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次の項では、コンソール・モードでOracle Tuxedo Message Queue (OTMQ)をインストールする方法について説明します。
コンソール・モード・インストールとは、Oracleインストール・プログラムをテキスト形式で実行する方法のことです。これはUNIXシステム上でのみ実行可能な方法で、非グラフィック・コンソールを持つUNIXシステム用です。コンソール・モード・インストールの機能は、グラフィック・ベースのインストールと同じです。
コンソール・モードのインストール処理を開始するには、次の手順を実行します。
ディスク容量の要件については、「OTMQ 12cリリース1 (12.1.1)プラットフォーム・データ・シート」を参照してください。
コンソール・モードのインストール・プロセスを完了するには、各セクションのプロンプトで次のいずれかのアクションを入力します(現在英語のみ使用可能)。
[Enter]キーを押してデフォルトを使用します。backまたはpreviousを入力し、選択内容を確認または変更します。quitと入力すると、インストール・プロセスを終了できます。 言語に関連付けられた番号を入力することにより、言語を選択します。ここでの選択内容により、インストール中に表示される言語およびインストール中にインストールされる言語固有のメッセージ・カタログが決定されます。
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==================================================== Choose Install Set ->1- Install on top of existing Tuxedo installation 各インストール・セットのソフトウェア・コンポーネントのリストは、「インストール・セット」を参照してください。
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ターゲット・システム上にインストールされたすべてのOracle製品の中央サポート・ディレクトリとして機能するOracleホーム・ディレクトリを指定します。システムにすでにOracleホーム・ディレクトリがある場合は、そのディレクトリを選択できます(推奨)。
新規ディレクトリ作成を選択した場合は、Oracle Tuxedo Message Queueインストーラ・プログラムによってディレクトリが自動的に作成されます。Oracleホーム・ディレクトリの詳細は、「Oracleホーム・ディレクトリ」を参照してください。
1と入力して新しいOracleホーム・ディレクトリを作成するか、すでにシステム上にOracleホーム・ディレクトリがある場合は2と入力して既存のOracleホーム・ディレクトリを選択します。新しいOracleホーム・ディレクトリを指定する場合、必ずフル・パス名を入力してください。
この例では、
2を入力してこのシステムにすでに作成されているOracleホーム・ディレクトリを表示しています。Existing Oracle Homeプロンプトで、1を入力してこのインストールのOracleホーム・ディレクトリとして/home3/Oracleを指定しています。ディレクトリ名ではなく、Oracleホーム・ディレクトリに関連付けられた番号を入力してください。
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Oracle Tuxedo Message Queueソフトウェアをインストールするディレクトリを指定します。デフォルトの製品ディレクトリ(
tuxedo12c)を選択するか、または新しい製品ディレクトリを作成します。新しいディレクトリを作成する場合は、Oracle Tuxedo Message Queueインストーラによってディレクトリが自動的に作成されます。
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Enter “Y” to install sample |
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Review your installation selections. Enter back or
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tlistenパスワードを選択して入力します。パスワードはクリアテキスト形式の英数字による文字列で、長さは80字以下である必要があります。このパスワードを使用してOracle Tuxedo Message Queue管理コンソールにログインします。
Oracle Tuxedo Message Queueでは、
tlistenパスワードを使用して、認可されていない管理リクエストや操作からローカル・マシンを保護します。tlisten(1)またはwlisten(1)ゲートウェイ・プロセスを介して管理通信情報がローカル・マシンに到着するたびに、Oracle Tuxedo Message Queueはtlistenパスワードでそれらのアクセスを認証します。
=================================================== Configure tlisten Service |
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=================================================== SSL Installation Choice |
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このセクションは、CORBAサーバーまたはクライアント・ソフトウェア・コンポーネントをインストールした場合のみ表示されます。SSL使用時の証明書形式の認証をサポートするために、Oracle Tuxedo Message QueueではLightweight Directory Access Protocol (LDAP)ベースの証明書取得メカニズムが用意されています。Oracle Tuxedo Message Queueの証明書取得メカニズムは、iPlanet Directory Server付属のLDAPディレクトリ・サーバーでの使用が認められています。
=================================================== Enter Your LDAP Settings for SSL Support |
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=================================================== Installation Complete |
この手順は以上で終了です。Oracle Tuxedo Message Queueソフトウェアのインストールは完了です。
インストールが成功した後は、サンプルを実行してソフトウェアが正しくインストールされていることを確認したり、ソフトウェアをアンインストールすることができます。詳細は、「インストール後の作業」を参照してください。
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