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Sun Storage Archive Manager 5.3 構成および管理ガイド     Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  SAM-QFS について

2.  アーカイブ用のストレージデバイスの構成

3.  追加の SAM-QFS 構成の実行

4.  ネットワーク接続自動ライブラリのパラメータファイルの作成

5.  ライブラリ内のドライブ順序の検査

6.  カタログの生成

7.  自動ライブラリと手動でロードしたドライブの管理

8.  ベンダー固有のライブラリの管理

9.  アーカイブ処理について

10.  アーカイバの構成

11.  アーカイブ指示 (archiver.cmd)

12.  アーカイブセット指示 (archiver.cmd)

13.  SAM-QFS でのデータ整合性の検証

14.  解放処理について

15.  ステージャーの構成

16.  リサイクラの構成

17.  SAM-QFS の高度なトピック

18.  Sun SAM-Remote ソフトウェアの使用

Sun SAM-Remote ソフトウェアの概要

システム要件

ソフトウェアの制限事項

クライアントとサーバーの対話

Sun SAM-Remote サーバーの概要

Sun SAM-Remote クライアントの概要

Sun SAM-Remote サーバーと Sun SAM-Remote クライアントの対話

ライブラリカタログ

アーカイブ処理

Sun SAM-Remote ソフトウェアでのデータ整合性の検証

Sun SAM-Remote ソフトウェアの構成

手順 1: サーバーおよびクライアントにする予定のホストにログインする

手順 2: クライアントおよびサーバーのソフトウェアを確認する

手順 3: 各クライアントの mcf ファイルを編集する

手順 4: Sun SAM-Remote クライアント構成ファイルを作成する

手順 5: サーバーの mcf ファイルを編集する

手順 6: サーバーの構成ファイルを作成する

手順 7: アーカイブを有効にする

Sun SAM-Remote ソフトウェアによるリサイクル

Sun SAM-Remote 環境でのリサイクル (方法 1)

サーバーの構成ファイル

クライアント用の構成ファイル

リサイクルを構成する方法 (方法 1)

リサイクルを構成する方法の例 (方法 1)

no-data VSN をリサイクルする方法

partially full VSN をリサイクルする方法

Sun SAM-Remote 環境でのリサイクル (方法 2)

リサイクルを構成する方法 (方法 2)

Sun SAM-Remote ソフトウェアによるリサイクル

この節には、Sun SAM-Remote でのリサイクルに関する情報が記載されています。Sun SAM-Remote 環境でのリサイクルは、ここで説明する非常に限定された状況でのみ行なってください。

リサイクル処理は、より多くのデータのためにカートリッジ上の領域を解放することが伴うため、リサイクルプロセスが適切に構成されていない場合は、リサイクラがアーカイブカートリッジ上の重要なデータを破壊するおそれがあります。


注 - SAM-QFS ソフトウェアによって、これらの制限が強制されることはありません。


データが失われるのを回避するには、次の制限事項を守ってください。

Sun SAM-Remote 環境でのリサイクルは、次の条件が満たされている場合にのみ行うことができます。

次のセクションでは、Sun SAM-Remote クライアントおよびサーバーを使用してリサイクルを有効にするための 2 つの方法について説明します。

Sun SAM-Remote 環境でのリサイクル (方法 1)

このセクションの手順では、Sun SAM-Remote 環境でリサイクルを有効にするための方法の 1 つについて説明します。手順では、sky という名前のサーバーと zeke という名前のクライアントの設定を想定しています。


注 - Sun SAM-Remote 環境でリサイクラを使用するには、この手順に完全に従う必要があり、構成をテストして、リサイクルが正しく行われていることを確認する必要があります。


サーバーの構成ファイル

サーバーでは、そのサーバーの mcf ファイルとサーバー構成ファイルに Sun SAM-Remote 構成情報が含まれている必要があります。次の例は、これらのファイルを示しています。

例 18-2 サーバー jimmy 上の mcf ファイル

# This is the mcf file for the server (jimmy).
# The server parameters file (rmt2000) points
# back to the correct automated library's equipment number
# (1000) for the SL8500 tape library.
#

# Equipment                                      Eq  Eq Family Dev Additional
# Identifier                                     Ord Ty Set    St  Parameters
# ==========                                     === == ====== == ==========
samfs1                                            100 ma samfs1 on
/dev/dsk/c6t600A0B80004850A600000F8048EF90ADd0s0  101 mm samfs1 on 
/dev/dsk/c6t600A0B800048505600000E9D48EF91EEd0s6  102 mr samfs1 on 
/dev/dsk/c7t60003BA13F71500048EDCE5F00048F2Dd0s6  103 mr samfs1 on 
/dev/dsk/c7t60003BA13F71500048EDCE23000B24C2d0s6  104 mr samfs1 on
/dev/dsk/c7t60003BA13F71500048EDCE50000ADAECd0s6  104 mr samfs1 on

samfs2                                            200 ms samfs2 on
/dev/dsk/c7t60003BA13F71500048EDCE720001B17Fd0s6  201 md samfs2 on 
/dev/dsk/c7t60003BA13F71500048EDCE7200014BEAd0s6  202 md samfs2 on 

