Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B72923-01 |
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ポータルの構成方法にかかわらず、デフォルトで使用可能なページに加えて新しいページが常に必要になります。WebCenter Portal: Spacesには、ページの作成を単純化するための事前作成された様々なページ・スタイルが用意されています。また、その場でのページ変更や簡単なコンテンツ配置に対応する埋込みページ・エディタも用意されています。
この章では、スペースで独自のページを作成および管理する方法について説明します。内容は次のとおりです。
対象読者
この章は、Basic Services: Edit Page Access, Structure, and Content
というスペースレベルの権限を持つユーザーを対象としています。通常、この権限を持つユーザーには、ページの作成および編集、ページ・プロパティの変更、ページ・コンテンツの追加、およびスペースからのページの削除の各タスクが割り当てられます。
Spacesアプリケーションでは、ポータルの要件に合せた様々なページ・タイプが提供されています。システム・ページなどの一部のページはシードされています。これらには、「ログイン」ページ、「自己登録」ページなど、カスタマイズ可能で実用的な一連のページが用意されています。また、WebCenter Portal: Spacesで提供されるサービスには、「ドキュメント」ページなど、各サービスに対してユーザー・インタフェースを提供する、関連付けられたシステム・ページが存在します。システム・ページは、関連する入力フィールドおよびボイラープレート・テキストを使用して事前に移入されています(システム・ページの詳細は、第7.3項「システム・ページの使用」を参照してください)。
もう1つのページ・タイプであるビジネス・ロール・ページは、販売担当者、経理担当者、マーケティング・アソシエイトなどの特定のビジネス・ロールに関連する情報を使用して移入し、該当するロールを割り当てられたすべてのユーザーのホーム・スペース・ビューにプッシュできます(ビジネス・ロール・ページの詳細は、第7.1項「ビジネス・ロール・ページの使用」を参照してください)。
個人用ページは、ユーザーがホーム・スペースのビューにユーザー自身のために作成するページです(個人用ページの詳細は、第32.4項「ホーム・スペースのページの使用」を参照してください)。
この章は、ポータルのナレッジ・ベースに役立つように設計されたページに関する情報について説明します。これらのページは、シード済ページ(システム・ページ、ビジネス・ロール・ページなど)より柔軟性に優れているため、そのコンテンツおよび可用性をより適切に制御できます。これらのページへのユーザー・アクセスを制御し、そのプロパティを変更することも可能です。
Spacesアプリケーションには様々なページ・レイアウト(スタイルと呼ばれる)も用意されており、それらを使用して、各種レイアウトで異なる種類のページを作成できます。ページ・スタイルは、Webコンテンツのみ、Wikiのみ、ブログのみなど、ページに追加できるコンテンツの種類を制限する場合があります。また、ページ・スタイルは、ページ上の列数およびコンテンツ領域を定義するレイアウト情報を提供しています。レイアウトは、初期状態ではページの作成時に選択したスタイルによって決定されます。ほとんどのページ・スタイルでは、ページ・パラメータまたはページ・レイアウト・ツール(「タブの追加」アイコン、ボックスの追加アイコンなど)を使用してレイアウトを再構築できる機能でページを生成します。「Webページ」ページ・スタイルと「Wiki」ページ・スタイルはこの例外となります。デフォルトの「Wiki」ページ・スタイルではパラメータもページ・レイアウト・ツールも提供されません。デフォルトの「Webページ」スタイルでは、ページ・レイアウト・パラメータは提供されませんが、編集ページ・モードにページ・レイアウト・ツールが組み込まれています。ページ・スタイルの詳細は、第15章「ページ・スタイルの使用」を参照してください。
ページ・スタイルを介して使用可能な事前シード済のレイアウトに加えて、リソース・カタログを介して使用可能なコンポーネントを使用して独自のレイアウトを作成することもできます。この章では、そのプロセスの概要を示します。
スペースでページを作成する権限(表54-2「スペース権限 - 単純な権限モデル」を参照)が付与されている場合は、スペースにページを追加できます。作成したページは、本人およびアクセス権を付与したユーザーによって表示できます(第17.7項「ページへのユーザー・アクセスの制御」を参照)。
「ページの作成」をクリックします。
