| Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B72923-01 |
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「最近のアクティビティ・サービス」では、Spacesアプリケーション内での最近のアクティビティを追跡します。たとえば、「最近のアクティビティ」タスク・フローでは、アプリケーション・ページ、ドキュメント、ディスカッション・フォーラム、リストなどに対して管理者やユーザーが行った変更を追跡します(図71-1)。
この章では、「最近のアクティビティ」サービスについて説明します。内容は次のとおりです。
対象読者
この章は、最近のアクティビティ・サービスを理解し、機能を使用する必要があるユーザーを対象としています。
Spaces管理者には、特定のサービスのタスク・フローを表示または非表示にする権限があります。この章で説明する各タスクは、関連するサービスが非表示の場合には使用できません。
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注意: シード・ユーザー・ロールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』を参照してください。 |
「最近のアクティビティ・サービス」では、「最近のアクティビティ」タスク・フローが提供されています。これは、ご使用のアプリケーションに対する追加および変更へリンクしています(図71-2)。
追跡される変更には、ページ、ドキュメント、ディスカッション・フォーラム、リスト(Spacesのみ)、イベントへの追加または更新が含まれます。
「最近のアクティビティ」リストには、指定されたサービスについて25（デフォルト）の最新アクティビティが表示されます。25よりも多くのアクティビティがあったときは、より最近の25個が「最近のアクティビティ」リストに表示されます。デフォルトの値は、ご使用のアプリケーションの管理者によって変更されることがあるため、制限値は25より多いことも少ないこともあります。
最近のアクティビティに表示される情報のレベルは、リストが配置されるコンテキストによって異なります。たとえばFrameworkアプリケーションの場合、変更は、アプリケーション全体で適用可能なすべてのサービスで追跡されます。
たとえばスペース・ページの場合、「最近のアクティビティ」リストには、そのスペースでの変更が一覧表示されます。個人用スペースでは、「最近のアクティビティ」タスク・フローではスペースが指定されている必要があります(第71.3項「「最近のアクティビティ」タスク・フロー・プロパティの設定」を参照)。最近のアクティビティには、指定されたスペースでの変更が一覧表示されます。
「最近のアクティビティ」リストを使用すると、新規コンテンツまたは更新されたコンテンツにアクセスすることができます。「最近のアクティビティ」リストには、新規コンテンツおよび更新されたコンテンツがリンクとして表示され、クリックするだけで、そのコンテンツに直接移動することができます。
「最近のアクティビティ」タスク・フローでは、大部分の機能が自動化されています。他のWebCenter Portalサービスでの最近のアクティビティが自動で検出され、結果がレポートされます。
ただし若干ですが、最近のアクティビティを対象として実行する必要があるアクションがあります。たとえば、最近のアクティビティの表示をパーソナライズし、変更されたアイテムにアクセスして、最新の変更でタスク・フローを更新するように表示をリフレッシュすることができます。この項では、これらの方法について説明します。内容は次のとおりです。
WebCenter Portal: Spacesでは、Spacesユーザーがページに追加できるコンポーネントおよびコネクションを公開するリッチ・リソース・カタログを提供します。リソース・カタログを使用すると、ページ・テンプレート、ナビゲーション・モデル、ページ、タスク・フローなどのリソースを移入できます。
Spaces管理者またはスペース・モデレータは、ユーザーがページにタスク・フローを追加し、最近のアクティビティを追跡するためにそれを使用できるように、カスタム・リソース・カタログで「最近のアクティビティ」タスク・フローを使用可能にすることができます。
「最近のアクティビティ」タスク・フローがカスタム・リソース・カタログで使用できるようにするには、次の手順を実行します。
リソース・カタログを作成するか、既存のリソース・カタログのコピーを作成します。リソース・カタログを作成するには、その他のリソースと同じ手順に従います。空白のリソース・カタログの作成の詳細は、第11.2項「リソースの作成」を参照してください。既存のリソース・カタログのコピーの詳細は、第11.4.1項「リソースのコピー」を参照してください。
「最近のアクティビティ」タスク・フローをリソース・カタログに追加するには、「リソース」ページで、新規に作成されたリソース・カタログを選択します。
「編集」メニューから「編集」を選択します。
フォルダの作成(第16.3.1.1項「フォルダの作成」を参照)が完了していて、特定のフォルダ内にリソースを追加する場合は、「編集」ダイアログでフォルダを選択します。
「編集」ダイアログで、「追加」、「ライブラリから追加」を選択します。
「リソース・カタログ・アイテムの追加」ダイアログで、左側の「タスク・フロー」をクリックします。
右側のリストから、「最近のアクティビティ」を選択します(図71-3)。
「追加」をクリックします。
「最近のアクティビティ」タスク・フローがリソース・カタログに表示されます。
「OK」をクリックして、リソース・カタログの「編集」ダイアログを閉じます。
新しいカタログをデフォルトのカタログとして使用するようにアプリケーションまたはスペースを構成します。詳細は、第16.10項「アプリケーションでのリソース・カタログの構成」を参照してください。
「最近のアクティビティ」タスク・フローをページに追加するには、リソース・カタログを使用して「最近のアクティビティ」を追加する必要があります(図71-5)。
