Oracle Daily Business Intelligenceユーザー・ガイド リリース12 E06051-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
「製品管理 - 設計」ダッシュボードを使用すると、製品の設計および製造プロセスをモニターできるため、迅速で的確な判断が可能になります。
このダッシュボードには、次のようなキー・パフォーマンス・インディケータがあります。
単価
部品数量
製造ステップ
変更オーダー
BOMレベル
「製品管理 - 設計」ダッシュボードとその関連レポートを使用すると、品目の製造が複雑であるかどうか、または品目の変更オーダーの作成やサイクル時間トレンドを確認できます。
このダッシュボードから、単位原価、部品数量および製造ステップ、さらに変更オーダーに関する詳細レポートにドリルダウンできます。このダッシュボードには、「HR管理」ダッシュボードおよび「費用管理」ダッシュボードへのリンクも含まれています。これらのダッシュボードを表示するには、システム管理者が各ダッシュボードに対して必要な手順を完了している必要があります(『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』を参照)。
「製品管理 - 設計」ダッシュボードに表示される品目は、営業単位で保護されています。システム管理者は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の組織アクセスの定義に関する項またはOracle Product Lifecycle Managementオンライン・ヘルプに記載されている仕様に従って、品目が保護されていることを確認する必要があります。システム管理者はさらに、「MO: セキュリティ・プロファイル」を定義する必要があります(『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「営業単位」を参照してください)。
このダッシュボードを表示するには、Daily Product Intelligence職責または設計マネージャ職責を使用します。
Oracle Daily Business Intelligenceおよびその他のインテリジェンス製品の詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。
次のパラメータは、このダッシュボード専用です。ダッシュボード・パラメータがダッシュボードの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。
品目: このパラメータには、選択した組織と選択した品目カタログ・カテゴリおよびその子カテゴリの両方に属する品目のみが表示されます。ダッシュボードにデータを表示するには品目を選択する必要があります。品目は、Oracle InventoryまたはOracle Product Lifecycle Managementで定義されます(『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』またはOracle Product Lifecycle Managementオンライン・ヘルプの品目の定義に関する項を参照してください)。
品目カタログ・カテゴリ: このパラメータには、使用可能な品目カタログ・カテゴリの一覧が表示されます。品目カタログ・カテゴリは、Oracle InventoryまたはOracle Product Lifecycle Managementで定義されます(『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の品目カタログ・グループの定義に関する項、またはOracle Product Lifecycle Managementオンライン・ヘルプの品目カタログに関する項を参照してください)。
組織: このパラメータには、アクセス権のある組織が表示されます。参照できる組織の完全な一覧は、組織セキュリティに基づきます(『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の組織セキュリティの設定に関する項を参照してください)。
このダッシュボードから次のレポートにドリルダウンできます。
「原価要素別単価」および「単価トレンド」
部品数量および製造ステップ
品目カタログ・カテゴリ別部品数量
構成部品詳細
変更オーダー要約
変更オーダー・リスト
変更オーダー・サイクル時間
変更オーダー経過期間
部品数量およびBOMレベル
このダッシュボードに表示されるキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)は次のとおりです。
BOMレベル: 品目の基本部品構成表に定義された最大レベル数。組立ての深度を表します。
変更オーダー・サイクル時間 (日数): 変更オーダーの実施までに要する平均時間。この計算で考慮されるのは、個別の変更オーダー・ヘッダー、明細レベルの品目関連および改訂品目のみです。変更オーダーの要素(優先度、実施日、希望入手日、作成日、ステータス)はすべてヘッダー・レベルから取得されます。変更オーダーの詳細は、『Oracle Engineeringユーザーズ・ガイド』の設計変更に関する項を参照してください。
