Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B65039-01 |
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この付録では、トラブルシューティング情報について、次のトピックで示します。
インストール時にエラーが発生した場合の対処方法は、次のとおりです。
最新の更新は、Microsoft Windows (32-Bit)でのOracle Fusion Middlewareのリリース・ノートを参照してください。リリース・ノートは、プラットフォーム固有のマニュアルとともに使用可能です。リリース・ノートの最新のバージョンは、次のOracle Technology NetworkのOracleドキュメント・ページから入手できます。
http://www.oracle.com/technology/documentation
システムが第3.1.1項「システム要件への対応」で指定されている要件を満たしていることを確認します。
中間層をインストールする場合は、中間層を関連付けるOracleAS Infrastructureがインストール時に実行されていることを確認します。
いずれかのインストール画面で間違った情報を入力した場合は、その画面に戻るまで「戻る」をクリックします。
インストーラでファイルをコピーまたはリンクするときにエラーが発生した場合は、次の手順に従ってください。
エラーをメモして、インストール・ログ・ファイルを確認します。
第11章「Oracle Enterprise Content Management Suiteの削除」の手順に従い、障害の発生したインストールを削除します。
エラーの原因となる問題を修正します。
インストールを再起動します。
この項では、Oracle Enterprise Content Management Suiteをインストールおよび構成するときに発生する可能性のある、一般的な問題の解決方法を示します。
Windowsオペレーティング・システムにおいて、全文検索、Oracle IBR変換、Dynamic Converter、Desktop Integration SuiteまたはContent Categorizerに問題がある場合は、まず、第4.7.3項「Windowsオペレーティング・システム用のVisual C++ライブラリのダウンロード」に記載されている、正しいバージョンのVisual C++再頒布可能パッケージをダウンロードしていることを確認します。
Oracle Fusion MiddlewareのインストーラおよびFusion Middleware構成ウィザードでは、独自のログ・ファイルのセットが作成されます。
UNIXオペレーティング・システムでは、インストーラは次のログ・ファイルに書き込みます。
oraInventory_location
/logs/installActions
timestamp
.log
oraInventory_location
/logs/oraInstall
timestamp
.err
oraInventory_location
/logs/oraInstall
timestamp
.out
ORACLE_HOME
/install/make.log
Windowsオペレーティング・システムでは、インストーラは次のログ・ファイルに書き込みます。
inventory_location
\logs\installActions
timestamp
.log
inventory_location
\logs\oraInstall
timestamp
.err
inventory_location
\logs\oraInstall
timestamp
.out
デフォルトのinventory_location
の値は次のとおりです。
%PROGRAMFILES%\Oracle\Inventory
Fusion Middleware構成ウィザードは、Oracleホーム・ディレクトリのcfgtoollogs
ディレクトリのログ・ファイルに書き込みます。
インストーラによって作成されたログ・ファイルにアクセスする場合は、まずインストーラを終了する必要があります。インストーラの使用中に、ログ・ファイルにアクセスすることはできません。
Oracle Information Rights Management (Oracle IRM)キーストアが正しく構成されていない場合、コンテキストの作成中に問題が発生します。コンテキストを作成できない場合は、次のいずれかのエラーがないか、サーバー・ログを確認します。
キーストア・ファイルが存在しない
キーストアが存在しない場合は、ログにFileNotFoundException
メッセージが示されます。
java.io.FileNotFoundException: C:\IRM\oracle\middleware\user_projects \domains\base_domain\config\fmwconfig\irm.jceks (The system cannot find the file specified)
キーが存在しない
キーストアは存在するが、キーが存在しない場合は、ログにUnknownKeyException
メッセージが示されます。
oracle.irm.engine.content.store.UnknownKeyException: The key oracle.irm.wrap does not exist in the key store C:\IRM\oracle\middleware\user_projects\domains\base_domain\config\fmwconfig\irm.jceks
パスワードが存在しない
パスワードが存在しないか誤っている場合は、ログに次の例外が示されます。
java.security.UnrecoverableKeyException: Given final block not properly padded
次の場合に、Oracle I/PMをOracle UCM 11gリポジトリに接続しようとすると、Oracle I/PMによってエラーが返されます。
Oracle UCMがインストールされたドメインが、後でOracle I/PMを使用して拡張されており、Oracle I/PM管理対象サーバーを再起動していない場合。
Oracle UCMおよびOracle I/PMの管理対象サーバーが異なるマシン上で実行されるように構成されており、手動による構成を実行していない場合。
これらのエラーの回避に関する詳細は、第7.1.1.1項「Oracle I/PMと連携するためのOracle Content Server 11gの構成」を参照してください。
Windowsオペレーティング・システムでのOracle IBR変換に問題がある場合は、まず、第4.7.3項「Windowsオペレーティング・システム用のVisual C++ライブラリのダウンロード」に記載されている正しいバージョンのVisual C++再頒布可能パッケージをダウンロードしていることを確認します。
この項では、次のOracle IBRの設定および実行の問題のトラブルシューティング情報を示します。
Oracle IBRがアプリケーションとしてもサービスとしても実行されません。Oracle IBRをコマンド・ラインから実行しようとすると、次のエラー・メッセージを受け取ります。
Error: Cannot read the config.cfg.
考えられる原因 | 解決方法 |
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Oracle IBRマシンにSun Javaがインストールされていません。Sun JavaはOracle Content ServerマシンとOracle IBRマシンの両方にインストールされている必要があります。 |
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Oracle IBRがアプリケーションとしては実行されますが、サービスとして実行されません。場合によっては、サービスの開始時に次のエラー・メッセージを受け取ることがあります。
Error 1069: The service did not start due to a logon failure.
