Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B72923-01 |
|
前 |
次 |
WebCenter Portal: Spacesにおけるプロファイルとは、自分に関する便利なデータのコレクションです。連絡先情報、写真、会社の職位などを含めることができます。WebCenter Portal: Spacesのソーシャル・ネットワーキング機能を使用すると、自分のプロファイルを表示、管理できるほか、他のユーザーから許可されていれば、そのユーザーのプロファイルも表示できます。
この章では、プロファイル関連の機能の概要と、プロファイルを表示および管理する手順を説明します。内容は次のとおりです。
対象読者
この章は、少なくともUpdate People Connections Data
権限を含むアプリケーション・ロールが割り当てられたユーザーを対象としています。タスク・フロー・プロパティを編集する予定のあるユーザーには、Pages: Edit Pages
権限も含むロールが割り当てられている必要があります。スペース(ホーム・スペースを除く)内では、ユーザーにEdit Page Access and Structure
権限を含むロールが割り当てられている必要があります。
プロファイルでは、自分や他のユーザーの個人プロファイル情報を様々なビューで表示できます。このような情報には、メール・アドレス、電話番号、事業所所在地、部門、マネージャ、直属の部下などがあります。WebCenter Portal: Spacesの一般的なインストールでは、WebCenterアプリケーションにユーザー情報を提供するバックエンドのアイデンティティ・ストアからプロファイルの大部分の情報が取り込まれます(詳細は第33.2項「組織ビューの管理チェーンの指定」を参照してください)。さらに、プロファイルでは、このような情報の一部を変更したり、アイデンティティ・ストアには含まれない追加データを提供したりできる場合があります。
他のユーザーとコネクションを持つと、そのユーザーに自分のプロファイルへのアクセス権を与え、自分もそのユーザーのプロファイルへのアクセス権を得ることになります。特定のコネクションが自分のプロファイルをどの程度まで表示できるようにするかは、プロファイルのプリファレンスで制御できます。プロファイルのプリファレンス設定の詳細は、第33.3項「プロファイルのプリファレンスの設定」を参照してください。
個々のユーザーがプロファイルまたはプロファイルのプリファレンスにアクセスする前に、アプリケーション管理者は、すべてのユーザーが自分および他のユーザーのプロファイルで表示できる内容と実行できる操作に関わるグローバル・アプリケーション・デフォルトを設定できます。詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。
自分のものも含めて、プロファイルのビューには、WebCenter Portal: Spacesのどこであっても、表示されているユーザー名をクリックすることでアクセスできます。さらに、ユーザー・プロファイルの簡単なポップアップ・ビューに加えて、WebCenter Portal: Spacesの「プロファイル」ページでは、自分のプロファイルの完全なビューを表示できます。「プロファイル」ページは、認証されたすべてのユーザーのホーム・スペースのビューにプッシュされるビジネス・ロール・ページです(図33-1)。
ヒント: 認証されたユーザーとは、WebCenter Portal: Spacesにログインしているユーザーのことです。 |
デフォルトでは、「プロファイル」ページには一連のサブページが表示されます。サブページには、自分のアクティビティ・ストリームのビュー(「アクティビティ」)、自分のコネクションの詳細なビュー(「コネクション」)、自分の個人用ドキュメント・ライブラリのパブリック・フォルダ内のドキュメントとフォルダのビュー(「ドキュメント」)、自分の組織内の位置を示すチャート・ビュー(「組織」)、および自分の完全なプロファイルのビュー(「情報」)があります。
このようなすべてのサブページのうち、プロファイルのタスク・フロー・ファミリに属しているのは「組織」と「情報」のみで、これらのコンテンツはアイデンティティ・ストアから取り込まれます。その他のページのコンテンツは、次のように、別の機能およびサービスから取り込まれます。
「アクティビティ」の情報は、ピープル・コネクション・サービスのアクティビティ・ストリーム機能から取り込まれます(詳細は、第35章「コネクションのアクティビティの追跡」を参照してください)。
「コネクション」の情報は、ピープル・コネクション・サービスのコネクション機能から取り込まれます(詳細は、第34章「ソーシャル・ネットワークの作成」を参照してください)。
「ドキュメント」の情報は、ドキュメント・サービスから取り込まれます(詳細は、第X部「コンテンツの使用」を参照してください)。
ポータル設計者は、デフォルトの「プロファイル」ビジネス・ロール・ページを変更して、追加コンポーネントの組込み、既存コンポーネントの削除、およびページのルック・アンド・フィールの変更を行えます。その結果、ここで説明したページは最終的に表示される「プロファイル」ページとはほとんど関係しなくなる場合もあります。
プロファイルでは、「プロファイル」ビジネス・ロール・ページのほかにも、ユーザーのプロファイル情報に関する固有のビューを表示するいくつかのタスク・フローが提供されます。ページに対する編集権限があれば、ユーザーは有益と思われる任意の場所にプロファイルのタスク・フローを配置できます。
