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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.7.0)
B72923-01
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12 ナビゲーションの使用

ナビゲーションによって、ポータルのユーザーはポータルが提供する情報を参照し、その情報にすばやく簡単に到達できます。

この章では、Oracle WebCenter Portal: Spacesでポータル・ナビゲーション・モデルを定義する方法と、組込みのナビゲーション・タスク・フローを使用してそのモデルをページ・テンプレート内で視覚化する方法について説明します。内容は次のとおりです。

ナビゲーション要件が高度な場合、ポータル設計者は、Oracle JDeveloperなどの開発ツールを使用してナビゲーション・モデルを構築し、それをSpacesにアップロードできます。詳細は、第12.2.5項「JDeveloperを使用したナビゲーション・モデルの構築」を参照してください。

同様に、ページ・テンプレート設計者は、同じ開発ツールを使用してページ・テンプレート内にナビゲーションUIを直接構築し、そのテンプレートをSpacesにアップロードできます。詳細は、第12.3.3項「JDeveloperを使用したナビゲーションの視覚化」を参照してください。

様々なタイプのリソースの追加および編集の一般情報については、第11章「ポータルまたはコミュニティを作成するリソースの使用」を参照してください。

対象読者

この章は、Application-Navigations-Create, Edit, and Deleteというアプリケーション権限を持つポータル設計者を対象としています。

特定のスペースのナビゲーション・モデルを構築するには、space-Resources-Create, Edit, and Delete Resources (標準権限モデル)またはspace-Navigations-Create, Edit, and Delete Navigations (アドバンスト権限モデル)という権限が必要です。

ページ・テンプレートにナビゲーションを追加するには、適切なページ・テンプレート権限も必要です。つまり、アプリケーション全体のページ・テンプレートを編集する場合はApplication-Page Templates-Edit、特定のスペースのページ・テンプレートを編集する場合はspace-Resources-Edit Resourcesまたはspace-Page Templates-Editが必要です。


関連項目:

ロールおよび権限の詳細は、第23章「セキュリティの理解」を参照してください。


12.1 ナビゲーションの基本

ナビゲーションは、ポータルの基礎的な外観です。ユーザーは、ポータル内で使用可能なものを表示したり、ポータル内で移動したり、ポータル内での位置を確認できる必要があります。

ナビゲーションは、基本的に、ポータルのコンテンツまたは外部リソースを指す、一連のリンクです。ナビゲーションの例には、次のようなものがあります。

Spacesでは、ナビゲーションを2つの主要な概念に分類できます。

12.1.1 ナビゲーション・モデルの基本

ナビゲーション・モデルを作成する場合は、ユーザーが移動できるリソースを指定します。スペース、ページ、コンテンツ・リポジトリ、場合によっては外部Webページなど、様々なソースの情報をリンクできます。また、フォルダやセパレータを導入して、ナビゲーションを使用しやすくすることもできます。ネストされたナビゲーション・モデルをナビゲーション・モデル内に含めると、ナビゲーションの開発を複数のチームに委任したり、ナビゲーション内の異なるアイテムへのアクセスを制御したりできます。

ナビゲーション・モデルには、次のリソースを含めることができます。

  • スペース(個々のスペースおよびスペース階層)

  • ページ(個々のページおよびページ階層)

  • コンテンツ(個々のコンテンツ・アイテムまたはコンテンツ問合せの結果)

  • 他のナビゲーション・モデル

  • ポートレット

  • タスク・フロー

  • 外部アプリケーション

  • 外部リンク

ナビゲーション・モデルは、ナビゲーション・モデルが制御する要素(ページ、リンク、タスク・フローなど)に適用されるセキュリティ・ポリシーを認識します。現在のユーザーに特定のページを表示する権限がない場合、ナビゲーション・モデルは、デフォルトで、そのページへのナビゲーション・リンクをいっさい表示しません。ナビゲーション・モデルのメタデータは、EL式を使用してコンテキストに応じて決定することもできます。これらの式は実行時に評価されて、ナビゲーションUIにレンダリングされるナビゲーション・モデルの正確な部分とその対象者を決定します。

Spacesには、開始点として使用できる3つの組込みのナビゲーション・モデルが用意されています。

  • スペース管理オプション—このナビゲーション・モデルは、スペースまたはホーム・スペースの管理オプションで構成されます(図12-1)。ナビゲーションがページにレンダリングされるときに表示されるリンクは、スペースまたはホーム・スペースのいずれに表示されるのか、および現在のユーザーの権限によってそれぞれ異なります。デフォルトでは、このナビゲーション・モデルには、管理設定にアクセスするための「管理」ドロップダウン・メニューが含まれています。

    図12-1 スペース管理オプション・ナビゲーション・モデル

    図12-1の説明が続きます
    「図12-1 スペース管理オプション・ナビゲーション・モデル」の説明

  • スペース・デフォルト・ナビゲーション・モデル—このナビゲーション・モデルは、スペース内のナビゲーション用の、デフォルトの最上位エントリで構成されます。現在のスペース・ページへのリンクと、保存済検索およびサブスペースへのリンクが含まれています(図12-2)。

    図12-2 スペース・デフォルト・ナビゲーション・モデル

    図12-2の説明が続きます
    「図12-2 スペース・デフォルト・ナビゲーション・モデル」の説明

  • ブログ/Wiki/リストのサブメニューがあるスペース・ナビゲーション—このナビゲーション・モデルはスペース・デフォルト・ナビゲーション・モデルと似ていますが、現在のスペースのブログ、Wikiおよびリストへのリンクも含まれる点が異なります(図12-3)。

    図12-3 ブログ/Wiki/リストがあるナビゲーション・モデル

    図12-3の説明が続きます
    「図12-3 ブログ/Wiki/リストがあるナビゲーション・モデル」の説明

これらの組込みナビゲーションは、そのまま使用することもできれば、そのコピーを作成して各自の要件を満たすように編集することもできます。または、ポータル用にまったく新しいナビゲーション・モデルを作成できます。


注意:

組込みナビゲーション・モデルを編集することはできません。これらのナビゲーション・モデルを編集するには、最初にコピーを作成してから編集する必要があります。


他のSpacesリソースと同様に、ポータル設計者は、アプリケーション全体で使用できるナビゲーション・モデル(アプリケーションレベル・リソース)と、特定のスペースを範囲とするナビゲーション・モデル(スペースレベル・リソース)を構築できます。

Spacesで提供されるナビゲーション・モデル機能では要件が満たされない場合は、JDeveloperなどの開発ツールでナビゲーション・モデルを作成し、そのモデルをリソース・マネージャを使用してSpacesにアップロードできます。詳細は、第12.2.5項「JDeveloperを使用したナビゲーション・モデルの構築」を参照してください。

12.1.2 ナビゲーション視覚化の基本

ナビゲーション視覚化によって、ポータル内でのナビゲーション・モデルの表示方法が決まります。たとえば、各ページの上部の一連のタブとして、または場合によってはページの横側のツリー形式の構造として、ナビゲーションを提供できます。

Spacesには、次の組込みナビゲーション・タスク・フローが用意されており、ページ・テンプレート設計者がページ・テンプレートに追加することで、ポータル全体でナビゲーション・モデルをすばやく視覚化できます。

  • ナビゲーション・ツリー・タスク・フロー—ツリー・ナビゲーションでは、ナビゲーション・リンクが階層構造で表示され、多くの場合、複数レベルの階層で構成されます(図12-4)。ツリー・ナビゲーションでは、複雑な構造に比較的簡単にアクセスでき、多くの場合、ページ・テンプレートの左側に表示されます。

    図12-4 ナビゲーション・ツリー・タスク・フロー

    図12-4の説明が続きます
    「図12-4 ナビゲーション・ツリー・タスク・フロー」の説明

  • ナビゲーション・メニュー・タスク・フロー—メニュー・ナビゲーションでは、ナビゲーション・リンクが一連のタブ、メニュー、バー、ボタン、選択肢またはリストとして表示されます(図12-5)。メニュー・ナビゲーションは、WebCenter Portalのページ、スペースおよびドキュメントにリンクする場合、かつ、アイテム数がわかっていて、使用可能なすべてのオプションを表示できる領域がある場合に適しています。

    図12-5 ナビゲーション・メニュー・タスク・フロー

    図12-5の説明が続きます
    「図12-5 ナビゲーション・メニュー・タスク・フロー」の説明

  • ナビゲーション・ブレッドクラム・タスク・フロー—ブレッドクラム・ナビゲーションでは、ナビゲーション階層内でのユーザーの現在位置を示す、水平または垂直方向の一連のリンクが表示されます(図12-6)。ブレッドクラムは、たとえば4レベル以上の深い階層で、ユーザーが特定の場所に戻る場合に特に役立ちます。

    図12-6 ナビゲーション・ブレッドクラム・タスク・フロー

    図12-6の説明が続きます
    「図12-6 ナビゲーション・ブレッドクラム・タスク・フロー」の説明


関連項目:

このような組込みナビゲーション・タスク・フローをページ・テンプレートに追加する方法の詳細は、第12.3項「ポータル内でのナビゲーションのレンダリング」を参照してください。

組込みナビゲーション・タスク・フローに対して設定できる様々なプロパティの詳細は、第12.3.2項「ナビゲーション・タスク・フローのプロパティの設定」を参照してください。


Spacesは、スペース・ブラウザ・タスク・フローも提供しています。ここには、使用可能なすべてのスペースが表示されます。これには、自分がモデレータであるスペース、自分がメンバーであるスペース、公開されていてSpacesユーザーでなくても使用できるスペース、プライベートなため招待されて参加する必要があるスペースが含まれます。詳細は、第53.15項「スペースのタスク・フローの使用」を参照してください。

図12-7 スペース・ブラウザ・タスク・フロー

図12-7の説明が続きます
「図12-7 スペース・ブラウザ・タスク・フロー」の説明

組込みタスク・フローではポータルのナビゲーション要件が十分に満たされない場合、ページ・テンプレート設計者は、JDeveloperなどの開発ツールでページ・テンプレートを編集して、ページ・テンプレート自体にナビゲーションUIを直接構築し、そのテンプレートをSpacesにアップロードして使用することもできます。

詳細は、第12.3.3項「JDeveloperを使用したナビゲーションの視覚化」を参照してください。

12.2 ナビゲーション・モデルの構築

ポータルのナビゲーションを実現するには、最初に、ナビゲーション・モデル、つまり、ナビゲーションの構造とコンテンツを定義します。これは、基本のナビゲーション・モデルを作成し、それにナビゲーション・アイテムを追加し、そのナビゲーション・アイテムのプロパティを設定することによって行います。

