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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.7.0)
B72923-01
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66 リスト・サービスの使用

Spacesアプリケーションでリストを作成、公開および管理するには、リスト・サービスを使用します。Excelスプレッドシートや事前作成されたテンプレートからリストを作成したり、独自のカスタム・リストを一から作成できます。作成したリストは、リソース・カタログで使用できるようになります。カタログのリストは、作成を行ったスペース内のすべてのページに追加できます。

この章では、リスト・サービスで提供される機能の使用方法について説明します。内容は次のとおりです。

対象読者

この章は、リストの表示、作成、データ移入、変更、インポート、エクスポートおよび削除や、リスト・データのフィルタリングに関心のあるユーザーを対象としています。このようなユーザーには、スペース・レベルでのView Pages and Content権限が最低限付与されている必要があります。このようなユーザーはリストを表示できます。リストを作成および管理しようと計画しているユーザーは、スペース・レベルでのCustomize Pages and Edit Content権限が必要です。


注意:

この章で説明する各タスクは、現在のスペースでリスト・サービスが有効にされていない場合は使用できません。


66.1 リスト・サービスの基本

リスト・サービスでは、リストの作成、公開および管理を行うことができます(図66-1)。

図66-1 リスト・ビューア・タスク・フローのリスト

リスト・ビューア・タスク・フローのリスト

リストは、問題の追跡、プロジェクト・マイルストンの取得、プロジェクトの割当ての公開など、多くのスペース・アクティビティに有効です。Spacesでは、様々な複雑性のリストを作成できます。たとえば、まずチーム・メンバーのリストを作成し、その後、連絡先情報、プロジェクト・ロール、および関連ドキュメント(リスト内のチーム・メンバーに関連する計画や提案など)へのリンクを挿入するための列を追加することができます。

リスト・サービスは、ホーム・スペース以外のすべてのスペースで使用できます。リスト・サービスが使用目的で公開されているかどうかは、スペースのモデレータのアクションによって決まります(詳細は第53.10.1項「スペースで利用可能なサービスの有効化および無効化」を参照)。スペースで作成したリストは、そのスペースに固有のものです。スペースでは、別のスペースで作成されたリストを使用することはできません。

リストの作成とデータ移入には、「リスト」ページの各コントロールを使用します。移入したリストをページに配置するには、リスト・ビューア・タスク・フローを使用します。リストに対してアクションを実行するユーザーには、適切な権限が必要です(詳細は「対象読者」を参照)。

リストやリスト・データを作成および変更し、スペースの現在の全リストを表示するには、「リスト」ページの各コントロールを使用します(図66-2)。

図66-2「リスト」ページのリスト

「リスト」ページのリスト

「リスト」ページには、リストを短時間で作成するための各種テンプレートと、リスト構造を設計および変更するための各種ツールが用意されています。必要に応じて、すべての列を自分で追加および構成して、一からリストを作成することも、Excelスプレッドシートに基づいてリストを作成することもできます。詳細は、第66.2.3項「リストの作成および管理」を参照してください。

リスト・ビューア・タスク・フロー(図66-3)を使用すると、ページ上に特定のリストを配置できます。

図66-3 リスト・ビューア・タスク・フローのリスト

リスト・ビューア・タスク・フローのリスト

リスト・ビューアでは、リスト・データの追加と変更、リスト・データのインポートとエクスポート、リスト・データのフィルタリング、リストRSSフィードの取得、リストやリスト行からの他のSpacesオブジェクトへのリンクを行うために必要なすべてのツールに、簡単にアクセスできます。

また、リスト・ビューアでは、特定のリスト・インスタンスとそのデータの外観を制御できる各種のカスタマイズ・ツールにもアクセスできます。たとえば、列や行の色バンドをカスタマイズしたり、リスト・データにフィルタを適用したりできます。詳細は、第66.2.5項「リストのカスタマイズ」を参照してください。

「リスト」ページおよびリスト・ビューアを使用すると、リストの存続期間中、リスト・データを追加および変更できます(詳細は第66.2.4項「リスト・データの追加および管理」を参照)。リスト上のコンテンツを直接追加および変更するか、またはリストのエクスポートおよびインポート機能を使用してリスト・データをExcelファイルに送信し、Excelファイル上で変更してから、Spacesアプリケーション内の元のリストにインポートしなおします(詳細は第66.2.7項「Excelスプレッドシートに対するリストのエクスポートおよびインポート」を参照)。

スペースで作成したすべてのリストは、「リスト」ページ、およびこのスペースのリソース・カタログ(図66-4)を介して使用できます。

図66-4 リソース・カタログのリスト

リソース・カタログのリスト

ヒント:

デフォルトでは、各リストはリソース・カタログの「ソーシャル・コミュニケーション」フォルダの「リスト」にあります。しかし、リソース・カタログ内のリストの場所は、設計者がカタログをどのように構成しているかによって異なります。カタログの検索機能を使用して、「リスト」またはリスト名を検索できます。


リソース・カタログで、リストの横の「追加」リンクをクリックすると、このリストが現在のページに追加されます(詳細は第18.5項「ページへのコンポーネントの追加」を参照)。リストはリスト・ビューア・タスク・フロー内に表示されます。

「リスト」ページは、リスト・サービスが有効にされたすべてのスペースで使用できます。スペースに移動した際に「リスト」ページがデフォルトで表示されない場合は、「ページのパーソナライズ」ページを使用して開くことができます。詳細は、第51.11.1項「ビューでのページの表示/非表示」を参照してください。


注意:

リスト・サービスは、ホーム・スペースでは使用できません。


リスト・サービスでは、リンク・サービスとの緊密な統合によって、他のSpacesアイテムをリスト全体または個々のリスト行に関連付けることができます。リンク機能により、ドキュメント、ノートおよびURLをリストまたはリスト行に関連付けることができます。詳細は、第65章「リンク・サービスの使用」を参照してください。

リスト・サービスは、すべてのリストおよび個々のリストに対するRSSフィードを提供することもできます。リスト・サービスとRSSの詳細は、第70章「RSSサービスの使用」を参照してください。

66.2 リスト・サービス機能の使用

この項では、「リスト」ページおよびリスト・ビューア・タスク・フローで使用可能な機能の使用方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

66.2.1ページへのリストの追加

ページにリストを追加する手順は、第18.5項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。


関連項目:

リソース・カタログ内にリストが見つからない場合は、リストを追加しなければならない可能性があります。詳細は、第16.3.1.2項「リソースの追加」を参照してください。


66.2.2 リストの表示

特定のスペースに関連付けられているリストを表示するには、このスペースへのアクセス権限が必要です。アクセス権限があれば、スペースの全リストを「リスト」ページで表示できます。

「リスト」ページでリストを表示するには、次の手順を実行します。

  1. 表示するリストが含まれているスペースに移動し、「リスト」ページを開きます。

    「リスト」ページが使用できない場合は、第51.11.1項「ビューでのページの表示/非表示」を参照してください。

  2. 「リスト」パネルで、表示するリストを選択します。

    右側にリストの詳細が表示されます(図66-5)。

    図66-5 「リスト」ページのリスト一覧

    「リスト」ページのリスト一覧

66.2.3 リストの作成および管理

この項では、「リスト」ページでリストを作成、編集、コピーおよび削除する方法について説明します。

この項の内容は次のとおりです。

66.2.3.1 リストの作成

Spacesでは、次のいずれかの方法を使用してリストを作成できます。

  • 空白のリストを作成して、すべての列を作成および構成(最大30列)

  • テンプレートからリストを作成して、そのまま使用するか、これを開始点としてカスタマイズ

  • Microsoft Excelスプレッドシートからリストを作成

この項では、それぞれの方法でリストを作成する方法について説明します。

リストを作成するには、次の手順を実行します。

  1. リストを作成するスペースの「リスト」ページに移動します。


    関連項目:

    「リスト」ページへの移動の詳細は、第66.2.2項「リストの表示」を参照してください。


  2. 「リスト」パネルのツールバーで、「新規リストの作成」アイコン(図66-6)をクリックします。

    図66-6 「リスト」ページの「新規リストの作成」アイコン

    「リスト」ページの「新規リストの作成」アイコン
  3. 表示される「リストの作成」ダイアログで、「名前」フィールドにリストの名前を入力します(図66-7)。

    図66-7 「リストの作成」ダイアログ

    「リストの作成」ダイアログ
  4. 必要に応じて、「説明」フィールドにリストの説明を入力します。


    ヒント:

    完成したリストでは、説明はリスト・タイトルとリスト・データの間に表示されます。


  5. 「作成元」の下で、「テンプレート」の使用、または「Excelスプレッドシート」に基づく作成を選択し、リストを作成します。

  6. 「テンプレート」からのリスト作成を選択した場合は、「テンプレート」メニューからテンプレートを選択します。

    • カスタム・リスト: テンプレートを使用せずにリストを作成します。

    • 問題: プロジェクト問題などのリストを作成します。デフォルトでは、このテンプレートには「件名」、「割当て先」、「クローズ」、「コメント」の列があります。

    • マイルストン: プロジェクト・マイルストンなどのリストを作成します。デフォルトでは、このテンプレートには「日付」、「説明」、「ステータス」の列があります。

    • 目的: プロジェクトの目的などのリストを作成します。デフォルトでは、このテンプレートには「タイトル」および「説明」の列があります。

    「Excelスプレッドシート」からのリスト作成を選択した場合は、「参照」をクリックして、目的のスプレッドシートに移動および選択します。

    • スプレッドシートの先頭行は、列の見出しに使用されます。以降の行はデータとして追加されます。

    • すべての列は、Plain Textデータ型として作成されます。作成後は、任意のデータ型に変更できます。データ型の詳細は、表66-1「リスト列で選択できるデータ型」を参照してください。


