Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B72923-01 |
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Spacesアプリケーションでは、第41章「コンテンツの追加および管理の概要」で概説したように、接続済の1つ以上のコンテンツ・リポジトリからアプリケーションにコンテンツを追加できます。
この章では、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローを使用して、Spacesアプリケーションのページでコンテンツを公開する方法について説明します。
対象読者
この章は、Spacesアプリケーションのページに「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローを追加する必要のあるSpacesユーザーを対象としています。このユーザーには、少なくともPages-Edit Pages
権限が割り当てられている必要があります。
コンテンツ・プレゼンタを使用すると、Spacesアプリケーションでコンテンツの選択や表現を細かくカスタマイズできるようになります。コンテンツ・プレゼンタのタスク・フローを使用できるのは、接続されたコンテンツ・リポジトリがContent Serverであり、Spaces管理者が必要な構成を完了している場合のみです。
関連項目: 詳細は、次の項を参照してください。
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コンテンツ・プレゼンタでは、1つのコンテンツ・アイテム、フォルダの下のコンテンツ、アイテムのリスト、コンテンツの問合せを選択するか、またはパーソナライズ・コンダクタのシナリオの結果に基づいてコンテンツを選択した後、Spacesアプリケーションのページにコンテンツをレンダリングするためのテンプレートを選択できます。
注意:
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Content Serverのフォルダやファイルを表示することに加え、コンテンツ・プレゼンタは、Oracle Site Studioと統合すると、Site Studioリージョン・テンプレートまたはカスタムのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、アクセス、編集、および表示が可能になります。詳細は、第42.1.1項「Site Studio統合の理解」を参照してください。
コンテンツ・プレゼンタには、表示するコンテンツの追加や管理について、ドキュメント・サービスに対する依存関係はありません。
Oracle Site Studioは、強力で柔軟なWeb開発アプリケーション・スイートです。このスイートでは、エンタープライズ規模のWebサイトを包括的な方法で設計、構築および管理できます。Site Studioは、Webサイトのメイン・リポジトリとしてContent Serverを使用します。
Site Studioリージョン・テンプレートは、Site Studioデザイナで定義します。これにより、Webページ内のコントリビューション・リージョンでのデータのレイアウトとルック・アンド・フィールを定義します。これは、head
およびbody
のセクションのない部分的なHTMLファイルです。Site Studioコントリビュータ・データ・ファイル(Content Serverのドキュメント)は、実行時に、HTMLフラグメントを作成するために、Site Studioのリージョン・テンプレートとマージされます。これにより、Site Studioリージョン・テンプレートは、Site Studioサイト用に生成されたWebページと同じように、別のHTMLコードに挿入できるようになります。
コンテンツ・プレゼンタは、Site Studioと統合すると、Site Studioリージョン・テンプレートまたはカスタムのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、アクセス、編集、および表示が可能になります。
注意: Oracle Site Studioのファイルは、「フォルダ・ビューア」、「ドキュメント・エクスプローラ」、および「ドキュメント・マネージャ」のタスク・フローに含めることも、「ドキュメント・ビューア」を使用してプレビューすることもできます。第43.1.7項「ドキュメント・ビューア・タスク・フローの理解」を参照してください。 |
Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルをコンテンツ・プレゼンタに表示するには、WebCenter Portal管理者が次のタスクを完了している必要があります。これらのタスクの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』を参照してください。
Site Studioのコンポーネントを有効化します。詳細は、WebCenter Portalアプリケーション用にContent Serverを構成する方法に関する項を参照してください。特に、Site Studioの設定に関する項を参照してください。
WebCenterConfigure
コンポーネントを有効化して、コンテンツ・プレゼンタでSite Studioのドキュメントを追加および編集できるようにします。詳細は、WebCenterConfigureコンポーネントの基本に関する項を参照してください。
アプリケーションのコンテキスト・ルートへのCookieパスを構成して、Site Studioコンテンツの編集時にセッションが失われないようにします。weblogic.xml
(WEB-INF
フォルダ内)に、次を追加します。
<session-descriptor> <cookie-path>/app_name</cookie-path> </session-descriptor>
コンテンツ・プレゼンタに適切に表示するには、次のリンク・タイプがSite Studioリージョン・テンプレートとSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルの両方で使用できる必要があります。
デフォルト・ナビゲーション・モデル内のノードへのリンク。詳細は、第42.7項「コンテンツからナビゲーション・ノードへのリンクの追加」を参照してください。
インライン・イメージへのリンク。
ドキュメントへのリンク(絶対パスまたは相対パスのリンクを除く)。実行時にリンクをクリックすると、アプリケーションのコンテキスト内でレンダリングされ、「デフォルトのビュー」表示テンプレートを使用してドキュメントが表示されます。
絶対HTTPリンク。Site Studioコントリビュータ・モードまたはSite Studioデザイナのリージョン・テンプレートHTMLで作成します。
次のSite Studioのリンク・タイプは、コンテンツ・プレゼンタではサポートされていません。
Site Studioのセクションへのリンク。
Site Studioのドキュメントへの絶対パス・リンクまたは相対パス・リンク。
コンテンツ・プレゼンタに表示するSite Studioのコントリビュータ・データ・ファイルを作成するときに推奨されるガイドラインは、第42.8項「コンテンツ・プレゼンタでの表示を最適化するためのSite Studioコンテンツの作成」参照してください。
実行時に、コンテンツ・プレゼンタに表示されたSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルは、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログ(第42.9項「コンテンツ・プレゼンタ構成ダイアログでのSite Studioコンテンツの作成または編集」を参照)、またはコンテキスト内(第42.10項「コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローでのファイルのコンテキスト内作成と編集」を参照)で作成および編集できます。
Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルとSite Studioリージョン・テンプレートの作成および使用の詳細は、Oracle Site Studioのドキュメント・ライブラリを参照してください。