組織ビュー: 社内での現在のユーザーの位置、つまり組織図全体の細部をグラフィカルに示すためのものです。組織ビューでは、現在のユーザーのプロファイル情報の3つのビュー(連絡先情報、ユーザーのアドレスとユーザーのロケールでの現在時刻、および自己紹介コメントのサマリー)を切り替えて表示できます。また、現在のユーザーの完全なプロファイルへのリンクも表示できます(図33-2)。
プロファイル: ユーザーのプロファイル詳細の表示や写真のアップロード、および有効になっている場合はプロファイル詳細の編集に使用します(図33-3)。
プロファイル・ギャラリ: 自分のソーシャル・ネットワーキング情報に1つのビューからアクセスするための場所です(図33-4)。
プロファイル - スナップショット: ユーザーの写真およびステータス・メッセージの表示に使用します(図33-5)。
プロファイルの各タスク・フローには、タスク・フロー・インスタンスの外観および動作の制御に使用できるプロパティが関連付けられています。たとえば、プロファイルのプロパティを使用して、「パブリッシャ」タスク・フローに入力した文章を、ステータス・メッセージを示すプロファイルのビューに表示するように指定できます(第36.1.1項「メッセージ・ボードの基本」を参照してください)。プロファイルに写真を表示できるかどうかや、写真をページ・ビュー・モードで更新できるかどうかを制御できます。
プロファイルの機能の使用方法の詳細は、第33.5項「個人プロファイルの表示と編集」を参照してください。
「組織ビュー」タスク・フロー、および「プロファイル」ページの「組織」サブページでは、ユーザーの管理チェーンの視覚的な表示、つまり、マネージャーとその直属の部下の表示ができます(図33-6)。
ユーザー・プロファイルの組織ビューは、ユーザーの「プロファイル」ページの「組織」サブページで、および「組織ビュー」タスク・フローから、使用できます。デフォルトでは、これらの組織ビューの管理チェーンを定義する値は空白です。つまり、ユーザーのマネージャは、ユーザーの詳細情報を提供しているバックエンドのアイデンティティ・ストアで自動的に指定されているわけではありません。
ヒント: 「プロファイル」ページの「情報」サブページの「マネージャ」の値も、この項で示す方法で定義されます。 |
組織ビューに管理チェーンを表示するためには、WebCenter Portal: Spacesの認証に使用されるバックエンドのアイデンティティ・ストアが、直属の部下であるユーザーにmanager
属性を持たせるように設定されている必要があります。また、manager
属性は、マネージャであるユーザーの識別名(DN)として定義されている必要があります(「組込みLDAP構成の例」を参照)。
ヒント: LDAP環境では、特定のユーザーを管理できるのは1人の人物のみで、同じ環境内では1人のユーザーが複数の人を管理できます。 |
組込みLDAP構成の例
管理チェーンは、Oracle WebLogic Server (WLS)に組込みのLDAP内、またはOracle Internet Directory (OID)などの外部のLDAP内で指定できます。ただし、組込みLDAPを使用した管理チェーンの定義は、実稼働ではなく、テストまたは概念実証を目的として行うものです。実稼働の場合は、WebCenter Spacesの認証用アイデンティティ・ストアにはOIDなどの外部のLDAPを使用する必要があります。
関連項目: 詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドの「アイデンティティ・ストアの構成」の章か、使用しているLDAPの実装に付属のドキュメントを参照してください。 |
この例では、テストまたは概念実証のために、WebLogic Serverに組込みのLDAP内に管理チェーンを定義する方法を説明します。
注意: この例に示す手順は、外部のLDAPの場合に実行する手順と似ています。つまり、属性( |
この例には、次の3人のユーザーがいます。
user1
user2
manager_user
これらのユーザーに管理チェーンを定義するには、次の手順を実行します。
Apache Directory Studioなどの外部ビューアを使用して組込みLDAPを参照できるようにします。
WLS管理コンソールに移動して、管理者ユーザーとしてログインします。
自分のドメイン(たとえばwc_domain)をクリックして、「セキュリティ」タブの「組込みLDAP」サブタブを開きます(図33-7)。
「Credential」フィールドに値を入力し、その値を「資格証明の確認」フィールドに再入力します。
ヒント: デフォルトの資格証明は、ランダムに生成されたパスワードです。これを、覚えやすいものに設定してください。 |
管理サーバーと管理対象サーバーを再起動します。
手順1で選択したLDAPビューアを起動し、次の詳細情報を使用して接続を作成します。
hostname
(たとえばexample.com
)
port
(WLS管理ポート、たとえば7001
)
Bind DN
(cn=Admin
)
Password
(手順1cで設定した資格証明)
DITでユーザーを検索してuser1
に移動します(図33-8)。
たとえば、次の順に続けてクリックします。
dc=wc_domain
ou=myrealm
ou=people
uid=user1
「属性の記述」列に、manager
タイプの新しい属性を追加します。
ヒント: [Ctrl] + [Shift] + [+]を押すと、「新規属性」ダイアログが開きます。 |
属性値として、manager_user
のDNを選択します(図33-9)。
たとえば、rootの下で、次の順に続けて選択します。
dc=wc_domain
ou=myrealm
ou=people
