意: 子MRが延期承認のために保留中の場合は、承認を得るために延期を発行することはできません。
作業指示を実施する前に、計画担当は、要件(リソースおよび資材)と使用可能な供給およびキャパシティのバランスを取る必要があります(これはリソースの均一化とも言います)。計画担当は、リソースがバランスのとれたレートで消費されるように作業指示を割り当てます。スケジューラ・ワークベンチには訪問の作業階層を示すグラフィカル・ユーザー・インタフェースが備わっており、計画担当は作業指示および工程の計画、依存関係の管理およびリソースの割当てを実行できます。計画の決定は、適切な保守訪問の開始および終了日時に加え、作業の作業指示間に定義された技術的な依存関係に対して検証されます。
大規模な保守工程には、単一の施設に対する複数の訪問および多数の作業指示が含まれる場合があります。計画担当は、スケジューラ・ワークベンチを使用して、必要なリソース、使用可能なリソースおよび作業指示の依存関係を確認しながら、作業指示の計画および再計画を迅速に実行できます。
訪問の計画階層および完了の依存関係は、Oracle Work-In-Process(WIP)にプッシュされます。完了の依存関係は、訪問作業パッケージ・モジュール内の訪問タスク間の技術的な依存関係です。たとえば、タスク3はタスク1の前に実施されます。
前提条件
関連トピック
スケジューラ・ワークベンチの使用方法: Oracle Enterprise Asset Managementユーザー・ガイド
作業指示の完了の依存関係は、「作業指示計画階層」ページを使用して確認できます。選択した作業指示の情報は、読取り専用情報として表示されます。
計画階層を表示する方法は、次のとおりです。
「作業指示概要」ページに移動します。
適切なフィールドに情報を入力し、「進む」を選択します。検索基準に一致するすべての作業指示が作業指示リスト結果リージョンに表示されます。
作業指示を選択し、ドロップダウン・メニューから「計画階層の表示」を選択します。「進む」をクリックします。「作業指示計画階層」ページが表示され、作業指示詳細および関連する作業指示が示されます。
「関連」を表示するには、特定の作業指示の「フォーカス」アイコンをクリックします。
「作業指示工程」ページにアクセスするには、「作業指示番号」リンクをクリックします。
「シリアル番号履歴」ページを使用して、作業指示品目インスタンスに対して実行されたすべてのシリアル番号の変更を確認できます。
シリアル番号の変更履歴を確認する方法は、次のとおりです。
「品目番号 / シリアル番号変更」ページに移動します。「作業指示に関連付けられた品目およびシリアル番号の変更」を参照してください。
「履歴の表示」を選択します。「シリアル番号履歴」ページが表示され、シリアル番号の変更に関する次の情報が示されます。
日付
旧シリアル番号
旧シリアル・タグ
新規シリアル番号
新規シリアル・タグ
作業指示に関連付けられた保守要件を検索し、「保守要件」タブを使用して、延期、サイン・オフ、品質結果の発行および関連の表示を含むすべての処理を実行できます。
保守要件を操作する方法は、次のとおりです。
「作業計画」タブにアクセスし、「保守要件」タブをクリックします。「保守要件の検索」ページが表示されます。
検索基準を入力し、「進む」ボタンをクリックします。
保守要件を選択し、次のいずれかを実行します。
延期
品質結果の発行
サイン・オフ
関連付けられている作業指示の表示
関連の表示
「保守要件」リンクをクリックします。「保守要件の表示」ページが表示され、詳細、関連付けられた文書、ルート、発効設定、関連および影響を受ける品目を確認できます。
オプションで、保守要件を選択し、「作業指示の表示」をクリックします。保守要件に関連付けられた作業指示に関する情報を示す「保守要件作業指示」ページが表示されます。以下を実行できます。
品質結果を発行し、作業指示を完了する。
作業指示結果の「更新」ボタンをクリックして、作業指示工程の更新ページに移動する。
「サービス要求」を選択して、「サービス要求の表示」ページに移動する。
品質結果の発行、サイン・オフ、保守結果の延期を実行する。
前提条件
資材所要量詳細を更新する方法は、次のとおりです。
Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulホーム・ページで「実行」ボタンをクリックします。「作業計画」タブを選択します。「作業指示概要」ページが表示されます。
値がわかっているフィールドに情報を入力し、「進む」ボタンをクリックします。検索基準に一致するすべての作業指示が作業指示リスト結果リージョンに表示されます。
「作業指示番号」をクリックします。「作業指示工程」ページが表示されます。
「資材」リンクをクリックします。「資材所要量の更新」ページが表示されます。
更新する資材所要量を選択し、「詳細」ボタンをクリックします。資材所要量(詳細)ページが表示されます。
次の表の情報を使用して、資材所要量詳細を変更します。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
工程連番 | ジョブの工程連番。 |
工程コード | 標準化工程コード。 |
品目 | 要件の品目番号。 |
摘要 | 定義された品目の説明。 |
予定数量 | Long Term Planningによって計画された数量。 |
要求日 | 要件が予定されている日。 |
出庫済数量 | 出庫された部品の数量。 |
正味数量 | 出庫済合計数量と合計数量の差。 |
単位 | 品質の数量の単位。 |
組立当り数量 | 部品の使用数量。 |
必要な変更を加えて「適用」ボタンをクリックします。変更を取り消す場合は、「取消」ボタンをクリックすると前のページに戻ります。
注意: 「ルート管理」で定義された既存の要件を変更する場合、選択は品目の代替に制限されます。
前提条件
リソース要件の編集、および要約および詳細の表示を行う方法は、次のとおりです。
編集する作業指示または工程を検索します。「作業指示の検索」を参照してください。
「リソース要件」ページに移動します。
「リソース要件」リストに表示されている品目に対して、必要な変更を行います。要件を追加するには、「行の追加」をクリックします。リソース要件を追加します。
次の表の情報を使用して、リソース要件を変更します。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
工程連番 | 作業指示工程のシーケンス番号。 |
リソース連番 | 工程内のリソースのシーケンス番号。 |
リソース・タイプ | リソース要件のタイプ。 |
リソース | オペレーション部門内のリソース名。 |
所要時間 | 必要な時間の長さ。 |
単位 | 必要な時間の単位。 |
数量 | 必要なリソースの量。 |
開始日 | リソースの開始日。 |
終了日 | リソースの終了日。 |
変更を保存する場合は「適用」ボタンをクリックします。変更を取り消す場合は「取消」ボタンをクリックして、「作業指示概要」ページに戻ります。
前提条件
リソース要件詳細を更新する方法は、次のとおりです。
Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulホーム・ページから「実行」ボタンをクリックします。「作業計画」タブを選択します。「作業指示概要」ページが表示されます。
フィールドに情報を入力し、「進む」ボタンを選択します。検索基準に一致するすべての作業指示が作業指示リスト結果リージョンに表示されます。
「作業指示番号」をクリックします。「作業指示工程」ページが表示されます。
左側のナビゲーション・バーからリソースを選択します。「リソース要件の更新」ページが表示されます。
更新する要件を選択し、「詳細」ボタンをクリックします。「リソース要件詳細」ページが表示されます。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
工程連番 | 作業指示の工程連番。 |
リソース連番 | 工程内のリソースのシーケンス番号。 |
リソース・タイプ | リソース要件のタイプ。 |
リソース | オペレーション部門内のリソース名。 |
所要時間 | 必要な時間の長さ。 |
単位 | 必要な時間の単位。 |
数量 | 必要なリソースの量。 |
必須合計 | 期間を数量で乗算することで導出された合計時間。 |
適用済 | チャージされるリソースの今日までの期間。 |
オープン | 「必須合計」および「適用金額」間のリソース差の期間。 |
チャージ・タイプ | リソースの予定されるチャージ方法。 |
