Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B72923-01 |
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コンテンツ・リポジトリがContent Serverの場合、WebCenter Portal: SpacesをMicrosoft OfficeおよびWindowsエクスプローラと統合すると、スペースのファイルを柔軟に管理できます。Microsoft Officeの共有ドキュメント管理機能では、Spaces内でも実行可能なタスクを実行する別の方法を提供します。
注意: ドキュメント・サービスは、Content Server 11gを使用する場合にのみ、スペースの「ドキュメント」ページと管理設定に公開されます。接続したコンテンツ・リポジトリがContent Server 10gの場合、「ドキュメント」ページはスペースに表示されなくなり、スペースの管理設定(「サービス」および「ロール」)で利用できなくなります。10gのドキュメント・サービス機能を使用する場合、スペースにページを作成し、そのページにドキュメント・サービスのタスク・フローを追加できます。 |
Microsoft Office 2003、2007および2010では、それぞれ異なる方法で特定の機能をサポートとしたり、1つ以上のバージョンがこの章で説明する一部のタスクをサポートしていなかったりと、バージョン間で違いがあります。この章の各項では、記載されているタスクをサポートするMicrosoft Officeのバージョン、そのサポートの実装方法、バージョン間の違いに関する詳細を説明します。また、表48-1に、Microsoft OfficeのバージョンごとにWebCenter Portal: SpacesでサポートされているMicrosoft Office機能をまとめたクイック・リファレンスを示します。
この章の内容は次のとおりです。
対象読者
この章は、スペースでの情報管理にMicrosoft OfficeアプリケーションおよびWindowsエクスプローラを使用することに関心のあるSpacesユーザーを対象としています。
次の各項では、Microsoft OfficeとWindowsエクスプローラとの統合によって提供される機能の概要を説明します。
Microsoft Officeの共有ドキュメント管理機能を使用すると、ホーム・スペースなどのすべてのスペースでWord、PowerPointまたはExcelファイルを使用できます。バックエンドのコンテンツ・リポジトリがContent Serverの場合、この機能はMicrosoft Office 2003以降で使用できます。
注意: Microsoft Office 2003、2007および2010では、それぞれ異なる方法で特定の機能をサポートとしたり、1つ以上のバージョンがこの章で説明する一部のタスクをサポートしていなかったりと、バージョン間で違いがあります。各項では、記載されているタスクをサポートするバージョン、そのサポートの実装方法、バージョン間の相違に関する詳細を説明します。 |
表48-1に、Microsoft OfficeのバージョンごとにWebCenter Portal: SpacesでサポートされているMicrosoft Office機能をまとめたクイック・リファレンスを示します。
注意: 次のブラウザは、Microsoft Officeのすべてのバージョンでサポートされています。
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表48-1 Microsoft Officeのバージョン・サポート・サマリー
タスク | 2003 | 2007 | 2010 |
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Microsoft Officeドキュメントからスペースを作成 |
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Spacesから Microsoft Word、ExcelまたはPowerPointファイルを開く:
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Microsoft Officeのタスク・ペインの使用(2003および2007のみ) |
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N/A |
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Microsoft Officeのタスク・ペイン: 上部セクション |
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N/A |
ユーザーまたはスペース名。表48-2を参照してください。 |
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N/A |
「サイトをブラウザで開く」。表48-2を参照してください。 |
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N/A |
サイトのタイトルを変更 |
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N/A |
「サイトの設定を変更」。表48-2を参照してください。 |
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N/A |
ワークスペースから切断 |
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N/A |
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N/A |
Microsoft Officeのタスク・ペイン: 「ステータス」セクション |
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N/A |
ファイルをチェックアウトしたユーザー |
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N/A |
チェックイン |
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N/A |
「会議をスケジュール」。表48-2を参照してください。 |
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N/A |
コール |
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N/A |
メールの送信 |
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N/A |
その他のアクション |
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N/A |
「Outlookの連絡先に追加」。表48-2を参照してください。 |
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N/A |
「Outlookのプロパティ」。表48-2を参照してください。 |
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N/A |
Microsoft Officeのタスク・ペイン: 「メンバー」セクション |
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N/A |
ファイルをチェックアウトしたユーザー |
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N/A |
現在のピープル・コネクションのリスト |
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N/A |
「新規メンバーの追加」(ホーム・スペースではサポートされていません) |
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N/A |
電子メールをすべてのメンバーに送信 |
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N/A |
会議をスケジュール |