uid=manager_user
user2
について、手順3から5を繰り返します。
これで、user1
とuser2
がmanager_user
によって管理されるようになりました。このことは、WebCenter Portal: Spacesにuser1
としてログインし、「プロファイル」ページの「情報」サブページに移動すると確認できます。ユーザーmanager_user
がマネージャとして表示されます(図33-10)。
ヒント: 「マネージャ」の値(この例では |
ユーザーのプリファレンス設定の影響を受けるプロファイル詳細は、たとえば「プロファイル」タスク・フローやデフォルトの「プロファイル」ビジネス・ロール・ページの「情報」サブページなどの、完全なプロファイル・ビューに表示されます(図33-11)。
完全なプロファイルは、「サマリー」、「従業員」、「勤務先連絡先」、「個人情報」の4つのセクションで表示されます。各セクションには、セクションの見出しに関連する情報が表示されます。たとえば、「サマリー」には、ユーザー名、メール・アドレス、事業所所在地など、一連の基本的な詳細情報が含まれています。
注意: ポータル管理者は、すべてのユーザーの各自のプロファイル情報へのアクセスを制御できます。たとえば、管理者は、特定のプロファイル・セクションの表示や編集を可能にするかどうかや、誰がどのプロファイル情報を表示できるかなどを制御できます。つまり、各ユーザーが自分のプロファイルのプリファレンスをどの程度制御できるかは、管理者のアクションによって決まります。詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。 「サマリー」セクションへのアクセスを制御できるのは、管理者のみです。詳細は、第6.4.3.4項「プロファイルの構成」を参照してください。 |
自分の個人プロファイルに関連付けられた各種の情報をどのユーザーが表示できるかを指定するには、プロファイルのプリファレンスを使用します。
プロファイルのプリファレンスを設定するには、次の手順を実行します。
「プリファレンス」ダイアログを開きます。
「ピープル・コネクション」をクリックして、ピープル・コネクションのプリファレンスを表示します。
「プロファイル」タブをクリックして前面に表示します(図33-12)。
自分の個人プロファイルの各セクションについて、誰がそのセクションを表示できるかを指定します。
全員—ログインしていないユーザーを含むすべてのユーザーが、プロファイルの該当セクションを表示できます。
認証済ユーザー—ログインしているユーザーのみが、プロファイルの該当セクションを表示できます。
ユーザーのコネクション—自分と自分のコネクションのみが、プロファイルの該当セクションを表示できます。
ユーザーのみ—自分のプロファイルの該当セクションを表示できるのは、自分のみです。
「OK」をクリックします。
ページにプロファイルのタスク・フローを追加する手順は、第18.5項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。
プロファイルのタスク・フローでは、連絡先や、自分自身および自分のコネクションに関するステータス情報にすぐにアクセスできます。この項では、プロファイルのタスク・フローで提供される機能の使用方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
関連項目: 上級ユーザーは、ユーザーのプロファイルの属性をカスタマイズすることにより、WebCenter Portal: Spacesを拡張できます。詳細は、Oracle Technology Network ( |
自分のプロファイルの詳細は、アプリケーションのクロムに自分のユーザー名が表示されていれば、それをクリックすることで表示できます。たとえば、図33-13では、アプリケーションの上部にユーザー名Josie Smith
が表示されています。
表示されたページで、「情報」タブをクリックすると、完全なプロファイル詳細が表示されます(図33-14)。
ユーザーは、アプリケーション・コンテキストのどこであっても、表示されている目的のユーザー名をクリックするだけで、自分自身、自分のすべてのコネクション、および自分がアクセス権を持つ各スペースのすべてのメンバー(「メンバー」タスク・フローを使用)のプロファイル詳細のサマリーを表示できます。名前をクリックすると、「プロファイル」ポップアップが開きます(図33-15)。
ドキュメント・ライブラリやお知らせなど、一部のアプリケーション・コンテキストでは、「プロファイル」ポップアップのかわりにコンテキスト・メニューが開きます。ユーザーのプロファイル・ギャラリのビューにアクセスするには、ユーザー名をクリックし、表示されたコンテキスト・メニューから「プロファイル・ギャラリの表示」を選択します(図33-16)。
ユーザーが自分の個人プロファイルをどの程度変更できるかは、アプリケーション管理者によって決められます(詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください)。自分のプロファイルを変更する権限がある場合は、「プロファイル」ページに「編集」リンクが表示されます(図33-17)。
「編集」ボタンをクリックすると、個人プロファイルの編集ビューが開きます。
注意: アプリケーション・管理者によってプロファイルの特定のセクションが編集可能とされていても、そのセクションのすべてのフィールドが編集できるとは限りません。 |
個人プロファイルを編集するには、次の手順を実行します。
「プロファイル」ページを開きます。
「編集」をクリックし、プロファイルを編集モードで開きます(図33-18)。
