Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B72923-01 |
|
前 |
次 |
WebCenter Portal: Spacesでは、コネクションが同僚や仕事上の関係者で構成されるソーシャル・ネットワークを作成するための手段になります。他のユーザーとのコネクションができたら、自分の作業環境を設定して、コネクションのあるユーザーとそうでないユーザーに異なるアクセス・レベルを指定できます。たとえば、自分のプロファイル、メッセージ・ボード、アクティビティ・ストリームおよびフィードバックの各ビューに対して、コネクションのあるユーザーからのアクセスを有効にし、そうでないユーザーはアクセス権を持たないようにできます。メッセージ・ボードとフィードバックについては、すべてのユーザーに表示アクセス権を与える一方、コネクション・リストを使用して、コネクションのあるユーザーまたはその一部のみに投稿アクセス権を限定することができます。
この章では、コネクションのタスク・フローの概要と、それを使用して実行できるタスクの手順を説明します。この項の内容は次のとおりです。
対象読者
この章は、少なくともPeople Connections: Connect with People
権限を含むアプリケーション・ロールが割り当てられたユーザーを対象としています。コネクション・リストを使用するユーザーには、People Connections: Update People Connections Data
権限も必要です。
タスク・フロー・プロパティを編集する予定のあるユーザーには、Edit Pages
権限も含むロールが割り当てられている必要があります。スペース(ホーム・スペースを除く)内では、ユーザーにEdit Page Access and Structure
権限を含むロールが割り当てられている必要があります。
コネクションは、同僚や仕事上の連絡相手が集まるソーシャル・ネットワークを構築する手段になります。自分のコネクションを管理し、他のユーザーのコネクションを表示するためのツールも用意されています。ピープル・コネクションのプリファレンスを使用すると、コネクションのあるユーザーとそれ以外のユーザーに異なるアクセス・レベルを付与できます。たとえば、自分のプロファイルの表示権限をコネクションのみに限定したり、コネクションがプロファイルの特定セクションを表示できるようにしたりしながら、コネクションでないユーザーにはそれらのセクションを表示しないようにできます。
他のユーザーとコネクションを持つと、それらのユーザーに自分の「ピープル・コネクション」ビューへのアクセス権を与え、自分もそれらのユーザーの「ピープル・コネクション」ビューにアクセスできることになります。
注意: ピープル・コネクション・サービスには、コネクション、プロファイル、アクティビティ・ストリーム、メッセージ・ボードおよびフィードバックが含まれます。詳細は、次の項を参照してください。 |
個々のユーザーがソーシャル・ネットワークの構築を始める前に、アプリケーション管理者は、すべてのユーザーが自分および他のユーザーのコネクションに関して表示できる内容と実行できる操作に関わるグローバル・アプリケーション・デフォルトを設定できます。詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。
WebCenter Portal: Spacesでは、コネクションの次のタスク・フローが提供されます。
コネクション: 自分のコネクションの表示と管理、コネクション・リストの作成、およびコネクションの招待の送信と応答に使用されます(図34-1)。
コネクション - カード: 写真、ステータス・メッセージ、およびコネクションへのインスタント連絡オプションに使用されます(図34-2)。
コネクション - 詳細ビュー: 写真の表示のほか、自分のコネクションへのアクセスや、新しいコネクションの招待、既存のコネクションの管理、およびコネクションを編成したリストの作成を行う機能へのアクセスをすばやく行うために使用されます(図34-3)。
コネクション - クイック・ビュー: 写真の表示およびコネクションへの迅速なアクセスに使用されます(図34-4)。
コネクションの各タスク・フローには、タスク・フロー・インスタンスの外観および動作の制御に使用できるプロパティが関連付けられています。たとえば、コネクションのプロパティを使用して、「コネクション - カード」と「コネクション - クイック・ビュー」の各タスク・フローに表示するコネクション数や行数を指定できます。
コネクションの機能の使用方法の詳細は、第34.4項「ソーシャル・ネットワークの設定」を参照してください。
コネクションのプリファレンスを使用すると、自分がコネクションを持っている人に関する情報を表示できるユーザーや、他のユーザーからのコネクションの招待を自動的に承認するかどうかなどを指定できます。
コネクションのプリファレンスを設定するには、次の手順を実行します。
「管理」リンクの横にある「プリファレンス」リンクをクリックします。「プリファレンス」ダイアログが開きます。
「ピープル・コネクション」をクリックして、ピープル・コネクションのプリファレンスを表示します。
「コネクション」タブをクリックして前面に表示します(図34-5)。
