Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B72923-01 |
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この章では、ディスカッション・サービスで提供される機能の使用方法について説明します。ディスカッション・サービスは、スペースの他のメンバーとのテキストベースのディスカッションを作成し、これに参加する方法を提供します。ディスカッション・サービスのタスク・フローを使用して、フォーラムの作成、質問の投稿および回答の検索を行います。ディスカッション・フォーラムではさらに、ディスカッションを保存して再度アクセスすることもできます。
この章の内容は次のとおりです。
対象読者
この章は、スペース・ディスカッション・フォーラムおよびトピックの表示、作成および管理を行うユーザーを対象にしています。ディスカッションに関連するタスクを行うには、Create
、Edit
、およびDelete Discussions
、Create
およびEdit Discussions
またはView Discussions
など有効な権限が必要です。詳細は、第54.2.1.2項「スペース内の権限と権限モデルの理解」を参照してください。
注意: この章で説明する各タスクは、現在のスペースでディスカッション・サービスが有効にされていない場合は使用できません。 |
ディスカッション・サービスを使用して、スペース、またはアプリケーション全体を範囲とするディスカッション・フォーラムにトピック情報を投稿、返信、および保持することができます。ユーザーがディスカッション・フォーラムに投稿したトピックに対して、他のユーザーは関連する情報を投稿します。この情報はすべて、フォーラム内に保持されます。
ディスカッション・サービスを提供するバックエンド・サーバー(Oracle WebCenterポータルのディスカッション・サーバー)では、コンテンツは階層形式で管理されます。この階層の最上部にはカテゴリがあります。その下にはフォーラム、その下にトピックがあります。アプリケーションでカテゴリが公開されている場合、権限を持つユーザーは指定された範囲内で複数のフォーラムを作成し、これらのフォーラムの下に複数のトピックを作成することができます。カテゴリが公開されていない場合、権限を持つユーザーは指定された範囲内にある1つのフォーラムに複数のトピックを作成できます。
デフォルトでは、新規スペースに対してディスカッション・フォーラムが1つ割り当てられます。第6.2項「Spaceアプリケーションのディスカッション・フォーラム・オプションの構成」で説明されているとおり、スペース・モデレータは、必要であれば、1つのスペースに複数のフォーラムを割り当てることができます。ただし、スペース内で1つのフォーラムから複数のフォーラムに切り替えることができるのは、Oracle WebCenterポータルのディスカッション・サーバーのシステム管理者であるユーザーのみです。
ディスカッション・サービスの範囲はスペースです。つまり、スペースのコンテキスト内でのみ、フォーラムやトピックを作成できます。アプリケーション権限によっては、スペースおよびホーム・スペースの両方でディスカッションを表示し、参加することができます。
ディスカッションへのアクセスは、アプリケーション・セキュリティによる影響を受けます。デフォルトでは、スペース・アプリケーションはセキュアなアプリケーションです。ユーザーは、指定されたスペース内で、自分のユーザー・ロールに付与された権限に従って、ディスカッションにアクセスできます。
スコープ設定により、ディスカッションを表示し、これに参加できるユーザーがさらに制限されます。たとえば、Financeスペース・フォーラムで発生したディスカッションを表示できるのは、Financeスペースのメンバーのみです。
特定のユーザーのみにディスカッション・フォーラムを公開するには、このようなユーザーだけを、フォーラムを開催するスペースのメンバーとして追加する必要があります(詳細は、第53.14.4項「スペースへのSpacesユーザー・アクセスの付与」を参照してください)。ディスカッションをすべてのユーザーに公開するには、パブリック・アクセスが可能なスペースを作成する必要があります(詳細は、第53.14.5項「スペースへのパブリック・アクセスの付与」を参照してください)。
大半のディスカッション・サービスのタスク・フローには、コンテンツを表示するフォーラムを指定するための構成の設定が用意されています。これは特に、指定されたスペースの範囲外に存在するホーム・スペースで使用されます(詳細は、第62.3項「ディスカッション・サービスのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください)。
注意: ディスカッション・タスク・フローは、Oracle Composerの「カタログ」ダイアログからページに追加できます。タスク・フローの追加の詳細は、第18.5項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。 ただし、アプリケーションにあるディスカッション・タスク・フローのインスタンスはすべて、同じバックエンドに対して実行され、複数のディスカッション・タスク・フロー・インスタンスの追加には何の役にも立ちません。これは、IMP、お知らせ、メール・サービスからのタスク・フローなど、バックエンド・サーバーへの接続を必要とするサービス・タスク・フローすべてにあてはまります。 |