この項の内容は次のとおりです。

12.2.1 ナビゲーション・モデルの作成

まったく新しいナビゲーション・モデルを作成することも、既存のナビゲーション・モデルのコピーを作成し、それをナビゲーション・モデルの開始点として使用することもできます。

ナビゲーション・モデルは、アプリケーションレベルまたはスペースレベルで作成できます。アプリケーションレベルのナビゲーション・モデルは、スペースが特に除外されていないかぎり、すべてのスペースで使用できます。詳細は、第11.4.2項「リソースのプロパティの設定」を参照してください。スペースレベルのナビゲーション・モデルは、作成元のスペースでのみ使用できます。

ナビゲーション・モデルを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 第11.1.4項「リソースへのアクセス」の手順に従って、アプリケーションまたはナビゲーション・モデルを作成するスペースの「リソース」ページに移動します。

  2. 左側のナビゲーション・パネルで、「構造」の下の「ナビゲーション」を選択します。

  3. メニュー・バーの「作成」をクリックします。

  4. 「新規ナビゲーションの作成」ダイアログ(図12-8)で、「名前」フィールドに、ナビゲーション・モデルの名前を入力します。

    図12-8 「新規ナビゲーションの作成」ダイアログ

    図12-8の説明が続きます
    「図12-8 「新規ナビゲーションの作成」ダイアログ」の説明

  5. 「説明」フィールドに、ナビゲーション・モデルの説明を入力します。

    説明は、「リソース」ページ内で名前の下、およびナビゲーション・モデルを選択したときのツールチップとして表示されます。ページ・テンプレート設計者がこの特定のナビゲーション・モデルを使用するかどうかを判断する上で、この説明が役立つものであることが必要です。

  6. 必要に応じて、「コピー元」リストから、新しいナビゲーション・モデルの開始点として使用する既存のナビゲーション・モデルを選択します。空白のままにすると、新しい空のナビゲーション・モデルが作成されます。


    ヒント:

    「リソース」ページで既存のナビゲーションを選択し、メニュー・バーの「編集」をクリックし、「コピー」をクリックし、新しいナビゲーション・モデルの名前と説明を指定することによって、既存のナビゲーション・モデルのコピーを作成することもできます。


  7. 「作成」をクリックします。

    新しく作成したナビゲーション・モデルが、「リソース」ページにリストされます。ナビゲーション・モデルの横のグレーの丸いアイコンは、ナビゲーション・モデルがまだ公開されていないため、他のユーザーは使用できないことを示しています。ナビゲーション・モデルの公開の詳細は、第11.4.3項「リソースの表示および非表示」を参照してください。

12.2.2 ナビゲーション・モデルの編集

基本のナビゲーション・モデルを作成したら、次に、モデルに含めるものを正確に定義します。ナビゲーション・モデルに含めるリソースによって、ページにモデルが表示されているときに、ユーザーが移動できる先が決まります。

この項の内容は次のとおりです。

12.2.2.1 「編集」ダイアログを使用したナビゲーション・モデルへのリソースの追加

「編集」ダイアログには、ナビゲーション・モデルにリソースを追加するための様々なオプションがあります。

この項の内容は次のとおりです。

12.2.2.1.1 ナビゲーション・モデルへのドキュメントの追加

コンテンツ・リポジトリのドキュメントをナビゲーション・モデルに追加できます。ナビゲーション内のドキュメントを選択すると、そのドキュメントがページに表示されます。


注意:

特定の問合せ基準に一致するドキュメントのセットをナビゲーション・モデルに含めることもできます。詳細は、第12.2.2.1.2項「ナビゲーション・モデルへの問合せ結果に基づくコンテンツの追加」を参照してください。


ドキュメントを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 第11.1.4項「リソースへのアクセス」の手順に従って、アプリケーション、またはナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルが含まれるスペースの「リソース」ページに移動します。

  2. 左側のナビゲーション・パネルで、「構造」の下の「ナビゲーション」を選択します。

  3. メイン・パネルで、ナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルを選択します。

  4. 「編集」メニューから「編集」を選択します。

  5. 「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「コンテンツ・アイテム」を選択します。


    ヒント:

    フォルダ内にナビゲーション・アイテムを作成するには、最初にフォルダを選択してから、「追加」をクリックします。


    図12-9 「追加」メニューの「コンテンツ・アイテム」オプション

    図12-9の説明が続きます
    「図12-9 「追加」メニューの「コンテンツ・アイテム」オプション」の説明

  6. 「ターゲット」タブの「ID」フィールドには、生成されたIDが自動的に移入されます。このIDを使用して、ナビゲーション・モデル内のアイテムにアクセスするためのURLが作成されるため、もっとわかりやすいものに変更する必要がある場合があります。

    IDは、ナビゲーション・モデル内で一意であることが必要です。先頭の文字は、大文字、小文字またはアンダースコア(_)である必要があります。その後の文字は、任意の英数字、ダッシュ(-)、ピリオド(.)またはアンダースコア(_)を指定できます。

    リソースがナビゲーション・モデルの最上位にある場合、wc_navtitleまたはwcnav_externalIdというIDは指定しないでください。これらのIDは予約済です。

  7. 「名前」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの名前を入力します。この名前は、ナビゲーションがページにレンダリングされるときに、ナビゲーションに表示されます。


    ヒント:

    「編集」ダイアログ内のすべてのフィールドは、式言語(EL)エディタにアクセスできます。これを使用すると、定数値ではなく変数値を選択または指定できます。フィールドの横の「編集」アイコンをクリックすると、エディタが開きます。エディタの使用の詳細および一般的なEL式については、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


    図12-10 コンテンツ・アイテム用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ

    図12-10の説明が続きます
    「図12-10 コンテンツ・アイテム用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ」の説明

  8. 「説明」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの簡単な説明を入力します。

  9. ナビゲーション・モデルがページにレンダリングされるときにナビゲーション・アイテムを表示するには、「表示」を選択します。

    または、ナビゲーション・アイテムがナビゲーションに表示される条件を判断するEL式を指定できます。たとえば、Moderatorロールのユーザーにのみナビゲーション・アイテムを表示することを指定するには、次のEL式を使用します。

    #{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator']}
    
  10. 「パス」フィールドに、コンテンツ・アイテムのパスを入力します。パスが不明な場合は、「選択」アイコンをクリックして、使用可能なコンテンツのコンテンツ・リポジトリを参照します。


    注意:

    コンテンツ・フォルダを選択することもできます。その場合は、1つのフォルダを使用し、そのフォルダのすべてのコンテンツをレンダリングする、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートも選択する必要があります。


  11. 「コンテンツ・プレゼンタ・テンプレート」ドロップダウン・リストから、ナビゲーションで選択されたコンテンツ・アイテムをレンダリングするためのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを選択します。


    関連項目:

    コンテンツ・プレゼンタの詳細は、第42章「コンテンツ・プレゼンタを使用したコンテンツの公開」を参照してください。


  12. 「ページ・テンプレート」ドロップダウン・リストから、ナビゲーションで選択されたナビゲーション・アイテムを表示するためのページ・テンプレートを選択します。

    スペースまたはアプリケーションのデフォルト・ページ・テンプレートを使用するには、「[システム・デフォルト]」を選択します。

  13. 「オプション」タブで、ナビゲーション・アイテムの表示オプションを設定します。詳細は、第12.2.2.1.8項「ナビゲーション・アイテムの表示オプションの設定」を参照してください。

  14. 「パラメータ」タブで、選択したページ・テンプレートがサポートするパラメータの値を、必要に応じて入力します。カスタム・パラメータも追加できます。

  15. 「OK」をクリックして、ナビゲーション・アイテムを作成します。

  16. 「OK」をクリックして、「編集」ダイアログを閉じます。

12.2.2.1.2 ナビゲーション・モデルへの問合せ結果に基づくコンテンツの追加

コンテンツ問合せナビゲーション・アイテムをナビゲーション・モデルに追加することによって、特定の検索基準に一致するすべてのドキュメントを含めることができます。


関連項目:

単一のドキュメントまたは特定のフォルダ内のすべてのドキュメントをナビゲーション・モデルに追加するには、第12.2.2.1.1項「ナビゲーション・モデルへのドキュメントの追加」を参照してください。


ナビゲーション・モデルにコンテンツ問合せを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 第11.1.4項「リソースへのアクセス」の手順に従って、アプリケーション、またはナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルが含まれるスペースの「リソース」ページに移動します。

  2. 左側のナビゲーション・パネルで、「構造」の下の「ナビゲーション」を選択します。

  3. メイン・パネルで、ナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルを選択します。

  4. 「編集」メニューから「編集」を選択します。

  5. 「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「コンテンツ問合せ」を選択します。


    ヒント:

    フォルダ内にナビゲーション・アイテムを作成するには、最初にフォルダを選択してから、「追加」をクリックします。


    図12-11 「追加」メニューの「コンテンツ問合せ」オプション

    図12-11の説明が続きます
    「図12-11 「追加」メニューの「コンテンツ問合せ」オプション」の説明

  6. 「ターゲット」タブの「ID」フィールドには、生成されたIDが自動的に移入されます。このIDを使用して、ナビゲーション・モデル内のアイテムにアクセスするためのURLが作成されるため、もっとわかりやすいものに変更する必要がある場合があります。

    IDは、ナビゲーション・モデル内で一意であることが必要です。先頭の文字は、大文字、小文字またはアンダースコア(_)である必要があります。その後の文字は、任意の英数字、ダッシュ(-)、ピリオド(.)またはアンダースコア(_)を指定できます。

    リソースがナビゲーション・モデルの最上位にある場合、wc_navtitleまたはwcnav_externalIdというIDは指定しないでください。これらのIDは予約済です。

  7. 「名前」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの名前を入力します。この名前は、ナビゲーションがページにレンダリングされるときに、ナビゲーションに表示されます。


    ヒント:

    「編集」ダイアログ内のすべてのフィールドは、式言語(EL)エディタにアクセスできます。これを使用すると、定数値ではなく変数値を選択または指定できます。フィールドの横の「編集」アイコンをクリックすると、エディタが開きます。エディタの使用の詳細および一般的なEL式については、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


    図12-12 コンテンツ問合せ用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ

    図12-12の説明が続きます
    「図12-12 コンテンツ問合せ用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ」の説明

  8. 「説明」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの簡単な説明を入力します。

  9. ナビゲーション・モデルがページにレンダリングされるときにナビゲーション・アイテムを表示するには、「表示」を選択します。

    または、ナビゲーション・アイテムがナビゲーションに表示される条件を判断するEL式を指定できます。たとえば、Moderatorロールのユーザーにのみナビゲーション・アイテムを表示することを指定するには、次のEL式を使用します。

