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Sun QFS File System 5.3 構成および管理ガイド     Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  ファイルシステムの概要

2.  マスター構成ファイルについて

3.  mcf ファイルの例

4.  ファイル システムの構成

5.  共有ファイルシステムの構成

6.  ファイルシステム割り当ての管理

7.  高度なファイルシステム機能

8.  SAM-QFS での SMB サービス

9.  WORM-FS ファイルシステムの構成

10.  調整可能なパラメータ

11.  SANergy での QFS ファイルシステムの使用 (SAN-QFS)

12.  共有ファイルシステムでのマウントオプション

13.  samu オペレータユーティリティーの使用

samu オペレータユーティリティーの機能一覧

samu オペレータユーティリティーの概要

samu ユーティリティーを起動する方法

samu 画面を表示する方法

samu を停止する方法

samu との対話

デバイスの識別

オンラインヘルプへのアクセス

オペレータ表示

(a) - アーカイバステータスの表示

ナビゲーション

表示例

フィールドの説明

(c) - デバイス構成の表示

ナビゲーション

表示例

フィールドの説明

(C) - メモリーの表示

表示例

(d) - デーモントレースコントロールの表示

表示例

(D) - ディスクボリュームディクショナリ

表示例

フラグ

(f) - ファイルシステムの表示

表示例

フィールドの説明

(F) - 光ディスクラベルの表示

(h) - ヘルプ表示

ナビゲーション

表示例

(I) - i ノードの表示

ナビゲーション

表示例

(J) - プレビュー共有メモリーの表示

ナビゲーション

表示例

(K) - カーネル統計情報の表示

ナビゲーション

表示例

(l) - 使用率の表示

表示例

(L) - 共有メモリーテーブル

表示例

(m) - 外部ストレージステータスの表示

表示例

フィールドの説明

(M) - 共有メモリーの表示

ナビゲーション

表示例

(n) - 書き込みステータスの表示

表示例

(N) - ファイルシステムパラメータの表示

ナビゲーション

表示例

(o) - 光ディスクステータスの表示

ナビゲーション

表示例

フィールドの説明

(p) - リムーバブルメディアのロードリクエストの表示

ナビゲーション

表示例

フィールドの説明

フラグ

(P) - アクティブサービスの表示

ナビゲーション

表示例

(r) - リムーバブルメディアステータスの表示

表示例

フィールドの説明

(R) - Sun SAM-Remote 情報の表示

(s) - デバイスステータスの表示

ナビゲーション

表示例

フィールドの説明

(S) - セクターデータの表示

ナビゲーション

(t) - テープドライブステータスの表示

ナビゲーション

表示例

フィールドの説明

(T) - SCSI センスデータの表示

ナビゲーション

(u) - 書き込み待ち行列の表示

ナビゲーション

表示例

フィールドの説明

(U) - デバイステーブルの表示

ナビゲーション

表示例

(v) - 自動ライブラリカタログの表示

ナビゲーション

表示例

フィールドの説明

フラグ

(w) - 保留中の書き込み待ち行列

ナビゲーション

表示例

フィールドの説明

ステータスコード

リムーバブルメディア装置表示の状態コード

ファイルシステム表示の状態コード

オペレータ表示のデバイスの状態

ドライブの状態を down から on に変更する方法

オペレータコマンド

デバイスコマンド

ファイルシステムコマンド: 入出力管理

flush_behind コマンド

force_nfs_async および noforce_nfs_async コマンド

readahead コマンド

sw_raid および nosw_raid コマンド

writebehind コマンド

wr_throttle コマンド

ファイルシステムコマンド: 直接入出力管理

dio_rd_form_min および dio_wr_form_min コマンド

dio_rd_ill_min および dio_wr_ill_min コマンド

dio_rd_consec および dio_wr_consec コマンド

dio_szero および nodio_szero コマンド

forcedirectio および noforcedirectio コマンド

ファイルシステムコマンド: Sun QFS 共有ファイルシステム

meta_timeo コマンド

mh_write および nomh_write コマンド

minallocsz および maxallocsz コマンド

rdleasewrlease、および aplease コマンド

ファイルシステムコマンド: その他

abr および noabr コマンド

dmr および nodmr コマンド

invalid interval コマンド

mm_stripe コマンド

qwrite および noqwrite コマンド

refresh_at_eof および norefresh_at_eof コマンド

suid および nosuid コマンド

stripe コマンド

sync_meta コマンド

trace および notrace コマンド

その他のコマンド

clear vsn コマンド

devlog コマンド

diskvols flag コマンド

dtrace コマンド

fs コマンド

mount コマンド

open コマンド

read コマンド

refresh コマンド

snap コマンド

! shell-command コマンド

オペレータ表示

いずれかのオペレータ表示を表示するには、対応する文字キーを押します。a から w までの小文字は、動作情報を表示します。


注 - samu(1M) の大文字の表示 (CDFIJKLMNPRST、および U) は、お客様のサイトで、技術サポートスタッフのメンバーの支援を受けてのみ使用するように設計されています。

このトピックでは、これらの大文字の表示については詳細に説明していません。


オペレータ表示が使用可能な画面領域をオーバーフローすると、次の例に示すように、追加情報を示す単語 more が表示の一番下に表示されます。Ctrl-F を押すと、順方向にページ送りされ、より多くの内容が表示されます。

例 13-1 より多くのテキストを取得できることを示す samu 画面

xb54  54  exb8505  pt03  0  yes  2  0  on
lt55  55  dlt2000  pt02  1  yes  4  0  on  ml65
hp56  56  hpc1716  pt01  1  yes  3  0  on  hp70
hp57  57  hpc1716  pt01  1  yes  4  0  on  hp70
more

samu からデバイスを指定するよう求められたら、関連付けられた装置番号を入力します。構成表示 (c) には、すべてのリムーバブルメディアデバイスの装置番号が表示されます。すべての表示の制御に、その表示用にリストされたコントロールキーを使用します。

以降のセクションでは、オペレータ表示についてアルファベット順に、例とともに説明します。より複雑な表示の説明のあとに、表示内のフィールドを説明した表が示されています。


注 - SAM-QFS のアーカイブ機能を使用せず、Sun QFS ソフトウェアのみを使用している場合は、使用できないオペレータ表示があります。


(a) - アーカイバステータスの表示

a の表示には、アーカイバステータスが表示されます。特定のファイルシステムのアーカイブの詳細を表示するには:

a filesystem

filesystem には、ファイルシステムの名前を指定します。

ナビゲーション

次の表は、a の表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
前のファイルシステム
Ctrl-F
次のファイルシステム
Ctrl-D
arcopies を順方向にページ送りする (下部) — 指定されたファイルシステムの詳細を表示しているときは使用不可
Ctrl-U
arcopies を逆方向にページ送りする (下部) — 指定されたファイルシステムの詳細を表示しているときは使用不可

表示例

次の例は、アーカイバステータスの表示を示しています。

例 13-2 samu a Display

Archiver Status
samu 5.0 07:44:02 August 8 2008
sam-archiverd:  Waiting for resources
sam-arfind:  samfs1 mounted at /sam1
Waiting until 2005-05-08 07:54:02 to scan .inodes
sam-arfind:  samfs2 mounted at /sam2
Waiting until 2005-05-08 07:52:57 to scan .inodes
sam-arfind:  qfs1 mounted at /qfs1
Waiting until 2005-05-08 07:44:33 to scan .inodes
sam-arfind:  qfs2 mounted at /qfs2
Waiting until 2005-05-08 07:53:21 to scan .inodes
sam-arfind:  qfs3 mounted at /qfs3
Waiting until 2005-05-08 07:44:11 to scan .inodes

sam-arfind:  qfs4 mounted at /qfs4
Waiting until 2005-05-08 07:53:35 to scan .inodes

sam-arfind:  shareqfs1 mounted at /shareqfs1
Shared file system client.  Cannot archive.