ディスカッション・サービスは、ディスカッションの表示や参加に使用できる様々なタスク・フローを提供します。次にこれを示します。
ディスカッション・フォーラムに用意されているコントロールを使用して、ディスカッション・フォーラムの作成、ディスカッション・フォーラム・トピックの作成、返信および管理、監視フォーラムと監視トピックの選択をすることができます(図62-1)。
WebCenter Portal: Spacesでは、ディスカッション・フォーラム・タスク・フローはさらに「ディスカッション」ページにも公開されます。ホーム・スペースにディスカッション・フォーラムを追加することはできません。
フォーラム - クイック・ビューは、特定のスペースのディスカッションにある「最近のトピック」、「人気のトピック」、「監視トピック」、「監視フォーラム」ビューにアクセスする手段を提供します(図62-2)。
「フォーラム - クイック・ビュー」タスク・フローは、フォーラムやトピック・タイトルに追加表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。タスク・フロー・ツールバーの「パーソナライズ」アイコン(鉛筆)をクリックし、「表示設定」を開きます(図62-3)。
使用可能な表示設定は、タスク・フロー「表示オプション」メニューでそのときに選択されているオプションによって変わります(図62-4)。
たとえば、メニューで「最近のトピック」を選択したとき、「表示設定」ダイアログには「作成者」、「日付」、「返信」オプションが表示されます。タスク・フローに監視フォーラムが表示されているとき、「表示設定」ダイアログには「日付」および「トピック」オプションが表示されます。
「フォーラム - クイック・ビュー」タスク・フローは、アプリケーション・ページがホーム・スペースを範囲とするか、スペースを範囲とするかにかかわらず、どのようなアプリケーション・ページにでも配置できます。
「人気のトピック」(図62-5) には、指定されたスペースにあるすべてのディスカッション・フォーラムのうち、最も頻繁に閲覧されているディスカッション・トピックが表示されます。
「人気のトピック」タスク・フローは、トピック・タイトルに追加表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックすると、表示する追加情報のタイプを選択するためのコントロールが入ったパネルが開きます(図62-6)。
「人気のトピック」タスク・フローは、アプリケーション・ページがホーム・スペースを範囲とするか、スペースを範囲とするかにかかわらず、どのようなアプリケーション・ページにでも配置できます。
「最近のトピック」(図62-7) には、指定されたスペースにあるすべてのディスカッション・フォーラムのうち、最近アクセスされたディスカッション・トピックが表示されます。
ユーザーは、自分がメンバーになっているスペース・ディスカッション・トピックにのみアクセスできます。
「最近のトピック」タスク・フローは、トピック・タイトルに追加表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」(鉛筆)アイコンをクリックすると(図62-8)、表示する追加情報のタイプを選択するためのコントロールが入ったパネルが開きます。
「最近のトピック」タスク・フローは、アプリケーション・ページがホーム・スペースを範囲とするか、スペースを範囲とするかにかかわらず、どのようなアプリケーション・ページにでも配置できます。
「監視フォーラム」(図62-9)は、特定のスペースまたはすべてのスペースで監視するように選択したすべてのディスカッション・フォーラムを表示する手段を提供します。
「監視フォーラム」タスク・フローは、トピック・タイトルとともに表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックすると(図62-10)、表示する追加情報のタイプを指定するためのコントロールが入ったパネルが開きます。第62.2.4項「フォーラムおよびトピックの監視」を参照してください。
「監視フォーラム」タスク・フローは、アプリケーション・ページがホーム・スペースを範囲とするか、スペースを範囲とするかにかかわらず、どのようなアプリケーション・ページにでも配置できます。
「監視トピック」(図62-11)は、特定のスペースまたはすべてのスペースで監視するように選択したすべてのトピックを一括表示するビューを提供します。
「監視トピック」タスク・フローは、トピック・タイトルとともに表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックすると(図62-12)、表示する追加情報のタイプを指定するためのコントロールが入ったパネルが開きます。第62.2.4項「フォーラムおよびトピックの監視」を参照してください。
「監視トピック」タスク・フローは、アプリケーション・ページがホーム・スペースを範囲とするか、スペースを範囲とするかにかかわらず、どのようなアプリケーション・ページにでも配置できます。