標準レート | リソースを標準化されたレートでチャージするかどうかを決定します。 |
基準 | リソース要件を決定するための基準を提供します。 |
工程開始時間 | 工程の開始が予定されている日付。 |
工程終了時間 | 工程の終了が予定されている日付。 |
開始日 | リソースの開始日。 |
終了日 | リソースの終了日。 |
必要な変更を加えて「適用」ボタンをクリックします。変更を取り消す場合は、「取消」ボタンをクリックすると前のページに戻ります。
注意: 「ルート管理」で定義された既存の要件を変更する場合、選択は品目の代替に制限されます。
リソース要件を表示する方法は、次のとおりです。
割当てを表示する作業指示を検索します。「作業指示の検索」を参照してください。
「作業指示工程」ページに移動します。「割当」リンクをクリックして「リソース割当」ページを表示します。
リソース割当リストに表示された品目に必要な変更を加えます。割当てを追加するには、「行の追加」ボタンをクリックします。
「適用」ボタンをクリックして変更を保存します。
リソースの割当てを編集する方法は、次のとおりです。
編集する割当てが設定された作業指示を検索します。「作業指示の検索」を参照してください。
「リソース割当」ページに移動します。リソース割当リストに表示された品目に必要な変更を加えます。
「適用」ボタンをクリックして変更を保存します。
リソースをチャージする方法は、次のとおりです。
Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulホーム・ページから「実行」をクリックします。「作業計画」タブをクリックします。「作業指示概要」ページが表示されます。
フィールドに情報を入力し、「進む」を選択します。検索基準に一致するすべての作業指示が作業指示リスト結果リージョンに表示されます。
「作業指示番号」をクリックします。「作業指示工程」ページが表示されます。
「リソース取引」リンクを選択します。「リソース取引の実行」ページが表示されます。
次の操作を実行できます。
必要な変更を行い、「適用」ボタンをクリックして変更を保存する。
「行の追加」ボタンをクリックして、チャージされるリソースに追加する。
「元に戻す」ボタンをクリックして、すべての変更を消去する。
変更を取り消す場合は「取消」ボタンをクリックする。
注意: 特定の機能を実行することで、「リソース要件」ページの「リソース取引」サイド・メニュー・バーを無効にできます。これにより、間違った作業および使用費用を最小限に抑えられます。
ユーザーは、作業計画モジュールを使用して、単一の作業指示での資材の出庫および在庫への返品、品目の出庫先または返品先となる従業員の識別および資材取引の表示を実行できます。これにより、ユーザーは、すべての作業指示を処理するかわりに、作業指示間の資材取引を実行できます。
参照:
ユーザーは、資材所要量を表示し、それらの資材所要量に対してすでに出庫されている資材を識別し、定義済要件に基づいて各ジョブにどの品目を出庫する必要があるかを決定できます。
資材所要量を表示し、作業指示間で資材を出庫する方法は、次のとおりです。
「実行」リンクにアクセスし、「資材取引」タブをクリックします。「出庫」タブに「資材出庫」ページが表示されます。検索基準を入力し、「進む」ボタンをクリックします。検索基準と一致する作業指示間の資材所要量が「作業指示要件」リージョンに表示されます。
品目および必要な数量が、各作業指示に表示されます。「出庫済数量」のデフォルト値は資材所要量から取得され、正味数量は出庫された合計数量と返品された合計数量の差として計算されます。必要に応じて数量を変更できます。「単位」および「受信者」を選択します。出庫済数量が1の場合は、「シリアル番号」値リストから品目のシリアル番号を選択します。オプションで、「処分」値リストから選択することで、発行済資材に対して処分を関連付けることができます。
オプションで、品目が在庫管理されている場合は、「詳細」アイコンをクリックして「資材出庫詳細」ページに移動し、ロット、改訂、保管棚および保管場所情報を入力します。「完了」をクリックしてこの情報を適用し、「資材出庫」ページに戻ります。
出庫詳細を入力した作業指示を選択し、「出庫」をクリックします。必要な品目が作業指示に対して出庫されます。