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N/A |
その他のアクション |
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N/A |
サイトのグループ・メンバーシップを編集 |
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N/A |
ユーザー情報を編集 |
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N/A |
Outlookの連絡先に追加 |
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N/A |
Outlookのプロパティ |
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N/A |
Microsoft Officeのタスク・ペイン: 「タスク」セクション |
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N/A |
Microsoft Officeのタスク・ペイン: 「ドキュメント」セクション |
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N/A |
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Microsoft Office Xxxxxで開く |
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N/A |
削除 |
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N/A |
このドキュメントについて通知 |
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N/A |
「ステータスを確認」。表48-2を参照してください。 |
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N/A |
ドキュメントの更新 |
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N/A |
更新可能なコピーを保存 |
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N/A |
ドキュメント・ワークスペースを作成 |
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N/A |
元の場所へ発行 |
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N/A |
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|||
Microsoft Office Xxxxxで開く |
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N/A |
削除 |
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N/A |
このドキュメントについて通知 |
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N/A |
「コンテンツを表示」。 |
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N/A |
削除 |
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N/A |
「ドキュメント」セクションのその他のアクション: |
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新しいドキュメントの追加 |
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N/A |
新しいフォルダの追加 |
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N/A |
ドキュメントについて通知 |
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N/A |
Microsoft Officeのタスク・ペイン: 「リンク」セクション |
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N/A |
現在のファイルへのSpacesで定義されたドキュメントおよびURLのリンク |
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|
N/A |
新しいリンクの追加 |
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N/A |
リンクについて通知 |
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N/A |
Microsoft Officeのタスク・ペイン: 「ドキュメント情報」セクション |
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N/A |
ドキュメント情報 |
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N/A |
権限の制限 |
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N/A |
このドキュメントについて通知 |
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N/A |
チェックアウトまたはチェックイン |
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N/A |
バージョン履歴 |
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N/A |
Microsoft Officeのタスク・ペイン: 下部セクション |
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N/A |
「更新の取得」。表48-2を参照してください。 |
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N/A |
「オプション」。表48-2を参照してください。 |
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N/A |
「ファイルの最終更新日時」。 |
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N/A |
バックエンドのコンテンツ・リポジトリがContent Serverの場合、Windowsエクスプローラで、スペースのフォルダやファイルを管理できます。この機能を使用するには、Windowsエクスプローラでスペース・ドキュメント用のネットワーク・プレースを作成します。第48.4項「Microsoft Windowsエクスプローラ統合の使用」を参照してください。
Microsoft OfficeとSpacesを完全に統合するには、システム管理者が、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のMicrosoft Office統合の管理に関する項で説明する手順を完了する必要があります。
Spacesは、Microsoft Word、ExcelまたはPowerPointファイルを使用するためにMicrosoft Officeの共有ドキュメント管理機能と統合します。バックエンドのコンテンツ・リポジトリがContent Serverの場合、この機能はMicrosoft Office 2003以降で使用できます。詳細は、第48.1.1項「Microsoft Office Word、PowerPointおよびExcel統合の理解」を参照してください。
Microsoft Officeの共有ドキュメント管理機能を使用して実行できるタスクの多くは、Spacesでも実行できます。第43章「ドキュメント・サービスのタスク・フローおよびドキュメント・コンポーネントの使用」を参照してください。
