ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
Oracle Solaris 管理: ネットワークインタフェースとネットワーク仮想化 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
この Oracle Solaris リリースでのネットワーク構成
7. プロファイルでのデータリンクおよびインタフェース構成コマンドの使用
10. Oracle Solaris 上での無線インタフェース通信の構成
lldpadm show-agent サブコマンドでは、LLDP エージェントによって通知される完全な情報が表示されます。特定のシステムに応じて、通知は、ネットワークのほかの部分に送信される、そのローカルシステムに関する情報である場合があります。あるいは、通知は、そのシステムによって受信される、同じネットワーク上のほかのシステムからの情報である場合があります。
この手順は、LLDP エージェントによって通知されている情報を表示する方法を示しています。情報はローカルまたはリモートのいずれかにできます。ローカル情報は、ローカルシステムから得られます。リモート情報は、ネットワーク上のほかのシステムから得られ、ローカルシステムによって受信されます。
# lldpadm show-agent -l agent
# lldpadm show-agent -r agent
# lldpadm show-agent -[l|r]v agent
例 16-5 通知される LLDP エージェント情報の取得
次の例は、LLDP エージェントによってローカルに、またはリモートから通知されている情報を表示する方法を示しています。デフォルトでは、情報は省略形式で表示されます。-v オプションを使用すると、詳細情報を取得できます。
# lldpadm show-agent -l net0 AGENT CHASSISID PORTID net0 004bb87f 00:14:4f:01:77:5d # lldpadm show-agent -lv net0 Agent: net0 Chassis ID Subtype: Local(7) Port ID Subtype: MacAddress(3) Port ID: 00:14:4f:01:77:5d Port Description: net0 Time to Live: 81 (seconds) System Name: hosta.example.com System Description: SunOS 5.11 dcb-clone-x-01-19-11 i86pc Supported Capabilities: bridge,router Enabled Capabilities: router Management Address: 192.168.1.2 Maximum Frame Size: 3000 Port VLAN ID: -- VLAN Name/ID: vlan25/25 VNIC PortID/VLAN ID: 02:08:20:72:71:31 Aggregation Information: Capable, Not Aggregated PFC Willing: -- PFC Cap: -- PFC MBC: -- PFC Enable: -- Application(s) (ID/Sel/Pri): -- Information Valid Until: 117 (seconds) # lldpdadm show-agent -r net0 AGENT SYSNAME CHASSISID PORTID net0 hostb 0083b390 00:14:4f:01:59:ab # llpdadm show-agent -rv net0 Agent: net0 Chassis ID Subtype: Local(7) Port ID Subtype: MacAddress(3) Port ID: 00:14:4f:01:59:ab Port Description: net0 Time to Live: 121 (seconds) System Name: hostb.example.com System Description: SunOS 5.11 dcb-clone-x-01-19-11 i86pc Supported Capabilities: bridge,router Enabled Capabilities: router Management Address: 192.168.1.3 Maximum Frame Size: 3000 Port VLAN ID: -- VLAN Name/ID: vlan25/25 VNIC PortID/VLAN ID: 02:08:20:72:71:31 Aggregation Information: Capable, Not Aggregated PFC Willing: -- PFC Cap: -- PFC MBC: -- PFC Enable: -- Application(s) (ID/Sel/Pri): -- Information Valid Until: 117 (seconds)
ローカルシステムまたはリモートシステムによって通知されている LLDP パケットに関する情報を取得するために、LLDP 統計情報を表示できます。この統計情報は、LLDP パケットの送信および受信を含む重大なイベントを示します。
# lldpadm show-agent -s agent
# lldpadm show-agent -s -o field[,field,...]agent
ここで、field は show-agent -s コマンドの出力にあるいずれかのフィールド名を示します。
例 16-6 LLDP パケット統計情報の表示
この例は、LLDP パケット通知に関する情報を表示する方法を示しています。
# lldpadm show-agent -s net0 AGENT IFRAMES IEER IDISCARD OFRAMES OLENERR TLVDISCARD TLVUNRECOG AGEOUT net0 9 0 0 14 0 4 5 0
このコマンド出力では、次の情報が提供されます。
AGENT は、LLDP エージェントの名前を指定します。これは、この LLDP エージェントが有効になっているデータリンクの名前と同じです。
IFRAMES、IEER、および IDISCARD には、受信されているパケット、エラーを含む受信パケット、および破棄された受信パケットに関する情報が表示されます。
OFRAMES と OLENERR は、送信パケットと、長さのエラーを含むパケットを示します。
TLVDISCARD と TLVUNRECOG には、破棄された TLV ユニットと、認識されない TLV ユニットに関する情報が表示されます。
AGEOUT は、タイムアウトしたパケットを示します。
この例は、システムに受信された 9 フレームのうち、おそらく標準に準拠していないために 5 つの TLV が認識されないことを示します。この例はまた、ローカルシステムによって 14 フレームがネットワークに送信されたことも示しています。