sam-arfind:  shareqfs2 mounted at /shareqfs2
Shared file system client.  Cannot archive.

sam-arcopy:  qfs4.arset5.1.83 dt.DAT001
Waiting for volume dt.DAT001

フィールドの説明

次の表は、詳細表示内のフィールドを示しています。

フィールド
説明
samfs1 mounted at
マウントポイント。
regular files
通常ファイルの数と全体サイズ。
offline files
オフラインファイルの数と全体サイズ。
archdone files
archdone ファイルの数とサイズ。アーカイバが処理を完了し、それ以上の処理を実行できないことを示します。archdone にマークされたファイルは、アーカイブ処理は終了しているが、必ずしもアーカイブ済みではありません。
copy1
アーカイブコピー 1 のファイル数と全体サイズ。
copy2
アーカイブコピー 2 のファイルの数と合計サイズ。
copy3
アーカイブコピー 3 のファイルの数と合計サイズ。
copy4
アーカイブコピー 4 のファイルの数と合計サイズ。
Directories
ディレクトリの数と全体サイズ。
sleeping until
アーカイバが次にいつ実行されるかを示します。

(c) - デバイス構成の表示

c の表示には、構成の接続が表示されます。ここでは、すべてのデバイス名と装置番号が一覧表示されます。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-D
順方向に半ページ送る
Ctrl-F
順方向にページ送りする
Ctrl-U
逆方向に半ページ送る

表示例

次の例は、デバイス構成の表示を示しています。

例 13-3 samu c の表示

Device configuration:                  samu     5.0 07:48:11 Sept 8 2008
ty  eq state   device_name                        fs family_set
sk  100 on      /etc/opt/SUNWsamfs/dcstkconf      100 dcL700
tp  120 off     /dev/rmt/1cbn                     100 dcL700
sg  130 on      /dev/rmt/4cbn                     100 dcL700
sg  140 on      /dev/rmt/5cbn                     100 dcL700
tp  150 off     /dev/rmt/3cbn                     100 dcL700
hy  151 on      historian                         151

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

フィールド
説明
ty
デバイスタイプ。
eq
デバイスの装置番号。
state
装置の現在の動作状態。有効なデバイスの状態は、次のとおりです。
  • on デバイスをアクセスに使用できます。

  • ro デバイスを読み取り専用アクセスに使用できます。

  • off デバイスをアクセスに使用できません。

  • down デバイスをメンテナンスアクセスにのみ使用できます。

  • idle デバイスを新しい接続に使用できません。進行中の操作は、終了するまで続行されます。

  • nalloc このデバイスへの以後の割り当てをすべて禁止する nalloc フラグが設定されています。詳細は、「論理ユニット番号 (LUN) ごとの割り当て制御」を参照してください。

device_name
装置のパス。
fs
ファミリセットの装置番号。
family_set
デバイスが属しているストレージファミリセットまたはライブラリの名前。

(C) - メモリーの表示

C の表示には、特定のメモリーアドレスの内容が表示されます。あるアドレスの内容を表示するには、そのアドレスを 16 進数で入力します。

この表示を起動するには:

C hex-address

hex-address には、メモリー位置のアドレスを 16 進数で指定します。次に例を示します。

Command:C 0x1044a998

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

表示例

次の例は、メモリーの表示を示しています。この出力例は切り詰められています。

例 13-4 samu C の表示

Memory    base: 0x1234567               samu 5.0 07:52:25 Sept 8 2008
00000000  80921000 137ff801 edd05e21 40853420  ......x.mP^!@.4
00000010  00a00420 018528b0 01a604e0 02840640  . . ..(0.&.”...@
00000020  02d030a1 a0853420 0080a0a0 100a6fff  .P0! .4 ..  ..o.
00000030  f6921000 13c65e23 582d0000 0ba01020  v....F^#X-... .
00000040  00c45e20 48c608e0 2fd05e21 40920080  .D^ HF.”/P^!@...
00000050  037ff801 fa941000 16c45e20 48a600a0  ..x.z....D^ H&.
00000060  80921000 137ff801 d5d05e21 40853420  ......x.UP^!@.4
00000070  00a00420 018528b0 01a604e0 02840640  . . ..(0.&.”...@
00000080  02d030a1 c0853420 0080a0a0 100a6fff  .P0!@.4 ..  ..o.
00000090  f6921000 13c65e23 58a01020 00c45e20  v....F^#X . .D^
000000a0  48c608e0 2fd05e21 40920080 037ff801  HF.”/P^!@.....x.
000000b0  e39405a2 00c45e20 48a600a0 80921000  c..".D^ H&. ....
000000c0  137ff801 bed05e21 40853420 00a00420  ..x.>P^!@.4 . .
000000d0  018528b0 01a604e0 02840640 02d030a1  ..(0.&.”...@.P0!
000000e0  e0853420 0080a0a0 100a6fff f6921000  ”.4 ..  ..o.v...
000000f0  13c65e23 58a01020 00c45e20 48c608e0  .F^#X . .D^ HF.”

(d) - デーモントレースコントロールの表示

d の表示には、defaults.conf ファイルで指定された、トレースされているイベントが表示されます。トレースファイルの有効化の詳細は、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「defaults.conf(4)」を参照してください。

表示例

次の例は、トレースファイル情報を示しています。トレース対象のデーモンに関する情報、トレースファイルのパス、トレース対象イベント、トレースファイルのサイズと経過時間に関する情報などが表示されます。

例 13-5 samu d の表示

Daemon trace controls                   samu 5.0 07:56:38 Sept 8 2008
sam-amld       /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-amld
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0
sam-archiverd  /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-archiverd
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0
sam-catserverd /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-catserverd
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0
sam-fsd        /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-fsd
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0
sam-rftd       /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-rftd
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0
sam-recycler   /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-recycler
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0
sam-sharefsd   /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-sharefsd
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0
sam-stagerd    /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-stagerd
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0
sam-serverd    /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-serverd
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0
sam-clientd    /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-clientd
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0
sam-mgmt       /var/opt/SUNWsamfs/trace/sam-mgmt
               cust err fatal misc proc debug date
               size    0    age 0

(D) - ディスクボリュームディクショナリ

D の表示には、diskvols.conf ファイルで定義された、ディスクアーカイブのためのディスクメディアを追跡するディスクボリュームディクショナリが表示されます。このディクショナリには、容量、残りのスペース、VSN のステータスフラグを含む、各 VSN に関する情報が含まれています。これらのフラグには、unavailable、read only、および bad media が含まれます。

表示例

次の例は、デバイス構成の表示を示しています。

例 13-6 samu D の表示

Disk volume dictionary     samu     5.0 07:48:11 May 8 2008

header
version 460

volumes
magic 340322 version 9 nkeys 2 ndata 2
index    space          capacity       used        flags    volume
    0    12882411520    12887785472    10291200    -----    disk01
    1     6443827200     6443892736       70656    -----    disk02
clients
magic 340322 version 9 nkeys 1 ndata 1

フラグ

次の表は、D の表示のためのフラグを示しています。

フラグ
説明
l
ボリュームにラベルが付けられ、seqnum ファイルが作成されました。ソフトウェアが新しい seqnum ファイルを作成することを防止するため、管理者が設定します。
r
ボリュームがリモートホストで定義されています。
U
ボリュームは使用できません。
R
ボリュームは読み取り専用です。
E
ソフトウェアがディスクアーカイブディレクトリで書き込みエラーを検出したことを示すメディアエラー。

