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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.7.0)
B72923-01
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7 ポータルのページの管理

アプリケーション管理者は、必要に応じて、WebCenter Portal: Spacesで構築されたポータルにアクセスしたユーザーが最初に見るようこそページを強く印象付けるページにしたり、ログイン・ページや自己登録ページに関するヒントを追加したり、またはユーザーのホーム・スペースのビューに表示されるデフォルト・ページに追加コンポーネントを配置することができます。そのようなページは、システム・ページと呼ばれ、デフォルトで提供されており、部分または全体でカスタマイズ可能です。

販売チーム全員、すべての部門の部長、すべてのエンジニアなどに向けたページなど、特定のタイプのユーザーをターゲットとする一連のページも作成できます。そのようなページは、ビジネス・ロール・ページと呼ばれ、ホーム・スペースのビューでターゲット・ユーザーに公開されます。

最終的に、アプリケーション管理者は、ユーザーがホーム・スペースのビューに追加したすべての個人用ページを表示、修正および管理できます。

この章では、個人用ページ、ビジネス・ロール・ページ、システム・ページの概要を述べ、それらの使用法について説明します。内容は次のとおりです。

対象読者

この章は、ユーザーがWebCenter Portal: Spacesにアクセスした際に表示されるページの設定、およびシステム・ページ、ビジネス・ロール・ページ、個人用ページの管理を任された管理者レベルのユーザーを対象としています。

アプリケーション管理者とは、AdministratorロールやApplication-Manage権限を付与するカスタム・ロールを付与されたユーザーのことです。


注意:

ユーザーに対してシステムとビジネス・ロール・ページのすべてのアクションを編集、削除または実行できるようにするには、そのユーザーにApplication-Manage権限を付与する必要があります。


7.1 ビジネス・ロール・ページの使用

ビジネス・ロール・ページを使用すると、特定の対象読者に関連性の高いコンテンツを公開できます。ビジネス・ロール・ページは、営業チーム、経理チーム、管理職スタッフなど特定のタイプのグループまたはユーザー(ユーザー・ロール)を対象としています。ビジネス・ロール・ページは、ホーム・スペースのビューでターゲット・ユーザーに公開されます。

この項では、ビジネス・ロール・ページを作成してターゲットとする方法、およびその他の関連ビジネス・ロール・ページの管理タスクを実行する方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。

7.1.1 ビジネス・ロール・ページの基本

ビジネス・ロール・ページは、管理者がビジネス・ロール・ページを公開するナビゲーション・モデルを設定したときに指定された、ターゲットのビジネス・ロールを共有するすべてのユーザーのホーム・スペース・ビューで使用可能です。たとえば、HR_ORGロールを割り当てられたすべてのユーザーをターゲットとするビジネス・ロール・ページは、HR_ORGロールを割り当てられたすべてのユーザーのホーム・スペース・ビューに表示されます。


ヒント:

ビジネス・ロール・ページがホーム・スペース・ナビゲーションに表示されるかどうかとは関係なく、Personalize Pagesページのターゲット・ユーザーはこのページを使用できます。


HR_ORGロールが割り当てられていない個々のユーザーがこのページを参照する場合は、アプリケーション管理者がそのユーザーにアクセス権限を付与できます。このことは、管理者が作成するすべてのビジネス・ロール・ページで該当します。シード済ビジネス・ロール・ページ(表7-1参照)では、SpacesアプリケーションUIを介して変更できないアクセス権限の設定が事前構成されています。シード済ビジネス・ロール・ページでのアクセス権限設定の変更方法は、第7.1.4.3項「シード済ビジネス・ロール・ページでのアクセス権限の設定」を参照してください。

ビジネス・ロール・ページを作成できるユーザーのタイプは、アプリケーション管理者のみです。管理者が権限を付与した場合にのみ、他のユーザーはビジネス・ロール・ページを編集、コピーおよび削除したり、ページの権限を変更したりできます(詳細は、第7.1.4項「ビジネス・ロール・ページの対象読者の指定」を参照)。

表7-1に、デフォルトのWebCenter Portal: Spacesインストールに備わっているシード済ビジネス・ロール・ページのリストを示して説明し、それらのページで表示されるコンテキストについて説明します。

表7-1 シード済ビジネス・ロール・ページ

ページ 説明 コンテキスト

アクティビティ

ピープル・コネクション・サービスおよび「パブリッシャ」タスク・フローからの「アクティビティ・ストリーム」を表示します。これを使用して、コンテンツをストリームへ投稿できます。詳細は、第35章「コネクションのアクティビティの追跡」および第36章「メッセージとフィードバックの投稿と管理」を参照してください。

このページには「システム・ページ」サブタブも表示されます(詳細は、第7.3項「システム・ページの使用」を参照)。

デフォルトでは、すべての認証済(ログイン)ユーザーのホーム・スペース・ビューを表示します。

分析

アプリケーション、スペース、ポートレットおよびサービスに関連するパフォーマンス・メトリックを表示します。詳細は、第57章「使用状況メトリックおよびパフォーマンス・メトリックの分析」を参照してください。

このページには「システム・ページ」サブタブも表示されます(詳細は、第7.3項「システム・ページの使用」を参照)。

デフォルトでは非表示になっていますが、アプリケーション管理者はホーム・スペースの管理者のビューにある「ページのパーソナライズ」ページでアクセスできます。

ドキュメント

「ドキュメント・エクスプローラ」タスク・フローを表示します。詳細は、第43.1項「ドキュメント・サービスのタスク・フローの基本」を参照してください。

このページには「システム・ページ」サブタブも表示されます(詳細は、第7.3項「システム・ページの使用」を参照)。

デフォルトでは、各認証済ユーザーのホーム・スペース・ビューに表示されます。

プロファイル

現在のユーザーの「プロファイル・ギャラリ」に表示されます。これには、「アクティビティ・ストリーム」、「コネクション」、「ドキュメント」、組織チャート(「組織」)、およびユーザーのプロフィール詳細(「バージョン情報」)向けサブページが含まれます。詳細は、第33章「プロファイルの管理」第43.1項「What You Should Know About the Documents Service Task Flows」を参照してください。

このページには「システム・ページ」サブタブも表示されます(詳細は、第7.3項「システム・ページの使用」を参照)。

デフォルトでは、各認証済ユーザーのホーム・スペース・ビューに表示されます。

スペース

現在のユーザーに関連する、ユーザー所属のスペースやユーザーが検出できるスペースなどのスペースが表示されます。リストされた各スペースには、スペースで実行するアクションのオプションが記載された関連メニューが表示されます。このページには、スペース作成と追加スペースの検索用のコントロールが用意されています。

このページには「システム・ページ」サブタブも表示されます(詳細は、第7.3項「システム・ページの使用」を参照)。

デフォルトでは、各認証済ユーザーのホーム・スペース・ビューに表示されます。

スペース・テンプレート

デフォルトとカスタムのスペース・テンプレートのリストが表示され、カスタム・スペース・テンプレートの作成とテンプレート・リストのフィルタリングを行うことができるようになります。