ヒント: 「ページの作成」リンクの場所は、使用するページ・テンプレートによって異なります。たとえば、サイド・ナビゲーション・テンプレートでは、「アクション」メニューを使用してここにアクセスできます。また、「ページのパーソナライズ」ページで見つかる場合もあります。 |
Spacesでは、次のいずれかを実行します。
「ページの作成」ダイアログを開きます(図17-1)。
「ページ・デフォルトの設定」ダイアログで指定されている場合は、ただちにデフォルトのスタイルを使用して新規ページを作成します(ホーム・スペースの個人用ページについては、第32.5項「個人用ページのページ作成デフォルトの設定」を、スペース内のすべてのページのスペース・モデレータの設定については、第53.7.1項「スペース内のページのページ作成デフォルトの設定」を参照してください)。
注意: アプリケーション管理者は、「ページの作成」ダイアログに表示されるオプションを制御できます。したがって、表示が図17-1に示されるものとは異なる場合があります。詳細は、第15.4.1項「「作成」ダイアログでのページ・スタイルの表示および非表示」を参照してください。また、アプリケーション管理者は、カスタム・ページ・スタイルの属性を設定して、そのスタイルに基づいて新しく作成されたページをページ編集モードで開くのか、またはページ・ビュー・モードで開くのかを決定できます。詳細は、第15.4.2項「カスタム・ページ・スタイルのプロパティの設定」を参照してください。 |
「ページの作成」ダイアログが開いたら、ページの名前を入力します。
注意: Wikiページの名前を付ける場合は、次の文字は使用できません。 \ / : [ ] * ' " | ? 英数字、スペースおよびピリオド(.)は使用できます。 |
ページ構造を定義するためのページ・スタイルを選択します。
シード済ページ・スタイルの詳細は、第15.1項「ページ・スタイルの基本」を参照してください。ただし、アプリケーション管理者が追加のカスタム・ページ・スタイルを指定したり、ページ・スタイルを短いリストに制限する場合があることに注意してください。
「作成」をクリックします。
新しいページがページ編集モード(コンポーザ)で開きます。ここでは、コンテンツを追加してから、ページの「保存」および「閉じる」を実行します。
ページ管理権限を持つスペース・モデレータおよびメンバー(表54-2「スペース権限 - 単純な権限モデル」を参照)は、スペースの管理設定内にある「ページ」ページでスペース内のすべてのページを管理できます。詳細は、第53.7項「スペース・ページの管理」を参照してください。
ページを所有するか、ページの管理権限がある場合は、ページ上でアクセス権限の編集、削除または設定ができますが、これらのアクションは、パーソナライズされたビューだけではなくページ自体を変更するため、その実行によってスペース内のすべてのメンバーに影響を及ぼすことに注意してください。ページの再順序付けまたは表示および非表示などのアクションは、スペースの個人用ビューにのみ反映されます。
所有するページまたは管理権限を持つページを管理するには、次の手順を実行します。
スペースで、「ページのパーソナライズ」ページ(図17-2)を表示します。
ヒント: このページへのアクセス方法は、使用するページ・テンプレートによって異なります。たとえば、「アクション」 |
「ページのパーソナライズ」ページで、ページを選択し、そのページの「アクション」メニュー(図17-3)で使用可能な次のアクションのいずれかを選択します。
ページの編集。所有するか、編集権限を持つページをページ・エディタ(コンポーザ)で開きます。第17.4項「ページの編集」を参照してください。
レイアウトのリセット。選択したページからユーザー・カスタマイズをすべて削除します。このアクションでは、タスク・フローの再配置、サイズ変更または縮小などの個人用変更をページのビューのみにおいて削除します。第51.11.5項「ページからのすべてのユーザー・カスタマイズ内容の削除」を参照してください。
ページのコピー。ページの個人用のコピーを作成します。第17.5項「ページのコピー」を参照してください。
ページ名の変更。所有するか、管理権限を持つページの名前を変更します。第17.6項「ページ名の変更」を参照してください。
ページのアクセス権限の設定。ユーザー名またはロールごとにページへのアクセス権限の追加または削除を行います。第17.7項「ページへのユーザー・アクセスの制御」を参照してください。
ページの削除。所有するか、管理権限を持つページを削除します。第17.8項「ページの削除」を参照してください。
ホーム・スペースへの追加。ホーム・スペースの個人用ビューにページを追加します。第17.9項「ホーム・スペースのビューでのスペース・ページの公開」を参照してください。
メールを送信。所有するか、管理権限を持つページへのリンクを送信します。第17.10項「ページへのリンクを含むメールの送信」を参照してください。
このページの情報。ページに関する情報を表示します。第17.11項「ページに関する情報の表示」を参照してください。
