互換性の問題

問題のサマリー: Oracle Solaris Cluster HA for Oracle Database または Support for Oracle RAC 構成で、Solaris ボリュームマネージャーによってミラー化された論理ボリュームを含む Oracle ASM を使用する必要がある場合は、SUNW.ScalDeviceGroup 検証機能が失敗する可能性があります。これらの障害によって、SUNW.ScalDeviceGroup リソースに依存しているサービスの可用性が失われます。

回避方法: SUNW.ScalDeviceGroup リソースタイプの IOTimeout プロパティーの設定を大きくすることで、それらの障害を軽減できます。詳細は、My Oracle Support にある記事 603825.1 を参照してください。

Oracle バイナリのインストール中に ACFS プロキシリソースがオフラインになる (16581850)

問題のサマリー: ACFS リソースが予想外にオフラインになる問題のため、Oracle 12.1 および ACFS と Oracle Solaris Cluster 3.3 3/13 の組み合わせは現在サポートされていません。この問題は、Oracle 11.2.0.3 の ACFS サポートには影響しません。

回避方法: 修正や回避方法が利用可能かどうかを確認するには、Oracle のサポート担当者にお問い合わせください。

Tavor InfiniBand (IB) トランスポートクラスタノードでパニックが起きる: `mutex_enter: bad mutex, lp` (16372022)

問題のサマリー: Tavor IB Host Channel Adapter (HCA) を備えたクラスタで、Reliable Datagram Sockets (RDS) v3 ドライバを使用しようとするとパニックが起こります。RDSv3 は、ハードウェアの制限のため、Tavor IB でサポートされていません。Tavor IB がインストールされているかどうかは、次のコマンドを使用して判定します。

# /usr/sbin/prtconf -v | grep tavor

回避方法: RDS バージョン 1 または IP-over-IB プロトコルのどちらかを使用するように、クラスタ上のアプリケーションを構成します。RDSv3 を実行するには、Hermon IB HCA をクラスタにインストールする必要があります。

Oracle Solaris 10 8/11 に Solaris をアップグレードすると、`hostname.adp` の内容が上書きされる (15882549)

問題のサマリー: Oracle Solaris 9 から Oracle Solaris バージョン 10 8/11 または 10 1/13 へのアップグレード中に、/etc/hostname.adp ファイルが上書きされます。この結果、ファイルの上書き中に IPMP グループ構成が削除されたため、ネットワークリソースのオンライン化が失敗します。

回避方法: アップグレードするノードごとに、次の手順を実行します。

Oracle Solaris OS をアップグレードする前に、/etc/hostname.adp ファイルの内容を保存します。
アップグレード後、システムをリブートする前に、アップグレード前の hostname.adp ファイルに保存されている内容を、現在の hostname.adp ファイルにコピーします。
システムをリブートした後、/etc/hostname.adp ファイルで使用できる IPMP グループ情報があった場合は、IPMP グループが正しく作成されていることを確認します。cluster コマンドまたは ifconfig コマンドのどちらかを使用します。

Solaris Volume Manager の GUI

Solaris Management Console (Solaris Volume Manager) の Enhanced Storage モジュールは Oracle Solaris Cluster ソフトウェアと互換性がありません。コマンド行インタフェースまたは Oracle Solaris Cluster ユーティリティーを使用して、Solaris Volume Manager ソフトウェアを構成します。

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	Oracle Solaris Cluster 3.3 3/13 リリースノート Oracle Solaris Cluster 3.3 3/13 (日本語)