プロファイルのタスク・フローの構成で許可されている場合、個人プロファイルを持つユーザーは、自分のプロファイル・イメージをアップロードまたは更新できます。
注意: ファイルのMIMEタイプはimageである必要があります。また、拡張子 タスク・フローのプロパティ |
プロファイル・イメージをアップロードまたは更新するには、次の手順を実行します。
「プロファイル」ページを開きます。
「写真の変更」リンクをクリックして、「写真のアップロード」ダイアログを開きます(図33-19)。
「参照」をクリックし、写真を探して選択します。
「OK」をクリックして、アップロードを完了します。
プロファイルの写真を(新規に指定するのではなく)更新する場合は、追加のダイアログが表示される場合があります。「写真の変更」リンクをクリックすると、「写真のアップロード」ダイアログが開き、現在のファイル名とともに「更新」ボタンが表示されます(図33-20)。
「更新」をクリックし、図33-19に示す「写真のアップロード」ダイアログを開いて、この項で説明されている処理を完了します。
プロファイルのタスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。このプロパティには、十分な権限を持つユーザーがコンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからアクセスできます(図33-21)。
次の各項では、プロファイルのタスク・フローに関連するプロパティと、「パラメータ」タブで使用できるプロパティについて説明します。
プロファイルのタスク・フローにプロパティ値を設定した場合、その値が設定されたタスク・フロー・インスタンスのみが影響を受けます。同じタスク・フローの他のインスタンスは、この変更による影響を受けません。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブのプロパティを使用すると、デフォルトのタスク・フロー・コンテンツを変更できます。このタブのパラメータの詳細は、第33.6.2項「プロファイルのタスク・フロー・パラメータ」を参照してください。タスク・フローによっては、このタブのパラメータによって、タスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。詳細は、第22章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびUIコンポーネントの結付け」を参照してください。
「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。
「イベント」タブのコンテンツは、タスク・フローでサポートされるイベントによって異なります。詳細は、第18.6.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。
「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。エディタの使用の詳細および一般的なEL式の説明は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。
注意: 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「表示オプション」タブで汎用の表示オプションについてELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表18-1に掲載されているオプションです。 汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。 |
表33-1に、プロファイルのタスク・フローに固有のパラメータを示します。
表33-1 プロファイルのタスク・フロー・パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
タスク・フローにプロファイル写真のアップロード手段を表示するかどうかを表すブール値。 チェック・ボックスを選択すると このパラメータは、「プロファイル - スナップショット」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
「プロファイル - スナップショット」タスク・フローに個人ステータス・メッセージの入力手段を表示するかどうかを表すブール値。 チェック・ボックスを選択すると ステータス更新が有効( このパラメータは、「プロファイル - スナップショット」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
ランタイムのタスク・フロー・インスタンスでコンテンツのスタイル、位置合せおよびサイズを操作するためのコントロール・パネルを提供するかどうかを表すブール値。 チェック・ボックスを選択すると このパラメータは、「組織ビュー」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
特定のナビゲーションで編集可能ビューに移動しなくてもプロファイル詳細を編集可能として表示するかどうかを決定する手段。
値が このパラメータは、「プロファイル」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
表示するプロファイル写真のサイズ。 値に指定できるのは、 このパラメータは、「プロファイル - スナップショット」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
