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次の項では、Oracle Tuxedo Message Queue (OTMQ) 12c リリース1 (12.1.1)製品ソフトウェアのインストールに必要な予備知識について説明します。
Oracle Tuxedo Message Queue (OTMQ)は、オラクル社のWebサイト(http://www.oracle.com/technology/software/index.html)からダウンロードできます。
Oracle Tuxedo Message Queue製品ソフトウェアのインストーラは、オラクル社のWebサイトからプラットフォームにあわせてダウンロードできます。
Oracle Tuxedo Message Queue 12cリリース1 (12.1.1)ソフトウェア・ディストリビューションには、最小のTuxedoおよびすべてのOTMQコンポーネントが含まれています。
Oracle Tuxedo Message Queueソフトウェアは、Tuxedoドメインとも呼ばれるOracle Tuxedoアプリケーションに参加する各サーバー・マシンにインストールする必要があります。Tuxedo Message QueueアプリケーションはTuxedoシステムを基盤としたビジネス・ソフトウェア・プログラムであり、UBBCONFIGという1つの構成ファイルによって定義および制御されます。Tuxedo構成ファイルについては、『Oracle Tuxedoファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』の「UBBCONFIG(5)」を参照してください。
OTMQアプリケーションは、ネットワークで接続された多くのTuxedoシステム・プロセス、1つ以上のアプリケーション・クライアント・プロセス、1つ以上のアプリケーション・サーバー・プロセス、および1台以上のコンピュータ・マシンで構成されます。Oracle Tuxedoソフトウェアの異なるリリースを実行しているマルチ・マシンTuxedoアプリケーションでは、MASTERマシン (UBBCONFIGファイルのRESOURCESセクションにあるMASTERパラメータによって指定される)がアプリケーションでOracle Tuxedoソフトウェアの最新のリリースを実行する必要があります。Tuxedoアプリケーションの詳細は、『Oracle Tuxedo製品概要』の「ドメイン」を参照してください。
| 注意: | Oracle Tuxedoシステムの実行可能ファイルは、リモート・ファイル・システム間で共有しないことをお薦めします。共有すると信頼性が損われます。 |
Oracle Tuxedo 12cR1 (12.1.1)で、既存のOracle Tuxedo上にOTMQ12c R1をインストールするには、完全インストールを選択する必要があります。
| 注意: | Oracle Tuxedo Message QueueソフトウェアをUNIXシステムにインストールする前に、「ファイルおよびデータベースの管理とディスク領域の割当て」に従ってハード・ディスク・デバイスのパーティションを作成しなおすことをお薦めします。 |
Oracle Tuxedo Message Queueインストール・プログラムでは、ターゲット・システムへのOracle Tuxedo Message Queueのインストールに必要なファイルをアーカイブから抽出するために一時ディレクトリを使用し、この手順はTuxedoのインストールと同じです。
必要な一時記憶域の容量は、ターゲットのプラットフォームによって異なります(詳細は、「OTMQ 12cリリース1 (12.1.1)プラットフォーム・データ・シート」のデータ・シートを参照してください)。
この手順はOracle Tuxedo12cのインストールと同じです。
IPCリソースを構成するには、Oracle Tuxedoインストレーション・ガイドの「UNIXシステムでのIPCリソースの構成」および「インストール後のタスクの実行」を参照してください。
| 注意: | UNIXシステムにOracle Tuxedoソフトウェアをインストールする前に、ターゲット・マシンのIPCパラメータを調整することをお薦めします。 |
Oracle Tuxedo Message Queueソフトウェアはインストーラ・ファイルとして配布され、このファイルにはOracleインストール・プログラムのコピーも含まれています。Oracleインストール・プログラムは、Oracle Tuxedo製品をWindowsまたはUNIXシステムにインストールするためのOracleの標準ツールです。
Oracleインストール・プログラムは、3通りのインストール方法をサポートしています。前述のいずれの方法を使用してもOracle Tuxedo製品ソフトウェアをインストールできます。
GUIモードで「取消」ボタンまたはウィンドウの「close」ボタンをクリック、あるいはコンソール・モードで「quit」を入力すると、Oracle Tuxedo Message Queue 12c リリース1 (12.1.1)のインストールは完了しません。Oracle Tuxedo Message Queue 12c リリース1 (12.1.1)の再インストールが必要です。
インストール・セットとは、機能で関連付けられた、製品のソフトウェア・コンポーネントのセットのことです。Oracle Tuxedo 12c リリース1 (12.1.1)では、次の2つのインストール・セットが用意されています。
Oracle Tuxedo Message Queueをインストールする場合、Oracleホーム・ディレクトリを指定する必要があります。この手順はOracle Tuxedoのインストールと同じです。
詳細は、 Oracle Tuxedoインストレーション・ガイドを参照してください。
以上で、インストールを開始する準備は完了です。Oracle Tuxedo Message Queue 12cリリース1 (12.1.1)をインストールするには、次の項を参照してください。
Oracle Tuxedo Message Queueソフトウェアをアンインストールする場合は、「インストール後の作業」を参照してください。
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