Oracle Daily Business Intelligenceユーザー・ガイド リリース12 E06051-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
Oracle Daily Business Intelligence(DBI)for Field Serviceを使用すると、役員およびマネージャは、技術者の稼働状況をモニタリングし、移動時間や移動距離の差異を分析し、保留中のタスクの優先順位を指定することによってサービスの効率を改善できます。DBI for Field Serviceでは、技術者が故障修理の問題を解決するまでに要した時間、およびこれらの問題を初回の訪問で解決した比率を分析するために役立つ情報が提供されます。これらのメトリック値は、サービス組織による顧客満足度の向上に役立ちます。
DBI for Field Serviceのデータは、次のOracle Applicationsから取得されます。
TeleService
Field Service
Inventory
次の情報は、DBI for Field Service全体に共通しています。
収集されるデータはグローバル開始日以降のデータです。この開始日は、DBI管理者によって設定時に指定されます。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「グローバル・パラメータの設定」を参照してください。
最終更新日は、DBIのデータを更新するために、管理者が最後に初期ロードまたは増分ロードを実行した日です。この日付は、ダッシュボードとレポートの最後に表示されます。この日付は、エンタープライズ・タイムゾーンではなく、使用しているタイムゾーンに基づいています。
日付: 「日付」パラメータの詳細は、「パラメータ」を参照してください。
期間: データの表示期間を指定します。選択できるのは、「日」、「週」、「月」、「四半期」、「年」およびロール期間の7、30、90および365日間です。DBI for Field Serviceでは、マニュアルで特に注意がないかぎり、現在までの期間またはロール期間のデータが表示されます。詳細は、「パラメータ」を参照してください。
比較: このパラメータを使用して、表示されるデータをDBIで比較する方法を指定します。選択できるのは、「前期間」と「前年度」です。詳細は、「パラメータ」を参照してください。
地区: 地区はOracle Resource Managerの資源グループとして定義され、DBI for Field Serviceではレポート目的で使用されます。たとえば、地区は、使用しているビジネス・モデルに従って、地理的な場所や組織的な単位を指す場合があります。1つの地区には、複数の地区とその地区にレポートする複数の資源が含まれます。地区内の人的資源には、マネージャ、管理者またはその地区のメンバーとして定義された地区マネージャ、派遣担当、保管場所所有者、技術者などがあります。地区とその階層の定義方法の詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「Daily Business Intelligence for Field Service」を参照してください。
DBI for Field Serviceでは、「地区」パラメータが主ディメンションとして使用されます。主ディメンションについては、「主ディメンション・パラメータ」を参照してください。DBI for Field Serviceでは、「地区」パラメータがデータ・セキュリティの目的で使用されるため、地区のデータにアクセスできるのは、その地区のマネージャまたは管理者として設定された資源およびその資源にレポートしている地区または資源のみです。
地区階層の例を次に示します。
Californiaサービス
Northern California(フィールド・サービス地区)
Northern California- Direct(タスクがNorthern Californiaグループによって所有されている、またはこのグループに割り当てられている場合)
Apt, Peter M.(フィールド・サービス技術者)
Sacramento(フィールド・サービス地区)
Spraque, Helena(フィールド・サービス技術者)
Weinbert, Jerry(フィールド・サービス技術者)
Southern California(フィールド・サービス地区)
Palm Springs(技術者駐在のサービス地区)
San Diego(技術者駐在のサービス地区)
資源とその資源にレポートしている地区のデータを表示するには、地区を選択します。地区のデータは、次に説明するように、様々なメジャー向けにグループ化されます。
技術者稼働状況および移動時間と移動距離のメジャーの場合、データは、タスク担当者の地区にグループ化されます。
在庫メジャーの場合、データは、保管場所所有者の地区にグループ化されます。
タスク活動メジャーの場合、データは、タスク担当者の地区にグループ化されます。タスク担当者が不在の場合は、タスク所有者の地区にグループ化されます。
平均解決時間および初回修理率のメジャーの場合、データは、「DBI: 平均解決時間および初回修理率レポートのフィールド・サービス地区」プロファイル・オプションに基づいて、タスク担当者または所有者の地区にグループ化されます。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』のDaily Business Intelligence for Field Serviceに関する説明を参照してください。
次の場合、データは「未割当」地区にグループ化されます。
データをグループ化する対象のタスク担当者、タスク所有者または保管場所所有者が、どの地区にも割り当てられていない場合。
データをグループ化する対象のタスク担当者またはタスク所有者の資源タイプが「チーム」である場合。「チーム」は、地区階層の一部ではありません。
データをグループ化する対象のタスク担当者、タスク所有者または保管場所所有者が、「未割当」地区に割り当てられている場合。
注意: DBI for Field Serviceでは、「未割当」地区は他のフィールド・サービス地区と同様に処理されます。したがって、「未割当」地区にグループ化されているデータを表示するには、その地区のマネージャまたは管理者として定義されている必要があります。
「地区」パラメータでは、選択している地区に従って3レベルまでの階層を表示し、複数の地区にアクセスできます。Northern Californiaサービス地区に対する管理職責が付与されていると仮定して、前述の例を検討してみます。Sacramentoを選択した場合は、Helena SpraqueとJerry Weinbert(子レベル)を表示できます。Peter M. Apt(同一レベル)およびNorthern California(親レベル)も表示できます。ただし、Southern Californiaは表示できません。
「地区」パラメータには、現行の地区および現行と過去の資源が含まれます。「過去」の資源の例には、退職したり、新しい地区に移動したサービス技術者などがあります。退職した技術者は、会社に所属していた期間のデータを表示した場合、以前の地区に表示されます。新しい地区に所属した技術者は、新しいグループと前のグループの両方に表示されます。前のグループでは、技術者の名前がカッコで囲まれて表示されます。地区階層には、地区の変更履歴は表示されませんが、無効となった地区は表示されます。
通貨: 「パラメータ」を参照してください。選択可能な通貨は、第1通貨と第2通貨のみです。
タスク・タイプ: このパラメータには、Oracle Field Serviceで設定したフィールド・サービス・タスクのタイプがリストされます。フィールド・サービス・タスクのタイプの例には、診断、置換、到着、出発、予防保守、インストレーションなどがあります。このパラメータでは、1つ以上のタスク・タイプを選択できます。
注意: フィールド・サービス・タスクは、ルールが「派遣」に設定されているタスク・タイプです。
製品カテゴリ: このパラメータには、Oracle Applicationsで製品が分類されているカテゴリがリストされます。カッコで囲まれた対応する製品カテゴリ名とともに製品カテゴリの摘要がリストされます。製品カテゴリとその階層は、Oracle Advance Product Catalogで設定されます。設定された製品カテゴリは、その後、Oracle Inventoryで品目に割り当てられます。製品カテゴリの詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「品目ディメンション・レポート」を参照してください。
処理済データを製品カテゴリにグループ化するために、サービス要求から製品名が検出され、次に、対応する製品カテゴリがOracle Inventoryから検出されます。サービス要求に製品名が指定されていない場合、または製品に製品カテゴリが割り当てられていない場合、データは、「未割当」の製品カテゴリにグループ化されます。未割当のデータをグループ化するために作成されたこのカテゴリは、Oracle Inventory内の製品に割り当てることはできません。
注意: 「製品」パラメータには、ユーザーが選択した製品カテゴリに基づいて製品がリストされます。
製品: このパラメータには、ユーザーが選択した製品カテゴリに属する製品が表示されます。これらの製品は、Oracle Inventoryの「マスター品目」フォームを使用して定義されます。通常、製品は、「マスター品目」フォームで「サービス要求」属性が使用可能に設定されている完成品です。