ディスクボリュームディクショナリのフラグを設定またはクリアーするには、diskvols samu コマンドを使用します。詳細は、diskvols コマンドを参照してください。

(f) - ファイルシステムの表示

f の表示には、Sun QFS ファイルシステムのコンポーネントが表示されます。

表示例

次の例は、ファイルシステムの表示を示しています。

例 13-7 samu f の表示

File systems                                     samu 5.0 08:11:24 Sept 8 2008

ty     eq state          device_name   status    high low mountpoint server
ms     10    on               samfs1  m----2----d 90% 70% /sam1
 md    11    on    /dev/dsk/c5t8d0s3
 md    12    on    /dev/dsk/c5t8d0s4
 md    13    on    /dev/dsk/c5t8d0s5
 md    14    on    /dev/dsk/c5t8d0s6
 md    15    on    /dev/dsk/c5t8d0s7
ms     20    on               samfs2  m----2----d 90% 70% /sam2
 md    21    on    /dev/dsk/c5t9d0s3
 md    22    on    /dev/dsk/c5t9d0s4
 md    23    on    /dev/dsk/c5t9d0s5
 md    24    on    /dev/dsk/c5t9d0s6
 md    25    on    /dev/dsk/c5t9d0s7
ma     30    on                 qfs1  m----2----d 90% 70% /qfs1
 mm    31    on   /dev/dsk/c5t10d0s0
 md    32    on   /dev/dsk/c5t10d0s1
ma     40    on                 qfs2  m----2----d 90% 70% /qfs2
 mm    41    on   /dev/dsk/c5t11d0s0
 md    42    on   /dev/dsk/c5t11d0s1
ma     50    on                 qfs3  m----2---r- 90% 70% /qfs3
 mm    51    on   /dev/dsk/c5t12d0s0
 mr    52    on   /dev/dsk/c5t12d0s1
ma     60    on                 qfs4  m----2---r- 90% 70% /qfs4
 mm    61    on   /dev/dsk/c5t13d0s0
 mr    62    on   /dev/dsk/c5t13d0s1
ma    100    on            shareqfs1  m----2c--r- 80% 70% /shareqfs1 spade
 mm   101    on /dev/dsk/c6t50020F2300004655d0s0
 mr   102    on /dev/dsk/c6t50020F2300004655d0s1
ma    110    on            shareqfs2  m----2c--r- 80% 70% /shareqfs2 spade
 mm   111    on /dev/dsk/c6t50020F2300004655d0s6
 mr   112    on /dev/dsk/c6t50020F2300004655d0s7

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

フィールド
説明
ty
デバイスタイプ。
eq
デバイスの装置番号。
state
装置の現在の動作状態。有効なデバイスの状態は、次のとおりです。
  • on デバイスをアクセスに使用できます。

  • ro デバイスを読み取り専用アクセスに使用できます。

  • off デバイスをアクセスに使用できません。

  • down デバイスをメンテナンスアクセスにのみ使用できます。

  • idle デバイスを新しい操作に使用できません。進行中の操作は、終了するまで続行されます。

  • nalloc このデバイスへの以後の割り当てをすべて禁止する nalloc フラグが設定されています。詳細は、「論理ユニット番号 (LUN) ごとの割り当て制御」を参照してください。

device_name
ファイルシステム名または装置のパス。
status
デバイスステータス。ステータスコードについては、「ステータスコード」を参照してください。
high
ディスク使用量の上限率。
low
ディスク使用量の下限率。
mountpoint
ファイルシステムのマウントポイント。
server
ファイルシステムがマウントされているホストシステム名。

(F) - 光ディスクラベルの表示

F の表示には、光ディスク上のラベルが表示されます。

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

(h) - ヘルプ表示

h の表示には、使用可能な samu の表示のサマリーが表示されます。これは、デフォルトでは、コマンド行で samu コマンドを入力したときにシステムによって提供される最初の表示です。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-D
順方向にページ送りする (上部)
Ctrl-F
順方向にページ送りする
Ctrl-U
逆方向にページ送りする (上部)
Ctrl-K
パスの表示を切り替える

表示例

オンラインヘルプには、ヘルプ画面の複数のページがあります。Sun QFS ファイルシステムでは、初期のヘルプ画面にすべてが表示されるわけではありません。たとえば、Sun QFS システムを実行している場合、リムーバブルメディアの表示は使用できません。次の例は、SAM-QFS の構成の最初のページのみを示しています。以降のヘルプ画面には、samu コマンドが表示されます。

例 13-8 Sun SAM システムの場合の samu の初期のヘルプ画面

Help information    page 1/15    samu 5.0     08:18:13 Sept 8 2008
Displays:
    a    Archiver status                 w    Pending stage queue
    c    Device configuration            C    Memory
    d    Daemon trace controls           D    Disk volume dictionary
    f    File systems                    F    Optical disk label
    h    Help information                I    Inode
    l    Usage information               J    Preview shared memory
    m    Mass storage status             K    Kernel statistics
    n    Staging status                  L    Shared memory tables
    o    Optical disk status             M    Shared memory
    p    Removable media load requests   N    File system parameters
    r    Removable media                 P    Active Services
    s    Device status                   R    SAM-Remote
    t    Tape drive status               S    Sector data
    u    Staging queue                   T    SCSI sense data
    v    Robot catalog                   U    Device table

    more (ctrl-f)

(I) - i ノードの表示

I の表示には、i ノードの内容が表示されます。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
前の i ノード
Ctrl-F
次の i ノード
Ctrl-K
拡張表示形式

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

表示例

次の例は、i ノードの表示を示しています。

例 13-9 samu I の表示

Inode     0x1 (1) format: file          samu     5.0 08:27:14 Sept 8 2008
    incore: y

00008100 mode       -r--------          409cdf57 access_time
00000001 ino        (1)                 1d32ea20
00000001 gen        (1)                 4096b499 modify_time
00000002 parent.ino (2)                 02588660
00000002 parent.gen (2)                 4096b499 change_time
00000000 size_u                         02588660
000c0000 size_l     (786432)            4096b443 creation_time
01000000 rm:media/flags                 409a8a7c attribute_time
00000000 rm:file_offset                 409c0ce6 residence_time
00000000 rm:mau                         00000000 unit/cs/arch/flg
00000000 rm:position                    00000000 ar_flags
00000000 ext_attrs  --------            00000000 stripe/stride/sg
00000000 ext.ino    (0)                 00000000 media  -- --
00000000 ext.gen    (0)                 00000000 media  -- --
00000000 uid        root                00000000 psize      (0)
00000000 gid        root                000000c0 blocks     (192)
00000001 nlink      (1)                 00000600 free_ino   (1536)
00011840 status -n-------  ----- -- --

Extents (4k displayed as 1k):
00_ 000000d0.00 000000e0.00 000000f0.00 00000100.00 00000110.00 00000120.00
06_ 00000130.00 00000140.00 00000150.00 00000160.00 00000170.00 00000180.00
12_ 00000190.00 000001a0.00 000001b0.00 000001c0.00 00000630.00 00000000.00
18_ 00000000.00

(J) - プレビュー共有メモリーの表示

J の表示には、プレビュー待ち行列のための共有メモリーセグメントが表示されます。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-D
順方向に半ページ送る
Ctrl-F
順方向にページ送りする
Ctrl-U
逆方向に半ページ送る

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

表示例

次の例は、プレビュー共有メモリーの表示を示しています。この出力例は切り詰められています。

例 13-10 samu J の表示

Preview shared memory   size: 155648    samu 5.0 08:30:05 Sept 8 2008

00000000  00040000 00014d58 00000000 00000000  ......MX........
00000010  00000000 00000000 73616d66 73202d20  ........samfs -
00000020  70726576 69657720 6d656d6f 72792073  preview memory s
00000030  65676d65 6e740000 00026000 00000000  egment..........
00000040  00025fff 00000000 00040000 00014d58  .._...........MX
00000050  00000000 00000000 00000000 00000000  ................
00000060  0000d9e0 00000064 00000000 000001b8  ..Y.....d.......8
00000070  3f800000 447a0000 0000d820 00000008  ?...Dz....X ....