ページを編集すると、コンテンツの追加または削除や、コンテンツおよびページ自体のプロパティの設定、さらにページにアクセス可能なすべてのユーザーのビューに影響を与える追加カスタマイズを実行できます。
ホーム・スペースまたはスペースの設計方法によっては、ページの「アクション」メニューまたは「ページのパーソナライズ」ページのページの横にある「アクション」メニューからページ編集モードに入ることができます。あるいは、ページに使用されるページ・テンプレートに「ページの編集」リンクが用意されている場合もあります。
ページを編集するには、次の手順を実行します。
編集モードでページを開きます。
必要に応じてページを編集します。
「保存」および「閉じる」をクリックして、変更を保存し、ページ編集モードを終了します。
ページをコピーすると、元のページのコンテンツもすべてコピーされます。コピーは、予定した調整をすぐに開始できるよう、ページ編集モード(コンポーザ)で開きます。
コピーには、元のページのアクセス設定は含まれないことに注意してください。コピーには、新規ページと同様にアクセス権を設定する必要があります(第17.7項「ページへのユーザー・アクセスの制御」を参照)。
独自の目的でスペース内のページをコピーするには、次の手順を実行します。
スペースで、「ページのパーソナライズ」ページを表示します。
ヒント: このページへのアクセス方法は、使用するページ・テンプレートによって異なります。たとえば、「アクション」 |
「ページのパーソナライズ」ページで、そのページの「アクション」アイコンをクリックして「ページのコピー」を選択し、「ページのコピー」ダイアログを開きます。
「ページ名」フィールドにページ・コピーの名前を入力し、「OK」をクリックします。
コピーされたページがページ編集モード(コンポーザ)で開きます。
必要に応じてコピーを編集してから、「保存」および「閉じる」をクリックしてコンポーザを終了します。
新規ページは、他のユーザーが使用できるようにしないかぎり、本人のみが使用できます(第17.7項「ページへのユーザー・アクセスの制御」を参照)。
ページを所有するか、ページの管理権限を持つ場合は、ページ名を変更できます。ただし、ページ名の変更は、このアクションにより自分のビューのみではなくページ自体が変更されるため、スペース内のすべてのメンバーに影響を及ぼす点に注意してください。
ページ名を変更すると、古い名前を使用するプリティURLはすべて破損します。また、「お知らせ」ページ、「リスト」ページ、「イベント」ページなど、システム・ページの名前は変更できません。
所有するか、管理権限を持つページの名前を変更するには、次の手順を実行します。
スペースで、「ページのパーソナライズ」ページを表示します。
ヒント: このページへのアクセス方法は、使用するページ・テンプレートによって異なります。たとえば、「アクション」 |
「ページのパーソナライズ」ページで、そのページの「アクション」アイコンをクリックして「ページ名の変更」を選択し、「ページ名の変更」ダイアログを開きます。
ページの新しい名前を入力して、「保存」アイコンをクリックします。
デフォルトでは、スペースで作成したページはすべてのスペース・メンバーに表示できます。ホーム・スペースでは、作成した個人用ページは、本人およびSpaces管理者のみがアクセスできます。ページ・アクセスの設定を使用すると、他のユーザーが、自分のスペース・ページや個人用ページを表示および使用したり、そのアクセス権を削除できるようになります。
いずれかの個人用ページへのアクセス権を他のユーザーに付与したら、そのユーザーは自らのビューに意図的にそのページを表示することが必要です。共有ページはログイン時に自動表示されないため、ユーザーはセッションごとにこの手順を実行する必要があります。
この項では、自らが所有するか、または管理権限を持つページに対して、スペース・メンバーや他のユーザーが所有するアクセス権を制御する手順について説明します。各種ページ・タイプにおけるセキュリティの設定の詳細は、次の項を参照してください。
第7.1.4項「ビジネス・ロール・ページの対象読者の指定」(アプリケーション・レベル)
第7.2.3項「個人用ページのアクセス権限の変更」(アプリケーション管理者レベル)
第53.7.8項「スペース内のページのアクセス権限の変更」(スペース・レベル)
ページに対してスペース・メンバーおよび他のユーザーが所有するアクセス権を制御するには、次の手順を実行します。
スペースまたはホーム・スペースで、「ページのパーソナライズ」ページを表示します。
ヒント: このページへのアクセス方法は、使用するページ・テンプレートによって異なります。たとえば、「アクション」 |
「ページのパーソナライズ」ページで、そのページの「アクション」アイコンをクリックして「ページのアクセス権限の設定」を選択し、「ページのアクセス権限の設定」ダイアログ(図17-4および図17-5)を開きます。
スペース内のページの場合は、「アクセス方法」を選択します。