ページに「最近のアクティビティ」タスク・フローを追加する手順は、リソース・カタログからコンポーネントを追加するのと同じです。一般的な手順は、第18.5項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。
「最近のアクティビティ」タスク・フローでは、他のサービスへの変更および追加を表示する期間を指定できます。この期間オプションは、「最近のアクティビティ」タスク・フロー・ツールバーの「表示」メニューに表示されます(図71-6)。
「表示」メニューからオプションを選択すると、選択した期間の最近のアクティビティが表示されます。選択した期間がそのタスク・フロー・インスタンスにのみ適用されます。ページに1つ以上の「最近のアクティビティ」タスク・フロー・インスタンスがある場合、各タスク・フロー・インスタンスの異なる範囲からアクティビティを表示できます。
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ヒント: アプリケーションのプリファレンスにユーザー自身のローカル・タイムゾーンが反映されていることを確認してください。Spacesアプリケーションのタイムゾーン・プリファレンスにアクセスするには、アプリケーション上部の「プリファレンス」リンクをクリックした後、「一般」を選択します。詳細は、第38.3項「時刻と日付のプリファレンスの設定」を参照してください。 |
「表示」メニューには、デフォルトで次のオプションがあります。
今日: タスク・フローには、午前0時から現在までに発生したすべてのアクティビティが表示されます。
昨日から: タスク・フローには、昨日の午前0時から現在までに発生したすべてのアクティビティが表示されます。
過去7日間: タスク・フローには、過去7日間に発生したすべてのアクティビティが表示されます。
過去30日間: タスク・フローには、過去30日間に発生したすべてのアクティビティが表示されます。
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注意: これらのオプションは、デフォルトの設定に基づいて説明しています。上級ユーザーは、必要に応じてかわりの定義を設定できます。詳細は、第71.3項「「最近のアクティビティ」タスク・フロー・プロパティの設定」を参照してください。 |
「最近のアクティビティ」タスク・フローでは、各サービスに指定されているノードにレポートされる様々なサービスが分類されています(図71-7)。
ノードを開いてリンクをクリックし、変更されたアイテムに直接アクセスします(図71-8)。
リンク・アイテムのターゲットは、動的に生成されたページ(Spacesアプリケーションで動的に生成された最上位のタブ)に表示されます。リンク・ターゲットは、その親サービスに従って表示されます。たとえば、「ディスカッション」サービスのリンクをクリックすると、フォーラムまたはフォーラム内の特定のトピックにアクセスし、「リスト」サービスのリンクをクリックすると、更新されたリストのリストまたはある特定の更新リストにアクセスし、イベントをクリックするとイベントの詳細が表示される、などです。
「リフレッシュ」アイコンをクリックすると、「最近のアクティビティ」タスク・フローの自動リフレッシュを待つことなく、いつでもタスク・フローをリフレッシュすることができます(図71-9)。
タスク・フローが更新され、更新された各サービスの横にあるカッコ内に表示される値の増加によって、最近変更されたアイテムの数がわかります。
ページに「最近のアクティビティ」タスク・フローを追加する手順は、第18.5項「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。
「最近のアクティビティ」タスク・フローには、関連付けられているプロパティがあります。十分な権限を持つユーザーは、Oracle WebCenter PortalのComposerの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからこれらのプロパティにアクセスできます(図71-10)。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログへのアクセスの詳細は、第18.6.2項「コンポーネントのプロパティの設定」を参照してください。
次の各項では、「最近のアクティビティ」タスク・フローのプロパティと、「パラメータ」タブのプロパティについて説明します。
デフォルトのタスク・フロー・コンテンツは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティによって制御されます。このタブのパラメータの詳細は、第71.3.2項「「最近のアクティビティ」タスク・フローのパラメータ」を参照してください。タスク・フローによっては、このタブのパラメータによって、タスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。これらのプロパティは、そのタスク・フローのタイプに固有のものです。詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。ページとコンポーネントの結付けの詳細は、第22章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびUIコンポーネントの結付け」を参照してください。
「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第18.6.6項「「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」プロパティの使用」を参照してください。
「イベント」タブの内容は、タスク・フローでサポートされているイベントによって異なります。詳細は、第18.6.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。