注意: アプリケーションにあるメール・タスク・フローのインスタンスはすべて、同じメール・サーバーに対して実行され、複数のメール・タスク・フロー・インスタンスの追加には何の役にも立ちません。これは、お知らせ、メール、IMPサービスからのタスク・フローなど、バックエンド・サーバーへの接続を必要とするサービス・タスク・フローすべてにあてはまります。 |
ディスカッション・サービスは、リンクやメールなど、他のサービスとも密接に統合されています。たとえば、スペース・ディスカッション・リストに送信されたメールをすべて、そのスペースのデフォルト・ディスカッション・フォーラムに追加投稿することができます。スペース・モデレータは、ディスカッション・サービスのスペース設定で「着信メールの監視」 を選択する必要があります(第53.10.4項「ディスカッション・フォーラムでのスペース・メールの公開」を参照)。ディスカッション・トピックはどれでも、必要に応じて、トピックから、ドキュメントやお知らせなどの別のスペース・アイテムにリンクできます (メール・サービスの詳細は、第67章「メール・サービスの使用」を参照してください。リンク・サービスの詳細は、第65章「リンク・サービスの使用」を参照してください)。
ディスカッション・サービスのタスク・フローは、ディスカッション・サービスで使用できる機能をすべて公開します。ディスカッション・フォーラムは最も機能豊富なタスク・フローで、ディスカッション・フォーラムの作成や管理、ディスカッション・トピックや返信の投稿や管理のためのコントロールを提供します。もう1種類のタスク・フローはディスカッション・フォーラム・コンテンツへの便利なウィンドウです。特定のスペースや、すべてのスペースで使用できるディスカッション・フォーラムやトピックについて様々なビューを提供します。
注意: ディスカッション・サービス・タスク・フローを構成して、特定のスペース、またはすべてのスペースのディスカッションを表示する方法の詳細は、第62.3項「ディスカッション・サービスのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください。 |
この項では、ディスカッション・フォーラム・タスク・フローを使用して実行できるタスクを説明します。説明されているアクションを実行するためにその他のタスク・フローを使用するときには、これに注意してください。
この項の内容は次のとおりです。
ディスカッション・サービスのタスク・フローをスペース・アプリケーションのページに追加するには、次の手順を実行します。
編集モードでページを開きます。
ターゲット・リージョンの「コンテンツの追加」をクリックして、リソース・カタログを開きます。
ディスカッション・タスク・フローへのアクセスを可能にするリソース・カタログのセクションに移動します。
ヒント: このセクションが存在するかどうかと、このセクションが存在する場合の場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。デフォルト・リソース・カタログの「ソーシャルとコミュニケーション」の横にある「開く」をクリックします。 |
ページに追加するブログ・タスク・フローの横の「追加」をクリックします(図 62-14)。
注意: Spacesに付属のデフォルト・リソース・カタログで、すべての「ディスカッション」タスク・フローが使用できるわけではありません。したがって、これらのタスク・フローのエントリは、そのページで使用できるようになっているカスタム・リソース・カタログに追加されている場合にのみ表示されます。 詳細は、第16章「リソース・カタログでの作業」、特に16.3.1.2項「リソースの追加」 を参照してください(「リソース・カタログ・アイテムの追加」ダイアログで「タスク・フロー」を選択し、「ディスカッション」にスクロールすると、使用可能なタスク・フローすべてのリストが表示されます)。 |
活発なディスカッション・フォーラムは、そのトピックと返信から生まれます。そこでは、ユーザーが質問を投げかける、情報を投稿する、アイディアを交換し合うなど、興味深く有用な方法で様々なコミュニケーションをとっています。
この項では、ディスカッション・フォーラムのトピックと返信について説明します。内容は次のとおりです。
ディスカッション・フォーラムを階層的に考えると、フォーラムは一番上にあるコンテナで、トピックはその下のレベルにあります。投稿されたトピックそれぞれの下には返信があります。このような返信自体にも返信がつくことがあります(図62-15)。
この項では、「ディスカッション・フォーラム」タスク・フローを使用してトピックを投稿する方法を説明します。投稿されたトピックに対する返信の詳細は、第62.2.2.2項「トピック投稿への返信」を参照してください。
ディスカッション・フォーラムにトピックを投稿するには、次の手順を実行します。
どのディスカッション・サービス・タスク・フロー経由でもトピック投稿に返信できますが、この項では、ディスカッション・フォーラム経由で返信する方法を説明します。
デフォルトでは、ディスカッション・フォーラム・タスク・フローは「ディスカッション」ページとして公開されます。
トピックの投稿に返信するには、次の手順を実行します。
トピックへの投稿を読み、返信を行うディスカッション・タスク・フローに移動し、関連トピックをクリックします(図62-19)。