スペースに設定した権限からページがアクセス設定を継承するように指定するには、「アプリケーション権限の使用」を選択し、「OK」をクリックして、変更を保存し、ダイアログを終了します。
現在のページにカスタム・アクセスを設定するには、「カスタム・アクセス設定の使用」を選択して次の手順を続行します。
ページ・アクセス権限をすべての認証済ユーザー(つまり、Spacesにログインするユーザー)に付与するには、「認証済アクセス権限の追加」をクリックします。
ページへのデフォルトの「読取り」アクセス権を持つ「ロールまたはユーザー」にauthenticated-role
ロールが追加されます。
ページ・アクセス権限をすべてのパブリック・ユーザー(つまり、Spacesにログインしていないユーザー)に付与するには、「パブリック・アクセス権限の追加」をクリックします。
ページへのデフォルトの「読取り」アクセス権を持つ「ロールまたはユーザー」にanonymous-role
ロールが追加されます(図17-6)。
注意:
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選択したユーザー、グループおよびアプリケーション・ロールにページ・アクセス権限を付与するには、「アクセス権限の追加」をクリックして、「アクセス権限の追加」ダイアログ(図17-7)を開きます。
「検索」フィールドに、検索用語や、アクセスを可能にするユーザー、グループまたはロールの名前を入力して、「検索」アイコンをクリックします。アイデンティティ・ストアでユーザーやグループを検索する場合のヒントは、第54.3.4.1項「アイデンティティ・ストアでのユーザーまたはグループの検索」を参照してください。
注意: スペース内のページの「アクセス権限の追加」ダイアログでは、デフォルト・ロールの スペース・ロールの詳細は、第54.2項「スペースのロールと権限の管理」を参照してください。 |
該当する行をクリックし、ユーザー、グループまたはロールを選択します。
注意: ユーザー名を選択すると、設定する権限は特定のユーザーに付与されます。グループ・ロールまたはアプリケーション・ロールを選択すると、設定する権限は、そのグループのメンバーであるすべてのユーザーまたはそのロールが割り当てられているすべてのユーザーに付与されます。 |
複数の選択を行うには、次を実行します。
[Ctrl]キーを押しながらクリックして複数の行を選択します。
[Shift]キーを押しながらクリックして行の範囲を選択します。
「選択」をクリックして「アクセス権限の追加」ダイアログを閉じ、「ページのアクセス権限の設定」ダイアログに選択したユーザー、グループまたはロールを移入します(図17-8)。
「ページのアクセス権限の設定」ダイアログで、各ユーザー、グループまたはロールの必要に応じて「ページのアクセス権限」を設定します(表17-1)。
表17-1 「ページのアクセス権限の設定」ダイアログのページのアクセス権限
アイコン | ページのアクセス権限 | ロール、グループ、またはユーザーの権限 |
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ページの表示 |
ページにアクセスして表示しますが、そのページでその他のアクションは実行できません。 |
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ページの編集 |
コンポーザを使用してページを編集します。これには、コンテンツの追加、再配置および削除や、ページ名の変更、ページ・スキームなどのページ・プロパティの変更が含まれます。 |
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ページの削除 |
ページを削除します。 |
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すべてのページ・アクションの実行 |
ページに対してすべてのアクションを実行します。 |
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ページのパーソナライズ |
タスク・フローにパーソナライズ設定が含まれている場合は、ページ・コンテンツを再配置し、ページ上で独自のタスク・フローのビューをパーソナライズします。 |
ヒント: デフォルトでは、「ページのアクセス権限の設定」ダイアログに追加したすべての認証済ユーザーおよびユーザー・ロールにページ・ビューのアクセス権限が付与されます。その他のアクセス権限は、明示的に付与する必要があります。 |
ユーザー・ロールのページへのアクセス権限を削除する場合は、ページのアクセス権限を取り消すユーザーまたはロールを選択して、「アクセス権限の削除」(図17-9)をクリックします。
「OK」をクリックして、変更を保存し、「ページのアクセス権限の設定」ダイアログを閉じます。