このページには「システム・ページ」サブタブも表示されます(詳細は、第7.3項「システム・ページの使用」を参照)。

デフォルトでは非表示になっていますが、各認証済ユーザーのホーム・スペースにある「ページのパーソナライズ」ページでアクセスできます。

タグ・センター

ユーザーが「タグ」タスク・フローまたは検索結果のタグをクリックすると、レンダリングされた「タグ・センター」が表示されます。詳細は、第59章「タグ・サービスの使用」を参照してください。

このページには「システム・ページ」サブタブも表示されます(詳細は、第7.3項「システム・ページの使用」を参照)。

ユーザーがタグをクリックすると起動します。


7.1.2 ビジネス・ロール・ページのページ作成デフォルトの設定

アプリケーション管理者は、ページ作成デフォルトを設定して、ビジネス・ロール・ページ作成に必要な手順を減らすことができます。つまり、「ページの作成」ダイアログを開いたときにデフォルトで選択されているページ・スタイルを指定できます。デフォルトのページ・スタイルを強制的に使用させる、「ページの作成」ダイアログを使用しないように選択することもできます。


注意:

アプリケーション管理者がビジネス・ロール・ページに設定するページ作成デフォルトは、個人用のページにも影響を与えます。権限を持つユーザーは、ページ作成デフォルトをホーム・スペースに作成する自分専用のページをオーバーライドできます(詳細は、第32.5項「個人用ページのページ作成デフォルトの設定」を参照)。スペースに作成されたページのデフォルトは、スペースのモデレータによって制御されます(詳細は、第53.7.1項「スペース内のページのページ作成デフォルトの設定」を参照)。


ビジネス・ロール・ページにページ作成デフォルトを設定する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「ビジネス・ロール・ページ」の順にクリックして、すべてのビジネス・ロール・ページを表示します(図7-1)。

    次のURLを使用して、このページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/brpages
    

    図7-1 ビジネス・ロール・ページ

    ビジネス・ロール・ページ
    「図7-1 ビジネス・ロール・ページ」の説明

  2. 「ページ・デフォルトの設定」をクリックして、「ページ・デフォルトの設定」ダイアログを開きます(図7-2)。

    図7-2 「ページ・デフォルトの設定」ダイアログ

    「ページ・デフォルトの設定」ダイアログ
    「図7-2 「ページ・デフォルトの設定」ダイアログ」の説明

  3. 「ページ・スタイル」ドロップダウン・リストからページ・レイアウトを選択します。


    関連項目:

    シード済ページ・スタイルの詳細は、第15.1項「ページ・スタイルの基本」を参照してください。このリストにはその他のカスタム・ページ・スタイルが含まれていたり、ページ・スタイルを短いリストに制限している場合があります。


  4. 「ワンクリック・ページ作成の有効化」の横にあるオプションを選択します。

    はい: 「ページの作成」ダイアログを使用せず、指定された「ページ・スタイル」を使用してすべての個人用ページを作成します。


    ヒント:

    「ページの作成」ダイアログをスキップした場合、新しいページには一般的な名前が付きます。ページの名前変更の詳細は、第17.6項「ページ名の変更」を参照してください。


    いいえ: 「ページの作成」ダイアログですべての個人用ページに対してデフォルトとして選択した特定の「ページ・スタイル」を使用して、「ページの作成」ダイアログが表示されます。新しい個人用ページに別のスタイルを選択できます。

  5. 「保存」をクリックして、変更を保存してダイアログを終了します。

7.1.3 ビジネス・ロール・ページの作成

新しいビジネス・ロール・ページを作成する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「ビジネス・ロール・ページ」の順にクリックしてすべてのビジネス・ロール・ページを表示します(図7-3)。

    次のURLを使用して、このページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/brpages
    

    図7-3 「ビジネス・ロール・ページ」

    「ビジネス・ロール・ページ」
    「図7-3 「ビジネス・ロール・ページ」」の説明

  2. 「新規ビジネス・ロール・ページの作成」をクリックします。

    1クリック・ページ作成を有効にしている場合、新しいページが開きます。1クリック・ページ作成を有効にしていない場合、次の手順を続行します。

  3. ページに固有の名前を入力し(「ページ名」)、ページ・スタイルを選択します。


    関連項目:

    シード済ページ・スタイルの概要は、表15-2「デフォルト・ページ・スタイル」を参照してください。


  4. 「作成」をクリックして、新たに作成したページを開きます。


    関連項目:

    アプリケーション管理者は、あるカスタム・ページ・スタイルに基づいて新たに作成したページをページ編集モードかページ表示モードのいずれで開くかを決定する、そのページ・スタイルの属性を設定できます。詳細は、第15.4.2項「カスタム・ページ・スタイルのプロパティの設定」を参照してください。


    ページのコンテンツを後から追加できます。次の項(第7.1.4項)では、ビジネス・ロール・ページのアクセス権限を設定する手順を説明します。

  5. 次の手順の参照先は、次のとおりです。

7.1.4 ビジネス・ロール・ページの対象読者の指定

ビジネス・ロール・ページの対象読者は変わることがあります。たとえば、元々製品開発チームに向けて作成されたページを営業チーム全体に表示する必要があることがあります。マーケティング部門のページにパブリック・アクセスを指定する必要がある場合があります。選択した部門のメンバーに、「ページの編集」権限などその他のアクセス権限を付与する必要がある場合があります。


注意:

アプリケーション管理者は、作成する新しいビジネス・ロール・ページでアクセス権限を設定できます(詳細は、第7.1.4.1項「カスタム・ビジネス・ロール・ページでのアクセス権限の設定」を参照してください)。

シード済ビジネス・ロール・ページのデフォルトのアクセス権限の設定はSpacesアプリケーションのUIを使用して変更できません(表7-1「シード済ビジネス・ロール・ページ」を参照してください)。シード済ビジネス・ロール・ページでアクセス権限を設定する方法は、第7.1.4.3項「シード済ビジネス・ロール・ページでのアクセス権限の設定」を参照してください。


ページのアクセス権限を設定するコントロールは、「ページのパーソナライズ」ページとSpaces管理内の「ページ」タブの「ビジネス・ロール・ページ」サブタブにあります(図7-4)。

図7-4 ビジネス・ロール・ページでの「ページのアクセス権限の設定」オプション

ビジネス・ロール・ページでの「ページのアクセス権限の設定」オプション
「図7-4 ビジネス・ロール・ページでの「ページのアクセス権限の設定」オプション」の説明

この項では、ビジネス・ロール・ページでの特定のアクセス権限の設定方法とそのようなページの公開方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

7.1.4.1 カスタム・ビジネス・ロール・ページでのアクセス権限の設定

アプリケーション管理者は、SpacesアプリケーションのUIを使用して、作成するビジネス・ロール・ページにアクセス権限を設定できます。しかし、SpacesアプリケーションのUIを介してシード済ビジネス・ロール・ページにアクセス権限を設定することはできません(シード済ビジネス・ロール・ページでのアクセス権限の設定は、第7.1.4.3項「シード済ビジネス・ロール・ページでのアクセス権限の設定」を参照してください)。

作成したカスタム・ビジネス・ロール・ページに対象読者を指定する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「ビジネス・ロール・ページ」の順にクリックして、すべてのビジネス・ロール・ページを表示します。

    次のURLを使用して、「ビジネス・ロール・ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/brpages
    