選択したトピックが開きます。
「トピックに返信」をクリックします(図62-20)。
「トピックに返信」ダイアログが開きます(図62-21)。
「件名」フィールドのテキストをそのまま使用するか、編集します。
最大で255文字入力できます。
「メッセージ」テキスト・ボックスに、トピックへの返信を入力します。
最大で4000文字入力できます。
「返信」をクリックします。
トピックのメイン投稿の下に返信が表示されます(図62-22)。
返信への返信を投稿するには、「メッセージに返信」アイコンをクリックし(図62-23)、この項に記載されている手順5以降を実行します。
「ディスカッション・フォーラム」タスク・フローでは、トピックやトピックへの返信は、直接、「ディスカッション・フォーラム」タスク・フローの中に開かれます。フォーラムで上の階層に移動するには、トピックへの返信領域の上に表示されているブレッドクラムをクリックします(図62-24)。
その他のディスカッション・サービスのタスク・フローすべてとともに、トピックも独立したウィンドウに表示されます(図62-25)。
タスク・フローのメイン・ビューに戻り、ウィンドウの「閉じる」ボタンをクリックします。
投稿した後で、そのトピックまたは返信に戻ったり、内容を変更したりすることができます。返信を編集できるのは、その編集を書いた人とスペース・モデレータのみです。この項では、その方法について説明します。
トピックまたは返信を編集するには、次の手順を実行します。
編集の対象となるトピックまたは返信が表示されているディスカッション・フォーラム・タスク・フローに移動し、目的のトピックをクリックします。
選択したトピックが開きます。
この次の手順は、編集の対象がトピックか、返信かによって異なります。
トピックを編集するには、トピック画面の上部にある「トピックの編集」リンクをクリックします(図62-26)。
返信を編集するには、返信に関連付けられた「メッセージの編集」(鉛筆)アイコンをクリックします(図62-27)。
「トピックの編集」(または「メッセージの編集」)ダイアログが開きます(図62-28)。
トピック(最大255文字)または返信(最大4000文字)を修正します。
「トピックの編集」ダイアログの「編集」をクリックします。または、「返信の編集」ダイアログの「返信」をクリックします。
変更内容がフォーラムに投稿されます。
トピックを削除すると、元のトピック投稿とその下にある返信がすべて削除されます。返信を削除するときには、元の返信とともに、その下にある返信をすべて削除するか、そのメッセージだけ削除して、返信は残すかを選択できます。
トピックと返信を削除する手順は似ています。
注意: トピックの投稿または返信を削除するには、その投稿または返信を作成した本人であるか、またはスペース・モデレータと同等のアクセス権を持っていなければなりません。 |
トピックまたは返信を削除するには、次の手順を実行します。
削除の対象となるトピックまたは返信が表示されているディスカッション・フォーラム・タスク・フローに移動し、目的のトピックをクリックします(図62-29)。
選択したトピックが開きます。
この次の手順は、削除の対象がトピックか、返信かによって異なります。
「削除」をクリックします。選択したものが削除されます。
10、25、50、75、または100個など、表示するトピックまたはフォーラムの数を選択できます(図62-34)。
たとえば、10件のトピックの表示が選択されているときに、表示できるトピックが11件以上ある場合は、「追加」リンクをクリックして、次のトピック10件を表示することができます。
Do Not Show More Link
タスク・フロー・パラメータがtrueに設定されている場合、「追加」リンクは表示されません。詳細は、第62.3項「ディスカッション・サービスのタスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください。
トピックとそれに対する返信すべてを、インデントを付けて階層表示するモードと、インデントせずに列挙するフラット・モードを選ぶことができます。階層モード(図62-35)ではインデントを使用して、ある返信がトピックに対するものなのか、他の返信に対するものなのかを示すことができます。
たとえば、図62-35では、先頭エントリはメイン・トピックで、2件目はこのトピックへの返信です。
フラット・モード(図62-36)ではこのような区別は行われません。
トピックと返信を同じ画面に表示している「ディスカッション」タスク・フローにはすべて、ビュー・モード・オプションがあります。
トピックのビュー・モードを切り替えるには、次の手順を実行します。
表示するトピックが含まれている「ディスカッション」タスク・フローに移動し、目的のトピックをクリックします。
「表示」ドロップダウンで、「水平」または「階層」のどちらかを選択します。
選択した内容に従って、トピック・ビューが再レンダリングされます。
「ディスカッション」タスク・フローの大半には、フォーラムまたはトピックのタイトルの他に表示する情報を指定するためのパーソナライズ設定が用意されています(「ディスカッション・フォーラム」タスク・フローにはこのような設定はありません)。追加できる情報には、フォーラムまたはトピックの作成者、作成日、返信またはトピックがあります。
