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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.7.0)
B72923-01
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36 メッセージとフィードバックの投稿と管理

WebCenter Portal: Spaces は、コネクションへメッセージやフィードバックを投稿するためのタスク・フローを提供します。「メッセージ・ボード」タスク・フローを使用して、コネクションとの間でやり取りされるメッセージを投稿、表示および管理します。「フィードバック」タスク・フローを使用して、コネクションとの間でやり取りされるフィードバックを投稿、表示および管理します。

この章では、メッセージ・ボードとフィードバックの概要に加え、メッセージとフィードバックを有効化、表示および管理する手順を説明します。内容は次のとおりです。

対象読者

この章は、最低でもPeople Connections: Update People Connections Data権限を含むアプリケーション・ロールが割り当てられた他ユーザーを対象にしています。タスク・フロー・プロパティを編集する予定のあるユーザーには、Edit Pages権限も含むロールが割り当てられている必要があります。スペース(ホーム・スペースを除く)内では、ユーザーにEdit Page Access and Structure権限を含むロールが割り当てられている必要があります。

36.1 メッセージ・ボードとフィードバックの基本

この項では、メッセージ・ボードとフィードバックに関連付けられたタスク・フローと機能の概要を説明します。内容は次のとおりです。

36.1.1 メッセージ・ボードの基本

メッセージ・ボードは、メッセージ・ボードとアクティビティ・ストリームにメッセージや添付ファイルを投稿したり、それらのメッセージや添付ファイルを表示するための方法を提供します。メッセージ・ボードに投稿されて受信されたメッセージは(プライベートとマークが付けられたメッセージであっても)、あなたのポータルの構成とアクティビティ・ストリームのプリファレンスの設定に応じて、あなたのコネクション全員と受信者のコネクション全員の「アクティビティ・ストリーム」ビューにも表示されます。


注意:

プライベートのマークを付けたメッセージは、あなたの「メッセージ・ボード」ビューであなたと受信者にのみ表示されます。ただし、管理者がメッセージ・ボードからのアクションを表示しないようにアクティビティ・ストリームを構成するか、あなたが個人用のアクティビティ・ストリーム・プリファレンスでそのように設定しないかぎり、プライベート・メッセージはあなたのコネクション全員と受信者のコネクション全員の「アクティビティ・ストリーム」ビューにも表示されます。詳細は、第6.4.3.2項「アクティビティ・ストリームの構成」および第35.2項「アクティビティ・ストリームのプリファレンスの設定」を参照してください。


自分のホーム・スペース・ビューでは、メッセージ・ボードを使用して自分のコネクションからのメッセージや添付ファイルを表示できます。

コネクションからアクセス権を付与されている場合は、コネクションのホーム・スペース・ビューのメッセージ・ボードを使用して、コネクションが受信したメッセージや添付ファイルを表示できるほか、コネクションのメッセージ・ボードにメッセージや添付ファイルを投稿できます。

ホーム・スペース以外のスペースでは、メッセージ・ボードはスペースの範囲内のメッセージを表示および投稿するための方法を提供します。スペースでは、「メッセージ・ボード」タスク・フローのすべてのインスタンスが、同じコンテンツ(スペースのメンバーである権限を持つユーザーが投稿したメッセージ)を表示します。スペースのメッセージ・ボードは、権限モデルとしてページ・サービス権限を利用します。

表36-1に、スペースのメッセージ・ボードでアクションを実行するために必要なページ権限をリストします。

表36-1 スペースのメッセージ・ボードのページ権限

ページ権限 投稿 表示 更新 削除

ページの表示

不可

不可

不可

ページのパーソナライズ

このユーザーが投稿したメッセージの場合は可能

このユーザーが投稿したメッセージの場合は可能

すべてのページ・アクションの実行

すべてのメッセージについて可能

すべてのメッセージについて可能



関連項目:

スペース権限の詳細は、第54章「スペース・メンバーとロールの管理」を参照してください。


他のユーザーと接続すると、それらのユーザーに自分のメッセージ・ボードへのアクセス権を付与し、それらのユーザーのメッセージ・ボードへのアクセス権を得る可能性があります。他のユーザーのメッセージ・ボードへのアクセス権は、メッセージ・ボードのプリファレンスを通して明確に付与される必要があります。


関連項目:

あなたのメッセージ・ボードへのアクセス権は、ピープル・コネクションのプリファレンスを通して付与できます。詳細は、第36.2.1項「メッセージ・ボードのプリファレンスの設定」を参照してください。


個々のユーザーが各自のメッセージ・ボードまたはメッセージ・ボードのプリファレンスにアクセスする前に、アプリケーション管理者が、すべてのユーザーが自分および他のユーザーのメッセージ・ボードで表示できるものと実行できる操作に影響を与えるグローバル・アプリケーション・デフォルトを設定できます。詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。

WebCenter Portal: Spacesでは、次の「メッセージ・ボード」タスク・フローが提供されます。

  • 「メッセージ・ボード」では、メッセージの追加、表示、更新、非表示、削除およびビューの管理を行い、メッセージにプライベートのマークを付けて、プライベート・メッセージを共有できます(図36-1)。

    図36-1 「メッセージ・ボード」タスク・フロー

    「メッセージ・ボード」タスク・フロー
  • 「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」では、メッセージの追加、表示、更新、非表示および削除を行い、メッセージにプライベートのマークを付けて、プライベート・メッセージを共有できます(図36-2)。

    図36-2 「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フロー

    「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フロー

関連項目:

「パブリッシャ」タスク・フローはメッセージ・ボードと多数の共通点がありますが、これは別個の機能です。「パブリッシャ」タスク・フローの詳細は、第37章「オブジェクトのお気に入り登録、コメントおよび共有」を参照してください。


メッセージ・ボード機能の詳細は、第36.4項「「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローの使用」を参照してください。

36.1.2 フィードバックの基本

「フィードバック」は、フィードバック注釈を表示、投稿および管理するための方法を提供します。デフォルトでは、自分のフィードバック・ビューでフィードバックを表示できます。コネクションからアクセス権を付与されている場合は、コネクションの「フィードバック」ビューでフィードバックの表示や投稿を行うことができます。


注意:

プライベートとマークしたフィードバックは、あなたの「フィードバック」タスク・フロー・ビューで、あなたと受信者にのみ表示されます。ただし、管理者が「フィードバック」からのアクションを表示しないようにアクティビティ・ストリームを構成するか、あなたが個人用のアクティビティ・ストリーム・プリファレンスでそのように設定しないかぎり、プライベート・フィードバックはあなたのコネクション全員と受信者のコネクション全員のアクティビティ・ストリームにも表示されます。詳細は、第6.4.3.2項「アクティビティ・ストリームの構成」および第35.2項「アクティビティ・ストリームのプリファレンスの設定」を参照してください。


他のユーザーと接続すると、それらのユーザーに自分の「フィードバック」ビューへのアクセス権を付与し、それらのユーザーのフィードバックへのアクセス権を得る可能性があります。他のユーザーの「フィードバック」ビューへのアクセス権は、フィードバックのプリファレンスを通して明確に付与される必要があります。