# SL8500
/etc/opt/SUNWsamfs/T10K        1000    sk      T10K    on      /etc/opt/SUNWsamfs/T10K_cat
/dev/rmt/4cbn                  1001    ti      T10K    on
/dev/rmt/5cbn                  1002    ti      T10K    on
/dev/rmt/0cbn                  1003    ti      T10K    on
/dev/rmt/1cbn                  1004    ti      T10K    on
/dev/rmt/6cbn                  1005    ti      T10K    on
/dev/rmt/7cbn                  1006    ti      T10K    on
/dev/rmt/2cbn                  1007    ti      T10K    on
/dev/rmt/11cbn                 1008    ti      T10K    on
/dev/rmt/10cbn                 1009    ti      T10K    on
/dev/rmt/12cbn                 1010    ti      T10K    on

# Define Sun SAM-Remote server jimmy
/etc/opt/SUNWsamfs/rmt2000 2000 ss jimmy on

例 18-3 サーバー jimmy 上のサーバー構成ファイル

# Server configuration file /etc/opt/SUNWsamfs/rmt2000 on jimmy.
# The eq of the automated library MUST match the eq of the
# automated library that you want to use in the mcf file.
tera
   media
     1000 ti 00002[0-9]
   endmedia

クライアント用の構成ファイル

クライアントでは、そのクライアントの mcf ファイルとクライアント構成ファイルに Sun SAM-Remote 構成情報が含まれている必要があります。次の例は、これらのファイルを示しています。

例 18-4 クライアント tera 上の mcf ファイル

# mcf file for client (tera)
#

# Equipment                                      Eq  Eq Family Dev Additional
# Identifier                                     Ord Ty Set    St  Parameters
# ==========                                     === == ====== == ==========
samfs1                                           100 ms samfs1 on
/dev/dsk/c7t60003BA13F71500048EDCE5F00048F2Dd0s6 101 md samfs1 on 
/dev/dsk/c7t60003BA13F71500048EDCE23000B24C2d0s6 102 md samfs1 on 
/dev/dsk/c7t60003BA13F71500048EDCE50000ADAECd0s6 103 md samfs1 on 

# Define a L500 with 2 drives
/dev/samst/c4t500104F0009C2F6Fu0 300 rb L500 on 
/dev/rmt/0cbn                    301 li L500 on
/dev/rmt/1cbn                    302 li L500 on 


# Define tera as a Sun SAM-Remote client using jimmy as the server
/etc/opt/SUNWsamfs/rmt2000       2000 ss jimmy on
/dev/samrd/rd0                   2001 rd jimmy on
/dev/samrd/rd1                   2002 rd jimmy on
/dev/samrd/rd2                   2003 rd jimmy on
/dev/samrd/rd3                   2004 rd jimmy on
/dev/samrd/rd4                   2005 rd jimmy on
/dev/samrd/rd5                   2006 rd jimmy on
/dev/samrd/rd6                   2007 rd jimmy on
/dev/samrd/rd7                   2008 rd jimmy on

例 18-5 クライアント tera 上のクライアント構成ファイル

# cat /etc/opt/SUNWsamfs/rmt2000
# File /etc/opt/SUNWsamfs/rmt2000 on Sun SAM-Remote client tera: jimmy

リサイクルを構成する方法 (方法 1)

リサイクル処理を構成する手順には、アーカイブ処理とリサイクル処理のテストが含まれます。テスト期間があるために、この手順はファイルのアーカイブへの保存とリサイクルを行う頻度に応じて、完了までに 1 日か 2 日かかる場合もあります。


注 - クライアント VSN のリサイクルフラグ (+c) を設定するために、サーバー上で chmed コマンドを使用しないでください。そのような操作は、サーバー上の /etc/opt/SUNWsamfs/recycler.cmd ファイルに入っている no_recycle リストを無効にします。


この手順を開始する前に、「リサイクルについて」をお読みください。Sun SAM-Remote 環境でリサイクラを使用するには、リサイクルプロセスの各手順を完全に理解しておく必要があります。まだリサイクルプロセスに精通していない場合は、ここで理解してください。

  1. Sun SAM-Remote クライアントおよびサーバーが正しく構成されており、アーカイブ処理が発生していることを確認します。

    詳細は、Sun SAM-Remote クライアントおよびサーバーの構成に関する詳しい情報が記載されている、「Sun SAM-Remote ソフトウェアの構成」を参照してください。構成の手順には、アーカイブ処理が行われていることを確認するための手順が含まれます。

  2. クライアントシステム上の archiver.cmd ファイルを編集し、リサイクル指示を追加します。

    この例では、リサイクル処理はライブラリ別でなく、アーカイブセット別に行われます。リサイクル処理をアーカイブセット別に行うよう指定する指示が、archiver.cmd ファイルに存在する必要があります。