「製品」パラメータには、製品の摘要が、カッコで囲まれたマスター組織コードとともにリストされます。複数のマスター組織に同じ製品が割り当てられている場合、各マスター組織の製品がリストされます。製品は、サービス要求から取得されます。サービス要求に製品が指定されていない場合、データは「指定されていない製品」にグループ化されます。
顧客: このパラメータには、サービス要求で指定した顧客がリストされます。Oracle TeleServiceについては、顧客のアカウントがOracle Accounts Receivableにある場合とない場合があります。
重要度: このパラメータには、Oracle TeleServiceで定義されたサービス要求の重要度レベルがリストされます。重要度別の表示では、最も重要なサービス要求を上にしてデータが昇順に表示されます。
DBI for Field Serviceの特定のレポートには、カスタマイズ可能なバケット・セットが用意されています。これらのレポートには、移動時間、移動距離、タスクのバックログ経過期間および平均解決時間へのタスクおよびサービス要求の分布が表示されます。たとえば、「移動時間分布」レポートには、カスタマイズ可能な移動時間バケットへのタスク分布が表示されます。DBI管理者は、バケット・セット名、バケット・セット内のバケット数および各バケットの値の範囲をカスタマイズできます。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』を参照してください。
「HR管理 - 概要」ダッシュボード(『Oracle DBI for HRMS User Guide Supplement』)
「フィールド・サービス管理」ダッシュボードにアクセスするには、Daily Field Service Intelligenceまたはフィールド・サービス・マネージャ職責が必要です。他の3つのダシュボードへのリンクは、ユーザーにフィールド・サービス・マネージャ職責がある場合のみ表示されます。
「フィールド・サービス管理」ダッシュボードは、フィールド・サービス組織の有効性を測定するために使用します。
技術者活動状況のモニター。技術者の計画時間合計に対する活動状況の比率が表示されます。技術者がサービス・タスクと移動に費やした時間が表示されます。「技術者稼働状況」を参照してください。
選択した期間にフィールド・サービス・タスクで使用した在庫の値が表示されます。「在庫使用量とトレンド」を参照してください。
指定した日の手持在庫の値が表示されます。良品在庫の存続日数が、期間の使用量トレンドに基づいて表示されます。「在庫使用とトレンド」を参照してください。
技術者がタスクの割当ごとに費やした平均移動時間が表示されます。「移動時間および距離」を参照してください。
技術者がタスクの割当ごとに移動した平均距離が表示されます。「移動時間および距離」を参照してください。
指定した日の保留中タスクの数とステータスが表示されます。「タスク活動」を参照してください。
選択した期間中にオープンおよびクローズされたタスクの数が表示されます。オープン済タスクについては、1回のみオープンされたタスクと複数回オープンされたタスクの数がそれぞれ表示されます。「タスク活動」を参照してください。
技術者が故障修理タスクでサービス要求を解決するまでに要した平均時間が表示されます。「平均解決時間」を参照してください。
技術者が初回の訪問時に、故障修理タスクでサービス要求を解決した比率をモニターします。「初回修理率」を参照してください。
DBI for Field Serviceのセキュリティは地区に基づいているため、地区またはその地区にレポートする地区に属するデータにアクセスするユーザーは、その地区のマネージャまたは管理者である必要があります。詳細は、「「地区」パラメータ」を参照してください。
「タスク・バックログ詳細」レポートなど、一部の詳細レポートからは、Oracle TeleServiceにあるリアル・タイムのサービス要求詳細にアクセスできます。ただし、Oracle TeleServiceのセキュリティはサービス要求タイプに基づいているため、詳細レポートからアクセスしようとしているサービス要求のタイプに対して、セキュリティ権限を設定する必要があります。このセキュリティはOracle TeleServiceで設定し、DBI for Field Serviceで利用します。詳細は、『Oracle TeleServiceインプリメンテーション・ガイド』を参照してください。
このダッシュボードに表示されるパラメータは、次のとおりです。
日付
期間
比較
地区
通貨
距離単位
これらのパラメータの詳細は、「共通概念」を参照してください。
このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。
地区が主ディメンションであるため、表示されるKPI値は選択した地区に対する値です。詳細は、「KPIリージョン」を参照してください。KPIリージョン内のグラフには、比較的良好なKPI値ほど右側に表示されます。たとえば、高い「技術者稼働状況」KPI値は、良好なパフォーマンスを表しているとみなされます。したがって、「技術者稼働状況」の値が最も高い地区は、右端に表示されます。同様に、「平均移動時間」KPIでは、値が最も低い地区が右端に表示されます。「フィールド・サービス管理」ダッシュボードに表示されるKPIは、次のとおりです。
技術者稼働状況: 計画作業時間に対する、報告された作業時間と移動時間の比率。この計算には、次の算式が使用されます。
技術者稼働状況 = [(報告された作業時間 + 報告された移動時間) / 計画作業時間] * 100
このKPIをクリックすると、「技術者稼働状況」レポートにアクセスします。
在庫使用価額: フィールド・サービスの累計在庫使用価額。このKPIをクリックすると、「良品手持在庫日数」レポートにアクセスします。
手持在庫価額: 選択した日付時点の手持在庫(障害品と良品)の合計額。このKPIをクリックすると、「良品手持在庫日数」レポートにアクセスします。
平均移動時間(分): 技術者から報告された移動時間の平均値(分)。この計算には、次の算式が使用されます。
平均移動時間 = 報告された実績移動時間 / 実績移動時間があるフィールド・サービス・タスク割当の数
このKPIをクリックすると、「移動時間および距離」レポートにアクセスします。
平均移動距離: 技術者から報告された移動距離の平均値。この計算には、次の算式が使用されます。
平均移動距離 = 報告された実績移動距離 / 実績移動距離があるフィールド・サービス・タスク割当の数
このKPIをクリックすると、「移動時間および距離」レポートにアクセスします。
タスク・バックログ: 選択した日付時点でオープン状態のフィールド・サービス・タスクの件数。このKPIをクリックすると、「タスク・バックログ・ステータス分布」レポートにアクセスします。
タスク・クローズ済活動: クローズ済フィールド・サービス・タスクの合計件数。このKPIをクリックすると、「タスク活動」レポートにアクセスします。
平均解決時間(時間): 完了済の故障修理タイプのフィールド・サービス・タスクが1つ以上あるサービス要求を解決するまでに要した平均時間数。この計算には、次の算式が使用されます。
平均解決時間 = (完了済またはクローズ済の故障修理タイプのフィールド・サービス・タスクが1つ以上ある)サービス要求の解決に使用した合計時間 / (完了済またはクローズ済の故障修理タイプのフィールド・サービス・タスクが1つ以上ある)解決済サービス要求の合計数
解決時間 = 解決日 – 障害日
解決日と発生日は、サービス要求から取得されます。このKPIをクリックすると、「平均解決時間」レポートにアクセスします。
初回修理率: 解決済サービス要求の合計数に対する、初回の訪問で解決したサービス要求の比率。このメジャーで考慮されるのは、完了済またはクローズ済の故障修理タイプのフィールド・サービス・タスクが1つ以上あるサービス要求のみです。このメジャーの計算には、次の算式が使用されます。
初回修理率 = 初回の訪問で解決したサービス要求の件数 / (初回の訪問で解決したサービス要求の件数 + 初回の訪問では解決しなかったが、後続の訪問で解決したサービス要求の件数)
このKPIをクリックすると、「初回修理率」レポートにアクセスします。
この項では、次のレポートについて説明します。
これらのレポートを使用して、技術者の時間の使用状況をモニターします。技術者の時間が計画どおりに使用されているかを確認し、稼働時間のうち、作業と移動にそれぞれ使用された時間を調べることができます。
これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。
技術者の稼働率が低い地区は?「「技術者稼働状況」レポート」を参照してください。
稼働率が低い地区の中で、技術者の稼働率が低いタスク・タイプは?「「技術者稼働状況」レポート」を参照してください。
技術者の移動時間が作業時間を超えている地区は?「「技術者稼働状況」レポート」を参照してください。
今週の技術者稼働状況を先週と比較した結果は?「「技術者稼働状況」レポート」を参照してください。
ある期間における技術者稼働状況のトレンドは?「技術者稼働状況トレンド」を参照してください。