(K) - カーネル統計情報の表示

K の表示には、カーネル統計情報 (現在メモリー内にある i ノードの数など) が表示されます。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-F
順方向にページ送りする

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

表示例

次の例は、カーネル統計情報の表示を示しています。

例 13-11 samu K の表示

Kernel statistics                       samu 5.0     08:33:19 Sept 8 2008

module: sam-qfs  name: general instance: 0 class: fs
version                       4.4.sam-qfs, gumball 2004-05-07 12:12:04
configured file systems       8
mounted file systems          8
nhino                         16384
ninodes                       129526
inocount                      129527
inofree                       128577

(l) - 使用率の表示

l 表示は、各ライブラリおよびファイルシステムに使用されている容量および空き容量など、ファイルシステムの使用率情報を表示します。

表示例

次の例は、使用率の表示の例を示しています。

例 13-12 samu l の表示

Usage information                     samu     5.0 08:36:27 Sept 8 2008

hostid = 80e69e6e OS name: SunOS Architecture: SPARC CPUs: 2 (2 online)

library     40: capacity    389.3G     bytes space    291.1G    bytes, usage     25%
library     51: capacity    9.5G       bytes space    9.5G      bytes, usage     0%
library     55: capacity    0          bytes space    0         bytes, usage     0%
library     56: capacity    10.7G      bytes space    10.7G     bytes, usage     0%
library totals: capacity    409.5G     bytes space    311.3G    bytes, usage     24%

filesystem samfs3: capacity    54.5M    bytes space    13.4M    bytes, usage     75%
filesystem samfs4: capacity    319.5M   bytes space    298.0M   bytes, usage      7%
filesystem samfs7: capacity    96.6M    bytes space    69.6M    bytes, usage     28%
filesystem samfs6: capacity    5.0G     bytes space    4.9G     bytes, usage      3%
filesystem samfs8: capacity    5.0G     bytes space    4.9G     bytes, usage      2%
filesystem totals: capacity    10.5G    bytes space    10.2G    bytes, usage      3%

注 - 4.3 より前のバージョンのソフトウェアでは、この表示には、ファイルシステムのライセンス情報が表示されました。


(L) - 共有メモリーテーブル

L の表示には、共有メモリーテーブルの場所が表示されます。共有メモリーに保存されているシステムデフォルトも表示されます。

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

表示例

次は、共有メモリーテーブルを示しています。

例 13-13 samu L の表示

Shared memory tables                    samu 5.0 08:38:31 May  8 2008

shm ptr tbl:                            defaults:
size            12000 (73728)           optical         mo
left            44c8 (17608)            tape            lt
scanner pid     1861                    timeout         600
fifo path       01b0 /var/opt/SUNWsamfs/previews        100
dev_table       01cc                    stages          1000
first_dev       0450                    log_facility    184
scan_mess       cf50                    dio minfilesize 100
preview_shmid   1                       label barcode   FALSE
flags           0x20000000              barcodes low    FALSE
preview stages  55776                   export unavail  FALSE
preview avail   100                     attended        TRUE
preview count   0                       start rpc       FALSE
preview sequence  445
age factor         1                    vsn factor      1000
fs tbl ptr 0xd820                       fs count  8
fseq  10 samfs1 state 0      0      0      0      0
fseq  20 samfs2 state 0      0      0      0      0
fseq  30 qfs1 state 0      0      0      0      0
fseq  40 qfs2 state 0      0      0      0      0
fseq  50 qfs3 state 0      0      0      0      0
fseq  60 qfs4 state 0      0      0      0      0
fseq  100 shareqfs1 state 0      0      0      0      0
fseq  110 shareqfs2 state 0      0      0      0      0

(m) - 外部ストレージステータスの表示

m の表示には、外部ストレージファイルシステムとそのメンバードライブのステータスが表示されます。この表示では、マウントされているファイルシステムのみが表示されます。

表示例

次の例は、外部ストレージステータスの表示を示しています。メンバードライブは、空白文字 1 つ分インデントされ、そのドライブが属するファイルシステムのすぐ下に表示されます。

例 13-14 samu m の表示

Mass storage status                     samu 5.0     08:41:11 Sept 8 2008

ty      eq  status       use state ord  capacity      free    ra  part high low
ms      10  m----2----d   1% on          68.354G   68.343G    1M    16  90% 70%
 md      11               1% on      0   13.669G   13.666G
 md      12               1% on      1   13.669G   13.667G
 md      13               1% on      2   13.669G   13.667G
 md      14               1% on      3   13.674G   13.672G
 md      15               1% on      4   13.674G   13.672G
ms      20  m----2----d   1% on          68.354G   68.344G    1M    16  90% 70%
 md      21               1% on      0   13.669G   13.667G
 md      22               1% on      1   13.669G   13.667G
 md      23               1% on      2   13.669G   13.667G
 md      24               1% on      3   13.674G   13.672G
 md      25               1% on      4   13.674G   13.672G
ma      30  m----2----d   4% on          64.351G   61.917G    1M    16  90% 70%
 mm      31               1% on      0    4.003G    3.988G [8363840 inodes]
 md      32               4% on      1   64.351G   61.917G
ma      40  m----2----d   1% on          64.351G   64.333G    1M    16  90% 70%
 mm      41               1% on      0    4.003G    3.997G [8382784 inodes]
 md      42               1% on      1   64.351G   64.333G
ma      50  m----2---r-   1% on          64.351G   64.333G    1M    16  90% 70%
 mm      51               1% on      0    4.003G    3.997G [8382784 inodes]
 mr      52               1% on      1   64.351G   64.333G
ma      60  m----2---r-   1% on          64.351G   64.331G    1M    16  90% 70%
 mm      61               1% on      0    4.003G    3.997G [8382784 inodes]
 mr      62               1% on      1   64.351G   64.331G
ma     100  m----2c--r-   2% on         270.672G  265.105G    1M    16  80% 70%
 mm     101               1% on      0    2.000G    1.988G [4168992 inodes]
 mr     102               2% on      1  270.672G  265.469G
ma     110  m----2c--r-   3% on         270.656G  263.382G    1M    16  80% 70%
 mm     111               1% on      0    2.000G    1.987G [4167616 inodes]
 mr     112               2% on      1  270.656G  264.736G

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

フィールド
説明
ty
デバイスタイプ。
eq
外部ストレージデバイスの装置番号。
status
デバイスステータス。ステータスコードについては、「ステータスコード」を参照してください。
use
ディスク空間の使用率。
state
外部ストレージの現在の動作状態。
ord
ストレージファミリセット内のディスクデバイスの順序番号。
capacity
1024 バイト単位の使用可能なディスク空間ブロック数。
free
利用可能な 1024 バイト単位のディスク空間ブロック数。
ra
先読みのサイズ (K バイト単位)。
part
キロバイト単位による部分的な書き込みサイズ。
high
ディスク使用量の上限率。
low
ディスク使用量の下限率。