    #{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator']}
    
  10. 「問合せ文字列」フィールドに、ナビゲーション・モデルに含めるコンテンツを特定する問合せ基準を入力します。次に例を示します。

    select * from cmis:document WHERE cmis:name LIKE 'Foo%'
    

    問合せ形式の詳細および例については、Oracle Fusion Middlewareコンテンツ管理RESTサービス開発者ガイドを参照してください。

  11. 問合せの結果を、フォルダの下ではなく、ナビゲーションに直接表示するには、「最上位レベルのフォルダの非表示」を選択します。

  12. 「オプション」タブで、ナビゲーション・アイテムの表示オプションを設定します。詳細は、第12.2.2.1.8項「ナビゲーション・アイテムの表示オプションの設定」を参照してください。

  13. 「パラメータ」タブで、カスタム・パラメータを追加できます。

  14. 「OK」をクリックして、ナビゲーション・アイテムを作成します。

  15. 「OK」をクリックして、「編集」ダイアログを閉じます。

12.2.2.1.3 ナビゲーション・モデルへのスペース・ページ、ポートレット、タスク・フロー、外部アプリケーションまたはWebページの追加

ページ、ポートレット、タスク・フロー、外部アプリケーション、Webページなど、個々のリリースへのリンクを追加できます。


関連項目:

リンク・ナビゲーション・アイテム・タイプを使用すると、単一のページへのリンクをナビゲーションに含めることができます。ページ階層全体を含める方法の詳細は、第12.2.2.1.4項「ナビゲーション・モデルへのページ・リストの追加」を参照してください。


スペース・ページ、ポートレット、タスク・フロー、外部アプリケーションまたはWebページへのリンクを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 第11.1.4項「リソースへのアクセス」の手順に従って、アプリケーション、またはナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルが含まれるスペースの「リソース」ページに移動します。

  2. 左側のナビゲーション・パネルで、「構造」の下の「ナビゲーション」を選択します。

  3. メイン・パネルで、ナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルを選択します。

  4. 「編集」メニューから「編集」を選択します。

  5. 「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「リンク」を選択します(図12-13)。


    ヒント:

    フォルダ内にナビゲーション・アイテムを作成するには、最初にフォルダを選択してから、「追加」をクリックします。


    図12-13 「追加」メニューの「リンク」オプション

    図12-13の説明が続きます
    「図12-13 「追加」メニューの「リンク」オプション」の説明


    注意:

    ポートレットまたはタスク・フローへのナビゲーションを直接提供すると、ユーザーはそのポートレットまたはタスク・フローをカスタマイズできません。ユーザーがポートレットまたはタスク・フローをカスタマイズできる必要がある場合は、それをページに追加し、そのページのナビゲーション・アイテムを作成します。


  6. 「ターゲット」タブの「ID」フィールドには、生成されたIDが自動的に移入されます。このIDを使用して、ナビゲーション・モデル内のアイテムにアクセスするためのURLが作成されるため、もっとわかりやすいものに変更する必要がある場合があります。

    IDは、ナビゲーション・モデル内で一意であることが必要です。先頭の文字は、大文字、小文字またはアンダースコア(_)である必要があります。その後の文字は、任意の英数字、ダッシュ(-)、ピリオド(.)またはアンダースコア(_)を指定できます。

    リソースがナビゲーション・モデルの最上位にある場合、wc_navtitleまたはwcnav_externalIdというIDは指定しないでください。これらのIDは予約済です。

  7. 「名前」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの名前を入力します。この名前は、ナビゲーションがページにレンダリングされるときに、ナビゲーションに表示されます。


    ヒント:

    「編集」ダイアログ内のすべてのフィールドは、式言語(EL)エディタにアクセスできます。これを使用すると、定数値ではなく変数値を選択または指定できます。フィールドの横の「編集」アイコンをクリックすると、エディタが開きます。エディタの使用の詳細および一般的なEL式については、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


    図12-14 リンク用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ

    図12-14の説明が続きます
    「図12-14 リンク用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ」の説明

  8. 「説明」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの簡単な説明を入力します。

  9. ナビゲーション・モデルがページにレンダリングされるときにナビゲーション・アイテムを表示するには、「表示」を選択します。

    または、ナビゲーション・アイテムがナビゲーションに表示される条件を判断するEL式を指定できます。たとえば、Moderatorロールのユーザーにのみナビゲーション・アイテムを表示することを指定するには、次のEL式を使用します。

    #{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator']}
    
  10. 「パス」フィールドにWebページのURLを入力するか、「選択」アイコンをクリックして、ナビゲーション・モデルに含めることができるスペース・ページ、ポートレット、タスク・フローまたは外部アプリケーションを参照します。


    注意:

    「選択」ダイアログで「選択」ボタンがアクティブなのは、ナビゲーション・モデルに含めることができるアイテムを選択する場合のみです。たとえば、「ポートレット」ノードを開き、ポートレット・プロデューサを選択すると、「選択」ボタンは無効になります。ポートレット・プロデューサ・ノードを開いてポートレットを選択すると、「選択」ボタンが有効になります。


  11. 「ページ・テンプレート」ドロップダウン・リストから、ナビゲーションで選択されたナビゲーション・アイテムを表示するためのページ・テンプレートを選択します。

    スペースまたはアプリケーションのデフォルト・ページ・テンプレートを使用するには、「[システム・デフォルト]」を選択します。

  12. 「オプション」タブで、ナビゲーション・アイテムの表示オプションを設定します。詳細は、第12.2.2.1.8項「ナビゲーション・アイテムの表示オプションの設定」を参照してください。


    ヒント:

    ナビゲーション・モデルが使用されるスペースとは異なるスペース内のページにリンクしている場合は、リンクが正しく表示されるように、「リダイレクト」オプションを選択する必要があります。


  13. 「パラメータ」タブで、選択したページ、タスク・フローまたはポートレット、あるいはページ・テンプレートがサポートするパラメータの値を、必要に応じて入力します。カスタム・パラメータも追加できます。

  14. 「OK」をクリックして、ナビゲーション・アイテムを作成します。

  15. 「OK」をクリックして、「編集」ダイアログを閉じます。

12.2.2.1.4 ナビゲーション・モデルへのページ・リストの追加

リストの開始点を選択し、表示するページを決定するための基準を指定することによって、ページのリストをナビゲーション・モデルに追加できます。たとえば、特定のスペース内のすべてのページ、現在のスペース内のすべてのWikiページ、またはすべてのホーム・スペース・ページを含めることができます。選択した開始点の下にあって基準に一致するすべてのページが、ナビゲーション・モデルに含まれます。


関連項目:

ナビゲーション・モデルに単一のページのみを含める場合は、リンク・タイプのナビゲーション・アイテムを使用します。詳細は、第12章「ナビゲーション・モデルへのスペース・ページ、ポートレット、タスク・フロー、外部アプリケーションまたはWebページの追加」を参照してください。


ページ・リストを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 第11.1.4項「リソースへのアクセス」の手順に従って、アプリケーション、またはナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルが含まれるスペースの「リソース」ページに移動します。

  2. 左側のナビゲーション・パネルで、「構造」の下の「ナビゲーション」を選択します。

  3. メイン・パネルで、ナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルを選択します。

  4. 「編集」メニューから「編集」を選択します。

  5. 「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「ページ問合せ」を選択します。


    ヒント:

    フォルダ内にナビゲーション・アイテムを作成するには、最初にフォルダを選択してから、「追加」をクリックします。


    図12-15 「追加」メニューの「ページ問合せ」オプション

    図12-15の説明が続きます
    「図12-15 「追加」メニューの「ページ問合せ」オプション」の説明

  6. 「ターゲット」タブの「ID」フィールドには、生成されたIDが自動的に移入されます。このIDを使用して、ナビゲーション・モデル内のアイテムにアクセスするためのURLが作成されるため、もっとわかりやすいものに変更する必要がある場合があります。

    IDは、ナビゲーション・モデル内で一意であることが必要です。先頭の文字は、大文字、小文字またはアンダースコア(_)である必要があります。その後の文字は、任意の英数字、ダッシュ(-)、ピリオド(.)またはアンダースコア(_)を指定できます。

    リソースがナビゲーション・モデルの最上位にある場合、wc_navtitleまたはwcnav_externalIdというIDは指定しないでください。これらのIDは予約済です。

  7. 「名前」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの名前を入力します。この名前は、ナビゲーションがページにレンダリングされるときに、ナビゲーションに表示されます。


    ヒント:

    「編集」ダイアログ内のすべてのフィールドは、式言語(EL)エディタにアクセスできます。これを使用すると、定数値ではなく変数値を選択または指定できます。フィールドの横の「編集」アイコンをクリックすると、エディタが開きます。エディタの使用の詳細および一般的なEL式については、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


    図12-16 ページ問合せ用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ

    図12-16の説明が続きます
    「図12-16 ページ問合せ用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ」の説明

  8. 「説明」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの簡単な説明を入力します。

  9. ナビゲーション・モデルがページにレンダリングされるときにナビゲーション・アイテムを表示するには、「表示」を選択します。

    または、ナビゲーション・アイテムがナビゲーションに表示される条件を判断するEL式を指定できます。たとえば、Moderatorロールのユーザーにのみナビゲーション・アイテムを表示することを指定するには、次のEL式を使用します。

    #{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator']}
    
  10. 「ページの検索場所」ラジオ・グループで、次の中から選択します。

    • 「ホーム・スペース」: 現在のユーザーのホーム・スペースとそのすべてのページをナビゲーション・モデルに追加します。

    • 「スペース」: 特定のスペースのホーム・ページとその他のすべてのページをナビゲーション・モデルに追加します。スペースの名前を入力するか、「スペースの選択」アイコンをクリックして、使用可能なすべてのスペースから選択します。「スペースの選択」ダイアログでは、使用可能なすべてのスペースをリストしたり、参加しているスペース、モデレート対象のスペースまたは公開されているスペースのリストに絞り込むことができます。

    • 「パス」: 特定のページをナビゲーション・モデルに追加します。ページのパスを入力するか、「ページの選択」アイコンをクリックして、使用可能なすべてのページから選択します。

  11. 「ページ・スタイル」ドロップダウン・リストから、ナビゲーション・モデルに含めるページのスタイルを選択します。たとえば、「Wiki」を選択すると、Wikiページ・スタイルを使用するページのみがナビゲーション・モデルに含まれます。

    「[システム・デフォルト]」を選択すると、スタイルにかかわらずすべてのページが表示されます。

  12. 「除外するページ・スタイル」フィールドに、ナビゲーション・モデルから除外するページのスタイルを、ページ・スタイル・パスのカンマ区切りのリストを入力することによって指定します。次に例を示します。