「表示アクセス権の付与先」ドロップダウン・リストで、自分のコネクション・リストの表示を許可するユーザーを選択します。
全員—ログインしていないユーザーを含むすべてのユーザーに、自分のコネクションに関する情報の表示を許可します。
認証されたユーザー—ログインしているユーザーにのみ、自分のコネクションの表示を許可します。
ユーザーのコネクション—自分と自分のコネクションにのみ、自分のコネクションの表示を許可します。
ユーザーのみ—自分のみが自分のコネクションを表示できます。
注意: 管理者が、コネクションの構成設定でユーザーによるこれらの設定のオーバーライドを無効にしている場合は、「表示アクセス権の付与先」ドロップダウンは無効になっています。詳細は、第6.4.3.3項「コネクションの構成」を参照してください。 |
別のユーザーからのコネクションの招待を自動的に承認するには、「招待の自動承認」を選択します。
別のユーザーからのコネクションの招待の承認、拒否または無視を自分で決める場合は、このチェック・ボックスの選択を解除します。
「OK」をクリックします。
ピープル・コネクション・サービスのタスク・フローをページに追加する手順は、第18.5項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。
コネクションは、ソーシャル・ネットワークの構築と視覚化のための主要機能を提供します。コネクションのタスク・フローを使用して、コネクションへの他のユーザーの招待、コネクションの招待の承認、コネクション・リストの作成、および使用されなくなったコネクションの削除を行います。
注意: ユーザーが特定のコネクションに対して持つアクセス・レベルは、アプリケーション管理者が設定するピープル・コネクションのデフォルト設定、そのコネクションのピープル・コネクションのプリファレンス設定、およびコネクションのタスク・フロー・インスタンスに設定されたプロパティによって決まります。 コネクションのプリファレンスの詳細は、第34.2項「コネクションのプリファレンスの設定」を参照してください。アプリケーション管理者によって設定されるピープル・コネクションのデフォルトの詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。コネクションのタスク・フロー・プロパティの詳細は、第34.5項「コネクションのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください。 |
この項では、コネクションを使用した個人用ソーシャル・ネットワークの設定と管理について説明します。内容は次のとおりです。
自分のコネクションは、コネクションのどのタスク・フローでも表示できます。その1つは、いつでも使用できる「コネクション」ページです。このページには、アプリケーションのどこであっても、表示されている自分のユーザー名をクリックすることで移動できます。コネクション・リストが大きい場合は、検索機能を使用して特定のコネクションを探すことができます。
この項では、「コネクション」ページにアクセスし、コネクションを表示または検索する方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
ホーム・スペースに移動し、UI内にある自分のユーザー名をクリックするなどの方法で、自分のプロファイル・ページを開きます。
次のURLを使用して「プロファイル」ページに移動することも可能です。
http://host:port/webcenter/spaces/profile/userName
ヒント:
|
表示されたページで、「コネクション」タブをクリックして前面に表示します(図34-6)。
「表示」ドロップダウンで、「すべてのコネクション」を選択します。
コネクションの検索機能は、長いコネクション・リストで特定のコネクションを探す効率的な手段になります。
コネクションを検索するには、次の手順を実行します。
「コネクション」ページに移動します。
「表示」ドロップダウンで、「すべてのコネクション」を選択します。
「フィルタ」フィールドにコネクションのユーザー名を入力し、フィールドの横にある「コネクションの検索」アイコンをクリックします。
ヒント: コネクション名をクリックして「プロファイル」ダイアログを開き、プロファイルの詳細を表示します。 |
検索を終了するには、「フィルタ」フィールドの右側にある「クリア」アイコンをクリックします(図34-7)。
別のユーザーとコネクションを持つということは、そのユーザーの個人プロファイルとアクティビティ・ストリームへの表示アクセス権限と、そのユーザーのメッセージ・ボードへの表示および投稿アクセス権限を与えられるということです。ユーザーが特定のコネクションに対して持つアクセス・レベルは、アプリケーション管理者が設定するピープル・コネクションのデフォルト設定、個々のユーザーのピープル・コネクションのプリファレンス設定、およびタスク・フロー・インスタンスに設定されたプロパティによって決まります。
関連項目: コネクションのプリファレンスの詳細は、第34.2項「コネクションのプリファレンスの設定」を参照してください。アプリケーション管理者によって設定されるピープル・コネクションのデフォルトの詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。コネクションのタスク・フロー・プロパティの詳細は、第34.5項「コネクションのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください。 |