製造ステップ: 製品の製造に必要な工程連番の数。品目の基本工順で定義されます。最終組立に対して定義され、かつ、現在日時点で有効な工程連番のみが考慮されます。基本工順の詳細は、『Oracle Bills of Materialユーザーズ・ガイド』の工順に関する項を参照してください。
新規変更オーダー: 現期間にこの製品に対して生成または発生した変更オーダーの合計数。
オープン変更オーダー: 現在日時点で実施日または取消日が設定されていない変更オーダーの合計数。選択した日付より後の実施日または取消日が設定されている変更オーダーも含まれます。
部品数量: 品目の基本部品構成表における最終レベルの構成部品の数量。それぞれの構成部品の量は関係なく、製品の基本部品構成表の個々の構成部品がすべて集計されます。現在日時点で有効な構成部品のみがこの値に含まれます。
たとえば、次の図は、3つの構成部品(B、DおよびE)がある製品を示しています。部品Cは、別の構成部品DとEから構成されているため、部品数量には含まれません。また、各部品の量も考慮されません(B=3、D=1、E=2)。
製品Aの部品構成表
異なる方法で計算される品目もあります。オプション品目は、標準、受注組立(ATO)、およびKIT品目タイプの場合は計算に含まれ、受注ピック(PTO)品目タイプの場合は計算から除外されます。
部品数量の詳細は、『Oracle Bills of Materialユーザーズ・ガイド』を参照してください。
単位原価: 選択した品目の原価。単位原価が原価要素(資材、間接材料費、生産資源、アウトソーシングおよび間接費)別に示されます。組織の評価対象原価タイプのみがこの原価に含まれます(例: 標準原価)。
「原価要素別単価」レポートには、単位原価合計の要素の内訳が示されます。要素は、資材、間接材料費、生産資源、アウトソーシングおよび間接費です。
単位原価は、ある品目を生産するための原価であり、個々の原価要素(資材、間接材料費、生産資源、アウトソーシングおよび間接費)の合計です。品目の各原価要素の原価は、Oracle Cost Managementで定義されます(『Oracle Cost Managementユーザーズ・ガイド』の品目原価の定義に関する項を参照してください)。
いずれかの原価要素がOracle Cost Managementで変更された場合は、このレポートに原価の変更が反映されるように、単位原価を更新するコンカレント・プログラムを実行する必要があります。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「部品数量および製造ステップ」レポートには、選択した品目に必要な構成部品の数量および工程連番の数が示されます。これらの数値は通常、品目の複雑度のメジャーとみなされます。
選択した日付時点で有効である、基本部品構成表の構成部品および基本工順の工程連番のみがこのレポートの対象となります。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「カタログ・カテゴリ別部品数量」レポートには、品目の部品数量が、その構成部品が割り当てられているカタログ・カテゴリ別に表示されます。レポートに表示された数値をクリックすると「構成部品詳細」レポートを表示できます。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「構成部品詳細」レポートには、品目の組立に使用される構成部品の一覧が表示されます。レポートでは、構成部品をその割当て先のカタログ・カテゴリに基づいてフィルタ処理して表示します。
このレポートのパラメータは「品目カタログ・カテゴリ別部品数量」レポートから渡され、読取り専用です。
構成部品の記述をドリルダウンして、Oracle Product Lifecycle Managementが提供する構成部品の詳細情報を表示させることができます。
「変更オーダー要約」レポートは、選択した品目の変更オーダー情報を表示します。Oracle Product Lifecycle Managementの定義に従って、オープン、新規および実施済の変更オーダーの件数が表示されます。レポートには比較期間を基準とする変更オーダー自体の変更情報も含まれます。
レポートには次に示す列が表示されます。
サイクル時間 (日数): 変更オーダーの実施までに要する平均時間。
サイクル時間(日数) = (変更オーダー実施日 - 作成日 +1)の合計 / 実施済変更オーダー
適用可能な変更オーダー(CO)は、実施日が選択日より前のすべての変更オーダーです。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「変更オーダー・リスト」レポートは、Oracle Product Lifecycle Managementにおいて定義された変更オーダーの詳細情報を表示します。このレポートには、「変更オーダー要約」、「変更オーダー・サイクル時間」、「遅延変更オーダー経過期間」および「変更オーダー経過期間」の各レポートからドリルダウンによりアクセスできるほか、Daily Business Intelligence for Product Lifecycle Managementのメニューからアクセスできます。