「技術者稼働状況」レポートおよびグラフについては、実績終了日がグローバル開始日以降であるフィールド・サービス・タスク割当のみが考慮されます。これらのレポートでは、作業および移動に要した実際の時間が考慮されるため、これらの実績を持つフィールド・サービス・タスクおよびタスク割当がステータスに関係なく処理されます。シフトより長いタスクが親タスクと子タスクに分割されている場合、これらのレポートでは、子タスク割当がレポート作成の要素となります。
日付
期間
比較
地区
タスク・タイプ
これらのパラメータの詳細は、「共通概念」を参照してください。
次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。
このレポートには、技術者稼働状況の他に、その状況の値を構成する作業と移動の稼働状況に関する情報が表示されます。技術者稼働状況の詳細は、地区別およびタスク・タイプ別に表示できます。地区別表示の場合、地区の列には下位の地区または資源へのリンクがあるため、地区階層内の最下位の詳細にアクセスできます。
このレポートには、次の列が表示されます。
技術者稼働状況: 計画作業時間に対する、技術者から報告された時間の比率。この値の計算には、次の算式が使用されます。
技術者稼働状況(地区別表示の場合) = (報告された時間 / 計画作業時間)* 100
技術者稼働状況(タスク・タイプ別表示の場合) = (選択した地区の技術者から報告されたタスク・タイプの時間 / 選択した地区に勤務しているフィールド・サービス技術者のすべてのシフトに対する計画作業時間) *100
報告時間 = 報告された実績作業時間 + フィールド・サービス・タスクについて報告された実績移動時間
タスク割当の実績終了日は、レポート期間を決定するために使用されます。たとえば、2つのタスク割当の実績終了日がそれぞれ3月5日と3月8日で、選択した日付が3月6日の場合は、3月5日に終了したタスクのみが考慮されます。
計画作業時間 = 到着タスクの時間 – 出発タスクの時間
計画作業時間は、技術者のシフト時間です。出発タスクと到着タスクが異なるレポート期間にある場合、計画作業時間は到着タスクの期間にレポートされます。
計画時間合計(時間): すべての技術者の計画作業時間合計の集計。この時間は、データを地区別に表示している場合のみ表示されます。
作業(時間): 実際に作業に費やした時間の合計。
作業稼働状況: 計画時間合計に対する作業時間の比率。
作業稼働状況 = (作業時間 / 計画時間合計) * 100
移動(時間): 実際に移動に費やした時間の合計。
移動稼働状況: 計画時間合計に対する移動時間の比率。
移動稼働状況 = (移動時間 / 計画時間合計) * 100
このレポートには、技術者稼働状況とその内訳の推移が選択した期間に基づいて表示されます。選択した期間が「週」または「ロール7日間」の場合は、その期間を構成する7日間の詳細にアクセスできます。
レポート・ヘッダーと計算方法については、「「技術者稼働状況」レポート」を参照してください。
技術者稼働状況: この横棒グラフには、現期間と比較期間の技術者稼働状況の値が、地区またはタスク・タイプ(「表示別」に基づく)に対して表示されます。
作業稼働状況: この横棒グラフには、現期間と比較期間の作業稼働状況の値が、地区またはタスク・タイプ(「表示別」に基づく)に対して表示されます。
移動稼働状況: この横棒グラフには、現期間と比較期間の移動稼働状況の値が、地区またはタスク・タイプ(「表示別」に基づく)に対して表示されます。
技術者稼働状況トレンド: 折れ線グラフまたは棒グラフを使用して、選択した期間と比較期間の技術者稼働状況の値が比較されます。
作業稼働状況トレンド: 折れ線グラフまたは棒グラフを使用して、選択した期間と比較期間の作業稼働状況の値が比較されます。
移動稼働状況トレンド: 折れ線グラフまたは棒グラフを使用して、選択した期間と比較期間の移動稼働状況の値が比較されます。
「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。
関連レポートについては、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。
この項では、次のレポートについて説明します。
これらのレポートを使用して、効率的なフィールド・サービスのための在庫投資をモニターおよび計画します。顧客サービス・レベル、フィールド・サービスの効率および在庫投資のバランスを保つことができます。「在庫トレンド」レポートは、担当している地区での、手持ち在庫や在庫使用価額の増加トレンドを検出するために使用します。特定の期間にパターンや急上昇があるかどうかも検出できます。
これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。
地区別、在庫カテゴリ別および品目別の在庫使用価額は?「「良品手持在庫日数」レポート」を参照してください。
在庫使用価額の推移のトレンドおよびそのトレンドを前期間と比較した結果は?「「在庫トレンド」レポート」を参照してください。
現行の使用パターンに基づいた地区在庫の存続日数は?「「良品手持在庫日数」レポート」を参照してください。
ある地区での過剰品目が他の地区では不足していないか?「「良品手持在庫日数」レポート」を参照してください。
保管場所所有者の地区に対する在庫メジャーがレポートされます。この所有者は、技術者、地区マネージャまたは部品管理者の場合があります。所有者に変更があった場合は、新しい所有者が保管場所の履歴レポートを継承します。保管場所に関連するデータは、次の条件に従って「未割当」地区にグループ化されます。
保管場所に所有者が割り当てられていない場合。
「未割当」地区に所有者が割り当てられている場合。
保管場所は、良品部品または障害部品に使用でき、これはOracle Field Serviceで指定します。在庫使用のメジャーを計算するために、良品保管場所に対して出庫タイプの資材取引が処理されます。処理に必要な出庫タイプの取引は、保管場所の需要予測ルールから識別されます。良品保管場所、障害品保管場所および需要予測ルールの詳細は、『Oracle Field Service User Guide』を参照してください。システムでは、サービス要求またはタスクの作成日がグローバル開始日より前の場合でも、グローバル開始日以降に実行された在庫取引が処理されます。
日付
期間
比較
地区
通貨
在庫カテゴリ: このパラメータには、スペア品目が分類されているカテゴリがリストされます。在庫カテゴリの摘要が、カッコで囲まれた対応するカテゴリ名とともにリストされます。DBI for Field Serviceでは、Oracle Inventoryで設定されたカテゴリ割当が使用されます。在庫カテゴリが割り当てられていない品目は、「未割当」在庫カテゴリの対応する在庫メジャーにグループ化されます。DBI for Field Serviceでは、未割当データをグループ化するために「未割当」カテゴリが作成されますが、このカテゴリは、Oracle Inventory内の品目には割り当てることができないことに注意してください。
品目: このパラメータには、技術者がフィールド・サービス・タスクで使用する品目がリストされます。これらの品目は、Oracle Inventoryの「マスター品目」フォームを使用して定義されます。定義される品目は、原材料、WIP半組立品または完成品の場合があります。このパラメータには、品目の摘要が、カッコで囲まれた組織コードとともにリストされます。複数の組織に割り当てられている品目は、組織ごとにリストされます。
他のパラメータの詳細は、「共通概念」を参照してください。
次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。
在庫使用価額
顧客サイトから回収した良品品目と障害品品目の両方の手持在庫価額
良品の手持在庫日数
これらのメジャーは、地区別、在庫カテゴリ別または品目別に表示できます。地区別にデータを表示している場合は、地区階層を移動し、資源の詳細を最下位レベルで表示できます。同様に、在庫カテゴリ別にデータを表示している場合は、その品目まで移動できます。
在庫使用価額: フィールド・サービス・タスクで使用する在庫の価額。この値は、良品品目の保管場所から出庫したすべての品目の価額を集計して計算されます。
手持在庫、良品の金額: 選択した日付時点での、良品品目の手持在庫価額。
手持在庫、障害品の金額: 選択した日付時点での、障害品品目の手持在庫価額。
手持在庫、合計額: 良品の手持在庫価額と障害品の手持在庫価額の合計。
良品在庫、手持日数: 現行の平均使用価額に基づいた良品在庫の存続日数。
良品手持在庫日数 = ある時点での良品手持在庫の価額 / 1日当りの平均使用価額
1日当りの平均使用価額 = 在庫使用価額 / 期間の開始から、選択した日付または最終更新日付のいずれか早い方の日付までの日数
「在庫トレンド」レポートには、推移を除いて、「良品手持在庫日数」レポートと同じメジャーが表示されます。選択した期間が「週」または「ロール7日間」の場合は、その期間を構成する7日間の詳細にアクセスできます。
レポート・ヘッダーと計算方法については、「「良品手持在庫日数」レポート」を参照してください。
在庫使用: この横棒グラフには、現期間と比較期間の在庫使用価額が表示されます。
良品手持在庫日数: この横棒グラフには、選択した日付と比較期間の良品手持在庫日数が表示されます。
手持在庫合計のトレンド: このグラフには、手持在庫の合計価額の推移が表示されます。このグラフは、「比較」パラメータに応じて折れ線グラフまたは棒グラフになります。
在庫使用トレンド: このグラフには、在庫使用の推移が表示されます。このグラフは、「比較」パラメータに応じて折れ線グラフまたは棒グラフになります。