関連項目:

あなたの「フィードバック」ビューへのアクセス権は、ピープル・コネクションのプリファレンスを通して付与できます。詳細は、第36.2.2項「フィードバックのプリファレンスの設定」を参照してください。


アプリケーション管理者がフィードバック・アクティビティを表示しないようにアクティビティ・ストリームを構成している場合を除き、フィードバックの投稿はアクティビティ・ストリームにもストリームされます。さらに、個人用のプリファレンス設定によって、自分の「アクティビティ・ストリーム」ビューにフィードバック・アクティビティを表示しないように構成できます。


関連項目:

管理者レベルのアクティビティ・ストリームの設定の詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。個人用のアクティビティ・ストリームのプリファレンスの詳細は、第35.2項「アクティビティ・ストリームのプリファレンスの設定」を参照してください。


個々のユーザーが各自の「フィードバック」ビューまたはフィードバックのプリファレンスにアクセスする前に、アプリケーション管理者が、すべてのユーザーが自分および他のユーザーの「フィードバック」ビューで表示できるものと実行できる操作に影響を与えるグローバル・アプリケーション・デフォルトを設定できます。詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。

WebCenter Portal: Spacesでは、次の「フィードバック」タスク・フローが提供されます。

  • 「フィードバック」では、フィードバックの表示、投稿および管理を行うことができます(図36-3)。

    図36-3 「フィードバック」タスク・フロー

    「フィードバック」タスク・フロー
  • 「フィードバック - クイック・ビュー」では、フィードバックの表示と投稿を行うことができます(図36-4)。

    図36-4 「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フロー

    「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フロー

関連項目:

ビジネス・ロール・ページの詳細は、第7.1項「ビジネス・ロール・ページの使用」を参照してください。


フィードバック機能の詳細は、第36.4.2項「「フィードバック」タスク・フローの使用」を参照してください。

36.2 メッセージ・ボードとフィードバックのプリファレンスの設定

この項では、メッセージ・ボードとフィードバックのプリファレンスを使用して、あなたの「メッセージ・ボード」または「フィードバック」タスク・フロー・ビューを表示したり、そこにメッセージを投稿できるユーザーを指定する方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。

36.2.1 メッセージ・ボードのプリファレンスの設定

メッセージ・ボードのプリファレンスを使用して、あなたのメッセージ・ボードを表示したり投稿できるユーザーを指定できます。

メッセージ・ボードのプリファレンスを設定する手順は次のとおりです。

  1. 「プリファレンス」ダイアログを開きます。

  2. 「ピープル・コネクション」をクリックして、ピープル・コネクションのプリファレンスを表示します。

  3. 「メッセージ・ボード」タブをクリックして前面に表示します(図36-5)。

    図36-5 メッセージ・ボードのプリファレンス

    メッセージ・ボードのプリファレンス
  4. メッセージ・ボードのプリファレンスを設定します。

    表36-2に、それぞれのオプションをリストして説明します。

    表36-2 メッセージ・ボードのプリファレンス・オプション

    オプション 説明

    表示アクセス権の付与先

    あなたのメッセージ・ボードを表示できるユーザーを選択します。

    • 全員—ログインしていないユーザーを含むすべてのユーザーが、あなたのメッセージ・ボードのメッセージを表示できます。

    • 認証済ユーザー—ログインしているユーザーのみが、あなたのメッセージ・ボードのメッセージを表示できます。

    • ユーザーのコネクション—あなたとあなたのコネクションのみが、あなたのメッセージ・ボードのメッセージを表示できます。

    • ユーザーのみ—あなたのメッセージ・ボードのメッセージを表示できるのは、あなただけです。

    投稿アクセス権の付与先

    あなたのメッセージ・ボードにメッセージを投稿できるユーザーを選択します。

    • 全員—ログインしていないユーザーを含むすべてのユーザーが、あなたのメッセージ・ボードにメッセージを投稿できます。

    • 認証済ユーザー—ログインしたユーザーのみが、あなたのメッセージ・ボードにメッセージを投稿できます。

    • ユーザーのコネクション—あなたとあなたのコネクションのみが、あなたのメッセージ・ボードにメッセージを投稿できます。

    • ユーザーのみ—あなたのメッセージ・ボードにメッセージを投稿できるのは、あなただけです。


  5. 「OK」をクリックします。

36.2.2 フィードバックのプリファレンスの設定

フィードバックのプリファレンス使用をして、あなたが投稿したり受信したフィードバックを表示できるユーザーと、あなたの「フィードバック」タスク・フロー・ビューにフィードバックを投稿できるユーザーを指定します。

フィードバックのプリファレンスを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 「プリファレンス」ダイアログを開きます。

  2. 「ピープル・コネクション」をクリックして、ピープル・コネクションのプリファレンスを表示します。

  3. 「フィードバック」タブをクリックして前面に表示します(図36-6)。

    図36-6 フィードバックのプリファレンス

    フィードバックのプリファレンス
  4. フィードバックのプリファレンスを設定します。

    表36-3に、それぞれのオプションをリストして説明します。

    表36-3 フィードバックのプリファレンス・オプション

    オプション 説明

    表示アクセス権の付与先

    あなたに対して投稿されたフィードバックを表示できるユーザーを選択します。

    • 全員—ログインしていないユーザーを含むすべてのユーザーが、あなたに対して投稿されたフィードバックを表示できます。

    • 認証済ユーザー—ログインしているユーザーのみが、あなたに対して投稿されたフィードバックを表示できます。

    • ユーザーのコネクション—あなたとあなたのコネクションのみが、あなたに対して投稿されたフィードバックを表示できます。

    • ユーザーのみ—あなたが投稿したフィードバックを表示できるのは、あなたと、あなたがそのフィードバックを宛てたユーザーのみです。

    投稿アクセス権の付与先

    あなたにフィードバックを投稿できるユーザーを選択します。

    • 全員—ログインしていないユーザーを含むすべてのユーザーが、あなたにフィードバック・メッセージを投稿できます。

    • 認証済ユーザー—ログインしたユーザーのみが、あなたにフィードバック・メッセージを投稿できます。

    • ユーザーのコネクション—あなたとあなたのコネクションのみが、あなたにフィードバック・メッセージを投稿できます。

    • ユーザーのみ—誰もあなたにフィードバック・メッセージを投稿できません。

    投稿されたフィードバックの表示アクセス権の付与先

    あなたが受信したフィードバックを表示できるユーザーを選択します。

    • 全員—ログインしていないユーザーを含むすべてのユーザーが、あなたが受信したフィードバックを表示できます。

    • 認証済ユーザー—ログインしているユーザーのみが、あなたが受信したフィードバックを表示できます。

    • ユーザーのコネクション—あなたとあなたのコネクションのみが、あなたが受信したフィードバックを表示できます。

    • ユーザーのみ—誰もあなたが受信したフィードバックを表示できません。


  5. 「OK」をクリックします。

36.3 他のユーザーによる自分宛てのメッセージとフィードバックの投稿の許可

ユーザーが特にあなたに対してメッセージやフィードバックを投稿できるように「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローを設定するには、あなたのホーム・スペース・ビューのページに「メッセージ・ボード」または「フィードバック」タスク・フローを追加して、そのページをコネクションと共有する必要があります。さらに、あなたをタスク・フローの所有者として識別するように、タスク・フローについてのパラメータを設定する必要があります。これを設定すると、コネクションはこのページにアクセスして、あなた宛てにメッセージやフィードバックを投稿することが可能になります。この項では、このプロセスについて説明します。