    /oracle/webcenter/siteresources/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/
    pageStyle/gsr1b60e8a7_2e23_48ff_9571_31ede592de1a/TemplateWiki.jspx, 
    /oracle/webcenter/siteresources/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/
    pageStyle/gsr1b60e8a7_2e23_48ff_9571_31ede592de1b/TemplateBlog.jspx
    

    ヒント:

    ページ・スタイルのパスは、「リソース」ページでページ・スタイルを選択し、メニュー・バーの「バージョン情報」をクリックして確認できます。


    ここで指定されたページ・スタイルを使用するすべてのページが、ナビゲーションに含まれません

  13. 「可視性」ドロップダウン・リストから、「ページのパーソナライズ」ページで非表示のフラグが設定されていても、ページを含めるかどうかを選択します。

    「[システム・デフォルト]」を選択すると、可視性にかかわらずすべてのページが表示されます。

  14. 階層内のサブページを、親ページのフォルダの下ではなく、ナビゲーションに直接表示するには、「最上位レベルのフォルダの非表示」を選択します。

  15. 「ページ・テンプレート」ドロップダウン・リストから、ナビゲーションで選択されたナビゲーション・アイテムを表示するためのページ・テンプレートを選択します。

    スペースまたはアプリケーションのデフォルト・ページ・テンプレートを使用するには、「[システム・デフォルト]」を選択します。

  16. 「オプション」タブで、ナビゲーション・アイテムの表示オプションを設定します。詳細は、第12.2.2.1.8項「ナビゲーション・アイテムの表示オプションの設定」を参照してください。

  17. 「パラメータ」タブで、選択したページ・テンプレートがサポートするパラメータの値を、必要に応じて入力します。カスタム・パラメータも追加できます。

  18. 「OK」をクリックして、ナビゲーション・アイテムを作成します。

  19. 「OK」をクリックして、「編集」ダイアログを閉じます。

12.2.2.1.5 ナビゲーション・モデルへのサブスペース・リストの追加

特定のスペースのすべてのサブスペースのリストをナビゲーション・モデルに含めることができます。それらのサブスペース内のすべてのページを含めたり、リストに含めるサブスペースを絞り込む問合せを指定することもできます。

サブスペース・リストを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 第11.1.4項「リソースへのアクセス」の手順に従って、アプリケーション、またはナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルが含まれるスペースの「リソース」ページに移動します。

  2. 左側のナビゲーション・パネルで、「構造」の下の「ナビゲーション」を選択します。

  3. メイン・パネルで、ナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルを選択します。

  4. 「編集」メニューから「編集」を選択します。

  5. 「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「スペース問合せ」を選択します。


    ヒント:

    フォルダ内にナビゲーション・アイテムを作成するには、最初にフォルダを選択してから、「追加」をクリックします。


    図12-17 「追加」メニューの「スペース問合せ」オプション

    図12-17の説明が続きます
    「図12-17 「追加」メニューの「スペース問合せ」オプション」の説明

  6. 「ターゲット」タブの「ID」フィールドには、生成されたIDが自動的に移入されます。このIDを使用して、ナビゲーション・モデル内のアイテムにアクセスするためのURLが作成されるため、もっとわかりやすいものに変更する必要がある場合があります。

    IDは、ナビゲーション・モデル内で一意であることが必要です。先頭の文字は、大文字、小文字またはアンダースコア(_)である必要があります。その後の文字は、任意の英数字、ダッシュ(-)、ピリオド(.)またはアンダースコア(_)を指定できます。

    リソースがナビゲーション・モデルの最上位にある場合、wc_navtitleまたはwcnav_externalIdというIDは指定しないでください。これらのIDは予約済です。

  7. 「名前」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの名前を入力します。この名前は、ナビゲーションがページにレンダリングされるときに、ナビゲーションに表示されます。


    ヒント:

    「編集」ダイアログ内のすべてのフィールドは、式言語(EL)エディタにアクセスできます。これを使用すると、定数値ではなく変数値を選択または指定できます。フィールドの横の「編集」アイコンをクリックすると、エディタが開きます。エディタの使用の詳細および一般的なEL式については、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


    図12-18 スペース問合せ用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ

    図12-18の説明が続きます
    「図12-18 スペース問合せ用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ」の説明

  8. 「説明」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの簡単な説明を入力します。

  9. ナビゲーション・モデルがページにレンダリングされるときにナビゲーション・アイテムを表示するには、「表示」を選択します。

    または、ナビゲーション・アイテムがナビゲーションに表示される条件を判断するEL式を指定できます。たとえば、Moderatorロールのユーザーにのみナビゲーション・アイテムを表示することを指定するには、次のEL式を使用します。

    #{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator']}
    
  10. 「スペース」フィールドに、サブスペースを表示するスペースの名前を入力するか、「スペースの選択」アイコンをクリックして、使用可能なスペースから選択します。

    フィールドを空白のままにすると、現在のスペースが使用されます。

  11. サブスペース内のページもナビゲーションに含めるには、「サブスペース・ページの表示」を選択します。

  12. サブスペースを、親スペースのフォルダの下ではなく、ナビゲーションに直接表示するには、「最上位レベルのフォルダの非表示」を選択します。

  13. 「拡張問合せ」フィールドに、ナビゲーション・モデルに含めるサブスペースのリストを絞り込むためのEL式を入力します。たとえば、コミュニティのサブスペースのみを含めたり、タイトルに特定の文字列が指定されているサブスペースを含めたりできます。式言語エディタの使用の詳細および一般的なEL式については、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。

  14. 「オプション」タブで、ナビゲーション・アイテムの表示オプションを設定します。詳細は、第12.2.2.1.8項「ナビゲーション・アイテムの表示オプションの設定」を参照してください。

  15. 「パラメータ」タブで、カスタム・パラメータを追加できます。

  16. 「OK」をクリックして、ナビゲーション・アイテムを作成します。

  17. 「OK」をクリックして、「編集」ダイアログを閉じます。

12.2.2.1.6 ナビゲーション・モデル内でのナビゲーション・モデルのネスト

ナビゲーション・モデルは、お互いにネストできます。たとえば、複雑なナビゲーション・モデルがある場合、これを複数の個別のモデルに分割し、1つの包括的なモデル内でそのすべてをネストする方が簡単な可能性があります。ネストされたナビゲーション・モデルを使用すると、ナビゲーション・モデルの開発を異なるユーザーに委任したり、ナビゲーションの異なる部分へのアクセスを制御することもできます。

たとえば、複数のサブスペースで構成されるスペースのナビゲーション・モデルを作成している場合、サブスペースのナビゲーション・モデルの管理は、サブスペースのモデレータに委任する必要がある可能性があります。サブスペースのナビゲーション・モデルへのナビゲーション参照は、メイン・スペースのナビゲーション・モデル内に含めることができます。こうすることで、サブスペースのコンテンツに最も精通したユーザーが、スペースの他の部分にアクセスする必要なく、ナビゲーション・モデルを作成します。

ナビゲーション・モデルをネストするには、次の手順を実行します。

  1. 第11.1.4項「リソースへのアクセス」の手順に従って、アプリケーション、またはナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルが含まれるスペースの「リソース」ページに移動します。

  2. 左側のナビゲーション・パネルで、「構造」の下の「ナビゲーション」を選択します。

  3. メイン・パネルで、ナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルを選択します。

  4. 「編集」メニューから「編集」を選択します。

  5. 「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「ナビゲーション参照」を選択します。


    ヒント:

    フォルダ内にナビゲーション・アイテムを作成するには、最初にフォルダを選択してから、「追加」をクリックします。


    図12-19 「追加」メニューの「ナビゲーション参照」オプション

    図12-19の説明が続きます
    「図12-19 「追加」メニューの「ナビゲーション参照」オプション」の説明

  6. 「ターゲット」タブの「ID」フィールドには、生成されたIDが自動的に移入されます。このIDを使用して、ナビゲーション・モデル内のアイテムにアクセスするためのURLが作成されるため、もっとわかりやすいものに変更する必要がある場合があります。

    IDは、ナビゲーション・モデル内で一意であることが必要です。先頭の文字は、大文字、小文字またはアンダースコア(_)である必要があります。その後の文字は、任意の英数字、ダッシュ(-)、ピリオド(.)またはアンダースコア(_)を指定できます。

    リソースがナビゲーション・モデルの最上位にある場合、wc_navtitleまたはwcnav_externalIdというIDは指定しないでください。これらのIDは予約済です。

  7. 「名前」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの名前を入力します。この名前は、ナビゲーションがページにレンダリングされるときに、ナビゲーションに表示されます。


    ヒント:

    「編集」ダイアログ内のすべてのフィールドは、式言語(EL)エディタにアクセスできます。これを使用すると、定数値ではなく変数値を選択または指定できます。フィールドの横の「編集」アイコンをクリックすると、エディタが開きます。エディタの使用の詳細および一般的なEL式については、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


    図12-20 ナビゲーション参照用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ

    図12-20の説明が続きます
    「図12-20 ナビゲーション参照用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ」の説明

  8. 「説明」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの簡単な説明を入力します。

  9. ナビゲーション・モデルがページにレンダリングされるときにナビゲーション・アイテムを表示するには、「表示」を選択します。

    または、ナビゲーション・アイテムがナビゲーションに表示される条件を判断するEL式を指定できます。たとえば、Moderatorロールのユーザーにのみナビゲーション・アイテムを表示することを指定するには、次のEL式を使用します。

    #{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator']}
    
  10. 「ナビゲーションを含める」ドロップダウン・リストから、このナビゲーション・モデル内でネストするナビゲーション・モデルを選択します。

  11. ナビゲーション・モデルのコンテンツを、フォルダの下ではなく、ナビゲーションに直接表示するには、「最上位レベルのフォルダの非表示」を選択します。

  12. 「オプション」タブで、ナビゲーション・アイテムの表示オプションを設定します。詳細は、第12.2.2.1.8項「ナビゲーション・アイテムの表示オプションの設定」を参照してください。

  13. 「パラメータ」タブで、カスタム・パラメータを追加できます。

  14. 「OK」をクリックして、ナビゲーション・アイテムを作成します。

  15. 「OK」をクリックして、「編集」ダイアログを閉じます。

12.2.2.1.7 ナビゲーション・モデル内のナビゲーション・アイテムの編成

ナビゲーション・モデルにフォルダを追加して、ナビゲーション・アイテムのサブセットを作成したり、類似のナビゲーション・アイテムをグループ化したりできます。セパレータを追加して、ナビゲーション・モデルをナビゲーション・アイテムの個別のグループに分けることもできます。フォルダとセパレータを使用すると、ページにレンダリングされるときにナビゲーション内のアイテムを細分化でき、アイテムを見つけやすくなります。