招待は、「コネクション - 詳細ビュー」タスク・フロー、およびホーム・スペースでアクセスする「コネクション」ページから発行できます。この項では、「コネクション」ページからの方法を説明します。
コネクションに他のユーザーを招待するには、次の手順を実行します。
「コネクション」ページに移動します。これには、たとえばUI内にある自分のユーザー名をクリックし、表示される「プロファイル」ページで「コネクション」サブページを選択します。
「コネクション」ページで、「人の招待」リンクをクリックして「人の招待」ダイアログを開きます。
「ユーザーの検索」フィールドに、コネクションに招待する人のユーザー名を入力し、「ユーザーの検索」アイコンをクリックします(図34-8)。
目的のユーザーの横にある「招待」リンクをクリックして、「招待メッセージ」ダイアログを開きます(図34-9)。
コネクションの招待メッセージを入力するか、デフォルトのメッセージを使用します。
必要に応じて、「コネクション・リストの選択」ドロップダウンから、招待の承認後にそのユーザーを追加する1つ以上のコネクション・リストを選択します。
「招待」をクリックします。
招待相手がすべての招待を自動的に承認するようにプリファレンスを設定している場合は、すぐにコネクションができます。そうでない場合は、受信者の「コネクション」ページのビューに招待が表示されます。
送信および受信した招待は、「コネクション - 詳細ビュー」タスク・フローおよび「コネクション」ページで表示できます。この項では、「コネクション」ページの場合について説明します。この項の内容は次のとおりです。
「コネクション」ページに移動します。
「表示」メニューから「送信した招待」を選択します。
「コネクション」ページがリフレッシュされ、それまでに自分が送信し、保留中になっている招待のリストが表示されます(図34-10)。
注意: 「表示」メニューの「送信した招待」の横の数字は、自分が送信した招待で保留中になっているものの数を表しています。 |
「コネクション」ページに移動します。
「表示」メニューから「保留中の招待」を選択します。
「コネクション」ページがリフレッシュされ、それまでに自分が受信し、保留している招待のリストが表示されます(図34-11)。
ヒント: 「表示」メニューの「保留中の招待」の横の数字は、自分が受信した招待で保留しているものの数を表しています。 |
このような招待を自動的に承認するようにコネクションのプリファレンスを設定することもできます。
このような招待は、「コネクション - 詳細ビュー」タスク・フローまたは自分の「コネクション」ページのビューで、手動で承認、却下または無視できます。
この項では、「コネクション」ページからコネクションの招待に手動で応答する方法について説明します。
コネクションの招待に応答するには、次の手順を実行します。
「コネクション」ページに移動します。
「表示」メニューから「保留中の招待」を選択して、保留中の招待のリストを表示します(図34-12)。
ヒント: または、「招待」アイコン(フラグ)をクリックします。 |
任意の招待の横で、目的の応答を選択します。
承認—コネクションを構築します。
却下—コネクションを拒否し、それを通知します。コネクションの招待を却下した場合、発行者は自分で送信した招待を監視することでそれを知ることができます。
無視—応答を返さないでコネクションを削除します。コネクションの招待を無視した場合、発行者は自分で送信した招待を監視してもそれを知ることはありません。
招待に応答すると、その招待は受信した招待のリストから削除されます。招待を承認したユーザーは、自分の「コネクション」ページのビューに表示されます。
必要に応じて「表示」メニューから「すべてのコネクション」を選択し、自分の「コネクション」ページのデフォルト・ビューに戻ります。
コネクションには、コネクションおよびコネクションのアクティビティの表示を管理しやすいように、自分のコネクションをリストにグループ化する手段が用意されています。例:
リストを選択することにより、自分の「コネクション」ページにリストのメンバーのみを表示できます。
指定したリストのコネクションのみを表示するように「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスを構成できます(詳細は、第34.5項「コネクションのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください)。
指定したコネクション・リストからのみアクティビティを表示するようにアクティビティ・ストリームのプリファレンスを構成できます(詳細は、第35章「コネクションのアクティビティの追跡」を参照してください)。
この項では、コネクション・リストを作成および管理する方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
コネクション・リストは、「コネクション」と「コネクション - 詳細ビュー」の各タスク・フロー、および「コネクション」ページで作成できます。この項では、「コネクション」ページでコネクション・リストを作成する方法について説明します。