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローをページに追加するには:
編集モードでページを開きます。
ターゲット・リージョンの「コンテンツの追加」をクリックして、リソース・カタログを開きます。
リソース・カタログで、接続しているコンテンツ・リポジトリ内のフォルダやファイルにアクセスするためのセクションに移動します。
ヒント: このセクションが存在するかどうかと、このセクションが存在する場合の場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのリソース・カタログでは、「コンテンツ管理」の横の「開く」をクリックして、コンテンツの選択項目を表示します(図42-1)。 |
デフォルトのリソース・カタログに表示される選択項目の詳細は、第41.2項「リソース・カタログのコンテンツ管理用選択項目の基本」を参照してください。
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローは、次のいずれかの方法でページに追加します。
「コンテンツ・プレゼンタ」の横にある「追加」をクリックします(図42-2)。
新しい空のリージョンが、ページに表示されます(図42-3)。
または、リソース・カタログで、ページに表示するフォルダまたはファイルまでドリル・ダウンします。デフォルトのリソース・カタログで、「すべてのコンテンツ」の横(Spacesアプリケーションでは、「スペース・ドキュメント」または「個人用ドキュメント」の横)にある、「開く」をターゲット・コンテンツが見つかるまでクリックし、「追加」をクリックして、メニューから「コンテンツ・プレゼンタ」を選択します(図42-4)。
注意: Content Serverは、コンテンツ・アイテムの改訂ステータスがリリース済になっている場合にのみ、そのコンテンツ・アイテムを公開します。コンテンツ・アイテムがリリース済ステータスになっていない場合は、そのコンテンツ・アイテムを表示するようにはコンテンツ・プレゼンタを構成できません。Content Serverでのコンテンツ・アイテムのステータスは、コンテンツ情報ページで確認できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverユーザーズ・ガイド』の改訂ステータスの判別に関する項を参照してください。 |
選択しているフォルダまたはファイルがデフォルトの表示テンプレートに表示されます。図42-5および図42-6を参照してください。
:「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログを使用すると、コンテンツを選択または変更するためや、別の表示テンプレートを選択するために、「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローを簡単に構成できます。
注意: プロパティの「編集」アイコン(タスク・フローのクロムで2番目にあるレンチ・アイコン)をクリックして、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブでパラメータを指定することでも、コンテンツと表示テンプレートを指定できます。ただし、このようなパラメータの指定方法は、一般に、WebCenter Portal: Frameworkアプリケーションの開発者が設計時に使用する場合や、パラメータをEL式にバインドする必要がある上級ユーザーを対象としてます。「コンポーネント・プロパティ」ダイアログでプロパティ値を変更すると、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで指定した値は、新しい値で上書きされ、それ以降、その値は「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでは変更できなくなります。「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローのパラメータの詳細は、第42.12項「コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローのプロパティの設定」を参照してください。 |
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログを表示するには:
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フロー(第42.2項「ページへのコンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローの追加」を参照)で、タスク・フローの「編集」アイコン(タスク・フローのクロムで最初にあるレンチ・アイコン)をクリックします(図42-7)。
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログが開きます(図42-8)。
項目の横にある緑色のチェック・マークは、必須情報が入力されていて、有効であることを示しています。
注意: コンテンツ・プレゼンタは、UTF-8以外の文字エンコーディングを使用してエンコードされたファイルに含まれるASCII以外の文字をサポートしていません。これに該当するファイルをユーザーがコンテンツ・プレゼンタでプレビューすると、ASCII以外の文字の表示は文字化けします。 |
表示するコンテンツのタイプに応じて、次の各項のいずれかの手順を実行します。
特定のアイテム(Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルを含む)を選択して、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートまたはOracle Site Studioリージョン・テンプレート(第42.1.1項「Site Studio統合の理解」を参照)に表示するには:
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで(第42.3項「コンテンツ・プレゼンタ構成ダイアログの表示」を参照)、「コンテンツの選択」または「コンテンツ」タブをクリックします。
「コンテンツ」ページで、「コンテンツ・ソース」リストを開き、「単一のコンテンツ・アイテム」を選択します(図42-9)。
「参照」をクリックして、コンテンツ・アイテムを見つけます。
注意: Content Serverは、コンテンツ・アイテムの改訂ステータスがリリース済になっている場合にのみ、そのアイテムを「参照」リストに表示します。新しいコンテンツ・アイテムの改訂ステータスは、そのアイテムに指定したリリース日( 単一のコンテンツ・アイテムをコンテンツ・プレゼンタに表示する別の方法として、ファイルに移動して、そのファイルの「追加」メニューから「コンテンツ・プレゼンタ」を選択します。詳細は、第43.3項「選択したフォルダまたはファイルのページへの追加」を参照してください。この方法でコンテンツ・アイテムを選択することはできますが、そのアイテムは、改訂ステータスがリリース済になっている場合にのみコンテンツ・プレゼンタに表示されます。コンテンツ・アイテムの改訂ステータスが、以前にリリース済のステータスになったことがあり、現在は別のステータスになっている場合、コンテンツ・プレゼンタには、そのコンテンツ・アイテムのリリース済のバージョンが表示されます。その時点でリリース済になっていない最新のバージョンは表示されません。 |
Spacesアプリケーションが複数のコンテンツ・リポジトリに接続されていると、参照ツリーに表示される現在のユーザーまたは現在のスペースの親フォルダは、プライマリ接続として指定されたリポジトリ内のフォルダになります。接続している別のリポジトリにアクセスするには、ツールバーのナビゲーション・アイコンをクリックして、VCR親ノードを表示します。「VCR」をクリックすると、接続しているすべてのコンテンツ・リポジトリが表示されます。
注意: コンテンツ・リポジトリに無効なタイプの構成が含まれていると、「参照」をクリックしてもコンテンツが表示されなくなります。そのかわりに、 |
フォルダを選択して、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、そのフォルダのコンテンツを(フォルダに格納されている順序で)ページに表示するには:
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで(第42.3項「コンテンツ・プレゼンタ構成ダイアログの表示」を参照)、「コンテンツの選択」または「コンテンツ」タブをクリックします。
「コンテンツ」ページで、「コンテンツ・ソース」リストを開き、「フォルダの下のコンテンツ」を選択します(図42-11)。
「参照」をクリックして、コンテンツ・アイテムを見つけます。コンテンツ・ソースとしてフォルダを選択するには、フォルダの行(フォルダの名前ではありません)をクリックします(フォルダの名前をクリックすると、そのフォルダ内に移動します)。
Spacesアプリケーションが複数のコンテンツ・リポジトリに接続されていると、参照ツリーに表示される現在のユーザーまたは現在のスペースの親フォルダは、プライマリ接続として指定されたリポジトリ内のフォルダになります。接続している別のリポジトリにアクセスするには、リポジトリ名の左側にある「階層の表示」ナビゲーション・アイコンをクリックして、VCR親ノードを表示します。「VCR」をクリックすると、接続しているすべてのコンテンツ・リポジトリが表示されます。
注意: コンテンツ・リポジトリに無効なタイプの構成が含まれていると、「参照」をクリックしてもコンテンツが表示されなくなります。そのかわりに、 |
注意: 接続しているContent Serverリポジトリに対する問合せの結果に基づいてコンテンツを選択するには、Content ServerでOracleTextSearchによる全文検索を有効化する必要があります。Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイドのContent Server用にOracleTextSearchを構成する方法に関する項を参照してください。 |
問合せ基準を入力して、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートに表示するコンテンツの選択項目を絞り込むには:
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで(第42.3項「コンテンツ・プレゼンタ構成ダイアログの表示」を参照)、「コンテンツの選択」または「コンテンツ」タブをクリックします。
「コンテンツ」ページで、「コンテンツ・ソース」リストを開き、「問合せの結果」を選択します(図42-13)。
「問合せの結果」ペイン(図42-14および図42-15)で、問合せで取得するフィールドに値を入力します。フィールドについては、表42-1を参照してください。
表42-1「問合せの結果」に指定する問合せ基準
要素 | 説明 |
---|---|
ファイル名 |
選択したテンプレートに表示する必要がある、指定したリポジトリ内のファイル名を入力します。複数のファイルを取得する場合は、ワイルド・カード文字として |
キーワード |
ドキュメントのコンテンツ内に存在する可能性のある任意の値を入力します。この値には、1つ以上の単語または語句を指定できます。 |
コンテンツ・タイプ |
「すべてのコンテンツ・タイプ」を選択すると、コンテンツ・タイプにかかわりなくコンテンツのアイテムが取得されます。または、Content Serverで定義されたコンテンツ・タイプ・プロファイルまたはSite Studioリージョン・テンプレート定義(第42.1.1項「Site Studio統合の理解」を参照)の名前を選択します。コンテンツ・タイプ・プロファイルでは、特定のコンテンツのタイプ(たとえば、プレス・リリース、ニュース・フラッシュ、イメージなど)を定義しているプロパティを指定します。コンテンツ・タイプのIDC:GlobalProfileは、Content Serverで定義されたデフォルトのコンテンツ・タイプ・プロファイルの名前です。これは、その他のコンテンツ・タイプ・プロファイルが定義されていない場合に適用できます。 |
結果の制限 |
問合せで返されるコンテンツ・アイテムの最大数を指定します。 |
日付 |
「作成」フィールドと「最終更新」フィールドの両方(または、そのいずれか)で、検索するコンテンツ・アイテムが具体的な日付と一致する修飾子(「は次に一致する」)、それ以降の日付と一致する修飾子(「は次より後」)、それ以前の日付と一致する修飾子(「は次より前」)、または2つの日付間で一致する修飾子(「は次の間」)を選択します。2つの日付間で一致する修飾子には、2番目の日付を入力するための別の日付フィールドが追加されます。「日付の選択」アイコンをクリックして日付を選択するか、正しい形式( |
ユーザー |
「作成者」フィールド(アップロードしたユーザー)と、「最終変更者」フィールドに、コンテンツ・アイテムを作成または最終変更したユーザーの名前を入力します。または、「参照」アイコンをクリックして、「ユーザーの検索」ダイアログを開きます。このダイアログでは、ユーザーのリストからの選択や、ユーザー名の検索ができます。アイデンティティ・ストアでユーザーを検索する場合のヒントは、第54.3.4.1項「アイデンティティ・ストアでのユーザーまたはグループの検索」を参照してください。 |
その他の問合せフィルタ |
「コンテンツ・タイプ」が「すべてのコンテンツ・タイプ」に設定されている場合は該当しません。コンテンツ・タイプ・プロファイル(接頭辞がIDC:)を選択している場合は、「追加」アイコンをクリックすると、選択したプロファイルに定義されているすべてのプロパティがリスト表示されます(図42-15)。1つ以上のプロパティを選択して、特定のプロパティ設定でコンテンツ・アイテムを検索するように問合せの範囲を絞り込みます。 |
ソート順序 |
「コンテンツ・タイプ」が「すべてのコンテンツ・タイプ」に設定されている場合は該当しません。コンテンツ・タイプ・プロファイル(接頭辞がIDC:)を選択している場合は、「ソート対象」リストに示されているプロパティに対するソート順序を指定します。 |
「結果のプレビュー」をクリックして、問合せの結果を確認します。
注意: コンテンツ・リポジトリに無効なタイプの構成が含まれていると、「結果のプレビュー」をクリックしてもコンテンツが表示されなくなります。そのかわりに、 |
コンテンツ・プレゼンタを使用すると、複数のコンテンツ・アイテムのリストを作成できます。リストの作成時に使用した順序が、実行時に表示される順序になります。
リストに追加する任意の数のアイテムを参照または検索してから、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートのページにリストを追加する前に、アイテムを削除または並べ替えるには:
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで(第42.3項「コンテンツ・プレゼンタ構成ダイアログの表示」を参照)、「コンテンツの選択」または「コンテンツ」タブをクリックします。
「コンテンツ」ページで、「コンテンツ・ソース」リストを開き、「アイテムのリスト」を選択します(図42-16)。
「表示するアイテムの選択」ペインで(図42-17)、「追加」をクリックして、リストに追加する任意の数のアイテムを参照または検索します。
Spacesアプリケーションが複数のコンテンツ・リポジトリに接続されていると、参照ツリーに表示される現在のユーザーまたは現在のスペースの親フォルダは、プライマリ接続として指定されたリポジトリ内のフォルダになります。接続している別のリポジトリにアクセスするには、リポジトリ名の左側にある「階層の表示」ナビゲーション・アイコンをクリックして、VCR親ノードを表示します。「VCR」をクリックすると、接続しているすべてのコンテンツ・リポジトリが表示されます。
注意: コンテンツ・リポジトリに無効なタイプの構成が含まれていると、「参照」をクリックしてもコンテンツが表示されなくなります。そのかわりに、 |
Spacesアプリケーションが、コンテンツ・プレゼンタを使用したパーソナライズ・コンダクタ・シナリオを実行するように構成されていると、WebCenterパーソナライズ・コンダクタ・シナリオの結果に基づいてコンテンツを選択できるようになります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWebCenter Portalのパーソナライズの管理に関する章を参照してください。特に、WebCenter OPSSトラスト・サービスの構成とコンテンツ・プレゼンタの構成に関する項を参照してください。