フォルダとセパレータに加えて、ナビゲーション・モデル内のアイテムは、相互に上下に移動したり、アイテムにインデントを設定して階層を示すことでも編成できます。

相互に上下にドラッグしたり、他のアイテム内にドラッグして階層を示すことによって、ナビゲーション・モデル内でアイテムを再配置することもできます。

ナビゲーション・モデルを編成するには、次の手順を実行します。

  1. 第11.1.4項「リソースへのアクセス」の手順に従って、アプリケーション、またはナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルが含まれるスペースの「リソース」ページに移動します。

  2. 左側のナビゲーション・パネルで、「構造」の下の「ナビゲーション」を選択します。

  3. メイン・パネルで、ナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルを選択します。

  4. 「編集」メニューから「編集」を選択します。

  5. セパレータを追加するには、「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「セパレータ」を選択します。

    図12-21 「追加」メニューの「セパレータ」オプション

    図12-21の説明が続きます
    「図12-21 「追加」メニューの「セパレータ」オプション」の説明

    ナビゲーション・モデルの最後にセパレータが追加されます。この後に説明する方法で、セパレータを目的の場所に移動できます。

  6. フォルダを追加するには、次の手順を実行します。

    1. 「編集」ダイアログで、「追加」メニューから「フォルダ」を選択します。


      ヒント:

      フォルダ内にナビゲーション・アイテムを作成するには、最初にフォルダを選択してから、「追加」をクリックします。


      図12-22 「追加」メニューの「フォルダ」オプション

      図12-22の説明が続きます
      「図12-22 「追加」メニューの「フォルダ」オプション」の説明

    2. 「ターゲット」タブで、ナビゲーション・アイテムの「ID」「名前」および「説明」を指定します。


      ヒント:

      「編集」ダイアログ内のすべてのフィールドは、式言語(EL)エディタにアクセスできます。これを使用すると、定数値ではなく変数値を選択または指定できます。フィールドの横の「編集」アイコンをクリックすると、エディタが開きます。エディタの使用の詳細および一般的なEL式については、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


      図12-23 フォルダ用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ

      図12-23の説明が続きます
      「図12-23 フォルダ用の「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログ」の説明

    3. ナビゲーション・モデルがページにレンダリングされるときにナビゲーション・アイテムを表示するには、「表示」を選択します。

      または、ナビゲーション・アイテムがナビゲーションに表示される条件を判断するEL式を指定できます。たとえば、Moderatorロールのユーザーにのみナビゲーション・アイテムを表示することを指定するには、次のEL式を使用します。

      #{WCSecurityContext.userInScopedRole['Moderator']}
      
    4. 「オプション」タブで、ナビゲーション・アイテムの表示オプションを設定します。詳細は、第12.2.2.1.8項「ナビゲーション・アイテムの表示オプションの設定」を参照してください。

    5. 「パラメータ」タブで、カスタム・パラメータを追加できます。

    6. 「OK」をクリックして、ナビゲーション・アイテムを作成します。

      ナビゲーション・モデルの最後にフォルダが追加されます。次の手順に従って、フォルダを目的の場所に移動できます。

  7. ナビゲーション・モデル内でナビゲーション・アイテムを移動するには、アイテムを選択し、アイテムが目的の場所に位置するまで、必要に応じて何度でも、「上へ移動」または「下へ移動」アイコンをクリックします。

  8. 1つのナビゲーション・アイテム(子アイテム)を別のアイテム(親アイテム)の下でインデントするには、子アイテムを親アイテムのすぐ下に移動し、子アイテムを選択して、「インデント」アイコンをクリックします。

  9. インデント済のアイテムを別のアイテムの下でインデント解除するように移動するには、そのアイテムを選択して「アウトデント」アイコンをクリックします。

  10. 「OK」をクリックして、「編集」ダイアログを閉じます。

12.2.2.1.8 ナビゲーション・アイテムの表示オプションの設定

ナビゲーション・アイテムの様々な表示オプションを指定することで、ナビゲーションがページにレンダリングされるときの外観と動作を決定できます。

使用可能な表示オプションは、ナビゲーション・アイテムのタイプによって異なります。

  1. 第11.1.4項「リソースへのアクセス」の手順に従って、アプリケーション、またはナビゲーション・アイテムを追加するナビゲーション・モデルが含まれるスペースの「リソース」ページに移動します。

  2. 左側のナビゲーション・パネルで、「構造」の下の「ナビゲーション」を選択します。

  3. メイン・パネルで、表示オプションを指定するナビゲーション・アイテムが含まれているナビゲーション・モデルを選択します。

  4. 「編集」メニューから「編集」を選択します。

  5. ナビゲーション・アイテムを選択します。

  6. メニュー・バーの「編集」をクリックします。

  7. 「オプション」タブで、「アクセス・キー」フィールドに、マウスを使用せずにナビゲーション・アイテムにアクセスできるキー・ニーモニック(単一の文字)を入力します。


    ヒント:

    「編集」ダイアログ内のすべてのフィールドは、式言語(EL)エディタにアクセスできます。これを使用すると、定数値ではなく変数値を選択または指定できます。フィールドの横の「編集」アイコンをクリックすると、エディタが開きます。エディタの使用の詳細および一般的なEL式については、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


    図12-24 「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログの「オプション」タブ

    図12-24の説明が続きます
    「図12-24 「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログの「オプション」タブ」の説明

  8. 「アイコンURI」フィールドに、ナビゲーション・アイテムを表現するイメージのパスとファイル名を入力します。

  9. 「検索キーワード」フィールドに、ナビゲーション・アイテムの検索を容易にするキーワードを入力します。

  10. 「ツールのヒント」フィールドに、ユーザーがナビゲーション・アイテムの上にマウスを置いたときに表示される、簡単な説明のテキストを入力します。

  11. 「外部ID」フィールドに、ページ内の静的リンクからナビゲーション・アイテムを直接参照できるように、IDを入力します。

    この属性が定義されている、アプリケーションのデフォルト・ナビゲーション・モデル内のナビゲーション・アイテムは、ページ内のaf:goLinkコンポーネントから/faces/wcnav_externalId/externalIdを使用して、またはナビゲーション・モデル内の外部リンク・ナビゲーション・アイテムから/wcnav_externalId/externalIdを使用してアクセスできます。その階層によってノードにアクセスすることもでき、その方が高速ですが、アプリケーションの開発に伴い変更する可能性があります。


    注意:

    特定のスペースのデフォルト・ナビゲーション・モデル内のノードに直接アクセスするには、wc.contextURLパラメータを設定することによってスペースを指定する必要があります。次に例を示します。

    /faces/wcnav_externalId/myNavigationItem?wc.contextURL=/spaces/myProjectSpace
    

    デフォルト以外のナビゲーション・モデル内のノードに直接アクセスするには、wcnav.modelPath URLパラメータを設定することによってナビゲーション・モデルのパスを指定する必要があります。次に例を示します。

    /faces/wcnav_externalId/myNavigationItem?wcnav.model=
    /oracle/webcenter/siteresources/scopedMD/
    s7f446cab_f622_4b68_a83e_b7eaf28b52ec/navigation/
    gsr0271c712_721a_4565_9f0e_755784a7093b/myNavigation.xml
    

    リンクを使用している場所によっては、たとえば%2Fspaces%2FmyProjectSpaceのように、URLパラメータをエンコードする必要があります。


  12. 「リンクを次の場所で開く」ドロップダウン・リストから、ナビゲーション・アイテムが選択されたときの表示方法として、同じブラウザ・ウィンドウ、新しいウィンドウまたはポップアップを選択します。

    使用可能なオプションは、ナビゲーション・アイテムのタイプによって異なります。


    注意:

    ポップアップはページではサポートされていません。


  13. ナビゲーション・アイテム用に指定されたURLにリダイレクトするには、「リダイレクト」を選択します。このチェック・ボックスを選択しない場合、URLは現在のページ・テンプレート内のインライン・フレーム内にレンダリングされます。


    注意:

    この表示オプションは、ナビゲーション参照、フォルダおよびセパレータを除くすべてのナビゲーション・アイテムで使用できます。

    ビジネス・ロール・ページ(たとえば、「プロファイル」ページ)を指すリンク・ナビゲーション・アイテムの場合、「リダイレクト」オプションには効果がありません。リンクをクリックしても、ページは常にホーム・スペースに表示されます。

    異なるスペース内のページを指すリンク・ナビゲーション・アイテムの場合は、ページが属するスペース内でページを開くために、「リダイレクト」を選択する必要があります。「リダイレクト」の選択を解除すると、現在のスペース内でページが開くため、後続のリンクでエラーが生じる可能性があります。


  14. 「新規属性名」フィールドに、リソースに対して定義されているが、ダイアログで公開されていない属性の名前を入力します。ドロップダウン・リストから属性を選択することもできます。

  15. 「新規属性値」フィールドに、「新規属性名」フィールドで指定した属性の値を指定し、「追加」をクリックします。


    注意:

    属性の値を指定せずに「追加」をクリックできます。ダイアログにフィールドが表示された時点で、他のフィールドとともに値を指定できます。ただし、属性の値を指定せずに「ナビゲーション・アイテムの編集」ダイアログを終了すると、属性は保存されません。


12.2.2.2 ナビゲーション・モデルのソース・コードの編集

ソース・コードで作業する必要がある場合は、「ソースの編集」オプションを使用できます。

ナビゲーション・モデルのソース・コードを編集するには、次の手順を実行します。

  1. 第11.1.4項「リソースへのアクセス」の手順に従って、アプリケーション、または編集するナビゲーション・モデルが含まれるスペースの「リソース」ページに移動します。

  2. 左側のナビゲーション・パネルで、「構造」の下の「ナビゲーション」を選択します。

  3. メイン・パネルで、編集するナビゲーション・モデルを選択します。

  4. 「編集」メニューから「ソースの編集」を選択します。

    「ソースの編集」ダイアログ(図12-25)に、ナビゲーション・モデルのソース・コードが表示されます。

    図12-25 ナビゲーション・モデルの「ソースの編集」ダイアログ

    図12-25の説明が続きます
    「図12-25 ナビゲーション・モデルの「ソースの編集」ダイアログ」の説明

  5. 必要に応じて、コードを編集します。

    コードのXML構文は検証されており、任意のタグが欠落するか、不正に追加された場合はエラー・メッセージが表示されます。XML以外のファイルに対して検証は行われません。

    必要に応じてダイアログからコードをコピーし、JDeveloperなど、任意のエディタに貼り付け、そこで詳細な検証を実行できます。コードを編集したら、それをコピーし、「ソースの編集」ダイアログに貼り付けて戻すことができます。


