Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド リリース12 E05610-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章では、Oracle Project Collaborationの実装手順について説明します。
この章の項目は、次のとおりです。
Oracle Project Collaborationにより、プロジェクト作業におけるチームのコラボレーションと実行が合理化されます。正確でタイムリなプロジェクト情報の単一ソースに依存することで、グローバルに散在するチーム・メンバーが懸案と変更を提起および解決し、文書を共有して、それぞれの進捗を通信できます。Oracle Project Collaborationを使用すると、直感的でパーソナライズされたWebベースのインタフェースを介して組織内部および外部の両方の全チーム・メンバーに容易にアクセスでき、時間制限のあるプロジェクト情報の転送における遅延がなくなり、チームは労力をかけずに予定どおり作業を完了できます。これにより、プロジェクト・チームはプロジェクトをうまく遂行して効率的に運営できるようになり、最終的に収益性が向上します。
Oracle Project Collaborationは、連携して動作するように設計された統合アプリケーション・セットのOracle E-Business Suiteに付属しています。
Oracle Project CollaborationはOracle Project Managementと情報を共有し、チーム・メンバー用にパーソナライズされたビューを提供します。
注意: ウィンドウへのアクセス方法は、『Oracle Projects Fundamentals』のナビゲータ・パスの索引を参照してください。
次のチェックリストに、Oracle Project Collaborationを実装するための必須ステップを示します。製品設定チェックリストは機能領域別に編成されています。「必須/オプション」列は、そのステップが製品を使用する上で必須であるかオプションであるかを示します。
Oracle Project Collaborationを実装するには、各ステップを次の順序で完了します。
次の表に、ライセンス取得に関する必須ステップを示します。
ステップ | 摘要 | 必須/オプション | 設定レベル | 職責 |
---|---|---|---|---|
PJL-P1.1 | 「PA: プロジェクト・コラボレーション使用ライセンス済」プロファイル・オプションの設定 | 必須 | サイト | システム管理者 |
注意: 作業計画およびライセンス取得ステップの詳細は、「Oracle Project Collaborationライセンスの取得」を参照してください。
次の表に、「チーム・メンバー・ホーム」に関する必須ステップを示します。
ステップ | 摘要 | 必須/オプション | 設定レベル | 職責 |
---|---|---|---|---|
PJL-P2.1 | 「チーム・メンバー・ホーム」ページのレイアウトの追加定義 | オプション | サイト | プロジェクト・スーパーユーザー |
PJL-P2.2 | 「PA: チーム・ホーム・ページ・レイアウト」プロファイル・オプションの設定 | オプション | サイト | システム管理者 |
注意: チーム・メンバー・ホーム・ステップの詳細は、「チーム・メンバー・ホーム」を参照してください。
ここでは、Oracle Project Collaboration製品実装チェックリストの「ライセンスの取得ステップ」の詳細を説明します。
Oracle Project Collaborationライセンスを取得済であることをシステムに示すには、「PA: プロジェクト・コラボレーション使用ライセンス済」プロファイル・オプションを設定します。
「PA: プロジェクト・コラボレーション使用ライセンス済」を参照してください。
ここでは、Oracle Project Collaboration製品実装チェックリストの「チーム・メンバー・ホーム・ステップ」の詳細を説明します。
「チーム・メンバー・ホーム」ページでは、重要なプロジェクト情報を各ユーザーの日次機能と組み合せることでプロジェクト・チームのコラボレーションを促進します。このページには、チーム・メンバーの予定表、優先度、所有済作業、割当済処理、タスク割当て、およびチーム・メンバーが作業中のプロジェクトに関連する最新の変更内容と通知のリストが表示されます。
チーム・メンバーのホーム・ページには、期限付き優先度順の作業リストの他に、現在の懸案、変更文書および通知が表示されます。
チーム・メンバーはこのページを使用して、次のようなほとんどの共通処理を実行できます。
担当プロジェクトの懸案と変更の作成
進捗のレポート
プロジェクト処理に対する応答
自分が所有するか割り当てられたタスクとサブタスクの表示および更新
「チーム・メンバー・ホーム」ページには、チーム・メンバー向けに次の機能が用意されています。
コラボレイティブ懸案解決
コラボレイティブ変更要求および変更オーダー解決
コラボレイティブ作業計画管理および進捗回収
文書共有
タスク進捗通信
共通機能へのクイック・アクセス
「チーム・メンバー・ホーム」ページの事前定義済セクションのリストは、「チーム・メンバー・ホーム」を参照してください。文書共有の詳細は、『Oracle Project Managementユーザー・ガイド』の文書管理の使用に関する項および文書リポジトリとの統合に関する項を参照してください。
「チーム・メンバー・ホーム」ページのレイアウトを作成します。
「チーム・メンバー・ホーム」ページのレイアウトは、情報を指定の順序で表示するように構成できます。チーム・メンバーには、各自がアクセス権を持つ保護された情報のパーソナライズ・ビューが表示されます。
「チーム・メンバー・ホーム」ページの複数の構成を作成できます。ただし、使用できる構成は職責およびユーザーごとに1つのみです。ページ・レイアウトの作成の詳細は、「ページ・レイアウト」を参照してください。
ページ・レイアウトを職責に割り当てます。
「チーム・メンバー・ホーム・ページ・レイアウト・プロファイル・オプション」を参照してください。
ホームページ・ハイライト・プロファイル・オプションを設定します。
「ホームページ・ハイライト・プロファイル・オプション」を参照してください。
「チーム・メンバー・ホーム」ページに使用するページ・レイアウトを指定するには、チーム・メンバー・ホーム・ページ・レイアウト・プロファイル・オプションを設定します。このプロファイル・オプションは、どのレベルでも設定できます。
詳細は、「「PA: チーム・ホーム・ページ・レイアウト」」を参照してください。