他のユーザーがあなた宛てにメッセージやフィードバックを投稿できるようにするには、次の手順を実行します。

  1. ホーム・スペースで、コネクションにアクセス権を付与するページを作成するか開きます。


    関連項目:

    詳細は、第32.4項「ホーム・スペースのページの使用」を参照してください。


  2. コネクションがそのページを表示およびパーソナライズできるように、ページ・アクセスを設定します。


    関連項目:

    詳細は、第17.7項「ページへのユーザー・アクセスの制御」を参照してください。



    ヒント:

    ホーム・スペースの個人用ページの1つを他のユーザーと共有すると、共有されたページは他のユーザーの「ページのパーソナライズ」ページに表示されます。他のユーザーは「ページのパーソナライズ」ページのコントロールを使用して、それぞれのホーム・スペース・ビューでそのページを表示できます。


  3. ページ編集モードに入り、「メッセージ・ボード」または「フィードバック」タスク・フローをページに追加します。


    関連項目:

    ページの編集およびコンテンツの追加の詳細は、第18.5項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。


  4. タスク・フロー・インスタンスを編集します。


    関連項目:

    タスク・フロー・インスタンスの編集の詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。


  5. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示し、次の必須フィールドに自分のユーザー名を入力します。

    • 「メッセージ・ボード」タスク・フローおよび「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローの場合は、User Nameフィールドに自分のユーザー名を入力します。

    • 「フィードバック」タスク・フローの場合は、Resource Idフィールドに自分のユーザー名を入力します。

    • 「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローの場合は、User Idフィールドに自分のユーザー名を入力します。

  6. 変更を保存して、ページ編集モードを終了します。

希望する場合は、このページへのリンクをコネクションに送信し、いつでも好きなときにメッセージやフィードバックを投稿できるように招待できます。詳細は、第17.10項「ページへのリンクを含むメールの送信」を参照してください。

このページにアクセスできるすべてのユーザーは、あなたがこのページに配置した「メッセージ・ボード」または「フィードバック」タスク・フローを表示できます。ただし、タスク・フローのコンテンツを表示できるのは、プリファレンスを通してあなたがアクセス権を付与したユーザーのみです。


関連項目:

メッセージ・ボードとフィードバックのプリファレンスの設定の詳細は、第36.2項「メッセージ・ボードとフィードバックのプリファレンスの設定」を参照してください。


36.4 「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローの使用

この項では、「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローによって提供される機能の使い方を手順を追って説明します。この項の内容は次のとおりです。


関連項目:

所定のタスク・フロー・インスタンスで利用可能なプロパティを使用すると、そのタスク・フローの外観と動作を変更できます。詳細は、第36.5項「「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローのプロパティの設定」を参照してください。


36.4.1 「メッセージ・ボード」タスク・フローの使用

「メッセージ・ボード」タスク・フローでは、コネクションのメッセージの表示、コネクションへのメッセージの投稿、および投稿へのファイルやURLの添付を行うことができます。この項では、メッセージや添付ファイルを投稿する方法と、メッセージを編集、非表示、表示、ソート、フィルタおよび削除する方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。

36.4.1.1 メッセージの表示

あなたとあなたのコネクションがそれぞれのメッセージ・ボードを設定すると、自分のメッセージを表示できるほか、場合によっては互いのメッセージを見ることもできます。この項では、後で設定することで互いのメッセージを表示する方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。


ヒント:

自分の「メッセージ・ボード」ビューの設定方法の詳細は、第36.3項「他のユーザーによる自分宛てのメッセージとフィードバックの投稿の許可」を参照してください。


36.4.1.1.1 他のユーザーがあなた宛てに投稿したメッセージの表示

他のユーザーがあなた宛てに投稿したメッセージ・ボードのメッセージを表示するには、メッセージ・ボードのメッセージを受信するように設定したホーム・スペースの個人用ページに移動します(図36-7)。

図36-7 「メッセージ・ボード」タスク・フロー

「メッセージ・ボード」タスク・フロー
36.4.1.1.2 他のユーザーが受信したメッセージの表示

あなたが投稿したメッセージを含め、他のユーザーが受信したメッセージ・ボードのメッセージを表示するには、あなたのホーム・スペース・ビューであなたが表示できるようにそのユーザーが設定したページに移動します。このページには「ページのパーソナライズ」ページからアクセスできます。詳細は、第51.11.3項「ページのオープン」を参照してください。

36.4.1.1.3 選択したスペースに送信されたメッセージの表示

スペースに配置されたメッセージ・ボードを使用して、そのスペース・コンテキスト内でメッセージを表示および投稿できます。所定のスペース内のすべてのデフォルトの「メッセージ・ボード」タスク・フロー・インスタンスは、同じコンテンツ(スペースのメンバーである権限を持つユーザーが投稿したメッセージ)を表示します。そのスペースへのアクセス権を持つすべてのユーザーは、投稿されたメッセージを表示できます。

36.4.1.2 メッセージの投稿

この項では、メッセージと添付ファイルを投稿するための様々な方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。

36.4.1.2.1 コネクション全員へのメッセージの投稿

「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローの「共有」メニューを使用すると、コネクション全員にメッセージを投稿するか、または選択したスペースに属するコネクション全員にメッセージを投稿するかを選択できます。

この項では、コネクション全員とメッセージを共有する方法を説明します。スペースのコネクション全員とメッセージを共有する方法は、第36.4.1.2.2項「選択したスペースにスコープ設定したメッセージの投稿」を参照してください。


関連項目:

コネクションの詳細は、第34章「ソーシャル・ネットワークの作成」を参照してください。


選択した読者にメッセージ・ボードのメッセージを投稿するには、次の手順を実行します。

  1. 自分の「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フロー・ビューに移動します。

  2. 「次と共有」メニューで、「全員」を選択します(図36-8)。

    図36-8 「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローの共有オプション

    「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」の共有オプション
  3. 表示されたフィールドにメッセージを入力して、「公開」をクリックします(図36-9)。

    図36-9 「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローの「公開」ボタン

    「公開」ボタン

    これで、メッセージはコネクション全員の「メッセージ・ボード」ビューおよび「アクティビティ・ストリーム」ビューに表示されます。

36.4.1.2.2 選択したスペースにスコープ設定したメッセージの投稿

「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローでは、選択したスペースのメッセージ・ボードとアクティビティ・ストリームにプッシュされるメッセージを投稿できます。