組織階層内でユーザーから上に向かうパスを示すブレッドクラム・コンポーネントを表示するかどうかを表すブール値。 チェック・ボックスを選択すると このパラメータは、「プロファイル - スナップショット」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
ユーザーのプロファイルを編集するためのリンクを表示するかどうかを表すブール値。 チェック・ボックスを選択すると このリンクでは、操作は何も実行されませんが、(同じビューへの)リージョン・ナビゲーション・イベントが発生します。コンシューマはこのイベントをリスニングし、それに応じたナビゲーションを行えます。 デフォルトでは、「プロファイル」ビジネス・ロール・ページ(「プロファイル - スナップショット」タスク・フローが含まれる)は、「情報」サブページの「プロファイル」タスク・フローに結び付けられています。「プロファイル - スナップショット」タスク・フローからのリージョン・ナビゲーション・イベントを受け取ると、「編集」リンクのクリックで「情報」サブページの「プロファイル」タスク・フローのEdit Modeパラメータが切り替えられ、実際にモードが切り替わります。「プロファイル」ビジネス・ロール・ページで「編集」リンクが機能するのは、このデフォルトの結付けがあるからです。プロファイルの「編集」リンクを表示する場合は、このリージョン・ナビゲーション・イベントをリスニングするコードを保持し、ターゲットとなるタスク・フローに対して同じタイプの結付けを行う必要があります。 このパラメータは、「プロファイル - スナップショット」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
タスク・フローに表示するユーザーのID。 このパラメータの値である 式言語式の詳細は、付録B「EL (式言語)式」を参照してください。 このパラメータは、「プロファイル」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
タスク・フローに表示するユーザーのID。 このパラメータの値である 式言語式の詳細は、付録B「EL (式言語)式」を参照してください。 このパラメータは、「プロファイル・ギャラリ」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
タスク・フローでセクション別の編集機能を有効または無効にする手段。
このパラメータは、「プロファイル」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
タスク・フローに表示するユーザーのID。 このパラメータの値である 式言語式の詳細は、付録B「EL (式言語)式」を参照してください。 このパラメータは、「組織ビュー」タスク・フローに関連付けられています。 |
|
タスク・フローに表示するユーザーのID。 このパラメータの値である 式言語式の詳細は、付録B「EL (式言語)式」を参照してください。 このパラメータは、「プロファイル - スナップショット」タスク・フローに関連付けられています。 |
この項では、プロパティ値を使用して特定のタスク・フロー・インスタンスの動作を変更する方法の例を示します。この項の内容は次のとおりです。
ユーザーが「プロファイル - スナップショット」タスク・フローの特定インスタンスに自分のプロファイル写真をアップロードできるようにするには、プロパティAllow photo upload
を使用します。「プロファイル - スナップショット」にアップロードされた写真は、写真を公開する他のすべてのプロファイルのタスク・フローでも存続します。
ユーザーが「プロファイル - スナップショット」タスク・フローで自分のプロファイル写真を変更できるようにするには、次の手順を実行します。
「プロファイル - スナップショット」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
プロパティAllow photo upload
の値を指定します。
ユーザーが該当タスク・フロー・インスタンスのプロファイル写真を変更できるようにするには、チェック・ボックスを選択します(#{true}
)。この変更を適用すると、「アップロード」と「リフレッシュ」の各コントロールが写真表示領域の近くに表示されます(図33-22)。
この機能を無効にする場合は、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false}
)
「OK」をクリックします。
「プロファイル - スナップショット」タスク・フローで個人ステータス・メッセージを入力する手段を表示または非表示にするには、プロパティAllow Status Update
を使用します。ステータス更新が有効である場合、ユーザーは組込みの「パブリッシャ」タスク・フローを使用して自分のステータス・メッセージを入力できます(図33-23)。
このプロパティが有効な場合は、現在のユーザーが「パブリッシャ」タスク・フローを使用してステータス・メッセージを投稿すると、それが必ずプロファイルのステータス・メッセージとして「プロファイル - スナップショット」、「プロファイル・ギャラリ」および「プロファイル」の各タスク・フローにも投稿されます。
ユーザーが自分のプロファイルにステータス更新を投稿できるようにするには、次の手順を実行します。
「プロファイル - スナップショット」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
プロパティAllow Status Update
の値を指定します。
「プロファイル - スナップショット」タスク・フローでプロファイルのステータス更新用のコントロールを表示するには、チェック・ボックスを選択します(#{true}