この項では、Microsoft Officeの共有ドキュメント管理を使用して次のタスクを実行する手順を説明します。
注意: Spacesには、Microsoft Officeの共有ドキュメント管理機能(タスク・ペインを使用したワークスペースの作成、ワークスペースの削除またはワークスペースのタイトルの変更など)の管理機能は実装されていません。 |
注意: この機能は、Microsoft Office 2007でのみ使用できます。Microsoft Office 2003または2010では使用できません。 |
ドキュメントでの権限がSpacesでの権限と同じ場合は、Microsoft Office 2007を使用して、Microsoft Officeドキュメントからスペースを作成できます。
Microsoft Officeドキュメントからスペースを作成する手順は、次のとおりです。
Internet Explorerをブラウザとして使用している場合、ブラウザ設定で信頼できるサイトのリストにSpacesを追加します。
Microsoft Officeドキュメントで、Microsoft Officeアプリケーションの左上にあるOfficeボタン(図48-1)をクリックします。
「発行」メニューから、「ドキュメント・ワークスペースの作成」を選択します(図48-2)。
Microsoft Officeアプリケーションでは、「ドキュメント管理」タスク・ペインが表示され、デフォルトのワークスペース名としてファイル名が表示されます。
「ドキュメント・ワークスペース名」フィールドで、デフォルト名を変更する場合は、スペース名を入力します。
「新しいワークスペースの場所」フィールドで、SpacesインスタンスのエクスプローラURLを入力します。例:
http://myserver.example.com:8888/wcsdocs/conn/myserver-ucm11g/spaces /WebCenter/
既存のスペースの「スペースについて」ダイアログでこのURLを確認できます(第51.6項「スペースに関する情報の表示」を参照してください)。
「作成」をクリックします。
プロンプトが表示されたら、Spacesのログイン資格証明を入力します。
Spacesに新規スペースが作成されます。
Microsoft Officeでは、Microsoft Officeのタスク・ペインの「ステータス」セクション(表48-2)に、次のいずれかのステータス・メッセージが表示されます。
This document is up to date. If you have unsaved changes, you must save the document before you can update the workspace copy. A copy of this document is stored in a Document Workspace. Changes made to your document have not been udpated in the workspace copy.
Microsoft Officeでドキュメントを更新する場合、「ワークスペースのコピーの更新」リンクをクリックするだけで、ドキュメントを(サーバーの)スペースのバージョンと同期できます。
(任意のブラウザを使用して)SpacesからMicrosoft Officeファイルを開く場合、そのファイルはContent Serverリポジトリから自動的にチェックアウトされます。Spacesのページをリフレッシュすると、ファイルの「ステータス」列に「チェックアウト」アイコンが表示されます。
自分の変更を他のユーザーが使用できるようにするには、Microsoft Officeで変更を保存して閉じるか、Microsoft Officeを使用してファイルを明示的にチェックインします。
注意: (Internet Explorerの例外が発生するすべてのブラウザに関して: Windows 7または64ビット・マシンを使用している場合、Microsoft Officeファイルを編集するために |
Microsoft OfficeアプリケーションでSpacesからMicrosoft Word、ExcelまたはPowerPointファイルを開く手順は、次のとおりです。
「ドキュメント」ページまたはページのドキュメント・サービスのタスク・フローで、編集するファイルのファイル名ではなく行をクリックします。
また、「ドキュメント・ビューア」のプレビュー・ペインで開いたファイルも編集できます。
ビューとファイル・タイプに応じて、次のいずれかのアクションを実行します。
「ドキュメント」ページまたはドキュメント・サービスのタスク・フローで、「ファイル」メニューまたはポップアップ(右クリック)メニューから、Microsoft Officeアプリケーションでファイルを開く「編集」アクションを選択します。たとえば、Microsoft Wordファイルの場合、「Wordで編集」(図48-4)を選択します。
ドキュメント・ビューアの「プレビュー」ペインで、「編集」アクションをクリックします。
注意: 他のユーザーがそのファイルをすでにチェックアウトしている場合は、「使用中のファイル」ダイアログが開きます。第48.3.2.1項「他のユーザーがチェックアウトしているファイルを開く」を参照してください。 |
プロンプトが表示された場合は、Spacesのログインに使用した資格証明と同じものを入力して、対応するアプリケーションでそのファイルを開きます。
注意: ユーザー名とパスワードには、ASCII文字のみを使用する必要があります。ユーザー名またはパスワードにマルチバイト文字が含まれていると、認証に失敗します。 |
Microsoft Office 2003の場合。Microsoft Officeアプリケーションでは、デフォルトで「共有ワークスペース」タスク・ペインが表示されます(図48-5)。
Microsoft Office 2007の場合。Microsoft Officeアプリケーションでは、デフォルトでタスク・ペインは表示されません。「ドキュメント管理」タスク・ペインを表示するには、第48.3.3.1項「Microsoft Officeのタスク・ペインの表示および非表示」を参照してください。
ファイルが開くと、Content Serverリポジトリから自動的にチェックアウトされ、「チェックアウト」アイコンが表示されます(図48-6)。
必要な更新を行い、ファイルを保存して閉じます。
変更したファイルは、自動的にチェックインされます。
Microsoft Officeのタスク・ペインを使用して、SpacesからではなくMicrosoft Officeからスペースのその他のファイルを直接開くことができます。第48.3.3.7項「現在のスペースで他のファイルを管理」を参照してください。
開こうとするファイルが、他のユーザーによってすでにチェックアウトされている場合は、「使用中のファイル」ダイアログが開きます(図48-7)。
「使用中のファイル」ダイアログで、次の任意のオプションを選択します。
読取り専用のコピーを開く: ファイルを表示するデフォルト・アプリケーションでファイルを開きます。
ローカル・コピーを作成し、後で変更をマージする: サポートされていません。
元のコピーが使用可能になったときに通知を受け取る: 編集可能になるまでファイルの読取り専用のコピーを開きます。ファイルの使用が可能になると、「ファイル使用可能」ダイアログ(図48-8)で通知されます。ダイアログの「読取り-書込み」をクリックし、読取り専用状態から編集可能に変更します。
注意: Microsoft Officeのタスク・ペインは、Microsoft Office 2003および2007でのみ使用可能です。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 |
Microsoft Officeのタスク・ペインでは、現在開いているファイルに関連する情報が表示され、現在のスペースのすべてのフォルダおよびファイルのタスクにアクセスできます(表48-2を参照してください)。
表48-2 スペースのファイルに対するMicrosoft Officeのタスク・ペイン
タスク・ペイン領域 | 説明 |
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Microsoft Office 2003の上部セクション: Microsoft Office 2007の上部セクション: ドロップダウン・メニュー: |
ホーム・スペースのファイルの場合:
スペースのファイルの場合:
また、上部セクションでは、ユーザーまたはスペースに対して使用可能な次のアクションがドロップダウン・メニューで表示されます。 |