  2. アクセス権限を設定しているカスタム・ビジネス・ロール・ページで「アクション」アイコンをクリックし、「ページのアクセス権限の設定」を選択して「ページのアクセス権限の設定」ダイアログを開きます(図7-5)。

    図7-5 「ページのアクセス権限の設定」ダイアログ

    「ページのアクセス権限の設定」ダイアログ
    「図7-5 「ページのアクセス権限の設定」ダイアログ」の説明

  3. 第17.7項「ページへのユーザー・アクセスの制御」に記載されているページのアクセス権限を設定する一般的な手順に従ってください。ここでは、手順4から始めます。


    関連項目:

    ビジネス・ロール・ページに対してパブリック・アクセスを有効にするこの方法では、パブリック・ユーザーに表示アクセス権限以上を付与する手段を提供します。パブリック・ユーザーに表示アクセス権限のみを付与する場合には、第7.1.4.2項「カスタム・ビジネス・ロール・ページへのパブリック・アクセスの指定」の手順に従うと迅速に設定できます。


このページは対象読者に公開され、対象読者が次回Spacesアプリケーションにログインするとホーム・スペースのビューに表示されます。

7.1.4.2 カスタム・ビジネス・ロール・ページへのパブリック・アクセスの指定

ログインしているかいないかにかかわらず、任意のユーザーに特定のカスタム・ビジネス・ロール・ページが表示されるように指定できます。そのようなページはパブリック・ホーム・スペースで公開するか、すべてのユーザーが簡単にアクセスできるようにURLをパブリック・ビジネス・ロール・ページに公開できます。


関連項目:

この項で説明する手順により、すべてのパブリック・ユーザーが選択されたカスタム・ビジネス・ロール・ページを表示できるようになります。目的のページでパブリック・ユーザーにその他の権限を付与するには、第7.1.4.1項「カスタム・ビジネス・ロール・ページでのアクセス権限の設定」で説明する手順に従ってください。


カスタム・ビジネス・ロール・ページをパブリックにする手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「ビジネス・ロール・ページ」の順にクリックしてすべてのビジネス・ロール・ページを表示します。

    次のURLを使用して、「ビジネス・ロール・ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/brpages
    
  2. アクセス権限を設定しているビジネス・ロール・ページで「アクション」アイコンをクリックし、「パブリックにする」を選択します(図7-6)。

    図7-6 「ページ・アクション」メニューの「パブリックにする」オプション

    「ページ・アクション」メニューの「パブリックにする」オプション
    「図7-6 「ページ・アクション」メニューの「パブリックにする」オプション」の説明

7.1.4.3 シード済ビジネス・ロール・ページでのアクセス権限の設定

デフォルトのビジネス・ロール・ページ(「Activities」、「スペース」など)は、すべてのユーザーがすぐに使用できます(表7-1「シード済ビジネス・ロール・ページ」を参照してください)。Spacesアプリケーションを使用して、シード済ビジネス・ロール・ページのセキュリティを変更できません。デフォルトのセキュリティ設定を変更する場合(シード済ビジネス・ロール・ページをすべてのユーザーに対して非表示にするなど)、システム管理者に問い合せてpages.xmlファイルのデフォルト・ビジネス・ロール・ページの設定を変更し、その変更内容をWLSTコマンドexportMetadata /importMetadataを使用して、Spacesで使用するMDSリポジトリにアップロードする必要があります。

システム管理者としてシード済ビジネス・ロール・ページのデフォルトのセキュリティ設定を変更する手順は次のとおりです。

  1. WLSTコマンドexportMetadataを実行して、pages.xmlanonymous-roleauthenticated-roleにエクスポートします。

    例:

    exportMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',toLocation='/scratch/mdsdump', docs='/oracle/webcenter/page/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/role/anonymous-role/pages.xml')
    
    exportMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',toLocation='/scratch/mdsdump', docs='/oracle/webcenter/page/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/role/authenticated-role/pages.xml')
    

    ここでは、toLocationはエクスポートするファイルに対してシステム上の目的のディレクトリを指定します。詳細な構文は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のexportMetadataの項を参照してください。

    WLSTコマンドの実行方法は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のOracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行に関する項を参照してください。

  2. セキュリティの変更は、必要に応じて両方のpages.xmlファイルで行います。つまり、各ビジネス・ロール・ページを非表示または表示にマーキングします。

    <!-- Business Role Pages -->
       <pageDef id="Page_2eb852ac_10f5902cb2f__7ff7" 
       contentMRef="/oracle/webcenter/page/scopedMD/
       s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/businessRolePages/
       ActivityStreamMainView.jspx" shared="false" hidden="false"/>...
    
    • 非表示にする必要があるページには、hidden="true"と設定します。

    • 表示にする必要があるページには、hidden="false"と設定します。

  3. pages.xmlファイルへの変更内容をMDSにアップロードするには、WLSTコマンドimportMetadataを使用します。

    例:

    importMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',fromLocation='/scratch/mdsdump', docs='/oracle/webcenter/page/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/role/anonymous-role/pages.xml')
    importMetadata(application='webcenter',server='WC_Spaces',fromLocation='/scratch/mdsdump', docs='/oracle/webcenter/page/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/role/authenticated-role/pages.xml')
    

    ここでは、fromLocationはインポートするファイルが格納されているディレクトリを指定します。詳細な構文は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のimportMetadataの項を参照してください。

    WLSTコマンドの実行方法は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のOracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行に関する項を参照してください。

7.1.5 カスタム・ビジネス・ロール・ページへのアクセスの取消し

カスタム・ビジネス・ロール・ページへのアクセス権限を取り消す手順は次のとおりです。

  1. 第7.1.4.1項「カスタム・ビジネス・ロール・ページでのアクセス権限の設定」の手順に従って、「ページのアクセス権限」ダイアログを開きます。

  2. アクセス権限を取り消すユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールを選択し、「アクセス権限の削除」ボタンをクリックします(図7-7)。

    図7-7 「ページのアクセス権限の設定」ダイアログの「アクセス権限の削除」オプション

    「ページのアクセス権限の設定」ダイアログの「アクセス権限の削除」オプション
    「図7-7 「ページのアクセス権限の設定」ダイアログの「アクセス権限の削除」オプション」の説明

  3. 表示される確認ダイアログで「削除」をクリックします。

7.1.6 ビジネス・ロール・ページへのナビゲーションの表示

ビジネス・ロール・ページへのナビゲーションをユーザーに表示させるには、複数のオプションがあります。

  • 「ページを表示」チェック・ボックスを使用すると、権限を持つすべてのユーザーに1回の操作でページを表示できます。

  • ビジネス・ロール・ページへのナビゲーション・リンクを作成できます。

この項では、「ページを表示」オプションを使用する方法について説明します。また、独自のナビゲーションの作成に関する情報を紹介します。

この項の内容は次のとおりです。

7.1.6.1 ビジネス・ロール・ページの表示および非表示

「スペース管理」ページでは、権限を持つすべてのユーザーに迅速にビジネス・ロール・ページを表示または非表示にするためのコントロールを使用できます(権限を持つユーザーとは、ビジネス・ロール・ページへのアクセス権限を付与されているユーザーのことです)。「ページを表示」チェック・ボックスを使用して、権限を持つすべてのユーザーのナビゲーションにページを公開します。