良品手持在庫日数トレンド: このグラフには、良品手持在庫日数の推移が表示されます。このグラフは、「比較」パラメータに応じて折れ線グラフまたは棒グラフになります。
「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。
関連レポートについては、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。
この項では、次のレポートについて説明します。
これらのレポートを使用して、技術者の移動詳細を分析し、その結果に基づいて意思決定を行います。移動時間および距離の差異レポートを使用すると、予定作成における問題を識別し、是正措置を実施できます。
移動時間および距離のトレンド・レポートでは、担当している地区の平均移動時間と平均移動距離に増加トレンドあるかどうかを検出できます。年度の特定の期間にパターンや急上昇があるかどうかも検出できます。
シフトより長いタスクが親タスクと子タスクに分割されている場合、これらのレポートでは、子タスク割当がレポート作成の要素となります。
これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。
地区で割り当てたタスクごとの平均移動時間と平均移動距離は?「「移動時間および距離」レポート」を参照してください。
移動時間が1時間を超えているタスク割当の数は?「「移動時間および距離」レポート」を参照してください。
移動時間の差異が大きい技術者は?「「移動時間差異」レポート」を参照してください。
移動距離の差異が最も大きい地区は?「「移動距離差異」レポート」を参照してください。
移動時間および距離のトレンド、およびそのトレンドを前期間と比較した結果は?「「移動時間および距離トレンド」レポート」を参照してください。
移動時間および距離のレポートでは、次の基準をすべて満たしているフィールド・サービス・タスク割当からデータが収集されます。
実績終了日がグローバル開始日以降であること。レポート期間の決定には、実績終了日時が使用されます。
実績移動時間と距離の両方の値を技術者が入力していること。値は0(ゼロ)でも構いませんが空白にはできません。
差異のレポートについては、予定の移動時間と距離の値をフィールド・サービス・マネージャが入力していること。予定時間と距離は0(ゼロ)または空白にできません。
日付
期間
比較
地区
距離単位
実績移動時間: このパラメータを使用すると、実績移動時間に基づいてタスクの詳細を表示できます。このパラメータは、「タスク移動詳細」レポートで使用できます。「移動時間分布」レポートに表示される移動時間バケットがリストされます。
実績移動距離: このパラメータを使用すると、実績移動距離に基づいてタスクの詳細を表示できます。このパラメータは、「タスク移動詳細」レポートで使用できます。「移動距離分布」レポートに表示される移動距離バケットがリストされます。
移動時間差異: このパラメータを使用すると、移動時間差異に基づいてタスクの詳細を表示できます。このパラメータは、「タスク移動詳細」レポートで使用できます。「移動時間差異」レポートと「移動時間差異分布」レポートに表示される移動時間差異バケットがリストされます。
移動距離差異: このパラメータを使用すると、移動距離差異に基づいてタスクの詳細を表示できます。このパラメータは、「タスク移動詳細」レポートで使用できます。「移動距離差異」レポートと「移動距離差異分布」レポートに表示される移動距離差異バケットがリストされます。
「日付」、「期間」、「比較」、「地区」および「距離単位」の各パラメータについては、「共通概念」を参照してください。
次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。
このレポートには、地区で割り当てたタスクごとに、フィールド・サービス技術者の平均実績移動時間と距離が表示されます。
平均実績移動時間(分): 報告されたタスク割当ごとの移動時間の平均値。フィールド・サービス・タスク割当の移動時間は1時間以内であることが望ましいため、この値は分で表示されます。この計算には、次の算式が使用されます。
平均実績移動時間 = 報告された実績移動時間 / 実績移動時間があるフィールド・サービス・タスク割当の数
平均実績移動距離: 報告されたタスク割当ごとの移動距離の平均値。この計算には、次の算式が使用されます。
平均実績移動距離 = 報告された実績移動距離 / 実績移動距離があるフィールド・サービス・タスク割当の数
このレポートには、推移を除いて、「移動時間および距離」レポートと同じ情報が表示されます。「期間」パラメータに選択した期間が「週」または「ロール7日間」の場合は、その期間を構成する7日間の詳細にアクセスできます。
ヘッダーと計算方法については、「「移動時間および距離」レポート」を参照してください。
このレポートには、フィールド・サービス技術者の実績移動時間と距離の合計の推移が表示されます。「期間」パラメータに選択した期間が「週」または「ロール7日間」の場合は、その期間を構成する7日間の詳細にアクセスできます。
実績移動時間合計(時間): 報告された移動時間の合計(時間)。
実績移動距離合計: 報告された移動距離の合計。
このレポートには、レポート用に処理されたタスク割当の数、平均実績移動時間および移動時間別の分布が表示されます。地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「タスク」列とタスク分布列から「タスク移動詳細」レポートにアクセスできます。これによって、カウントされているタスク割当の詳細を表示できます。DBI管理者はタスクの移動時間バケットをカスタマイズできます。「バケット」を参照してください。
平均実績移動時間(分): 「「移動時間および距離」レポート」を参照してください。
タスク: 移動時間が報告されている完了済タスク割当の合計数。
移動時間別タスク分布(分): タスク移動時間バケットへのタスク割当の分布。
このレポートには、レポート用に処理されたタスク割当の数、平均実績移動距離および移動距離バケットへの分布が表示されます。地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「タスク」列とタスク分布列から「タスク移動詳細」レポートにアクセスできます。これによって、カウントされているタスク割当の詳細を表示できます。DBI管理者はタスクの移動距離バケットをカスタマイズできます。「バケット」を参照してください。
平均実績移動距離: 「「移動時間および距離」レポート」を参照してください。
タスク: 移動距離が報告されている完了済タスク割当の合計数。
移動距離別タスク分布: タスク移動距離バケットへのタスク割当の分布。
タスク割当ごとの予定と実績の平均移動時間、タスク割当の合計数、移動時間差異バケットへのタスク割当の比率分布が表示されます。地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「タスク」列から「移動時間差異分布」レポートにアクセスできます。同様に、「移動時間別タスク分布」列から「タスク移動詳細」レポートにアクセスできます。DBI管理者は移動時間差異バケットをカスタマイズできます。「バケット」を参照してください。
平均予定移動時間(分): タスク割当ごとの平均予定移動時間(分)。
平均実績移動時間(分): 「「移動時間および距離」レポート」を参照してください。
差異: 予定移動時間と実績移動時間との差異の絶対値。
タスク: 予定移動時間と実績移動時間の詳細がある完了済タスク割当の数。
移動時間差異別タスク分布: 移動時間差異バケットへのタスク割当の比率分布。
移動時間差異 = [(実績移動時間 – 予定移動時間) / 予定移動時間] * 100
このレポートには、タスク割当ごとの予定と実績の平均移動距離、タスク割当の合計数、移動距離差異バケットへのタスク割当の比率分布が表示されます。地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「タスク」列から「移動距離差異分布」レポートにアクセスできます。同様に、「移動距離別タスク分布」列から「タスク移動詳細」レポートにアクセスできます。DBI管理者は移動距離差異バケットをカスタマイズできます。「バケット」を参照してください。
平均予定移動距離: タスク割当ごとの平均予定移動距離。
平均実績移動距離: 「「移動時間および距離」レポート」を参照してください。
差異: 予定移動距離と実績移動距離との差異の絶対値。
タスク: 予定移動距離と実績移動距離の詳細がある完了済タスク割当の数。
移動距離差異別タスク分布: 移動距離差異バケットへのタスク割当の比率分布。
移動距離差異 = [(実績移動距離 – 予定移動距離) / 予定移動距離] * 100
このレポートには、タスク割当の数と移動時間差異バケットへの分布に関する情報が表示されます。地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「タスク」列から「タスク移動詳細」レポートにアクセスできます。DBI管理者は移動時間差異バケットをカスタマイズできます。「バケット」を参照してください。
タスク: 対応する移動時間差異分布バケットに含まれる完了済タスク割当の数。地区階層の技術者レベルでデータを表示している場合は、これらの値から「タスク移動詳細」レポートにアクセスできます。
合計(パーセント): 対応する移動時間差異分布バケットに含まれるタスク割当の比率。