これらの表示設定をどのように行うかは個人的なもので、そのユーザーのタスク・フロー・インスタンスの表示のみに反映されます。このような表示設定へのアクセス方法は、タスク・フローによって多少異なります。
この項では、ディスカッション・サービスのタスク・フローを使用してトピックを投稿する方法を説明します。内容は次のとおりです。
「ディスカッション - クイック・ビュー」タスク・フローで情報を表示または非表示にするには、次の手順を実行します。
表示設定の対象となる「ディスカッション - クイック・ビュー」タスク・フローに移動します。
タスク・フロー・ツールバーの「表示するデータの選択」アイコンをクリックします(図62-37)。
「表示設定」ダイアログが開きます(図62-38)。
表示するデータを選択します。または、非表示にするデータのチェック・ボックスの選択を解除します。次のうち1つまたは複数を選択または選択解除します。
作成者: フォーラムまたはトピックを作成したユーザーの名前
日付: フォーラムまたはトピックが最後に更新された日付
返信: トピックに関連する返信(監視フォーラムでは、フォーラムが表示されます)
「保存」をクリックし、変更を保存してダイアログを閉じます。
「人気のトピック」タスク・フローで情報を表示または非表示にするには、次の手順を実行します。
追加情報を表示または非表示にする「人気のトピック」タスク・フローに移動します。
タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックします。
追加情報を選択または選択解除するためのパネルが開きます(図62-39)。
表示するデータを選択します。または、非表示にするデータのチェック・ボックスの選択を解除します。次のうち1つまたは複数を選択または選択解除します。
作成者: トピックを投稿したユーザーの名前
日付: トピックが最後に更新された日付
返信: トピックに関連する返信
変更を保存してパネルを閉じるには、「保存」をクリックします。
「最近のトピック」タスク・フローで情報を表示または非表示にするには、次の手順を実行します。
追加情報を表示または非表示にする「最近のトピック」タスク・フローに移動します。
タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックします。
追加情報を選択または選択解除するためのパネルが開きます(図62-40)。
表示するデータを選択します。または、非表示にするデータのチェック・ボックスの選択を解除します。次のうち1つまたは複数を選択または選択解除します。
作成者: トピックを投稿したユーザーの名前
日付: トピックが最後に更新された日付
返信: トピックに関連する返信
変更を保存してパネルを閉じるには、「保存」をクリックします。
「監視フォーラム」タスク・フローで情報を表示または非表示にするには、次の手順を実行します。
追加情報を表示または非表示にする「監視フォーラム」タスク・フローに移動します。
タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」(鉛筆)アイコンをクリックします。
追加情報を選択または選択解除するためのパネルが開きます(図62-41)。
表示するデータを選択します。または、非表示にするデータのチェック・ボックスの選択を解除します。次のうち1つまたは複数を選択または選択解除します。
日付: フォーラムが最後に更新された日付
トピック: フォーラムに関連するトピック
変更を保存してパネルを閉じるには、「保存」をクリックします。
「監視トピック」タスク・フローで情報を表示または非表示にするには、次の手順を実行します。
追加情報を表示または非表示にする「監視トピック」タスク・フローに移動します。
タスク・フロー・ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックします。
追加情報を選択または選択解除するためのパネルが開きます(図62-42)。
表示するデータを選択します。または、非表示にするデータのチェック・ボックスの選択を解除します。次のうち1つまたは複数を選択または選択解除します。
作成者: トピックを投稿したユーザーの名前
日付: トピックが最後に更新された日付
返信: トピックに関連する返信
変更を保存してパネルを閉じるには、「保存」をクリックします。
ディスカッション・フォーラムやトピックを監視することにより、現在の作業に関連する最新情報を簡単に常時見守ることができます。監視対象に選択したフォーラムやトピックは個人用で、選択したユーザーの監視リストのビューに表示されます。他のユーザーが、監視対象に選択されたフォーラムやトピックの影響を受けることはありません。
フォーラムまたはトピックを監視しているときに別のユーザーがそのフォーラムまたはトピックに追加を行うと、追加されたものが監視フォーラムまたはトピック・リストに表示されるだけでなく、メールによる通知も届きます。
Spacesでは、クイック・ビューの「ディスカッション」パネルから監視対象のフォーラムとトピックすべてにアクセスできます。監視対象のフォーラムおよびトピックすべてに、「フォーラム」タスク・フローからアクセスできます。「監視フォーラム」および「監視トピック」タスク・フローは、監視対象のフォーラムやトピックにさらに焦点を当てたビューを提供します。