ホーム・スペースのナビゲーションでビジネス・ロール・ページを表示または非表示にする手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「ビジネス・ロール・ページ」の順にクリックしてすべてのビジネス・ロール・ページを表示します。

    次のURLを使用して、「ビジネス・ロール・ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/brpages
    
  2. そのページを表示または非表示にする手順は次のとおりです。

    • 「ページを表示」列のチェック・ボックスを選択して、権限を持つユーザーのホーム・スペースのビューにページを表示します。

    • 「ページを表示」列のチェック・ボックスを選択解除して、ビューでページを非表示にします。

7.1.6.2 ビジネス・ロール・ページの作成

ビジネス・ロール・ページをページの権限によってユーザーに使用可能にすれば、アプリケーションのナビゲーションにページへのリンクを追加して簡単にアクセスできるようにすることも可能です。この手順の詳細は、第12.2.2.1項「「編集」ダイアログを使用したナビゲーション・モデルへのリソースの追加」を参照してください。

7.1.7 ビジネス・ロール・ページのデフォルト表示順序の設定

ビジネス・ロール・ページを論理的な順序で表示させると、ページ・コンテンツにアクセスしやすくなり、ユーザーが容易に移動できるようになります。アプリケーション管理者は、ビジネス・ロール・ページが対象読者に表示される初期順序を決定できます。それには、ページを目的の順序にドラッグ・アンド・ドロップするか、「並べ替え」アイコンをクリックします。

個々のユーザーは、「ページのパーソナライズ」ページにアクセスし、用意されたアイコンを使用して、管理者が指定した最初の表示順序を変更できます。さらに、使用しないビジネス・ロール・ページを非表示にできます。


注意:

ページの順序と可視性を定義できる場所は、「管理」ページ(この項に記載)および「ページのパーソナライズ」ページの2箇所です(第51.11.2項「ビューでのページ順序の変更」参照)。この2箇所の違いは、「管理」での変更はアプリケーションのカスタマイズであり、「ページのパーソナライズ」での変更はユーザーのカスタマイズである点です。ユーザーのカスタマイズは、目的のユーザーのビューに表示されるアプリケーションのカスタマイズを上書きすることに注意してください。


すべてのビジネス・ロール・ページの表示順序を変更する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「ビジネス・ロール・ページ」の順にクリックしてすべてのビジネス・ロール・ページを表示します。

    次のURLを使用して、「ビジネス・ロール・ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/brpages
    
  2. 「並替え」列の矢印をクリックして、表示順序を変更します(図7-8)。

    図7-8 「ビジネス・ロール・ページ」の「並替え」アイコン

    「ビジネス・ロール・ページ」の「並替え」アイコン
    「図7-8 「ビジネス・ロール・ページ」の「並替え」アイコン」の説明

    または、ページを目的の順序にドラッグ・アンド・ドロップします。

7.1.8 ビジネス・ロール・ページの編集

ビジネス・ロール・ページで「ページの編集」権限を付与されていれば、このページを編集できます。編集の権限を付与されているユーザーは、通常のページと同じ手順でページを編集できます。第18章「ページの編集」を参照してください。

アプリケーション管理者は、「スペース管理」ページからビジネス・ロール・ページの編集を開始することも可能です。

「スペース管理」でビジネス・ロール・ページを編集する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「ビジネス・ロール・ページ」の順にクリックしてすべてのビジネス・ロール・ページを表示します。

    次のURLを使用して、「ビジネス・ロール・ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/brpages
    
  2. 編集するページの「アクション」アイコンをクリックして、コンテキスト・メニューから「ページの編集」を選択します(図7-9)。

    図7-9 「ページ・アクション」メニューの編集オプション

    「ページ・アクション」メニュー「Edit」オプション
    「図7-9 「ページ・アクション」メニューの編集オプション」の説明

    Oracle Composerの編集モードでページが開きます。

  3. ページを編集し、終了したら「保存」「閉じる」の順にクリックします。

7.1.9 ビジネス・ロール・ページのコピー

ビジネス・ロール・ページをコピーする際には、それを別のビジネス・ロール・ページとして、または個人用ページとしてホーム・スペースのビューに保存できます。別のビジネス・ロール・ページのコピーを作成する場合、元のページからアクセス権限はコピーされないため、新しいページにアクセス権限を設定する必要があります(詳細は、第7.1.4項「ビジネス・ロール・ページの対象読者の指定」を参照してください)。

ビジネス・ロール・ページをコピーする手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「ビジネス・ロール・ページ」の順にクリックしてすべてのビジネス・ロール・ページを表示します。

    次のURLを使用して、「ビジネス・ロール・ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/brpages
    
  2. コピーするページで「アクション」アイコンをクリックし、コンテキスト・メニューから「ページのコピー」を選択します(図7-10)。

    図7-10 「ページ・アクション」メニューの「ページのコピー」オプション

    「ページ・アクション」メニューの「ページのコピー」オプション
    「図7-10 「ページ・アクション」メニューの「ページのコピー」オプション」の説明

  3. 表示されるダイアログに、新しいページの名前を入力します(図7-11)。

    図7-11 「ページのコピー」ダイアログ

    「ページのコピー」ダイアログ
    「図7-11 「ページのコピー」ダイアログ」の説明

  4. 「名前を付けてコピー」の横で、コピーが個人用ページかビジネス・ロール・ページかを指定します。

    • コピーを同じジョブ・ロールを持つグループ・メンバーに公開する場合には、「ビジネス・ロール・ページ」を選択します。

    • コピーを自分のアプリケーション・ビューのみに公開する場合には(ホーム・スペースの自分のビューの個人用ページとして)、「個人用ページ」を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

    Oracle Composerの編集モードで新しいページが開きます。

  6. 必要に応じてページを編集し、終了したら「保存」「閉じる」の順にクリックします。

7.1.10 ビジネス・ロール・ページからのすべてのユーザー・カスタマイズの削除

コントロールを使用して、選択したビジネス・ロール・ページからすべてのユーザー・カスタマイズを削除できます。このコントロールを使用すると、タスク・フローの再配置、サイズ変更または縮小などの個人用変更が削除されます。各ユーザーのビジネス・ロール・ページの個人用ビューで、この操作が実行されます。

すべてのユーザーのカスタマイズをビジネス・ロール・ページのすべてのビューから削除する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「ビジネス・ロール・ページ」の順にクリックしてすべてのビジネス・ロール・ページを表示します。

    次のURLを使用して、「ビジネス・ロール・ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/brpages
    
  2. 目的のページの横にある「アクション」メニューで、「パーソナライズの削除」を選択します。

  3. 表示されるダイアログで、「OK」をクリックします。

    ユーザーが自分のページのビューに追加したユーザー・カスタマイズがすべて削除されます。これにより、タスク・フローは、閉じたものが開くなど、元の位置および元のサイズに戻ります。

7.1.11 カスタム・ビジネス・ロール・ページの削除

カスタム・ビジネス・ロール・ページで「ページの削除」権限を付与されていれば、ページを削除できます。権限を付与されているユーザーは、通常のページの削除と同じ手順を実行します(詳細は、第17.8項「ページの削除」を参照してください)。アプリケーション管理者には、「スペース管理」からカスタム・ビジネス・ロール・ページを削除するオプションもあります。


注意:

シード済ビジネス・ロール・ページは削除できません(表7-1「シード済ビジネス・ロール・ページ」を参照してください)。


一度カスタム・ビジネス・ロール・ページをSpacesアプリケーションから削除すると、リカバリできません。削除されたページは永続的に削除され、以前そのページを割り当てられていたユーザーの「ホーム・スペース」のビューに表示されなくなります。

「スペース管理」からカスタム・ビジネス・ロール・ページを削除する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「ビジネス・ロール・ページ」の順にクリックしてすべてのビジネス・ロール・ページを表示します。

    次のURLを使用して、「ビジネス・ロール・ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/brpages
    
  2. 削除するページで「アクション」アイコンをクリックし、コンテキスト・メニューから「ページの削除」を選択します(図7-12)。

    図7-12 「ページ・アクション」メニューの「ページの削除」オプション

    「ページ・アクション」メニューの「ページの削除」オプション
    「図7-12 「ページ・アクション」メニューの「ページの削除」オプション」の説明

  3. 確認ダイアログで、「削除」をクリックします。

7.2 個人用ページの使用

個人用ページのコンテンツ管理は主に個々のユーザーの責任となりますが、Spaces管理者もすべての個人用ページへのアクセス権限をデフォルトで付与されています。管理者は、個々のユーザーの個人用ページで問題が発生したり、ユーザーが組織を離れる場合に個人用データのクリーン・アップまたは管理の必要が生ずる場合があります。

この項では、WebCenter Portal: Spacesで個人用ページを管理する方法について説明します。内容は次のとおりです。

7.2.1 個人用ページの管理の基本

個人用ページとは、ユーザーが「ホーム・スペース」の個人用ビューで作成するページのことです。Spaces管理者は、他のユーザーが作成した個人用ページすべてに完全なアクセス権限を持っています。完全なアクセス権限を持っているとは、任意のユーザーの個人用ページで編集、コピー、名前の変更、アクセス権限の設定、削除などのアクションを実行できるという意味です。

Spaces管理者は、中央の「スペース管理」で一元的にすべてのユーザーの個人用ページにアクセスできます。「スペース管理」を使用して、「ページ」タブからページの作成者や最終変更時についての情報などの個人用ページのリストにアクセスできます。

「アクション」メニューはリストされた各ページに関連付けられており、個人用ページでの編集、ユーザー・カスタマイズの削除、コピー、名前変更、セキュリティ設定、削除、公開のためのオプションへのアクセス権限が提供されています(図7-13)。

図7-13 「個人用ページ」の「ページ・アクション」メニュー

「個人用ページ」サブページの「ページ・アクション」メニュー
「図7-13 「個人用ページ」の「ページ・アクション」メニュー」の説明

その他のオプションには、ページへのリンクを記載したメール・メッセージの送信やページに関する情報の表示などがあります。

7.2.2 個人用ページのアプリケーションレベル・ページ作成のデフォルトの設定

権限を持つユーザーが自分で設定できるページ作成デフォルト以外に(第32.5項「個人用ページのページ作成デフォルトの設定」)、アプリケーション管理者は、個人用ページの管理レベル・ページ作成のデフォルトを設定できます。アプリケーションレベルのページ作成デフォルトを構成すると、すべての個人用ページの作成に影響します。このコントロール(「ページ・デフォルトの設定」)は、「スペース管理」の「ページ」ページの「ビジネス・ロール・ページ」サブページで使用できます(詳細は第7.1.2項「 ビジネス・ロール・ページのページ作成デフォルトの設定」を参照してください)。

ただし、「ページのパーソナライズ」ページで権限を持つユーザーが自分で設定したページ作成デフォルトは、この章で説明するアプリケーションレベル設定をオーバーライドします。

7.2.3 個人用ページのアクセス権限の変更

アプリケーション管理者は、Spacesアプリケーションの個人用ページのセキュリティを表示して管理する権限を付与されています。ページ所有者は、通常、自分のページを表示できるユーザーを決定しますが、時々、ページ所有者が対応できない場合、管理者が変更する必要があることもあります。

個人用ページのアクセス権限を変更する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「個人用ページ」の順にクリックして、すべての個人用ページを表示します。

    次のURLを使用して、「個人用ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/personalpages
    
  2. 保護するページで「アクション」アイコンをクリックし、「ページのアクセス権限の設定」を選択して「ページのアクセス権限の設定」ダイアログを開きます(図7-14)。

    図7-14 「ページのアクセス権限の設定」ダイアログ

    「ページのアクセス権限の設定」ダイアログ
    「図7-14 「ページのアクセス権限の設定」ダイアログ」の説明

  3. 第17.7項「ページへのユーザー・アクセスの制御」に記載されているページのアクセス権限を設定する一般的な手順に従ってください。ここでは、手順4から始めます。

7.2.4 ユーザーによる個人用ページ作成の防止

アプリケーションレベルの権限Create-Pagesを取り消して、ユーザーがホーム・スペースで個人用ページを作成するのを防止できます。Create-Pagesアプリケーションレベルの権限は個人用ページの作成にのみ適用されます。スペースでのページの作成は、目的のスペース自体のセキュリティ設定によって制御されます(スペースのセキュリティ設定、つまりスペースレベルのユーザーとロールの詳細は、第53.5項「スペース・ロールの管理」および第53.6項「スペース・メンバーの管理」を参照してください)。

アプリケーションレベルの権限の取消手順は、第24.2.3項「アプリケーション・ロール権限の変更」を参照してください。

7.2.5 個人用ページへのナビゲーションの提供

アプリケーション・ナビゲーションで個人用ページにリンクを追加する場合、第12.2.2.1項「「編集」ダイアログを使用したナビゲーション・モデルへのリソースの追加」"に記載された詳細な手順を参照してください。アプリケーション・ナビゲーションの使用の詳細は、第12章「ナビゲーションの使用」を参照してください。

7.2.6 管理権限での個人用ページの編集

アプリケーション管理者は、ユーザーがホーム・スペースのビューで作成した個人用ページを表示して変更する権限が付与されています。個々のユーザーは主に自分の個人用ページのコンテンツの編集を担当しますが、管理者がそのようなコンテンツをクリーンアップまたは編集する必要があることもあります。

個人用ページを編集する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「個人用ページ」の順にクリックして、すべての個人用ページを表示します。

    次のURLを使用して、「個人用ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/personalpages
    
  2. 編集するページで「アクション」アイコンをクリックし、コンテキスト・メニューから「ページの編集」を選択します(図7-13を参照してください)。

    Composerでページが開きます。


    関連項目:

    Composerによる編集の詳細は、第18章「ページの編集」を参照してください。


  3. ページを更新し、終了したら「保存」「閉じる」の順にクリックします。

7.2.7 個人用ページのコピー

アプリケーション管理者には、Spacesアプリケーションの任意のページをコピーする権限が付与されています。これには、他のユーザーの個人用ページも含まれます。管理者として個人用ページをコピーすると、それをビジネス・ロール・ページとして保存して他のユーザーに公開したり、ホーム・スペースの自分のビューで個人用ページとして保存したりできます。


ヒント:

別のビジネス・ロール・ページを作成する場合、アクセス権限は元のページからコピーされないため、新しいページのアクセス権限を設定する必要があります。詳細は、第7.1.4項「ビジネス・ロール・ページの対象読者の指定」を参照してください。