合計(パーセント) = (対応する移動時間差異分布バケットに含まれるタスク割当の数 / 予定と実績の移動時間入力がレポート対象の期間内にある完了済タスク割当の合計数) * 100
このレポートには、タスク割当の数と移動距離差異バケットへの分布に関する情報が表示されます。地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「タスク」列から「タスク移動詳細」レポートにアクセスできます。DBI管理者は移動距離差異バケットをカスタマイズできます。「バケット」を参照してください。
タスク: 対応する移動距離差異バケットに含まれる完了済タスク割当の数。地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、これらの値から「タスク移動詳細」レポートにアクセスできます。
合計(パーセント): 対応する移動距離差異分布バケットに含まれるタスク割当の比率。
合計(パーセント) = (対応する移動距離差異バケットに含まれるタスク割当の数 / 予定と実績の移動距離詳細がレポート対象の期間内にある完了済タスク割当の合計数) * 100
このレポートには、タスク、タスク・タイプ、タスク割当所有者、割当先、予定と実績の移動時間(分)およびそれらの差異、予定と実績の移動距離およびそれらの差異、顧客名とその所在地が表示されます。地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「移動距離差異分布」レポートなど、他の移動時間と移動距離に関するレポートの一部からこのレポートにアクセスできます。
タスク: 詳細が表示されるタスク割当に関連付けられたタスク番号。各タスクに1つのタスク割当があることが理想的です。ただし、1つのタスクに複数の割当がある場合は、各割当に対して同じタスクが表示されます。
タスク・タイプ: タスクのタイプ。タスク・タイプは、派遣コードが設定されたタスク・ルールを使用して「タスク管理」設定フォームで定義されます。
タスク所有者: タスクを所有する派遣担当。
割当先: タスクに割り当てられた技術者。割当先の名前が検出されない場合は、派遣担当の名前が表示されます。
予定移動時間(分): タスク割当に対して予定された移動時間。
実績移動時間(分): 割当先から報告された移動時間。
移動時間差異: 計算には、次の算式が使用されます。
移動時間差異 = [(実績移動時間 – 予定移動時間) / 予定移動時間] * 100
予定移動距離: タスク割当に対して予定された移動距離。
実績移動距離: 割当先から報告された移動距離。
移動距離差異: 計算には、次の算式が使用されます。
移動距離差異 = [(実績移動距離 – 予定移動距離) / 予定移動距離] * 100
顧客: サービス要求の顧客。
所在地: 顧客の所在地。
平均移動時間(分): この横棒グラフには、選択した地区に直接レポートしている地区と技術者について、現期間と比較期間の平均実績移動時間が表示されます。
平均移動距離: この横棒グラフには、選択した地区に直接レポートしている地区と技術者について、現期間と比較期間の平均実績移動距離が表示されます。
平均移動時間および距離: この横棒グラフには、選択した地区に直接レポートしている地区と技術者について、平均実績移動時間と距離が表示されます。
移動時間および距離トレンド: この二重折れ線グラフには、実績移動時間と距離の合計のトレンドが表示されます。
移動時間および距離トレンドの合計: この二重折れ線グラフには、実績移動時間と距離の合計のトレンドが表示されます。
移動時間別タスク分布(分): この積上げ棒グラフには、選択した地区の下位地区について、実績移動時間へのタスク分布が表示されます。
移動距離別タスク分布: この水平積上げ棒グラフには、選択した地区の下位地区について、実績移動距離へのタスク割当の分布が表示されます。
平均移動時間差異: この横棒グラフには、現期間と比較期間の平均移動時間差異が表示されます。
移動時間差異別タスク分布: この水平積上げ棒グラフには、移動時間差異へのタスク割当の分布が表示されます。
平均移動距離差異: この横棒グラフには、現期間と比較期間の平均移動距離差異が表示されます。
移動距離差異別タスク分布: この水平積上げ棒グラフには、移動距離差異へのタスク割当の分布が表示されます。
移動時間差異分布: この縦棒グラフには、移動時間差異バケットへのタスク割当の比率が表示されます。
移動距離差異分布: この縦棒グラフには、移動距離差異バケットへのタスク割当の比率が表示されます。
「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。
関連レポートについては、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。
この項では、次のレポートについて説明します。
これらのレポートを使用して、ある期間内のオープン済、クローズ済および保留中のタスクを表示および分析します。期間内にオープンされたタスクの数、クローズされたタスクの数および指定した日付時点で保留中のタスクの数を記録できます。また、バックログ経過期間に基づいて保留中のタスクに優先順位を指定したり、クローズされたタスクをレポートできます。
シフトより長いタスクが親タスクと子タスクに分割されている場合、これらのレポートでは、親タスク割当がレポート作成の要素となります。
これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。
再オープンされたタスクのタイプは?「「タスク活動」レポート」を参照してください。
完了する必要があるタスクの数は?「「タスク・バックログおよび経過期間」レポート」を参照してください。
バックログが最も多い地区は?「「タスク・バックログおよび経過期間」レポート」を参照してください。
地区内のバックログ・タスクの平均経過期間は?「「タスク・バックログおよび経過期間」レポート」を参照してください。
過去7日間のバックログ・トレンドは?「「タスク・バックログおよび経過期間トレンド」レポート」を参照してください。
本日のバックログを期間開始時のバックログと比較した結果は?「「タスク活動およびバックログ」レポート」を参照してください。
サービス要求またはタスクの作成日がグローバル開始日より前か後かに関係なく、最終更新日時点でオープン状態のすべてのフィールド・サービス・タスクがバックログとみなされます。グローバル開始日より前に作成され、グローバル開始日の後にクローズされたタスクは、クローズ済活動でレポートされます。タスクに複数の割当があり、一部の割当がクローズされている場合、そのタスクはバックログとみなされます。
日付
期間: 「タスク・バックログおよび経過期間」および「タスク・バックログおよび経過期間トレンド」レポートで選択できるオプションは、「日」、「週」、「月」、「四半期」および「年」です。
比較
地区
製品カテゴリ
製品
顧客
タスク・タイプ
これらのパラメータについては、「共通概念」を参照してください。
経過期間(日数): このパラメータを使用すると、経過期間に基づいてバックログ・タスクの詳細を表示できます。このパラメータは、「タスク・バックログおよび経過期間詳細」レポートで使用できます。「タスク・バックログおよび経過期間」レポートに表示されるバックログ経過期間バケットがリストされます。
タスク・ステータス: このパラメータを使用すると、タスク・ステータスに基づいて詳細を表示できます。このパラメータは、「タスク・バックログ詳細」レポートで使用できます。Oracle Field Serviceで使用可能なタスク・ステータスは、次に示すDBI for Field Serviceの5つのステータスのいずれかに分類されます。この分類は、タスク・ステータス属性に基づきます。
計画中: このステータスを選択すると、スケジュール可能または未割当のフィールド・サービス・タスクが表示されます。Oracle Field Serviceのタスク・ステータスは、その「クローズ」属性が使用不可で、「スケジュール可能」属性が使用可能な場合に「計画中」に分類されます。また、タスク担当者が存在しないタスクも「計画中」に分類されます。このようなタスクには、タスク所有者の地区がレポート目的で使用されます。
割当済: このステータスを選択すると、技術者が作業を開始していない割当済のフィールド・サービス・タスクが表示されます。
Oracle Field Serviceのタスク・ステータスは、次の両方の基準を満たしている場合に「割当済」に分類されます。
「クローズ」、「完了」、「スケジュール可能」、「作業中」の各属性がそのタスク・ステータスに対して使用可能でない場合
「割当済」属性がそのタスク・ステータスに対して使用可能な場合
作業中: このステータスを選択すると、技術者が作業中のフィールド・サービス・タスクが表示されます。
Oracle Field Serviceのタスク・ステータスは、次の両方の基準を満たしている場合に「作業中」に分類されます。
「クローズ」、「完了」、「スケジュール可能」の各属性がそのタスク・ステータスに対して使用可能でない場合
「作業中」属性がそのタスク・ステータスに対して使用可能な場合
完了: 技術者が完了済のフィールド・サービス・タスクの一部をクローズしていない場合があります。たとえば、技術者は、完了済タスクをクローズする前に、そのタスクに関する顧客のフィードバックを待機している場合があります。「完了」を選択すると、このようなフィールド・サービス・タスクが表示されます。