選択したスペースにスコープ設定してメッセージを投稿するには、次の手順を実行します。

  1. 自分の「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フロー・ビューに移動します。

  2. 「次と共有」メニューで、スペースを選択して手順5に進みます。または、スペースがリストされていない場合は、「その他のスペース」を選択して手順3に進みます。

  3. 「スペースの選択」ダイアログで、「スペースの表示」メニューをクリックして、次のいずれかのスペースを選択します。

    • すべて—あなたが使用できるすべてのスペース

    • 参加済—あなたが参加したスペース

    • パブリック—ユーザーのログインを必要としないスペース

    • モデレート—あなたがモデレートするスペース

    必要な場合は、表示されたフィールドを使用して、スペース名で検索してください。

  4. 結果リストからスペースを選択し、「OK」をクリックします。

  5. メッセージを入力します。

  6. オプションで、ファイルまたはURLを添付します。

  7. 「共有」をクリックしてメッセージを投稿します。

    メッセージは、選択したスペースのメッセージ・ボードとアクティビティ・ストリームに投稿されます。

36.4.1.2.3 プライベート・メッセージの投稿

任意のコネクションにプライベート・メッセージを投稿する権限を付与されている場合は、これを行うことができます。プライベートとしてマーク付けしたメッセージは、あなたの「メッセージ・ボード」ビューであなたと受信者のみが表示できます。ただし、メッセージ・ボードのアクティビティをアクティビティ・ストリームに表示しないようにアプリケーションが構成されているか、あなたが自分のアクティビティ・ストリーム・プリファレンスでそのように構成しないかぎり、あなたのすべてのコネクションと受信者のすべてのコネクションは、アクティビティ・ストリームでプライベート・メッセージを表示できます。

プライベート・メッセージを投稿するには、次の手順を実行します。

  1. 「プロファイル」ページに移動して、「コネクション」をクリックして前面に表示します。


    ヒント:

    必要な場合は、「表示」メニューを「すべてのコネクション」に設定します。


  2. メッセージの宛先のユーザーの名前をクリックして「プロファイル」ポップアップを開き、「メッセージの追加」をクリックします(図36-10)。

    図36-10 「プロファイル」ポップアップの「メッセージの追加」リンク

    「プロファイル」ポップアップの「メッセージの追加」リンク
  3. 「メッセージの追加」ダイアログにメッセージを入力します(図36-11)。

    図36-11 「メッセージの追加」ダイアログ

    「メッセージの追加」ダイアログ
  4. 「プライベート」チェック・ボックスを選択して、受信者のみがメッセージを表示できるようにします。

  5. 終了したら「保存して閉じる」をクリックします。

    これで、メッセージは受信者の「メッセージ・ボード」ビューおよび「アクティビティ・ストリーム」ビューに表示されます。

36.4.1.2.4 プライベート・メッセージの共有

受信したプライベート・メッセージは、「共有」とマークすることで、あなたのメッセージ・ボードにアクセスできるすべてのユーザーと共有できます。他のユーザーから送られてきたプライベートとマークされたメッセージは、受信者と送信者のみがメッセージ・ボードで表示できます(ただし、メッセージ・ボードのアクティビティを表示しないようにアクティビティ・ストリームが構成されていないかぎり、受信者と送信者のすべてのコネクションは、各自のアクティビティ・ストリームでプライベート・メッセージを表示できます。)


関連項目:

アプリケーション・レベルおよび個人用レベルでアクティビティ・ストリームからサービスを除外する方法は、第6.4.3.2項「アクティビティ・ストリームの構成」および第35.2項「アクティビティ・ストリームのプリファレンスの設定」を参照してください。


プライベート・メッセージを共有とマークすると、許可されたユーザーがあなたの「メッセージ・ボード」ビューを表示できるようになります。

メッセージを共有としてマークする手順は次のとおりです。

  1. 自分の「メッセージ・ボード」タスク・フロー・ビューで、共有とマークするメッセージに移動します。

  2. 該当するメッセージの隣の「共有」リンクをクリックします(図36-12)。

    図36-12 プライベート・メッセージの「共有」リンク

    プライベート・メッセージの「共有」リンク

    これで、あなたのメッセージ・ボードにアクセスできる全員がメッセージを表示できるようになります。

36.4.1.2.5 メッセージ・ボードのメッセージへのファイルまたはURLの添付

それを行えるようにタスク・フローが構成されている場合は、ホーム・スペースで「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローに投稿するメッセージに、ファイルおよびURLを添付できます。


注意:

ホーム・スペース以外のスペースのメッセージ・ボードは、現在のスペース以外のスペースに投稿できません。


ファイルまたはURLをメッセージに添付する手順は次のとおりです。

  1. ホーム・スペースに移動して、「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローにメッセージを入力します。

  2. 「添付」の隣の「ファイル」または「リンク」アイコンをクリックします(図36-13)。

    図36-13 「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローの「添付」オプション

    「添付」オプション
  3. 「ファイル」の場合は、「参照」をクリックして、共有するファイルを見つけて選択します(図36-14)。

    図36-14 ファイルの添付機能

    ファイルの添付機能

    「リンク」の場合は、ターゲットURLを入力して、「添付」をクリックします(図36-15)。

    図36-15 リンクの添付機能

    リンクの添付機能
  4. 「共有」をクリックします。

36.4.1.3 メッセージ・ボードのメッセージの編集

アプリケーション管理者は、投稿したメッセージを投稿者が自ら修正できるようにメッセージ・ボード機能を構成できます。この権限が付与されると、投稿したすべてのメッセージを編集することが可能になります。


関連項目:

アプリケーションレベルのメッセージ・ボード設定の構成の詳細は、第6.4.3.5項「メッセージ・ボードの構成」を参照してください。


メッセージ・ボードのメッセージを編集する手順は次のとおりです。

  1. 編集するメッセージに移動します。

  2. メッセージに関連付けられた「編集」リンクをクリックします(図36-16)。

    図36-16 メッセージの「編集」リンク

    メッセージの「編集」リンク

    「メッセージの編集」ダイアログが開き、リッチ・テキスト・エディタにメッセージ・テキストが表示されます(図36-17)。

    図36-17 「メッセージの編集」ダイアログ

    「メッセージの編集」ダイアログ
  3. メッセージを修正して「保存」をクリックします。

36.4.1.4 メッセージ・ボードのメッセージのソートとフィルタ

「メッセージ・ボード」タスク・フローのフル・ビューには、自分のメッセージのビューを管理するためのソートおよびフィルタ機能が含まれています。ソート機能を使用すると、日付またはメッセージを投稿したユーザーによってメッセージをソートできます。フィルタ機能を使用すると、特定の日付または指定の日付範囲内に投稿されたメッセージを表示できます。

メッセージ・ボードのメッセージをソートおよびフィルタする手順は次のとおりです。

  1. 「メッセージ・ボード」タスク・フローに移動します。

  2. 「ソート基準」メニューから、ソート・オプションを選択します(図36-18)。

    図36-18 「ソート基準」メニューのオプション

    「ソート基準」メニューのオプション
    • 日付—投稿日によってメッセージをソートして、投稿日が最近のものから古いものへと並べ替えます。

    • ユーザー名—メッセージを投稿したユーザーの名前によってメッセージをソートして、名前がAからZの順に並べ替えます。

  3. 特定の日付範囲のメッセージを表示するには、「自」および「至」の後の各フィールドに開始日と終了日をそれぞれ入力します(図36-19)。

    図36-19 「ソート基準」の日付範囲オプション

    「ソート基準」の日付範囲オプション

    ヒント:

    日付を入力するかわりに、フィールドの隣の「日付の選択」アイコンをクリックして、カレンダから日付を選択できます。



    操作上の注意:

    WebCenter Portal: Spacesでは、「日付の選択」アイコンをクリックするとポップアップするカレンダから日付を選択する際、キーボードは使用できません。そのかわりに、手動でフィールドに日付を入力してください。


  4. フィールドの右側のボタンをクリックして、フィルタを適用します。

    メッセージ・ボードがリフレッシュされて、ソートおよびフィルタ条件に合うメッセージのみが表示されます。


ヒント:

「メッセージ・ボード」ビューから日付フィルタ条件を削除するには、日付範囲フィールドの右側にある「日付の選択解除」アイコンをクリックします。

「日付のクリア」アイコン

36.4.1.5 自分の「メッセージ・ボード」ビューのメッセージの非表示化

自分のメッセージ・ボードに受信したメッセージは、どれでも非表示にできます。非表示にすると、実際にメッセージを削除しないで、自分のビューからメッセージを除去できます。これは、「メッセージ・ボード」ビューから余分な表示物を非永続的に削除する方法です。

あなたのメッセージへのアクセス権を付与したユーザーは、あなたが非表示にしたメッセージも表示できます。

メッセージ・ボードのメッセージを非表示にする手順は次のとおりです。

  1. 自分の「メッセージ・ボード」タスク・フロー・ビューで、非表示にするメッセージに移動します。

  2. 非表示にするメッセージの隣の「非表示」リンクをクリックします(図36-20)。

    図36-20 メッセージの「非表示」リンク

    メッセージの「非表示」リンク

    メッセージは、「メッセージ・ボード」ビューで非表示になります。あなたのメッセージ・ボードの表示を許可した他のユーザーは、あなたのビューを表示したときに、このメッセージを表示できます。

36.4.1.6 非表示メッセージの表示

「メッセージ・ボード」タスク・フローの「非表示」チェック・ボックスを使用すると、非表示にしたメッセージがすべて表示されます。「非表示」チェック・ボックスでは、1回の操作で非表示のメッセージがすべて表示されて、それらのメッセージを非表示解除したり削除することが可能になります。

メッセージ・ボードの非表示のメッセージを表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「メッセージ・ボード」タスク・フロー・ビューで、「非表示」チェック・ボックスを選択して、非表示にしたメッセージを表示します(図36-21)。

    図36-21 「メッセージ・ボード」タスク・フローの「非表示」チェック・ボックス

    「非表示」チェック・ボックス
  2. 表示するメッセージの隣の「非表示解除」リンクをクリックします(図36-22)。

    図36-22 「メッセージ・ボード」タスク・フローの「非表示解除」リンク

    「非表示解除」リンク
  3. オプションとして、「非表示」チェック・ボックスを選択解除して、まだ非表示としてマークされているメッセージを非表示にします。

36.4.1.7 メッセージ・ボードのメッセージの削除

アプリケーション管理者は、送信したメッセージを投稿者が自ら削除できるようにメッセージ・ボードを構成できます。この権限が付与されると、送信したメッセージをどれでも削除することが可能になります。


関連項目:

アプリケーションレベルのメッセージ・ボード設定の構成の詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。


送信したメッセージを削除する手順は次のとおりです。

  1. 自分の「メッセージ・ボード」ビューで、削除するメッセージの隣の「削除」アイコンをクリックします(図36-23)。

    図36-23 メッセージの「削除」アイコン

    メッセージの「削除」アイコン
  2. 表示される確認ダイアログで、「削除」ボタンをクリックします。

36.4.2 「フィードバック」タスク・フローの使用

「フィードバック」では、コネクションのジョブ・パフォーマンスの表示や注釈の投稿を行うことができます。自分の「フィードバック」タスク・フロー・ビューでは、自分が投稿したフィードバックや自分宛てに投稿されたフィードバックを表示できます。あるコネクションが表示および投稿アクセス権をあなたに付与している場合は、そのコネクションの「フィードバック」タスク・フロー・ビューで、そのコネクション宛てにフィードバックを投稿したり、そのコネクション宛てに投稿されたすべてのフィードバックを表示できます。


関連項目:

フィードバック・アクティビティを表示しないようにアクティビティ・ストリームが構成されている場合を除き、フィードバックはアクティビティ・ストリームにも投稿されます。詳細は、第36.1.2項「フィードバックの基本」を参照してください。


他のユーザーのフィードバックを表示すると、そのユーザーが受信したフィードバックのみを表示できます。そのユーザーが送信したフィードバックを表示するには、フィードバックの受信者の「フィードバック」タスク・フロー・ビューに移動する必要があります。


関連項目:

プリファレンス設定を使用して、自分のフィードバックへのユーザー・アクセス権を構成します。詳細は、第36.2.2項「フィードバックのプリファレンスの設定」を参照してください。


この項では、フィードバック・メッセージの表示、非表示、非表示の表示、ソート、フィルタ、投稿および削除方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。

36.4.2.1 フィードバックの表示

この項では、自分が投稿または受信したフィードバックにアクセスする方法と、投稿したフィードバックを非表示および非表示解除する方法を説明します。内容は次のとおりです。

36.4.2.1.1 自分が投稿または受信したフィードバックの表示

「フィードバック」タスク・フローの「表示」メニューを使用して、他のユーザー宛てに投稿したフィードバックや他のユーザーから受信したフィードバックを表示できます。

自分が投稿または受信したフィードバックを表示するには、次の手順を実行します。

  1. ホーム・スペースで自分の「フィードバック」タスク・フロー・ビューに移動します。

  2. 「表示」メニューからオプションを選択します(図36-24)。

    • 投稿済—他のユーザー宛てに投稿したフィードバックを表示します。

    • 受信済—他のユーザーがあなた宛てに投稿したフィードバックを表示します。

    図36-24 「フィードバック」タスク・フローの「表示」メニュー

    「フィードバック」タスク・フローの「表示」メニュー
36.4.2.1.2 フィードバック投稿のソートとフィルタ

メインの「フィードバック」タスク・フローには、自分のビューに表示されるものを制御するためのソートおよびフィルタ機能が含まれています。ソート機能を使用すると、日付またはフィードバックを投稿したユーザーの名前によってフィードバックをソートできます。フィルタ機能を使用すると、特定の日付または指定の日付範囲内に投稿されたフィードバックを表示できます。

フィードバックをソートおよびフィルタする手順は次のとおりです。

  1. 自分のメイン「フィードバック」タスク・フロー・ビューに移動します。

  2. 「ソート基準」メニューからオプションを選択します(図36-25)。

    図36-25 「フィードバック」タスク・フローの「ソート基準」メニュー

    「フィードバック」タスク・フローの「ソート基準」メニュー
    • 日付—投稿日によってフィードバック投稿をソートして、投稿日が最近のものから古いものへと順番に並べ替えます。