個人用ページをコピーする手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「個人用ページ」の順にクリックして、すべての個人用ページを表示します。

    次のURLを使用して、「個人用ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/personalpages
    
  2. コピーするページで「アクション」アイコンをクリックし、コンテキスト・メニューから「ページのコピー」を選択します(図7-15)。

    図7-15 「ページ・アクション」メニューの「ページのコピー」オプション

    「ページ・アクション」メニューの「ページのコピー」オプション
    「図7-15 「ページ・アクション」メニューの「ページのコピー」オプション」の説明

    「ページのコピー」ダイアログが開きます(図7-16)。

    図7-16 「ページのコピー」ダイアログ

    「ページのコピー」ダイアログ
    「図7-16 「ページのコピー」ダイアログ」の説明

  3. 新しいページの名前を入力します。

  4. 「名前を付けてコピー」の横で、コピーが個人用ページかビジネス・ロール・ページかを指定します。

    • ページを同じジョブ・ロールを持つユーザーのグループに公開する場合には、「ビジネス・ロール・ページ」を選択します。

    • コピーを自分のアプリケーション・ビューでのみ公開する場合には、「個人用ページ」を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

    Composerの編集モードで新しいページが開きます。

  6. オプションで、ページを更新し、「保存」「閉じる」の順にクリックしてComposerを終了します。

7.2.8 個人用ページからのすべてのユーザー・カスタマイズの削除

コントロールを使用して、選択した個人用ページからすべてのユーザー・カスタマイズを削除できます。このコントロールを使用すると、タスク・フローの再配置、サイズ変更または縮小などの個人用変更が削除されます。これは各ユーザーの個人用ビューで実行されます。

すべてのユーザーのカスタマイズを個人用ページのすべてのビューから削除する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「個人用ページ」の順にクリックして、すべての個人用ページを表示します。

    次のURLを使用して、「個人用ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/personalpages
    
  2. 目的のページの横にある「アクション」メニューで、「パーソナライズの削除」を選択します。

  3. 表示されるダイアログで、「OK」をクリックします。

    ユーザーが自分のページのビューに追加したユーザー・カスタマイズがすべて削除されます。これにより、タスク・フローは、閉じたものが開くなど、元の位置および元のサイズに戻ります。

7.2.9 「スペース管理」を使用した個人用ページの削除

アプリケーション管理者は、ユーザーの個人用ページへの完全なアクセス権限を持つことのほか、それらを削除することも可能です。個人用ページを削除すると、リカバリできません。削除されたページは、永続的に削除されます。

「スペース管理」を使用して個人用ページを削除する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「個人用ページ」の順にクリックして、すべての個人用ページを表示します。

    次のURLを使用して、「個人用ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/personalpages
    
  2. 削除するページで「アクション」アイコンをクリックし、コンテキスト・メニューから「ページの削除」を選択します。

  3. 確認ダイアログで、「削除」をクリックします。

7.3 システム・ページの使用

システム・ページはデフォルトで用意されており、特定の目的を達成できるように設計されています。たとえば、デフォルトのインストールで、Spacesアプリケーションにアクセスしてもログインしないユーザーには、パブリックの「WebCenterようこそページ」が表示されます。「ようこそ」ページが表示されるのは、ログインしないpublicユーザーとも呼ばれるユーザーに対応するように用意されたanonymous-roleロールにこのページからアクセスできるためです。

システム・ページには、会社のブランドを反映し、役立つヒントを提供し、その他の拡張機能を表示して見分けるためにカスタマイズできる様々なユーティリティ・ページが含まれます。

この項では、システム・ページの使用について説明します。この項の内容は次のとおりです。

7.3.1 システム・ページの基本

システム・ページは、WebCenter Portal: Spacesで構築されたポータルの迅速なデプロイをサポートします。システム・ページは、完成した紹介ページ(「ようこそ」ページ)から、その場で生成され、個々のユーザーに合わせたコンテンツを提供するページ(「アクティビティ・ストリーム」ページ)に至るまで、一連の要求を満たします。

システム・ページは、予想される対象読者をターゲットにしたページ・アクセスの設定を使用して事前構成されます。たとえば、「ようこそ」ページはanonymous-roleをターゲットにするよう構成されており、「アクティビティ・ストリーム」ページは各ユーザーに合わせた動的コンテンツを使用して個々のユーザーをターゲットにしています。この事前構成があるため、システム・ページのセキュリティ設定を変更することはできません。

ただし、システム・ページをカスタマイズのすることは可能です。カスタマイズにより、システム・ページのシード済コンテンツを拡張して、会社のブランドに適用し、ヒントのテキストを追加し、その他の機能(タスク・フロー、ポートレットなど)の提供などが可能になります。

また、システム・ページはタスク・フローのカスタマイズを可能にします。システム・ページの「タスク・フロー・エディタ」には、1つの操作で指定された範囲でシード済タスク・フローのすべてのインスタンスをカスタマイズする環境が用意されています。(リソース・マネージャで作成されたカスタム・タスク・フローは、このページを使用して編集できません。)権限を持つユーザーはシード済タスク・フローをこのページに追加し、タスク・フローのすべてのインスタンスをカスタマイズできます。詳細は、第8章「実行時のタスク・フローのカスタマイズ」を参照してください。

表7-2にデフォルトで提供され、表示されるコンテキストについて説明するシステム・ページを示します。

表7-2 シード済システム・ページ

ページ 説明 コンテキスト

アクティビティ

「ホーム・スペース」に、「ピープル・コネクション」サービスからの「パブリッシャ」タスク・フローと「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローを表示します。詳細は、第35章「コネクションのアクティビティの追跡」を参照してください。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

アクティビティ・ストリーム

スペースに、「ピープル・コネクション」サービスからの「パブリッシャ」タスク・フローと「アクティビティ・ストリーム」タスク・フローを表示します。詳細は、第35章「コネクションのアクティビティの追跡」を参照してください。

デフォルトで、権限を持ったすべての(ログイン)ユーザーのホーム・スペースに表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

分析

アプリケーションの使用方法とパフォーマンス・メトリックについて情報を提供します。詳細は、第57章「使用状況メトリックおよびパフォーマンス・メトリックの分析」を参照してください。

「分析」タスク・フローを使用するには、「分析」スキーマ(ACTIVITIES)をインストールして構成し、Spacesアプリケーションと分析コレクタ間の接続を設定する必要があります。「分析」スキーマおよび「分析」サービスのバックエンドの管理の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』の分析サービスの管理に関する項を参照してください。

「ページのパーソナライズ」を使用したホーム・スペースの表示に使用できます。構成の要件が適合する際にのみ有効です(「説明」列の情報を参照してください)。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

お知らせ

「お知らせマネージャ」タスク・フローを表示します。詳細は、第61章「お知らせサービスの使用」を参照してください。

多数のデフォルトのスペース・テンプレートにデフォルトで表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

ディスカッション

「ディスカッション・フォーラム・マネージャ」タスク・フローを表示します。詳細は、第62.1項「ディスカッション・サービスの基本」を参照してください。

多数のデフォルトのスペース・テンプレートにデフォルトで表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