パーソナライズ・コンダクタ・シナリオ基準を入力して、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートに表示するコンテンツの選択項目を絞り込むには:
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで(第42.3項「コンテンツ・プレゼンタ構成ダイアログの表示」を参照)、「コンテンツの選択」または「コンテンツ」タブをクリックします。
「コンテンツ」ページで、「コンテンツ・ソース」リストを開き、「シナリオ結果」を選択します(図42-19)。
「シナリオ結果」ペインで、コンテンツ・プレゼンタの使用のターゲットになっているシナリオのリストを確認し、結果を生成するシナリオを選択して、必要なパラメータを入力します(図42-20)。
「結果のプレビュー」をクリックして、選択したシナリオの結果を確認します。
注意: コンテンツ・リポジトリに無効なタイプの構成が含まれていると、「結果のプレビュー」をクリックしてもコンテンツが表示されなくなります。そのかわりに、 シナリオから返される結果をコンテンツ・プレゼンタで使用するには、有効なCMIS問合せが返されている必要があります。これは、コンテンツ・プレゼンタが戻り値を受け取り、その戻り値をコンダクタURLで指定したリポジトリに対して(CMIS問合せとして)実行するためです。この問合せの形式と例の詳細は、Oracle Fusion Middlewareコンテンツ管理RESTサービス開発者ガイドを参照してください。 |
「コンテンツ・プレゼンタ構成」の「コンテンツ」ページで選択したコンテンツの表示テンプレートは、Spacesに付属するデフォルトのテンプレート(表42-2および表42-3を参照)、JDeveloperで組織に合わせて設計したカスタム・テンプレート、またはSite Studioリージョン・テンプレート(第42.1.1項「Site Studio統合の理解」を参照)のいずれかになります。
JDeveloperでカスタム表示テンプレートを作成して、Spacesアプリケーションで使用するためにアップロードする方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のカスタムのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを作成する方法に関する項を参照してください。Site Studioリージョン・テンプレートの作成および使用の詳細は、Oracle Site Studioのドキュメント・ライブラリを参照してください。
デフォルトでは、選択したコンテンツのタイプに基づいて、Spacesが適切な表示テンプレートを選択します。デフォルトのテンプレートは、必要に応じて変更できます。
Spaces管理者は、アプリケーション管理設定の「リソース」ページで、カスタム表示テンプレートを表示、非表示および管理できます。詳細は、第11.4項「リソースの管理」を参照してください。
選択したコンテンツの表示テンプレートを変更するには:
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで(第42.3項「コンテンツ・プレゼンタ構成ダイアログの表示」を参照)、「テンプレートの選択」または「テンプレート」タブをクリックします。
「テンプレート」リストで選択可能なテンプレートは、選択したコンテンツ・アイテムの表示に適しているとコンテンツ・プレゼンタで判断されたものになります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』の選択したコンテンツ・アイテムに応じた表示テンプレートを判断する方法に関する項を参照してください。
「テンプレート」ページで、次の操作を実行します。
「コンテンツ」ページの「コンテンツ・ソース」で、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルを選択した場合は、Site Studioリージョン・テンプレートを「テンプレート」リストから選択し、それ以外の単一のコンテンツ・アイテムを選択した場合は、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを選択します。
選択可能なSite Studioリージョン・テンプレートのリストには、「コンテンツ」ページで選択したSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルの定義と一致するテンプレートのみが含まれます。Site Studioリージョン・テンプレートを識別するには、リスト内のテンプレートにマウス・ポインタを合わせて、Site Studioリージョン・テンプレートを識別するヒントのテキストを表示します。詳細は、第42.1.1項「Site Studio統合の理解」を参照してください。
注意: 第42.9項「コンテンツ・プレゼンタ構成ダイアログでのSite Studioコンテンツの作成または編集」で説明するように、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルを「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで直接作成すると、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの定義と一致するSite Studioリージョン・テンプレートが、作成直後には「テンプレート」リストに表示されないことがあります。この場合、デフォルトのテンプレートを選択して、「保存」をクリックしてください。その後で、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログを開き直すと、Site Studioリージョン・テンプレートが「テンプレート」リストに表示されるようになります。 |
リスト内のコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートには、単一のコンテンツ・アイテム用のデフォルトのテンプレートが含まれています(図42-2)。リストから選択可能なその他の選択項目には、Spacesアプリケーションにアップロードしてあるカスタム表示テンプレートがあります(第11.5.3項「リソースのアップロード」を参照)。カスタムのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートは、JDeveloperで作成します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの作成に関する項を参照してください。
図42-21に、「テンプレート」リストを示します。ここでは、PressReleaseFullDisplayという名前のSite Studioリージョン・テンプレートを選択しています。
「コンテンツ」ページの「コンテンツ・ソース」で、複数のコンテンツ・アイテム(フォルダ内のコンテンツ、問合せ結果、またはアイテムのリスト)を選択した場合は、適切な「テンプレート・カテゴリ」を選択してから(図42-22)、「テンプレート」を選択します(図42-23)。
デフォルトでは、カテゴリは「デフォルトのテンプレート」の1つのみです。これを選択することで、複数のコンテンツ・アイテムに使用できるデフォルトのテンプレートのコレクションを定義します(表42-3を参照)。
リストから選択可能なその他の選択項目には、Spacesアプリケーションにアップロードしてあるカスタム表示テンプレートがあります(第11.5.3項「リソースのアップロード」を参照)。カスタムのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートは、JDeveloperで作成します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの作成に関する項を参照してください。
表42-2 単一のコンテンツ・アイテムを表示するためのデフォルトのテンプレート
単一のコンテンツ・アイテムのテンプレート | ビューID | 説明 |
---|---|---|
|
単一のコンテンツ・アイテムについて、作成日、変更日、作成者のユーザー名、変更者のユーザー名、パス、コメントなどの詳細な情報を表示します。 |
|
|