「コネクション」ページ、および「コネクション」と「コネクション - 詳細ビュー」の各タスク・フローを使用して、コネクションをコネクション・リストに追加できます。この項では、「コネクション」ページの場合について説明します。
コネクション・リストにコネクションを追加するには、次の手順を実行します。
リストからコネクションを削除するには、次の手順を実行します。
「コネクション」ページに移動します。
「編成」をクリックして「コネクションとリストの編成」ダイアログを開き、コネクションを削除するリストを選択してリストを表示します(図34-17)。
ユーザーの横にある「リストから削除」をクリックして、「リストから削除」ダイアログを開きます(図34-18)。
選択したユーザーを削除する1つ以上のリストを選択します。または、「マイ・コネクションとすべてのマイ・リスト」を選択して、選択したユーザーのコネクションをすべてのリストから削除します。
「保存して閉じる」をクリックします。
目的の処理が終わるまで、手順3から5を繰り返します。
「OK」をクリックして「コネクションとリストの編成」ダイアログを閉じます。
コネクション・リストを削除しても、リストに追加されたコネクションは削除されません。削除されるのは選択したグループ、つまり、リスト自体のみです。削除されたリストに含まれていたコネクションはコネクションとして残ります。
「コネクション」ページ、および「コネクション」と「コネクション - 詳細ビュー」の各タスク・フローから、コネクション・リストを削除できます。この項では、「コネクション」ページの場合について説明します。
コネクション・リストを削除するには、次の手順を実行します。
「コネクション」ページに移動します。
「編成」をクリックして「コネクションとリストの編成」ダイアログを開きます。
削除するコネクション・リストの横にある「アクション」アイコンをクリックして、表示されるメニューから「リストの削除」を選択します(図34-19)。
表示される確認ダイアログで「はい」をクリックしてリストを削除します。
「OK」をクリックして「コネクションとリストの編成」ダイアログを閉じます。
コネクション管理のプロセスに含まれる作業として、グループから抜けた人や会社を辞めた人、またはコネクションを維持しなければならない理由がなくなった人などを削除しなければならない場合があります。
コネクション削除用のコントロールは、「コネクション」ページ、および「コネクション」と「コネクション - 詳細ビュー」の各タスク・フローで使用できます。この項では、「コネクション」ページの場合について説明します。
コネクションを削除するには、次の手順を実行します。
「コネクション」ページに移動します。
「編成」をクリックして「コネクションとリストの編成」ダイアログを開きます。
削除するコネクションの横にある「削除」ボタンをクリックします。
表示されるダイアログで「はい」をクリックして、選択したコネクションを削除します(図34-20)。
「OK」をクリックして「コネクションとリストの編成」ダイアログを閉じます。
コネクションのタスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。このプロパティには、十分な権限を持つユーザーがコンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからアクセスできます(図34-21)。
次の各項では、コネクションのタスク・フローに関連付けられたプロパティと、「パラメータ」タブで使用できるプロパティについて説明します。
コネクションのタスク・フローにプロパティ値を設定した場合、その値が設定されたタスク・フロー・インスタンスのみが影響を受けます。同じタスク・フローの他のインスタンスは、この変更による影響を受けません。
デフォルトのタスク・フロー・コンテンツは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティによって制御されます。このタブのパラメータの詳細は、第34.5.2項「コネクションのタスク・フロー・パラメータ」を参照してください。タスク・フローによっては、このタブのパラメータによって、タスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。詳細は、第22章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびUIコンポーネントの結付け」を参照してください。
「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。
「イベント」タブのコンテンツは、タスク・フローでサポートされるイベントによって異なります。詳細は、第18.6.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。
「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。エディタの使用の詳細および一般的なEL式の説明は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。