    ヒント:

    JDeveloperの機能を十分に活用してナビゲーション・モデルを編集するには、必要に応じて、Spacesからナビゲーション・モデルをダウンロードし、それをJDeveloperにインポートして編集します。詳細は、第12.2.5項「JDeveloperを使用したナビゲーション・モデルの構築」を参照してください。


  6. 「OK」をクリックします。

12.2.3 ナビゲーション・モデルの管理

この項の内容は次のとおりです。

12.2.3.1 ナビゲーション・モデルの表示および非表示

ナビゲーション・モデルを作成すると、デフォルトでは非表示になります。非表示のナビゲーション・モデルは、アプリケーション、ホーム・スペースまたはその他のスペースでは使用できません。ナビゲーション・モデルを使用可能にするには、表示としてマークする必要があります。さらに、アプリケーション・レベルで作成したナビゲーション・モデルは、アプリケーション内の任意、すべてまたは選択したスペースのいずれかで使用できるように制御できます。

リソースの表示および非表示に関する一般情報については、第11.4.3項「リソースの表示および非表示」を参照してください。

スペース内でのリソースの可用性に関する一般情報については、第11.4.2項「リソースのプロパティの設定」を参照してください。

12.2.3.2 ナビゲーション・モデルのプロパティの設定

ナビゲーション・モデルの表示属性と可用性を制御するには、「プロパティの編集」ダイアログでモデルのプロパティを設定します。ナビゲーション・モデルのプロパティを設定するには、その他のリソースと同じ手順に従います。詳細は、第11.4.2項「リソースのプロパティの設定」を参照してください。

ナビゲーション・モデルに関連するプロパティを表示するには、「バージョン情報」メニュー・オプションを使用します。

12.2.3.3 ナビゲーション・モデルのセキュリティの設定

アプリケーションまたはスペースで作成したナビゲーション・モデルに、すべてのユーザーがアクセス可能か、特定のユーザーまたはグループのみがアクセス可能かを制御できます。ナビゲーション・モデルへのアクセスを設定するには、その他のリソースと同じ手順に従います。詳細は、第11.4.4項「リソースのセキュリティ設定」を参照してください。

12.2.3.4 ナビゲーション・モデルのコピー

ページ・テンプレートのコピーを作成するには、ページ・テンプレートを選択し、「リソース - ナビゲーション」ページの「編集」メニューから「コピー」を選択します。ナビゲーション・モデルをコピーするには、その他のリソースと同じ手順に従います。詳細は、第11.4.1項「リソースのコピー」を参照してください。

12.2.3.5 ナビゲーション・モデルの削除

必要な権限が割り当てられていれば、どのカスタム・ナビゲーション・モデルも削除できます。ナビゲーション・モデルを削除するには、その他のリソースと同じ手順に従います。詳細は、第11.4.5項「リソースの削除」を参照してください。

12.2.4 デフォルト・ナビゲーション・モデルの選択

デフォルト・ナビゲーション・モデルによって、アプリケーション・レベルまたはスペース・レベルでデフォルトで使用するナビゲーション・モデルを選択する、便利な手段が提供されます。ページ・テンプレート設計者は、このデフォルト・ナビゲーション・モデルを、その実際の名前を知る必要もなく、参照できます。たとえば、ナビゲーションEL式において、デフォルト・ナビゲーション・モデルは、多くの場合次のように参照されます。

#{navigationContext.defaultNavigationModel}

ナビゲーション・モデルをアプリケーションレベルのデフォルト・ナビゲーション・モデルとして使用することを指定するには、第5.11項「デフォルト・ナビゲーションの選択」の手順を実行します。

異なるナビゲーション・モデルを特定のスペースのデフォルトとして使用することを指定するには、第53.4.12項「スペースのナビゲーションの変更」の手順を実行します。

12.2.5 JDeveloperを使用したナビゲーション・モデルの構築

Spacesの編集機能を超えてナビゲーション・モデルを作成することが必要な場合があります。たとえば、JDeveloperを使用してナビゲーション・モデルを作成すると、ソース・コントロールを使用でき、高度なナビゲーション・モデルの構築に役立つウィザードなどのツールも提供されます。これを行うには、いくつかの方法があります。

  • 「ソースの編集」オプションを使用して、ナビゲーション・モデルのソース・コードを編集します。ソース・コードは「ソースの編集」ダイアログで直接編集することもできれば、ダイアログのコンテンツをJDeveloperにコピーして編集し、編集済のコードをダイアログにコピーして戻すこともできます。詳細は、第12.2.2.2項「ナビゲーション・モデルのソース・コードの編集」を参照してください。

  • 既存のSpacesのナビゲーション・モデルをダウンロードし、JDeveloperにインポートして編集し、Spacesにアップロードして戻します。

  • JDeveloperでまったく新しいナビゲーション・モデルを作成し、Spacesにアップロードします。

ナビゲーション・モデルをSpacesからダウンロードおよびアップロードする手順については、第11.5項「JDeveloperを使用したSpacesアプリケーションのリソースの作成」を参照してください。

Oracle WebCenter Portalでは、ナビゲーション・モデルなどのSpacesリソースを開発するために、特別なJDeveloperワークスペース(DesignWebCenterSpaces.jws)が用意されています。このワークスペースでは、ナビゲーション・モデルを作成および編集するほか、テスト目的でSpacesにナビゲーション・モデルをアップロードできる設計環境が提供されています。詳細およびJDeveloperワークスペースのダウンロードは、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のSpacesアプリケーションのリソースの開発に関する項を参照してください。

Spacesで使用するナビゲーション・モデルを作成する際の具体的な考慮事項については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のWebCenter Portal: Spacesナビゲーション・モデルの使用に関する項を参照してください。

12.3 ポータル内でのナビゲーションのレンダリング

ページ・テンプレートの主要な要素の1つは、ナビゲーション視覚化です。これによって、ポータル内でのナビゲーションの外観と動作が決まります。ナビゲーション視覚化をページに追加することもできますが、通常はページ・テンプレートに追加することで、定義が一箇所で行われ、ポータル全体に一貫性をもって伝搬されます。

この項の内容は次のとおりです。

12.3.1 ページ・テンプレートへの組込みナビゲーション・タスク・フローの追加

WebCenter Portalには複数の組込みナビゲーション・タスク・フローが用意されており、これらを使用すると、ポータルにナビゲーションをすばやく追加できます。


注意:

デフォルトでは、ページのリソース・カタログには組込みナビゲーション・タスク・フローが含まれていません。これは、ページ・テンプレートを通じてナビゲーションを提供する方法が推奨されているためです。ページにナビゲーション・タスク・フローを追加できるようにするには、タスク・フローが含まれるカスタムのリソース・カタログを作成する必要があります。詳細は、第16.2項「リソース・カタログの作成」を参照してください。


通常は、最初に目的のタスク・フローをページ・テンプレートに追加してから、ナビゲーションのコンテンツを実行するナビゲーション・モデルを選択します。この項では、この方法について説明します。しかし、ナビゲーション・モデルが含まれるカスタムのリソース・カタログを使用している場合は、ナビゲーション・モデルを選択してから、そのモデルを視覚化するためのタスク・フローを選択できます。デフォルトのページ・テンプレートのリソース・カタログには、ナビゲーション・モデルは含まれていません。

ナビゲーション・モデルに関連付ける、この項で説明するタスク・フローに加えて、Spacesにはスペース・ブラウザ・タスク・フローも用意されており、これを使用すると、ユーザーは異なるスペースに移動できます。詳細は、第53.15項「スペースのタスク・フローの使用」を参照してください。

その他のナビゲーション・タスク・フローは、Oracle Technology Networkからダウンロードできます。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/webcenter/samples-196325.zip

zipファイルには、次のナビゲーション・タスク・フローが含まれています。

  • リスト・ナビゲーション—ナビゲーション・モデルを縦方向のリスト形式でレンダリングします。フォルダとそのアイテムは、ドロップダウン・メニューとしてレンダリングされます。空のフォルダはレンダリングされません。

  • リンク付きメニュー・ナビゲーション—ナビゲーション・モデルを横方向のメニュー形式でレンダリングします。最上位のナビゲーション・アイテムの場合、フォルダはドロップダウン・メニューとしてレンダリングされます。子がないナビゲーション可能なリンクは、最上位リンクとしてレンダリングされます。空のフォルダはレンダリングされません。

  • ツリー・ナビゲーション—ナビゲーション・モデルを縦方向の閉じられたツリー形式でレンダリングします。

zipファイルをダウンロードし、その中身をローカルに取り出します。第11.5.3項「リソースのアップロード」の手順に従って、1つ以上のEARファイルをアプリケーションにアップロードできます。リソース・カタログ内の「マッシュアップ」→「タスク・フロー」で、タスク・フローが使用できるようになります。

組込みナビゲーション・タスク・フローをページ・テンプレートに追加するには、次の手順を実行します。

  1. 編集モードでページ・テンプレートを開きます。

    詳細は、第13.3項「ページ・テンプレートの編集」を参照してください。

  2. ターゲット・リージョン内の「コンテンツの追加」をクリックして、リソース・カタログを開きます。

  3. 組込みナビゲーション・タスク・フローが含まれるリソース・カタログのセクションに移動します。


    ヒント:

    このコンポーネントの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのページ・テンプレートのリソース・カタログの場合は、「テンプレート開発」の横の「開く」をクリックすると、「ナビゲーション」フォルダが含まれるリストが公開されます。このフォルダの横の「開く」をクリックすると、組込みナビゲーション・タスク・フローのリストが表示されます。


  4. ページに追加するタスク・フローの横の「追加」をクリックします。

  5. 「閉じる」をクリックして、リソース・カタログを終了します。

  6. タスク・フローの上にマウスを置くと表示されるポップアップ・メニューで、タスク・フローの「編集」アイコン(レンチ)をクリックします。


    ヒント:

    タスク・フローが含まれるリージョン用のアイコンではなく、タスク・フローの「編集」アイコンをクリックしてください。


  7. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブをクリックします。

  8. 「ナビゲーション」ドロップダウン・リストから、タスク・フローに関連付けるナビゲーション・モデルを選択します。

  9. 必要に応じてその他のプロパティを設定します。

    様々なナビゲーション・タスク・フローで使用可能なその他のプロパティの詳細は、第12.3.2項「ナビゲーション・タスク・フローのプロパティの設定」を参照してください。

    これらのプロパティの影響を示す例については、第12.3.2.3項「プロパティを使用したナビゲーション・タスク・フロー・インスタンスの構成」を参照してください。

  10. 「OK」をクリックします。

12.3.2 ナビゲーション・タスク・フローのプロパティの設定

ナビゲーション・タスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。このプロパティには、十分な権限を持つユーザーがコンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからアクセスできます(図12-26)。