「変更オーダー・リスト」レポートの名称はドリルダウン元のレポートによって変化します。ドリルダウン元のレポートに基づく「変更オーダー・リスト」レポートのバリエーションの一覧を次の表に示します。
ドリルダウン元 . . . | ドリルダウン先 |
---|---|
変更オーダー要約(「取消」列) | 取消済変更オーダー・リスト |
変更オーダー要約(「実施」列) | 実施済変更オーダー・リスト |
サイクル時間 | 実施済変更オーダー・リスト |
変更オーダー経過期間 | オープン変更オーダー・リスト |
変更オーダー要約(「オープン」列) | オープン変更オーダー・リスト |
変更オーダー要約(「新規」列) | 新規変更オーダー・リスト |
遅延変更オーダー経過期間 | 遅延変更オーダー・リスト |
ドリルダウン先のレポートに表示される変更オーダーの数は、ドリルダウン元のリージョンまたはレポートに表示されていた変更オーダーの数を反映しています。
変更オーダーの属性はすべて、ヘッダー・レベルから取得されます。属性には、タイプ、ステータス、事由、優先度、実施日、希望入手日および作成日があります。このレポートに考慮されるのは、個別の変更オーダーのヘッダー・レベルと明細レベルの品目関連、および改訂品目のみです。たとえば、変更オーダー 1(CO1)で、Item1がヘッダー・レベルおよび明細レベルで関連付けられている場合、CO1は、Item1について1回のみ計算されます。
このレポートには、次の専用のパラメータが表示されます。
優先度(すべて): 使用可能な優先度は、「その他」、「中」、「高」、あるいはOracle Product Lifecycle ManagementまたはOracle Engineeringで定義されている優先度です。
事由(すべて): Oracle Product Lifecycle ManagementまたはOracle Engineeringで定義されている変更オーダーの事由リスト。
ステータス(すべて): Oracle Product Lifecycle Managementで定義されている変更オーダー・ステータスのリスト。使用可能なステータスは、「保留中」、「問題発生中」、「オープン」、「クローズ」です。
タイプ(すべて): Oracle Product Lifecycle ManagementまたはOracle Engineeringで定義されている変更オーダー・タイプのリスト。
このレポートには、次の専用の列が表示されます。
サイクル時間 (日数): 変更オーダーの実施までに要する平均時間。
サイクル時間(日数) = (変更オーダー実施日 - 作成日 +1)の合計 / 実施済変更オーダー
適用可能な変更オーダー(CO)は、実施日が選択日より前のすべての変更オーダーです。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「変更オーダー・サイクル時間」レポートには、実施済変更オーダーの件数、作成から承認までのサイクル時間、承認から実施までのサイクル時間、および全体でのサイクル時間が、比較期間を基にした、対応する増減値とともに表示されます。
「変更オーダー・サイクル時間トレンド」レポートは、変更オーダー・サイクル時間の時間的推移を優先度別に表示します。使用可能な優先度は次のとおりです。
高(コード0)
中(コード1)
その他(その他の優先度コード)
優先度コードは、Oracle Engineering、Oracle Product Lifecycle ManagementまたはOracle Product Information Managementで変更オーダーに割り当てられます。
これらのレポートには、次の専用の列が表示されます。
承認 - 実施時間 (日数): 変更オーダーが承認されてから実施されるまでに要する平均時間。レポートでは承認から実施までの日付が考慮されます。
承認 - 実施時間(日数) = (実施日 - 承認日 + 1)の合計 / 承認済実施済変更オーダーの数
作成 - 承認時間 (日数): 変更オーダーの承認までに要する平均時間。レポートでは変更オーダーの作成から承認までの日付が考慮されます。
作成 - 承認時間(日数) = (承認日 - 作成日 + 1)の合計 / 承認済実施済変更オーダーの数
サイクル時間 (日数): 変更オーダーの実施までに要する平均時間。
サイクル時間(日数) = (変更オーダー実施日 - 作成日 +1)の合計 / 実施済変更オーダー
適用対象となるCO(変更オーダー)は、実施日が選択期間内の選択日付と同日かそれ以前に設定されているすべての変更オーダーです。
実施済(変更オーダー): 選択期間内の選択日付以前の実施日が設定されている変更オーダーの件数。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「変更オーダー経過期間」レポートには、オープンな変更オーダーの件数と平均経過期間が、経過期間別分布とともに表示されます。実施済の変更オーダーについては、件数と平均経過期間のメジャーに加えて前期間からの増減の比率を表示します。
「変更オーダー経過期間トレンド」レポートには、同じデータが示されますが、データの推移が示される点が異なります。
このレポートには、次の専用の列が表示されます。