「子コンポーネント」タブには、現在のコンポーネントに含まれているすべてのコンポーネントが表示されます。このタブには、子コンポーネントを並べ替えたり、表示/非表示を切り替えるためのコントロールが用意されています。すべてのコンポーネントに子コンポーネントがあるわけではありません。そのため、このタブに何も表示されない場合もあります。詳細は、第18.6.5項「子コンポーネントの使用」を参照してください。
「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。エディタの使用の詳細および一般的なEL式の説明は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。
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注意: 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「表示オプション」タブで汎用の表示オプションについてELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表18-1に掲載されているオプションです。 汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。 |
表71-1では、「最近のアクティビティ」タスク・フローに固有のパラメータを説明しています。
表71-1 「最近のアクティビティ」タスク・フローのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
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Spacesでのみ使用できます。タスク・フローがFrameworkアプリケーションのページにある場合はこのフィールドを空のままにします。 最近のアクティビティを表示するスペースを指定する場合にこのパラメータを使用します。個人用スペース・ページでは、これを使用して表示されるアクティビティを絞り込みます。アプリケーション全体のアクティビティを追跡する(デフォルトの動作)のではなく、たとえば特定のスペースの表示名のConstantの値を設定することができます。 スペース・ページでは、このパラメータを使用して他のスペースの最近のアクティビティを表示したり、すべてのスペースの最近のアクティビティを表示します。 有効な値は、次のとおりです。
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デフォルトで、「最近のアクティビティ」の「表示」メニューの 有効な値は、次のとおりです。
次に例を示します。
Constant: TODAY (Displays all activity since midnight)
Constant: 2880 (Displays all activity within the last 2880 minutes. This is displayed as Last 2 Days on the Show menu.)
EL Expression: ${myAppBean.timePeriod} (Displays based on the value from the given Bean property "timePeriod")
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デフォルトで、「最近のアクティビティ」の「表示」メニューの 有効な値は、次のとおりです。
次に例を示します。
Constant: TODAY (Displays all activity since midnight)
Constant: 2880 (Displays all activity within the last 2880 minutes. This is displayed as Last 2 Days on the Show menu.)
EL Expression: ${myAppBean.timePeriod} (Displays based on the value from the given Bean property "timePeriod")
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デフォルトで、「最近のアクティビティ」の「表示」メニューの 有効な値は、次のとおりです。
次に例を示します。
Constant: TODAY (Displays all activity since midnight)
Constant: 2880 (Displays all activity within the last 2880 minutes. This is displayed as Last 2 Days on the Show menu.)
EL Expression: ${myAppBean.timePeriod} (Displays based on the value from the given Bean property "timePeriod")
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デフォルトで、「最近のアクティビティ」の「表示」メニューの 有効な値は、次のとおりです。
次に例を示します。
Constant: TODAY (Displays all activity since midnight)
Constant: 2880 (Displays all activity within the last 2880 minutes. This is displayed as Last 2 Days on the Show menu.)
EL Expression: ${myAppBean.timePeriod} (Displays based on the value from the given Bean property "timePeriod")
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