Oracle Field Serviceのタスク・ステータスは、次の両方の基準を満たしている場合に「完了」に分類されます。
「クローズ」および「スケジュール可能」属性がそのタスク・ステータスに対して使用可能でない場合
「完了」属性がそのタスク・ステータスに対して使用可能な場合
その他: このステータスを選択すると、前述のどのカテゴリにも属さないオープン状態のフィールド・サービス・タスクが表示されます。
Oracle Field Serviceのタスク・ステータスは、次の両方の基準を満たしている場合に「その他」に分類されます。
そのタスク・ステータスが「計画中」、「割当済」、「作業中」または「完了」のいずれの基準も満たしていない場合
「クローズ」属性がそのタスク・ステータスに対して使用可能でない場合
イベント: この読取り専用パラメータには、フィールド・サービス・タスク活動のイベントが表示されます。このパラメータは、「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポートで使用できます。このパラメータの値は、「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポートへのアクセス方法によって決まります。たとえば、「タスク活動」レポートの「最初にオープン済」列からアクセスした場合、この値は「最初にオープン済」になります。
使用可能な値は次のとおりです。
最初にオープン済: 「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポートに表示されるタスクは、選択した期間のオープン済日付に初めてオープンされたことを示します。
再オープン済: 表示されるタスクは、選択した期間内に再度オープンされたことを示します。
クローズ済: 表示されるタスクは、選択した期間内にクローズされたことを示します。
次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。
このレポートには、オープン済タスク、クローズ済タスク、およびタスクのオープン済対クローズ済比率に関する情報が表示されます。オープン済タスクを構成している、最初にオープン済(1回のみオープンされた)タスクおよび再オープン済(クローズ後再度オープンされた)タスクも示されます。地区別、製品カテゴリと製品別、顧客別またはタスク・タイプ別に表示できます。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポートにアクセスできます。「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポートには、「最初にオープン済」、「再オープン済」および「クローズ済」の各値からアクセスできます。ただし、値が0(ゼロ)または「N/A」の場合はアクセスできません。
最初にオープン済: 最初にオープンされたタスクの件数。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、この列から「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポートにアクセスできます。
再オープン済: 再オープンされたタスクの件数。再オープンされたタスクの件数には、1つのタスクが複数回含まれる可能性があります。これは、タスクが再オープンされるたびにシステムで記録されるためです。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、この列から「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポートにアクセスできます。
オープン済: 最初にオープンされたタスクと再オープンされたタスクの合計件数。
クローズ済: クローズされたタスクの件数。クローズされたタスクの件数には、1つのタスクが複数回含まれる可能性があります。これは、タスクがクローズされるたびにシステムで記録されるためです。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、この列から「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポートにアクセスできます。
オープン済対クローズ済比率: タスクのオープン・イベントの件数 / タスクのクローズ・イベントの件数
このレポートには、クローズ済タスクのトレンドが表示されます。「期間」パラメータで「週」または「ロール7日間」を選択した場合は、その期間を構成する7日間の詳細にアクセスできます。
タスク・クローズ済活動: 期間内にクローズされたタスクの件数。
このレポートには、タスク、イベント日付、タスク・タイプ、タスク所有者、割当先、実績開始日と実績終了日、実績作業量、サービス要求番号、顧客および製品に関する詳細情報が表示されます。このレポートには、「タスク活動」レポートの「最初にオープン済」、「再オープン済」および「クローズ済」の各列からアクセスできます。「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポートからは、(Oracle TeleServiceでのセキュリティ権限に応じて)Oracle TeleServiceにあるリアル・タイムのサービス要求詳細にアクセスできます。詳細は、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。
タスク: 詳細が表示されるタスクの番号。
イベント日付: タスクがオープンまたはクローズされた日。
タスク・タイプ: タスクのタイプ。タスク・タイプは、派遣コードが設定されたタスク・ルールを使用して「タスク管理」設定フォームで定義されます。
タスク所有者: タスクを所有する派遣担当。
割当先: タスクに割り当てられた技術者。タスクに複数の割当先がある場合は、最後の割当先が表示されます。最後の割当先は、割当の作成日時に基づいて判断されます。
実績開始日: 技術者から報告されたタスクの開始日。
実績終了日: 技術者から報告されたタスクの終了日。
実績作業量(時間): 技術者から報告されたタスクの作業量。
サービス要求: タスクのサービス要求番号。この列から、Oracle TeleServiceにある現在使用可能なサービス要求詳細にアクセスできます。
顧客: サービス要求の顧客。
製品: サービス対象となった製品。
このレポートには、最終更新日時点のバックログ・タスクの件数が表示されます。「期間」パラメータは、比較期間の決定にのみ使用されます。このレポートには、タスクの平均年齢(日数)および年齢に基づく分布も表示されます。DBI管理者はバックログ年齢バケットをカスタマイズできます。「バケット」を参照してください。
このレポートでは、地区別、製品カテゴリと製品別、顧客別またはタスク・タイプ別の表示が可能です。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層のリソース・レベルでデータを表示している場合は、「タスク・バックログおよび経過期間詳細」レポートにアクセスできます。
タスク・バックログ: 最終更新日時点でオープン状態のタスクの件数。
経過期間(日数): バックログ・タスクの平均経過期間。バックログ・タスクの経過期間は、計画開始日から最終更新日までの日数です。先日付の計画開始日が設定されたタスクの経過期間は0(ゼロ)になります。
バックログ経過期間(日数)別タスク分布: 期間バケットへのバックログ・タスクの比率分布。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層のリソース・レベルでデータを表示している場合は、この値から「タスク・バックログおよび経過期間詳細」レポートにアクセスできます。
このレポートには、バックログ・タスクとその経過期間のトレンドが表示されます。ヘッダーと計算方法については、「「タスク・バックログおよび経過期間」レポート」を参照してください。
このレポートには、バックログ・タスクの経過期間およびその他の詳細が表示されます。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層のリソース・レベルでデータを表示している場合は、「タスク・バックログおよび経過期間」レポートの「バックログ経過期間(日数)別タスク分布」の値からこのレポートにアクセスできます。「タスク・バックログおよび経過期間詳細」レポートからは、(Oracle TeleServiceでのセキュリティ権限に応じて)Oracle TeleServiceにあるリアル・タイムのサービス要求詳細にアクセスできます。詳細は、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。
タスク
タスク・タイプ
タスク所有者
割当先
実績開始日
実績終了日
サービス要求
顧客
製品
これらのヘッダーと計算方法については、「「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポート」を参照してください。
計画開始日: サービス要求から取得されたタスクの計画開始日。
経過期間(日数): 「「タスク・バックログおよび経過期間」レポート」を参照してください。
サービス要求日: サービス要求の作成日。
このレポートには、バックログ・タスクの件数およびステータスに基づくバックログ・タスクの分布が表示されます。地区別、製品カテゴリ別、製品別、顧客別およびタスク・タイプ別にデータを表示できます。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「タスク・バックログ詳細」レポートにアクセスできます。