アイコンとアイテム名による単一の行をリンクとして表示します。この行をクリックすると、アイテムを表示またはダウンロードできます。 |
|
|
単一のコンテンツ・アイテムを、ブラウザで直接表示するか(イメージ、HTML、テキスト)、リンクとして表示します。このリンクをクリックすると関連付けられたファイルをダウンロードできます。 たとえば、選択しているドキュメント・タイプが |
表42-3 複数のコンテンツ・アイテムを表示するためのデフォルトのテンプレート
複数のコンテンツ・アイテムのテンプレート | ビューID | 説明 |
---|---|---|
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複数のコンテンツ・アイテムをアコーディオン形式で表示します。この形式では、各アイテムを開いて詳細を表示できます。 |
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複数のコンテンツ・アイテムを箇条書きリスト形式で表示します。コンテンツ・アイテムのみが表示され、フォルダ・アイテムは表示されません。 |
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複数のコンテンツ・アイテムを箇条書きリスト形式で表示します。リスト内の最初のアイテムを格納しているフォルダの名前を、リストの上部にラベルとして表示します。このテンプレートは、「コンテンツ・ソース」が「フォルダの下のコンテンツ」に設定されている場合に使用して、すべてのアイテムの親フォルダが同じになるようにすることを目的としています。コンテンツ・アイテムのみが表示され、フォルダ・アイテムは表示されません。 |
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複数のコンテンツ・アイテムをカルーセル形式で表示します。この形式では、スライダを左右に移動することでアイテムを参照します。 |
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複数のコンテンツ・アイテムを、大きいアイコンとファイル名によるタイル形式で表示します。 |
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複数のコンテンツ・アイテムを単純なリストで表示します。 |
|
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複数のコンテンツ・アイテムを左側にリスト表示して、選択したアイテムの詳細を左側のパネルに表示します。 |
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複数のコンテンツ・アイテムをソート可能な表に表示します。この表には、ドキュメント名、作成日、および変更日が含まれます。 |
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複数のコンテンツ・アイテムをタブとして表示します。このタブを選択すると、アイテムの詳細を表示できます。 |
選択したコンテンツをページに追加する前に、そのコンテンツのプレビューを表示するには:
「プレビュー」ページに表示されるコンテンツの外観は、選択した表示テンプレートがストレッチ・レイアウトとフロー・レイアウトのどちらを使用しているかに応じて異なります。タスク・フローの最終的なビューはストレッチ・レイアウトとフロー・レイアウトのどちらかを使用するように構成できますが、「プレビュー」ページでは、フロー・レイアウトのみが使用されます。そのため、ストレッチ・レイアウト用に設計されたテンプレートを使用するコンテンツのプレビューは、ストレッチされることなく固定のデフォルト・サイズで表示されます。これは、ストレッチ機能のないフロー・レイアウトでストレッチ可能なコンテンツを表示したときの通常の動作です。ストレッチ可能なコンテンツをフル・サイズにストレッチしてタスク・フローの領域全体に広げるには、タスク・フローの「編集」アイコンをクリックして「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを表示し、Stretch Content
プロパティを選択します(「表示オプション」タブ)。詳細は、第18.6.4項「コンポーネントの表示オプションの使用」を参照してください。
注意: コンテンツ・プレゼンタは、UTF-8以外の文字エンコーディングを使用してエンコードされたファイルに含まれるASCII以外の文字をサポートしていません。これに該当するファイルをユーザーがコンテンツ・プレゼンタでプレビューすると、ASCII以外の文字の表示は文字化けします。 |
「プレビュー」タブで、「Webコンテンツの編集」をクリックすると(図42-24)、HTMLおよびSite Studioのファイルをコンテキスト内で編集できます。詳細は、第42.10項「コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローでのファイルのコンテキスト内作成と編集」を参照してください。
ファイルがワークフロー内にあると、上部にワークフロー通知領域が表示されます。詳細は、第42.11項「ワークフロー内のファイルの承認と却下」を参照してください。
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローに格納されたコンテンツを表示するときには、そのコンテンツからデフォルトのナビゲーション・モデル内のノードへの1つ以上のリンクを追加する必要があるかどうかを検討してください(第12.2.2.1.8項「ナビゲーション・アイテムの表示オプションの設定」を参照)。
実行時に、コンテンツ・プレゼンタにコンテンツを表示すると、エンド・ユーザーはリンクをクリックして、目的のナビゲーション・モデルのノードに移動できます。
次のコンテンツ・アイテムにリンクを作成できます。
MIMEタイプがtext/html
のドキュメント(通常はHTMLファイル)
Site Studioコントリビュータ・データ・ファイル(リッチ・テキスト要素)
Site Studioリージョン・テンプレート
コンテンツ・アイテムからデフォルト・ナビゲーション・モデル内のノードへのリンクを追加するには:
次で説明するように、コンテンツ・アイテムを編集します。
次の構文を使用して、リンクを追加します。
$wcUrl('externalId')
このexternalId
は、Spacesのデフォルト・ナビゲーション・モデルで定義した外部識別子です。
例:
<a target="" href="$wcUrl('NEWCUSTOMERSLINK')">New Customers</a>
コンテンツ・プレゼンタは、Oracle Site Studioと統合すると、Site Studioリージョン・テンプレートまたはカスタムのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、アクセス、編集、および表示が可能になります。詳細は、第42.1.1項「Site Studio統合の理解」を参照してください。
コンテンツ・プレゼンタでのOracle Site Studioコンテンツの表示を最適化するために、次の各項で説明するガイドラインに従ってください。
コンテンツ・プレゼンタを使用して表示するSite Studioのイメージを扱うときには、次のガイドラインを考慮に入れてください。
Content Server内のイメージを共通の場所(ファイル)に保管します。
Site Studioコントリビュータのイメージ・ウィザードを使用して、イメージをWYSIWYG要素に挿入します。
image
タグのsrc
属性に、Content Server内のイメージ・ファイルへの相対リンクを設定します。この属性は、コンテンツ・プレゼンタによって、GET_FILE
サービスを使用するようにレンダリング時に書き換えられます。
パフォーマンスを向上するために、Content ServerからのURLにアーティファクトをキャッシュするためのWebプロキシを使用して、Content Serverでの更新に対する許容期間に基づいて有効期限を設定します。
Apacheのmod_cache
の例:
CacheEnable mem /cs
CacheDefaultExpire 3600 (one hour)