ユーザーは、すでに返品されている品目または返品する必要がある品目を問い合せることができます。また、出庫済だが、適切なジョブを完了するために完全に使用されていない品目を検索できます。ユーザーは、1つのジョブまたは関連付けられた訪問に移動することなく、複数の品目を同時に返品できます。また、返品予定の追跡されない部品と交換する出庫済品目を手動で識別できます。
作業指示間で資材を返品する方法は、次のとおりです。
「資材取引」タブで、「返品」タブをクリックします。「資材返品」ページが表示されます。
検索基準を入力し、「進む」をクリックします。検索基準と一致する作業指示が、「作業指示返品の結果」リージョンに表示されます。次の2種類の資材を返品できます。
ジョブに対して出庫された資材。資材に処分が関連付けられている場合は、各処分が別個の返品行として表示されます。シリアル化されていない品目では、返品可能なデフォルト正味数量は、特定の資材に対する(全出庫の合計 - 全返品の合計)になります。処分が関連付けられている場合、返品される資材は、処分数量を超えることはできません。
ジョブに対して出庫されていないが、処分が関連付けられている資材(ユニット構成から削除された追跡品目では、処分がすでに存在していない場合は自動的に作成されます)。
各作業指示の品目および正味数量が表示されます。返品する数量を入力します。返品数量は、品目番号が管理されるシリアル番号の場合は1にする必要があり、正味数量を超えることはできません。返品に対して処分が関連付けられている場合、返品数量は、正味処分数量を超えることはできません。
UOMおよび返品の受入元となる従業員を、「単位」および「受入: 自」からそれぞれ選択します。オプションで、品目の返却条件を選択します。条件のデフォルト値は、処分が関連付けられている場合に表示されます。
追加情報を入力するには、「詳細」ボタンをクリックします。「資材返品詳細」ページが表示されます。品目が在庫管理されている場合は、シリアル、ロット、保管棚情報を入力する必要があります。
「保管棚」フィールドおよび「保管場所」フィールドには、WIP_PARAMETERSから取得されるデフォルト値が設定されます。「取引日」は、システム日付より後にすることはできません。品目に処分が関連付けられている場合は、「事由」および「問題コード」は表示されません。「完了」をクリックして変更を適用し、「資材返品」ページに戻ります。
条件がMRBであり、返却資材に処分が関連付けられていない場合は、品質結果を入力する必要があります。品質結果を入力するには、「品質」アイコンをクリックします。
必要な詳細を入力した後、作業指示を選択し、「返品」ボタンをクリックして資材を返品します。返品されるすべてのサービス不可追跡部品に対して、サービス要求が作成されます。
資材取引が実行されるときは、常に高いレベルのアカウンタビリティが維持されます。資材取引詳細品目、シリアル番号(該当する場合)、数量、従業員、工程および取引日が保存されます。組織は、作業指示に対して行われた出庫および返品を追跡します。ユーザーは、資材の出庫先となる従業員に加え、品目を返品する従業員も識別できます。プロファイル: AHL_MTL_ISSUE_RETURN_EMPLOYEEには、「Yes」を設定する必要があります。ユーザーは、「資材出庫」ページおよび「資材返品」ページで「受信者」値および「受入: 自」値を使用して、従業員の名前を問い合せることができます。
「資材取引の表示」ページには、すべての資材所要量の要約および関連付けられている取引が表示されます。
前提条件
資材取引履歴を表示する方法は、次のとおりです。
「資材取引」タブで、「資材取引の表示」タブをクリックします。「資材取引の表示」ページが表示されます。検索基準を入力し、「進む」ボタンをクリックします。結果には、出庫および返品取引履歴の両方が表示されます。
次の処理を実行できます。
「詳細」アイコンをクリックして、取引詳細を表示する。
取引を既存の処分に関連付ける。
「サービス要求詳細」を表示する。
「作業指示番号」リンクをクリックして「作業指示工程」ページに移動し、作業指示に関連付けられている詳細を表示します。