Microsoft Office 2003の「ステータス」セクション: Microsoft Office 2007の「ステータス」セクション: ドロップダウン・メニュー: |
ファイルがチェックアウトされている場合のみ、情報が表示されます。 次の情報が表示されます。
また、「ステータス」セクションでは、ユーザーが使用できる次のアクションがドロップダウン・メニューで表示されます。
|
「メンバー」セクション: ドロップダウン・メニュー: |
ホーム・スペースのファイルの場合:
スペースのファイルの場合:
また、「メンバー」セクションには、リストされたメンバーが使用できるアクションのドロップダウン・メニューが表示されます。このメニューのアクションはサポートされていません。 メッセージを任意のメンバーに送信するには、メンバーのユーザー名をクリックするだけで、「宛先」フィールドにSpacesのメンバーに指定されているメール・アドレスが入力されたMicrosoft Outlookウィンドウが開きます。 |
「タスク」セクション: |
サポートされていません。 |
「ドキュメント」セクション: |
現在のスペースのその他のファイルにMicrosoft Officeから直接アクセスできます。
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「リンク」セクション |
現在開いているファイルへのSpacesで定義されたすべてのドキュメントおよびURLのリンクが表示されます。
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「ドキュメント情報」セクション(Microsoft Office 2003のみ): |
現在開いているドキュメントに関する次の情報を表示できます。
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下部セクション: |
次のものが含まれます。 |
次の各項では、Microsoft Officeのタスク・ペインを使用して実行できるタスクについて説明します。
注意: Microsoft Officeのタスク・ペインは、Microsoft Office 2003および2007でのみ使用可能です。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 |
Microsoft Office 2003では、ファイルを開くとデフォルトでタスク・ペインが表示されますが、Microsoft Office 2007では、デフォルトでタスク・ペインは表示されません。
次の各項で説明するとおり、Microsoft Officeのタスク・ペインの表示を管理できます。
Microsoft Officeのタスク・ペインを手動で表示または非表示にする手順は、次のとおりです。
Microsoft Office 2003の場合:
「ツール」メニューから「共有ワークスペース」を選択し、タスク・ペインの表示と非表示を切り替えます。
Microsoft Office 2007の場合:
Microsoft Word、ExcelまたはPowerPointファイルを開くたびに、デフォルトでMicrosoft Officeのタスク・ペインを自動的に表示または非表示にする手順は次のとおりです。
Microsoft Office 2003の場合:
「ツール」メニューから、「オプション」を選択します。
「オプション」ダイアログの「全般」タブで、「サービス・オプション」をクリックします。
タスク・ペインをデフォルトで表示または非表示にするには、それぞれ「共有ワークスペース」カテゴリで、「ドキュメントがワークスペース、またはSharePointサイトの一部である場合」チェック・ボックスを選択または選択解除します。
Microsoft Office 2007の場合:
Microsoft Officeのタスク・ペイン下部にある「オプション」(図48-11)をクリックします。
タスク・ペインをデフォルトで表示または非表示にするには、それぞれ「サービス・オプション」ダイアログで、「ドキュメントがワークスペース、またはSharePointサイトの一部である場合」チェック・ボックスを選択または選択解除します。
次の各項で説明するとおり、Microsoft Officeの共有ドキュメント管理機能を使用して、新規ファイルをContent Serverリポジトリに追加し、スペースにファイルを公開できます。
第48.3.3.2.1項「ファイルを新規ファイルとしてスペースに保存」(Microsoft Word、ExcelまたはPowerPointファイルのみ)
第48.3.3.2.2項「タスク・ペインを使用した新規ファイルの追加」(あらゆるタイプのファイル)
注意: 接続しているコンテンツ・リポジトリにファイルを追加するその他の方法は次のとおりです。
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Microsoft Word、ExcelまたはPowerPointファイルをスペースに保存する手順は、次のとおりです。
注意: この機能は、Microsoft Office 2003および2007でのみサポートされています。 |
スペースを新規ネットワーク・プレースとしてWindowsエクスプローラに追加します(第48.4項「Microsoft Windowsエクスプローラ統合の使用」を参照してください)。
Microsoft Officeアプリケーションでファイルを開きます。
(Microsoft Office 2007のみ)共有ドキュメントに次の保存オプションを設定します。
次のとおり、ファイルをスペースに公開します。
Microsoft Office 2003の場合。「ファイル」メニューから、「名前を付けて保存」を選択します。
Microsoft Office 2007の場合。Officeボタンをクリックし、次のいずれかを選択します。
「発行」、「ドキュメント管理サーバー」。
または、「名前を付けて保存」、「アプリケーション」、「ドキュメント」。
「名前を付けて保存」ダイアログで、スペース・ネットワーク・プレースを選択し、「保存」をクリックします。スペース・ネットワーク・プレースのURLの詳細は、第48.4.1項「スペースをネットワーク・プレースとして追加」を参照してください。
Spacesのログイン資格証明を入力し、「OK」をクリックします。
Spacesでは、スペースの「ドキュメント」ページで「リフレッシュ」アイコンをクリックし、ファイルが追加されたことを確認します。
開いているファイルでMicrosoft Officeのタスク・ペインを表示するには、第48.3.3.1項「Microsoft Officeのタスク・ペインの表示および非表示」を参照してください。
Microsoft Officeのタスク・ペインを使用して、新規ファイルをスペースに追加する手順は次のとおりです。
注意: この機能は、Microsoft Office 2003および2007で使用できます。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 |
Microsoft Word、ExcelまたはPowerPointファイルを開き、Microsoft Officeの共有ドキュメント管理機能を使用します(第48.3.2項「ファイルを開いて編集」を参照してください)。
タスク・ペインの「ドキュメント」セクションの下部にある「新しいドキュメントの追加」をクリックします(図48-14)。
「新しいドキュメントの追加」ダイアログが開きます(図48-15)。
現在のスペースに追加するファイルを参照します。
注意: Spacesでサポートされるファイル・サイズは、最大2GBです。 |
「コピーを開く際に、ワークスペースの更新内容を取得する」チェック・ボックスはサポートされていません。
「OK」をクリックします。
Microsoft Officeのタスク・ペインの「ドキュメント」セクションで、新規ファイルがドキュメント・リストの一番上に表示されます。Spacesでスペースの「ドキュメント」ページをリフレッシュすると、そのファイルはドキュメント・リストにアルファベット順で表示されます。
Microsoft Officeの共有ドキュメント管理機能を使用して、新規フォルダをContent Serverリポジトリに追加し、スペースにフォルダを公開できます。
注意: 新規フォルダをスペースに追加するその他の方法は次のとおりです。
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Microsoft Officeのタスク・ペインを使用して、新規フォルダをスペースに追加する手順は次のとおりです。