コンテンツ・プレゼンタを使用して表示するSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルのスタイル定義を扱うときには、次のガイドラインを考慮に入れてください。
スタイルをCSSファイルに定義します。
CSSファイルは、Content ServerまたはSpacesアプリケーションのどちらかに保管します。
Content Serverに保管した場合は、ページの<head>
に<link>
を追加します。
スタイルのクラス名をWYSIWYGリージョン要素の定義にロードします。
WYSIWYG要素で、HTMLをフォーマットするCSSを選択します。
パフォーマンスを向上するために、Content ServerからのURLにアーティファクトをキャッシュするためのWebプロキシを使用して、Content Serverでの更新に対する許容期間に基づいて有効期限を設定します。
Apacheのmod_cache
の例:
CacheEnable mem /cs
CacheDefaultExpire 3600 (one hour)
コンテンツ・プレゼンタを使用して表示するSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルのJavaScriptを扱うときには、次のガイドラインを考慮に入れてください。
推奨: SpacesアプリケーションでレンダリングされるWebコンテンツではJavaScriptを使用しないでください。
WebコンテンツでJavaScriptを使用する場合は、次のガイドラインに従ってください。
ページ・テンプレートの<head>
に<link>
を追加します
パフォーマンスを向上するために、Content ServerからのURLにアーティファクトをキャッシュするためのWebプロキシを使用して、Content Serverでの更新に対する許容期間に基づいて有効期限を設定します。
Apacheのmod_cache
の例:
CacheEnable mem /cs
CacheDefaultExpire 3600 (one hour)
コンテンツ・プレゼンタは、Oracle Site Studioと統合すると、Site Studioリージョン・テンプレートまたはカスタムのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、アクセス、編集、および表示が可能になります。詳細は、第42.1.1項「Site Studio統合の理解」を参照してください。
注意: Spacesで、Oracle Site Studioコンテンツをシームレスなインタフェースで作成または編集するには、次の要件の両方が満たされている必要があります。
このように構成していない場合でも、コンテンツ・プレゼンタでSite Studioコンテンツを作成または編集することは可能ですが、作成アクションや編集アクションにより、「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローの外部に新しいブラウザ・ウィンドウ(またはタブ)が開くようになります。 |
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでSite Studioコンテンツを作成または編集するには:
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで(第42.3項「コンテンツ・プレゼンタ構成ダイアログの表示」を参照)、「コンテンツの選択」または「コンテンツ」タブをクリックします。
「コンテンツ・プレゼンタ」で、「Webコンテンツの作成」をクリックします(図42-25)。
ヒント: 「Webコンテンツの作成」ボタンは、「コンテンツ・ソース」フィールドに「単一のコンテンツ・アイテム」が表示されていて、少なくとも1つのContent Serverリポジトリ(11g以降)がSite Studioコンポーネントにインストールされている場合にのみ表示されます。 |
Oracle Site Studioの「リージョン・コンテンツの選択」ペインが開きます(図42-26)。
「リージョン・コンテンツの選択」ペインで、作成または編集するコンテンツの基になるSite Studioリージョン定義を選択します。
注意: Oracle Site Studioコンテンツを作成または編集するには、事前に、少なくとも1つのリージョン定義をSite Studioアプリケーションで作成しておく必要があります。 |
「次」をクリックします。
「コンテンツ・ファイルの選択」ペインが開きます(図42-27)。
「コンテンツ・ファイルの選択」ペインで、次のいずれかを選択します。
ファイル名をメモして、「次へ」をクリックします。
「チェックインの確認」ペインが開きます(図42-30)。
「コンテンツ・ファイルの選択」ペインで、次のいずれかを選択します。
「コンテンツ・アイテムを今すぐ編集」を選択すると、「Site Studio Contributor」エディタが開きます。このエディタでコンテンツ・アイテムを編集できます。詳細は、第42.10.2項「Site Studioファイルのコンテキスト内編集」の「手順4」以降を参照してください。
ファイルに変更を加えない場合は、「編集せずに終了」を選択します。
「終了」をクリックして、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログに戻ります。
Oracle HTTP Server (OHS)を通じてSpacesアプリケーションにアクセスしていて、この項の最初の「注意」で説明したようにwebContextRoot
パラメータが構成してあると、選択したSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルは、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログに自動選択された状態で示されます。
OHSとwebContextRoot
パラメータが構成されていない場合は、この時点で、「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローに表示するSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルを選択します。「コンテンツ」ページで、Site Studioファイルを参照し、そのファイルを選択してから「選択」をクリックします。
「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで、「保存」をクリックします。
コンテキスト内編集とは、実行時に、別ウィンドウでエディタが開くSpacesアプリケーションで、コンテンツを直接編集することです。
適切な権限があれば、エンド・ユーザーは「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローでHTMLとSite Studioコンテンツをコンテキスト内編集できます。
注意: ユーザーは、コンテンツ・プレゼンタのインスタンスに含まれるページを表示および編集するための権限を所持している必要があります。さらに、Content Serverに対する書込み権限を含むロールが割り当てられている必要もあります。詳細は、第23章「セキュリティの理解」および『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWebCenter Portalアプリケーションのセキュリティの管理に関する章を参照してください。 |
次の各項では、コンテキスト内編集を実行する方法について説明します。
適切な権限があれば、エンド・ユーザーは「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローでWikiドキュメントまたはHTMLファイルをコンテキスト内編集できます。
WikiまたはHTMLファイルを「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで編集するには:
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで、ファイル・コンテンツの任意の場所をクリックします。
[Ctrl]、[Shift]、[C]を同時に押して、コンテキスト内編集モードを開始します。Webページの編集可能領域が、点線の境界線で強調表示されます。