(M) - 共有メモリーの表示

M の表示には、raw 共有メモリーセグメントが 16 進数で表示されます。これは装置テーブルです。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-D
順方向に半ページ送る
Ctrl-F
順方向にページ送りする
Ctrl-U
逆方向に半ページ送る

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

表示例

次の例は、共有メモリーの表示を示しています。この出力例は切り詰められています。

例 13-15 samu M の表示

Shared memory       size: 73728         samu 5.0     08:43:20 May  8 2008

00000000  00040000 00014d58 00000000 00000000  ......MX........
00000010  00000000 00000000 73616d66 73202d20  ........samfs -
00000020  73686172 6564206d 656d6f72 79207365  shared memory se
00000030  676d656e 74000000 00012000 000044c8  gment..... ...DH
00000040  0000dd20 00000000 00000742 00000745  ..] .......B...E
00000050  00000001 00000000 00000000 c0000000  ............@...
00000060  00000001 0001534d 00000000 00000000  ......SM........
00000070  00000000 00000000 00000000 00000000  ................

00000080  00000000 00000000 00000000 00000000  ................
00000090  20000000 000001b0 000001cc 00000450   ......0...L...P
000000a0  0000cf50 00000001 00000001 4c696365  ..OP........Lice
000000b0  6e73653a 204c6963 656e7365 206e6576  nse: License nev
000000c0  65722065 78706972 65732e00 00000000  er expires......
000000d0  00000000 00000000 00000000 00000000  ................
000000e0  00000000 00000000 00000000 00000000  ................
000000f0  00000000 00000000 00000000 00000000  ................

(n) - 書き込みステータスの表示

n 表示には、すべてのメディアのステージャーの状態が表示されます。未処理の書き込み要求のリストが表示されます。特定のメディアタイプの書き込みステータスを表示するには:

n mt

mt には、mcf(4) のマニュアルページに記載されているメディアタイプのいずれかを指定します。

表示例

次の例は、書き込みステータスの表示を示しています。

例 13-16 samu n の表示

Staging status                          samu 5.0     08:47:16 May  8 2008

Log output to: /var/opt/SUNWsamfs/stager/log

Stage request: dt.DAT001
Loading VSN DAT001

Staging queues
ty pid    user         status     wait  files  vsn
dt 16097  root         active     0:00    12   DAT001

(N) - ファイルシステムパラメータの表示

N の表示には、すべてのマウントポイントパラメータ、スーパーブロックバージョン、およびその他のファイルシステム情報が表示されます。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
前のファイルシステム
Ctrl-D
順方向にページパーティションを送る
Ctrl-F
次のファイルシステム
Ctrl-I
ステータスの詳細な解釈
Ctrl-U
逆方向にページパーティションを送る

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

表示例

次の例は、ファイルシステムパラメータの表示を示しています。

例 13-17 samu N の表示

File system parameters                  samu 5.0     08:55:19 Sept 8 2008

mount_point    : /sam1                  partial        : 16k
fs_type        : 6                      maxpartial     : 16k
server         :                        partial_stage  : 16384
filesystem name: samfs1                 flush_behind   : 0
eq  type       : 10 ms                  stage_flush_beh: 0
state version  :    0    2              stage_n_window : 262144
(fs,mm)_count  :    5    0              stage_retries  : 3
sync_meta      : 0                      stage timeout  : 0
stripe         : 0                      dio_consec r,w :    0    0
mm_stripe      : 1                      dio_frm_min r,w:  256  256
high  low      :  90%  70%              dio_ill_min r,w:    0    0
readahead      : 1048576                ext_bsize      : 4096
writebehind    : 524288
wr_throttle    : 16777216
rd_ino_buf_size: 16384
wr_ino_buf_size: 512
config         : 0x08520530             mflag          : 0x00000044
status         : 0x00000001

Device configuration:
ty   eq state   device_name                        fs family_set
md   11 on      /dev/dsk/c5t8d0s3                  10 samfs1
md   12 on      /dev/dsk/c5t8d0s4                  10 samfs1
md   13 on      /dev/dsk/c5t8d0s5                  10 samfs1
md   14 on      /dev/dsk/c5t8d0s6                  10 samfs1
md   15 on      /dev/dsk/c5t8d0s7                  10 samfs1

(o) - 光ディスクステータスの表示

o 表示は、環境内で構成されているすべての光磁気ディスクドライブの状態を表示します。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-F
順方向にページ送りする
Ctrl-D
順方向に半ページ送る
Ctrl-K
選択する (手動、自動ライブラリ、両方、優先順位)
Ctrl-U
逆方向に半ページ送る

表示例

次の例は、光ディスクドライブステータスの表示を示しています。

例 13-18 samu o の表示

Optical disk status            samu    5.0     Thu Oct 11 13:15:40
ty  eq  status      act  use  state  vsn
mo  35  --l---wo-r    1  29%  ready  oper2

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

フィールド
説明
ty
デバイスタイプ。
eq
光ディスクドライブの装置番号。
status
デバイスステータス。ステータスコードについては、「ステータスコード」を参照してください。
act
動作カウント。
use
カートリッジ空間の使用率。
state
光ディスクドライブの現在の動作状態。有効なデバイスの状態は、次のとおりです。
  • ready デバイスはオンであり、トランスポート内にディスクがロードされています。アクセスに使用できます。

  • notrdy デバイスはオンですが、トランスポート内にディスクが存在しません。

  • idle デバイスを新しい接続に使用できません。進行中の操作は、終了するまで続行されます。

  • off デバイスをアクセスに使用できません。

  • down デバイスをメンテナンスアクセスにのみ使用できます。

vsn
光ディスクに割り当てられているボリュームシリアル名。ボリュームにラベルが付けられていない場合は、キーワード nolabel

(p) - リムーバブルメディアのロードリクエストの表示

p の表示には、リムーバブルメディアに対する保留中のロードリクエストに関する情報が一覧表示されます。mt 引数を使用して、DLT テープなどの特定のメディアタイプ、またはテープなどのメディアファミリを選択できます。優先順位表示には、ユーザー待ち行列ではなくプレビュー待ち行列における優先順位が表示され、優先順位別にエントリがソートされます。

これらの表示は、次の形式のマウントリクエストを示しています:

特定のリムーバブルメディアタイプのデバイスのマウントリクエストを表示するには:

p mt

mt には、mcf(4) のマニュアルページに記載されているメディアタイプのいずれかを指定します。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-D
順方向に半ページ送る
Ctrl-F
順方向にページ送りする
Ctrl-K
別の表示形式に切り替える
Ctrl-U
逆方向に半ページ送る

表示例

次の例は、リムーバブルメディアのロードリクエストの表示を示しています。

例 13-19 samu p の表示

Removable media load requests all both  samu 5.0 09:14:19 Sept 8 2008
    count: 1

index type pid     user         rb   flags     wait count  vsn
   0  dt   15533   root         150  W--f---   0:00        DAT001

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

フィールド
説明
index
プレビューテーブル内の索引番号。
type
リムーバブルメディアに割り当てられている装置タイプコード。
pid
UNIX プロセス識別子。プロセス識別子 1 は、NFS アクセスを示します。
user
ロードを要求しているユーザーに割り当てられている名前。
priority
要求の優先順位。
rb
リクエストされた VSN が存在する自動ライブラリの装置番号。
flags
装置のフラグ。表 13-1 の表を参照してください。
wait
マウント要求を受信してから経過した時間。
count
書き込みである場合、この VSN に対する要求数。
vsn
ボリュームのボリュームシリアル名。

フラグ

次の表は、p の表示のためのフラグを示しています。

表 13-1 samu p の表示のためのフラグの値

フラグ
説明
W-------
書き込みアクセスがリクエストされた
}}{{{}b----
エントリがビジー状態である
-C---
VSN のクリアーがリクエストされた
--f--
ファイルシステムがリクエストされた
---N-
メディアがファイルシステムにとって外部である
---S{-}
すでにマウントされている側を切り替える
------s
書き込みリクエストフラグ

(P) - アクティブサービスの表示

P の表示には、Sun QFS の単一ポートマルチプレクサに登録されているサービスが一覧表示されます。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-F
順方向にページ送りする

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

表示例

次の例は、アクティブサービスの表示を示しています。

例 13-20 samu P の表示

Active Services                         samu     5.0    09:08:33 Sept 8 2008

Registered services for host ”pup’:
    sharedfs.qfs2
    sharedfs.qfs1
  2 services registered.