スペースのMicrosoft Word、ExcelまたはPowerPointファイルを開き、Microsoft Officeの共有ドキュメント管理機能を使用します(第48.3.2項「ファイルを開いて編集」を参照してください)。
タスク・ペインの「ドキュメント」セクションの下部にある「新しいフォルダの追加」をクリックします(図48-16)。
「新しいフォルダの追加」ダイアログが開きます(図48-17)。
新しいフォルダの名前を入力し、「OK」をクリックします。
注意: フォルダ名のルールは、Windowsエクスプローラ標準に従います。 |
Microsoft Officeのタスク・ペインの「ドキュメント」セクションで、新規フォルダがドキュメント・リストの一番上に表示されます。Spacesでスペースの「ドキュメント」ページをリフレッシュすると、そのフォルダはフォルダ・リストにアルファベット順で表示されます。
Microsoft Officeの共有ドキュメント管理機能を使用してスペースのMicrosoft Officeファイルを開く場合、そのファイルはContent Serverリポジトリから自動的にチェックアウトされます。適切な権限が付与されている場合、次の2つの環境でファイルを開いてチェックアウトできます。
Spacesから。ファイルをその場で開くと(第48.3.2項「ファイルを開いて編集」を参照してください)、ファイルは自動的にチェックアウトされます。
(Microsoft Office 2003および2007) Microsoft Officeのタスク・ペインから。タスク・ペインの「ドキュメント」セクションでファイル名をクリックすると、ファイルは自動的にチェックアウトされ、デフォルトのMicrosoft Officeアプリケーションで開きます。
ファイルをチェックイン(第48.3.3.5項「ファイルのチェックイン」を参照してください)しても、ファイルを閉じるまで、そのファイルはMicrosoft Officeに表示されたままです(第48.3.4項「ファイルを閉じる」を参照してください)。ファイルへの追加変更をチェックインする場合は、次のとおり再度チェックアウトする必要があります。
Microsoft Office 2003の場合。Microsoft Officeのタスク・ペインの「ドキュメント情報」セクションで、必要に応じて「チェックアウト」をクリックし、再度ファイルをチェックアウトします(図48-18)。ただし、ファイルを明示的にチェックアウトしない場合でも、ファイルの編集を続行して保存できます。タスク・ペインの「ステータス」および「ドキュメント情報」セクションでは、変更済ファイルをリポジトリにチェックインするための「チェックイン」リンクが自動的に表示されます。
Microsoft Office 2007および2010の場合。ファイルをチェックインする場合、「チェックイン」ダイアログ(図48-22)では、「このバージョンをチェックインした後も、ドキュメントをチェックアウトしたままにする」チェック・ボックスが表示されます。
現在のバージョンをチェックインした後も、ファイルをチェックアウトしたままにするには、このチェック・ボックスを選択します。これにより、他のユーザーが使用できるファイル・バージョンをリフレッシュしながら、引き続き変更を行うチェックアウト・ステータスを維持できます。
ファイルをチェックインして、チェックアウト・ステータスを取り消すには、このチェック・ボックスを選択解除します。
チェック・ボックスを選択解除する場合、必要に応じて、次のようにファイルを再度チェックアウトできます。
ツールバー(図48-19)の下にある領域の「ドキュメントの編集」をクリックします。
ファイルをチェックインすると、Microsoft Office 2007では、「ドキュメントの編集」をクリックしないかぎりそのファイルの編集はロックされます。
Microsoft Officeの共有ドキュメント管理機能を使用してファイルを開くと、変更の有無にかかわらず、そのファイルをリポジトリにチェックインできます。
注意: この機能は、Microsoft Office 2003および2007で使用できます。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 Microsoft Office 2010では、ファイルのチェックインおよびチェックアウトの情報を「情報」タブ(「ファイル」メニューから「情報」を選択)で確認できます。(任意のブラウザを使用して)SpacesからMicrosoft Office 2010ファイルを開くと、ファイルはContent Serverリポジトリから自動的にチェックアウトされ、変更は保存時に(一時的に)適用されます。ファイルを閉じると、ファイルはデフォルトのチェックイン・コメントとともに自動的にチェックインされます。 |
注意: ファイルを断続的に保存することでサーバーに格納されますが、変更内容はファイルをチェックインしないかぎり他のユーザーには表示されません。Content Serverリポジトリに格納されたファイルを更新するには、この項の説明に従ってファイルを明示的にチェックインする必要があります。Microsoft Officeアプリケーションを終了する際に、プロンプトが表示されてもファイルをチェックインしない場合は、変更内容が失われます。 |
ファイルをチェックインする手順は次のとおりです。
Microsoft Officeのタスク・ペインの「ステータス」セクションで、「チェックイン」をクリックします(図48-20)。
注意:
|
Microsoft Office 2003の場合。「チェックイン・コメント」ダイアログ(図48-21)には、必要に応じて、最終チェックアウト以降にファイルに行った変更に関するコメントを入力します。
Microsoft Office 2007の場合。「チェックイン」ダイアログ(図48-22)には、必要に応じて、最終チェックアウト以降にファイルに行った変更に関するコメントを入力し、次のとおりファイルの状態を選択します。
現在のバージョンをチェックインした後も、ファイルをチェックアウトしたままにするには、このチェック・ボックスを選択します。これにより、他のユーザーが使用できるファイル・バージョンをリフレッシュしながら、引き続き変更を行うチェックアウト・ステータスを維持できます。
ファイルをチェックインして、チェックアウト・ステータスを取り消すには、このチェック・ボックスを選択解除します。ファイルを再度チェックアウトする手順は、第48.3.3.4.1項「現在開いているファイルのチェックイン後に再度チェックアウト」を参照してください。
「OK」をクリックします。
ファイルが前のバージョンから変更された場合は自動的に保存され、新規バージョンとしてSpacesにチェックインされます。チェックイン・コメントが「チェックイン」ダイアログに入力された場合は、新規ファイルの改訂が新規コメントとともに作成されます。新規コメントは、Spacesでファイル説明として表示されます(図48-23)。
ファイルをチェックインした後に閉じないかぎり、そのファイルはMicrosoft Officeで表示されたままです(第48.3.4項「ファイルを閉じる」を参照してください)。ファイルを引き続き変更するには、第48.3.3.4.1項「現在開いているファイルのチェックイン後に再度チェックアウト」を参照してください。
ファイルを変更してチェックインが完了したら、Microsoft Officeアプリケーションを閉じます(第48.3.4項「ファイルを閉じる」を参照してください)。
注意: この機能は、Microsoft Office 2003および2007で使用できます。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 |
Microsoft Officeのタスク・ペインを使用して、現在開いているファイルを管理する手順は次のとおりです。
タスク・ペインの「ドキュメント」セクションで、ファイル名の右にあるドロップダウン・メニューをクリックします(図48-24)。
表48-3に示す利用可能なアクションを選択します。
表48-3 現在開いているファイルのドロップダウン・メニュー・アクション
メニュー・アクション | 説明 |
---|---|
Microsoft Office |
適用なし。 |
削除 |
サポートされていません。スペースのファイルを削除するには、Spacesアプリケーション(第43.16項「フォルダおよびファイルの削除」を参照してください)またはWindowsエクスプローラ(第48.4項「Microsoft Windowsエクスプローラ統合の使用」を参照してください)を使用する必要があります。 |