    次の例は、クライアント zeke 上の archiver.cmd ファイルを示しています。このファイルは、リサイクラと通信するよう編集されたものです。

    # This is file /etc/opt/SUNWsamfs/archiver.cmd
    # on Sun SAM-Remote client zeke.
    #
    archivemeta = off
    archmax = li 12G
    
    fs = samfs1
    logfile = /var/adm/samfs1.archiver.log
    no_archive tmp
    all .
        1 -norelease 10m
        2 -norelease 10m
    
    params
    allsets -sort path -offline_copy stageahead -reserve set
    allsets -recycle_hwm 60 -recycle_mingain 90 -recycle_vsncount 2 -dataquantity 100G
    allsets -ignore
    allsets.1 -startage 8h -startsize 10G -drives 2
    allsets.2 -startage 24h -startsize 20G -drives 2 -archmax 24G
    endparams
    
    vsns
    all.1 li  ^10.*
    all.2 li  ^20.*
    endvsns

    例に示した各指示は、次のことを行います。

    • -recycle_hwm 指示は、アーカイブセットのライブラリの高位境界値を設定します。VSN の使用率がこのパーセンテージを超えると、アーカイブセットのリサイクルが開始されます。

    • -recycle_ignore 指示は、一時的にのみ挿入されます。このディレクティブは、ユーザーが環境の構成とテストを済ませるまでリサイクルが発生しないようにします。この指示は、あとの手順で削除できます。

    • -recycle_mingain 指示は、領域を再利用するために必要な作業量を制限することで効率性を確保するために、高く設定されています。

    • -recycle_vsncount2 指示は、リサイクラが一度に 2 つの VSN を空にするよう指定します。リサイクルでシステムに大きな負担をかけないようにしてください。

  3. クライアント上の recycler.cmd ファイルを編集し、リサイクル処理のログ出力を受け取るログファイルを指定します。

    次の例は、クライアント zeke 上の recycler.cmd ファイルで、リサイクラログファイルを指定するために編集されています。

    #
    # This is the /etc/opt/SUNWsamfs/recycler.cmd file
    # on client zeke.
    #
    logfile = /var/adm/recycler.log
  4. サーバー上の archiver.cmd ファイルが、アーカイブセット別のリサイクル処理を指定するよう書かれているかどうかを確認します。

    Sun SAM-Remote を使用するときは、リサイクル処理がライブラリ別でなくアーカイブセット単位で行われるよう指定する必要があります。リサイクル処理をアーカイブセット別に行うよう指定する指示が、archiver.cmd ファイルに存在する必要があります。

    次の例は、サーバー sky 上の archiver.cmd ファイルを示しています。このファイルは、アーカイブセット別の保存を指定しています。

    # This is the archiver.cmd for the server (sky).
    #
    # Number of drives: 10
    # Number of Mounted Filesystems: 1
    # Number of Tests per Filesystem: 1
    # Number of Archive Copies per Test: 2
    #wait
    #trace = /var/opt/SUNWsamfs/trace/archiver all
    logfile = /var/opt/SUNWsamfs/log/archiver
    interval = 1m
    no_archive .
    archmax = at 5G
    drives = adic1 6
    fs = samfs1
    1 4h
    testset testdir0
    1 1m
    2 1m
    allsam1 .
    1 1m
    2 1m
    params
    allsam1.1 -drives 4 -drivemin 50m
    allsam1.1 -recycle_hwm 60 -recycle_mingain 90 -recycle_vsncount 1
    allsam1.1 -recycle_ignore
    allsam1.2 -drives 4 -drivemin 50m
    allsam1.2 -recycle_hwm 60 -recycle_mingain 90 -recycle_vsncount 1
    allsam1.2 -recycle_ignore
    testset.1 -drives 4 -drivemin 50m
    testset.1 -recycle_hwm 60 -recycle_mingain 90 -recycle_vsncount 1
    testset.1 -recycle_ignore
    testset.2 -drives 4 -drivemin 50m
    testset.2 -recycle_hwm 60 -recycle_mingain 90 -recycle_vsncount 1
    testset.2 -recycle_ignore
    endparams
    vsns
    samfs1.1 at 000000
    allsam1.1 at 00000[1-5] # vsns 1 through 5.
    allsam1.2 at 00000[6-9] # vsns 6 through 9.
    testset.1 at 00001[0,4] # vsns 10 and 14.
    testset.2 at 00001[5,9] # vsns 15 and 19.
    endvsns
  5. サーバーの recycler.cmd ファイルを編集して、リサイクラからの出力を受け取るリサイクラログファイルと、Sun SAM-Remote クライアントの VSN の no-recyle 指示を指定します。

    Sun SAM-Remote クライアントは、そのコピー 2 のアーカイブコピーを Sun SAM-Remote サーバーのライブラリ内のカートリッジに書き込むよう構成されます。no_recycle 指示は、Sun SAM-Remote クライアントによってアーカイブ処理に使用されている VSN が Sun SAM-Remote サーバーによってリサイクルされるのを防ぐために必要です。

    次の例は、クライアント sky 上の recycler.cmd ファイルで、リサイクラログファイルを指定するために編集されています。

    #
    # This is the /etc/opt/SUNWsamfs/recycler.cmd file
    # on Sun SAM-Remote server sky.
    #
    logfile = /var/opt/SUNWsamfs/recycler/recycler.log
    adic1 -ignore
    no_recycle at 00002[0-9] # Prevents VSNs assigned to zeke from
    # being recycled.
  6. sam-recycler コマンドを使用して、Sun SAM-Remote クライアント上でリサイクラをテストします。

    Sun SAM-Remote クライアントシステムでリサイクラを実行して、構成ファイルに指定されたデバイスと VSN をリサイクラが適切に認識するかどうかを確認します。