ドキュメント

「ドキュメント・エクスプローラ」タスク・フローを表示します。

2つの「ドキュメント」システム・ページがあります。1つはホーム・スペース用で現在のユーザーの個人用ドキュメントを表示し、もう1つはスペース用でそのスペースにアップロードされたドキュメントを表示します。

詳細は、第43.1.1項「ドキュメント・エクスプローラ・タスク・フローの理解」を参照してください。

多数のデフォルトのスペース・テンプレートにデフォルトで表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

エラーが発生しました

エラーが発生した際にエラー・ページを表示します。

アプリケーション・エラーが発生すると表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

イベント

「イベント」タスク・フローを表示します。詳細は、第63.1項「イベント・サービスの基本」を参照してください。

多数のデフォルトのスペース・テンプレートにデフォルトで表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

リスト

「リスト・マネージャ」タスク・フローを表示します。詳細は、第66.1項「リスト・サービスの基本」を参照してください。

多数のデフォルトのスペース・テンプレートにデフォルトで表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

ログイン

ポータルへのログイン用のフィールドを表示します。

すべてのアプリケーション・ページへのパブリック・アクセスを無効にしたとき、および現在のセッションが異常終了したときに、「WebCenterようこそページ」のかわりに表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

メンバー

スペースのメンバーを管理する機能が用意されています。詳細は、第54章「スペースのメンバーおよびロールの管理」を参照してください。

一部のシード済スペース・テンプレート(チーム・スペース・テンプレートなど)で、「メンバー」ページとしてデフォルトのナビゲーションに表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

プロファイル

現在のユーザーの「プロファイル・ギャラリ」に表示されます。これには、「アクティビティ・ストリーム」、「コネクション」、「ドキュメント」、組織チャート(「組織」)、およびユーザーのプロフィール詳細(「バージョン情報」)向けサブページが含まれます。詳細は、第33章「プロファイルの管理」第43.1項「What You Should Know About the Documents Service Task Flows」を参照してください。

デフォルトで、権限を持ったすべての(ログイン)ユーザーのホーム・スペースに表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

いずれのページにもアクセスできません

いずれのページにもアクセスできないことをユーザーに知らせるメッセージを表示します。

ユーザーが移動したスペースで、スペースのページにアクセス権限を持たない場合に表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

Outlookアドインのディスカッション

Outlookウィンドウのコンテキストで「ディスカッション」サービスからのコンテンツを表示します。詳細は、第48章「 Microsoft Officeおよびエクスプローラ統合の使用」を参照してください。

Microsoft Outlookを使用して「ディスカッション」サービスからのコンテンツにアクセスすると表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

Outlookアドインのドキュメント

Outlookウィンドウのコンテキストで「ドキュメント」サービスからのコンテンツを表示します。詳細は、第48章「 Microsoft Officeおよびエクスプローラ統合の使用」を参照してください。

Microsoft Outlookを使用して「ドキュメント」サービスからのコンテンツにアクセスすると表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

Outlookアドインのイベント

Outlookウィンドウのコンテキストで「イベント」サービスからのコンテンツを表示します。詳細は、第48章「 Microsoft Officeおよびエクスプローラ統合の使用」を参照してください。

Microsoft Outlookを使用して「イベント」サービスからのコンテンツにアクセスすると表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

Outlookアドインのメンバー

Outlookウィンドウのコンテキストでスペース・メンバーに関するコンテンツを表示します。詳細は、第48章「 Microsoft Officeおよびエクスプローラ統合の使用」を参照してください。

Microsoft Outlookを使用して目的のスペースのメンバーに関するコンテンツにアクセスすると表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

Outlookアドインのスペース・ホーム

Outlookウィンドウのコンテキストでスペース・ホームページを表示すると、そのホームページからのコンテンツが表示されます。詳細は、第48章「 Microsoft Officeおよびエクスプローラ統合の使用」を参照してください。

Microsoft Outlookを使用してスペース・ホームページからのコンテンツにアクセスすると表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

ページが見つかりません

ナビゲート先のページが見つからないことをユーザーに知らせるメッセージが表示されます。

Spacesアプリケーションで使用不可能なページにナビゲートすると表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

ページ・ビューア

外部Webサイト(google.comなど)が、ページ・テンプレートで囲まれてスペースに表示されます。詳細は、第12章「ナビゲーションの使用」を参照してください。

外部URLアイテム(ターゲットの同じページを持つ)が含まれるナビゲーション・モデルを作成する際に使用されます。ユーザーがナビゲーションでそのようなリンクをクリックすると、「ページ・ビューア」が使用されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

リソース・ビューア

スペースのリソースが、ページ・テンプレートで囲まれて表示されます。詳細は、第12章「ナビゲーションの使用」を参照してください。

リソース・アイテム(ターゲットの同じページを持つ)が含まれるナビゲーション・モデルを作成する際に使用されます。ユーザーがナビゲーションでそのようなリンクをクリックすると、「リソース・ビューア」が使用されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

検索

「検索結果」を表示します。詳細は、第58章「検索サービスの使用」を参照してください。

動的にレンダリングして、検索結果を表示します。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

自己登録

ユーザーが管理者のポータルへの自分のログイン・アカウントを作成できる手段を提供します。詳細は、第32.2章「WebCenter Portal: Spacesへの自己登録」を参照してください。

「ログイン・ページ」または「WebCenterようこそページ」で「登録」ボタンをクリックすると開きます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

セルフサービス・メンバーシップ

サブスクリプションによるメンバーシップを許可するように構成されたスペースにサブスクリプションの手段を提供します。詳細は、第51.9項「スペースへの参加」を参照してください。

注意: このシステム・ページは名前が変更されています。以前の名前はサブスクライブでした。

ユーザーがスペースへのサブスクリプションを開始すると表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

スペースが見つかりません

ナビゲート先のスペースが見つからないことをユーザーに知らせるメッセージが表示されます。

Spacesアプリケーションで使用不可能になったスペースにナビゲートすると表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

スペース

現在のユーザーがアクセスできるすべてのスペースのビューを提供します。さらに、スペースの作成、検索、並べ替え、フィルタリングの機能を提供します。詳細は、第XI部「スペースの計画と構築」を参照してください。

ユーザーが「スペース」メニューから「スペースの参照」を選択すると表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

スペース・テンプレート

すべての使用可能なスペース・テンプレートのビューが提供されます。スペース・テンプレートを作成、編集、フィルタリングし、選択したスペース・テンプレートに関する情報を表示するコントロールが含まれます。詳細は、第55章「スペースおよびテンプレートの管理」を参照してください。

「スペース」ページのアプリケーション管理ページに表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。

タグ・センター

「タグ・センター」タスク・フローを表示します。詳細は、第59章「タグ・サービスの使用」と特に第59.2.7項「タグ・センターでのタグおよびタグ付けしたアイテムの使用」を参照してください。

ユーザーが複数のメソッドの1つにより「タグ・センター」にナビゲートすると表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

タスク・フロー・エディタ

指定された範囲内のシード済タスク・フローのすべてのインスタンスを、1つの操作でカスタマイズする環境を提供します。(リソース・マネージャを使用して作成されたカスタム・タスク・フローはサポートされていません。)詳細は、第8章「実行時のタスク・フローのカスタマイズ」を参照してください。

権限を持つユーザーはシード済タスク・フローをこのページに追加し、タスク・フローのすべてのインスタンスをカスタマイズできます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