(r) - リムーバブルメディアステータスの表示

r の表示は、テープドライブなどのリムーバブルメディアデバイスに関する動作状態を監視します。ビデオテープなどの特定のメディアタイプ、またはすべてのテープ装置などのメディアファミリを選択できます。

特定のデバイスのステータスを表示するには:

r  eq

eq には、デバイスの装置番号を指定します。

表示例

次の例は、リムーバブルメディアステータスの表示を示しています。

例 13-21 samu r の表示

Removable media status: all             samu 5.0     09:11:27 Sept 8 2008

ty   eq  status      act  use  state    vsn
dt  150  --l------r    0  63%  ready    DAT001

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

フィールド
説明
ty
デバイスタイプ。
eq
ドライブの装置番号。
status
デバイスステータス。ステータスコードについては、「ステータスコード」を参照してください。
act
動作カウント。
use
カートリッジ空間の使用率。
state
リムーバブルメディアの現在の動作状態。有効なデバイスの状態は、次のとおりです。
  • ready デバイスはオンであり、トランスポート内にディスクまたはテープがロードされています。アクセスに使用できます。

  • notrdy デバイスはオンですが、トランスポート内にディスクまたはテープが存在しません。

  • idle デバイスを新しい接続に使用できません。進行中の操作は、終了するまで続行されます。

  • off デバイスをアクセスに使用できません。

  • down デバイスをメンテナンスアクセスにのみ使用できます。

  • nalloc このデバイスへの以後の割り当てをすべて禁止する nalloc フラグが設定されています。詳細は、「論理ユニット番号 (LUN) ごとの割り当て制御」を参照してください。

vsn
ボリュームに割り当てられているボリュームシリアル名。ボリュームにラベルが付けられていない場合は、キーワード nolabel。ボリュームがトランスポートに存在していない場合や装置がオフである場合には、空白のままです。

(R) - Sun SAM-Remote 情報の表示

R の表示には、Sun SAM-Remote の構成に関する情報およびステータスが表示されます。

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

(s) - デバイスステータスの表示

s 表示は、環境内で構成されているすべての装置の状態を表示します。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-D
順方向に半ページ送る
Ctrl-F
順方向にページ送りする
Ctrl-U
逆方向に半ページ送る

表示例

次の例は、デバイスステータスの表示を示しています。

例 13-22 samu s の表示

Device status                           samu     5.0     
09:14:05 Sept 8 2008

ty     eq     state   device_name                        fs  status       pos
sk    100     on      /etc/opt/SUNWsamfs/dcstkconf       100 m--------r  
stk_dismount / (2275) 0, volser 700073
sg    120     on      /dev/rmt/2cbn                      100 ---------p   empty
sg    130     on      /dev/rmt/5cbn                      100 --l----o-r   
Ready for data transfer
sg    140     on      /dev/rmt/6cbn                      100 ---------p   empty
sg    150     on      /dev/rmt/4cbn                      100 ---------p   empty
hy    151     on      historian                          151 ----------

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

フィールド
説明
ty
デバイスタイプ。
eq
デバイスの装置番号。
state
装置の現在の動作状態。
device_name
装置のパス。ファイルシステム装置の場合は、ファイルシステム名。
fs
デバイスが属しているファミリセットの装置番号。
status
デバイスステータス。ステータスコードについては、「ステータスコード」を参照してください。

(S) - セクターデータの表示

S の表示には、raw デバイスのデータが表示されます。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
前のセクター
Ctrl-D
順方向にページ送りする (上部)
Ctrl-F
次のセクター
Ctrl-K
拡張表示形式
Ctrl-U
逆方向にページ送りする (上部)

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

(t) - テープドライブステータスの表示

t 表示は、環境内で構成されているすべてのテープドライブの状態を表示します。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-F
順方向にページ送りする

表示例

次の例は、テープドライブステータスの表示を示しています。

例 13-23 samu t の表示

Tape drive status                       samu     5.0     09:21:07 Sept 8 2008

ty   eq  status      act  use  state    vsn
sg  120  ---------p    0   0%  notrdy          empty
sg  130  ---------p    0   0%  notrdy          empty
sg  140  ---------p    0   0%  notrdy          empty
sg  150  --l------r    0  41%  ready    700088 idle

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

フィールド
説明
ty
デバイスタイプ。
eq
ドライブの装置番号。
status
デバイスステータス。ステータスコードについては、「ステータスコード」を参照してください。
act
動作カウント。
use
カートリッジ空間の使用率。
state
リムーバブルメディアの現在の動作状態。有効なデバイスの状態は、次のとおりです。
  • ready デバイスはオンであり、トランスポート内にディスクまたはテープがロードされています。アクセスに使用できます。

  • notrdy デバイスはオンですが、トランスポート内にディスクまたはテープが存在しません。

  • idle デバイスを新しい接続に使用できません。進行中の操作は、終了するまで続行されます。

  • off デバイスをアクセスに使用できません。

  • down デバイスをメンテナンスアクセスにのみ使用できます。

  • nalloc このデバイスへの以後の割り当てをすべて禁止する nalloc フラグが設定されています。詳細は、「論理ユニット番号 (LUN) ごとの割り当て制御」を参照してください。

vsn
ボリュームに割り当てられているボリュームシリアル名。ボリュームにラベルが付けられていない場合は、キーワード nolabel。ボリュームがトランスポートに存在していない場合や装置がオフである場合には、空白のままです。

(T) - SCSI センスデータの表示

T の表示には、SCSI デバイスの SCSI ステータスが表示されます。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
前の装置
Ctrl-F
次の装置

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

(u) - 書き込み待ち行列の表示

u 表示には、書き込み待ち行列に入っているすべてのファイルが表示されます。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-D
順方向に半ページ送る
Ctrl-F
順方向にページ送りする
Ctrl-K
各エントリの 2 行目にパスを表示する
Ctrl-U
逆方向に半ページ送る