注意: 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「表示オプション」タブで汎用の表示オプションについてELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表18-1に掲載されているオプションです。 汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。 |
表34-1に、コネクションのタスク・フローに固有のパラメータを示します。
表34-1 コネクションのタスク・フロー・パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
タスク・フローでコネクションの削除用コントロールを使用できるかどうかを表すブール値。
この値は、タスク・フロー・インタンスがリスト形式で表示される場合にのみ有効です。詳細は、 このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
コネクションのグループ化リストの名前。 このパラメータを使用して、指定されたコネクション・リストのコネクションのみに表示を限定します。 コネクション・リストの名前を入力します。 このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
デフォルトで表示するビュー。 有効な値は、次のとおりです。
ユーザーがタスク・フロー・インスタンスにアクセスすると、ここで指定したビューが最初に表示されます。 このパラメータは、「コネクション」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
タスク・フローのコンテンツに対するフィルタとなる値。 たとえば、patという条件を含むユーザー名(patrickやsripathyなど)のコネクションのみを表示するには、「Filter Pattern」フィールドに このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
タスク・フローのフッターを非表示にするかどうかを表すブール値。 このパラメータを使用して、タスク・フロー下部のリンクの表示と非表示を切り替えます。表示されているコネクションを超える数のコネクションがある場合に、ユーザーはこのリンク(表示されている場合)を使用してコネクションの詳細ビューに移動できます。
このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。
|
|
タスク・フローのヘッダーを非表示にするかどうかを表すブール値。 このパラメータを使用して、タスク・フロー下部のリンクの表示と非表示を切り替えます。表示されているコネクションを超える数のコネクションがある場合に、ユーザーはこのリンク(表示されている場合)を使用してコネクションの詳細ビューに移動できます。
このパラメータは、「コネクション - クイック・ビュー」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
タスク・フローに表示する列数。 たとえば、6つのコネクションを表示する場合、値を ユーザーのコネクション数が列と行の制限の適用後に表示可能な数を超えている場合は、ユーザーがコネクションのページを切り替えられるように、「前」および「次」のリンクが表示されます。( このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。
|
|
タスク・フロー・インスタンスに表示するコネクション数。 数値( ここに入力した数値により、タスク・フロー・インスタンスに表示されるコネクション数が制限されます。ユーザーのコネクション数が指定された値を超える場合は、「プロファイル」ページの「コネクション」サブページ全体のビューに移動できるように、「詳細」リンクが表示されます。 このパラメータは、行数と列数の両方がパラメータとして指定されている場合は、無視されます。 このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。
|
|
タスク・フローに表示する行数。 たとえば、6つのコネクションを表示する場合に、 ユーザーのコネクション数が列と行の制限の適用後に表示可能な数を超えている場合は、ユーザーがコネクションのページを切り替えられるように、「前」および「次」のリンクが表示されます。( このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。
|
|
コネクションのタスク・フロー(リスト・レイアウトのもの)に表示する行数。 この値は、コネクションのタスク・フローの表示が ユーザーのコネクション数が行の制限の適用後に表示可能な数を超えている場合は、ユーザーがコネクションのページを切り替えられるように、「前」および「次」のリンクが表示されます。 このパラメータは、「コネクション」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
タスク・フローのレイアウト・スタイル。 次のいずれかを入力します。
このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
ユーザーがタスク・フローに表示されたコネクションをクリックしたときに「プロファイル」ポップアップを表示するかどうかを表すブール値。