処分リストは、資材所要量を補完し、計画パーセントを設定するために、ルート管理内に構成リストまたはマスター構成のサブセットとして定義されます。処分リストは、品目または構成に対して追加資材が定義されている場合は、スーパーセットとしても機能します。作業指示がルートに基づいて作成される場合、そのルートに関連付けられた処分リストが作業に引き継がれ、保守ユーザーは、処分詳細を指定するとともに、設計内に定義されていない品目を構成リストから追加できます。保守または検査担当は、処分詳細を使用して、資材(サービス可能/サービス不可)を取引し、精密検査、修理または廃棄要件を開始します。保守または検査担当は、記録される差異/非適合の作成および表示、処分品目に基づく資材所要量の作成、追跡部品の削除および導入およびMRB品質処分情報の取得の開始を実行できます。
注意: サービス不可部品では、定例でない要件を作成した後、その部品を削除する場合は、定例でない作業指示に転送される部品内で部品削除結果を処理してください。
前提条件
作業で品目を処分する方法は、次のとおりです。
「作業指示概要」ページで、作業指示を選択して「作業指示工程」ページに移動します。「処分」リンクをクリックします。作業指示に関連付けられた処分リストを示す「作業指示処分」ページが表示されます。処分リストには、作業指示の作成時に自動的に生成されたデフォルトの処分(作業指示に関連付けられたroute_IDに基づきます)、ユーザーによって作成された処分および該当する部品の変更によって作成または更新された処分が含まれます。
次の操作を実行できます。
「作成」ボタンを使用して、新しいエントリを作成する。
「詳細」アイコンをクリックして、既存のレコードを編集または表示する。
「ポジション」リンクをクリックして、ポジション情報を表示する。
ログのオン/オフを切り替えることで、達成時の削除または導入情報が表示され、処分ステータスに処分の経過が反映されます。「フィルタ処分者」リージョンに検索条件を入力することで、特定の処分を問い合せることができます。
処分に含める品目に対応する「詳細」アイコンをクリックします。「処分詳細」ページが表示されます。処分リストには追跡品目および未追跡品目の両方を含めることができます。
処分リストの定義とインスタンス情報を組み合せる処理の結果が、定義済ポジションまたは代替部品グループの一部で検出されるインスタンスでなかった場合は、品目およびインスタンス情報を選択できます。品目グループを選択した場合、値リストの品目は、構成ポジションおよび品目グループで許可される品目のみで構成されます。
即時処分を選択します。即時処分および二次的処分タイプは、取引要件に適用されます。処分オプションおよび処理は、追跡および未追跡品目で異なります。
追跡品目の処分
次の表に、追跡品目に対する即時処分のタイプおよびユーザーが実行する必要がある処理を示します。
処分タイプ | ユーザーの処理 |
---|---|
在庫不良品(BFS) | 「非適合」と「二次的処分」を入力 |
適用不可 | 処理は不要 |
非適合 | 「非適合」と「二次的処分」を入力 |
未受入 | 処理は不要 |
削除不可 | 処理は不要 |
RTC(顧客返品) | インスタンスを削除 |
RTV(仕入先に返品) | インスタンスを削除 |
廃棄 | 非適合、削除詳細およびMRB QA結果を入力します |
そのまま使用 | インストール・ベースからインスタンスを削除すると、品目はサービス可能状態のままになります |
即時処分と条件が選択されると、二次的処分が有効になります(適用可能な場合)。次の表に、追跡品目に対する二次的処分のタイプおよびユーザーの処理を示します。
処分タイプ | ユーザーの処理 |
---|---|
保留 | 二次的処理がさらに必要 |
再処理-削除が必須でない | 処理は不要です |
再処理-削除が必須 | 品目インスタンスを削除 |
RTC(顧客返品) | 品目インスタンスを削除 |
RTV(仕入先に返品) | 品目インスタンスを削除 |
廃棄 | 品目インスタンスを削除し、MRB QAを入力します |
処分の対象がポジションの場合は、ポジション・リンクをクリックしてポジション・パスの表示ページに移動し、すべての副構成間のポジション・パスを確認します。