    たとえば、次のコマンドを使用し、リサイクラの初期テストを行うことができます。

    zeke# sam-recycler -dvx

    このテストが重要である理由は、リサイクラが稼働しているシステムのいずれかのカタログ (ヒストリアンカタログを含む) にリストされている特定の VSN 上にアーカイブイメージが存在しないことをリサイクラが検出した場合、recycler.sh スクリプトがカートリッジにラベルを付けるよう要求できるからです。Sun SAM-Remote クライアントと SAM-QFS サーバーは互いに通信して、それぞれの側にアーカイブコピーの存在を知らせます。そのような情報はすべて、ローカルの SAM-QFS ファイルシステムからローカル側で提供されます。


    注意

    注意 - カートリッジにラベルを付けると、そのカートリッジ上のすべてのデータが破壊されます。


    リサイクラが稼働し、リサイクラログファイルに活動をログとして記録します。リサイクラログファイルは、recycler.cmd ファイルの中で定義されます。sam-recycler コマンドの詳細については、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「sam-recycler(1M)」を参照してください。

  7. リサイクラログファイルを調べてメッセージを見つけます。
    Recycling is ignored on this archive set.

    例 18-6を参照してください。

  8. Sun SAM-Remote サーバーから sam-recycler コマンドを実行して、リサイクラが、Sun SAM-Remote クライアント用に予約された VSN を一切リサイクルしていないことを確認します。

    次に例を示します。

    sky# sam-recycler -dvx

    上記のコマンドはリサイクラを実行し、その稼働状況をリサイクラログファイルに書き込みます。sam-recycler コマンドの詳細については、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「sam-recycler(1M)」を参照してください。例 18-7 も参照してください。

  9. サーバーおよびクライアントの recycler.log ファイルを解析し、リサイクル候補の VSN を選択します。

    recycler.log ファイルの末尾の方に Status 欄があります。

    • クライアントログファイルでは、次のタイプのステータスエントリを持つ VSN がリサイクルの候補です。

      • no-data VSNno-data VSN をリサイクルするには、no-data VSN をリサイクルする方法」を参照してください。

      • partially fullpartially full VSN をリサイクルするには、「partially full VSN をリサイクルする」を参照してください。

    • サーバーログファイルの場合、最適なリサイクル候補は、Count 列、Bytes 列、および Use 列の値が 0 のものです。

リサイクルを構成する方法の例 (方法 1)

例 18-6 ログファイルの例

次の例は、ログファイルの例を示しています。

# recycler.log from client zeke.
========== Recycler begins at Mon Jun 4 09:49:41 2001 ===========
Initial 7 catalogs:
0 Family: stk_l20 Path: /var/opt/SUNWsamfs/catalog/L20_cat
Vendor: STK Product: L20
SLOT ty capacity space vsn
0 lt 33.0G 33.0G 000173
1 lt 32.8G 44.1M CEL170
2 lt 33.0G 33.0G CEL139
4 lt 32.8G 16.8G CFC504
5 lt 33.0G 33.0G CFC503
6 lt 32.9G 0 CSM689
7 lt 32.9G 19.6G CSM690
8 lt 33.0G 33.0G CSM691
9 lt 33.0G 33.0G CSM692
10 lt 10.0G 10.0G CLN018
11 lt 33.0G 33.0G 000766
Total Capacity: 339.2G bytes, Total Space Available: 244.3G bytes
Volume utilization 27%, high 95% VSN_min 50%
Recycling is ignored on this robot.

1 Family: skyrs Path: /var/opt/SUNWsamfs/catalog/sky_cat
Vendor: (NULL) Product: (NULL)
SLOT ty capacity space vsn
0 at 48.5G 23.3G 000020
1 at 23.8G 23.8G 000021
2 at 48.5G 48.5G 000022
3 at 48.5G 48.5G 000023
4 at 48.5G 48.5G 000024
5 at 48.5G 2.6G 000025
6 at 48.5G 361.4k 000026
7 at 48.5G 48.5G 000027
8 at 48.5G 48.5G 000028
9 at 48.5G 0 000029
Total Capacity: 460.8G bytes, Total Space Available: 292.5G bytes
Volume utilization 36%, high 95% VSN_min 50%
Recycling is ignored on this robot.

2 Family: hy Path: /var/opt/SUNWsamfs/catalog/historian
Vendor: Sun SAM-FS Product: Historian
SLOT ty capacity space vsn
(no VSNs in this media changer)
Total Capacity: 0 bytes, Total Space Available: 0 bytes
Volume utilization 0%, high 95% VSN_min 50%
Recycling is ignored on this robot.

3 Family: defaultset.1 Path: /etc/opt/SUNWsamfs/archiver.cmd
Vendor: Sun SAM-FS Product: Archive set
SLOT ty capacity space vsn
0 lt 33.0G 33.0G 000766
1 lt 33.0G 33.0G 000173
2 lt 32.9G 0 CSM689
3 lt 32.9G 19.6G CSM690
4 lt 33.0G 33.0G CSM691
5 lt 33.0G 33.0G CSM692
Total Capacity: 197.6G bytes, Total Space Available: 151.5G bytes
Volume utilization 23%, high 60% VSN_min 90%
Recycling is ignored on this archive set.