タスク・バックログ: 選択した日付時点でオープン状態のタスクの件数。
バックログ・ステータス別タスク分布: ステータスに基づくバックログ・タスクの比率分布。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層の技術者レベルでデータを表示している場合は、「タスク・バックログ詳細」レポートにアクセスできます。
計画中: 計画フェーズにあるバックログ・タスクの比率。計画中のタスクは、スケジュール可能または未割当のタスクです。
割当済: 作業が開始されていない割当済のバックログ・タスクの比率。
作業中: 作業が開始されたバックログ・タスクの比率。
完了タスク: 完了済でクローズされていないバックログ・タスクの比率。
その他: 前述のどのカテゴリにも属さないバックログ・タスクの比率。
このレポートには、バックログ・タスクの詳細が表示されます。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「タスク・バックログ・ステータス分布」レポートからこのレポートにアクセスできます。また、「タスク活動およびバックログ」レポートからこのレポートにアクセスすることもできます。「タスク・バックログ詳細」レポートからは、(Oracle TeleServiceでのセキュリティ権限に応じて)Oracle TeleServiceにあるリアル・タイムのサービス要求詳細にアクセスできます。詳細は、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。
タスク
タスク・タイプ
タスク所有者
割当先
実績開始日
実績終了日
サービス要求
顧客
製品
これらのヘッダーと計算方法については、「「オープン済およびクローズ済タスク活動詳細」レポート」を参照してください。
計画開始日: 「「タスク・バックログおよび経過期間詳細」レポート」を参照してください。
サービス要求日: 「「タスク・バックログおよび経過期間詳細」レポート」を参照してください。
タスク・ステータス: 「タスク・バックログ・ステータス分布」レポート用に処理されたタスクのステータス。
このレポートには、レポート対象の期間内にあるタスクの活動が表示されます。地区別、製品カテゴリ別、製品別、顧客別またはタスク・タイプ別にデータを表示できます。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「タスク・バックログ - 現行」列から「タスク・バックログ詳細」レポートにアクセスできます。
最初にオープン済
再オープン済
オープン済
クローズ
これらのヘッダーについては、「「タスク活動」レポート」を参照してください。
現行タスク・バックログ: 選択した日付時点のバックログ・タスクの件数。製品別、顧客別、タスク・タイプ別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「タスク・バックログ詳細」レポートにアクセスできます。
開始タスク・バックログ: 選択した期間開始時のバックログ・タスクの件数。
オープン済タスク: この横棒グラフには、現期間と比較期間のオープン済タスクが表示されます。
クローズ済タスク: この横棒グラフには、現期間と比較期間のクローズ済タスクが表示されます。
オープン済対クローズ済比率: この横棒グラフには、現期間と比較期間のオープン済対クローズの比率が表示されます。
タスク・クローズ済活動トレンド: このグラフには、「期間」パラメータに基づく期間バケットでのクローズ済タスクのトレンドが表示されます。このグラフは、「比較」パラメータに基づいて折れ線グラフまたは棒グラフになります。
タスク・バックログ: この横棒グラフには、最終更新日時点のタスク・バックログおよび比較期間の同日のタスク・バックログが表示されます。
バックログ経過期間(日数)別タスク分布: この水平積上げ棒グラフには、経過期間に基づくタスク・バックログの分布が表示されます。
タスク・バックログおよび経過期間トレンド: この2つのグラフでは、バックログ・タスクの件数とその経過期間の推移が比較されます。
タスク・バックログ(「タスク活動およびバックログ」レポート): この横棒グラフでは、期間開始時のタスク・バックログと選択した日付時点のタスク・バックログが比較されます。
バックログ・ステータス別タスク分布: この水平積上げ棒グラフには、ステータスに基づくバックログ・タスクの分布が表示されます。
「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。
関連レポートについては、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。
この項では、次のレポートについて説明します。
これらのレポートを使用して、タスク・タイプが故障修理のサービス要求の解決までに要した時間を表示および分析します。
シフトより長いタスクが親タスクと子タスクに分割されている場合、これらのレポートでは、子タスク割当がレポート作成の要素となります。
これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。
特定の製品カテゴリまたは製品に対するサービス要求の解決までに要した平均時間は?「「平均解決時間」レポート」を参照してください。
平均解決時間全体は、過去6か月間で改善しているか?「「平均解決時間トレンド」レポート」を参照してください。
解決に8時間要する製品は?「「平均解決時間」レポート」を参照してください。
全体の平均解決時間が最も長い地区は?「「平均解決時間」レポート」を参照してください。
現行月の技術者の平均解決時間および前月と比較した結果は?「「平均解決時間」レポート」を参照してください。
次に、平均解決時間に関するレポートのデータ収集方法について説明します。
考慮されるのは、グローバル開始日以降に作成され、完了済またはクローズ済の故障修理タイプのタスクが1つ以上あるサービス要求のみです。
サービス要求は、クローズした後でもオープンできます。このような場合、解決時間の計算時に当初の解決日は無視され、最終解決日が考慮されます。
再オープン済サービス要求の場合は、サービス要求が解決された最終時間に基づいてレポート期間、顧客および製品が判断されます。
DBI管理者が「DBI: 平均解決時間および初回修理率レポートのフィールド・サービス地区」プロファイル・オプションを使用して設定した内容に基づいて、タスク所有者またはタスク担当者の地区のデータがレポートされます。このプロファイル・オプションについては、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』のDaily Business Intelligence for Field Serviceの章を参照してください。
再オープン済サービス要求の場合は、最後にクローズされた故障修理タスクの所有者または割当先に基づいて地区が判断されます。たとえば、割当先の地区を使用するようにDBI管理者がプロファイル・オプションを設定している場合は、最後にクローズされた故障修理タスクの割当先の地区が考慮されます。
完了済またはクローズ済の複数の故障修理タスクがサービス要求で使用可能な場合は、最終の実績終了日があるタスクが考慮されます(実績終了日がすべてのタスクで使用可能でない場合は、最終の予定終了日が使用されます)。
サービス要求の解決日を解決時間の計算に使用できない場合は、最終のサービス要求クローズ日が使用されます。
サービス要求の解決日が障害日より前にある場合、そのサービス要求は無視されます。
日付
期間
比較
地区
製品カテゴリ
製品
顧客
重要度
これらのパラメータについては、「共通概念」を参照してください。
次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。
このレポートには、タスク・タイプが故障修理のサービス要求の解決までに要した平均時間が表示されます。このようなサービス要求の解決までに要した時間に基づく比率分布も表示されます。地区別、製品カテゴリ別、製品別、顧客別または重要度別に詳細を表示できます。製品別、顧客別、重要度別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、このレポートから「平均解決時間詳細」レポートにアクセスできます。
平均解決時間(時間): フィールド・サービス要求の解決までに要した平均時間。
平均解決時間 = (完了済またはクローズ済の故障修理タスクが1つ以上ある)サービス要求の解決に使用した合計時間 / (完了済またはクローズ済の故障修理タスクが1つ以上ある)解決済サービス要求の数
サービス要求の解決時間 = (サービス要求の解決日) - (サービス要求の発生日)
サービス要求: (完了済またはクローズ済の故障修理タスクが1つ以上ある)解決済サービス要求の数。製品別、顧客別、重要度別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「平均解決時間詳細」レポートにアクセスできます。
解決時間(時間)別サービス要求分布: 解決までに要した時間に基づく解決済サービス要求の比率分布。DBI管理者は平均解決時間バケットをカスタマイズできます。「バケット」を参照してください。製品別、顧客別、重要度別にデータを表示している場合、または地区階層の技術者レベルでデータを表示している場合は、「平均解決時間詳細」レポートにアクセスできます。