コンテキスト内編集モードを開始するキー・シーケンスは、必要に応じて変更できます。第42.10.4項「編集モードのキー・シーケンスの変更」を参照してください。
右上隅にあるドキュメントのクロムで「編集」アイコン(図42-31)をクリックして、「ドキュメント・ビューア」のプレビュー・ペインでファイルを開きます。
ファイルがワークフロー内にある場合は、ワークフロー・コントロールも表示されます(図42-32)。詳細は、第45章「ワークフロー対応コンテンツの使用」を参照してください。
「ドキュメント・ビューア」のプレビュー・ペインで、「編集」アクション(図42-33)をクリックして、ファイルを自動的にチェックアウトし、そのファイルをリッチ・テキスト・エディタ(RTE)で編集用に開きます。
必要な更新を行い、ファイルを保存して閉じます。
変更したファイルは、自動的にチェックインされます。
Spacesアプリケーションの「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで、もう一度[Ctrl]、[Shift]、[C]を同時に押して、コンテキスト内編集モードを終了します。
コンテンツ・プレゼンタは、Oracle Site Studioと統合すると、Site Studioリージョン・テンプレートまたはカスタムのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、アクセス、編集、および表示が可能になります。詳細は、第42.1.1項「Site Studio統合の理解」を参照してください。
適切な権限があれば、エンド・ユーザーは「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローでSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルをコンテキスト内編集できます。
Site Studioファイルを「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで編集するには:
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで、Site Studioファイル・コンテンツの任意の場所をクリックします。
[Ctrl]、[Shift]、[C]を同時に押して、コンテキスト内編集モードを開始します。Webページの編集可能領域が、点線の境界線で強調表示されます。
コンテキスト内編集モードを開始するキー・シーケンスは、必要に応じて変更できます。第42.10.4項「編集モードのキー・シーケンスの変更」を参照してください。
右上隅にあるドキュメントのクロムで「編集」アイコン(図42-34)をクリックして、「Site Studio Contributor」でファイルを開きます。
「Site Studio Contributor」の「データファイル」エディタで、編集するリージョンをクリックします。図42-35を参照してください。
「Site Studio Contributor」でファイルを編集する方法の詳細は、Oracle Site Studioドキュメントを参照してください。
「保存して閉じる」をクリックして、「Site Studio Contributor」のエディタを終了し、Spacesアプリケーションに戻ります。
Spacesアプリケーションの「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで、もう一度[Ctrl]、[Shift]、[C]を同時に押して、コンテキスト内編集モードを終了します。
コンテンツ・プレゼンタは、Oracle Site Studioと統合すると、Site Studioリージョン・テンプレートまたはカスタムのコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、アクセス、編集、および表示が可能になります。詳細は、第42.1.1項「Site Studio統合の理解」を参照してください。
適切な権限があれば、エンド・ユーザーは「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで、コンテキスト内編集時にSite Studioの新しいWebコンテンツを作成できます。
Site Studioファイルのコンテキスト内作成は、第42.9項「コンテンツ・プレゼンタ構成ダイアログでのSite Studioコンテンツの作成または編集」で説明する「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでのSite Studioファイルの作成とは多少異なります。新しいSite Studioファイルをコンテキスト内で作成すると、作成するコンテンツのリージョン定義、ファイルの場所、セキュリティ・グループ、およびコンテンツ・タイプは、「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで選択したコンテンツと同じ内容に制限されます。さらに、リージョン定義は、Site Studioアプリケーションで事前に作成しておく必要があります。
新しいSite Studioファイルを「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで作成するには:
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローで、現在表示されているSite Studioファイル・コンテンツの任意の場所をクリックします。
[Ctrl]、[Shift]、[C]を同時に押して、コンテキスト内編集モードを開始します。Webページの編集可能領域が、点線の境界線で強調表示されます。
コンテキスト内編集モードを開始するキー・シーケンスは、必要に応じて変更できます。第42.10.4項「編集モードのキー・シーケンスの変更」を参照してください。
右上隅にあるドキュメントのクロムで「作成」アイコン(図42-36)をクリックします。
「コンテンツの選択」ウィンドウで、「新規コントリビュータ・データファイル」を選択して、「次へ」をクリックします(図42-37)。
「コンテンツのチェックイン」フォームに入力します。このフォームで、コントリビュータ・データ・ファイルのメタデータを指定して、ファイルをContent Serverにチェックインします。このファイルは、ユーザー(または、別のコントリビュータ)が編集するまでは空のままです。このフォームの入力方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Content Serverユーザーズ・ガイド』のファイルのチェックインに関する項を参照してください。
「チェックインの確認」ウィンドウで、「コンテンツ・アイテムを今すぐ編集」を選択します。
「終了」をクリックします。
「Site Studio Contributor」の「データファイル」エディタが開きます(図42-38)。
ファイルを編集して、「保存して閉じる」をクリックします。
コンテンツ・プレゼンタでSite Studioファイルの編集モードを開始するために使用する、編集モードのキー・シーケンスを変更するには、アプリケーションのadf-config.xml
ファイル内で<key-sequence>
エントリを次のように編集します。
******** Content Contributor Mode adf-config.xml entries *************** <page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config"> <content-contribution> <enabled>true</enabled> <key-sequence>ctrl shift C</key-sequence> </content-contribution> </page-editor-config>
コンテンツ・プレゼンタに表示されるコンテンツ・アイテムは、そのアイテムがワークフロー内にあるときでも表示できます。これには、Site Studioリージョン・テンプレートに表示されるSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルも含まれます。
注意: ワークフロー内のコンテンツ・アイテムがコンテンツ・プレゼンタに表示されるようにするには、そのアイテムをある時点でリリース済のステータスにしておく必要があります。リリース済のステータスになったことのないコンテンツ・アイテムは、コンテンツ・プレゼンタに表示されません。 |