オープン: 定義は、オープン変更オーダーKPIに関する項を参照してください。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「遅延変更オーダー経過期間」レポートには、指定した希望入手日を過ぎた後もオープンである変更オーダーの件数と平均経過期間が表示されます。比較期間を基準にして、その対応する増減値も示されます。指定した希望入手日が設定されている変更オーダーのみが考慮されます。レポートではさらに、この変更オーダー件数が経過期間に応じてバケットに分類されます。
「遅延変更オーダー経過期間トレンド」レポートは、結果の推移が表示される点をのぞいて「遅延変更オーダー経過期間」レポートと同じです。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「部品数量およびBOMレベル」レポートには、選択した品目の構成部品の数量および部品構成表(BOM)のレベルが示されます。これらの数値は通常、品目の複雑度のメジャーとみなされます。
このレポートには、選択した日付時点で有効な基本BOMの構成部品およびBOMレベルのみが含まれます。
レポートには次に示す列が表示されます。
BOMレベル: 品目の部品構成表のレベル数。部品構成表の詳細は、『Oracle Bills of Materialユーザーズ・ガイド』の部品構成表に関する項を参照してください。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「製品管理」ダッシュボードでは、製品の収益性をモニターするために「収益」、「製品利益」、「販売予測」などのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)が使用できます。
このダッシュボードにアクセスするには、Daily Product Intelligence職責または製品マネージャ職責を使用します。
このダッシュボードでは次の独自パラメータが使用されます。共通パラメータの説明は、「パラメータ」を参照してください。
製品カテゴリ: 製品カテゴリの階層構造。Oracle Product Lifecycle Managementの「製品レポート」機能領域のデフォルト・カタログにおける販売可能製品の分類カテゴリです。
このダッシュボードにリンクされているレポートの共通パラメータは次のとおりです。
顧客: Oracle Order Managementの受注明細の顧客。
ライン・オブ・ビジネス: Daily Business Intelligenceの実装時に設定したライン・オブ・ビジネス・ディメンションで定義したライン・オブ・ビジネス。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「財務ディメンションの定義」を参照してください。
組織: アクセス権のある組織。Daily Business Intelligenceの実装時に設定される組織セキュリティに基づきます。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「在庫組織セキュリティの設定」を参照してください。
製品: マスター組織の販売可能品目。この値リストの値は、「製品カテゴリ」および「組織」パラメータの選択内容によって決まります。この製品に関連付けられているデータは、マスター組織のすべての子組織にわたって集計されます。このパラメータは、「製品その他費用」レポートおよびすべての「販売」レポートでは使用できません。
たとえば子組織でitem1を選択すると、子組織内のその品目に対するデータのみが表示されます。一方、マスター組織で品目を選択すると、マスター組織と子組織のその品目に対するすべてのデータが表示されます。
製品カテゴリ: Oracle Inventoryの製品レポート機能領域のデフォルト・カタログにある製品カテゴリ。
このダッシュボードから次のレポートにドリルダウンできます。
製品収益および費用
製品その他費用
製品在庫価額
製品履行実績
製品返品額
事由別製品返品
製品返品詳細
上位受注バックログ
上位オープン商談
顧客および製品活動
新規および更改のサポート比較
引合、商談およびバックログ
このダッシュボードには、次のメジャーが表示されます。このダッシュボードのKPIはすべて、子組織の取引がすべて考慮された後で、マスター品目レベル(販売可能製品)で集計および表示されます。
記帳済額: 記帳されている顧客(外部)受注明細の品目の合計額。これらの受注は履行済の場合と未履行の場合があり、記帳日に基づいて集計されます。社内受注は除外されます。
記帳済額 = (記帳済数量 * 販売価格)
バックログ額: 記帳された後、まだ履行されていない顧客(外部)受注明細の品目の合計額。APICS定義の「オープン受注」と同じです。
売上原価: 出荷製品に関連付けられた品目原価の合計。売上原価は、Oracle ShippingでCOGS(売上原価)勘定科目に記帳されたときの出荷原価です。
在庫価額: 期末在庫の原価合計。手持在庫、移動中在庫、仕掛(WIP)在庫が含まれ、経費品目、経費保管場所内の資産品目、およびOracle Process Manufacturing非在庫品目は除外されます。
その他費用: 選択した期間内の選択した製品カテゴリに対する、いずれかの財務カテゴリに属するすべての費用(売上原価を除く)。たとえば、マーケティング費用や一般管理などで、通常はライン・オブ・ビジネスに従います。