4 Family: defaultset.2 Path: /etc/opt/SUNWsamfs/archiver.cmd
Vendor: Sun SAM-FS Product: Archive set
SLOT ty capacity space vsn
0 lt 32.9G 0 CSM689
1 at 48.5G 23.3G 000020
2 at 23.8G 23.8G 000021
3 at 48.5G 2.6G 000025
4 at 48.5G 361.4k 000026
5 at 48.5G 48.5G 000027
6 at 48.5G 48.5G 000028
7 at 48.5G 0 000029
Total Capacity: 348.0G bytes, Total Space Available: 146.8G bytes
Volume utilization 57%, high 60% VSN_min 90%
Recycling is ignored on this archive set.

5 Family: archiveset.1 Path: /etc/opt/SUNWsamfs/archiver.cmd
Vendor: Sun SAM-FS Product: Archive set
SLOT ty capacity space vsn
0 lt 32.8G 44.1M CEL170
1 lt 32.8G 16.8G CFC504
2 lt 33.0G 33.0G CFC503
Total Capacity: 98.6G bytes, Total Space Available: 49.8G bytes
Volume utilization 49%, high 60% VSN_min 90%
Recycling is ignored on this archive set.

6 Family: archiveset.2 Path: /etc/opt/SUNWsamfs/archiver.cmd
Vendor: Sun SAM-FS Product: Archive set
SLOT ty capacity space vsn
0 at 48.5G 23.3G 000020
1 at 23.8G 23.8G 000021
2 at 48.5G 48.5G 000022
3 at 48.5G 48.5G 000023
4 at 48.5G 48.5G 000024
Total Capacity: 218.0G bytes, Total Space Available: 192.8G bytes
Volume utilization 11%, high 60% VSN_min 90%
Recycling is ignored on this archive set.

21 VSNs:

---Archives--- -----Percent----- defaultset.1
-----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
in multiple sets 0 0 0 100 0 stk_l20:lt:CSM689
partially full 111 2.8G 8 31 61 stk_l20:lt:CSM690
empty VSN 0 0 0 0 100 stk_l20:lt:000173
empty VSN 0 0 0 0 100 stk_l20:lt:CSM691
empty VSN 0 0 0 0 100 stk_l20:lt:CSM692
empty VSN 0 0 0 0 100 stk_l20:lt:000766

---Archives--- -----Percent----- defaultset.2
-----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
no-data VSN 0 0 0 100 0 skyrs:at:000029
no-data VSN 0 0 0 99 1 skyrs:at:000026
partially full 111 2.8G 6 88 6 skyrs:at:000025
empty VSN 0 0 0 0 100 skyrs:at:000028
empty VSN 0 0 0 0 100 skyrs:at:000027

---Archives--- -----Percent----- archiveset.1
-----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
no-data VSN 0 0 0 99 1 stk_l20:lt:CEL170
partially full 677 2.3G 8 40 52 stk_l20:lt:CFC504
empty VSN 0 0 0 0 100 stk_l20:lt:CFC503

---Archives--- -----Percent----- archiveset.2
-----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
in multiple sets 0 0 0 51 49 skyrs:at:000020
empty VSN 0 0 0 0 100 skyrs:at:000022
empty VSN 0 0 0 0 100 skyrs:at:000023
empty VSN 0 0 0 0 100 skyrs:at:000024
in multiple sets 0 0 0 0 100 skyrs:at:000021

---Archives--- -----Percent----- stk_l20
-----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
empty VSN 0 0 0 0 100 stk_l20:lt:CLN018
partially full 13 80.3k 0 0 100 stk_l20:lt:CEL139
Recycler finished.
========== Recycler ends at Mon Jun 4 09:49:53 2001 ===========

例 18-7 リサイクラログファイルの例

次の例は、リサイクラログファイルの例を示しています。

# recycler.log file from server sky.
========== Recycler begins at Mon Jun 4 09:50:44 2001 ===========
Initial 6 catalogs:
0 Family: adic1 Path: /var/opt/SUNWsamfs/catalog/adic1
Vendor: ADIC Product: Scalar 1000
SLOT ty capacity space vsn
0 at 1.3G 1.2G 000001
1 at 1.3G 1.3G 000002
2 at 1.3G 1.3G 000004
3 at 48.5G 0 000010
4 at 48.5G 0 000011
5 at 48.5G 43.5G 000018
6 at 48.5G 0 000019
7 at 48.5G 23.3G 000020
8 at 23.8G 23.8G 000021
9 at 48.5G 48.5G 000022
10 at 48.5G 48.5G 000023
11 at 48.5G 48.5G 000024
12 at 48.5G 2.6G 000025
13 at 48.5G 361.4k 000026
14 at 48.5G 48.5G 000027
15 at 48.5G 48.5G 000028
16 at 48.5G 0 000029
17 at 1.3G 1.3G 000005
18 at 48.5G 48.5G 000016
19 at 23.8G 23.8G CLN001
20 at 23.8G 23.8G CLN002
21 at 23.8G 23.8G CLN004
22 at 23.8G 23.8G CLN003
23 at 48.5G 421.6M 000015
24 at 1.3G 1.3G 000000
25 at 48.5G 0 000013
26 at 1.3G 1.3G 000003
27 at 48.5G 43.6G 000007
28 at 48.5G 41.8G 000008
29 at 48.5G 46.9G 000006
30 at 48.5G 48.3G 000009
31 at 48.5G 0 000014
32 at 48.5G 0 000012
33 at 48.5G 40.1G 000017
Total Capacity: 1.2T bytes, Total Space Available: 708.7G bytes
Volume utilization 43%, high 95% VSN_min 50%
Recycling is ignored on this robot.