    • ユーザー名—あなた宛てにフィードバックを投稿したユーザーの名前によってフィードバック投稿をソートするか(「表示」「受信済」に設定されている場合)、あなたがフィードバックを宛てたユーザーの名前によってフィードバック投稿をソートします(「表示」「投稿済」に設定されている場合)。

  3. 日付範囲を指定するには、「自」に続くフィールドに開始日を、「至」に続くフィールドに終了日を入力します(図36-26)。

    図36-26 「フィードバック」タスク・フローの「ソート基準」の日付範囲フィールド

    「ソート基準」の日付範囲フィールド

    ヒント:

    指定日以降のフィードバック投稿を表示する場合も、開始日と終了日の両方を入力する必要があります。指定日以降のフィードバックを表示する場合は、両方のフィールドに同じ日付を入力してください。

    日付を入力するかわりに、フィールドの隣の「日付の選択」アイコンをクリックして、カレンダから日付を選択できます。



    操作上の注意:

    WebCenter Portal: Spacesでは、「日付の選択」アイコンをクリックするとポップアップするカレンダから日付を選択する際、キーボードは使用できません。そのかわりに、手動でフィールドに日付を入力してください。


  4. 「フィードバックの検索」アイコンをクリックします。

    指定の日付範囲内のすべてのフィードバック投稿(受信済と投稿済のいずれか)が、「フィードバック」タスク・フローに表示されます。


ヒント:

「フィードバック」ビューから日付フィルタ条件を削除するには、「日付の選択解除」アイコンをクリックします。


36.4.2.1.3 自分のビューでのフィードバックの非表示化

自分の「フィードバック」タスク・フロー・ビューのフィードバックは、どれでも非表示にできます。非表示にすると、実際にフィードバック投稿を削除しないで、自分のビューからフィードバック投稿を除去できます。あなたのフィードバックへのアクセス権を付与したユーザーは、あなたが非表示にした投稿も表示できます。


関連項目:

このアクションを元に戻す方法の詳細は、第36.4.2.1.4項「非表示フィードバックの表示」を参照してください。


自分のビューでフィードバックを非表示にする手順は次のとおりです。

  1. 自分のメイン「フィードバック」タスク・フロー・ビューに移動します。

  2. 非表示にするフィードバック・メッセージの隣の「非表示」リンクをクリックします(図36-27)。

    図36-27 フィードバック・メッセージの「非表示」リンク

    フィードバック・メッセージの「非表示」リンク
36.4.2.1.4 非表示フィードバックの表示

「フィードバック」タスク・フローの「非表示」チェック・ボックスを使用すると、非表示にしたフィードバックがすべて表示されます。「非表示」チェック・ボックスでは、1回の操作で非表示のフィードバックがすべて表示されて、それらのフィードバックを非表示解除したり削除することが可能になります。

非表示のフィードバック投稿を表示する手順は次のとおりです。

  1. 自分の「フィードバック」タスク・フロー・ビューに移動します。

  2. 「非表示」チェック・ボックスを選択します(図36-28)。

    図36-28 「フィードバック」タスク・フローの「非表示」チェック・ボックス

    「フィードバック」タスク・フローの「非表示」チェック・ボックス
  3. 非表示にしたすべてのフィードバック投稿が表示されます。

  4. 表示するフィードバックの右側の「非表示解除」リンクをクリックします(図36-29)。

    図36-29 「フィードバック」タスク・フローの「非表示解除」リンク

    「フィードバック」タスク・フローの「非表示解除」リンク
  5. 非表示のフィードバック投稿をビューから取り除くには、「非表示」チェック・ボックスを選択解除します。

36.4.2.1.5 受信フィードバックのプライベートとしてのマーク付け

受信したフィードバックを表示する際は、通常は、「プライベート」リンクをクリックして他の閲覧者からフィードバックを隠すことができます(図36-30)。

図36-30 フィードバック・メッセージの「プライベート」リンク

フィードバック・メッセージの「プライベート」リンク

「プライベート」リンクは、タスク・フローのプロパティを設定することで抑制できます(詳細は、第36.5項「「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローのプロパティの設定」を参照してください)。また、たとえプライベート・フィードバックであっても、フィードバック・アクティビティを除外するようにアプリケーション・レベルか個人用レベルでプリファレンスを通してアクティビティ・ストリームが構成されていないかぎり、フィードバックの受信者と投稿者のコネクションのアクティビティ・ストリームにもフィードバックは表示されます。

36.4.2.2 フィードバックの投稿

フィードバックを使用して、コネクションの作業や結果についての注釈を伝達できます。あなたのフィードバック・メッセージは、あなた自身のコネクションより多くの読者が表示できる可能性があることに注意してください。

フィードバック・メッセージを投稿するには、次の手順を実行します。

  1. 投稿先ユーザーがフィードバックを受信するように設定したページに移動します。

  2. 「フィードバックの追加」をクリックします(図36-31)。

    図36-31 「フィードバック」タスク・フローの「フィードバックの追加」ボタン

    「フィードバック」タスク・フローの「フィードバックの追加」ボタン
  3. 表示された「フィードバックの追加」ダイアログのテキスト領域に、フィードバックを入力します(図36-32)。


    ヒント:

    「フィードバックの追加」ダイアログでは、統合されたリッチ・テキスト・エディタを使用して、スタイル、リンクおよび他のHTMLエンコーディングをフィードバックに追加できます。


    図36-32 リッチ・テキスト・エディタが統合された「フィードバックの追加」ダイアログ

    リッチ・テキスト・エディタが統合された「フィードバックの追加」ダイアログ
  4. テキストを入力し終わったら、「追加」をクリックします。

「追加」をクリックすると、選択したユーザーの「フィードバック」タスク・フロー・ビューに、あなたが投稿したフィードバックが表示されます。

36.4.2.3 フィードバックの削除

他のユーザーに投稿したフィードバックは削除できます。ただし、WebCenter Portal: Spaces管理者によって、あなたがこれを行えるように設定されていることが必要です。

フィードバック・アクティビティを表示するようにアクティビティ・ストリームが構成されている場合は、削除されたフィードバック投稿も、投稿者の全コネクションと受信者のアクティビティ・ストリームに引き続き表示されます。


関連項目:

管理者レベルのフィードバック設定の詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。個人用のアクティビティ・ストリームのプリファレンスの構成の詳細は、第35.2項「アクティビティ・ストリームのプリファレンスの設定」を参照してください。


自分が投稿したフィードバックを削除する手順は次のとおりです。

  1. 自分の「フィードバック」タスク・フロー・ビューに移動します。

  2. 「表示」メニューから「投稿済」を選択します。

  3. 削除する投稿の隣の「削除」アイコンをクリックします(図36-33)。

    図36-33 フィードバック・メッセージの「削除」アイコン

    フィードバック・メッセージの「削除」アイコン
  4. 表示される確認ダイアログで「削除」をクリックします。

    フィードバックは、あなたのビューと投稿先ユーザーのビューから削除されます。

36.5 「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローのプロパティの設定

「メッセージ・ボード」タスク・フローと「フィードバック」タスク・フローの両方にはプロパティが関連付けられており、十分な権限を持つユーザーはコンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからこのプロパティにアクセスできます(図36-34)。