表示例

次の例は、書き込み待ち行列の表示を示しています。

例 13-24 samu u の表示

Staging queue by media type: all        samu 5.0     09:24:23 Sept 8 2008
     volumes 1 files 22

ty     length  fseq        ino   position     offset vsn

dt   451.611k    20       1030      207cc        473 DAT001
dt   341.676k    20       1031      207cc        7fc DAT001
dt   419.861k    20       1032      207cc        aa9 DAT001
dt   384.760k    20       1033      207cc        df2 DAT001
dt   263.475k    20       1034      207cc       10f5 DAT001
dt   452.901k    20       1035      207cc       1305 DAT001
dt   404.598k    20       1036      207cc       1690 DAT001
dt   292.454k    20       1037      207cc       19bb DAT001
dt   257.835k    20       1038      207cc       1c05 DAT001
dt   399.882k    20       1040      207cc       1e0b DAT001
dt   399.882k    40       1029      208d7          2 DAT001
dt   257.835k    40       1030      208d7        323 DAT001
dt   292.454k    40       1031      208d7        528 DAT001
dt   404.598k    40       1032      208d7        772 DAT001
dt   452.901k    40       1033      208d7        a9d DAT001
dt   263.475k    40       1034      208d7        e28 DAT001
dt   384.760k    40       1035      208d7       1038 DAT001
dt   419.861k    40       1036      208d7       133b DAT001
dt   341.676k    40       1037      208d7       1684 DAT001
dt   451.611k    40       1038      208d7       1931 DAT001
dt   161.326k    40       1039      208d7       1cba DAT001
dt   406.400k    40       1040      208d7       1dfe DAT001

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

フィールド
説明
ty
デバイスタイプ
length
ファイルの長さ
fseq
ファイルシステムの装置番号
ino
i ノード番号
position
特定のメディア上のアーカイブファイルの位置
offset
特定のメディア上のアーカイブファイルのオフセット
vsn
ボリュームのボリュームシリアル名

(U) - デバイステーブルの表示

U の表示には、デバイステーブルが人間が読める形式で表示されます。

特定のデバイスのデバイステーブルを表示するには:

U eq

eq には、デバイスの装置番号を指定します。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
前の装置
Ctrl-F
次の装置

この表示はデバッグ用です。これは、Oracle サポートスタッフ担当者の支援を受けてのみ使用するように考慮されています。

表示例

次の例は、デバイステーブルの表示を示しています。

例 13-25 samu U の表示

Device table: eq: 10    addr: 00000450  samu 5.0     09:28:40 Sept 8 2008

message:

0004000000014d58 0000000000000000       00000000 delay
0000000000000000 mutex                  00000000 unload_delay
00000aa8 next
73616d66 set:  samfs1
73310000
00000000
00000000
000a000a eq/fseq
08010801 type/equ_type
0000     state
00000000 st_rdev
00000000 ord/model
00000000 mode_sense
00000000 sense
00000000 space
00000000 capacity
00000000 active
00000000 open
00000000 sector_size
00000000 label_address
00000000 vsn:
00000000
00000000
00000000
00000000 status: ----------
00000000 dt
73616d66 name: samfs1

(v) - 自動ライブラリカタログの表示

v の表示には、現在自動ライブラリ内にカタログ化されているすべてのディスクまたはテープの場所と VSN が表示されます。

特定のデバイスのカタログ情報を表示するには:

v eq

eq には、デバイスの装置番号を指定します。ヒストリアンカタログを表示するには、キーワード historian を入力します。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りします。
Ctrl-D
次のライブラリカタログ。
Ctrl-F
順方向にページ送りします。
Ctrl-I
詳細、2 行表示形式。Ctrl-I を 1 回入力すると、時間とバーコードが表示されます。Ctrl-I を 2 度目に入力すると、2 行目にボリューム予約が表示されます。
Ctrl-K
拡張ソートキー。Ctrl-K を入力したあと、ソートキーを選択するために、次のいずれかの数字を入力できます:
1 - スロットでソートする
2 - カウントでソートする
3 - 使用率でソートする
4 - VSN でソートする
5 - アクセス時間でソートする
6 - バーコードでソートする
7 - ラベル時間でソートする
Ctrl-U
直前の自動ライブラリカタログ。
/
VSN を検索します。
%
バーコードを検索します。
$
スロットを検索します。

表示例

次の例は、自動ライブラリカタログの表示を示しています。

例 13-26 samu v の表示

Robot VSN catalog by slot       : eq 100samu     5.0     09:30:25 Sept 8 2008
    count 32
slot          access time count use flags         ty vsn

   0     2004/05/08 08:35   64   0% -il-o-b-----  sg 700071
   1     2004/05/08 09:08   27  12% -il-o-b-----  sg 700073
   2     2004/05/08 09:12   26  12% -il-o-b-----  sg 700077
   3     2004/05/08 08:39   37  40% -il-o-b-----  sg 700079
   4     2004/05/08 09:16   24   6% -il-o-b-----  sg 700084
   5     2004/05/08 09:18   24  41% -il-o-b-----  sg 700088
   6     none                0   0% -il-o-b-----  sg 700090
   7     none                0   0% -il-o-b-----  sg 700092
   8     none                0   0% -il-o-b-----  sg 000155
   9     none                0   0% -il-o-b-----  sg 000156
  10     none                0   0% -il-o-b-----  sg 000157
  11     none                0   0% -il-o-b-----  sg 000158
  12     none                0   0% -il-o-b-----  sg 000154
  13     none                0   0% -il-o-b-----  sg 000153
  14     none                0   0% -il-o-b-----  sg 000152

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

表 13-2 samu v の表示フィールドの説明

フィールド
説明
Robot VSN catalog
指定された自動ライブラリの名前と再表示された時間。
count
このライブラリのカタログ内で割り当てられているスロットの数。
slot
指定ライブラリ内のスロット番号。
access time
ボリュームが最後にアクセスされた時刻。
count
最後の監査を行なってからのこのボリュームへのアクセス数。
use
ボリュームの空間使用率。
flags
装置のフラグ。フラグについては、表 13-3 のセクションの表を参照してください。
ty
デバイスタイプ。
vsn
ボリュームのボリュームシリアル名。
LVTime
テープ全体が最後に検証された時点のタイムスタンプ。
LVPos
tpverify コマンドが取り消された位置。

フラグ

次の表は、flags フィールドを使用してフラグを示しています。場合によっては、1 つのフィールドに複数のフラグが表示され、あるフラグがほかのフラグを上書きすることがあります。

表 13-3 samu v の表示のためのフラグの値

フラグ
説明
A-----------
ボリュームに監査が必要です。
}}{{{}i--------
スロットが使用中です。
-l--------
ラベルが付けられています。N がオーバーライドされます。
-N--------
ラベルが付いていません。このボリュームは環境にとって異種です。
--E-------
メディアエラー。ソフトウェアがカートリッジの書き込みエラーを検出したときに設定されます。
--o-----
スロットが占有されています。
---C----
ボリュームはクリーニングテープです。p がオーバーライドされます。
---p----
優先 VSN。
----b---
バーコードが検出されました。
-----W--
書き込み保護。カートリッジに対して物理的な書き込み保護メカニズムが使用可能になるときに設定されます。
------R{-}--
読み取り専用。
-------c{-}-
リサイクル。
--------d{-}
重複 VSN。U がオーバーライドされます。
--------U{-}
ボリュームが使用できません。
---------f
ボリュームに空きがないことをアーカイバが検出しました。
---------X
エクスポートスロット。

(w) - 保留中の書き込み待ち行列

w 表示には、ボリュームのロードがまだ行われていない待ち行列内の書き込み要求が表示されます。

特定のメディアタイプの保留中の書き込み待ち行列を表示するには:

w mt

mt には、mcf(4) のマニュアルページに記載されているメディアタイプのいずれかを指定します。

ナビゲーション

次の表は、この表示で使用できるコントロールキーを示しています。

キー
機能
Ctrl-B
逆方向にページ送りする
Ctrl-D
順方向に半ページ送る
Ctrl-F
順方向にページ送りする
Ctrl-K
各エントリの 2 行目にパスを表示する
Ctrl-U
逆方向に半ページ送る