このドキュメントについて通知 |
サポートされていません。Spacesのスペースのホームページを開きます。 |
ステータスを確認 |
タスク・ペインの「ステータス」セクションが表示されます。 |
ドキュメントの更新 |
サポートされていません。 |
更新可能なコピーを保存 |
サポートされていません。 |
ドキュメント・ワークスペースを作成 |
サポートされていません。 |
元の場所へ発行 |
サポートされていません。 |
注意: この機能は、Microsoft Office 2003および2007で使用できます。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 |
Microsoft Officeのタスク・ペインを使用して、現在のスペースで現在開いているファイル以外のファイルを管理する手順は次のとおりです。
タスク・ペインの「ドキュメント」セクションで、ファイルに移動します。
注意: 現在のドキュメントから上のフォルダ階層への移動はサポートされていないため、ドリルダウンしてから現在のレベルまで戻ります。 |
ファイルを開くには、ファイル名をクリックします。
Microsoft Word、ExcelおよびPowerPointファイルは第48.3.2項「ファイルを開いて編集」、またはその他のファイル・タイプ(HTMLまたはイメージなど)は第43.10項「ファイルを開く」に記載するとおり、ファイル・タイプに応じてファイルが開きます。
注意: OpenOfficeをインストールしている場合は、タスク・ペインからファイルを開こうとするとエラーが発生することがあります。エラーを解決するには、OpenOfficeをアンインストールします。 |
他のアクションを実行するには、ファイル名の右にあるドロップダウン・メニュー・アイコン(図48-25)をクリックします。
表48-4に示す利用可能なアクションを選択します。
表48-4 その他のファイルのドロップダウン・メニュー・アクション
メニュー・アクション | 説明 |
---|---|
Microsoft Office |
ファイルのチェックアウトを実行します。他のユーザーがチェックアウトしている場合はファイルを読取り専用で開き、チェックアウトされていない場合は編集用にMicrosoft Officeアプリケーションで開きます。詳細は、第48.3.2項「ファイルを開いて編集」を参照してください。 |
削除 |
サポートされていません。スペースのファイルを削除するには、Spacesアプリケーション(第43.16項「フォルダおよびファイルの削除」を参照してください)またはWindowsエクスプローラ(第48.4項「Microsoft Windowsエクスプローラ統合の使用」を参照してください)を使用する必要があります。 |
このドキュメントについて通知 |
サポートされていません。Spacesのスペースのホームページを開きます。 |
注意: この機能は、Microsoft Office 2003および2007で使用できます。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 |
Microsoft Officeのタスク・ペインを使用して、現在のフォルダにあるフォルダを管理する手順は次のとおりです。
タスク・ペインの「ドキュメント」セクションで、フォルダに移動します。
注意: 現在のドキュメントから上のフォルダ階層への移動はサポートされていないため、ドリルダウンしてから現在のレベルまで戻ります。 |
フォルダを開くには、フォルダ名をクリックします。
他のアクションを実行するには、フォルダ名の右にあるドロップダウン・メニュー・アイコン(図48-26)をクリックします。
表48-5に示す利用可能なアクションを選択します。
表48-5 フォルダのドロップダウン・メニュー・アクション
メニュー・アクション | 説明 |
---|---|
コンテンツを表示 |
ファイル・リストがフォルダのみのコンテンツにリフレッシュされます(フォルダ名をクリックしても同じです)。元のリストにリフレッシュするには、フォルダ名をクリックします。 |
削除 |
サポートされていません。スペースのフォルダを削除するには、Spacesアプリケーション(第43.16項「フォルダおよびファイルの削除」を参照してください)またはWindowsエクスプローラ(第48.4項「Microsoft Windowsエクスプローラ統合の使用」を参照してください)を使用する必要があります。 |
注意: この機能は、Microsoft Office 2003および2007で使用できます。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 |
Microsoft Officeのタスク・ペインの「リンク」セクションでは、現在開いているファイルに関連付けられているSpacesで定義されたリンクがリストされます(図48-27)。ファイルには、関連するドキュメント、ディスカッション、お知らせ、イベントおよびメモへのリンクがある場合があります。タスク・ペインの「リンク」セクションでは、関連付けられているドキュメントおよびメモへのリンクが表示されます。
リンクには、関連付けられているサービス名が頭に付いています。たとえば、別のドキュメントへのリンクにはドキュメント、メモへのリンクにはURLが頭に付きます。
リンク・ターゲットを表示するには、次のとおりリンクをクリックするだけです。
ドキュメント・リンクでは、「ドキュメント」セクションのファイルと同じ方法で開きます。つまり、Microsoft Word、ExcelおよびPowerPointファイルは、タスク・ペインのあるMicrosoft Officeで開き、その他のファイル・タイプはそのデフォルトのビューアまたはブラウザで開きます。
URLリンクでは、リンク・ターゲットを表示するブラウザ・ウィンドウが開きます。
注意: この機能は、Microsoft Office 2003および2007で使用できます。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 |
Microsoft Office 2003の場合: Microsoft Officeのタスク・ペインの「ドキュメント情報」セクションでは、ファイルの最終更新者および最終更新日が表示されます(図48-28)。
Microsoft Office 2007の場合。ファイルの最終更新者および最終更新日に関する情報は、バージョン履歴に表示されます。第48.3.3.11項「ファイルのバージョン履歴の使用」を参照してください。
同じ名前のファイルがすでに格納されているフォルダにファイルをチェックインまたはアップロードする場合、Spacesではファイルの新規バージョンが作成されます。ファイルに複数のバージョンがある場合、そのファイルにはバージョン履歴があります。
注意: Spacesアプリケーションを使用して、接続しているコンテンツ・リポジトリのファイルのバージョン履歴を使用する手順は、第43.21項「ファイルのバージョン履歴の表示と削除」を参照してください。 |
Microsoft Office 2003の場合: Microsoft Officeのタスク・ペインを使用して、現在開いているファイルのバージョン履歴を表示する手順は次のとおりです。
タスク・ペインの「ドキュメント情報」セクションで、「バージョン履歴」をクリックします(図48-29)。
ファイルの「バージョン履歴」ダイアログが開きます(図48-30)。
「バージョン履歴」ダイアログで、ファイル・バージョンを選択し、次のとおり必要なアクションを選択します。
開く: 選択したファイル・バージョンを読取り専用で開きます。
復元: サポートされていません。
削除: 選択したファイル・バージョンを削除します(最新バージョンの非アクティブ化)。
コメントの表示: 選択したファイル・バージョンに入力されたコメントを表示します(コメントが特に長い場合に役立ちます)。
現在のスペースで「ドキュメント」ページを開くには、「ドキュメント・バージョンの設定を変更する」をクリックします。
Microsoft Office 2007の場合: 現在開いているファイルのバージョン履歴を表示する手順は次のとおりです。
Microsoft Officeアプリケーションの左上にあるOfficeボタン(図48-31)をクリックします。
「サーバー」メニューから、「バージョン履歴の表示」を選択します。
ファイルの「バージョン履歴」ダイアログが開きます(図48-32)。
「バージョン履歴」ダイアログで、ファイル・バージョンを選択し、次のとおり必要なアクションを選択します。