製品利益: 選択した期間内の選択した製品カテゴリに対する費用を考慮した後で、製品によって生成される純利益。
製品利益 = (収益 – (売上原価 + その他費用) /収益) * 100
収益: 選択した期間に製品によって生成された収益。Oracle Order Managementで販売および処理された全品目の売上。これは、Oracle Receivablesの最終請求から取得される、製品に直接起因する収益です。
販売予測: 選択した営業グループの下位のマネージャが最後に発行した予測。
オープン商談: すべてのオープン商談の営業実績額の合計。
オープン引合: 「現在日」に基づいて選択された期間に、クローズされていない、商談に変換されていない、または終了のマークが付けられていない引合の件数。
有効なサービス契約残高: 「現在日」時点で「有効」ステータスであるすべてのサービス契約明細の合計額。
新規サービス要求: 選択した期間にオープンされたすべての新規サービス要求の件数。
「製品収益および費用」レポートには、「収益」、「売上原価」、「その他費用」および「製品利益」の各KPIが、比較期間を基準にして、それぞれの増減とともに示されます。このレポートには、Oracle Receivablesの認識済収益が表示されます。
「表示別」が「製品カテゴリ」の場合は、次のレベルのカテゴリ、さらに販売可能製品までドリルダウンできます。
「その他費用」の数値からドリルダウンして「製品その他費用」レポートにもアクセスできます。
「製品収益および費用トレンド」レポートは、KPIの時間的推移が表示される以外は、「製品収益および費用」レポートと同じです。トレンド・レポートからは、「製品その他費用」レポートにドリルダウンできません。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目
「製品管理 - 設計」ダッシュボード
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』のセキュリティに関する項
「製品その他費用」レポートには、「その他費用」KPIと、比較期間を基準とするその増減が示されます。その他費用は、製品費用財務カテゴリに直接属するすべての費用を表し、売上原価は含まれません。
「製品その他費用トレンド」レポートは、キー・パフォーマンス・インディケータの時間的推移が表示される以外は、「製品その他費用」レポートと同じです。各KPIについて、選択した比較期間を基準にして、増減列が表示されます。
「表示別」が「製品カテゴリ」の場合は、次のレベルのカテゴリにドリルダウンできます。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「製品在庫価額」レポートには、選択した製品の全組織にわたる期末在庫価額と、比較期間を基準とするその増減が表示されます。手持在庫、移動中在庫、仕掛在庫のスナップショットが示されます。使用可能な製品のリストは、製品カテゴリの値によって決まります。
「製品在庫価額トレンド」レポートは、すべてのKPIの時間的推移が表示される以外は、「製品在庫価額」レポートと同じです。各KPIについて、選択した比較期間を基準とする増減列が表示されます。
レポートには、次の専用の列が表示されます。
移動中額: 在庫組織間で移動中の在庫の価額。
合計額: 期末在庫の価額。手持在庫、移動中在庫、仕掛(WIP)在庫が含まれます。
WIP額: 生産および組立作業のために製造現場に出庫された在庫の価額。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「製品履行実績」レポートには、記帳済額、履行済額および記帳-履行率が、比較期間を基準とする増減とともに示されます。この値は顧客受注明細から取得されます。これらの明細は互いに独立して記帳および履行されます。つまり、特定の期間に記帳された受注明細のセットは、同じ期間に履行された受注明細のセットと一致しない場合があります。外部顧客からの正確な潜在的収益ソースを提供するために、社内受注は除外されます。記帳済額および履行済額には、製品である品目に対する受注明細のみが含まれ、サービス品目は含まれません。記帳済額および履行済額には、過去請求は考慮されません。
「表示別」が「製品カテゴリ」の場合は、次のレベルのカテゴリ、およびその下に分類されている対応製品までドリルダウンできます。
「製品履行実績トレンド」レポートは、KPIの時間的推移が表示される以外は、「履行実績」レポートと同じです。各KPIについて、選択した比較期間を基準とする増減列が表示されます。これは、「履行実績」リージョンの関連リンク・セクションにあるレポートです。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「製品返品額」レポートには、サービス品目を除いて、履行済返品受注明細の全製品の金額が示されます。(サービス品目は、Oracle Order Managementアプリケーションで返品可能ではありません。)レポートには、返品レートが比較期間からの増減とともに表示されます。
返品額をドリルダウンすると、返品事由ごとに返品額が示される「事由別製品返品」レポートに移動できます。また、返品明細の件数をドリルダウンすると「製品返品詳細」レポートに移動できます。このレポートには、返品額に対応する全受注、明細または両方のリストが表示されます。