表示例

次の例は、保留中の書き込み待ち行列の表示を示しています。

例 13-27 samu w の表示

Pending stage queue by media type: all     samu     5.0     Thu Oct 11 13:20:27
    volumes 1 files 13

ty     length  fseq  ino  position  offset  vsn

at     1.383M     1   42     3a786    271b  000002
at     1.479M     1   56     3a786    5139  000002
at  1018.406k     1   60     3a786    6550  000002
at     1.000M     1   65     3a786    7475  000002
at     1.528M     1   80     3a786    99be  000002
at     1.763M     1   92     3a786    ce57  000002
at     1.749M     1  123     3a786   11ece  000002
at   556.559k     1  157     3a786   1532f  000002
at   658.970k     1  186     3a786   17705  000002
at   863.380k     1  251     3a786   1dd58  000002
at     1.268M     1  281     3a786   1f2b7  000002
at     1.797M     1  324     3a786   23dfa  000002
at     1.144M     1  401     3a786   2bb6d  000002

フィールドの説明

次の表は、この表示のフィールドの説明を示しています。

フィールド
説明
ty
デバイスタイプ
length
ファイルの長さ
fseq
ファイルシステムの装置番号
ino
i ノード番号
position
特定のメディア上のアーカイブファイルの位置 (10 進数形式)
offset
特定のメディア上のアーカイブファイルのオフセット
vsn
ボリュームのボリュームシリアル名

ステータスコード

オペレータ表示には、リムーバブルメディア装置表示とファイルシステム表示で異なる状態コードが用意されています。これらの状態コードについて次に説明します。

リムーバブルメディア装置表示の状態コード

ors、および t のオペレータ表示には、リムーバブルメディアデバイスのステータスコードが表示されます。状態コードは 10 位置形式で表示され、左 (位置 1) から右 (位置 10) の方向に読みます。

これらのステータスコードは、samu fm、および v の表示には適用されません。f および m の表示のステータスコードについては、表 13-5 を参照してください。v の表示のステータスコードについては、「(v) - 自動ライブラリカタログの表示」を参照してください。

次の表は、各位置のステータスコードの定義を示しています。

表 13-4 リムーバブルメディアデバイスの表示のためのステータスコード

ステータスビット
意味
s---------
メディアをスキャン中
m---------
自動ライブラリは動作可能
M---------
保守モード
}}{{{}E-------
デバイスがスキャン中に回復不可能なエラーを受信した
}}{{{}a-------
デバイスが監査モードにある
-l------
メディアにラベルが付いている
-N------
外部メディア
-L------
メディアにラベルが付けられている
--I-----
デバイスがアイドル状態になるのを待機中
--A-----
オペレータの注意が必要
--C---
クリーニングが必要
--U---
アンロードがリクエストされた
---R--
デバイスが予約済み
----w{-}--
プロセスがメディア上に書き込み中
-----o{-}-
デバイスがオープン状態にある
------P{-}
デバイスの位置決め中 (テープのみ)
------F{-}
自動ライブラリの場合、すべてのストレージスロットが占有されています。テープおよび光磁気ドライブの場合、メディアがいっぱいである
---------R
デバイスは準備完了状態にあり、メディアが読み取り専用である
---------r
デバイスは回転立ち上げしており、準備完了状態にある
---------p
デバイスが存在している
---------W
デバイスは書き込み保護されている

ファイルシステム表示の状態コード

f および m のオペレータ表示には、ファイルシステムのステータスコードが表示されます。状態コードは 11 位置形式で表示され、左 (位置 1) から右 (位置 11) の方向に読みます。

これらのステータスコードは、samu corst、または v の表示には適用されません。ors、および t の表示のステータスコードについては、表 13-4 を参照してください。v の表示のステータスコードについては、「(v) - 自動ライブラリカタログの表示」を参照してください。

次の表は、各位置のステータスコードの定義を示しています。

表 13-5 ファイルシステム表示の状態コード

ステータスビット
ファイルシステムにおける意味
m----------
ファイルシステムは現在マウントされている
M----------
ファイルシステムをマウント中
}}{{{}u--------
ファイルシステムをマウント解除中
-A-------
ファイルシステムデータをアーカイブ中
--R------
ファイルシステムデータを解放中
--S----
ファイルシステムデータを書き込み中
---1---
Sun SAM ファイルシステムバージョン 1
---2---
Sun SAM ファイルシステムバージョン 2
----c--
Sun QFS 共有ファイルシステム
-----W{-}--
単一書き込み
------R{-}-
複数読み取り
-------r{-}
mr デバイス
----------d
md デバイス

オペレータ表示のデバイスの状態

cmors、および t のオペレータ表示には、各デバイスの状態コードが表示されます。これらのコードは、各デバイスの現在のアクセス状態を表しています。

次の表は、状態コードの定義を示しています。

表 13-6 オペレータ表示のデバイスの状態

デバイスの状態
説明
on
装置をアクセスに利用可能。特定の表示では、この状態より ready または notrdy の状態の方が優先されることがあります。
ro
装置は、読み込み専用アクセスだけに利用可能。特定の表示では、この状態より ready または notrdy の状態の方が優先されることがあります。
off
装置をアクセスに利用できません。テープドライブと光磁気ディスクドライブの場合、装置がoff状態にある原因としては次のように考えられます。
  • クリーニングがリクエストされましたが、自動ライブラリ内にクリーニングカートリッジが見つかりませんでした。

  • クリーニングカートリッジをドライブに読み込んだりドライブから取り出したりできません。

  • 初期化でドライブステータスがいっぱいであることを検出し、ドライブをクリアーする試みが失敗しました。

  • システムがカートリッジをドライブから除去できませんでした。

  • 回転立ち上げ時、入出力操作のためのドライブのオープン処理が失敗しました。

  • 取り出しのためドライブの回転を停止しようとしたときに NOT READY 以外のエラーが出力されました。

  • 回転立ち上げ時、ドライブの標準テープドライバのオープン処理が失敗しました。

down
装置は、メンテナンスアクセスだけに利用可能。
idle
デバイスは、新しい接続に利用できません。進行中の操作は、終了するまで続行されます。
ready
デバイスがオンであり、トランスポートに読み込まれているディスクやテープをアクセスに利用可能。
notrdy
デバイスはオンですが、トランスポート内にディスクまたはテープが存在しません。
unavail
装置にアクセスできず、自動操作に使用できません。デバイスが unavail 状態にある間も、引き続き load および unload コマンドを使用してメディアを移動できます。
nalloc
この装置への以後の割り当てを禁止する nalloc フラグが設定されています。詳細は、「論理ユニット番号 (LUN) ごとの割り当て制御」を参照してください。

samu downoff、および on のデバイスの状態コマンドを使用して、デバイスの状態を変更できます。これらのコマンドは samu の任意の表示から発行できますが、cmors、または t の表示から発行する場合は、表示でその変更を確認できます。

次の手順は、デバイスの状態を down から on に変更する方法を示しています。

ドライブの状態を down から on に変更する方法

  1. cmorst のいずれかの文字キーを入力して、ドライブと自動ライブラリのデバイスの状態を表示する samu の表示を起動します。
  2. デバイスを選択し、そのデバイスが down の状態にあることを確認します。
  3. off コマンドを発行して、そのデバイスのすべての動作状態を停止します。
    command:off eq

    ここで、eq はデバイスの装置番号です。

  4. on コマンドを発行します。

    次に例を示します。

    Command:on eq

    eq には、デバイスの装置番号を指定します。