このパラメータは、「コネクション - カード」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
コネクションのソート順。 日付/時刻の降順でコネクションをソートする場合は、 このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。
|
|
タスク・フローに表示するユーザーのID。 この値は自動的に設定されます( このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。
|
|
タスク・フローに表示するユーザーのID。 この値は自動的に設定されます( このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。
|
この項では、プロパティ値を使用して特定のタスク・フロー・インスタンスの動作を変更する方法の例を示します。このような変更は、ページ編集モード(コンポーザ)で行われるため、該当タスク・フロー・インスタンスのすべてのユーザーのビューが影響を受けます。
この項の内容は次のとおりです。
デフォルトでは、「コネクション - カード」タスク・フローにはコネクションを完全に削除するコントロールは表示されません。「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのAllow Remove
プロパティを使用すると、表示される各コネクションの横に「削除」ボタンを表示できます。Allow Remove
は、該当タスク・フローのProfile Format
プロパティがList
またはVirtual Business Card
に設定されている場合に有効になります。
「コネクション - カード」タスク・フローでコネクションを削除できるようにするには、次の手順を実行します。
「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
Profile Format
をlist
に設定します。
Allow Remove
の値を指定します。
表示されたコネクションの横に「削除」ボタンを表示するには、チェック・ボックスを選択(#{true}
)します(図34-22)。
この機能を無効にする場合は、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false}
)
「OK」をクリックします。
「コネクション - カード」タスク・フローのインスタンスでは、Connection List Name
プロパティを使用して、指定したコネクション・リストに含まれるユーザーのみに表示を制限できます。
「コネクション - カード」タスク・フローの表示を特定のコネクション・リストのみに制限するには、次の手順を実行します。
「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
「Connection List Name」フィールドに、コネクションの表示を制限するために使用するコネクション・リストの名前を入力します。
「OK」をクリックします。
コネクションのタスク・フロー・インスタンスの最初のビューを指定するには、Current View
プロパティを使用します。ほとんどのビューでは、ここで指定したデフォルトを変更できるようになっています。例外はpeople
ビューで、別のビューに切り替えるためのコントロールは表示されません。
コネクションのタスク・フロー・インスタンスの最初のビューを指定するには、次の手順を実行します。
「コネクション」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
Current View
に、次のいずれかを選択します。
connections
—(デフォルト値) コネクション・リスト
receivedInvitations
—受信したコネクションの招待のリスト
sentInvitations
—送信したコネクションの招待のリスト
people
—コネクションの対象となる人を検索するための検索フィールド
「OK」をクリックします。
「コネクション - カード」、「コネクション - 詳細ビュー」および「コネクション - クイック・ビュー」の各タスク・フローには、一度に表示するコネクション数を制限するためのNumber of Connections per page
プロパティがあります。ユーザーのコネクション数が指定された値を超える場合は、「プロファイル」ページの「コネクション」サブページ全体のビューに移動できるように、タスク・フローの下部にリンクが表示されます。
「コネクション - カード」、「コネクション - 詳細ビュー」または「コネクション - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスに表示するコネクション数を制限するには、次の手順を実行します。
「コネクション - カード」、「コネクション - 詳細ビュー」または「コネクション - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
Number of Connections per pageの値を指定します。
「OK」をクリックします。