「表示別」が「製品カテゴリ」の場合は、次のレベルのカテゴリ、およびその下に分類されている対応製品までドリルダウンできます。
「製品返品額トレンド」レポートは、KPIの時間的推移が表示される以外は、「製品返品額」レポートと同じです。各KPIについて、選択した比較期間を基準とする増減列が表示されます。
レポートには、次の専用の列が表示されます。
返品レート: サービス品目を除く全品目の履行済額に対する返品額の比率。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「事由別製品返品」レポートには、製品の返品事由に関する情報が示されます。このレポートを開くには「製品返品額」レポートからドリルダウンします。表示される内容は、返品額、比較期間を基準とする増減、返品額合計に対する各事由の比率および返品明細の件数です。
また、返品明細の件数をドリルダウンすると「製品返品詳細」レポートに移動できます。このレポートには、返品額に対応する全受注、明細または両方のリストが表示されます。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「製品返品詳細」レポートには、返品明細番号とその明細に関連付けられている受注番号が表示されます。このレポートは、「製品返品額」レポートおよび「事由別製品返品」レポートからのドリルダウン・レポートです。表示される内容は、受注番号、明細番号、顧客、履行済返品日および返品額です。
受注番号をクリックすると、Oracle Order ManagementのOrder Information Portal(OIP)に直接ドリルダウンできます。
このレポートには、「比較」パラメータは表示されません。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「上位受注バックログ」レポートには上位25位までのオープン受注が示されます。受注バックログ額は受注明細から導出され、履行されていない受注(明細)の金額を表します。この情報から、顧客満足度を保証するために、受注バックログのパイプラインを理解し、バックログ削減に事前に取り組むことができます。このレポートでは、各受注に関する営業担当および営業グループの情報が示されることによって、営業の全体像も提供されます。
このレポートに表示されるデータは常に最新であり、現在日に基づきます。「期間タイプ」および「比較」パラメータはこのレポートには適用されません。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「上位オープン商談」レポートには、製品カテゴリ、製品、またはその両方に対する(商談値で)上位25位までのオープン商談が顧客別に表示されます。商談値は商談明細から導出され、現期間内にクローズ日がある商談を表します。製品マネージャはこの情報をもとに、商談成立に向けて事前に対策を講じたり、リスクのある商談を無事にまとめたり、積極的な競合他社に将来競り負けないような対抗戦略を定義することによってそれらの対応を強化することができます。
このレポートに表示されるデータは常に最新であり、ダッシュボードの現在日に基づきます。「期間タイプ」および「比較」パラメータはこのレポートには適用されません。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「顧客および製品活動」レポートには、ビジネスの受注管理およびサービスの面から製品の概要が示されます。レポートには、現期間の受注明細に関する正味記帳済額、現期間に発生したサービス要求の数、有効サービス契約の合計値、および総合計に対する有効サービス契約値の比率が、比較期間を基準にして、その対応する増減とともに示されます。このレポートでは、サービス品目ではない販売可能製品が考慮されます。このレポートでは、サービスが提供された製品に対する新規サービス要求件数、およびサービス契約明細の製品に対する有効なサービス契約情報が示されます。
有効サービス契約の値をドリルダウンすると、「新規および更改のサポート比較」レポートにドリルダウンできます。
「顧客および製品活動トレンド」レポートは、KPIが経時増減で示される以外は、「顧客および製品活動」レポートと同じです。各KPIについて、選択した比較期間を基準にして、増減列が表示されます。トレンド・レポートからは、「新規および更改のサポート比較」レポートにドリルダウンできません。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「新規および更改のサポート比較」レポートには、有効サービス契約の値が、新規または更改のビジネス値別に示されます。表示される内容は、有効サービス契約の値、新規サービス契約の値、更改されたサービス契約の値、および比較期間を基準にしたその対応する増減です。このレポートでは、サービス品目ではない販売可能製品が考慮されます。このレポートでは、サービス契約明細の製品に対する契約値が示されます。
このレポートには、次の追加パラメータがあります。
リーフ・カテゴリ: 製品カテゴリ階層の最終レベルのカテゴリ。このパラメータを使用すると、上位レベルの製品カテゴリではなく、製品を直接選択できます。品目が割り当てられているレベルも表します。