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Sun QFS File System 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
割り当てを使用するための新しいファイルシステムを構成する方法
ディレクトリとファイルへの管理セット ID を割り当てる方法
既存の割り当てファイルを使用してユーザー、グループ、または管理セットの制限値を有効化または変更する方法
ディスクおよび i ノード割り当てを有効にしたあとで、各割り当てを検査できます。samquota コマンドは、個々のユーザー、グループ、または管理セットについての割り当てレポートを生成する管理者コマンドです。squota コマンドは、ユーザーが自分の個々の割り当てを検査するためのユーザーコマンドです。samquota コマンドを使用するには、スーパーユーザーになる必要があります。
file 引数は、指定したユーザー、グループ、または管理セットに対して、ファイルシステムを指定します。file 引数には、ファイルシステム内の任意のファイル名も指定できます。通常、file はファイルシステムのルートディレクトリの名前です。
次のコマンドを使用して、マウントされているファイルシステムに対して有効なユーザーの割り当てを表示するには:
# samquota -U user-ID [ file ]
userID には、割り当てを調べるアカウントのユーザー ID (数値) またはユーザー名を指定します。
file には、指定したユーザー、グループ、または管理セットのファイルシステムを指定します。file 引数には、ファイルシステム内の任意のファイル名も指定できます。通常、file はファイルシステムのルートディレクトリの名前です。
次の例では、サーバー上の sam6 ファイルシステムのユーザー hm1259 の割り当て統計が取り出され、このユーザーが割り当てを超過していないことを示す出力が表示されます。
# samquota -U hm1259 /sam6 Online Limits Total Limits Type ID In Use Soft Hard In Use Soft Hard /sam6 Files user 130959 13 100 200 13 100 200 Blocks user 130959 152 200 3000 272 1000 3000 Grace period 0s 0s
次の例では、すべてのマウントされた Sun QFS ファイルシステムのユーザー memil の割り当て統計が取り出され、このユーザーが割り当てを超過していることを示す出力が表示されます。
コマンドの出力形式は、ユーザー、グループ、および管理セットで同じです。出力の Blocks 行の正符号 (+) に注意してください。弱い制限値も超過する場合は、Files 行に正符号も表示されます。
# samquota -U memil Online Limits Total Limits Type ID In Use Soft Hard In Use Soft Hard /sam6 Files user 130967 4 500 750 4 500 750 Blocks user 130967 41016+ 40000 50000 41016 50000 50000 Grace period 1w 0s ---> Warning: online soft limits to be enforced in 6d23h36m45s /sam7 Files user 130967 4 500 750 4 500 750 Blocks user 130967 4106 40000 50000 4106 50000 50000 Grace period 1w 0s
強い制限値を超過している場合、または弱い制限値を超過して猶予期間が過ぎた場合は、In Use フィールドにアスタリスク文字 (*) がマークされます。割り当てレコードの制限値に一貫性がない場合 (たとえば、弱い制限値が強い制限値よりも大きい場合)、感嘆符によってフィールドがマークされ、すべての割り当て操作が禁止されます。
グループ割り当てを表示するには、次のコマンドを使用します。
# samquota -G group-ID [ file ]
groupID には、割り当てを確認するユーザーグループのグループ ID (数値) またはグループ名を指定します。
たとえば、次のコマンドでは、qfs3 ファイルシステムのグループ turtles のユーザー割り当てが取り出されます。
# samquota -G turtles /qfs3
グループ割り当てを表示するには、次のコマンドを使用します。
# samquota -G group-ID [ file ]
groupID には、割り当てを確認するユーザーグループのグループ ID (数値) またはグループ名を指定します。file には、指定したグループのファイルシステムを指定します。file 引数には、ファイルシステム内の任意のファイル名も指定できます。通常は、file にはファイルシステムのルートディレクトリ名を指定します。
たとえば、次のコマンドでは、qfs3 ファイルシステムのグループ turtles のユーザー割り当てが取り出されます。
# samquota -G turtles /qfs3
次のコマンドを使用して、管理セットの割り当てを表示します。
# samquota -A adminsetID [ file ]
adminsetID には、割り当てを調べる管理者セットの管理セット ID (数値) を指定します。
たとえば、次のコマンドでは、すべてのマウントされたファイルシステムの管理セット 457 のユーザー割り当て統計が取り出されます。
# samquota -A 457