「コネクション」、「コネクション - カード」および「コネクション - クイック・ビュー」の各タスク・フローには、一度に表示する列数と行数を制限するためのプロパティがあります。列と行の値が両方とも指定されている場合に、ユーザーのコネクション数が指定された値を超えるときには、ユーザーがコネクションのページを切り替えられるように、「前」および「次」のリンクが表示されます。
表示するコネクションの行数と列数を指定するには、次の手順を実行します。
「コネクション」、「コネクション - カード」または「コネクション - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
表示する行数を制御するための数値を入力します。
「コネクション」の場合は、Number of Rows (list layout)の数値を入力します。
「コネクション - カード」と「コネクション - クイック・ビュー」の場合は、Number of Rowsの数値を入力します。
「コネクション - カード」と「コネクション - クイック・ビュー」の場合は、「Number of Columns」フィールドに数値を入力して、表示する列数を制御します。
「OK」をクリックします。
Filter Pattern
プロパティを使用すると、「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスにコネクションの表示を制限するフィルタ条件を適用して、条件に一致するコネクションのみを表示するようにできます。たとえば、patという条件を含むユーザー名(patrickやsripathyなど)のコネクションのみを表示するには、Filter Pattern
プロパティにpat
と入力します。
フィルタはカードのすべての情報に適用されるため、ユーザーの役職や名前などに対するフィルタリングが可能です。たとえば、managerという条件を入力した場合は、役職にmanagerが含まれる人のコネクションのみがタスク・フロー・インスタンスに表示されます。
「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスにフィルタを適用するには、次の手順を実行します。
「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
「Filter Pattern」にフィルタ条件を入力します。
ヒント: たとえば、役職、ユーザー名または値の一部( |
「OK」をクリックします。
Profile Format
プロパティでは、「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンス内のコネクションの配置を制御するためのオプションを指定できます。この選択は、情報の配置と表示される情報量の両方に影響します。
「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスの表示形式を選択するには、次の手順を実行します。
「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
「Profile Format」ドロップダウン・リストから、形式を選択します。
Virtual Business Card
—各コネクションを仮想名刺として表示します。コネクションのユーザー名とステータス・メッセージ、およびコネクションとやりとりを行うためのクイックアクセス・ボタンが表示されます(図34-23)。
Iconic
—コネクションの個人プロファイルの写真を表示し、写真の下にユーザー名を表示します(図34-24)。
List
—コネクションをリストに表示します。個人プロファイルの写真、ユーザー名、最近のプロファイルの更新に関する情報、コネクションとやりとりを行うためのクイックアクセス・ボタンが表示されます(図34-25)。
Tiled
—コネクションの個人プロファイルの写真を表示し、写真の横にユーザー名と役職を表示します(図34-26)。
「OK」をクリックします。
Profile Launched on Selection
プロパティは、ユーザーが「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスでコネクション名をクリックしたときに「プロファイル」ポップアップを起動する手段となります(図34-27)。
このオプションが選択されていない場合にタスク・フローでコネクション名をクリックすると、単にそのコネクションが選択されます。
「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスから「プロファイル」ポップアップを起動できるようにするには、次の手順を実行します。
「コネクション - カード」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
Profile Launched on Selectionのオプションを選択します。
ユーザーがコネクションをクリックしたときに「プロファイル」ポップアップを起動する場合は、チェック・ボックスを選択します(#{true}
)。
このオプションを有効にしない場合は、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false}
)。
「OK」をクリックします。