    ヒント:

    「Excelスプレッドシート」オプションを使用すると、別のスペース、または別のWebCenter Portalインスタンスからリストをインポートできます。つまり、特定のスペースまたはWebCenter Portalインスタンスからエクスポートしたリストを、現在のスペースやインスタンスにインポートできます。


  7. 「OK」をクリックします。

    「リスト」ページの「リスト」パネルに新規リストが表示されます。

この時点で、「リストの編集」アイコンをクリックすると、デフォルトのリスト列を修正したり、新規列を追加したりできます。詳細は、第66.2.3.2項「リスト構造の編集」を参照してください。カスタム・リストの場合は、リストに列を追加してから行を追加する必要があります。


関連項目:

新規リスト行の追加の詳細は、第66.2.4項「リスト・データの追加および管理」を参照してください。


66.2.3.2 リスト構造の編集

リスト構造の編集では、リストに関するあらゆる構成を変更できます。たとえば、列の詳細の変更、列の削除、追加、並替え、リストの名前の変更、説明の変更などを実行できます。

この項では、リスト構造の編集時に実行可能な様々なタスクについて説明します。内容は次のとおりです。

66.2.3.2.1 リストの名前および説明の変更

リストの名前および説明を変更するには、次の手順を実行します。

  1. リストの名前または説明を変更するスペースに移動し、「リスト」ページを開きます。


    関連項目:

    「リスト」ページへの移動の詳細は、第66.2.2項「リストの表示」を参照してください。


  2. 「リスト」パネルで、変更するリストを選択し、「リストの編集」アイコンをクリックします(図66-8)。

    図66-8 「リストの編集」アイコン

    「リストの編集」アイコン

    リストが「リストの編集」モードになります(図66-9)。

    図66-9「リストの編集」モードのリスト

    「リストの編集」モードのリスト
  3. 「名前」フィールドの右にある「編集」リンクをクリックし、「リストの編集」ダイアログを開きます(図66-10)。

    図66-10 「リストの編集」ダイアログ

    「リストの編集」ダイアログ
  4. リストの名前および説明を変更します。

  5. 「OK」をクリックし、ダイアログを閉じて変更を保存します。

  6. 「リストの編集」モードの「閉じる」ボタンをクリックして、「リストの表示」モードに戻ります。

66.2.3.2.2 リストへの列の追加

この手順は、カスタム・リストを作成する場合や、テンプレートまたはスプレッドシートを基に作成したリストを変更する場合に役に立ちます。


注意:

1つのリストでは、最大30の列がサポートされます。


列をリストに追加すると、選択した列の後に新規列が追加されます。列が選択されていない場合は、新規列は先頭列として追加されます。

リストに列を追加するには、次の手順を実行します。

  1. リストに列を追加するスペースの「リスト」ページに移動します。


    関連項目:

    「リスト」ページへの移動の詳細は、第66.2.2項「リストの表示」を参照してください。


  2. 「リスト」パネルで、列を追加するリストを選択し、「リストの編集」アイコンをクリックします(図66-11)。

    図66-11 「リストの編集」アイコン

    「リストの編集」アイコン

    「リスト」ページが「リストの編集」モードになります(図66-12)。

    図66-12「リストの編集」モードのリスト

    「リストの編集」モードのリスト
  3. 「列」「作成」ボタンをクリックし、「列の作成」ダイアログを開きます(図66-13)。

    図66-13 「列の作成」ダイアログ

    「列の作成」ダイアログ

    ヒント:

    列を選択すると、この列の後に新規列が追加されます。


  4. 「名前」フィールドに、この列の名前を入力します。

  5. 「データ型」リストから、この列に入力するデータの型を選択します。


    注意:

    選択したデータ型は、この列に入力可能なデータの種類、およびデータが表示される方法に影響を与えます(表66-1および表66-2を参照)。また、ユーザー自身、および権限を持つその他のユーザーがリスト行を追加したときに、列データに対して実行される検証のタイプにも影響を与えます。たとえば、DateTimeデータ型を選択した場合に、ユーザーがDateTime形式ではないテキストを入力すると、Spacesはエラーを戻します。


    表66-1に、リスト列で利用できるデータ型とその説明を示します。また、それぞれの型に表示されるその他の詳細も示します。


    関連項目:

    その他の列の詳細は、表66-2「データ型と列の詳細」を参照してください。


    表66-1 リスト列で選択できるデータ型

    データ型 説明 コメント

    Plain Text

    書式未設定のテキスト。テキストをリンクにすることもできます。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • デフォルト値

    • 最大長

    • 編集する行数

    • リンクの許可

    • リンク・ウィンドウ

    • 表示幅

    • ヒント

    Rich Text

    リッチ・テキスト・エディタで入力された、様々な書式を設定されたテキスト。リンクを含めることもできます。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • 表示幅

    • ヒント

    Number

    数値。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • フォーマット

    • デフォルト値

    • 最小値

    • 最大値

    • 表示幅

    • ヒント

    「フォーマット」には、次のいずれかを選択します。

    • Number: 書式設定のない数値。小数点セパレータは、現在選択されているロケールに基づきます。詳細は、第38.2項「優先表示言語の選択」を参照してください。

    • Currency: 通貨値として書式設定された値。通貨記号および小数点セパレータは、現在選択されているロケールに基づきます。詳細は、第38.2項「優先表示言語の選択」を参照してください。

    • Percent: パーセンテージとして書式設定された値。0.6という値は0.6%として、60という値は60%として書式設定されます。

    数値データ型では、有効桁数が14桁または15桁の±1.79769313486231570e+308がサポートされています。1

    DateTime

    ユーザーのSpacesプリファレンスで指定された書式による日付と時刻(詳細は第38.3項「日付および時間のプリファレンスの設定」を参照)。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • フォーマット

    • デフォルト値

    • 表示幅

    • ヒント

    「フォーマット」には、次のいずれかを選択します。

    • Date: 日付が必須となります。

    • Time: 時刻が必須となります。

    • Date and Time: 日付と時刻が必須となります。

    選択したフォーマットがどのように表示されるかは、ユーザーが選択した日付と時刻のプリファレンスによって決まります。

    「デフォルト値」フィールドには日付ピッカーがあります。これを使用すると、正しい書式でデフォルトの日付を選択できます。現在の日付は枠線で囲まれます(次の図では5月30日が現在の日付)。

    日付ピッカー

    このフィールドでは、先行ゼロは不要です。たとえば、05/04/2009とする必要はありません。かわりに、5/4/2009を使用できます。

    Boolean

    TRUEまたはFALSEのいずれか。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • デフォルト値

    • 表示幅

    • ヒント

    TRUEまたはFALSEは、チェック・ボックスとして表示されます。チェック・ボックスが選択されている場合はTRUE、選択が解除されている場合はFALSEを意味します。

    Picture

    イメージに関連付けられたURL (イメージは「リスト・ビュー」モードで表示されます)。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • 表示幅

    • ヒント

    Person

    有効なユーザー名。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • ユーザーの範囲

    • デフォルト値

    • 表示幅

    • ヒント

    「ユーザーの範囲」フィールドを使用すると、有効なユーザーの範囲を、現在のスペースのメンバーシップのみに限定したり、あるいはすべてのユーザーを含めたりできます。「デフォルト値」フィールドの「ユーザーの検索」アイコンを使用すると、デフォルトのユーザーを特定および選択できます。アイデンティティ・ストアでユーザーを検索する場合のヒントは、第54.3.4.1項「アイデンティティ・ストアでのユーザーまたはグループの検索」を参照してください。

    リスト列には、ユーザー名の横にプレゼンス・インジケータが表示されます。プレゼンス・インジケータをクリックすると、コンテキスト・メニューが開き、その人と即座に連絡するためのオプションが表示されます。詳細は、第64.4.1項「他のユーザーのステータスの確認」を参照してください。


    1数値データ型の列は、8バイトのIEEE 754 Doubleデータ型に指定された範囲および精度に準拠します。最大有効桁数を超えた場合、数値は四捨五入されます。

  6. データ型の選択後、残りのフィールドに値を入力します。

    表66-2に、表示される可能性のある残りのフィールド、および関連するデータ型を示します。

    表66-2 データ型と列の詳細

    列の詳細 説明 関連するデータ型

    リンクの許可

    列データにハイパーリンクを含めることを許可するかどうかを指定します。「リンクの許可」を指定すると、ユーザーは列値とURLの両方を入力できるようになります。URLを指定した場合は、列値はハイパーリンクとして表示されます。

    Plain Text

    デフォルト値

    必要に応じて、列のデフォルト値(デフォルトのイメージ、数値、ユーザー名など)を指定します。

    • Plain Text

    • Number

    • DateTime

    • Boolean

    • Person

    表示幅

    ピクセル値を入力して、列幅を設定します。

    すべてのデータ型

    フォーマット

    この選択リストを使用して、列値のフォーマットを指定します。詳細は、表66-1を参照してください。

    • Number

    • DateTime

    ヒント

    列に入力するコンテンツをユーザーが理解しやすくなるようなテキストを入力します。このテキストは、リスト・データ編集モードでこの列がフォーカスを受け取ったときに表示されます。