図12-26 ナビゲーション・ツリー・タスク・フロー - コンポーネント・プロパティ

図12-26の説明が続きます
「図12-26 ナビゲーション・ツリー・タスク・フロー - コンポーネント・プロパティ」の説明

この項では、ナビゲーション・タスク・フローのプロパティの概要を説明し、プロパティ値を使用してタスク・フロー・インスタンスを構成する手順を例をとおして説明します。この項の内容は次のとおりです。

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログへのアクセスの詳細は、第18.6.2項「コンポーネントのプロパティの設定」を参照してください。

次の各項では、アクティビティ・グラフ・サービス・タスク・フローのプロパティと、「パラメータ」タブのプロパティについて説明します。

12.3.2.1 ナビゲーション・タスク・フローのプロパティの基本

ナビゲーション・タスク・フローでプロパティの値を設定した場合、その値が設定されたタスク・フロー・インスタンスのみが影響を受けます。同じタスク・フローの他のインスタンスは、この変更による影響を受けません。

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブのプロパティは、デフォルトのタスク・フロー・コンテンツを制御します。このタブのパラメータの詳細は、第12.3.2.2項「ナビゲーション・タスク・フロー・パラメータ」を参照してください。タスク・フローによっては、このタブのパラメータによって、タスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。これらのプロパティはタスク・フローのタイプに固有のものであり、この項で説明します。ページとコンポーネントの結付けの詳細は、第22章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびUIコンポーネントの結付け」を参照してください。

「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブでパラメータを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響があります。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローで共通です。詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。

「イベント」タブのコンテンツは、タスク・フローでサポートされるイベントによって異なります。詳細は、第18.6.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。

「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティは、式言語(EL)エディタにアクセスできます。これを使用すると、定数値ではなく変数値を選択または指定できます。プロパティ・フィールドの横の「編集」アイコンをクリックすると、エディタが開きます。エディタの使用の詳細および一般的なEL式の説明は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。


注意:

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「表示オプション」タブで汎用の表示オプションについてELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表18-1に掲載されているオプションです。

汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。


12.3.2.2 ナビゲーション・タスク・フロー・パラメータ

次の各表は、組込みの各ナビゲーション・タスク・フロー固有のパラメータを示しています。

表12-1は、ナビゲーション・ブレッドクラム・タスク・フローのパラメータを示しています。

表12-1 ナビゲーション・ブレッドクラム・タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Display Style

ブレッドクラムを横方向または縦方向に表示するかどうかを指定します。

Navigation

このタスク・フローに関連付けるナビゲーション・モデル。

Show Root

ブレッドクラムに開始ノードを表示するかどうかを指定します。

Start Path

ナビゲーションを開始するナビゲーション・モデル内のレベル。

パスまたはEL式を入力するか、「パスの選択」アイコンをクリックして開始ノードを選択します。

有効な値は、次のとおりです。

  • 現在選択されているページ・パスで開始

  • 現在選択されているページ・パスのこのレベルで開始

  • ページ・パスの選択

詳細は、第12.3.2.3.2項「ナビゲーションの開始パスの選択」を参照してください。


表12-2は、ナビゲーション・メニュー・タスク・フローのパラメータを示しています。

表12-2 ナビゲーション・メニュー・タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Navigation

このタスク・フローに関連付けるナビゲーション・モデル。

Second Level Style

第2レベルのナビゲーション・アイテムをレンダリングする場合のスタイル。

有効な値は、「表示しない」「タブ」「バー」「ボタン」「選択肢」「リスト」です。

注意:

  • レンダリングされるリソースが、フォルダのようにナビゲーションできないものの場合は、タブ、バー、ボタン、選択肢またはリストとして表示することはできません。これは、「メニュー」または「サブメニュー付きメニュー」スタイルが選択されている場合のみ表示できます。

  • このプロパティは、「スタイル」プロパティが「メニュー」または「サブメニュー付きメニュー」でない場合のみ使用できます。

Show Icons

各リソースのアイコンをレンダリングするかどうかを指定します。

Start Path

ナビゲーションを開始するナビゲーション・モデル内のレベル。

パスまたはEL式を入力するか、「パスの選択」アイコンをクリックして開始ノードを選択します。

有効な値は、次のとおりです。

  • 現在選択されているページ・パスで開始

  • 現在選択されているページ・パスのこのレベルで開始

  • ページ・パスの選択

詳細は、第12.3.2.3.2項「ナビゲーションの開始パスの選択」を参照してください。

注意: ナビゲーション・メニュー・タスク・フローの表示は、最大で2レベルのリソースに制限されています。

Style

第1レベルのナビゲーション・アイテムをレンダリングする場合のスタイル。

有効な値は、「タブ」「バー」「ボタン」「選択肢」「リスト」「メニュー」「サブメニュー付きメニュー」です。

注意:

  • レンダリングされるリソースが、フォルダのようにナビゲーションできないものの場合は、タブ、バー、ボタン、選択肢またはリストとして表示することはできません。これは、「メニュー」または「サブメニュー付きメニュー」スタイルが選択されている場合のみ表示できます。

  • サブメニュー付きメニュー・スタイルを使用してナビゲーション可能なアイテムをレンダリングする場合、アイテムは、ドロップダウン・メニューとして1回、さらにアイテム自体へのリンクとして1回、計2回レンダリングされます。


表12-3は、ナビゲーション・ツリー・タスク・フローのパラメータを示しています。

表12-3 ナビゲーション・ツリー・タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Navigation

このタスク・フローに関連付けるナビゲーション・モデル。

Show Icons

各リソースのアイコンをレンダリングするかどうかを指定します。

Show Levels

ツリーが最初にレンダリングされるときに表示されるレベル数。

有効な値は、次のとおりです。

  • 1: 最上位ノードのみを表示します。他のすべてのノードは、最初、閉じられています。

  • 2: 第1レベルの子ノードを開きます。

  • 3: 第2レベルの子ノードを開きます。

  • すべて: すべてのノードを開きます。

注意: このオプションは、「スタイル」プロパティが「ツリーを閉じる」に設定されている状態でツリーをレンダリングする場合のみ適用されます。「スタイル」プロパティが「ツリーを開く」に設定されている場合は、このプロパティの値にかかわらず、すべてのノードが開かれた状態で表示されます。

Show Root

ツリーに開始ノードをレンダリングするかどうかを指定します。

有効な値は、次のとおりです。

  • ルートを表示しない: 開始ノードをレンダリングしません。

  • ルートの表示: 開始ノードをレンダリングします。

  • ルートをボックスとして表示: 開始ノードをボックス内のヘッダーとしてレンダリングします。

Start Path

ナビゲーションを開始するナビゲーション・モデル内のレベル。

パスまたはEL式を入力するか、「パスの選択」アイコンをクリックして開始ノードを選択します。

有効な値は、次のとおりです。

  • 現在選択されているページ・パスで開始

  • 現在選択されているページ・パスのこのレベルで開始

  • ページ・パスの選択

詳細は、第12.3.2.3.2項「ナビゲーションの開始パスの選択」を参照してください。

Style

ナビゲーションのスタイル。

有効な値は、次のとおりです。

  • ツリーを閉じる: 最初の閉じられた状態として、指定のレベル(「レベルの表示」プロパティで指定)をレンダリングします。

  • ツリーを開く: すべてのツリー・ノードを開いてレンダリングして、すべての子を表示します。

  • リスト: 最上位リソースのフラット・リストをレンダリングします。最上位リソースがフォルダの場合、そのフォルダのコンテンツはドロップダウン・メニューで提供されます。

    注意: 「リスト」オプションの選択は、「レベルの表示」プロパティおよび「ルートの表示」プロパティに優先します。


12.3.2.3 プロパティを使用したナビゲーション・タスク・フロー・インスタンスの構成

この項の内容は次のとおりです。

12.3.2.3.1 サンプル・ナビゲーション・モデル

次の各項では、図12-27のサンプル・ナビゲーション・モデルに基づく例を使用します。

図12-27 サンプル・ナビゲーション・モデル

図12-27の説明が続きます
「図12-27 サンプル・ナビゲーション・モデル」の説明

12.3.2.3.2 ナビゲーションの開始パスの選択

ナビゲーションの開始パスを選択するには、次の手順を実行します。

  1. 第12.2項「ナビゲーション・モデルの構築」の手順に従って、ナビゲーション・モデルを作成します。

  2. 第12.3.1項「ページ・テンプレートへの組込みナビゲーション・タスク・フローの追加」の手順に従って、ナビゲーション・メニュー・タスク・フローをアプリケーションのページ・テンプレートに追加します。

  3. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブで、「開始パス」フィールドの横の「パスの選択」アイコンをクリックします。

  4. 「開始パスの選択」ダイアログで、次のいずれかを選択します。

    • 「現在選択されているページ・パスで開始」を選択すると、現在選択されているページがナビゲーションの開始点として使用されます。「開始パス」プロパティには、次のEL式が移入されます。

      #{navigationContext.navigationModel['modelPath=path'].currentSelection.prettyUrl}
      

      ここで、pathは、ナビゲーション・モデルのXMLファイルへのパス(後続の.xmlは省略)です。次に例を示します。

      #{navigationContext.navigationModel['modelPath=/oracle/webcenter/portalapp/navigations/myNavigation'].currentSelection.prettyUrl}
      

      銀行取引アプリケーションの例でこのオプションが選択されている場合、ユーザーが「当座預金」ページに移動すると、ナビゲーションは図12-28のように表示されます。

      図12-28 現在選択されているページ・パスで開始

      図12-28の説明が続きます
      「図12-28 現在選択されているページ・パスで開始」の説明

    • 「現在選択されているページ・パスのこのレベルで開始」を選択すると、現在選択されているページの第nレベルのパスがナビゲーションの開始点として使用されます(nは、このオプションの横のフィールドで指定される値です)。「開始パス」プロパティには、次のEL式が移入されます。

      #{navigationContext.navigationModel['modelPath=path'].currentSelection.prettyUrlPath[level]}
      

      ここで、pathは、ナビゲーション・モデルのXMLファイルへのパス(後続の.xmlは省略)で、levelは、フィールドで指定された値です。

      銀行取引アプリケーションの例で、このオプションに値1が選択されている場合、ユーザーが「パーソナル・バンキング」ページに移動し、次に「当座預金」ページに移動すると、このパスの第1レベルである「パーソナル・バンキング」からナビゲーションが開始します(図12-29)。