1 Family: hy Path: /var/opt/SUNWsamfs/catalog/historian
Vendor: Sun SAM-FS Product: Historian
SLOT ty capacity space vsn
(no VSNs in this media changer)
Total Capacity: 0 bytes, Total Space Available: 0 bytes
Volume utilization 0%, high 95% VSN_min 50%
Recycling is ignored on this robot.

2 Family: testset.1 Path: /etc/opt/SUNWsamfs/archiver.cmd
Vendor: Sun SAM-FS Product: Archive set
SLOT ty capacity space vsn
0 at 48.5G 0 000010
1 at 48.5G 0 000014
Total Capacity: 97.1G bytes, Total Space Available: 0 bytes
Volume utilization 100%, high 60% VSN_min 90%: *** Needs recycling ***
Recycling is ignored on this archive set.

3 Family: testset.2 Path: /etc/opt/SUNWsamfs/archiver.cmd
Vendor: Sun SAM-FS Product: Archive set
SLOT ty capacity space vsn
0 at 48.5G 0 000019
1 at 48.5G 421.6M 000015
Total Capacity: 97.1G bytes, Total Space Available: 421.6M bytes
Volume utilization 99%, high 60% VSN_min 90%: *** Needs recycling ***
Recycling is ignored on this archive set.

4 Family: allsam1.1 Path: /etc/opt/SUNWsamfs/archiver.cmd
Vendor: Sun SAM-FS Product: Archive set
SLOT ty capacity space vsn
0 at 1.3G 1.2G 000001
1 at 1.3G 1.3G 000002
2 at 1.3G 1.3G 000004
3 at 1.3G 1.3G 000005
4 at 1.3G 1.3G 000003
Total Capacity: 6.5G bytes, Total Space Available: 6.3G bytes
Volume utilization 3%, high 60% VSN_min 90%
Recycling is ignored on this archive set.

5 Family: allsam1.2 Path: /etc/opt/SUNWsamfs/archiver.cmd
Vendor: Sun SAM-FS Product: Archive set
SLOT ty capacity space vsn
0 at 48.5G 43.6G 000007
1 at 48.5G 41.8G 000008
2 at 48.5G 46.9G 000006
3 at 48.5G 48.3G 000009
Total Capacity: 194.2G bytes, Total Space Available: 180.6G bytes
Volume utilization 6%, high 60% VSN_min 90%
Recycling is ignored on this archive set.

Need to select candidate for media changer testset.1 to free up 39.8G bytes.
Quantity of data to move limited to (no limit) bytes and 1 VSNs.
Checking 000010. Need to free 39.8G, quantity limit: (no limit), VSN count: 1.
VSN is in correct media changer... good.
VSN is not already recycling... good.
VSN has no request files... good.
VSN has no 'archive -n' files...good.
VSN was not specified as "no_recycle" in recycler.cmd file... good.
VSN does not exceed VSN count limit... good.
VSN does not exceed data quantity limit... good.
VSN meets minimum gain requirement.
Recycling is ignored on this media changer - VSN not marked for recycling.

Checking 000014. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN is in correct media changer... good.
VSN is not already recycling... good.
VSN has no request files... good.
VSN has no 'archive -n' files...good.
VSN was not specified as "no_recycle" in recycler.cmd file... good.
VSN exceeds VSN count limit - skipped.
Checking 000019. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000015. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.

Checking 000001. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000003. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000004. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000005. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000002. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000008. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000007. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.

Checking 000006. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000009. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000011. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000029. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000013. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000012. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.

Checking 000026. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000025. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000020. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000017. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000018. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking CLN003. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.

Checking 000021. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000022. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000027. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000028. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000023. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000024. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000016. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.

Checking CLN001. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking CLN002. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking CLN004. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000000. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
No candidate was found in this media changer.

Need to select candidate for media changer testset.2 to free up 38.8G bytes.
Quantity of data to move limited to (no limit) bytes and 1 VSNs.
Checking 000010. Need to free 38.8G, quantity limit: (no limit), VSN count: 1.
VSN not in correct media changer.
Checking 000014. Need to free 38.8G, quantity limit: (no limit), VSN count: 1.
VSN not in correct media changer.

Checking 000019. Need to free 38.8G, quantity limit: (no limit), VSN count: 1.
VSN is in correct media changer... good.
VSN is not already recycling... good.
VSN has no request files... good.
VSN has no 'archive -n' files...good.
VSN was not specified as "no_recycle" in recycler.cmd file... good.
VSN does not exceed VSN count limit... good.
VSN does not exceed data quantity limit... good.
VSN meets minimum gain requirement.
Recycling is ignored on this media changer - VSN not marked for recycling.

Checking 000015. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN is in correct media changer... good.
VSN is not already recycling... good.
VSN has no request files... good.
VSN has no 'archive -n' files...good.
VSN was not specified as "no_recycle" in recycler.cmd file... good.
VSN exceeds VSN count limit - skipped.