図36-34 「フィードバック」タスク・フローの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ

フィードバックの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ

関連項目:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログへのアクセスの詳細は、第18.6.2項「コンポーネントのプロパティの設定」を参照してください。


次の項では、「メッセージ・ボード」タスク・フローおよび「フィードバック」タスク・フローのプロパティと、「パラメータ」タブのプロパティについて説明します。

36.5.1 「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローのプロパティの基本

「メッセージ・ボード」タスク・フローまたは「フィードバック」タスク・フローにプロパティの値を設定した場合、その値が設定されたタスク・フロー・インスタンスのみが影響を受けます。同じタスク・フローの他のインスタンスは、この変更による影響を受けません。

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブのプロパティを使用すると、デフォルトのタスク・フロー・コンテンツを変更できます。このタブのパラメータの詳細は、第33.6.2項「プロファイルのタスク・フロー・パラメータ」を参照してください。タスク・フローによっては、このタブのパラメータによって、タスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。詳細は、第22章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびUIコンポーネントの結付け」を参照してください。

「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。

「イベント」タブのコンテンツは、タスク・フローでサポートされるイベントによって異なります。詳細は、第18.6.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。

「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。エディタの使用の詳細および一般的なEL式の説明は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


注意:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「表示オプション」タブで汎用の表示オプションについてELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表18-1に掲載されているオプションです。

汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。


36.5.2 「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローのパラメータ

表36-4は、「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローに固有のパラメータについて説明しています。

表36-4 「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Display Message Size

それぞれのフィードバック・メッセージについて表示する文字数。

指定の値を超えるメッセージは切り捨てられます。

このパラメータは、「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローに関連付けられています。

End Date

メッセージや投稿を表示する日付範囲の終了日。

YYYY/MM/DDという書式を使用します。このパラメータはStart Dateとともに使用します。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック

  • フィードバック - クイック・ビュー

  • メッセージ・ボード

Group Space

メッセージを表示するスペースを指定します。

スペースの内部名を入力します。スペースの内部名は、スペースの管理設定の「一般」ページの「スペースURL」で指定される名前になります。スペースの表示名「表示名」によって指定されます。これは、スペース上部のバナーに表示される名前です。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Hide Actions

通常はフィードバックまたはメッセージ・ボードのエントリと関連付けられているアクション(プライベート、編集、非表示、削除など)を表示するか非表示にするかを指定します。

  • チェック・ボックスを選択して、フィードバックまたはメッセージ・ボードのエントリと関連付けられているアクションを非表示にします(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除して、フィードバックまたはメッセージ・ボードのエントリと関連付けられているアクションを表示します(#{false})。値を入力しない場合のデフォルトは、これになります。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック - クイック・ビュー

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Hide Footer

タスク・フローのフッターを非表示にするかどうかを指定します。

  • チェック・ボックスを選択して、タスク・フローのフッターを非表示にします(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除して、タスク・フローのフッターを表示します(#{false})。

このパラメータによって、「詳細」リンクがオン(#{false})またはオフ(#{true})になります。同様にタスク・フロー下部に表示される可能性がある「前」および「次」リンクには影響を与えないことに注意してください。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック - クイック・ビュー

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Hide Given

他のユーザー宛てに投稿したフィードバックの表示を有効にするか無効にするかを指定します。

  • チェック・ボックスを選択して、所定のタスク・フロー・インスタンスで他のユーザー宛てに投稿したフィードバックの表示を無効にします(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除して、所定のタスク・フロー・インスタンスで他のユーザー宛てに投稿したフィードバックの表示を許可します(#{false})。

Hide Givenを選択すると、「表示」メニューが非表示になり、受信したフィードバックのみが表示されます。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック

  • フィードバック - クイック・ビュー

Hide Header

タスク・フローのヘッダーを表示するか非表示にするかを指定します。

  • チェック・ボックスを選択すると、タスク・フロー・ヘッダーは非表示になります(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、タスク・フロー・ヘッダーは表示されます(#{false})。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック

  • フィードバック - クイック・ビュー

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Hide Publisher

メッセージ入力フィールドおよびファイルとURLのアップロード用コントロールを表示するか非表示にするかを指定します(パブリッシャ)。

  • チェック・ボックスを選択して、所定のタスク・フロー・インスタンスでメッセージ入力フィールドの表示を無効にします(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除して、所定のタスク・フロー・インスタンスでメッセージ入力フィールドの表示を許可します(#{false})。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

No of Feedback items

タスク・フローに表示するフィードバック・アイテムの数。

たとえば、タスク・フローに最大5つのアイテムを表示させるには、5と入力します。クイック・ビューでは、指定された数より多くのアイテムがある場合は、タスク・フローの下部に「詳細」リンクが表示されます。ユーザーが「詳細」をクリックすると、タスク・フローのメイン・ビューが開き、そこですべてのアイテムにアクセスできます。メイン・ビューには、「前」リンクと「次」リンクが表示されます。ユーザーはこれらのリンクをクリックして、前や次のページのエントリを表示できます。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック

  • フィードバック - クイック・ビュー

No of Messages

タスク・フローに表示するメッセージの数。

たとえば、タスク・フローに最大5つのアイテムを表示させるには、5と入力します。クイック・ビューでは、指定された数より多くのアイテムがある場合は、タスク・フローの下部に「詳細」リンクが表示されます。ユーザーが「詳細」をクリックすると、タスク・フローのメイン・ビューが開き、そこですべてのアイテムにアクセスできます。メイン・ビューには、「前」リンクと「次」リンクが表示されます。ユーザーはこれらのリンクをクリックして、前や次のページのエントリを表示できます。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Resource Id

タスク・フローに表示するユーザーのID。

この値は自動的に#{securityContext.userName}に設定され、これによって現在のユーザーの名前が返されます。

注意: これを始めとするEL式の詳細は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。

このパラメータは、「フィードバック」タスク・フローに関連付けられています。

Start Date

メッセージや投稿を表示する日付範囲の開始日。

YYYY/MM/DDという書式を使用します。このパラメータはEnd Dateとともに使用します。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック

  • フィードバック - クイック・ビュー

  • メッセージ・ボード

User Id

タスク・フローに表示するユーザーのID。

この値は自動的に#{securityContext.userName}に設定され、これによって現在のユーザーの名前が返されます。

注意: これを始めとするEL式の詳細は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。

このパラメータは「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローに関連付けられています。

User Name

タスク・フローに表示するユーザーのID。

この値は自動的に#{securityContext.userName}に設定され、これによって現在のユーザーの名前が返されます。

注意: これを始めとするEL式の詳細は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー


36.5.3 パラメータを使用した「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フロー・インスタンスの構成