    すべてのデータ型

    リンク・ウィンドウ

    列データのハイパーリンクを開く方法を示します。

    次のいずれかを選択します。

    • 新規ウィンドウ: リンクが新しいブラウザ・タブまたはウィンドウで開かれます。

    • 現在のウィンドウ: リンクが現在のブラウザ・ウィンドウで開かれます。

    Plain Text

    最大長

    この列に入力可能な最大文字数を入力します。これには空白も含まれます。

    Plain Text

    最大値

    この列に入力できる最大値を示します。

    Number

    最小値

    この列に入力できる最小値を示します。

    Number

    編集する行数

    編集可能となる行数を示します。この値が1である場合は、ユーザーはリスト・データを編集する際、1行のテキスト・フィールドにデータを入力します。値が長い場合は水平方向にスクロールされます。この値が1より大きい場合は、ユーザーは複数行のテキスト・フィールドにデータを入力します。値が長い場合は垂直方向にスクロールされます。これにより、大きな値の入力と表示が大幅に容易になります。

    Plain Text

    ユーザーの範囲

    ユーザーの選択範囲を、現在のスペースのメンバー(スペース・メンバー)のみに限定するか、またはすべての認証済ユーザー(すべてのユーザー)から選択可能とするかを示します。

    Person

    必須

    この列へのデータ入力を必須とする場合に、このチェック・ボックスを選択します。

    • Plain Text

    • Rich Text

    • DateTime

    • Number

    • Picture

    • Person


  7. 「OK」をクリックして、変更内容を保存し、ダイアログを終了します。

  8. 「閉じる」をクリックし、「リストの編集」モードを終了します。

66.2.3.2.3 リスト列の詳細の変更

リスト列の詳細のすべてを変更できます。つまり、列名の変更、列データ型の変更、値の指定または値の削除などを実行できます。ただし、列データ型を変更すると、リスト列に現在入力されている値は、新しいデータ型に変換されるか、または完全に削除されることに注意してください。

たとえば、Plain Textデータ型をNumberデータ型に変更した場合、数値に変換可能な値は維持されますが、そうでない値は削除されます。いずれかの値が変更によって削除される場合は、確認を求めるメッセージが事前に表示されます。一方、Numberデータ型をPlain Textデータ型に変更する場合は、すべての値が維持されます。


注意:

検証はデータ入力時にのみ実行されます。列にデータが入力された後にユーザーが列の詳細を変更した場合、既存のデータは、新しい列の詳細の条件に一致していなくても影響を受けません(検証されません)。

新しいリスト・データを検証するには、リスト・データをExcelスプレッドシートにいったんエクスポートしてから、インポートしなおします。インポート時に、すべての行が検証されます。検証に失敗した行は記録されます。無効な行をスプレッドシート上で修正してから、再度インポートしてください。


リスト列の詳細を変更するには、次の手順を実行します。

  1. リスト列の詳細を変更するスペースの「リスト」ページに移動します。


    関連項目:

    「リスト」ページへの移動の詳細は、第66.2.2項「リストの表示」を参照してください。


  2. 「リスト」パネルで、変更するリストを選択し、「リストの編集」アイコンをクリックします(図66-14)。

    図66-14 「リストの編集」アイコン

    「リストの編集」アイコン

    「リスト」ページがリスト編集モードになります(図66-15)。

    図66-15「リストの編集」モードのリスト

    「リストの編集」モードのリスト
  3. 「列」で、変更するリスト列を選択して「編集」ボタンをクリックし、「列の編集」ダイアログを開きます(図66-16)。

    図66-16 「列の編集」ダイアログ

    「列の編集」ダイアログ
  4. 必要に応じて、列の詳細を編集します。

    列の詳細は、第66.2.3.2.2項「リストへの列の追加」を参照してください。

  5. 変更を保存してダイアログを閉じるには、「OK」をクリックします。

  6. 「閉じる」ボタンをクリックし、リスト編集モードを終了します。

66.2.3.2.4 リストの全インスタンスでのリスト列の再配置

リスト構造のリスト列を再配置すると、リストのすべてのインスタンスに反映されます。これには、再配置アイコンをクリックするか、またはドラッグ・アンド・ドロップを使用します。


関連項目:

自分のビューまたは全員のビューで、特定のリスト・インスタンスの列の順序を再配置する方法は、第66.2.5.3項「リスト・インスタンスでの列の順序変更」を参照してください。


リストの全インスタンスで列を再配置するには、次の手順を実行します。

  1. リスト列を再配置するスペースの「リスト」ページに移動します。


    関連項目:

    「リスト」ページへの移動の詳細は、第66.2.2項「リストの表示」を参照してください。


  2. 「リスト」パネルで、変更するリストを選択し、「リストの編集」アイコンをクリックして、リスト編集モードに切り替えます。

  3. 「列」で、「再順序付け」列のアイコンをクリックして、列の順序を上位または下位に移動します(図66-17)。

    図66-17 「リストの編集」ページの「再順序付け」列のアイコン

    「リストの編集」ページの「再順序付け」列のアイコン

    ヒント:

    列の順序を上位に移動すると、列の表示順序ではより左側に表示されます。列の順序を下位に移動すると、列の表示順序ではより右側に表示されます。


    また、列を列階層内の上下にドラッグ・アンド・ドロップする方法もあります。

  4. 「閉じる」ボタンをクリックし、リスト編集モードを終了します。

66.2.3.2.5 リスト列の削除

リスト列を削除するには、次の手順を実行します。

  1. リスト列を削除するスペースの「リスト」ページに移動します。


    関連項目:

    「リスト」ページへの移動の詳細は、第66.2.2項「リストの表示」を参照してください。


  2. 「リスト」パネルで、変更するリストを選択し、「リストの編集」アイコンをクリックして、リスト編集モードに切り替えます(図66-18)。

    図66-18「リストの編集」モードのリスト

    「リストの編集」モードのリスト
  3. 列を選択して、「削除」ボタンをクリックします(図66-19)。

    図66-19 「リストの編集」ページの「削除」ボタン

    「リストの編集」ページの「削除」ボタン
  4. 表示される確認ダイアログで「削除」ボタンをクリックし、削除を完了します。

66.2.3.3 リストのコピー

既存のリストをコピーするだけで、テンプレートとして使用できます。最初にリストをコピーし、必要に応じてそのリストを編集します。

リストをコピーするには、次の手順を実行します。

  1. コピーするリストが含まれているスペースの「リスト」ページに移動します。


    関連項目:

    「リスト」ページへの移動の詳細は、第66.2.2項「リストの表示」を参照してください。


  2. 「リスト」パネルで、コピーするリストを選択します。

  3. 「リストのコピー」アイコンをクリックします(図66-20)。

    図66-20「リスト」ページの「リストのコピー」アイコン

    「リスト」ページの「リストのコピー」アイコン

    リストのコピーが「リスト」パネルで選択可能になります(図66-21)。

    図66-21 リストのコピー

    リストのコピー

関連項目:

リストの名前または説明の変更の詳細は、第66.2.3.2.1項「リストの名前および説明の変更」を参照してください。リスト構造の変更の詳細は、第66.2.3.2項「リスト構造の編集」を参照してください。


66.2.3.4 リストの削除

リストを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 削除するリストが含まれているスペースの「リスト」ページに移動します。


    関連項目:

    「リスト」ページへの移動の詳細は、第66.2.2項「リストの表示」を参照してください。


  2. 「リスト」パネルで、削除するリストを選択します。

    複数のリストを選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリックして選択します。リストの連続範囲を選択するには、[Shift]キーを押しながらクリックして選択します。

  3. 「リストの削除」アイコンをクリックします(図66-22)。

    図66-22 「リスト」ページの「リストの削除」アイコン

    「リスト」ページの「リストの削除」アイコン
  4. 表示される確認ダイアログで、「削除」ボタンをクリックします。

    確認後、選択したリストが「リスト」パネルから削除されます。

66.2.4 リスト・データの追加および管理

リスト構造を作成すると、データをリストに追加できるようになります。この項では、リスト・データを追加、編集およびリフレッシュし、リスト行を削除する方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。


関連項目:

リスト構造の詳細は、第66.2.3項「リストの作成および管理」を参照してください。リストのデータ型の詳細は、表66-1「リスト列で選択できるデータ型」および表66-2「データ型と列の詳細」を参照してください。


66.2.4.1 特定のデータ型のデータのリストへの追加

この項では、データをリストに追加する方法について説明します。リストにデータを追加する場合は、スプレッドシートからインポートする場合を除き、行単位で行います。新規行がどこに配置されるかは、以下の条件に応じて異なります。

  • 新規行を追加すると、選択した行の後に新規行が作成されます。

  • 行が選択されていない場合は、新規行は先頭行として作成されます。

  • リストを保存すると、リスト・データはリフレッシュされ、各行はソート順序で表示されます。


    関連項目:

    詳細は、第66.2.5.1項「列のリスト・データのソート」を参照してください。


コンテンツを追加する前に1つまたは複数のリスト行を追加することも、リスト行を作成して、すぐにコンテンツを追加することもできます。

この項では、リスト・データを追加する手順の概要と、特定のデータ型のデータを追加する詳細手順について説明します。この項の内容は次のとおりです。


ヒント:

ここでの説明では、NumberおよびBooleanデータ型は対象外です。Numberデータ型の場合は数値を入力するのみでよく、Booleanデータ型の場合はチェック・ボックスを選択または選択解除するのみでよいためです。


66.2.4.1.1 リストへのデータの追加

リストにデータを追加するには、次の手順を実行します。

  1. データを移入するリストが表示される「リスト」ページまたはリスト・ビューア・タスク・フローに移動して、「リスト・データの編集」アイコンをクリックし、「リストの編集」モードでリストを開きます(図66-23)。

    図66-23 「リスト・データの編集」アイコン

    「リスト・データの編集」アイコン

    ヒント:

    「アクション」メニューから「編集」を選択するか、または[Crtl]キーを押しながら[E]キーを押しても、リスト編集モードに切り替えることができます。


  2. 「新規行の追加」アイコンをクリックして、リストに行を追加します(図66-24)。

    図66-24 リストの「新規行の追加」アイコン

    リストの「新規行の追加」アイコン

    ヒント:

    「アクション」メニューから「行の追加」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[I]キーを押しても、行の追加手順を開始できます。


    選択した行の後に新規行が追加されます。行が選択されていない場合は、先頭行として追加されます(図66-25)。

    図66-25 新たに追加された行

    新たに追加された行
  3. 新規行にデータを追加します。


    ヒント:

    編集できる行は、フォーカスのある行のみです。行をクリックしてフォーカスを与えてから編集してください。


  4. 前の2つの手順を繰り返し、新規行を作成してデータを追加します。

  5. 行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックし、変更を保存してリスト・データの編集モードを終了します。


    ヒント:

    保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押すこともできます。閉じるには、「閉じる」をクリックするか、「アクション」メニューから「閉じる」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押します。


変更を保存すると、リスト・データはリフレッシュされ、各行はソート順序で表示されます(詳細は第66.2.5.1項「列のリスト・データのソート」を参照)。

66.2.4.1.2 リストへのプレーン・テキスト・データの追加

Plain Textデータ型を使用すると、書式未設定のテキストの入力を許可し、テキストをリンクにするオプションを提供できます。


ヒント:

Plain Textデータ型のハイパーリンクを作成するには、このリスト列が、ハイパーリンクの作成を許可するように構成されている必要があります。詳細は、第66.2.3.2.2項「リストへの列の追加」を参照してください。


Plain Textデータをリスト行に入力するには、次の手順を実行します。

  1. 第66.2.4.1.1項「リストへのデータの追加」の説明に従い、リスト・データの編集モードに切り替えます。

  2. Plain Textデータ型をサポートするように設定された列に移動します。

    リンクではないテキストを入力するには、指定のフィールドにテキストを入力します。

    リンク・テキストを入力するには、次の手順を実行します。

    1. データ入力フィールドの右にある「列リンクの編集」アイコンをクリックします(図66-26)。

      図66-26 「列リンクの編集」アイコン

      「列リンクの編集」アイコン
    2. 表示される「列リンクの編集」ダイアログで、「テキスト」フィールドにテキストを入力し、「リンク場所」フィールドに完全なURLを入力します(図66-27)。

      図66-27 「列リンクの編集」ダイアログ

      「列リンクの編集」ダイアログ
    3. 「OK」をクリックします。


    ヒント:

    リンクを削除するには、「列リンクの編集」アイコンをクリックし、表示されるダイアログでURLを削除します。


  3. 行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックし、変更を保存してリスト・データの編集モードを終了します。


    ヒント:

    保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押すこともできます。閉じるには、「閉じる」をクリックするか、「アクション」メニューから「閉じる」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押します。


    テキストおよびリンクの場所の両方が指定されると、テキストはハイパーリンクとして表示されます。

66.2.4.1.3 リストへのリッチ・テキスト・データの追加

Rich Textデータ型を使用すると、リッチ・テキスト・エディタからの書式設定済テキストの入力を許可できます。リッチ・テキストにはリンクを含めることもできます。

Rich Textデータをリスト行に入力するには、次の手順を実行します。

  1. 第66.2.4.1.1項「リストへのデータの追加」の説明に従い、リスト・データの編集モードに切り替えます。

  2. Rich Textデータ型をサポートするように設定された列に移動して、データ入力フィールドの右にある「テキストの編集」アイコンをクリックします(図66-28)。

    図66-28 「テキストの編集」アイコン

    「テキストの編集」アイコン

    これにより、リッチ・テキスト・エディタが起動します(図66-29)。

    図66-29 リッチ・テキスト・エディタ

    リッチ・テキスト・エディタ
  3. テキストを入力し、各自の要件に応じたスタイルを適用します。

  4. リンクを追加するには、次の手順を実行します。

    1. リンク・テキストをハイライト表示して、エディタのツールバー内の「リンクの追加」アイコンをクリックします(図66-30)。

      図66-30 リッチ・テキスト・エディタからのリンクの追加

      リッチ・テキスト・エディタからのリンクの追加
    2. 表示されるダイアログで、指定のフィールドにURLを入力します。

    3. 「OK」をクリックします。


    ヒント:

    リンクを削除するには、リンクされたテキストをハイライト表示し、「リンクの削除」アイコンをクリックします。


  5. 「OK」をクリックしてエディタを終了します。

  6. 行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックし、変更を保存してリスト・データの編集モードを終了します。


    ヒント:

    保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押すこともできます。閉じるには、「閉じる」をクリックするか、「アクション」メニューから「閉じる」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押します。


66.2.4.1.4 リストへの日時データの追加

DateTimeデータ型を使用すると、ユーザーのSpacesプリファレンスで指定された書式による日付と時刻の入力を許可できます(詳細は第38.3項「日付および時間のプリファレンスの設定」を参照)。

DateTimeデータをリスト行に入力するには、次の手順を実行します。

  1. 第66.2.4.1.1項「リストへのデータの追加」の説明に従い、リスト・データの編集モードに切り替えます。

  2. DateTimeデータ型をサポートするように設定された列に移動して、値を入力するか、データ入力フィールドの右にある「<データ型>の選択」アイコンをクリックします(図66-31)。

    図66-31 「<データ型>の選択」アイコン

    「<データ型>の選択」アイコン
  3. このアイコンをクリックして表示されるカレンダで、列の要件に応じた日付、時刻または日時を選択します(図66-32)。

    図66-32 日付選択のためのポップアップ・カレンダ

    日付選択のためのポップアップ・カレンダ
  4. 日付のみを必要とする列の場合は、1つの値を選択した時点でカレンダは閉じられます。

    カレンダで時刻または日時の選択を要求される場合は、「OK」をクリックしてカレンダを閉じます。

  5. 行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックし、変更を保存してリスト・データの編集モードを終了します。


    ヒント:

    保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押すこともできます。閉じるには、「閉じる」をクリックするか、「アクション」メニューから「閉じる」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押します。


66.2.4.1.5 リストへのピクチャ・データの追加

Pictureデータ型を使用すると、イメージに関連付けられたURLの入力を許可できます(イメージは「リスト・ビュー」モードで表示されます)。

Pictureデータ型をリスト行に入力するには、次の手順を実行します。

  1. 第66.2.4.1.1項「リストへのデータの追加」の説明に従い、リスト・データの編集モードに切り替えます。

  2. Pictureデータ型をサポートするように設定された列に移動して、ピクチャへのURLを入力するか、またはデータ入力フィールドの右にある「ピクチャの編集」アイコンをクリックします(図66-33)。

    図66-33 「ピクチャの編集」アイコン

    「ピクチャの編集」アイコン
  3. アイコンをクリックして表示される「ピクチャの編集」ダイアログで、イメージへのURLを「ピクチャの場所」フィールドに入力します(図66-34)。

    たとえば、次のように入力します。

    http://www.oracleimg.com/admin/images/ocom/hp/oralogo_small.gif
    

    図66-34 「ピクチャの編集」ダイアログ

    「ピクチャの編集」ダイアログ

    ヒント:

    イメージは、ログイン資格証明がなくてもアクセスできる場所に置かれている必要があります。

    Spacesドキュメント・ライブラリ内のイメージも選択できます。ドキュメント・サービスのタスク・フローでイメージを選択し、「ビュー」メニューの「リンクの取得」オプションを使用して、イメージへのリンクにアクセスします。リンクをコピーし、「ピクチャの場所」フィールドに貼り付けます。


  4. 「説明」フィールドにALTテキストを入力します。

  5. 「OK」をクリックします。

  6. 行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックし、変更を保存してリスト・データの編集モードを終了します。


    ヒント:

    保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押すこともできます。閉じるには、「閉じる」をクリックするか、「アクション」メニューから「閉じる」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押します。


66.2.4.1.6 リストへの人データの追加

Personデータ型を使用すると、所属する会社のIDストアのユーザー名の入力を許可できます。Personの選択は、現在のスペースのメンバーにさらに限定することもできます。ユーザー名を検索する場合、戻り値は、そのような限定範囲が設定されているかどうかを示します。

Personデータ型をリスト行に入力するには、次の手順を実行します。

  1. 第66.2.4.1.1項「リストへのデータの追加」の説明に従い、リスト・データの編集モードに切り替えます。

  2. Personデータ型をサポートするように設定された列に移動して、ユーザー名を入力するか、またはデータ入力フィールドの右にある「ユーザーの検索」アイコンをクリックします(図66-35)。アイデンティティ・ストアでユーザーを検索する場合のヒントは、第54.3.4.1項「アイデンティティ・ストアでのユーザーまたはグループの検索」を参照してください。

    図66-35 「ユーザーの検索」アイコン

    「ユーザーの検索」アイコン

    会社のLDAPディレクトリ内のすべての名前か、または現在のスペースに属するユーザーのうち、検索条件に一致するユーザー名が結果領域に表示されます(図66-36)。

    図66-36 「ユーザーの検索」ダイアログ

    「ユーザーの検索」ダイアログ
  3. ユーザーを選択して「OK」をクリックすると、選択したユーザーがフィールドに移入されます。

  4. 行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックし、変更を保存してリスト・データの編集モードを終了します。


    ヒント:

    保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押すこともできます。閉じるには、「閉じる」をクリックするか、「アクション」メニューから「閉じる」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押します。


66.2.4.2 リスト・データの編集

編集モードのリストでは、1つまたは複数のリスト行を編集できます。編集モードでは、行内をクリックするだけで行の編集を開始できます。編集モードを終了するまで、行内をクリックして行内のコンテンツの編集を続行できます。