ある時点で、コンテンツ・アイテムがContent Serverでリリース済のステータスになっていた場合、それ以降のコンテンツ・アイテムの改訂版がワークフロー内で保留されていると、コンテンツ・アイテムの承認者は、ページ編集モード(図42-39)またはコンテキスト内編集(コントリビュータ)モードのコンテンツ・プレゼンタを使用して、公開済バージョンとワークフロー内のバージョンの切り替えができるようになります。さらに、ワークフロー内のアイテムを承認または却下するリンクや、アイテムについての追加の詳細(ワークフロー名、実行されたステップ数、実行されたアクション、アクションの日付、アクションを実行したユーザーなど)を表示するリンクを提示することもできます。
コンテンツ・プレゼンタでワークフロー内のファイルを扱う方法の詳細は、第45.3.2項「コンテンツ・プレゼンタのタスク・フローでのワークフロー・ファイルの表示」を参照してください。
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローには関連プロパティがあります。十分な権限があるユーザーは、これらのプロパティに、Composerの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ(図42-40)からアクセスできます。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログへのアクセスの詳細は、第18.6.2項「コンポーネントのプロパティの設定」を参照してください。
次の各項では、「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローのプロパティについての情報と、「パラメータ」タブに表示されるプロパティについて説明します。
注意: コンテンツ・プレゼンタのプロパティは、WebCenter Portal: Frameworkアプリケーションを作成する開発者が、設計時に使用することを目的としています(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のコンテンツのタスク・フローとドキュメント・コンポーネントのポータル・ページへの追加に関する項を参照)。また、パラメータをEL式にバインドする必要のある上級ユーザーを対象としています。「コンポーネント・プロパティ」ダイアログでプロパティ値を変更すると、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログで指定した値は、新しい値で上書きされ、「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでは読取り専用になります。 |
デフォルトのタスク・フロー・コンテンツは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティによって制御されます。このタブに示されるパラメータの説明は、第42.12.2項「コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローのパラメータ」を参照してください。タスク・フローによっては、このタブのパラメータによって、タスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。詳細は、第22章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびUIコンポーネントの結付け」を参照してください。
「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第18.6.4項「コンポーネントの表示オプションの使用」および第18.6.6項「スタイル・プロパティおよびコンテンツ・スタイル・プロパティの使用」を参照してください。
「イベント」タブの内容は、タスク・フローでサポートされているイベントによって異なります。詳細は、第18.6.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。
「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。エディタの使用の詳細および一般的なEL式の説明は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。
注意: 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの汎用の「表示オプション」タブでELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表18-1に掲載されているオプションです。 汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。 |
表42-4では、「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローに固有のパラメータについて説明しています。
表42-4「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
コンテンツのデータ・ソース。この値は、
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|
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各要素の意味は次のとおりです。
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コンテンツのデータ・ソース・タイプ。「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログの「コンテンツ・ソース」の値に相当します。有効な値は、次のとおりです。
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デフォルト: |
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表示テンプレートが、Site Studioリージョン定義テンプレートかどうかを指定します。この値は、Content Server 11g以降でのみ有効です。
Site Studioリージョン・テンプレートの作成および使用の詳細は、第42.1.1項「Site Studio統合の理解」およびOracle Site Studioのドキュメント・ライブラリを参照してください。 |
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このタスク・フロー・インスタンスの一意の識別子。タスク・フロー・インスタンスと、そのインスタンスのカスタマイズ設定およびパーソナライズ設定との関連を維持するために内部で使用されます。この値は編集しないでください。 注意: |
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表示テンプレートのカテゴリID。複数のコンテンツ・アイテムのレンダリング結果で使用します。このIDは、デフォルトの表示テンプレート(表42-3)に対するデフォルトのテンプレート・カテゴリを示すことも、複数のコンテンツ・アイテム用に作成したカスタム・カテゴリを示すこともあります(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの作成に関する項を参照)。 |
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表示テンプレートのビューID。単一のコンテンツ・アイテムのレンダリング結果で使用します。リソース・マネージャで構成したテンプレートのビューIDを入力して、コンテンツ・タイプ、またはカテゴリIDごとのリスト単位のテンプレートを指定します。このIDは、デフォルトの表示テンプレート(表42-2)を示すことも、カスタムの表示テンプレート(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの作成に関する項を参照)を示すこともあります。また、コンテンツがリージョンの場合は、リージョン・テンプレートの |