Checking 000001. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000003. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000004. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000005. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000002. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.

Checking 000008. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000007. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000006. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000009. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000011. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000029. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.

Checking 000013. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000012. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000026. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000025. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000020. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000017. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.

Checking 000018. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking CLN003. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000021. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000022. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000027. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000028. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000023. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.

Checking 000024. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000016. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking CLN001. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking CLN002. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking CLN004. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
Checking 000000. Need to free 0E, quantity limit: (no limit), VSN count: 0.
VSN not in correct media changer.
No candidate was found in this media changer.
34 VSNs:

---Archives--- -----Percent----- testset.1
-----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000010
no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000014

---Archives--- -----Percent----- testset.2
-----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000019
partially full 677 2.3G 5 93 2 adic1:at:000015

---Archives--- -----Percent----- allsam1.1
-----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
partially full 97 173.8M 1 9 90 adic1:at:000001
no-data VSN 0 0 0 2 98 adic1:at:000003
no-data VSN 0 0 0 2 98 adic1:at:000004
empty VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:000005
empty VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:000002

---Archives--- -----Percent----- allsam1.2
-----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
no-data VSN 0 0 0 13 87 adic1:at:000008
partially full 98 1.6G 3 7 90 adic1:at:000007
no-data VSN 0 0 0 3 97 adic1:at:000006
empty VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:000009

---Archives--- -----Percent----- adic1
-----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000011
no_recycle VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000029
no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000013
no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000012
no_recycle VSN 0 0 0 99 1 adic1:at:000026
no_recycle VSN 0 0 0 94 6 adic1:at:000025
no_recycle VSN 0 0 0 51 49 adic1:at:000020
no-data VSN 0 0 0 17 83 adic1:at:000017
no-data VSN 0 0 0 10 90 adic1:at:000018
empty VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:CLN003

no_recycle VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:000021
no_recycle VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:000022
no_recycle VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:000027
no_recycle VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:000028
no_recycle VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:000023
no_recycle VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:000024
empty VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:000016
empty VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:CLN001
empty VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:CLN002
empty VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:CLN004
partially full 12 88.3k 0 0 100 adic1:at:000000

Recycler finished.
========== Recycler ends at Mon Jun 4 09:51:05 2001 ===========

no-data VSN をリサイクルする方法

no-data VSN は、リサイクルがもっとも容易な VSN です。これらの VSN では、CountBytesUse の各フィールド値がすべて 0 (ゼロ) です。

  1. クライアントからの recycler.log ファイルで、no-data VSN を調べます。

    この例では、下のコードに示されているようにクライアント zeke からの VSN 000029 および 000026 が no-data VSN のため、リサイクル対象と見なすことができます。

    # From the client zeke recycler.log file:
    ---Archives--- -----Percent----- defaultset.2
    -----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
    no-data VSN 0 0 0 100 0 skyrs:at:000029
    no-data VSN 0 0 0 99 1 skyrs:at:000026
    partially full 111 2.8G 6 88 6 skyrs:at:000025
    empty VSN 0 0 0 0 100 skyrs:at:000028
    empty VSN 0 0 0 0 100 skyrs:at:000027
  2. no-data VSN が見つかった場合は、サーバーからの recycler.log ファイルを調べて、それらがサーバーのリサイクラログファイルで同様に表されているかどうかを確認します。

    サーバーからのアクティブなデータが、これらの VSN にアーカイブされていないことを確認します。

    下のコードは、サーバーの recycler.log ファイルの no_recycle VSN のデータを示しています。VSN 000029 および 000026 の場合、サーバーの recycler.log ファイル内のデータは、クライアントの recycler.log ファイル内のデータと同じです。

    # From the Server log file:
    ---Archives--- -----Percent----- adic1
    -----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
    no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000011
    no_recycle VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000029
    no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000013
    no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000012
    no_recycle VSN 0 0 0 99 1 adic1:at:000026
    no_recycle VSN 0 0 0 94 6 adic1:at:000025
    no_recycle VSN 0 0 0 51 49 adic1:at:000020
    no-data VSN 0 0 0 17 83 adic1:at:000017
    no-data VSN 0 0 0 10 90 adic1:at:000018
    empty VSN 0 0 0 0 100 adic1:at:CLN003
    .
    .
    .
  3. サーバーからのアクティブなデータが選択した VSN にアーカイブされていない場合は、tplabel または odlabel コマンドを使用して、VSN を再ラベル付けします。

    注意

    注意 - これにより、VSN 上のすべてのデータが破壊され、領域の再利用が行われます。


    たとえば、テープ VSN 000029 の場合は、次のコマンドを使用します。

    sky# tplabel -vsn 000029 -old 000029 at.000029

    この VSN 000029 の再ラベル付けが行われると、この VSN 上にある領域の 100% を再利用できます。

    メディアが光磁気ディスクの場合は、odlabel コマンドを使用します。詳細は、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「odlabel(1M)」を参照してください。

partially full VSN をリサイクルする方法

ステータスが partially full として報告された VSN もリサイクルできます。

  1. クライアントからの recycler.log ファイルで、partially full VSN を調べます。

    この例では、下で示しているように、クライアント zeke からの VSN 000025 はステータスが partially full のため、リサイクル候補と見なすことができます。