      図12-29 現在選択されているページ・パスの指定レベルで開始

      図12-29の説明が続きます
      「図12-29 現在選択されているページ・パスの指定レベルで開始」の説明

    • 「ページ・パスの選択」を選択すると、特定のページをナビゲーションの開始点として使用します。「開始パス」プロパティには、選択したページのパスが移入されます。

12.3.2.3.3 ナビゲーションをツリーとしてレンダリング

ナビゲーション・モデルをツリーとしてレンダリングするには、次の手順を実行します。

  1. 第12.2項「ナビゲーション・モデルの構築」の手順に従って、ナビゲーション・モデルを作成します。

  2. 第12.3.1項「ページ・テンプレートへの組込みナビゲーション・タスク・フローの追加」の手順に従って、ナビゲーション・メニュー・タスク・フローをアプリケーションのページ・テンプレートに追加します。

  3. 第12.3.2.3.2項「ナビゲーションの開始パスの選択」の手順に従って、ナビゲーションをページにレンダリングする場合の「開始パス」を選択します。

  4. 「レベルの表示」ドロップダウン・リストから、ツリーが「ツリーを閉じる」スタイルで最初にレンダリングされる場合、開くレベル数を選択します。


    注意:

    ナビゲーションが「ツリーを開く」スタイルを使用してレンダリングされる場合、このオプションは無視され、ナビゲーションはすべてのノードが完全に開かれた状態でレンダリングされます。


  5. 「ルートの表示」ドロップダウン・リストから、ツリーに開始ノードを表示するかどうかを選択します。

    たとえば、開始ノードが「当座預金」の場合を考えます。

  6. 「スタイル」ドロップダウン・リストから、ツリーで使用するスタイルを選択します。

    • 「ツリーを閉じる」は、「レベルの表示」プロパティで指定されたレベルに従って、最初は閉じられた状態でツリーを表示します。

    • 「ツリーを開く」は、すべてのレベルが完全に開かれた状態でツリーを表示します。

    • 「リスト」は、最上位リソースのフラット・リストとしてツリーを表示します。最上位リソースがフォルダの場合、これらは、フォルダのコンテンツを表示するドロップダウン・メニューとして表示されます。

      銀行取引の例で、開始ノードが「パーソナル・バンキング」の場合、リスト・スタイルのツリー・ナビゲーションは図12-33のようになります。

      図12-33 フォルダがない場合のリスト・スタイル・ツリー

      図12-33の説明が続きます
      「図12-33 フォルダがない場合のリスト・スタイル・ツリー」の説明

      しかし、開始ノードが「当座預金」(2つのフォルダを含む)場合は、図12-34のようになります。

      図12-34 フォルダがある場合のリスト・スタイル・ツリー

      図12-34の説明が続きます
      「図12-34 フォルダがある場合のリスト・スタイル・ツリー」の説明

  7. ナビゲーション・アイテムに関連付けられたアイコンをツリーに表示するには、「アイコンの表示」を選択します(図12-35)。

    図12-35 アイコンの表示

    図12-35の説明が続きます
    「図12-35 アイコンの表示」の説明

12.3.2.3.4 ナビゲーションをメニューとしてレンダリング

ナビゲーション・モデルをメニューとしてレンダリングするには、次の手順を実行します。

  1. 第12.2項「ナビゲーション・モデルの構築」の手順に従って、ナビゲーション・モデルを作成します。

  2. 第12.3.1項「ページ・テンプレートへの組込みナビゲーション・タスク・フローの追加」の手順に従って、ナビゲーション・メニュー・タスク・フローをアプリケーションのページ・テンプレートに追加します。

  3. 第12.3.2.3.2項「ナビゲーションの開始パスの選択」の手順に従って、ナビゲーションをページにレンダリングする場合の「開始パス」を選択します。

  4. 「スタイル」ドロップダウン・リストから、第1レベルのナビゲーション・アイテムをメニューに表示する方法を選択します。サンプルの銀行取引アプリケーションを使用して、このプロパティの様々なオプションを示します。

  5. 「第2レベル・スタイル」ドロップダウン・リストから、ナビゲーション内の第2レベルのリソースで使用するスタイルを選択します。


    注意:

    メニュー・ナビゲーションでレンダリングできるのは、2レベルのリソースのみです。


  6. ナビゲーション・アイテムに関連付けられたアイコンをメニューに表示するには、「アイコンの表示」を選択します。

12.3.2.3.5 ナビゲーションをブレッドクラムとしてレンダリング

ナビゲーション・モデルをブレッドクラムとしてレンダリングするには、次の手順を実行します。

  1. 第12.2項「ナビゲーション・モデルの構築」の手順に従って、ナビゲーション・モデルを作成します。

  2. 第12.3.1項「ページ・テンプレートへの組込みナビゲーション・タスク・フローの追加」の手順に従って、ナビゲーション・メニュー・タスク・フローをアプリケーションのページ・テンプレートに追加します。

  3. 第12.3.2.3.2項「ナビゲーションの開始パスの選択」の手順に従って、ナビゲーションをページにレンダリングする場合の「開始パス」を選択します。

  4. ブレッドクラムに開始ノードを表示するには、「ルートの表示」を選択します。

  5. 「表示スタイル」ドロップダウン・リストから、ブレッドクラムを縦方向または横方向に表示するかどうかを選択します。たとえば、図12-42は、横方向に表示されるブレッドクラムを示しています。

    図12-42 横方向のブレッドクラム

    図12-42の説明が続きます
    「図12-42 横方向のブレッドクラム」の説明

    図12-43は、縦方向に表示されるブレッドクラムを示しています。

    図12-43 縦方向のブレッドクラム

    図12-43の説明が続きます
    「図12-43 縦方向のブレッドクラム」の説明

12.3.2.3.6 ナビゲーション・タスク・フローのリンク

ポータルに複数のナビゲーション領域を含める必要がある場合があります。たとえば、ページの上部にタブを配置してナビゲーション・モデルの最上位を表示し、ページの横側に第2ツリー構造を配置することがあります。ナビゲーション・タスク・フローをリンクすることで、ツリー・ナビゲーションは、タブ付きメニュー内で選択されたナビゲーション・アイテムを反映します。

次の手順は、銀行取引の例でこの操作を行う方法を示しています。

ナビゲーション・タスク・フローをリンクするには、次の手順を実行します。

  1. 第12.2項「ナビゲーション・モデルの構築」の手順に従って、ナビゲーション・モデルを作成します。

  2. 第12.3.1項「ページ・テンプレートへの組込みナビゲーション・タスク・フローの追加」の手順に従って、ナビゲーション・メニュー・タスク・フローをアプリケーションのページ・テンプレートの上部に沿ったリージョンに追加します。

  3. 第12.3.1項「ページ・テンプレートへの組込みナビゲーション・タスク・フローの追加」の手順に従って、ナビゲーション・ツリー・タスク・フローをアプリケーションのページ・テンプレートの横側に沿ったリージョンに追加します。

  4. ナビゲーション・メニュー・タスク・フローの上にマウスを置くと表示されるポップアップ・メニューで、タスク・フローの「編集」アイコン(レンチ)をクリックします。


    ヒント:

    タスク・フローが含まれるリージョン用のアイコンではなく、タスク・フローの「編集」アイコンをクリックしてください。


  5. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブをクリックします。

  6. 「ナビゲーション」ドロップダウン・リストから、目的のナビゲーション・モデルを選択するか、EL式を入力します。

  7. 「開始パス」パラメータに、/を入力して、ナビゲーション・モデルのルートから開始します。

  8. 「スタイル」ドロップダウン・リストから、「タブ」を選択します。

  9. 「第2レベル・スタイル」ドロップダウン・リストから、「表示しない」を選択します。

    ナビゲーションのこの部分が制限されて、ナビゲーション・モデルの最上位のみが表示されます。残りのナビゲーション・モデルは、ツリー・ナビゲーションに表示されます。

  10. 「OK」をクリックします。

  11. ナビゲーション・ツリー・タスク・フローの上にマウスを置くと表示されるポップアップ・メニューで、タスク・フローの「編集」アイコン(レンチ)をクリックします。


    ヒント:

    タスク・フローが含まれるリージョン用のアイコンではなく、タスク・フローの「編集」アイコンをクリックしてください。


  12. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで、「パラメータ」タブをクリックします。

  13. 「ナビゲーション」ドロップダウン・リストから、ナビゲーション・メニュー・タスク・フローで使用したナビゲーション・モデルと同じナビゲーション・モデルを選択するか、同じEL式を入力します。

  14. 「開始パス」フィールドの横の、「パスの選択」アイコンをクリックします。

  15. 「開始パスの選択」ダイアログで、「現在選択されているページ・パスで開始」を選択し、「OK」をクリックします。

    これによって、メニュー・ナビゲーションで何が選択されてもそのナビゲーションがツリー・ナビゲーションに表示されます。

  16. 「ルートの表示」ドロップダウン・リストから、「表示しない」を選択します。

    ナビゲーション・モデルのルートはページの上部のタブに表示されるため、ここに重複する必要はありません。

  17. 「OK」をクリックします。

  18. ページ・テンプレートを保存して閉じます。

    図12-44は、前述の手順を銀行取引の例で使用した場合を示しています。ページの上部で「パーソナル・バンキング」タブを選択すると、残りのナビゲーション・モデル(「パーソナル・バンキング」より下)がページの横側に表示されます。

    図12-44 ナビゲーション・タスク・フローのリンク

    図12-44の説明が続きます
    「図12-44 ナビゲーション・タスク・フローのリンク」の説明

12.3.3 JDeveloperを使用したナビゲーションの視覚化

Spacesが提供するナビゲーション・タスク・フローを使用すると、アプリケーション内でナビゲーションをすばやく視覚化できます。しかし、これらのタスク・フローでは、ナビゲーション要件が十分に満たされないこともあります。このような場合は、Spacesで作成するページ・テンプレートをJDeveloperを使用して編集し、WebCenter Portalで提供されるナビゲーションEL APIを使用して、ナビゲーションUIをテンプレートに直接追加できます。その後、編集済のページ・テンプレートをSpacesにアップロードして戻します。JDeveloperでページ・テンプレートを完全に作成してから、Spacesにアップロードすることもできます。Spacesのシード済ページ・テンプレートは、この方法で作成されています。

Spacesからページ・テンプレートをダウンロードおよびアップロードする手順については、第11.5項「JDeveloperを使用したSpacesアプリケーションのリソースの作成」を参照してください。

Spacesで使用するページ・テンプレートを作成する際の具体的な考慮事項については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のWebCenter Portal: Spacesページ・テンプレートを作成および管理する方法に関する項を参照してください。

JDeveloperを使用してページ・テンプレートにナビゲーションUIをプログラムで追加する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のプログラムを使用したページ・テンプレートへのナビゲーションの追加に関する項を参照してください。