リスト・データを編集するには、次の手順を実行します。

  1. 編集するデータが含まれるリストに移動し、「リスト・データの編集」アイコンをクリックして、リストを編集モードで開きます(図66-37)。

    図66-37 「リスト・データの編集」アイコン

    「リスト・データの編集」アイコン
  2. リスト行をクリックし、そのデータを変更します(図66-38)。

    図66-38 編集用に開かれた行

    編集用に開かれた行

    ヒント:

    実行可能なアクションの種類は、リスト・データのデータ型に依存します。

    • Pictureデータ型を編集する場合は、データ入力フィールドの横にある「ピクチャの編集」アイコンをクリックします。ピクチャへのURLおよび代替テキストを入力します。

    • Rich Textデータ型を編集する場合は、データ入力フィールドの横にある「テキストの編集」アイコンをクリックして、エディタを起動します。

    • リンクが許可される列内でハイパーリンクを編集するには、「リンクの編集」アイコンをクリックします。


  3. すべて完了するまで、行をクリックしてデータの変更を続行します。

  4. 「保存」をクリックして、変更を保存し、リストの編集モードを終了します。


    ヒント:

    保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押すこともできます。閉じるには、「閉じる」をクリックするか、「アクション」メニューから「閉じる」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押します。


66.2.4.3 リスト行の削除

1つの操作で、1つまたは複数のリスト行を削除できます。


ヒント:

行を選択して「削除」をクリックすると、この行が削除対象としてマークされます。この行はビューから削除されますが、リスト・データはWebCenter Portalのリポジトリ内に引き続き維持されます。実際の削除は、変更の保存時に行われます。


1つまたは複数のリスト行を削除するには、次の手順を実行します。

  1. 削除する行を含むリストに移動します。

  2. 「リスト・データの編集」アイコンをクリックし、リストを編集モードで開きます(図66-39)。

    図66-39 「リスト・データの編集」アイコン

    「リスト・データの編集」アイコン
  3. 削除する1つまたは複数の行を選択します。

    Windowsでは、複数の行を選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリックして選択します。UNIXでは、単に複数の行をクリックします。どちらのオペレーティング・システムでも、行範囲を選択するには、[Shift]キーを押しながらクリックして選択します。

  4. リストの上にある「削除」ボタンをクリックします(図66-40)。

    図66-40 「削除」ボタンと選択された行

    「削除」ボタンと選択された行

    選択した行が、リストのビューから削除される対象としてマークされます。

  5. 「保存」をクリックして、変更を保存し、リストの編集モードを終了します。


    ヒント:

    保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押すこともできます。閉じるには、「閉じる」をクリックするか、「アクション」メニューから「閉じる」を選択するか、または[Ctrl]キーを押しながら[M]キーを押します。


66.2.4.4 リスト・データのリフレッシュ

すべてのリストは「リストのリフレッシュ」アイコンを備えており、これをクリックすると、リスト・データの表示をリフレッシュできます(図66-41)。

図66-41 「リストのリフレッシュ」アイコン

「リストのリフレッシュ」アイコン

66.2.5 リストのカスタマイズ

リスト・インスタンスの自分のビューに対し、ユーザー・カスタマイズを実行できます。または、リスト・インスタンスに対してアプリケーション・カスタマイズを実行し、全員のビューに影響を与えることもできます。ユーザー・カスタマイズでは、ページの表示モードで変更を加えるのに対し、アプリケーション・カスタマイズでは、ページの編集モード(Composer)で変更を加えます。リストの自分のビューに対するユーザー・カスタマイズは誰でも実行できますが、アプリケーションレベルのリスト・カスタマイズを行うには、ページの編集権限が常に必要となります。

ユーザー・カスタマイズおよびアプリケーション・カスタマイズは、リスト・ビューア・タスク・フローに表示されるリストに適用されます。「リスト」ページに表示されるリストには適用されません。

リストの2番目のインスタンスは、1番目のインスタンスに対して行ったカスタマイズの影響は受けません。たとえば、「売上」ページと「新機能」ページの両方に「問題」リストを配置したとします。「売上」ページで「数値」列に基づきリストをソートした場合、「新機能」ページでは、「問題」リストが「数値」に基づいて自動的にソートされることはありません。

アプリケーション・カスタマイズはリスト・インスタンスの全員のビューに影響を与えますが、ユーザー・カスタマイズはこれを上書きして適用されます。たとえば、あるユーザーが列A、BおよびCを含むリストに対し、C列が先頭の順序になるように(C、A、B)アプリケーション・カスタマイズを行ったとします。これに対しあなたは、同じリスト・インスタンスの個人用ビューで、列Aが先頭列になるように(A、C、B)ユーザー・カスタマイズを実行できます。


注意:

ページ編集モードでは、アプリケーション・カスタマイズだけを表示確認できます。ページ・ビュー・モードでは、アプリケーション・カスタマイズ上にユーザー・カスタマイズが適用されている状態を表示確認できます。同一のプロパティがアプリケーション・レベルとユーザー・レベルの両方で設定されている場合は、自分のビューではユーザー値のほうが優先されます。


この項では、リスト・インスタンスに対して実行可能なアプリケーション・レベルおよびユーザー・レベルの様々なカスタマイズについて説明します。この項の内容は次のとおりです。

66.2.5.1 列のリスト・データのソート

デフォルトでは、リスト・データは作成日によってソートされています。各列のヘッダーにあるソート・アイコンをクリックすると、リスト・データのソート順序を制御できます。「ビュー」メニュー・オプションを使用すると、拡張ソートを実行できます。

リスト・データのソートは、リスト・ビューア・タスク・フローで行います。「リスト」ページのリスト・データもソートできますが、ソートは永続的に適用されません。リストを変更したり、別のページに移動したりすると、ソート順序は元に戻ります。

自分のビュー内で列のリスト・データをソートするには、この項で説明する手順をページ・ビュー・モードで実行します。すべてのユーザーのビュー内で列のリスト・データをソートするには、この項で説明する手順をページ編集モードで実行します。

この項では、通常のソートと拡張ソートについて説明します。この項の内容は次のとおりです。


注意:

Oracleデータベースに対してSpacesアプリケーションを実行している場合は、リスト・ビューの列ヘッダーをクリックすると、ロケールに基づく言語ソートが実行されます。Oracle以外のデータベースでは、データベースに指定された言語ソートに基づいたソートが行われます(SQL Serverの場合は照合)。つまり、別の言語のSpacesインスタンスに接続すると、アプリケーションで現在使用されている言語とは無関係に、データベースのデフォルトの照合に応じてリスト行がソートされます。


66.2.5.1.1 列のアイコンを使用したリスト・データのソート

列の各アイコンを使用して列のリスト・データをソートするには、次の手順を実行します。

  1. 変更するリスト・インスタンスに移動します。

  2. ソートの制御に使用する列に移動し、列ヘッダー上にマウス・ポインタを置きます。リストを昇順(1、2、3、a、b、c)にソートする場合は「昇順ソート」アイコン、リストを降順(c、b、a、3、2、1)にソートする場合は「降順ソート」アイコンをクリックします(図66-42)。

    図66-42 リスト列のソート・アイコン

    リスト列のソート・アイコン

    ヒント:

    列を選択してから「ソート」を選択し、「ビュー」メニューから「昇順」または「降順」のいずれかを選択する方法でも、列のリスト・データをソートできます。列を右クリックして、コンテキスト・メニューからこれらのオプションを選択できます。


66.2.5.1.2 リスト・データの拡張ソートの実行

「ビュー」メニューには、リスト・データのもう1つのソート方法である「詳細設定」オプションがあります。

「詳細設定」オプションを使用してリスト・データをソートするには、次の手順を実行します。

  1. 変更するリスト・インスタンスに移動します。

  2. 「ビュー」メニューから「詳細設定」オプションを選択して、「拡張ソート」ダイアログを開きます(図66-43)。

    図66-43 「拡張ソート」ダイアログ

    「拡張ソート」ダイアログ
  3. 「ソート基準」リストから、リスト・データのソートで最初に考慮する列を選択します。

    「ソート基準」および「次の基準」フィールドは、選択した順序で表示されます。「ソート基準」は最初に考慮される基準、「次の基準」は2番目と3番目の基準を示します。

  4. 選択した列のリスト・データを昇順(1、2、3、a、b、c)でソートするには「昇順」を、選択した列のリスト・データを降順(c、b、a、3、2、1)でソートするには「降順」をそれぞれ選択します。


    注意:

    現時点では、1つの列のみを基準とするソートだけを実行できます。今後のリリースでは、この機能が完全に実現される予定です。


  5. 「OK」をクリックします。


ヒント:

この項で説明する各オプションは、列ヘッダーを右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから選択できます。


66.2.5.2 リスト列のサイズ変更

リスト列の幅を制御するには、列幅をドラッグして広げるか、またはダイアログを介して特定の列幅を設定します。列幅は、列の詳細でデフォルト幅を指定することでも制御できます(詳細は表66-2「データ型と列の詳細」Display Widthを参照)。

列のサイズ変更は、リスト・ビューア・タスク・フローで行います。列のサイズ変更は「リスト」ページでも実行できますが、この設定は永続的に適用されず、リストの変更時、または別の場所に移動した時点で元に戻ります。

自分のビュー内でリスト列をサイズ変更するには、次の手順をページ・ビュー・モードで実行します。すべてのユーザーのビュー内でリスト列をサイズ変更するには、次の手順をページ編集モードで実行します。


注意:

リスト列をサイズ変更するには、リストに1つ以上の行が含まれている必要があります。


リスト列をサイズ変更するには、次の手順を実行します。

  1. 変更するリスト・インスタンスに移動します。

  2. 次のいずれかの方法を使用して、列のサイズを変更します。

    • 列の境界をクリックして、ドラッグしながら列幅を広くまたは狭くします。

    • リスト内で、サイズ変更する列を選択します。

      「フォーマット」メニューから、「列のサイズ変更」を選択します。

      表示されるダイアログで、列幅を入力し、測定単位を選択します(図66-44)。

      図66-44 「列のサイズ変更」ダイアログ

      「列のサイズ変更」ダイアログ

      次のいずれかを選択します。

      • ピクセル: 列幅を指定のピクセル数で表示します。

      • パーセント: 列幅を、リスト全体の幅に対するパーセンテージとして表示します。

      「OK」をクリックします。


    ヒント:

    この項で説明する各オプションは、列を右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから選択できます。


66.2.5.3 リスト・インスタンスでの列の順序変更

リスト列の順序を再配置するには、列をドラッグして目的の位置にドロップするか、または再順序付けのダイアログを使用します。

列の順序変更は、リスト・ビューア・タスク・フローで行います。「リスト」ページで列の順序を変更することはできません。

自分のビュー内でリスト・インスタンスの列を順序変更するには、次の手順をページ・ビュー・モードで実行します。すべてのユーザーのビュー内でリスト・インスタンスの列を順序変更するには、次の手順をページ編集モードで実行します。


注意:

ドラッグによって列を順序変更するには、リストに1つ以上の行が含まれている必要があります。


列の順序を変更するには、次の手順を実行します。

  1. 変更するリスト・インスタンスに移動します。

  2. 次のいずれかの方法を使用して、リスト列を再配置します。

    • リスト列のタイトルをクリックして、目的の位置までドラッグ・アンド・ドロップします。

    • 「ビュー」メニューから「列の並替え」を選択します。

      表示されるダイアログで列を選択し、「表示される列」リストの右にある「移動」アイコンをクリックして、選択した列を再配置します(図66-45)。

      図66-45 「列の並替え」ダイアログ

      「列の並替え」ダイアログ

      手順を繰り返して、各列を目的の順序に再配置します。

      「OK」をクリックします。


    ヒント:

    この項で説明する各オプションは、列を右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから選択できます。


66.2.5.4 リスト列の表示および非表示

リストの「ビュー」メニューを使用すると、選択したリスト列を非表示にできます。自分のビュー内で列の表示、非表示を切り替えるには、次の手順をページ・ビュー・モードで実行します。すべてのユーザーのビュー内で列の表示、非表示を切り替えるには、次の手順をページ編集モードで実行します。

リスト列の表示、非表示の切り替えは、リスト・ビューア・タスク・フローで行います。列の表示、非表示の切り替えは「リスト」ページでも実行できますが、この設定は永続的に適用されず、リストの変更時、または別の場所に移動した時点で元に戻ります。

リスト列の表示、非表示を切り替えるには、次の手順を実行します。

  1. 変更するリスト・インスタンスに移動します。

  2. 「ビュー」メニューをクリックして、「列」サブメニューを選択します(図66-46)。

    図66-46 「ビュー」の「列」サブメニュー

    「ビュー」の「列」サブメニュー
    • 表示する列を選択します。表示される列の横にあるメニューにチェックが表示されます。

    • 非表示にする列を選択解除します。非表示の列の横にあるメニューには、チェックは表示されまさせん。

    • すべての列を表示するには、「すべて表示」を選択します。すべての列のメニューがチェックされます。

66.2.5.5 列の位置の固定

リストの幅が広すぎ、すべての列を1つのビュー内で表示できない場合は、リストを左右にスクロールできます。常に表示させたい列がある場合は、列の固定機能を使用することで、スクロール中にこの列の位置を固定できます。列を固定すると、選択した列の位置は固定され、この列の右側にある各列だけがスクロールされます。1つのリスト・インスタンスでは、1つの列を「固定」できます。位置の固定は、選択した列と、その左側にあるすべての列に適用されます。


注意:

自分のビュー内で列の位置を固定するには、次の手順をページ・ビュー・モードで実行します。すべてのユーザーのビュー内で列の位置を固定するには、次の手順をページ編集モードで実行します。


列の位置を固定するには、次の手順を実行します。

  1. 固定する列を含むリストに移動します。

  2. 目的の列を、そのヘッダーをクリックして選択します。

    「固定」アイコンが選択可能になります。

  3. 「固定」アイコンをクリックします(図66-47)。


    ヒント:

    列の固定は、列を選択して、「ビュー」メニューから「固定」を選択する手順によっても実行できます。


    図66-47 「固定」アイコン

    「固定」アイコン

列の固定を解除するには、手順2の説明に従ってこの列を選択し、「固定」アイコンを再度クリックします。


ヒント:

この項で説明する各オプションは、列を右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから選択できます。


66.2.5.6 列データの折返し表示

折返し機能を使用すると、選択したリスト列内で列データを折返して表示するかどうかを制御できます。折返し表示されるデータは、データが列幅を超える場合に、複数行にわたって表示されます。折返し表示しない場合は、現在の列幅に表示可能なデータだけが表示されます。この場合でも、必要に応じて、列幅を広げてデータを表示できます(第66.2.5.2項「リスト列のサイズ変更」を参照)。


注意:

デフォルトでは、列データは折返し表示されます。


列データを折返して表示するには、次の手順を実行します。

  1. 列データを折返して表示するリストに移動します。

  2. 目的の列を、そのヘッダーをクリックして選択します。

  3. 「折返し」アイコンをクリックします。


    ヒント:

    データの折返し表示は、列を選択して、「フォーマット」メニューから「折返し」を選択する手順によっても実行できます。

    この項で説明する各オプションは、列を右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから選択できます。


    以前に切り捨てられていたすべてのデータは、列幅に収まるように改行され、行内にすべて表示されます。

折返し表示を無効にするには、目的の列を選択して、「折返し」アイコンを再度クリックします。

66.2.5.7 リスト行への色バンドの適用

色バンドは、リスト行またはリスト列に特定の間隔で適用される、透過的な色の重合せを意味します。リストの色バンドの定義では、色バンドを適用するかどうかと、その適用間隔を指定します。

行または列に色バンドを適用することで、リストの読みやすさを簡単に強化できます(図66-48)。

図66-48 色バンドを適用したリスト

色バンドを適用したリスト

色バンドの適用は、リスト・インスタンスの個人用ビュー、またはすべてのユーザーのビューに対して行えます。この項では、その方法について説明します。内容は次のとおりです。

66.2.5.7.1 リストの個人用ビューに対する色バンドの適用

色バンドをリスト行またはリスト列に適用できます。

リスト・インスタンスの個人用ビューに色バンドを適用するには、次の手順を実行します。

  1. 変更するリストに移動します。

  2. タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックします(図66-49)。

    図66-49 「パーソナライズ」アイコン

    「パーソナライズ」アイコン

    リスト・ビューアが「リストのパーソナライズ」モードになります(図66-50)。

    図66-50「リストのパーソナライズ」モードのリスト

    「リストのパーソナライズ」モードのリスト
  3. 「バンド」選択リストから、リスト・インスタンスに適用するバンド・スタイルを選択します。

    • : 色バンドをリスト行に指定します。

    • : 色バンドをリスト列に指定します。

    • なし: 色バンドを無効にします。

  4. 「間隔」フィールドに、色バンドの適用を除外する行数または列数を入力します。

    たとえば、色バンドを行に適用する場合に値1を指定すると、2行目、4行目、6行目のように色バンドが適用されます。図66-51は、間隔を1に設定した例を示します。

    図66-51 色バンドを適用したリスト

    色バンドを適用したリスト
  5. 「保存」をクリックして、設定を保存してリストに戻ります。

    リスト・データがリフレッシュされ、色バンドの設定が反映されます。

66.2.5.7.2 個人用色バンドの削除

リストから個人用の色バンドを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 色バンドを削除するリストに移動します。

  2. タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックします(図66-52)。

    図66-52 「パーソナライズ」アイコン

    「パーソナライズ」アイコン

    リスト・ビューアが「リストのパーソナライズ」モードになります。

  3. 「バンド」選択リストから、「なし」を選択します。

  4. 「保存」をクリックして、設定を保存してリストに戻ります。

    リスト・データがリフレッシュされ、色バンドの表示がなくなります。

66.2.5.7.3 リスト・インスタンスの全員のビューに対する色バンドの適用

特定のリスト・インスタンスの全員のビューに反映される色バンドを設定するには、この項で説明する手順を実行します。


注意:

ユーザー・カスタマイズによって色バンドを削除するように設定している場合は、ユーザー・カスタマイズをリセットする必要があります(第66.2.5.7.1項「リストの個人用ビューに対する色バンドの適用」を参照)。ユーザー・カスタマイズは、スペースレベルのカスタマイズより優先されるため、この手順で行う変更が表示されなくなる可能性があります。


リスト・インスタンスの全員のビューに色バンドを適用するには、次の手順を実行します。

  1. 行または列に色バンドを設定してカスタマイズしようとするリストに移動します。

  2. ページ編集モードに切り替えます。


    関連項目:

    ページ編集モードへの切り替えの詳細は、第18.1項「Composerの開始および終了」を参照してください。


    Composerでページが開きます。

  3. カスタマイズするリスト・インスタンスに移動して、タスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコンをクリックします(図66-53)。

    図66-53 ページ編集モードでのタスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコン

    ページ編集モードでのタスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコン

    リストが「リストのカスタマイズ」モードになります(図66-54)。

    図66-54「リストのカスタマイズ」モード

    「リストのカスタマイズ」モード
  4. 第66.2.5.7.1項「リストの個人用ビューに対する色バンドの適用」の説明に従い、色バンドの設定を構成します。

  5. 「閉じる」をクリックして、コンポーザを終了します。

66.2.5.7.4 リスト・インスタンスの全員のビューからの色バンドの削除

リスト・インスタンスの全員のビューから色バンドを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 色バンドを削除するリストに移動します。