    # From the client zeke recycler.log file:
    ---Archives--- -----Percent----- defaultset.2
    -----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
    no-data VSN 0 0 0 100 0 skyrs:at:000029
    no-data VSN 0 0 0 99 1 skyrs:at:000026
    partially full 111 2.8G 6 88 6 skyrs:at:000025
    empty VSN 0 0 0 0 100 skyrs:at:000028
    empty VSN 0 0 0 0 100 skyrs:at:000027

    VSN 000025 は、その領域の 6% が使用中であることを示しています。この VSN をリサイクルするには、これらのアクティブアーカイブイメージが再アーカイブされている必要があります。このプロセスの次の手順では、これらのアクティブアーカイブイメージを別の VSN に再アーカイブする方法を示します。

  2. サーバー側からの recycler.log ファイルを調べ、サーバーからのアクティブデータがその VSN 上に保存されていないことを確認します。

    サーバーの recycler.log ファイルは、VSN 000025 に 6% の空きがあることを示し、これは、クライアントの recycler.log ファイルで報告されたのと同じパーセント値です。サーバーはクライアントのアーカイブイメージを認識しないため、残りの 94% のすべてが古いアーカイブイメージによって消費されると報告します。

    # From the Server log file:
    ---Archives--- -----Percent----- adic1
    -----Status----- Count Bytes Use Obsolete Free Library:Type:VSN
    no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000011
    no_recycle VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000029
    no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000013
    no-data VSN 0 0 0 100 0 adic1:at:000012
    no_recycle VSN 0 0 0 99 1 adic1:at:000026
    no_recycle VSN 0 0 0 94 6 adic1:at:000025
    no_recycle VSN 0 0 0 51 49 adic1:at:000020
    no-data VSN 0 0 0 17 83 adic1:at:000017
    .
    .
    .
  3. サーバーで、VSN 上のアクティブファイルを再アーカイブします。
    sky# chmed +c at.000025

    chmed コマンドの詳細については、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「chmed(1M)」を参照してください。

  4. クライアントで、リサイクラを再度実行します。
    zeke# sam-recycler -dvx

    このコマンドは、別の VSN に再アーカイブされるアクティブな各ファイルにマークを付けます。

  5. アーカイバを起動します。

    アーカイバを通常の方法で実行するか、クライアント上で samu(1M) ユーティリティーから :arrun と入力することができます。:arrun コマンドの詳細については、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「samu(1M)」を参照してください。

  6. アーカイブが完了した時点で、sam-recycler コマンドを実行して、クライアント上でリサイクラを再実行します。
    zeke# sam-recycler -dvx

    これにより、すべてのアクティブファイルが再アーカイブされたことを確認できます。

  7. 「Count」、「Bytes」、および「Use」フィールド値がすべて 0 (ゼロ) の場合は、tplabel または odlabel コマンドを使用して、サーバーから VSN を再ラベル付けします。

    たとえば、テープ VSN 000025 の場合は、次のコマンドを使用します。

    sky# tplabel -vsn 000025 -old 000025 at.000025

    このコマンドは VSN を再ラベル付けして、そのすべてのデータを破壊します。VSN の再ラベル付けを行なったあと、その VSN 上にある領域の 88% を再利用できます。

    メディアが光磁気ディスクの場合は、odlabel コマンドを使用することがあります。odlabel コマンドの詳細については、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「odlabel(1M)」を参照してください。

Sun SAM-Remote 環境でのリサイクル (方法 2)

ここでは、Sun SAM-Remote ソフトウェアを使用してボリュームをリサイクルする、もう 1 つの方法を示します。


注意

注意 - Sun SAM-Remote 環境では、これらの各手順の完了後、および正しいリサイクルが行われていることを確認する構成のテスト後にのみ、リサイクラを使用してください。


リサイクルを構成する方法 (方法 2)

  1. Sun SAM-Remote クライアント上で、sam-recycler コマンドを実行し、どのボリュームがリサイクル処理の最良の候補であるかを判定します。次に例を示します。
    client# sam-recycler -dvx
  2. リサイクラログファイルでリサイクル処理の候補を調べます。

    recycler.log ファイルの末尾の方に Status 欄があります。クライアントログファイルの場合は、次のようなタイプの Status エントリーを持つ VSN が、リサイクル候補になります。

    • no-data VSNno-data VSN をリサイクルするには、「no-data VSN をリサイクルする」を参照してください。

    • partially fullpartially full VSN をリサイクルするには、「partially full VSN をリサイクルする」を参照してください。

      サーバーログファイルの場合、最適なリサイクル候補は、Count 列、Bytes 列、および Use 列の値が 0 のものです。

  3. Sun SAM-Remote サーバー上で chmed コマンドを実行し、選択した VSN にリサイクルフラグを設定します。

    次に例を示します。

    server# chmed +c at.00025
  4. リサイクルされる VSN からアーカイブイメージが完全に排出されるまで待ちます。

    クライアント側のアーカイバが処理を行います。

  5. アーカイブメディアに従って、Sun SAM-Remote サーバーで tplabel または odlabel コマンドを発行し、ボリュームを再ラベル付けします。
  6. Sun SAM-Remote サーバーで、Sun SAM-Remote クライアント上でボリュームがアーカイブ処理に使用されるのを防止しているフラグ (Rc など) を消去します。