タスク・フロー・ビューア

スペースのタスク・フローが、ページ・テンプレートで囲まれて表示されます。詳細は、第12章「ナビゲーションの使用」を参照してください。

タスク・フロー・アイテム(ターゲットの同じページを持つ)が含まれるナビゲーション・モデルを作成する際に使用されます。ユーザーがナビゲーションでそのようなリンクをクリックすると、「タスク・フロー・ビューア」が使用されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

未許可

ユーザーがスペースまたはページにアクセスする権限を持っていないことを知らせるメッセージを表示します。

ユーザーがアクセス権限を持たないスペースまたはページにナビゲートすると表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

使用不可

スペースが使用不可であることをユーザーに知らせるメッセージを表示します。

ユーザーがオフラインのスペースにナビゲートすると表示されます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

ユーザー・プロファイル

現在のユーザーではなくユーザーの「プロファイル・ギャラリ」を表示します。デフォルトでは、現在のユーザーの「プロファイル・ギャラリ」と同一のサブページおよびタスク・フローを表示します。ユーザーの「プロファイル・ギャラリ」には、他のユーザーに関連付けられた情報が表示されるという違いがあります。

現在のユーザーが別のユーザーのプロファイルにアクセスすると、動的にレンダリングされます。

アプリケーションレベルとスペースレベルの両方のシステム・ページが使用できます。

WebCenter Portalようこそページ

ログイン・フィールド、自己登録ボタン、特定の機能に関するヘルプ・トピックへのリンクに対する定型挿入文の情報、パブリック・スペースへのリンク、および別のセッション言語の選択項目に対する言語変換機能を表示します。

これは、パブリックのようこそページです。ユーザーがWebCenter Portal: Spacesにアクセスすると最初に表示されるページです。

すべてのアプリケーション・ページへのパブリック・アクセスを無効にすると、パブリックのようこそページは表示されず、直接「ログイン」ページが表示されます。

これは、アプリケーションレベルのシステム・ページです。



注意:

「コネクション - ネットワーク」タスク・フローをシステム・ページに追加しないでください。「コネクション - ネットワーク」タスク・フローをシステム・ページに追加すると、そのページの別のタスク・フローを編集できなくなるというエラーが発生します。この問題を回避するには、システム・ページの「デフォルトに戻す」リンクをクリックして、「コネクション - ネットワーク」タスク・フローを削除するなど、ページに施したすべての変更内容を元に戻します。

「デフォルトに戻す」リンクの詳細は、第7.3.3項「システム・ページからのすべてのページ・カスタマイズの削除」を参照してください。


7.3.2 システム・ページのカスタマイズ

Application: Manage AllおよびPages: Create, Edit, and Delete Pagesの権限を付与されたユーザーは、Composerを使用してシステム・ページの特定の外観をカスタマイズできます。

この項では、アプリケーションレベルまたはスペースレベルでシステム・ページをカスタマイズする方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。

7.3.2.1 システム・ページのカスタマイズの基本

デフォルトのシステム・ページをカスタマイズして、組織のブランドやルック・アンド・フィールに調和させることができます。アプリケーション管理者は、既存のコンポーネントを削除し、新しいコンポーネントを追加し、ページのレイアウトを変更できます。たとえば、「プロファイル」システム・ページや「ユーザー・プロファイル」システム・ページをカスタマイズして、定義済のデフォルト・コンテンツとは違うコンテンツを表示できます。

ただし、システム・ページの入力フィールドやボタンを編集または削除することはできません。

システム・ページでは、Composerの「ソース」ビューでタスク・フローをカスタマイズできます。タスク・フローのカスタマイズを使用して、現在のスコープ(アプリケーション全体またはスペース全体)におけるタスク・フローのすべてのインスタンスの外観および行動を変更します。詳細は、第8章「実行時のタスク・フローのカスタマイズ」を参照してください。

7.3.2.2 アプリケーションレベルのシステム・ページのカスタマイズ

システム・ページをカスタマイズする手順は、各ページごとに同一です。この項では、Spacesアプリケーションで編集できる任意のシステム・ページをカスタマイズする手順の概要について説明します。

システム・ページをカスタマイズする手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「システム・ページ」の順にクリックして、すべての個人用ページを表示します。

    次のURLを使用して、「システム・ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/systempages
    
  2. システム・ページの横にある「カスタマイズ」リンクをクリックして、Composerでそれを開きます(図7-17)。

    図7-17 システム・ページの横のリンクのカスタマイズ

    システム・ページの横のリンクのカスタマイズ
    「図7-17 システム・ページの横のリンクのカスタマイズ」の説明

  3. ページを変更します。


    関連項目:

    ページの編集の詳細は、第18章「ページの編集」を参照してください。


  4. 「保存」「閉じる」の順にクリックして、Composerを終了します。

7.3.2.3 スペースレベルのシステム・ページのカスタマイズ

選択したスペース内でのみカスタマイズがレンダリングされるようにシステム・ページをカスタマイズできます。そのためには、第7.3.2.2項「アプリケーションレベルのシステム・ページのカスタマイズ」の説明のとおりシステム・ページをカスタマイズするだけにします。ただし、スペース管理の設定を使用して実行してください。

スペースレベルのシステム・ページをカスタマイズする手順は次のとおりです。

  1. スペース管理の設定で「ページ」ページに移動し、「システム・ページ」サブページをクリックします。

    次のURLを使用して、この場所にアクセスできます。

    http://host:port/webcenter/spaces/spaceName/admin/systempages
    
  2. システム・ページの横にある「カスタマイズ」リンクをクリックして、Composerでそれを開きます(図7-18)。

    図7-18 システム・ページの横のリンクのカスタマイズ

    システム・ページの横のリンクのカスタマイズ
    「図7-18 システム・ページの横のリンクのカスタマイズ」の説明

  3. ページを変更します。


    関連項目:

    ページの編集の詳細は、第18章「ページの編集」を参照してください。


  4. 「保存」「閉じる」の順にクリックして、Composerを終了します。

7.3.3 システム・ページからのすべてのページ・カスタマイズの削除

すべてのページ・カスタマイズを削除して、システム・ページをデフォルトの状態に戻すことができます。


注意:

このプロセスでは、タスク・フローのカスタマイズは削除されません。タスク・フローのカスタマイズを削除するには、システム・ページの目的のタスク・フローを変更する必要があります。詳細は、第8章「実行時のタスク・フローのカスタマイズ」を参照してください。


システム・ページのからすべてのカスタマイズを削除する手順は次のとおりです。

  1. 「スペース管理」で、「ページ」タブ、「システム・ページ」の順にクリックして、すべての個人用ページを表示します。

    次のURLを使用して、「システム・ページ」ページにアクセスすることも可能です。

    http://host:port/webcenter/spaces/admin/systempages
    
  2. システム・ページの横にある「デフォルトに戻す」リンクをクリックします(図7-19)。

    図7-19 システム・ページの横のリンクのデフォルトへのリストア

    システム・ページの横のリンクのデフォルトへのリストア
    「図7-19 システム・ページの横のリンクのデフォルトへのリストア」の説明

  3. 表示される確認ダイアログ・ボックスで、「リストア」ボタンをクリックします。

    すべてのカスタマイズが、選択したシステムページから永続的に削除されます。