この項では、監視対象のトピックやフォーラムを追加、表示、および管理する方法について説明します。内容は次のとおりです。
監視リストにディスカッション・フォーラムまたはトピックを追加するには、次の手順を実行します。
監視リストに追加するディスカッション・フォーラムまたはトピックに移動します。
この次の手順は、監視の対象がフォーラムか、トピックかによって異なります。
監視フォーラムまたはトピックは、すべての「監視フォーラム」リストまたは「監視トピック」リストに表示されます。このリストは、たとえば、クイック・ビューの「ディスカッション」パネル(Figure 62-45)や、「監視フォーラム」および「監視トピック」タスク・フローにあります。
監視リストからディスカッション・フォーラムまたはディスカッション・トピックを削除するには、次の手順を実行します。
監視リストから削除するディスカッション・フォーラムまたはトピックに移動します。
目的のフォーラムまたはトピック上の「監視の削除」アイコンをクリックします(図62-46)。
選択した項目がフォーラムまたはトピックの監視リストから削除されます。
クイック・ビューから監視フォーラムまたはビューを表示するには、次の手順を実行します。
各ディスカッション・トピックのツールバーには、「メールの送信」アイコンがあります(図62-49)。ディスカッション・テキスト、場所、作成者、作成日を含むメール・メッセージを開始するには、「メールの送信」をクリックします。この機能により、他のユーザーとディスカッションを円滑に進めることができます。
WebCenter Portal管理者は、「メールの送信」アイコンで使用するメール・クライアントを指定します。ローカル・メール・クライアントを設定した場合は、プレーン・テキスト・メッセージが開きます。WebCenter Portalのメール・サービスをメール・クライアントとして設定した場合は、HTMLメールの「作成」ダイアログが開きます。どちらのメール・クライアントでも、送信前に、標準の定型的なメッセージを追加または編集できます。
ディスカッション・フォーラムは「ディスカッション」ページ上に、または「ディスカッション・フォーラム」タスク・フローを使って作成します。
フォーラムを作成できるのは、スペース・モデレータのみです。
注意: デフォルトでは、新規スペースに対してディスカッション・フォーラムが1つ割り当てられます。第6.2項「Spaceアプリケーションのディスカッション・フォーラム・オプションの構成」で説明されているとおり、スペース・モデレータは、必要であれば、1つのスペースに複数のフォーラムを割り当てることができます。 |
ディスカッション・フォーラムを作成するには、次の手順を実行します。
「ディスカッション」ページに移動します。複数のフォーラムが有効化されている場合、デフォルトのフォーラムをポイントするフォーラム・リンクが表示されます(図62-50)。
「フォーラム」リンク、「フォーラムの作成」ボタンの順にクリックします(図62-51)。
「フォーラムの作成」ダイアログが開きます(図62-52)。
「フォーラム名」フィールドに、ディスカッション・フォーラムの名前を入力します。
最大で255文字入力できます。
必要に応じて、「フォーラムの説明」テキスト・ボックスにディスカッション・フォーラムの説明を入力します。
最大で4000文字入力できます。
「作成」をクリックします。
新しいフォーラムが、フォーラムのリストに表示されます(図62-53)。フォーラム名をクリックすると、フォーラムの内容が表示されます。
ディスカッション・サービス・タスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。十分な権限を持つユーザーは、Oracle Composerの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからこれらのプロパティにアクセスできます(図62-56)。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログへのアクセスの詳細は、第18.6.2項「コンポーネントのプロパティの設定」を参照してください。
次の項では、ディスカッション・サービスのタスク・フローのプロパティについての情報を提供し、「パラメータ」タブのプロパティについて説明します。
デフォルトのタスク・フロー・コンテンツは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティによって制御されます。このタブのパラメータの詳細は、第62.3.2項「ディスカッション・サービスのタスク・フローのパラメータ」を参照してください。タスク・フローによっては、このタブのパラメータによって、タスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。詳細は、第22章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびUIコンポーネントの結付け」を参照してください。
「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。