「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローに関連付けられたプロパティを使用して、表示するメッセージの数、フィードバック投稿の最大長、メッセージ入力フィールドの表示と非表示などを制御できます。

タスク・フローのプロパティを設定すると、すべてのユーザーのタスク・フロー・インスタンス・ビューが影響を受けます。

この項では、タスク・フロー・パラメータを使用してこれらを行う方法の例を示します。この項の内容は次のとおりです。

36.5.3.1 タスク・フロー・インスタンス上の「アクション」リンクおよびアイコンの非表示化

ページ編集権限を持つユーザーは、「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」または「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローのHide Actionsパラメータを設定して、投稿された各メッセージに通常は関連付けられているアクションを非表示にできます。こうしたアクションには、「編集」リンク、「非表示」リンク、「プライベート」リンクおよび「削除」アイコンがあります(図36-35)。

図36-35 フィードバック・メッセージのアクション

フィードバック・メッセージのアクション

「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」または「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスのアクションを非表示にするには、次の手順を実行します。

  1. 第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」の説明に従って、タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブをクリックし、そのタブを前面に表示します。

  3. 「アクションを表示しない」チェック・ボックスを選択します。


    注意:

    非表示のアクションを表示するには、このチェック・ボックスを選択解除します。


  4. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  5. 変更を保存して、ページ編集モードを終了します。

36.5.3.2 表示するメッセージ数およびフィードバック投稿数の制限

すべての「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フロー・タイプのパラメータによって、所定のタスク・フロー・インスタンスに表示するメッセージ数またはフィードバック投稿数を指定できます。メッセージ数または投稿数が指定した値を超えた場合は、次のようになります。

  • 「前」および「次」アイコンがタスク・フローのフル・ビューに表示され、ユーザーはページを移動してすべてのメッセージや投稿を表示できます。

  • タスク・フローのクイック・ビューに「詳細」リンクが表示されます。ユーザーがこれをクリックすると、動的に生成されたページが起動し、すべてのメッセージまたは投稿が表示されます。

「メッセージ・ボード」タスク・フローおよび「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローの場合は、No of Messagesパラメータを使用します。「フィードバック」タスク・フローおよび「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローの場合は、No of Feedback Itemsパラメータを使用します。

所定のタスク・フロー・インスタンスに表示するメッセージ数およびフィードバック投稿数を制限するには、次の手順を実行します。

  1. 第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」の説明に従って、タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブをクリックし、そのタブを前面に表示します。

  3. タスク・フロー・インスタンスに表示するメッセージ数またはフィードバック投稿数を入力します。

    • 「メッセージ・ボード」タスク・フローおよび「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローの場合は、No of Messagesパラメータに数を入力します。

    • 「フィードバック」タスク・フローおよび「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローの場合は、No of Feedback Itemsパラメータに数を入力します。

  4. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  5. 変更を保存して、ページ編集モードを終了します。

36.5.3.3 「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローへの投稿の長さの制限

「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスのDisplay Message Sizeパラメータを使用して、所定の投稿で入力できる文字の数を制限できます。制限値を超える投稿は切り捨てられます。

「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローへの投稿で入力できる文字の数を制限するには、次の手順を実行します。

  1. 第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」の説明に従って、タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブをクリックし、そのタブを前面に表示します。

  3. Display Message Sizeパラメータに、所定の投稿に入力可能にする文字の数を入力します。

  4. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  5. 変更を保存して、ページ編集モードを終了します。

36.5.3.4 ユーザーによるメッセージ・ボードへのメッセージ追加の阻止

Hide Publisherパラメータを使用して、「メッセージ・ボード」または「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスのメッセージ入力フィールドとそれに関連付けられたアイコンを非表示にできます。入力ポイントなしでメッセージ・ボードを現在のメッセージへのウィンドウにする場合、これが役立ちます。

ユーザーが「メッセージ・ボード」タスク・フロー・インスタンスへメッセージを追加できないようにするには、次の手順を実行します。

  1. 第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」の説明に従って、タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブをクリックし、そのタブを前面に表示します。

  3. Hide Publisherチェック・ボックスを選択して、メッセージ入力フィールドとそれに関連付けられた「ドキュメントの共有」アイコンおよび「リンクの共有」アイコンを非表示にします。

  4. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  5. 変更を保存して、ページ編集モードを終了します。

36.5.3.5 他のユーザー宛てに投稿したフィードバックの非表示化

Hide Givenパラメータを使用して、両方のタイプの「フィードバック」タスク・フローで他のユーザー宛てに投稿したフィードバックが表示されないようにできます。Hide Givenを選択すると、「表示」メニューが非表示になり、受信したフィードバックのみが表示されます。

他のユーザー宛てに投稿したフィードバックを非表示にするには、次の手順を実行します。

  1. 第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」の説明に従って、タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブをクリックし、そのタブを前面に表示します。

  3. Hide Givenチェック・ボックスを選択して、「表示」メニューを非表示にすることで、他のユーザー宛てに投稿したフィードバックを非表示にします。

  4. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  5. 変更を保存して、ページ編集モードを終了します。

36.5.3.6 指定したスペースへのメッセージの表示のスコープ設定

どちらのタイプの「メッセージ・ボード」タスク・フローも、メッセージの表示先スペースを指定するためのGroup Spaceパラメータを提供します。たとえば、ユーザーが標準スペースに入力するメッセージをホーム・スペースから表示できるように設定すると仮定します。ホーム・スペースのページにいずれかのタイプの「メッセージ・ボード」タスク・フローを配置して、標準スペースに入力したメッセージを表示するようにこれを構成できます。

指定したスペースにメッセージの表示をスコープ設定するには、次の手順を実行します。

  1. 第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」の説明に従って、タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブをクリックし、そのタブを前面に表示します。

  3. Group Spaceフィールドに、対象のスペースの内部名を入力します。


    ヒント:

    スペースの内部名は、スペースの管理設定の「一般」ページの「スペースURL」で指定される名前になります。スペースの表示名「表示名」によって指定されます。これは、スペース上部のバナーに表示される名前です。


  4. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  5. 変更を保存して、ページ編集モードを終了します。

36.5.3.7 表示されるメッセージとフィードバックの日付範囲の指定

「メッセージ・ボード」、「フィードバック」および「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローのStart DateおよびEnd Dateパラメータを使用して、表示するメッセージとフィードバック投稿を、指定した2つの日付の間に入力されたものに制限できます。

どちらのパラメータでも、日付書式YYYY-MM-DDを使用します(例: 2010-01-02)。

表示するメッセージとフィードバック投稿を、指定の日付範囲内に入力されたものに制限するには、次の手順を実行します。

  1. 第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」の説明に従って、タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。

  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブをクリックし、そのタブを前面に表示します。

  3. Start Dateフィールドに、メッセージや投稿を表示する日付範囲の開始日を入力します。

  4. End Dateフィールドに、メッセージや投稿を表示する日付範囲の終了日を入力します。

  5. コンポーネント・プロパティの修正が終了したら、「OK」をクリックします。

  6. 変更を保存して、ページ編集モードを終了します。