考えられる原因 | 解決方法 |
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エラー1069が発生する場合、Oracle IBRサービスにリンクされたユーザーは、サービスとしてログオンする権限を付与されていません。 | Oracle IBRサービスにリンクされたユーザーが有効であり、サービスとしてログオンする権限があることを確認します。 |
Oracle IBRサービスに問題があります。 |
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Oracle IBRサービスは開始時に短時間動作しますが、エラーが発生して停止します。
考えられる原因 | 解決方法 |
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リファイナリのintradoc.cfg ファイルのJavaオプション設定。 |
Oracle IBR接続のintradoc.cfg ファイルのJavaオプション設定を変更します。 |
intradoc.cfgファイルのJavaオプションを設定するには、次の手順を実行します。
テキスト・エディタでrefinery_install_dir
\bin
ディレクトリにあるintradoc.cfgファイルを開きます。
まず、次の設定を試します。
JAVA_SERVICE_EXTRA_OPTIONS=-Xrs
変更をintradoc.cfg
ファイルに保存し、Oracle IBRサービスを再起動します。
最初の変更で成功しない場合は、intradoc.cfg
ファイルを再度開き、次の設定を試します。
JvmCommandLine=$JAVA_EXE $JAVA_SERVICE_EXTRA_OPTIONS $APPEND_CLASSPATH $CLASSPATH $STARTUPCLASS
変更をintradoc.cfg
ファイルに保存し、Oracle IBRサービスを再起動します。
インストールした後、リファイナリにログインしようとすると、次のようなエラーが発生します。
"Content Server Access Denied Access denied to Content Server managed resource. Error getting user credentials from proxied user cache. Unable to open file c:/ucm/cs1/data/users/proxied/ref1/userdb.txt. c:/ucm/cs1/data/users/proxied/ref1/userdb.txt contains an invalid path."
考えられる原因 | 解決方法 |
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リファイナリはOracle Content Serverにプロキシ設定されていますが、InboundRefinerySupport コンポーネントがOracle Content Serverにインストールおよび有効化されていません。 |
InboundRefinerySupport コンポーネントをOracle Content Serverにインストールし、有効化します。
詳細は、第6.2.3.2項「Oracle Content ServerでのOracle IBR用のコンポーネントの有効化」を参照してください。 |
Oracle UCMがWindows Server 2003システムで実行されている場合、ファイルが「WWW生成」でスタック状態になります。変換エラーはなく、再送信されると、ファイルは正常に変換されます。
考えられる原因 | 解決方法 |
---|---|
この問題は、Windows Server 2003システムでの既知のファイルのロックおよび削除の問題に直接関連し、通常、Oracle Content ServerがUNIXオペレーティング・システムで実行され、Windows Server 2003マシンに接続するためにSambaが使用されている場合に発生します。ただし、この問題は、Oracle IBRをWindows Server 2003システムで使用し、Oracle IBRがOracle Content Serverとは別の物理マシンに存在する場合にも発生することがあります。
これらのWindows Server 2003の問題の詳細は、次のMicrosoft社サポートWebサイトで、サポート技術情報の記事885451および811492を参照してください。 |
Microsoft社サポート技術情報の記事で説明されている問題が発生していることを確認するには、リモート・クライアントを使用して、Windows Server 2003マシンの複数のファイルを削除します。ファイルの削除に最大40秒の遅延が発生する場合は、Windows Server 2003のロックおよび削除の問題が原因であると考えられます。Microsoft社では、この問題に対して2つの解決方法を示しています。
Windows Server 2003サーバーで便宜的ロックを無効にする方法について、具体的情報が必要な場合は、次のMicrosoft社サポートWebサイトで、サポート技術情報の記事29624を参照してください。 |
Oracle IBRをサービスとして実行しているが、ドキュメントが変換されず、Oracle IBRログに次のエラー・メッセージが表示されます。
Unable to convert, native application reported: 'Permission denied'
このエラーは、通常、UNIXオペレーティング・システムでSambaがOracle Content Serverとともに使用される場合、またはWindowsオペレーティング・システムでOracle IBRとともに使用される場合に発生します。
考えられる原因 | 解決方法 |
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マップされたネットワーク・ドライブを介してUNIXボリュームをSambaにマップするためにAutoExNTを使用しており、Oracle IBRサービスを実行しているユーザーのDCOM権限が正しく設定されていません。 | Oracle IBRサービスを実行しているユーザーのDCOM権限を変更します。詳細は、DCOM権限を変更する次の手順を参照してください。 |
DCOM権限を変更するには、次の手順を実行します。
dcomcnfg.exe
を起動し、Oracle IBRサービスを実行しているユーザーの権限をチェックします。
「既定のセキュリティ」タブで、ドメイン・ユーザーが「接続」、「アクセス」、「起動」および「構成」に追加されていることを確認します。
Oracle IBRサービスを再起動します。
この付録の手順を試しても発生した問題を解決できない場合は、次の情報源を参照してください。
次のOracle Technology NetworkのOracleドキュメント・ページから入手できるMicrosoft Windows (32-Bit)でのOracle Fusion Middlewareのリリース・ノート
http://www.oracle.com/technology/documentation
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http://support.oracle.com
それでも問題が解決しない場合は、サービス・リクエストを作成してください。