ページを所有するか、ページの管理権限を持つ場合は、ページを削除できます。ただし、ページの削除は、スペースのすべてのユーザーに影響を及ぼす点に注意する必要があります。
所有するか、管理権限を持つページを削除するには、次の手順を実行します。
スペースで、「ページのパーソナライズ」ページを表示します。
ヒント: このページへのアクセス方法は、使用するページ・テンプレートによって異なります。たとえば、「アクション」 |
「ページのパーソナライズ」ページで、そのページの「アクション」アイコンをクリックして「ページの削除」を選択し、「ページの削除」ダイアログを表示します。
ページの削除を確認して、「削除」をクリックします。
スペース・ページを使用可能にすることで、これをページ上の権限に応じてホーム・スペースのビューから表示および変更することができます。スペース名はページ名の先頭に付加されるため、FinanceスペースのSales Resultsページは、ホーム・スペースのビューでFinance - Sales Resultsと表示されます。
注意: 「イベント」、「リスト」、「お知らせ」など、スペースで公開されるシステム・ページは、ホーム・スペースで公開することはできません。 |
このようなページをホーム・スペースのビューから削除しても、その元のスペースには残ります。つまり、単にそのような削除を行っても、それはホーム・スペースのビューからの削除であり、実際のページの削除ではありません。ページをその親スペースから削除すると、これはホーム・スペースのビューで使用できなくなります。ビューから消去するには、「ページのパーソナライズ」ページでページ・リストをリフレッシュする必要があります。
ホーム・スペースのパーソナライズされたビューで自分に対してのみ表示可能なスペース・ページをホーム・スペース内のページのリストに追加するには、次の手順を実行します。
スペースで、「ページのパーソナライズ」ページを表示します。
ヒント: このページへのアクセス方法は、使用するページ・テンプレートによって異なります。たとえば、「アクション」 |
「ページのパーソナライズ」ページで、そのページの「アクション」アイコンをクリックして、「ホーム・スペースへの追加」を選択します。
ホーム・スペースのビューにスペース・ページを追加した場合、そのページの範囲はスペースの範囲のままとなります。
ページを所有するか、ページ上で管理権限を持つ場合は、他のスペース・メンバーにページへのリンクを送信できます。
他のスペース・メンバーにページへのリンクを移入したメールを送信するには、次の手順を実行します。
スペースで、「ページのパーソナライズ」ページを表示します。
ヒント: このページへのアクセス方法は、使用するページ・テンプレートによって異なります。たとえば、「アクション」 |
「ページのパーソナライズ」ページで、そのページの「アクション」アイコンをクリックし、「メールを送信」を選択すると、メール・アプリケーションの作成ウィンドウが開いて、ページのURLリンクが表示されます。
WebCenter Personalizationでは、現在のユーザーに、ページ・コンテンツおよびテンプレートを調整する手段を提供します。パーソナライズ関連の式言語(EL)式を使用して、ターゲット・コンテンツを表示したり、現在のユーザーに基づいてページ・テンプレートを選択および適用することによってコンテンツを表示する方法を形成できます。たとえば、あるユーザー・ロールがテンプレートAを使用してページを表示する一方で、別のユーザー・ロールは同じページをテンプレートBを使用して表示します。
ユーザーが表示するコンテンツを決定できるユーザー・コンテキストおよびアプリケーション・コンテキストには様々な種類があります。たとえば、コンテンツは、ページ階層セキュリティなどのセキュリティ・メカニズムを使用してロールごとに制限できます。コンテンツは、ユーザー・プロファイルの値、セッション情報など、より動的なユーザーおよびアプリケーション・コンテキストに基づいてターゲットを指定できます。
パーソナライズELを使用する場合は、パーソナライズ・コンダクタ・シナリオからELによって取り込まれているユーザーまたはアプリケーション・コンテキストに基づいて表示されるコンテンツをパーソナライズします。パーソナライズ・コンダクタの場合は、プロバイダ・ソース、つまりコンテンツ・サーバーなどのコンテンツ・リポジトリから実際のコンテンツまたはページ・テンプレートを動的に取り込みます。
WebCenter Portal: Spacesのパーソナライズの詳細は、第9章「WebCenter Portalのパーソナライズの使用」を参照してください。
パーソナライズ・コンダクタに関連するELは、第B.4.11項「パーソナライズ・コンダクタに関連したEL式」にまとめられています。パーソナライズ・コンダクタの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』の「WebCenter Portalアプリケーションのパーソナライズ」の章を参照してください。