サービス要求は、主要非適合情報の入力時に作成されます。追加の非適合を作成するには、「作成」を作成します。「非適合ログ」リストには、この処分に直接または(部品変更または資材取引とを通して)間接的に関連付けられたすべてのサービス要求が表示されます。「主要」列には、非適合が主要(自動生成済)サービス要求であるかどうかが示されます。問題コード、要約および重要度の(「不適合」セクション)は、即時タイプが「不適合」または「在庫不良品」(BFS)であり、状態がサービス不可または「MRB」の場合のみ入力できます。
SRの表示/編集ページに移動してサービス要求詳細を表示または編集するには、「非適合ログ」セクションの「障害番号」リンクをクリックします。
処分品目の資材所要量および数量を作成するには、「資材所要量」をクリックします。
品質収集ユーザー・インタフェースに移動してMRB品質結果を入力するには、「QA結果の発行」をクリックします。品質結果は、品目を在庫内に定義するときに、品目状態がMRBに設定されている場合のみ入力できます。
処分を閉じるには、「終了」をクリックします。
行った変更を保存する場合は「適用」を、変更を破棄する場合は「取消」をクリックします。
未追跡品目の処分
次の表に、未追跡品目に対する即時処分のタイプおよびユーザーが実行する処理を示します。
処分タイプ | ユーザーの処理 |
---|---|
非適合 | 二次的処分が必要です |
未受入 | 処理は不要 |
削除不可 | 処理は不要 |
RTC(顧客返品) | 資材取引が必要 |
RTV(仕入先に返品) | 資材取引が必要 |
廃棄 | 資材取引が必要 |
そのまま使用 | 処理は不要 |
即時処分と条件が選択されると、二次的処分が有効になります(適用可能な場合)。二次的処分のタイプおよび処理を次に示します。
処分タイプ | ユーザーの処理 |
---|---|
保留 | 二次的処理がさらに必要 |
RTC(顧客返品) | 資材取引が必要 |
RTV(仕入先に返品) | 資材取引が必要 |
廃棄 | 資材取引が必要 |
処分を閉じるには、「終了」ボタンをクリックします。
処分品目の資材所要量および数量を作成するには、「資材所要量」ボタンをクリックします。
「適用」ボタンをクリックして変更を保存します。
「作業指示処分」ページで新しい処分を作成するには、「作成」ボタンをクリックします。「処分の作成」ページが表示されます。検索基準としてポジション、品目グループまたはインスタンスを使用して、処分に含める品目を選択します。必要に応じて、処分詳細を入力します。処分状態を選択します。
「適用」をクリックします。ページがリフレッシュされ、ページの下部に適切な処分詳細が表示されます。処分品目が追跡品目の場合は、必要に応じて部品交換を実行する必要があります。処分品目が未追跡の場合は、適切な資材取引を関連付けることができます。
さらに、処分をサポートする資材所要量の作成、処分MRBレビューを発行する場合の品質結果の発行、または必要に応じた追加サービス要求の作成を実行できます。
部品変更ユーザー・インタフェースから品目を処分する方法は、次のとおりです。
品目またはユニット構成の部品を変更するときに、処分詳細を入力できます。「作業指示工程」ページに移動し、「部品の削除/導入の実行」を選択します。「ユニット構成部品の変更」ページが表示され、構成ツリーが示されます。
処分を実行するポジションを選択します。ページがリフレッシュされ、ポジション詳細が表示されます。ページの下半分に処分の入力パラメータが表示されます。
必要な情報を入力します。
「適用」ボタンをクリックして変更を保存します。
作業指示に対して資材を出庫するには、「資材出庫」ページを使用します。作業指示の既存の処分を関連付け、部品を処分するために直接出庫できます。「作業指示要件」表の処分の検索アイコンをクリックして処分の選択ページに移動し、適切な処分を選択します。
作業指示に対して出庫された資材を返品する場合は、作業指示に関連付けられた処分が「作業指示返品の結果」リージョンに表示されます。これは、資材取引に直接的に関連付けられている処分で有効です。
取引の発生後、未追跡品目の資材取引に対して処分を関連付けることができます。「資材取引の表示」ページで資材取引を問い合せます。関連付ける処分を選択するには、取引を選択し、「処分の関連付け」をクリックして「関連する処分の更新」ページに移動します。資材取引に関連づける処分を選択します。
処分を更新する方法は、次のとおりです。
