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Oracle Solaris Studio 12.3: dbx コマンドによるデバッグ Oracle Solaris Studio 12.3 Information Library (日本語) |
dbx セッション中にブレークポイントやトレースポイントを複数設定することがよくあります。dbx には、それらのポイントを表示したりクリアしたりするためのコマンドが用意されています。
すべての有効なブレークポイントのリストを表示するには、status コマンドを使用します。ブレークポイントは ID 番号付きで表示され、この番号はほかのコマンドで使用できます。
C++ の多重ブレークポイントのところでも説明したように、dbx はキーワード inmember、inclass、infunction で設定された多重ブレークポイントを、1 つのステータス ID 番号を使用してまとめて報告します。
status コマンドを使用してブレークポイントをリスト表示した場合、dbx は、各ブレークポイントの作成時に割り当てられた ID 番号を表示します。delete コマンドを使用することで、ID 番号によってブレークポイントを削除したり、キーワード all により、プログラム内のあらゆる場所に現在設定されているブレークポイントをすべて削除することができます。
ブレークポイントを ID 番号 ID_number (この場合 3 と 5) によって削除するには、次のように入力します。
(dbx) delete 3 5
dbx に現在読み込まれているプログラムに設定されているすべてのブレークポイントを削除するには、次のように入力します。
(dbx) delete all
詳細については、「delete コマンド」を参照してください。