このレポートには、「平均解決時間」レポート用に分析されたサービス要求の詳細が表示されます。製品別、顧客別、重要度別にデータを表示している場合、または地区階層の技術者レベルでデータを表示している場合は、「平均解決時間」レポートからこのレポートにアクセスできます。「平均解決時間詳細」レポートからは、(Oracle TeleServiceでのセキュリティ権限に応じて)Oracle TeleServiceにあるリアル・タイムのサービス要求詳細にアクセスできます。詳細は、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。
サービス要求: 解決したサービス要求の番号。この列から、サービス要求の要約詳細にアクセスできます。
顧客: サービス要求の顧客。
製品: サービス対象となった製品。
最終タスク: サービス要求の最終故障修理タスクの番号。最終タスクはタスクの実績終了日によって識別されます。
タスク所有者: 最終タスクを所有する人的資源。
割当先: 最終タスクに割り当てられた技術者。
解決日: サービス要求が解決された日。解決日が使用可能でない場合は、最終のサービス要求クローズ日が表示されます。
解決時間(時間): サービス要求の解決までに要した時間。
解決時間 = (サービス要求の解決日) - (サービス要求の発生日)
このレポートには、平均解決時間のトレンドが表示されます。「期間」パラメータに選択した期間が「週」または「ロール7日間」の場合は、その期間を構成する7日間の詳細にアクセスできます。
ヘッダーと計算方法については、「「平均解決時間」レポート」を参照してください。
平均解決時間: この横棒グラフには、現期間と比較期間の平均解決時間の値が表示されます。
解決時間(時間)別サービス要求分布: この水平積上げ棒グラフには、解決済サービス要求の分布が表示されます。
平均解決時間(時間)トレンド: このグラフには、現期間と比較期間の平均解決時間のトレンドが表示されます。このグラフは、「比較」パラメータに応じて棒グラフまたは折れ線グラフになります。
「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。
関連レポートについては、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。
この項では、次のレポートについて説明します。
これらのレポートを使用して初回修理率をモニターします。初回修理率は、サービスの品質、技術者のスキル・レベルおよびスペアの利用可能性を示し、これらはすべて初回の訪問で製品を修理するために重要な項目です。初回の訪問で修理されなかったサービス要求を分析し、是正措置を実施することもできます。
シフトより長いタスクが親タスクと子タスクに分割されている場合、これらのレポートでは、子タスク割当がレポート作成の要素となります。
これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。
初回修理率が最も高い地区は?「「初回修理率」レポート」を参照してください。
重要度の高いサービス要求の初回修理率は?「「初回修理率」レポート」を参照してください。
初回修理率が低い顧客は?過去数か月間で改善された率は?「「初回修理率トレンド」レポート」を参照してください。
初回修理率が低い製品カテゴリは?「「初回修理率」レポート」を参照してください。
次に、初回修理率に関するレポートのデータ収集方法について説明します。
考慮されるのは、グローバル開始日以降に作成され、完了済またはクローズ済の故障修理タイプのタスクが1つ以上あるサービス要求のみです。
初回修理率の計算では、サービス要求の解決日が考慮されます。解決日が使用可能でない場合は、クローズ日が考慮されます。
サービス要求が解決された最終時間に基づいてレポート期間、顧客および製品が判断されます。
DBI管理者が「DBI: 平均解決時間および初回修理率レポートのフィールド・サービス地区」プロファイル・オプションを使用して設定した内容に基づいて、タスク所有者またはタスク担当者の地区のデータがレポートされます。このプロファイル・オプションについては、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「Daily Business Intelligence for Field Service」を参照してください。
サービス要求が解決された時点の所有者または割当先に基づいて地区が判断されます。地区は、最後の所有者または割当先(「DBI: 平均解決時間および初回修理率レポートのフィールド・サービス地区」プロファイル・オプションに基づく)から完了済またはクローズ済の故障修理タスクについて導出されます。完了済またはクローズ済の複数の故障修理タスクがサービス要求で使用可能な場合は、最早の実績開始日があるタスクが考慮されます(実績開始日がすべてのタスクで使用可能でない場合は、最早の予定開始日が考慮されます)。
サービス要求の解決日が障害日より前にある場合、そのサービス要求は無視されます。
日付
期間
比較
地区
製品カテゴリ
製品
顧客
重要度
これらのパラメータについては、「共通概念」を参照してください。
次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。
このレポートには、初回修理サービス要求と初回以外の修理サービス要求の比率が表示されます。初回の訪問で解決したサービス要求は、初回修理サービス要求です。クローズ済または完了済の故障修理タスクが1つのみある場合、または同じ日(タスクの実績開始日によって識別)に開始されたクローズ済または完了済の故障修理タスクが複数ある場合、解決したサービス要求は初回修理サービス要求です。
初回の訪問では解決しなかったが、後続の訪問で解決したサービス要求は、初回以外の修理サービス要求です。異なる日に開始されたクローズ済または完了済の故障修理タスクが複数ある場合、解決したサービス要求は初回以外の修理サービス要求です。
「初回修理率」レポートでは、地区別、製品カテゴリ別、製品別、顧客別または重要度別にデータを表示できます。製品別、顧客別、重要度別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「初回以外の修理要求およびタスク詳細」レポートにアクセスできます。
初回修理率: 初回の訪問で解決したサービス要求の比率。
初回修理率 = [初回修理サービス要求の件数 / (初回修理サービス要求の件数 + 初回以外の修理サービス要求の件数)] * 100
初回修理サービス要求: 初回修理サービス要求の件数。
初回以外の修理率: 初回以外の修理サービス要求の比率。
初回以外の修理率 = [初回以外の修理サービス要求の件数 / (初回修理サービス要求の件数 + 初回以外の修理サービス要求の件数)] * 100
初回以外の修理サービス要求: 初回以外の修理サービス要求の件数。
製品別、顧客別、重要度別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「初回以外の修理要求およびタスク詳細」レポートにアクセスできます。
このレポートには、「初回修理率」レポート用に処理された初回以外の修理サービス要求の詳細が表示されます。製品別、顧客別、重要度別にデータを表示している場合、または地区階層の資源レベルでデータを表示している場合は、「初回修理率」レポートからこのレポートにアクセスできます。「初回以外の修理要求およびタスク詳細」レポートには、タスク・レベルの詳細がサービス要求のタスク別に表示されます。このレポートからは、(Oracle TeleServiceでのセキュリティ権限に応じて)Oracle TeleServiceにあるリアル・タイムのサービス要求詳細にアクセスできます。詳細は、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。
サービス要求/ タスク: 初回以外のサービス要求およびタスク(「表示別」に基づく)。この列から、サービス要求の要約詳細にアクセスできます。
ステータス: サービス要求またはタスクのステータス。
タイプ: タスクまたはサービス要求のタイプ。
所有者: タスクまたはサービス要求を所有する人的資源。
割当先: タスクに割り当てられた技術者。
実績開始日: 技術者から報告された割当の開始日。
実績終了日: 技術者から報告された割当の終了日。
実績作業量(時間): タスクに費やした時間。
解決日: サービス要求が解決された日。解決日が使用可能でない場合は、最終のサービス要求クローズ日が表示されます。
製品: サービス対象となった製品。
顧客: サービス要求の顧客。
このレポートには、初回修理率のトレンドが表示されます。「期間」パラメータで「週」または「ロール7日間」を選択した場合は、その期間を構成する7日間の詳細にアクセスできます。
ヘッダーと計算方法については、「「初回修理率」レポート」を参照してください。
初回修理: この横棒グラフには、現期間と比較期間の初回修理率が表示されます。
初回以外の修理: この横棒グラフには、現期間と比較期間の初回以外の修理率が表示されます。
初回修理率トレンド: このグラフには、現期間と比較期間の初回修理率のトレンドが表示されます。このグラフは、「比較」パラメータに基づいて折れ線グラフまたは棒グラフになります。
「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。
関連レポートについては、「「フィールド・サービス管理」ダッシュボード」を参照してください。