「作業指示処分」ページに移動します。
「フィルタ処分者」リージョンで検索基準を使用して、特定の処分を問い合せます。更新する処分を選択します。
「ポジション」リンクをクリックして、ポジション詳細を表示します。「詳細」アイコンをクリックして、「処分詳細」ページに移動します。
必要に応じて、情報を変更します。
「適用」ボタンをクリックして変更を保存します。
保守計画担当は、サービスの計画フェーズまたは作業指示の実行中に、ユニットまたは部品に対して実行されたサービスの履歴にアクセスできます。計画担当は、実行されたサービスの履歴によって、現在計画中のサービスに関する決定を計画および実施でき、作業指示の実施中に保守技術者をサポートできます。計画担当または保守技術者は、作業指示部品に関して実行されている詳細サービス履歴(保守要件、ジョブ、訪問、工程など)を表示できます。サービス履歴には、社内サービスおよび供給元が実行するサービス(OSP)の両方が含まれます。
品目のサービス履歴およびシリアル番号を表示するには、品目およびシリアル番号、またはインスタンス番号を入力します。入力した部品/シリアル番号用の作業指示、または部品/シリアル番号に関連付けられた保守要件を検索できます。作業指示の予定開始/終了日の範囲、実績開始/終了日、整備士、組織、依存関係、マシン、訪問、プログラム・タイプなどのフィルタを追加することで、検索を制限できます。
作業指示履歴を表示する方法は、次のとおりです。
「実行」リンクをクリックした後、「サービス履歴」タブをクリックします。「作業指示の検索」ページが表示されます。
検索基準を入力し、「進む」ボタンをクリックします。
「作業指示番号」リンクをクリックして「作業指示工程」ページに移動し、作業指示に関連づける作業指示詳細、資材、リソース、割当て、リソース取引および処分を表示します。
次の操作を実行できます。
OSPオーダー番号が関連付けられた作業指示を選択し、「OSP詳細の表示」をクリックしてオーダー詳細を表示する。
訪問タスク詳細を表示する。
訪問に関連付けられた保守要件を表示する。
訪問に関連付けられたサービス要求を表示する。
保守要件履歴を表示する方法は、次のとおりです。
「保守要件」タブをクリックします。「保守要件別検索」ページが表示されます。
検索基準を入力し、「進む」ボタンをクリックします。MRの「有効日: 自」および「有効日: 至」に対して、日付範囲フィルタを適用する必要があります。検索基準と一致する保守要件が「保守要件結果」に表示されます。
選択した保守要件の詳細を表示するには、「保守要件」リンクをクリックします。
保守要件に関連付けられた作業指示を表示するには、「作業指示詳細」アイコンをクリックします。関連付けられた作業指示を示す「保守要件作業指示リスト」ページが表示されます。作業指示に関連付けられたすべての資材、リソース、割当て、リソース取引および処分を表示するには、「作業指示番号」リンクをクリックして「作業指示工程」ページに移動します。
作業指示に関連付けられた訪問詳細、階層および費用情報を表示するには、「訪問タスク詳細」ボタンをクリックします。
グループMRの関連を表示するには、「関連」アイコンをクリックします。すべての子MRを示す「保守要件関連リスト」ページが表示されます。
「自分の作業指示」ユーザー・インタフェースには、システムにログインしているユーザーに対するすべての作業指示が表示されます。従業員は、労働時間の記録および各自に割り当てられた作業指示および工程のイン・オフを1箇所から実行できます。ユーザーは、単純な作業指示(特に標準ライン保守訪問に関連付けられた作業指示)のサイン・オフおよび取引を実行できます。さらに、部品の変更、定例でない作成、品質の記録などの他の作業指示実施活動を行うことができます。
注意: 「自分の作業指示」ページで適切な定例でない作業指示を選択することで、既存の定例でない作業指示から定例でない作業指示を作成できるようになりました。この操作は、機能「定例でない作業指示からの非定例の作成を許可。」を追加することで実行できます。該当する機能は、職責に関連付けられたメニューに対するAHL_ALLOW_CREATE_NR_FROM_NRです。
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