開く: 選択したファイル・バージョンを読取り専用で開きます。
比較: 選択したファイル・バージョンを現在開いているファイルと比較します。
復元: サポートされていません。
削除: 選択したファイル・バージョンを削除します(最新バージョンの非アクティブ化)。
ファイル・バージョンのチェックイン・コメントを表示するには、「コメント」の下のリンクをクリックします。
スペースで「ドキュメント」ページを開くには、「保存されたバージョン」の横のリンクをクリックします。
Microsoft Office 2010の場合: 現在開いているファイルのバージョン履歴を表示する手順は次のとおりです。
「ファイル」メニューから、「情報」を選択します。
「情報」タブでは、「バージョン」セクションの「情報」タブにバージョン履歴情報が表示されます。詳細は、Microsoft Office onlineヘルプを参照してください。
スペースのModerator
ロールまたはManage All
権限が付与されている場合は、Microsoft Officeのタスク・ペインを使用してスペースに新規メンバーを追加できます。現在開いているファイルが、スペース・ドキュメントである必要があります。
注意: この機能は、Microsoft Office 2003および2007で使用できます。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 |
現在開いているファイルがスペース・ドキュメントの場合、スペースにメンバーを追加する手順は次のとおりです。
タスク・ペインの「メンバー」セクションで、「新しいメンバーの追加」をクリックします。
「新しいメンバーの追加」ダイアログが開きます(図48-33)。
スペースに追加するユーザーのログイン名またはメール・アドレスを、セミコロンで区切って入力します。
注意: すでにスペースのメンバーであるユーザーは、追加できません。入力するユーザー名には、Spacesで定義された関連付けられているメール・アドレスが必要です。 |
サイト・グループのドロップダウン・リストから、リストされたユーザーに付与されているロールを選択します。リストされたロールは、現在のスペースに対して定義されているロールです。各ロールに付与された権限は、Spaces管理者またはスペース・モデレータによって定義されます。スペース・ロールの詳細は、第54.2項「スペースのロールと権限の管理」を参照してください。
注意: 別のロールを別のユーザーに定義するには、ユーザー・リストを同じロールを割り当てる必要があるユーザーに制限してこの割当てを終了します。再度、「新しいメンバーの追加」をクリックし、1人以上の別のユーザーに別のロールを割り当てます。 |
「次」をクリックします。
メンバー情報の確認または変更を行い、「終了」をクリックします。
「新しいメンバーの追加」ダイアログ(図48-34)で、スペースに参加する新規メンバーに招待を送信するためのチェック・ボックスを選択または選択解除し、「OK」をクリックします。
次の各項で説明するとおり、Microsoft Officeのタスク・ペインから、Spacesで定義されたメール・アドレスを持つユーザーにメッセージを送信できます。
注意: この機能は、Microsoft Office 2003および2007で使用できます。Microsoft Office 2010にはタスク・ペインがありません。 |
注意: Spacesアプリケーションを使用してメッセージを送信する手順は、第51.5項「スペースのメンバーまたはモデレータへのメール送信」、第67.1項「メールの送信機能の基本」および第67.4.6項「メール・メッセージの作成および送信」を参照してください。 |
現在開いているドキュメントをチェックアウトしているユーザーにメッセージを送信する手順は、次のとおりです。
Microsoft Officeのタスク・ペインの「ステータス」セクションで、ユーザー名の横にあるドロップダウン・メニュー・アイコンをクリックし、「メールを送信」を選択します(図48-35)。
「宛先」フィールドにSpacesのユーザーに指定されているメール・アドレスが入力されたMicrosoft Outlookのメッセージ構成ウィンドウが開きます。
ホーム・スペースのドキュメントの使用時に、コネクションにメッセージを送信する手順は次のとおりです。
Microsoft Officeのタスク・ペインの「メンバー」セクションの場合:
コネクションの中の1人にメッセージを送信するには、「メンバー」リスト内のユーザー名をクリックします(図48-36)。
コネクション全員にメッセージを送信するには、「電子メールを全員に送信」をクリックします(図48-37)。
Microsoft Outlookのメッセージ構成ウィンドウが開きます。ホーム・スペース名が件名となり、「宛先」フィールドには、Spacesのピープル・コネクションに指定されているメール・アドレスが入力されています。
必要に応じて、メッセージの宛先および内容を変更し、「送信」をクリックします。
スペースのドキュメントの使用時に、スペースのメンバーにメッセージを送信する手順は次のとおりです。
Microsoft Officeのタスク・ペインの「メンバー」セクションの場合:
スペースのメンバーである個人にメッセージを送信するには、「メンバー」リスト内のユーザー名をクリックします(図48-38)。
スペースのメンバー全員にメッセージを送信するには、「電子メールを全員に送信」をクリックします。
Microsoft Outlookのメッセージ構成ウィンドウが開きます。スペース名が件名となり、「宛先」フィールドには、Spacesのスペース・メンバーに指定されているメール・アドレスが入力されています。
必要に応じて、メッセージの宛先および内容を変更し、「送信」をクリックします。
次の各項で説明するとおり、ファイルのチェックインの有無にかかわらず、Microsoft Officeアプリケーションで開いているファイルを閉じることができます。
ファイルをチェックインしても閉じないかぎり、Microsoft Officeアプリケーションでファイルは開いたままです。
ファイルをチェックインした後に閉じる手順は次のとおりです(第48.3.3.5項「ファイルのチェックイン」を参照してください)。
「ファイル」メニューから、「閉じる」を選択します。
ファイルをチェックインする前にファイルまたはMicrosoft Officeアプリケーションを閉じる場合、「チェックイン」ダイアログにより、ファイルのチェックイン、またはチェックアウトの取消しおよびファイルへの変更の破棄ができます。「チェックイン」ダイアログの選択肢は、最終チェックイン以降のファイルの変更の有無によって異なります。
Microsoft Office 2003の場合: 最終チェックイン以降に変更されていないファイルを閉じる手順は次のとおりです。
「ファイル」メニューから、「閉じる」を選択します。
「チェックイン」ダイアログ(図48-40)で、次のアクションのいずれかを選択します。
ファイルのチェックイン: 変更のないファイルをチェックインします。「チェックイン・コメント」ダイアログ(図48-21)に、必要に応じて新規コメントを入力して「OK」をクリックします。
チェックアウトしたままにする: ファイルを閉じますが、ファイルをチェックアウトしたままにして他のユーザーの変更をロックします。後でチェックアウト・ステータスを取り消す手順は、第43.12.1項「ファイルのチェックアウト」を参照してください。
変更を破棄してチェックアウトを元に戻す: チェックアウト・ステータスを取り消します。
「OK」をクリックします。
Microsoft Office 2007の場合: 最終チェックイン以降に変更されていないファイルを閉じる手順は次のとおりです。
Microsoft Officeアプリケーションの左上にあるOfficeボタン(図48-41)をクリックし、「閉じる」を選択します。
ファイルが変更されていない場合、Microsoft Office 2007では、最初にファイルを再度チェックインするよう促すプロンプトは表示されません。Content Serverリポジトリではなくローカルの下書きフォルダに保存する場合、ファイルはチェックアウト・ステータスのままで他のユーザーの変更をロックするため、チェックアウト・ステータスを明示的に取り消す必要があります(第43.12.2項「チェックアウト・ステータスの取消し」を参照してください)。Content Serverリポジトリに保存する場合は、ファイルを閉じることでチェックアウト・ステータスが取り消されます。
Microsoft Office 2003の場合: 最終チェックイン以降に変更されているファイルを閉じる手順は次のとおりです。