「イベント」タブのコンテンツは、タスク・フローでサポートされるイベントによって異なります。詳細は、第18.6.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。
「子コンポーネント」タブには、現在のコンポーネントに含まれているすべてのコンポーネントが表示されます。このタブには、子コンポーネントを並べ替えたり、表示/非表示を切り替えるためのコントロールが用意されています。すべてのコンポーネントに子コンポーネントがあるわけではありません。そのため、このタブは省略されている場合があります。詳細は、第18.6.5項「子コンポーネントの使用」を参照してください。
「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。エディタの使用の詳細および一般的なEL式の説明は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。
注意: 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの汎用の「表示オプション」タブでELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表18-1に掲載されているオプションです。 汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。 |
表62-1に「ディスカッション」タスク・フローに固有のパラメータを示します。
表62-1 ディスカッション・サービスのタスク・フローのパラメータ
パラメータ | 説明 | タスク・フロー |
---|---|---|
ディスカッション・サーバーでは、指定されたフォーラムのセットの管理に使用されているカテゴリID 「フォーラム」タスク・フローでは、このパラメータを使用して、表示するフォーラムを指定します。その他すべての「ディスカッション」タスク・フローで、このパラメータを使用して、デフォルトで表示するトピックの親IDを指定します。 省略した場合、デフォルトではそのときのスペースに関連付けられているカテゴリIDが使用されます。ホーム・スペースでは、ルート・カテゴリIDが使用されます。 指定されたスペースのカテゴリIDを返すには、次のEL式を使用します。
#{sessionContext['oracle.webcenter.collab.forum'].groupInfo['SpaceName'].categoryId}
変数 |
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ディスカッション・サーバーで、トピックの管理に使用されるID タスク・フローに表示するデフォルト・フォーラムの特定にはこのパラメータを使用します。 指定されたスペースのフォーラムIDを返すには、次のEL式を使用します。
#{sessionContext['oracle.webcenter.collab.forum'].groupInfo['SpaceName'].forumId}
変数 |
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タスク・フローのパーソナライズ機能を表示または非表示にする手段(第62.2.3項「追加ディスカッション・フォーラム情報の表示および非表示」を参照) |
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フォーラムのカテゴリのみを表示するか、サブ項目まで表示するかを決定します。
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フォーラム |
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「カテゴリID」の下にグループ化されたフォーラム、または「フォーラムID」で指定されたトピックを表示する方法。
このパラメータの値は、他のパラメータと組み合せて使用します。 |
フォーラム |
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選択されている場合、ユーザーは表示可能なトピック数の変更を許可されていません。 |
ディスカッション・フォーラム |
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表示可能なトピック数を設定します。 |
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表示可能な最近のトピック数を設定します。 |
最近のトピック |
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表示可能な監視フォーラム数を設定します。 |
監視フォーラム |
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表示可能な監視トピック数を設定します。 |
監視トピック |
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選択されている場合、「追加」リンク(さらにトピックまたはフォーラムを表示する)は表示されません。 |
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