)。
この機能を非表示にするには、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false}
)。
「OK」をクリックします。
「組織ビュー」タスク・フローには、自分のタスク・フロー・コンテンツの表示を操作するための追加のコントロールが用意されています(図33-24)。
追加のコントロールを使用して、ズーム・インやズーム・アウト、および表示形式の選択を行います。
「組織ビュー」タスク・フローのインスタンスにこのようなコントロールを表示するには、プロパティControl Panel Shown
を使用します。
「組織ビュー」タスク・フローで追加のコントロールを表示するには、次の手順を実行します。
「組織ビュー」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
プロパティControl Panel Shown
の値を指定します。
「組織ビュー」のコントロール・パネルを表示するには、チェック・ボックスを選択します(#{true}
)。
この機能を無効にする場合は、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false}
)
「OK」をクリックします。
ユーザーが特に編集モードに入らなくてもプロファイル詳細を編集できるようにするには、プロパティEdit Mode
を使用します。タスク・フロー・インスタンスに移動したユーザーは、最初に「編集」ボタンまたはリンクをクリックしなくても、編集可能なフィールドを変更できます。
注意: このパラメータは、パラメータ |
プロファイル詳細の編集を常時有効にするには、次の手順を実行します。
「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
プロパティEdit Mode
の値を指定します。
プロファイル詳細を常に編集モードで表示する場合は、#{true}
を入力します。
この機能を無効にするには、#{false}
を入力します。値が#{false}
に設定されている場合、ユーザーは「編集」ボタンををクリックしてプロファイル詳細を編集モードにします。
「OK」をクリックします。
「プロファイル - スナップショット」タスク・フローでアップロードされるイメージの表示サイズを指定するには、プロパティImage Size
を使用します。入力する値は、該当のタスク・フロー・インスタンスのみの写真サイズに影響します。プロファイルの別のタイプのタスク・フローや、他のタスク・フロー・インスタンスは影響を受けません。
「プロファイル - スナップショット」タスク・フローのプロファイル・イメージのサイズを設定するには、次の手順を実行します。
組織階層内での現在のユーザーの位置を視覚的に示すブレッドクラムを表示できるようにするには、プロパティOrg Bread Crumbs Shown
を使用します(図33-29)。
階層内の名前をクリックすると、そのユーザーのプロファイルのビューに移動できます。
「プロファイル - スナップショット」タスク・フローにナビゲーション用ブレッドクラムを表示するには、次の手順を実行します。
「プロファイル - スナップショット」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
Org Bread Crumbs Shown
の値を指定します。
階層的なブレッドクラムを表示するには、チェック・ボックスを選択します(#{true}
)。
この機能を無効にする場合は、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false}
)
「OK」をクリックします。
セクション別の編集を有効にする(「編集」ボタンを「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスの編集可能な各セクションに表示する)か、無効にする(プロファイル全体で1つの「編集」ボタンのみを表示する)かを指定するには、Section-Wise Edit Enabled
プロパティを使用します(図33-30)。
注意: すべての「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスでプロファイル詳細を編集可能にするかどうかは、アプリケーション管理者が決定します。詳細は、第6.4項「Spacesアプリケーションのピープル・コネクションのデフォルトの構成」を参照してください。 |
「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスでセクション別の編集を有効にするには、次の手順を実行します。
「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスのプロパティを編集します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブを前面に表示します。
Section-Wise Edit Enabled
の値を設定します。
「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスのセクション別の編集を有効にするには、#{true}
を入力します。詳細セクションごとに「編集」ボタンが表示されます。
「プロファイル」タスク・フロー・インスタンスのセクション別の編集を無効にするには、チェック・ボックスの選択を解除します(#{false}
)。すべてのプロファイル詳細に対して1つの「編集」ボタンが表示されます。
「OK」をクリックします。