「ファイル」メニューから、「閉じる」を選択します。
「チェックイン」ダイアログ(図48-42)で、次のアクションのいずれかを選択します。
変更を保存してチェックインする: 最終チェックイン以降の変更を保存してファイルをチェックインします。
変更のみ保存する: 最終チェックイン以降の変更を保存しますが、ファイルはチェックアウトされたままで他のユーザーによる変更をロックします。後でチェックアウト・ステータスを取り消す手順は、第43.12.1項「ファイルのチェックアウト」を参照してください。
変更を破棄してチェックアウトを元に戻す: 前に保存したファイルのバージョンを保持し、チェックアウト・ステータスを取り消します。
変更のみを破棄する: 前に保存したファイルのバージョンを保持し、ファイルをチェックアウトしたままにします。
「OK」をクリックします。
Microsoft Office 2007の場合: 最終チェックイン以降に変更されているファイルを閉じる手順は次のとおりです。
Microsoft Officeアプリケーションの左上にあるOfficeボタン(図48-43)をクリックし、「閉じる」を選択します。
変更を保存していない場合は、確認プロンプトに応答し、変更を保存または破棄します。
確認ダイアログ(図48-44)で、次のプロンプトに応答します。
はい: バージョン・コメントを入力できる「チェックイン」ダイアログが表示され、ファイルをチェックアウトしたままにするかどうかを選択します(第48.3.3.5項「ファイルのチェックイン」を参照してください)。ファイルをチェックアウトしたままにして、他のユーザーによる変更をロックすることを選択する場合は、第43.12.1項「ファイルのチェックアウト」を参照し、後でチェックアウト・ステータスを取り消します。
いいえ: チェックインをスキップします(次のいずれかの場合)。
ローカルの下書きフォルダに保存する場合は、ファイルをチェックアウトしたままにして、他のユーザーによる変更をロックします。後でチェックアウト・ステータスを取り消す手順は、第43.12.2項「チェックアウト・ステータスの取消し」を参照してください。
Content Serverリポジトリに保存する場合は、ファイルのチェックアウト・ステータスを取り消します。
Spacesは、バックエンドのコンテンツ・リポジトリがContent Serverの場合、Microsoft Windowsエクスプローラと統合し、ホーム・スペースまたはグループ・スペースのフォルダとファイルを管理します。
Spacesで、最も役立つWindowsエクスプローラ統合の機能は、一度に最大10個のファイルをアップロードするというよりも、複数のファイルを一度にスペースに追加できる機能です(第43.8.1項「ファイルのアップロード」を参照してください)。Windowsエクスプローラは、コンテンツ・リポジトリとして設計されていないことを理解することが重要です。他のユーザーがチェックアウトしているファイルを開く、削除するまたは名前の変更を実行しようとすると、操作の失敗を通知するエラー・メッセージが表示されますが、このエラー・メッセージは失敗の原因に固有のものではありません。
Windowsエクスプローラのスペースにフォルダおよびファイルを公開するには、次の各項で説明するとおり、新規のWindowsネットワーク・プレースを作成してファイルを使用します。
Windowsエクスプローラを使用してスペースにフォルダおよびファイルを公開するために、スペースをWindowsネットワーク・プレースとして追加できます。
スペースをWindowsネットワーク・プレースとして追加する手順は次のとおりです。
ネットワーク・プレース/場所の追加ウィザードを開きます。
Microsoft Windows XPでは、「マイ・ネットワーク」を開き、「ネットワーク プレースを追加する」をクリックします。
Microsoft Windows 7では、「コンピュータ」を右クリックし、「ネットワークの場所を追加する」を選択します。
詳細は、Microsoft Windows onlineヘルプを参照してください。
ネットワーク・プレース/場所の追加ウィザードで、次の形式を使用してネットワーク・アドレスを入力します。
(Windows XPのみ) WindowsエクスプローラからSpacesアプリケーションのすべてのスペースにアクセスする手順は次のとおりです。
http://
hostname
:
port
/wcsdocs/conn/
repository_server
/spaces/
例:
http://
myserver:8888
/wcsdocs/conn/
myserver-ucm
/spaces/
Windowsエクスプローラからホーム・スペースにアクセスする手順は次のとおりです。
http://
hostname
:
port
/wcsdocs/conn/
repository_server
/spaces/PersonalSpaces/
username
例:
http://
myserver:8888
/wcsdocs/conn/
myserver-ucm
/spaces/PersonalSpaces/
wcsadmin
Windowsエクスプローラから特定のスペースにアクセスするには、「スペースについて」ダイアログを開き、「エクスプローラURL」をコピーします。第51.6項「スペースに関する情報の表示」を参照してください。
http://
hostname
:
port
/wcsdocs/conn/
repository_server
/spaces/
instance
/spacename
例:
http://
myserver:8888
/wcsdocs/conn/
myserver-ucm
/spaces/WebCenter/
philatelists
ヒント: ホスト名およびポートは、SpacesアプリケーションのブラウザURLに表示されます。 リポジトリ・サーバー名を確認するには、Spacesアプリケーションの任意のスペース情報を表示し、「エクスプローラURL」で指定されたコンテンツ・リポジトリ名を見ます。第51.6項「スペースに関する情報の表示」を参照してください。 |
プロンプトが表示されたら、Spacesのログイン資格証明を入力します。
必要に応じて、スペースのネットワーク・プレース名を入力し、「完了」をクリックします。
Windowsエクスプローラでは、入力されたURLに応じて、すべてのスペースのドライブまたはスペースのフォルダとファイルが表示されます。
Windowsネットワーク・プレースをスペースに作成すると(第48.4.1項「スペースをネットワーク・プレースとして追加」を参照してください)、Windowsエクスプローラを使用してフォルダおよびファイルを管理できます。
注意: スペースの内部名を変更すると(第53.14.2項「スペースURLの変更」を参照してください)、その個々のスペースへの元のネットワーク・プレースではアクセスできなくなります。スペースの新規内部名を使用して、スペースをWindowsネットワーク・プレースとして再度追加する必要があります。すべてのスペースに対して親URLへのネットワーク・プレースを作成する場合は、スペースの内部名を変更しても影響はありません( |
Windowsエクスプローラで、次のいずれかのアクションを実行するスペースのネットワーク・プレースに移動します。
ローカル・ファイル・システムから、フォルダおよびファイルをコピーして貼り付けます。
フォルダおよびファイルを作成します。
他のユーザーがチェックアウトしていない場合、フォルダおよびファイルを削除します。
Microsoft Officeの共有ドキュメント機能を使用して、Microsoft Word、ExcelおよびPowerPointファイルを開きます。第48.3項「Microsoft Word、PowerPointおよびExcel統合の使用」を参照してください。
その他のファイル・タイプをそのデフォルト・アプリケーションで開きます。
ファイルを開くと、ファイルのチェックアウトが行われます。他のユーザーがチェックアウトしている場合やファイルを更新する権限がない場合、読取り専用で開きます。ファイルをチェックインしないかぎり、ファイルはチェックアウトされたままです(第48.3.3.5項「ファイルのチェックイン」を参照してください)。
Windowsエクスプローラで行う変更は、Spacesに反映されます。逆の場合も同様です。
注意: Spacesアプリケーションを使用して、接続しているコンテンツ・リポジトリのスペースのフォルダおよびファイルを管理する手順は、第43章「ドキュメント・サービスのタスク・フローおよびドキュメント・コンポーネントの使用」を参照してください。 |