このセクションでは、Oracle Application Expressリリース4.0の新機能およびドキュメントの更新について説明し、追加情報を示します。
内容は次のとおりです。
Oracle Application Expressリリース4.0の新機能は、次のとおりです。
Webシート
Webシートを使用すると、どのユーザーもWebベースのデータ・エントリおよびレポート作成アプリケーションを迅速に構築し、デプロイすることができます。Webシートでは、表、トリガーおよび順序の作成が自動的に処理されます。また、Webシートでは、簡単かつ宣言的な方法でレポートおよびフォームのレイアウト、LOVの作成、検証を行うことができます。詳細は、「Webシート・アプリケーションとデータベース・アプリケーションの違いの理解」を参照してください。
チーム開発
チーム開発は組込みのプロジェクト管理ツールです。このツールを使用すると、新機能、その他のTo Doタスク、バグおよびマイルストンを追跡して、ソフトウェア開発プロセスを管理できます。また、ユーザーはリアルタイム・フィードバックを提供できます。このフィードバックは、機能、一般タスクまたはバグに分類できます。詳細は、「開発プロセスの管理」を参照してください。
チャートの拡張
リリース4.0ではAnyChart 5.1が統合されたため、パフォーマンスが向上し、レンダリング時間と更新時間が削減されました。このリリースでは、マップとガント・チャートへのサポートが追加されたのに加えて、スクロール・サポート、対話モード・ラベル、判例のマーカー、複数データ・マーカーおよびコンテンツ・メニュー・ローカライゼーションが実現されています。詳細は、「マップの作成」および「チャートの作成」を参照してください。
REST Webサービス
REST Webサービスでは、SOAP Webサービスよりも簡単なアーキテクチャを使用します。パラメータがURLの一部としてREST Webサービスに渡され、VMLドキュメントが戻されます。詳細は、「Webサービスの実装」を参照してください。
改善されたアプリケーション・ビルダー
アプリケーション・ビルダーのルック・アンド・フィールが新しくなりました。ユーザー・インタフェースが拡張されて、ナビゲーションの改善、再設計された管理画面、対話モード・レポートの広範な使用および統合されたアプリケーション検索機能が実現されています。詳細は、「アプリケーション・ビルダーの使用」、「ツリー・ビューとコンポーネント・ビューについて」、Oracle Database Application Express 2日で開発者ガイドおよびOracle Application Express管理ガイドを参照してください。
拡張された対話モード・レポート
対話モード・レポートで、アイコンおよび詳細ビュー、カレンダ・ビュー、インライン編集、複合フィルタ式、電子メール通知および機能別の新グループがサポートされるようになりました。また、各レポートでは、保存オプションが拡張されて、レポートを検索可能なHTMLにダウンロードできるようになり、より精度の高い出力機能が提供されます。詳細は、「対話モード・レポートのカスタマイズ」を参照してください。
動的アクション
開発者は動的アクションを使用して、JavaScriptを使用せずにクライアント側の動作を宣言的に定義できます。簡単なウィザードを使用して、ページ・アイテムおよび条件を選択し、値を入力して、アクション(「表示」、「非表示」、「有効化」、「アイテム行の表示」など)を選択できます。詳細は、「動的アクションの実装」を参照してください。
プラグイン
開発者はプラグインを使用して、アイテム・タイプ、リージョンおよびプロセスのPL/SQLコンポーネントを書き込むことによって既存の組込み機能を拡張できます。詳細は、「プラグインの実装」を参照してください。
Oracle Application Expressリスナー
リリース4.0には、新しいHTTP Webサーバーが含まれています。このWebサーバーはJavaベースです。Oracle Application Expressリスナーでは、ファイル・システムのキャッシュおよびFOPのPDFへの変換のサポートが実現され、ファイル・アップロード機能が改善されています。また、Oracle Application Expressリスナーは、Web Logic、Tomcat、Oracle WebLogic Serverを使用するOC4J、OC4JおよびOracle Glassfish Serverで動作確認されています。詳細は、Oracle Application Expressリスナーのドキュメントを参照してください。
アプリケーションのタイムスタンプ書式およびタイムスタンプTZ書式
リリース4.0では、開発者はApplication Expressセッション時のユーザーのタイムゾーンを設定したり、クライアント・ブラウザから自動的にタイムゾーンを設定することができます。詳細は、「グローバリゼーション属性の構成」を参照してください。
ツリーの拡張
リリース4.0では、jsTreeを使用した新しいツリー・コンポーネント、テーマ・サポートを実現するJavaScriptベースのブラウザ間コンポーネント、オプションのキーボード・ナビゲーションおよびオプションのステート保存がサポートされます。詳細は、「ツリーの作成」を参照してください。
テーマの拡張
Oracle Application Expressには20のテーマが同梱されています。そのうち12のテーマは新しい外観に更新されています。これらのテーマは、各ページ・テンプレートのDOCTYPEで定義されているとおりに、DIVベースのページ構築を使用した最新のスタイルを提供し、標準モードで実行されます。
このセクションでは、Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド リリース4.0の更新内容について説明します。
全般的な更新
すべての内容は、新機能に合わせて更新されました。また、スクリーン・キャプチャおよびグラフィックは、リリース4.0のユーザー・インタフェースの拡張に合わせて更新されました。
改訂内容
次のセクションは、内容が大幅に改訂されています。
新しい内容
次のセクションは、このリリースで追加されたものです。