  2. ページ編集モードに切り替えます。


    関連項目:

    ページ編集モードへの切り替えの詳細は、第18.1項「Composerの開始および終了」を参照してください。


    Composerでページが開きます。

  3. カスタマイズするリスト・インスタンスに移動して、タスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコンをクリックします(図66-55)。

    図66-55ページ編集モードでのタスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコン

    ページ編集モードでのタスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコン

    リスト・ビューアが「リストのカスタマイズ」モードになります。

  4. 「バンド」選択リストから、「なし」を選択します。

  5. 「保存」をクリックして、変更を保存し、「リストのカスタマイズ」モードを終了します。

    リストがリフレッシュされ、色バンドが削除されます。

  6. 「閉じる」をクリックして、コンポーザを終了します。

66.2.5.8 リスト・データのフィルタリング

リスト・サービスでは、リスト・インスタンスの個人用ビューおよび全員のビューに対し、データのフィルタリングを行えます。フィルタリングにより、設定したフィルタ条件に一致する行のリスト・データのみを限定して表示できます。

一時的な個人用フィルタリング(非定型フィルタリングとも呼ばれる)は、リスト・ビューア・タスク・フローおよび「リスト」ページで使用できます。リスト・インスタンスの全員のビューに影響を与えるカスタム・フィルタリングは、リスト・ビューア・タスク・フローだけで使用できます。

この項では、非定型フィルタ、永続的な個人用フィルタ、および永続的なリスト・フィルタを適用するそれぞれの方法について説明します。内容は次のとおりです。

66.2.5.8.1 非定型フィルタのリスト・インスタンスへの適用

非定型のリスト・フィルタリングを使用すると、リスト・インスタンス内の特定のリスト・エントリまたはエントリのグループを簡単に見つけることができます。


注意:

非定型のリスト・フィルタリングは、Plain TextおよびPersonデータ型のみに適用されます。他のデータ型(DateNumberなど)が使用されている列は、非定型フィルタリングでは使用されません。たとえば、dd-mon-yyという形式で表示される日付の場合、janに対してフィルタリングを適用すると、1月の日付を持つ行が表示されなくなります。


非定型フィルタをリスト・インスタンスに適用するには、次の手順を実行します。

  1. 一時的にフィルタリングするデータを保持するリストに移動します。

  2. 「リスト」ツールバーの「行のフィルタ」アイコンをクリックします(図66-56)。

    図66-56 「行のフィルタ」アイコン

    「行のフィルタ」アイコン

    ヒント:

    「アクション」メニューから「行のフィルタ」を選択することもできます。


    「フィルタ」フィールドが開きます(図66-57)。

    図66-57 「フィルタ」フィールド

    「フィルタ」フィールド
  3. 「フィルタ」フィールドに各キーワードをスペースで区切って入力し、「フィルタ」アイコンをクリックして、フィルタリングを実行します。

    キーワードに一致するすべての行の詳細が表示されます。

  4. 「フィルタ」フィールドを非表示にし、一時的なフィルタを削除するには、「行のフィルタ」アイコンを再度クリックします。


    ヒント:

    「アクション」メニューから「フィルタの取消」を選択することもできます。


66.2.5.8.2 永続的な個人用フィルタのリスト・インスタンスへの適用

非定型フィルタだけでなく、永続的な個人用フィルタをリスト・インスタンスの自分のビューに適用できます。特定の方法でフィルタリングしたリストをいつまでも維持できるという意味で、この機能を永続的なフィルタリングと呼びます。ブラウザ・セッション内でページ間を移動しても、ブラウザ・セッションを何度実行しても、フィルタは維持されます。

このフィルタは、削除することもできます。この項では、永続的な個人用フィルタを適用および削除する方法について説明します。

リスト・インスタンスの自分のビューに、永続的な個人用フィルタを適用または削除するには、次の手順を実行します。

  1. 永続的にフィルタリングするデータを保持するリストに移動します。

  2. タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックします(図66-58)。

    図66-58 「パーソナライズ」アイコン

    「パーソナライズ」アイコン

    リストが「リストのパーソナライズ」モードになります(図66-59)。

    図66-59「リストのパーソナライズ」モードのリスト

    「リストのパーソナライズ」モードのリスト
  3. 「フィルタの追加」リストから、フィルタを適用する列を選択します。

    選択した列が表示され、フィルタを定義できる状態になります。

  4. リストから演算子を選択し、表示されたフィールドにフィルタの内容を入力します(図66-60)。

    図66-60 フィルタの演算子と内容

    フィルタの演算子と内容

    リストに表示されるフィルタ演算子は、選択した列のデータ型に応じて異なります。表66-3は、それぞれのデータ型に適用されるフィルタ演算子の一覧とその説明を示します。

    表66-3 リストのデータ型に対するフィルタ演算子

    データ型 説明

    Boolean

    Booleanデータ型のフィルタ演算子は、選択したリスト列の条件を示すブール値を指定するために使用します。

    • =: 指定した値に一致する

    • <>: 指定した値に一致しない

    ブール値はチェック・ボックスとして表示されます。選択されたチェック・ボックスはTRUEまたはYESを、選択解除されたチェック・ボックスはFALSEまたはNOを意味します。

    DateTime

    DateTimeデータ型のフィルタ演算子は、選択したリスト列の条件を示す日時値を指定するために使用します。

    • =: 指定した日付または日時と同一

    • >=: 指定した日付または日時と同一か、またはそれ以降

    • <>: 指定した値以外の日付または日時

    • >: 指定した値以降の日付または日時

    • <=: 指定した日付または日時と同一か、またはそれ以前

    • <: 指定した値以前の日付または日時

    Number

    Numberデータ型のフィルタ演算子は、選択したリスト列の条件を示す数値を指定するために使用します。

    • =: 指定した値に等しい

    • >=: 指定した値に等しいか、より大きい

    • <>: 指定した値より大きいか、より小さい

    • >: 指定した値より大きい

    • <=: 指定した値に等しいか、より小さい

    • <: 指定した値より小さい

    Person

    Personデータ型のフィルタ演算子は、選択したリスト列の条件を示す人の値を指定するために使用します。

    • =: 指定したユーザー名に一致する

    • 次で始まる: 指定した文字で始まる

    • 次で終わる: 指定した文字で終わる

    • 次を含む: 指定した文字を含む

    • <>: 指定したユーザー名以外のユーザー名に該当する

    Picture

    フィルタ演算子は、リスト内のPictureデータ型には適用できません。

    Plain Text

    Plain Textデータ型のフィルタ演算子は、選択した列の条件を示す値を指定するために使用します。

    • =: 指定した文字に一致する

    • 次で始まる: 指定した文字で始まる

    • 次を含む: 指定した文字を含む

    • 次で終わる: 指定した文字で終わる

    • <>: 指定した値以外の値

    Rich Text

    フィルタ演算子は、リスト内のRich Textデータ型には適用できません。


  5. 複数のフィルタを定義すると、「すべてに一致」/「いずれかに一致」オプションが表示されます。

    • 表示される行がすべての条件に一致する必要がある場合は、「すべてに一致」を選択します。

    • 表示される行が、いずれか1つ以上の条件に一致する必要がある場合は、「いずれかに一致」を選択します。

  6. 「保存」をクリックして、フィルタ条件を保存してリストに戻ります。

    リストがリフレッシュされ、フィルタ条件に一致するデータが表示されます。

66.2.5.8.3 永続的な個人用リスト・フィルタの削除

永続的な個人用リスト・フィルタを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 個人用フィルタを削除するリストに移動します。

  2. タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックします(図66-61)。

    図66-61 「パーソナライズ」アイコン

    「パーソナライズ」アイコン

    リスト・ビューアが「リストのパーソナライズ」モードになります。

  3. 削除するフィルタ条件の横にある「削除」アイコン(図66-62)をクリックし、「保存」をクリックします。

    図66-62 フィルタの「削除」アイコン

    フィルタの「削除」アイコン

    リスト・データがリフレッシュされ、フィルタによって非表示にされていたすべてのデータが再表示されます。

66.2.5.8.4 リストの全員のビューに対するフィルタの適用

作成したリスト・フィルタを特定のリスト・インスタンスの全ユーザーのビューに適用するには、単に、ページ編集モードでフィルタを作成します。

リストの全員のビューにフィルタを適用するには、次の手順を実行します。

  1. 全員のビューにフィルタを適用するデータを保持するリストに移動します。

  2. ページ編集モードに切り替えます。


    関連項目:

    ページ編集モードへの切り替えの詳細は、第18.1項「Composerの開始および終了」を参照してください。


    Composerでページが開きます。

  3. フィルタリングするタスク・フロー・インスタンスに移動して、タスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコンをクリックします(図66-63)。

    図66-63ページ編集モードでのタスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコン

    ページ編集モードでのタスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコン

    リストが「リストのカスタマイズ」モードになります(図66-64)。

    図66-64「リストのカスタマイズ」モード

    「リストのカスタマイズ」モード
  4. 第66.2.5.8.2項「永続的な個人用フィルタのリスト・インスタンスへの適用」の説明に従い、フィルタ条件を作成および適用します。

  5. 「閉じる」をクリックして、コンポーザを終了します。


関連項目:

リスト・インスタンスの全員のビューからフィルタを削除する手順の詳細は、第66.2.5.8.5項「リストの全員のビューからのフィルタの削除」を参照してください。


66.2.5.8.5 リストの全員のビューからのフィルタの削除

リストの全員のビューからフィルタを削除するには、次の手順を実行します。

  1. フィルタを削除するリストに移動します。

  2. ページ編集モードに切り替えます。


    関連項目:

    ページ編集モードへの切り替えの詳細は、第18.1項「Composerの開始および終了」を参照してください。


    Composerでページが開きます。

  3. リスト・ビューア・タスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコンをクリックします(図66-65)。

    図66-65ページ編集モードでのタスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコン

    ページ編集モードでのタスク・フロー・ヘッダーの「編集」アイコン

    リストが「リストのカスタマイズ」モードになります。

  4. 削除するフィルタの横にある「削除」アイコン(図66-66)をクリックし、「保存」をクリックします。

    図66-66 「フィルタの削除」アイコン

    「フィルタの削除」アイコン

    リスト・データがリフレッシュされ、すべてのデータがフィルタリングされずに表示されます。

  5. 「閉じる」をクリックし、Composerを終了します。

66.2.6 リストへのリンクの他のユーザーへの送信

リストの「アクション」メニューの「メールの送信」オプションを使用すると、リストへのリンクをメール・メッセージによって送信できます。

リストへのリンクをメールによって送信するには、次の手順を実行します。

  1. ログインし、リンクをメールによって送信するリスト・インスタンスに移動します。

  2. 「アクション」メニューから、「メールの送信」を選択します(図66-67)。

    図66-67 「アクション」メニューの「メールの送信」オプション

    「アクション」メニューの「メールの送信」オプション

    スペース・メンバーを宛先とした、メッセージの作成ウィンドウが表示され、次の情報が表示されます。

    • リスト・インスタンスの作成元であるスペースの名前

    • リストのタイトルと説明

    • スペースへのリンク

    • リスト・インスタンスへのリンク

    ユーザーがリスト・インスタンスへのリンクをクリックすると、リストのビューが開かれます。


    注意:

    リストを表示するユーザーには、このリスト・インスタンスを含むスペースへのアクセス権限が必要です。


  3. メッセージを作成し、通常のメール・メッセージと同様に送信します。

66.2.7 Excelスプレッドシートに対するリストのエクスポートおよびインポート

リスト・サービスでは、リストのエクスポートおよびインポートを実行できます。リストを表示できるユーザーであれば、Microsoft Excel 1997 - 2003および2007形式でリストをエクスポートして、Excel内でリスト・データを変更できます。リストを編集する適切な権限を持つユーザーであれば、変更したリストをSpacesにインポートできます。


ヒント:

Excelスプレッドシートをインポートして、リストを作成することもできます。詳細は、第66.2.3.1項「リストの作成」を参照してください。


この項では、リストをエクスポートおよびインポートする方法について説明し、この手順で使用可能なその他のソフトウェアに関する情報を提供します。この項の内容は次のとおりです。

66.2.7.1 リストのエクスポートおよびインポートの基本

リストのエクスポートおよびインポート機能を使用すると、Microsoft Excelスプレッドシート内でリスト行を追加および変更できます。リスト構造や、リストおよびリスト行へのリンクは、エクスポートおよびインポートによる影響を受けません。リストをエクスポートすると、リスト・データのみがエクスポートされ、リスト構造やリンクはエクスポートされません。リストをインポートすると、新たなリンクや変更されたリンクは、インポートによる影響を受けません。

リストのエクスポート後に、Spaces内でリスト・データに新たな変更を加えた場合は、リストをインポートしたときにこれらの変更は上書きされます。コンテンツが上書きされる前に確認ダイアログが表示され、インポートを停止し、Spacesでの変更を維持することを選択できます。

スプレッドシートのインポートを、リスト構造の変更に使用することはできません。しかし、同じ列で構成されるリストには、任意のスプレッドシートをインポートできます。エクスポートしたリストに基づいてスプレッドシートが作成されていない場合は警告が発せられますが、必要に応じてこの警告を無視し、処理を続行できます。行のないリストをスプレッドシートにエクスポートして、Excel内で行を追加してから、インポートしなおすこともできます。

リストをエクスポートする場合は、ExcelまたはSpacesでリスト構造を変更しないように注意が必要です。エクスポート後にSpacesでリスト構造が変更されると、エクスポートしたリストをインポートしなおすことができなくなります。スプレッドシート内でリスト行を追加および削除できます。このような変更は、インポート時にリストに反映されます。

スプレッドシート内でリスト列を追加および削除しても、リスト構造は影響を受けません。したがって、Excel内で列が削除されたスプレッドシートをインポートしても、インポートは成功します。インポートしたリストに、この列は引き続き表示されますが、削除された列データは表示されません。

Spacesからリストをエクスポートすると、Excel形式の選択を要求されます(1997 - 2003および2007形式を選択可能)。スプレッドシートをインポートする場合は、同じ形式が許容されます。

66.2.7.2 リストのスプレッドシートへのエクスポート

リストを表示できるユーザーであれば、リストをMicrosoft Excelファイルにエクスポートできます。エクスポートを行うことで、Excelスキルを使用して、リスト・データを簡単に追加および変更できます。リストのエクスポートは、リスト・ビューア・タスク・フローと「リスト」ページの両方で制御できます。

Spacesリストをエクスポートするには、次の手順を実行します。

  1. エクスポートするリストに移動して、「アクション」メニューから「エクスポート」を選択します。

  2. 出力ファイルの形式を選択します。

    • MS Excel 2007

    • MS Excel 1997 - 2003

  3. ブラウザのプロンプトに従い、エクスポートしたファイルをローカル・ファイル・システムに保存します。

    選択したExcel形式でリストが保存されます。ファイル名は、空白文字のかわりにアンダースコアが使用されたリスト名となります。たとえば、my listmy_list.xlsxまたはmy_list.xlsとなります。

66.2.7.3 エクスポートしたリストのインポート

作成または変更してExcel形式で保存したリスト・データは、リスト・ビューア・タスク・フローと「リスト」ページの両方の制御機能を使用してインポートできます。リスト・データをインポートするには、リストを含むページに対するEdit権限が最低限必要となります。

エクスポートしたリストをインポートするには、次の手順を実行します。

  1. スプレッドシートのインポート先となるリストに移動して、「アクション」メニューから「インポート」を選択します。

  2. 「Excelからインポート」ダイアログ(図66-68)で「参照」ボタンをクリックし、必要なスプレッドシートに移動して選択します。


    注意:

    スプレッドシートはリストと同じ列で構成されている必要があります。


    ファイルはExcel 1997-2003 (*.xls)または2007形式(*.xlsx)である必要があります。

    図66-68 「Excelからインポート」ダイアログ

    「Excelからインポート」ダイアログ
  3. 「インポート」をクリックします。

    スプレッドシートが、エクスポートしたリストに基づいて作成されていない場合は、警告が発せられます。続行するには「インポート」をクリックします。

    リスト・データがリフレッシュされ、インポート・データが表示されます。インポート時に、リスト・データの検証が行われます。検証エラーを含む行が存在する場合は、このエラーがダイアログに表示され、インポートが終了します。スプレッドシートの検証エラーを修正してから、再度インポートしてください。

66.3 リスト・ビューアのタスク・フロー・プロパティの設定

リスト・ビューア・タスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。このプロパティには、適切な権限を持つユーザーがComposerの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからアクセスできます(図66-69)。

図66-69 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログのリスト・ビューア・タスク・フロー・パラメータ

リスト・ビューアのタスク・フロー・パラメータ

関連項目:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログへのアクセスの詳細は、第18.6.2項「コンポーネントのプロパティの設定」を参照してください。


この項では、リスト・ビューア・タスク・フローに関連付けられたプロパティと、リスト・ビューア・タスク・フロー固有のパラメータについて説明します。

66.3.1 リスト・ビューアのタスク・フロー・プロパティの基本

リスト・ビューア・タスク・フローにプロパティの値を設定した場合、その値が設定されたタスク・フロー・インスタンスのみが影響を受けます。同じタスク・フローの他のインスタンスは、この変更による影響を受けません。

デフォルトのタスク・フロー・コンテンツは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティによって制御されます。このタブのパラメータの詳細は、第66.3.2項「リスト・ビューアのタスク・フロー・パラメータ」を参照してください。タスク・フローによっては、このタブのパラメータによって、タスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。詳細は、第22章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびUIコンポーネントの結付け」を参照してください。

「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。

「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。エディタの使用の詳細および一般的なEL式の説明は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


注意:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの汎用の「表示オプション」タブでELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表18-1に掲載されているオプションです。

汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。


66.3.2 リスト・ビューアのタスク・フロー・パラメータ

表66-4では、リスト・ビューアのタスク・フローに固有のパラメータを示します。リスト・ビューアのタスク・フロー・パラメータ値は自動的に設定され、変更できないことに注意してください。

表66-4 リスト・ビューアのタスク・フロー・パラメータ

パラメータ 説明

List ID

表示するリストの一意の識別子

List IDまたはLocal List IDのどちらかに、必ず値が設定されている必要があります。この値は自動的に設定されます。この値は編集しないでください。

List Scope ID

リストを保持するスコープの一意の識別子

値が設定されていない場合は、現在のスコープが使用されます。この値は自動的に設定されます。この値は編集しないでください。

Local List Customization ID

リストのカスタマイズを示す、スコープ内の一意の識別子

この値は自動的に設定されます。この値は編集しないでください。

Local List ID

表示するリストを示す、スコープ内の一意の識別子

List IDまたはLocal List IDのどちらかに、必ず値が設定されている必要があります。この値は自動的に設定されます。この値は編集しないでください。

Show List Name and Description

リストの名前と説明を表示するかどうかを示すチェック・ボックス

値が設定されていない場合は、リストの名前と説明は表示されません。値はtrueまたはfalseです。この値は自動的に設定されます。この値は編集しないでください。